JP4283023B2 - 車両用後方確認ミラー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車等の車両のドアに取付けられる車両用後方確認ミラーの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両には、後方確認ミラーをフェンダーやドアに設けることがあるが、これが例えば車両のドアに設けられるドアミラーである場合において、ミラーの姿勢(向き、傾斜状態)の調整が自由にできるようにして、確認範囲を自由に設定できるようにしている。このようなものにおいて、ミラー体の姿勢調整を車両内の操作スイッチにより自由に行うことができるように、ミラー体の背面に電動姿勢調整装置を設けたものが知られている。
一方、ドアミラーは、車両の両側部に、左右一対のものが設けられるものであるが、これら一対のドアミラーは、運転者席に搭乗した運転者が、車両の両側部から後方を視認できるよう、ミラー体が予め設定される所定角度で傾斜する傾斜姿勢となって配設されており、電動姿勢調整装置による微調整で運転者が最も視認しやすい傾斜姿勢とするようにしている。因みに、図9に示すように、運転席側のドアミラーは、例えば車両の進行方向を向く中心線Mに直交する方向を基準としてミラー体が17、5度(17.5°であって、ドアとミラー体とのあいだの角度が72.5°)の角度を存する傾斜姿勢、助手席側のドアミラーは、車両の中心線Mに直交する方向を基準としてミラー体が29.0度(29.0°であって、ドアとミラー体とのあいだの角度が61.0°)の角度を存する傾斜姿勢となる状態で左右のドアに取付けられている。
ところで、従来のドアミラーは、左右一対のドアミラーにおいて、ミラーハウジングに組込まれるフレーム体とミラーユニットとは同様の固定状態となっている。そして、このように構成されたドアミラーは、ミラーハウジングに固定されるフレーム体のドア側部位を、ドア側のミラーベース(ステーユニット)側に固定されるボスに対して回動自在に取付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平07−251672号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前記特許文献1のように、フレーム体に対するミラーユニットが左右のドアミラーで同様の姿勢に構成されている一対のドアミラーをドアに取付ける場合、ミラー体を前記所定の傾斜姿勢となる状態とするためにミラーハウジングのドアに対する取付け角度を左右それぞれ異なる状態で取付けなければならい。これに対し、ドアミラーは、ドアに固定されるミラーベース側のボスに対しミラーハウジング(フレーム体)が回転自在に取付けられておりて、不使用時にはドアに直交する使用姿勢からドア面に沿う格納姿勢に変姿するように構成されている。このため、左右のドアミラーの取り付け角度をそれぞれ異なった状態で取付けた場合、ドアミラー(ミラーハウジング)を姿勢変姿させるための回転量が左右で異なることになり、ミラーベースの形状を左右対称とすることができず、運転席側のものと助手席側のものとをそれぞれ別個に用意しなければならない。一方、車両には、右側に運転席がある右ハンドルのもの、左側に運転席がある左ハンドルのものと二種類の仕様がある。そして、これらの各仕様に対応して左右一対のドアミラーを用意する場合、左右対称に構成されるミラーハウジングについては、右ハンドル、左ハンドルの仕様に関係なく同じものを用いることができるが、左右非対称のミラーベースについては右ハンドル、左ハンドルの各仕様に対してそれぞれ一対づつのもの、つまり、都合四種類のものを用意する必要がある。このため、部材の共通化が図れず、コストアップになって問題があるばかりでなく、在庫管理が煩わしいという問題もあり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、車両に配される左右一対の後方確認ドアミラーを、使用姿勢でドア面から左右方向外方に突出するミラーハウジングと、該ミラーハウジングに内装されるフレーム体と、該フレーム体に姿勢調整自在に設けられるミラー体および該ミラー体の姿勢調整をするべくフレーム体に設けられる電動姿勢調整装置を備えたミラーユニットとを用いて構成するにあたり、前記左右のミラーハウジングは、車両の進行方向を向く中心線に直交する方向を基準としたときの運転席側のミラー体の傾斜角度と助手席側のミラー体の傾斜角度との平均角度を取付け角度として取付けられ、前記左右のミラーユニットは、左右方向先端部を前記中心線に直交する方向を基準として予め設定される設定傾斜角度だけ運転席側のものが車両の前方に位置する傾斜角度で、助手席側のものが車両の後方に位置する傾斜角度でそれぞれ取付けられるものである。
