JP2551853Y2 - ミラーアームの車体取付構造 - Google Patents

ミラーアームの車体取付構造

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JP2551853Y2
JP2551853Y2 JP1989144725U JP14472589U JP2551853Y2 JP 2551853 Y2 JP2551853 Y2 JP 2551853Y2 JP 1989144725 U JP1989144725 U JP 1989144725U JP 14472589 U JP14472589 U JP 14472589U JP 2551853 Y2 JP2551853 Y2 JP 2551853Y2
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shaft portion
mirror arm
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mirror
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隆宏 大石
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のミラーアームの車体への取付構造の
改良に関する。
(従来の技術) 従来、トラックなどにあっては、ミラーアームを車体
に取付けるために、第3図、第4図のような取付構造を
採用している(なお、実開昭61−46257号公報等も参
照)。
先端にバックミラー1a,1bを取付けミラーアーム2の
基端側の垂直な支持軸部3は、車体表面部材に取付ける
ブラケット4の軸孔5に回動自由に挿入される。そし
て、支持軸部3の途中に形成したフランジ部6がブラケ
ット4の上部座面7に当接するが、この座面7には軸孔
中心に等ピッチに複数のチェック溝8が形成されると共
に、フランジ部6の下面にはこのチェック溝8に係合す
る複数の突起9が等ピッチに形成されていて、これらラ
チェット部12の噛み合いによりミラーアーム2の取付角
度を設定している。
ブラケット4の内部において、支持軸部3の周囲には
コイルスプリング10が配設され、軸部3の先端に挿通し
たピン11とブラケット4の内面との間でこのコイルスプ
リング10を予圧縮した状態で支持し、ミラーアーム2の
回動角の調整時にラチェット部12の突起9によるチェッ
ク溝8の乗り越えを可能にしている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、この場合、ミラーアーム2の回動角度の調
整は、ラチェット部12のチェック溝8の角度間隔に対応
したものとなり、図のように5個のチェック溝8を配置
したものでは、72°間隔でミラーアーム2の角度が設定
される。
したがって、運転者の体格の個人差、あるいは自動車
の形状等によってミラーアーム2の角度を変更したくて
も、微妙な調整ができなかった。
また、ミラーアーム2は、ラチェット部12のコイルス
プリング10の装着が大変なため、予めブラケット4に組
み付けた状態で車体に取付けるため、車体取付時に相当
の重量があり、また取付作業に必要なスペースも大き
く、作業性を損なう原因となっていた。
本考案はこのような問題を解決することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) そこで本考案は、自動車のミラーを保持するミラーア
ームの基端側の垂直軸部を、車体表面部材に取付けたブ
ラケットに回動可能に支持するミラーアームの車体取付
構造において、前記ミラーアームの基端側垂直軸部を、
ミラーアーム基端軸部と、これと同軸的に配置される支
持軸部とで構成し、支持軸部に形成したフランジ部の下
面と、このフランジ部が着座するブラケットの座面との
間に、互いに係合するチェック溝と突起によるラチェッ
ト部を形成すると共に、スプリングを介してこのラチェ
ット部の噛み合いを保持するように支軸軸部を付勢す
る。
また、前記フランジ部の上面に放射状の平面歯を形成
し、前記ミラーアームの基端軸部にこの平面歯と噛み合
う平面歯をもつインロー部を設け、ミラーアーム基端軸
部と支持軸部とを、前記平面歯を噛み合わせた状態で、
かつ該基端軸部と支持軸部とにボルト締付力が直接作用
するように、ボルトにより結合するものとした。
(作用) したがって、ミラーアームの回動角度については、ラ
チェット部のチェック溝と突起との間の比較的大きな角
度間隔による角度調整とは別に、ボルトを緩めた状態で
放射状の平面歯の噛み合い位置を変更することによる微
調整が可能であり、これにより最適なミラー角度への調
整が可能となる。また、微調整を可能とする平面歯は通
常はボルトの締付力により剛的に結合されるミラーアー
ム基端軸部と支持軸部との間に設けてあるので、走行中
にミラーに作用する風圧等により勝手に回動してしまう
ような不都合もない。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本考案ではミラーアーム2の基端側の垂直な軸部が、
基端軸部13と、支持軸部14とに分割されている。
ミラーアーム2に結合する基端軸部13は筒体に形成さ
れ、内部の隔壁15に貫通孔16が形成されると共に、その
底面には放射状に等ピッチに平面歯17が形成される。な
お、この平面歯17は例えば10°ピッチで形成される。
また、基端軸部13の下部内面はインロー部18として、
支持軸部14のフランジ部6と嵌合する。
つまり、支持軸部16の上端にはフランジ部6が形成さ
れ、その上面には前記平面歯17と噛み合う平面歯20が形
成される。そして、フランジ部6の中心にはねじ穴21が
形成され、基端軸部13を支持軸部14に嵌合させた状態
で、ボルト22を貫通孔16を通してこのねじ穴21に螺合す
ることにより、両者を一体的に結合する。
フランジ部6の下面には前述した従来例と同様に、複
数の突起9が等ピッチ(72°間隔)で形成され、ブラケ
ット4の座面7にもこれと噛み合う等ピッチのチェック
溝8が形成され、これらによりラチェット部12を構成し
