JPH1163029A - ワンウェイクラッチ - Google Patents
ワンウェイクラッチInfo
- Publication number
- JPH1163029A JPH1163029A JP9260800A JP26080097A JPH1163029A JP H1163029 A JPH1163029 A JP H1163029A JP 9260800 A JP9260800 A JP 9260800A JP 26080097 A JP26080097 A JP 26080097A JP H1163029 A JPH1163029 A JP H1163029A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retainer
- outer ring
- way clutch
- sprags
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D41/069—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags
- F16D41/07—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags between two cylindrical surfaces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D2041/0601—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with a sliding bearing or spacer
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リテーナの押し付け圧力が安定してお
り、かつ、リテーナの外輪への接触部の面圧が低下し、
耐摩耗性が向上したワンウェイクラッチを得る。 【解決手段】 ワンウェイクラッチのスプラグ３を保持
するリテーナ６に、複数のブロックベアリング４がスプ
ラグの間に配設されている。リテーナ６はスプラグ３や
ブロックベアリング４を保持する円筒状フランジ部６１
と外輪と接触する環状フランジ部６２とを有している。
また、ブロックベアリング４は外輪内周面との接摺接４
１、内輪外周面との接摺接４２及び円周方向の延長部４
４を有している。リテーナ６は弾性のある合成樹脂製で
真円状に形成され、そのたわみを利用して延長部４４を
介してブロックベアリング４を外輪内周面に押し付け
る。
り、かつ、リテーナの外輪への接触部の面圧が低下し、
耐摩耗性が向上したワンウェイクラッチを得る。 【解決手段】 ワンウェイクラッチのスプラグ３を保持
するリテーナ６に、複数のブロックベアリング４がスプ
ラグの間に配設されている。リテーナ６はスプラグ３や
ブロックベアリング４を保持する円筒状フランジ部６１
と外輪と接触する環状フランジ部６２とを有している。
また、ブロックベアリング４は外輪内周面との接摺接４
１、内輪外周面との接摺接４２及び円周方向の延長部４
４を有している。リテーナ６は弾性のある合成樹脂製で
真円状に形成され、そのたわみを利用して延長部４４を
介してブロックベアリング４を外輪内周面に押し付け
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用、農機
用あるいは建機用などの変速機等に使用される、いわゆ
るシングルケージタイプのワンウェイクラッチに関す
る。
用あるいは建機用などの変速機等に使用される、いわゆ
るシングルケージタイプのワンウェイクラッチに関す
る。
【０００２】
【従来の技術と問題点】従来のスプラグ型のワンウェイ
クラッチでは、図４に示すように、外輪１と内輪２の間
に例えばひょうたん形などのスプラグ３ａ、鋼板などの
剛性の高い環状のリテーナ７等が配置され、その両側に
軸受８が置かれ、内外輪の芯出しや空転中のラジアル荷
重を受け持っている。また、図５に示す構成では、スプ
ラグ３ａ、リテーナ７の両側にエンドベアリング９が配
置されいる。このように従来のワンウェイクラッチは鋼
板よりなる剛性の高いリテーナや軸受などを有するの
で、スプラグの数が少ない割には重量が大きく、また軸
方向の取付スペースも大きく、コストも高いという欠点
があり、重量制限の厳しい車両用の減速機やスペース制
限の大きいコンパクトなギヤ減速機などに使用すること
は困難であった。さらにワンウェイクラッチの取付幅が
小さい場合には、両側の軸受によりスプラグの長さが制
限され、ワンウェイクラッチの容量を大きくとれないと
いう問題点もあった。
クラッチでは、図４に示すように、外輪１と内輪２の間
に例えばひょうたん形などのスプラグ３ａ、鋼板などの
剛性の高い環状のリテーナ７等が配置され、その両側に
軸受８が置かれ、内外輪の芯出しや空転中のラジアル荷
重を受け持っている。また、図５に示す構成では、スプ
ラグ３ａ、リテーナ７の両側にエンドベアリング９が配
置されいる。このように従来のワンウェイクラッチは鋼
板よりなる剛性の高いリテーナや軸受などを有するの
で、スプラグの数が少ない割には重量が大きく、また軸
方向の取付スペースも大きく、コストも高いという欠点
があり、重量制限の厳しい車両用の減速機やスペース制
限の大きいコンパクトなギヤ減速機などに使用すること
は困難であった。さらにワンウェイクラッチの取付幅が
小さい場合には、両側の軸受によりスプラグの長さが制
限され、ワンウェイクラッチの容量を大きくとれないと
いう問題点もあった。
【０００３】そこで、スプラグのリテーナを改良して環
状とすることが考えられた。図６はその軸方向正面図、
図７は図６のＸ−Ｘ断面図を示し、１は外輪、２は内
輪、３はカム形スプラグ、５はガータースプリング、６
は環状リテーナであって、円筒状フランジ部６１と環状