そして、このようにすることにより、ミラーハウジングをドア側に固定するための部材(ステーユニット)を左右対称の形状にすることができ、さらに、ミラーハウジング内におけるミラーの姿勢を予め傾斜調整することができて、傾斜調整手段に基づくミラー体のフレーム体に対する傾斜角度を、なるべく小さい角度に設定することができて、電動姿勢調整装置による姿勢調整の範囲を損なわないようにすることができる。
請求項2の発明は、請求項1において、ミラーハウジングの取付け角度は23度であり、ミラーユニットの設定傾斜角度は3度である車両用後方確認ミラーである。
請求項3の発明は、請求項1または2において、後方確認ミラーには、サイドウインカーが一体的に設けられている車両用後方確認ミラーである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第一の実施の形態を図1〜図8の図面に基づいて説明する。
図面において、1は車両のドアに取付けられるドアミラー(本発明の後方確認ミラー)であって、左右一対のものが車両両側部に配されるドア(図示せず)にそれぞれ設けられている。前記ドアミラー1は、ドア側に一体的に固定されるステーユニット2と、該ステーユニット2に対して回動自在に配されて、ドア面から外方に突出する使用姿勢と、ドア面に沿って格納される格納姿勢とに変姿するミラーハウジング3とを備えて構成されている。前記ミラーハウジング3は、車両後方からの正面視において、背面が膨出し前面に開口部Hが形成された湾曲容器形状に形成されている。そして、ミラーハウジング3には、フレーム体4が内装されており、該フレーム体4には、ミラー体5と、該ミラー体5の姿勢調整をする電動姿勢調整装置6と、ミラーハウジング3を使用姿勢と格納姿勢とに変姿させる電動格納装置7とが設けられている。
【0007】
前記フレーム体4は樹脂材を一体成形することで形成されており、ミラーハウジング3の開口部Hに対向する部位がミラーフレーム部4aとなっている。前記ミラーフレーム部4aには、四箇所に位置して固定用貫通孔4bが形成されているとともに、これとは別に外周回り四箇所に位置して螺子孔4cが刻設され、ここに、前記ミラー体5と電動姿勢調整装置6とを備えて構成されるミラーユニット8が傾斜調整自在に固定されるように設定されている。尚、ミラーフレーム部4aは、固定用貫通孔4bに挿通した螺子4dの挿通先端部をミラーハウジング3の膨出する背面側部位内面に形成された螺子孔(図示せず)に螺合する等することにより、ミラーハウジング3に対して所定の姿勢で固定されている。
【0008】
さらに、前記フレーム体4のドア側部位は底面を有し、横長筒状に形成された収納フレーム部9に形成されており、該収納フレーム部9に、前記電動格納装置7が収納されている。因みに、電動格納装置7は、基端部10aがステーユニット2側に固定され、先端側の軸部10bが収納フレーム部9に収容される支軸10、該支軸10に外嵌する第一ウォームホイール11、該第一ウォームホイール11を支軸10に対して回り止するクラッチ続姿勢と、支軸10に対して相対回動自在となるクラッチ断姿勢とに切換えるクラッチ手段12、モータベース13を介して収納フレーム部9に収容される電動モータ14、該電動モータ14の出力軸14aと第一ウォームホイール11とのあいだを連動連結する減速ギア機構15等の部材装置により構成されている。
尚、16は収納フレーム部9に収納された電動格納装置7を覆蓋するように配設されるカバー体である。
【0009】
そして、ミラーハウジング3に大きな負荷が作用していない自然状態では、第一ウォームホイール11がクラッチ続姿勢にあり、電動モータ14の出力軸14aの回転に伴い、減速機構13を介して第一ウォームホイール11が支軸10に対して相対回転し、これによって、フレーム体4(ミラーハウジング3)側が回転(回動)し、ドアミラー1を前記格納姿勢と使用姿勢とに自動的に変姿させるように設定されている。これに対し、ミラーハウジング3に大きな負荷が作用した場合では、該負荷がクラッチ機構12を介して第一ウォームホイール11がクラッチ断姿勢となり、これによって、ミラーハウジング3が主軸10に対して回転し、ドアミラー1を前記格納姿勢と使用姿勢とに強制的に変姿させることができるように設定されている。
【0010】