ている。
なお、支持軸部13はコイルスプリング10により下方に
付勢され、ラチェット部12の回動を可能としている。
以上のように構成され、次に作用について説明する
と、ミラーアーム2の基端軸部13と支持軸部14とをイン
ロー部18を介して係合し、かつボルト22により固定する
ことで、これらは一体となる。
したがって、この状態でミラーアーム2の取付角度
は、ラチェット部12の噛み合いにより規定される。ミラ
ーアーム2を回動させる必要のあるときは、その回動に
伴い突起9がチェック溝8を乗り越え、隣のチェック溝
8に噛み合った時点で停止し、元の方向に回動させれ
ば、最初の噛み合い位置で停止する。
次にミラーアーム2の角度を微調整するときは、ボル
ト22を緩めてインロー部18の平面歯17と20の噛み合い位
置を変更する。
平面歯17,20はこの実施例では10°ピッチで形成され
ており、またラチェット部12の噛み合いは72°ピッチの
ため、これらの組み合わせにより、結局2°ピッチでミ
ラーアーム2の角度調整を行うことができる。
具体的には、たとえば、初期位置からラチェット部12
を1ピッチ、つまり72°だけミラーアーム2を回動させ
た後、インロー部18の平面歯17,20の噛み合いを元の方
向に7ピッチ、つまり70°だけ元の方向に回動させる
と、最初の状態に対して2°だけミラーアーム2の角度
が変更されるのである。
ところで、この考案ではミラーアーム2の車体への取
付時に、ミラーアーム2の部分とブラケット4との部分
を分離することかできるため、支持軸部14のみを組み込
んだブラケット4を車体表面部材に取付けてから、ミラ
ーアーム2のインロー部18を介して支持軸部14と結合す
ればよく、したがって、長いミラーアーム2を振り回し
ながらブラケット4の取付けを行う必要がなく、取付作
業時の操作重量や占有スペースが減り、取り扱いが非常
に楽になる。
また、ブラケット4をミラーアーム2から分離できる
ので、ブラケット4の取付時の自由度が高く、ボルト等
の固定部分をグロメット等により隠すこともでき、外観
上の見映えを良くすることも可能となる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、ラチェット部とインロ
ー部との各噛み合い位置の組み合わせにより、チェック
機能を損なうことなく、ミラーアームの取付角度を最適
状態に微調整することができる。特に、本考案では前記
微調整を可能とする平面歯を設けたミラーアーム基端軸
部と支持軸部とを、該平面歯を噛み合わせた状態でボル
トの締付直が直接作用するように剛的に結合する構成と
したので、平面歯を細かいものにしても風圧等によりミ
ラーが勝手に回動してしまうようなことがなく、確実に
調整位置を保持しておけるという利点がある。また、ミ
ラーアームの車体への取付時にミラーアーム部分とブラ
ケットの部分を分離して、ブラケット単体で取付けが行
えるため、取付作業性が大幅に改善されるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す組立斜視図、第2図
(A),(B)はミラーアーム基端軸部の断面図と底面
図、第3図は従来例の組立斜視図、第4図はそのA−A
線断面図である。 2……ミラーアーム、4……ブラケット、6……フラン
ジ部、8……チェック溝、9……突起、10……コイルス
プリング、13……基端軸部、14……支持軸部、17,20…
…平面歯、18……インロー部、22……ボルト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のミラーを保持するミラーアームの
    基端側の垂直軸部を、車体表面部材に取付けたブラケッ
    トに回動可能に支持するミラーアームの車体取付構造に
    おいて、前記ミラーアームの基端側垂直軸部を、ミラー
    アーム基端軸部と、これと同軸的に配置される支持軸部
    とで構成し、支持軸部に形成したフランジ部の下面と、
    このフランジ部が着座するブラケットの座面との間に、
    互いに係合するチェック溝と突起によるラチェット部を
    形成すると共に、スプリングを介してこのラチェット部
    の噛み合いを保持するように支持軸部を付勢する一方、
    前記フランジ部の上面に放射状の平面歯を形成し、かつ
    前記ミラーアームの基端軸部にこの平面歯と噛み合う平
    面歯をもつインロー部を設け、ミラーアーム基端軸部と
    支持軸部とを、前記平面歯を噛み合わせた状態で、かつ
    該基端軸部と支持軸部とにボルト締付力が直接作用する
    ように、ボルトにより結合したことを特徴とするミラー
    アームの車体取付構造。
JP1989144725U 1989-12-15 1989-12-15 ミラーアームの車体取付構造 Expired - Lifetime JP2551853Y2 (ja)

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JPH0383135U JPH0383135U (ja) 1991-08-23
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DE102009013645B3 (de) * 2009-03-17 2010-11-18 Mekra Lang Gmbh & Co. Kg Drehbare Spiegelhalterung für Kfz-Spiegel, insbesondere für Nutzfahrzeuge, sowie eine Spiegelanordnung mit einer solchen Spiegelhalterung
DE102010041859A1 (de) * 2010-10-01 2012-04-05 Mekra Lang Gmbh & Co. Kg System zur Befestigung einer Komponente an einer Tragstruktur
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