JPH0643399A - 鼻パッド支持部材,鼻パッド支持部材の製造方法および鼻パッド支持部材の取付方法 - Google Patents

鼻パッド支持部材,鼻パッド支持部材の製造方法および鼻パッド支持部材の取付方法

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JPH0643399A
JPH0643399A JP4213636A JP21363692A JPH0643399A JP H0643399 A JPH0643399 A JP H0643399A JP 4213636 A JP4213636 A JP 4213636A JP 21363692 A JP21363692 A JP 21363692A JP H0643399 A JPH0643399 A JP H0643399A
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lens frame
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とし子 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、鼻パッド支持部材、その製造方法
およびその取付方法に関し、製造過程および取付過程を
簡単化するとともに、溶接部分を小さくして見栄えをよ
くすることを目的とする。 【構成】 超弾性合金で形成した鼻パッドアーム5の鼻
パッド対応部分6aにメッキ処理10を行い、このメッキ
処理10を施した部分を、鼻パッド8が取り付けられる鼻
パッド保持部7に銀ろう9で溶接することにより、鼻パ
ッド支持部材5を製造し、また、鼻パッドアーム6のレ
ンズ枠対応部分6bにメッキ処理10を行い、このメッキ
処理10を施した部分をレンズ枠1に銀ろう9で溶接する
ことにより、鼻パッド支持部材5をレンズ枠1に取り付
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鼻パッド支持部材、鼻
パッド支持部材の製造方法および鼻パッド支持部材の取
付方法に関し、特に、超弾性合金で形成された鼻パッド
アームに、鼻パッドが取り付けられる鼻パッド保持部を
銀ろうで溶接し、また、鼻パッドアームのレンズ枠対応
部分をレンズ枠に銀ろうで溶接するようにしたものに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、メガネフレームは、ブリッジに
よって接続されたレンズ枠と、このレンズ枠に取り付け
られたテンプルと、鼻パッドを支持するための鼻パッド
支持部材とから構成されており、この中、鼻パッド支持
部材は、鼻パッドをレンズ枠に対して一定位置に保持
し、この鼻パッドを介して使用時における装着感および
装着状態の維持の向上を図るようにしたものである。
【0003】ここで、鼻パッド支持部材は、鼻パッドア
ームと、鼻パッドを取り付けるための箱状の鼻パッド保
持部とからなっており、特に鼻パッドアームにおいて
は、従来、外力によって鼻パッド保持部がレンズ枠に対
して移動したときでも、外力を除去すると元の状態に戻
るような弾性を備えた超弾性合金で形成され、使用状態
では常に鼻パッドが一定位置にセットされるようにした
ものがある。
【0004】なお、超弾性合金とは、図7の応力−ひず
み線図で示すような擬弾性の性質を備えた合金であっ
て、例えばNi−Ti合金,Cu−Zn−Al合金,C
u−Al−Ni合金などや、Coを入れた合金などがあ
る。
【0005】そして、この超弾性合金の鼻パッドアーム
に鼻パッド保持部を取り付けて鼻パッド支持部材を製造
する方法は、従来、その一例として、図5に示すような
方法が行われている。すなわち、 (a)'Ni合金などで形成したパイプ13の中に、超弾性合
金で形成された鼻パッドアーム6の鼻パッド対応部分6
aを入れる。 (b)'この状態で、パイプ13を外からかしめて鼻パッドア
ーム6に固定し、このパイプ13の部分を鼻パッド保持部
7の上面部分にセットする。 (c)'ろう材(はんだ)14を用いて、このかしめたパイプ
13と鼻パッド保持部7とをろう接(溶接)する。 といった工程により、鼻パッド保持部7(超弾性合金で