一方、前記ミラーユニット8を構成するミラー体5は、ミラーハウジング2の開口部Hを塞ぐ状態で取付けられているが、該ミラー体5の背面にはミラー取付け用ブラケット5aが一体に設けられている。該ミラー取付け用ブラケット5aは横長矩形状に形成されており、その中央部位には、裏側(車両の前方)に向けて半球形状に突出する軸承部5bが形成されている。前記ミラー取付け用ブラケット5aの裏側(車両の前方であって、ミラー体配設側とは逆側)には電動姿勢調整装置6が配設されており、該電動姿勢調整装置6を構成するケーシング6aの中央部には、前記半球形状に突出する軸承部5bを、三次元的な摺動が自在となる状態で軸承するための半球形状の凹部である軸承受け部6bが形成されている。さらに、前記ケーシング6aには、ミラー取付け用ブラケット5aの左右方向一端部に対向する部位と、上下方向一端部に対向する部位とに位置して、ミラー体5側に向けて出没(進退)する一対の作動アーム6cの基端部がそれぞれ収納されており、これら作動アーム6cの先端部が、ミラー取付け用ブラケット5aに背面側から当接するように設定されている。そして、これら作動アーム6cは、ケーシング6aに内装される一対の電動モータ(図示せず)にそれぞれ連動連結されており、電動モータの選択的な駆動に基づいて対応する作動アーム6cが出没変位することにより、ミラー取付け用ブラケット5aがケーシング6aに対して姿勢変位し、これによって、ミラー取付け用ブラケット5aに固定されたミラー体5の姿勢調整がなされるように構成されている。
尚、Sは、ドアミラー1の左右外端部から車両の前方である背面側に一体的に取付けられたサイドウインカーである。
【0011】
そして、このように構成されたミラーユニット8のケーシング6aは、フレーム体4であるミラーフレーム部4aに対し、次のような構成により固定されている。
つまり、ケーシング6aの周回り方向四箇所には表裏を貫通する状態で貫通孔6dが開設されており、これら貫通孔dに表側(車両の後方であって、ミラー体5側)から螺子17を挿通し、該螺子17の挿通先端部を、ミラーフレーム部4aに形成された前記螺子孔4cに螺合することで、ミラーユニット8のフレーム体4への固定がなされる。そしてこのとき、ケーシング6aに形成される貫通孔(本発明の螺子挿通孔に相当)6dは、螺子17の外径よりも大きい径に寸法設定されており、図2に示すように、螺子17を貫通孔6d内の軸芯に対して傾斜させる状態でそれぞれ挿通して螺合することにより、ケーシング6aとミラーフレーム部4aとを、これらのあいだに所望の傾斜角度を存する状態で積層状に固定させることができるように設定されており、該構成が本発明の傾斜調整手段に相当している。因みに、本実施の形態では、ケーシング6aに形成された貫通孔6dのミラーフレーム部4a側への突出長さを異ならしめ、貫通孔6dの先端面により構成される取付け面がミラー体5に対して傾斜面となるように構成されている。また、ミラーフレーム部4aの各螺子孔4cの孔縁は、ケーシング6a側への突出長さがそれぞれ異なり傾斜面を構成するように形成されている。これによって、ケーシング6aを、前述したように、ミラーフレーム部4aに対して傾斜状に固定したとき、これら貫通孔6dと螺子孔4cとの端部同志が互いに当接し、ケーシング6aにガタつきが生じないように配慮されている。さらには、ミラーフレーム部4aの各螺子孔4cとケーシング6aの各貫通孔6dとの互いに当接する孔縁には、それぞれ突部4eと凹部6eとが形成され、これらの嵌合により、ケーシング6aのミラーフレーム部4aへの固定がさらに安定するように配慮されている。
【0012】
そして、本実施の形態において、左右一対のドアミラー1は、収納フレーム部9の下端部から露出する支軸10の基端部10aを、ドア側に固定されるステーユニット2に固定することによりドアへの取付けがなされるが、このとき、左右一対のミラーハウジング3は、図6に示すように、車両の進行方向を向く中心線Mに直交する方向を基準とする運転席側の傾斜角度(17.5度)と助手席側の傾斜角度29.0度との略平均角度となる23度の取付け角度を存しており、左右が同様な取付け角度を存してそれぞれ取付けられている。これによって、ドアミラー1を格納姿勢と使用姿勢とのあいだを変姿させる場合に、ミラーハウジング3は左右のものが同様の回動量となり、ステーユニット2を左右対称とすることができるように設定されている。
【0013】