フランジ部６２とからなり、円筒状フランジ部６１に開
けられた窓６３にスプラグ３が嵌合している スプラグの溝６４に挿入したガータースプリング５はリ
テーナ６の円筒状フランジ部６１に案内保持されている
ので、図６に示すようにスプラグの数を減らしても円筒
状フランジ部６１の外周面に保持されて真円状態を保持
し、ワンウェイクラッチ１０は確実な噛み合い状態を確
保できる。
状とすることが考えられた。図６はその軸方向正面図、
図７は図６のＸ−Ｘ断面図を示し、１は外輪、２は内
輪、３はカム形スプラグ、５はガータースプリング、６
は環状リテーナであって、円筒状フランジ部６１と環状
フランジ部６２とからなり、円筒状フランジ部６１に開
けられた窓６３にスプラグ３が嵌合している スプラグの溝６４に挿入したガータースプリング５はリ
テーナ６の円筒状フランジ部６１に案内保持されている
ので、図６に示すようにスプラグの数を減らしても円筒
状フランジ部６１の外周面に保持されて真円状態を保持
し、ワンウェイクラッチ１０は確実な噛み合い状態を確
保できる。
【０００４】しかしながら、このようなリテーナだけで
はラジアル荷重を受け持つ軸受機能を持っていない。そ
こで、図８に示すようにスプラグ３の間にブロックベア
リング４を配設し、内外輪の芯出し及び空転時のラジア
ル荷重を受けるようにすることが考案された。図９はブ
ロックベアリング４の一例の斜視図であって、４１は外
輪１の内周面との摺接面、４２は内輪２の外周面との摺
接面、４３はガータスプリングの通過する溝である。
はラジアル荷重を受け持つ軸受機能を持っていない。そ
こで、図８に示すようにスプラグ３の間にブロックベア
リング４を配設し、内外輪の芯出し及び空転時のラジア
ル荷重を受けるようにすることが考案された。図９はブ
ロックベアリング４の一例の斜視図であって、４１は外
輪１の内周面との摺接面、４２は内輪２の外周面との摺
接面、４３はガータスプリングの通過する溝である。
【０００５】ところで、従来のリテーナは金属製である
ため、弾力でブロック軸受を外輪内周面に押し付けるに
は、リテーナの環状フランジ部６２の外周形状を楕円形
とし、外輪に圧入していたので、外輪との接触が一様で
なく圧力の状態が不安定であり、外輪とリテーナの間の
摩耗も一様でなく、圧力の高いところは磨耗も大きいと
いう問題があった。
ため、弾力でブロック軸受を外輪内周面に押し付けるに
は、リテーナの環状フランジ部６２の外周形状を楕円形
とし、外輪に圧入していたので、外輪との接触が一様で
なく圧力の状態が不安定であり、外輪とリテーナの間の
摩耗も一様でなく、圧力の高いところは磨耗も大きいと
いう問題があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の課題
を解決するために、リテーナを弾力を有する合成樹脂で
作製し、リテーナを真円状に形成し、リテーナのたわみ
を利用してブロックベアリングを外輪内周面に押し付け
るように構成したワンウェイクラッチを得たものであ
る。
を解決するために、リテーナを弾力を有する合成樹脂で
作製し、リテーナを真円状に形成し、リテーナのたわみ
を利用してブロックベアリングを外輪内周面に押し付け
るように構成したワンウェイクラッチを得たものであ
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１はこの発明のワンウェイクラ
ッチ１０の正面図、図２は図１のＡ−Ｏ−Ａ断面図、図
３は図１の円Ｂ内の部分を拡大して示したもので、１は
外輪、２は内輪、３はスプラグ、４はスプラグの間に配
設されたブロックベアリング、５はガータスプリング、
６はリテーナをそれぞれ示している。リテーナ６は合成
樹脂で作られ、分厚く形成された円筒状フランジ部６１
と環状フランジ部６２とを有している。円筒状フランジ
部６１に開けられた窓６３にスプラグ３とブロックベア
リング４とが嵌合している。３１はガータスプリング５
を挿入する溝である。４１はブロックベアリング４の外
輪１の内周面との摺接面、４２は同じく内輪２の外周面
との摺接面である。４３はガータスプリング５を嵌入す
る溝を示している。図から判るように、この発明のブロ
ックベアリング４の実施例ではその上方部分が円周方向
に延長されて延長部４４となっていて、リテーナ６の円
筒状フランジ部６１の上面と接触するようになってい
る。
ッチ１０の正面図、図２は図１のＡ−Ｏ−Ａ断面図、図
３は図１の円Ｂ内の部分を拡大して示したもので、１は
外輪、２は内輪、３はスプラグ、４はスプラグの間に配
設されたブロックベアリング、５はガータスプリング、
６はリテーナをそれぞれ示している。リテーナ６は合成
樹脂で作られ、分厚く形成された円筒状フランジ部６１
と環状フランジ部６２とを有している。円筒状フランジ
部６１に開けられた窓６３にスプラグ３とブロックベア
リング４とが嵌合している。３１はガータスプリング５
を挿入する溝である。４１はブロックベアリング４の外
輪１の内周面との摺接面、４２は同じく内輪２の外周面
との摺接面である。４３はガータスプリング５を嵌入す
る溝を示している。図から判るように、この発明のブロ
ックベアリング４の実施例ではその上方部分が円周方向
に延長されて延長部４４となっていて、リテーナ６の円
筒状フランジ部６１の上面と接触するようになってい
る。
【０００８】リテーナ６は真円状に形成され、その円筒
状フランジ部６１の等間隔に開けられた窓６３にスプラ
グ３とその間のブロックベアリング４とを適当に配分し
て嵌入しておき、合成樹脂であるリテーナ６のたわみを
利用して外輪内に押し込むことにより、ブロックベアリ
ング４の延長部４４を介して円筒状フランジ部６１の外
方への弾力のためブロックベアリング４を外輪１の内周
面に押し付けることができる。リテーナの環状フランジ
部６２の外周形状が楕円であったのに対し、この発明で
はリテーナ６が真円状であるため、外輪とリテーナの接
