JPH064434U - 一方向ローラクラッチ - Google Patents

一方向ローラクラッチ

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JPH064434U
JPH064434U JP40488690U JP40488690U JPH064434U JP H064434 U JPH064434 U JP H064434U JP 40488690 U JP40488690 U JP 40488690U JP 40488690 U JP40488690 U JP 40488690U JP H064434 U JPH064434 U JP H064434U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
sleeve
roller clutch
leaf spring
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP40488690U
Other languages
English (en)
Inventor
晃生 大野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 スリーブ1、ローラ2、バネ部材3、保持器4、を備え
た一方向ローラクラッチにおいて、自在回転時にローラ
2がバネ部材3を圧縮する方向に移動する際、バネ部材
3の撓みが過大とならないようにローラ2の移動域を制
限する規制手段を設けたもので、選択図ではスリーブ1
に移動限界面1bを設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一方向クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりローラのくさび作用を利用した、一方向ローラクラッチが提案され実 用化されている。このような一方向ローラクラッチの構成としては図4に示すよ うに多数のローラ2と板バネ3と保持器4とスリーブ1とから成り、スリーブ1 と保持器4は一体的に作られ、スリーブ1内面のくさび面1aを利用し、ローラ 2がくさび面1aに喰い込むと、スリーブ1がロックし、スリーブ1と軸5間の 回転力伝達が可能となる。逆にローラ2がくさび面1aより逃げる方向へ移動す ることにより、スリーブ1に対してスリーブ1と軸5が一方向に相対的に自在な 回転ができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成下においては、次のような欠点があった。 (1) 自在回転時ラジアル荷重fを受ける場合スリーブ1に加わるラジアル荷 重fは、実質ローラ2が直接支持する形となり、スリーブ1内面のくさび面1a がカムとして働きローラ2を図4矢印イ方向へ移動させる。その結果板バネ3は 必要以上に変形し、その繰返し動作によって板バネ3のへたり、折れという事故 につながる。 (2) 又、上記問題を解決する方法として、ローラ2の軸方向の両側に軸受部 材を設けその軸受部材によりラジアル荷重を受ける構成としたものもあるが、ロ ーラクラッチ自体が大型化し、又コスト的にも不利である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は複数のローラと、該ローラを保持する保持器と、夫々の該ローラを一 方向に押圧する複数のバネ部材とを有する一方向ローラクラッチにおいて、前記 バネ部材の撓み方向への前記ローラの移動域を制限する規制手段を有することを 特徴とする一方向ローラクラッチである。
【0005】
【実施例】
以下、前記目的を達成する本考案を、図示実施例に基づいて説明する。
【0006】 図1は本考案のローラクラッチの主断面を示す軸直角断面図であり、円環状の スリーブ1は外周が円筒面のローラクラッチのクラッチのケーシングを形成し、 その内周面を等配してくさび面1aとくさび面1aに隣って軸方向の移動限界面 1b及び内円筒面1cを複数有する。スリーブ1と同芯の軸5の周面と移動限界 面1bの底間の半径方向の距離はローラ2の直径よりわずかに大きく、移動限界 面1bの半径はローラ2の半径と等しいかわずかに大きい。内円筒面1cと軸5 の周面との半径方向距離はローラ2の直径よりもわずかに小さい。移動限界面1 bと接続している側のくさび面1aはローラ2が軸5とくさび面1a間に入り得 るが内円筒面1c側はローラ2が軸5と該くさび面1a間には入り得ないように 接線方向に対してくさび面1aは傾いている。各ローラ2は、周方向で一体又は 一体的に作られたスリーブ1に固定された保持器4により、該保持器4の有する 空間内において移動可能に保持されている。
【0007】 金属製の板バネ3は一端が保持器4の外周に固定され、半径方向中心部へ折曲 してのび半径方向に片持状となり、先端の周方向支持部3aは図3に示すように 軸方向左右に枝分れして各ローラ2の両端近くに接し、各ローラ2をスリーブ1 のくさび面1aに喰い込む方向に付勢している。上記において移動限界面1bは 板バネ3の撓みを規制する規制手段となっており、ローラ2の移動域を制限して いる。
【0008】 本構成において軸5を図1矢印方向(時計方向)に回転させると、保持器4に 内装されたローラ2は時計方向に移動し、スリーブ1の内面のくさび面1aに接 触する。従って、ローラ2の自転がなくなり、スリーブ1も軸5と同方向に回転 する。逆に図1にて軸5が反時計方向に回転すると、ローラ2は反時計方向に移 動しようとし、くさび面1aから逃げる方向であるため、ローラ2は自転が可能 となり、従ってスリーブ1に対して軸5が空転する。
【0009】 図2は軸5がスリーブ1に対して空転時ラジアル荷重fを受け、ローラ2が板 バネ3方向に最も近寄った時の状態を示している。この時ローラ2はスリーブ1 の内面のくさび面1aの開放側への移動限界面1bより、それ以上の移動を阻止 される。
【0010】 従ってこの時板バネ3の変形量が最大となり、この場合において板バネ3の曲 げ応力を許容曲げ応力値内に対して余裕をとるようにしておけば良い。
【0011】
【他の実施例】
図1、図2ではローラの移動規制手段をスリーブの内周形状にて行った例をあ げてきた。同様の効果をあげるものとして他に次の様な形もある。 (1) 保持器形状にてバネ部材の撓みの規制手段とする場合、その一実施例を 図5に示す。ここでは保持器4にてローラ2が板バネ3方向への移動制限材部と して壁4aを有している。 (2) 板バネ形状にてバネ部材撓みの規制手段とする場合、その一実施例を図 6に示す。ここでは板バネ3の周方向支持部3aをローラ2の移動で変形させる 方向に折曲して曲げ先端3cを設け、曲げ先端3cが保持器4の壁に当接し、板 バネ3自体の変形の制限材部として働く。
【0012】 以上本実施例では、バネ部材として金属製板バネを用いて説明してきたが、そ の他の形状のバネ、例えばコイルバネ、その他の樹脂製のバネでも適用できる。
【0013】
【考案の効果】
以上本考案によれば、ローラのバネ部材方向への移動を規制する規制部材を設 けることにより、バネの撓みすぎから生じるへたり、折れを防止することができ る。従って常に円滑なクラッチ作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の軸直角断面図である。
【図2】作用を示す軸直角断面図である。
【図3】板バネの平面図である。
【図4】従来例の軸直角断面図である。
【図5】本考案の他の実施例の周方向断面図である。
【図6】本考案の更に他の実施例の周方向断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スリーブ 2 ローラ 3 板バネ 4 保持器 5 軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラと、該ローラを保持する保
    持器と、夫々の該ローラを一方向に押圧する複数のバネ
    部材とを有する一方向ローラクラッチにおいて、前記バ
    ネ部材の撓み方向への前記ローラの移動域を制限する規
    制手段を有することを特徴とする一方向ローラクラッ
    チ。
JP40488690U 1990-12-26 1990-12-26 一方向ローラクラッチ Pending JPH064434U (ja)

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JPH064434U true JPH064434U (ja) 1994-01-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017170559A1 (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 Ntn株式会社 ワンウェイクラッチ

Cited By (3)

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KR20180123540A (ko) * 2016-03-28 2018-11-16 엔티엔 가부시키가이샤 일방향 클러치
CN109072995A (zh) * 2016-03-28 2018-12-21 Ntn株式会社 单向离合器

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