そして、このような取付け角度で取付けられたミラーハウジング3のフレーム体4において、運転席側、即ち、図6において右側のドアミラー1では、フレーム体4(ミラーフレーム部4a)に対し、ミラーユニット8は、ミラー体5の先端(外方端部)が車両の前方に位置する傾斜方向で、かつ、ミラーユニット8(電動姿勢調整装置6のケーシング6a)とフレーム体4とのあいだが3度の傾斜角度を存するような傾斜姿勢となるように取付けられている。また、助手席側、即ち、図6において左側のドアミラー1では、フレーム体4(ミラーフレーム部4a)に対し、ミラーユニット8は、ミラー体5の先端(外方端部)が車両の後方に位置する傾斜方向で、かつ、ミラーユニット8(電動姿勢調整装置6のケーシング6a)とフレーム体4とのあいだが3度の傾斜角度をするような傾斜姿勢となるように取付けられており、これによって、ミラー体5の傾斜角度が、中心線Mに直交する方向を基準として、運転席側のものでは20度、助手席側のものでは26度となるように設定されている。
そして、本実施の形態では、運転席側では、先端側がさらに2.5度分車両の前方に位置するように電動姿勢調整装置6により変姿せしめることで、所望の傾斜角度である17.5度になるように設定され(図7参照)、一方、助手席側では先端側がさらに3度分車両の後方に位置するように電動姿勢調整装置6により変姿せしめることで、所望の傾斜角度である29.0度になるように設定されている(図8参照)。
【0014】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、後方確認ミラーであるドアミラー1は、電動格納装置7の操作により格納姿勢と使用姿勢とのあいだを自動的に変姿可能に構成されているとともに、電動姿勢調整装置6の操作によりミラー体5の姿勢の微調整が自動的にできるものであるが、このものにおいて、左右のドアミラー1は、ミラー体5がフレーム体4に対し傾斜調整手段を介して設けられているため、フレーム体4に対するミラー体5の傾斜姿勢を予め自由に調整することができる。これによって、ミラーハウジング3内におけるミラー体5の姿勢を予め設定される傾斜姿勢とすることが可能となる。
【0015】
この結果、ミラー体5については、運転席側と助手席側とでそれぞれ異なる角度としながら、ミラーハウジング3(フレーム体4)については、運転席側と助手席側とで同様の取付け角度で取付けることができ、ドア側への取付け部材であるステーユニット2を左右対称の形状にすることが可能となる。これによって、右ハンドルの車両、左ハンドルの車両に問わず、同一のステーユニット2の一対をそれぞれ取付けることができて、コスト低下、在庫管理の簡略化を図ることができる。
そして、ドアミラーにサイドウインカー(方向指示器)を一体的に取付けようとした場合、ミラーハウジングの車両に対する取付け角度を同様なものとし、サイドウインカーの照射方向が後続車に対して左右均一となることが必須要件となるが、本実施の形態のものでは、左右のミラーハウジング3の取付け角度が同様となっていて、サイドウインカー部Sを設けるためのドアミラー1の要件が満たされており、サイドウインカー部Sとしての機能が充分満足されている。
【0016】
さらに、本発明が実施されたものにおいて、左右のドアミラー1のミラーハウジング3は、予め設定される左右のミラー体5の傾斜角度の丁度平均となる取付け角度で取付けられており、このような取付け角度のフレーム体4に対してミラーユニット8を傾斜させる構成としたので、フレーム体4に対するミラーユニット8の傾斜角度をできるだけ小さくなし得て、電動姿勢調整装置6によるミラー体5の姿勢調整の範囲を狭めてしまうようなことを低減でき、運転者にあったミラー体5の姿勢の確保を妨げることがなく、電動姿勢調整装置6に基づく調整作動についても何ら妨げることなく、無理のない構成とすることができる。
【0017】
しかも、このものにおいて、ミラーユニット8は、螺子17と貫通孔傾斜調整手段による傾斜角度の調整と、電動姿勢調整装置6による傾斜角度の調整とにより、それぞれ予め設定されるミラー体5の傾斜角度になるように調整する構成となっている。このため、フレーム体4に対するミラーユニット8の傾斜角度をさらに小さくすることができる。
【0018】
また、このものにおいて、傾斜調整手段は、電動姿勢調整装置6をミラーフレーム部4aに対して固定するために必要な貫通孔4cの孔形を大きくする構成であるので、部品点数が多くなってしまうような不具合がなく、しかも、簡単な構成とすることができる。
しかも、このものでは、電動姿勢調整装置6のケーシング6aに長さの異なる貫通孔6dを形成することでフレーム体4に対して傾斜面が形成されているとともに、フレーム体4に突出長さの異なる螺子孔4cを形成してケーシング6aに対して傾斜面が形成されており、フレーム体4とケーシング6aとの傾斜状の固定がより安定したものになっている。尚、傾斜面はケーシング6a側にだけ形成する構成とすることも可能であり、この場合に、右ハンドル、左ハンドルの各車両を用意しようとしたとき、ミラーハウジング3側の部材のなかでは小型なケーシング6aについて四種類のものを用意すればよいことになり、安価に実現することが可能となる。