触が全面で一様となり、押し付け力Ｆが安定し、かつ、
全面接触であるので、接触面積が増し、面圧が低下し、
耐摩耗性が向上する。
状フランジ部６１の等間隔に開けられた窓６３にスプラ
グ３とその間のブロックベアリング４とを適当に配分し
て嵌入しておき、合成樹脂であるリテーナ６のたわみを
利用して外輪内に押し込むことにより、ブロックベアリ
ング４の延長部４４を介して円筒状フランジ部６１の外
方への弾力のためブロックベアリング４を外輪１の内周
面に押し付けることができる。リテーナの環状フランジ
部６２の外周形状が楕円であったのに対し、この発明で
はリテーナ６が真円状であるため、外輪とリテーナの接
触が全面で一様となり、押し付け力Ｆが安定し、かつ、
全面接触であるので、接触面積が増し、面圧が低下し、
耐摩耗性が向上する。
【０００９】
【発明の効果】この発明のワンウェイクラッチは、前記
の如き構成であって、リテーナを弾性のある材料で真円
に構成し、ブロックベアリングをそのたわみを利用して
外輪の内周面に押し付けているので、リテーナと外輪の
接触が一様となり、押し付け圧力が安定し、また接触面
積が増大するので面圧が低下し、耐摩耗性が向上する。
さらに、リテーナを分厚くすることができるので成型が
容易である。
の如き構成であって、リテーナを弾性のある材料で真円
に構成し、ブロックベアリングをそのたわみを利用して
外輪の内周面に押し付けているので、リテーナと外輪の
接触が一様となり、押し付け圧力が安定し、また接触面
積が増大するので面圧が低下し、耐摩耗性が向上する。
さらに、リテーナを分厚くすることができるので成型が
容易である。
【図１】この発明のワンウェイクラッチの正面図
【図２】図１のＡ−Ｏ−Ａ断面図
【図３】図１の円Ｂ内の拡大図
【図４】従来のワンウェイクラッチの断面図
【図５】別な構成の従来のワンウェイクラッチの断面図
【図６】さらに別な構成の従来例の正面図
【図７】図６のＸ−Ｘ断面図
【図８】改良された構成の従来例の正面図
【図９】図８に示すワンウェイクラッチに使用される軸
受の斜視図
受の斜視図
１ 外輪 ２ 内輪 ３ スプラグ ４ ブロックベアリング ５ ガータスプリング ６ リテーナ １０ ワンウェイクラッチ ３１ 溝 ４１ 外輪内周面との摺接面 ４２ 内輪外周面との摺接面 ４３ 溝 ４４ 延長部 ６１ 円筒状フランジ部 ６２ 環状フランジ部 ６３ 窓
Claims (1)
- 【請求項１】 半径方向に離間され、相対回転自在に同
心状に配置されるとともに、内周軌道面を有する外輪及
びこの外輪内に配置され環状の外周軌道面を有する内輪
と、これら外輪及び内輪の間に配置されて上記の外周軌
道面と内周軌道面との間でトルクを伝達する複数のスプ
ラグと、このスプラグを揺動自在に保持する環状のリテ
ーナと、このリテーナとともにスプラグを挟持し、かつ
噛み合い方向に付勢するスプリング部材と、スプラグの
間に円周方向に配設されたブロックベアリングからなる
ワンウェイクラッチにおいて、リテーナの弾性力により
ブロックベアリングを外輪内周面に押し付けるように構
成されていることを特徴とするワンウェイクラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9260800A JPH1163029A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | ワンウェイクラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9260800A JPH1163029A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | ワンウェイクラッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163029A true JPH1163029A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=17352928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9260800A Pending JPH1163029A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | ワンウェイクラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1163029A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100809826B1 (ko) | 2006-06-07 | 2008-03-04 | 한국보그워너티에스 유한회사 | 편심방지용 베어링 블럭이 장착된 스프래그형 원웨이클러치 |
| JP2011236978A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Nsk Warner Kk | ワンウェイクラッチ |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP9260800A patent/JPH1163029A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100809826B1 (ko) | 2006-06-07 | 2008-03-04 | 한국보그워너티에스 유한회사 | 편심방지용 베어링 블럭이 장착된 스프래그형 원웨이클러치 |
| JP2011236978A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Nsk Warner Kk | ワンウェイクラッチ |
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