【0019】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、図10に示す第二の実施の形態のように構成することも可能である。
このものは、ミラー体5と、電動姿勢調整装置6とを備えて構成されるミラーユニット18とフレーム体4との取付け構成以外の構成については、前記第一の実施の形態と同様である。そして、本実施の形態の傾斜調整手段は、ミラー体5が取付けられるミラー取付け用ブラケット18aを左右方向内方側ほどフレーム体4側に変位する傾斜状に形成することにより構成されており、このように傾斜したミラー取付け用ブラケット18aに沿うようにしてミラー体5が傾斜状に取付けられている。そして、このようにしたミラーユニット18が、フレーム体4に対して平行な状態で取付けられており、この場合でも、ミラー体5の傾斜角度は必要な角度になったものにしながら、ミラーハウジング3の取付け角度は左右同様にすることができる。
【0020】
つぎに、図11示す第三の実施の形態について説明する。このものは、ミラー体5と、電動姿勢調整装置6とを備えて構成されるミラーユニット19とフレーム体4との取付け構成以外の構成については、前記第一の実施の形態と同様である。そして、本実施の形態の姿勢調整手段は、ミラー取付け用ブラケット19aに対しミラー体5を左右方向内方側ほどフレーム体4側に変位する傾斜状に取付けることで構成されている。そして、このように形成されたミラーユニット19は、フレーム体4に対して平行な状態で取付けられており、この場合でも、ミラー体5の傾斜角度を必要な角度にしながら、ミラーハウジング3の取付け角度を左右同様にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアミラーの正面図である。
【図2】ドアミラーの平面断面図である。
【図3】図3(A)、(B)はそれぞれフレーム体に電動格納装置を組込んだ状態の背面図、側面図である。
【図4】フレーム体に電動格納装置を組込んだ状態の一部断面正面図である。
【図5】ドアミラーの側面断面図である。
【図6】ドアミラーの車両への取付け状態を説明する平面図である。
【図7】運転席側に設けられるドアミラーのフレーム体に電動格納装置を組込んだ状態の平面図である。
【図8】助手席側に設けられるドアミラーのフレーム体に電動格納装置を組込んだ状態の平面図である。
【図9】従来のドアミラーの車両への取付け状態を説明する平面図である。
【図10】第二の実施の形態におけるドアミラーの平面断面図である。
【図11】第三の実施の形態におけるドアミラーの平面断面図である。
【符号の説明】
1 ドアミラー
2 ステーユニット
3 ミラーハウジング
4 フレーム体
4b 固定用貫通孔
4c 螺子孔
5 ミラー
6 電動姿勢調整装置
6a ケーシング
6b 軸承受け部
6c 作動アーム
6d 貫通孔
7 電動格納装置
8 ミラーユニット
9 収納フレーム部
10 支軸
17 螺子

Claims (3)

  1. 車両に配される左右一対の後方確認ドアミラーを、
    使用姿勢でドア面から左右方向外方に突出するミラーハウジングと、
    該ミラーハウジングに内装されるフレーム体と、
    該フレーム体に姿勢調整自在に設けられるミラー体および該ミラー体の姿勢調整をするべくフレーム体に設けられる電動姿勢調整装置を備えたミラーユニットとを用いて構成するにあたり、
    前記左右のミラーハウジングは、車両の進行方向を向く中心線に直交する方向を基準としたときの運転席側のミラー体の傾斜角度と助手席側のミラー体の傾斜角度との平均角度を取付け角度として取付けられ、
    前記左右のミラーユニットは、左右方向先端部を前記中心線に直交する方向を基準として予め設定される設定傾斜角度だけ運転席側のものが車両の前方に位置する傾斜角度で、助手席側のものが車両の後方に位置する傾斜角度でそれぞれ取付けられる車両用後方確認ミラー。
  2. 請求項1において、ミラーハウジングの取付け角度は23度であり、ミラーユニットの設定傾斜角度は3度である車両用後方確認ミラー。
  3. 請求項1または2において、後方確認ミラーには、サイドウインカーが一体的に設けられている車両用後方確認ミラー。
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