はない)を、超弾性合金で形成した鼻パッドアーム6に
取り付けている。
【0006】ここで、ろう接とは、母材を溶融すること
なくろう材のみを溶かし、これを接合間隙に流入・充填
して接合するもので、接合部にはろう材だけの液相が形
成されるものをいう。また、このとき使用されるろう材
には、一般に、スズと鉛からなるはんだが用いられてい
る。
【0007】このように、超弾性合金で形成した鼻パッ
ドアーム6を鼻パッド保持部7に取り付ける際にパイプ
13を用いることとしたのは、超弾性合金、例えばニッケ
ル・チタン系の超弾性合金では、その表面を用いて他物
に直接ろう接した場合にその接着性を維持することが難
しいからであり、したがって、かしめたパイプ13と鼻パ
ッド保持部7とをろう接することにより、鼻パッドアー
ム6と鼻パッド保持部7とをパイプ13を介して間接的に
連結させるようにしている。
【0008】なお、図5(c)'に示すように、鼻パッド保
持部7には、鼻パッド8が取り付けられるものであり、
鼻パッド8の被取付部8aを鼻パッド保持部7に差し込
んだ後、この被取付部8aの孔部を貫通させた状態でピ
ン11を取付用孔部7aに通すことにより、鼻パッド8は
鼻パッド保持部7に対してピン11を軸とした所定範囲内
の回動動作ができるような状態で支持される。これによ
り、使用の際、鼻パッド8の向きが微調整され、安定し
た装着状態を維持できるようにしている。
【0009】次に、この鼻パッド支持部材をレンズ枠に
取り付ける方法は、その一例として、例えば図6に示す
ような方法が行われている。すなわち、 (d)'Ni合金などで形成したパイプ15の中に鼻パッドア
ーム6のレンズ枠対応部分6bを入れる。 (e)'この状態で、パイプ15を外からかしめて鼻パッドア
ーム6に固定し、このパイプ15の部分をレンズ枠1の取
付部分1aにセットする。 (f)'ろう材(はんだ)14を用いて、このかしめたパイプ
15とレンズ枠1の取付部分1aとをろう接(溶接)す
る。 といった工程により、レンズ枠1(超弾性合金ではな
い)に、超弾性合金で形成した鼻パッド支持部材を取り
付けている。これによって、鼻パッド8は、鼻パッド支
持部材を介してレンズ枠1に対する所定位置に支持され
ることになる。
【0010】なお、パイプ15を用いることとしたのは、
図5に示す場合と同様に、超弾性合金の表面を直接用い
たろう接を避け、鼻パッドアーム6とレンズ枠1との間
の接着性を維持するためのものであり、また、ここで用
いられるろう接は、図5(c)'に示すものと同質のろう材
14により行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
鼻パッド支持部材は、鼻パッドアーム6と鼻パッド保持
部7との間の溶接部分に、両者間のろう接を可能とする
ためのパイプ13が入っているため、当該溶接部分が大き
くなり、結果として見栄えがよくないという問題点があ
った。
【0012】さらに、従来の鼻パッド支持部材の製造方
法では、パイプ13を鼻パッドアーム6の鼻パッド対応部
分6aに一旦固着してから、ろう材(はんだ)14でこの
パイプ13を鼻パッド保持部7にろう接するといった作業
を行なっているため、鼻パッド対応部分6aへのパイプ
13のセットおよびこのパイプ13のかしめ作業といった鼻
パッド支持部材の製造に必要な作業工程が増え、生産効
率を悪くすることになり、また、パイプ13のかしめが弱
く行われたときには鼻パッド保持部7が鼻パッドアーム
6から容易に外れるおそれがあり、両者間の接合状態が
不安定なものであった。
【0013】また、従来の鼻パッド支持部材のレンズ枠
1への取付方法においても、ろう接が可能な材質のパイ
プ15を鼻パッドアーム6のレンズ枠対応部分6bに一旦
固着してから、ろう材(はんだ)14でこのパイプ15をレ
ンズ枠1にろう接するといった作業を行なっているた
め、上記と同様にメガネフレ−ムの製造に必要な作業工
程が増え、また、パイプ15のかしめが弱いときには鼻パ
ッド保持部7が鼻パッドアーム6から容易に外れるおそ
れがあるとともに、溶接部分が大きいため見栄えがよく
ないという問題点があった。
【0014】なお、各部材間における接合に関し、レン
ズ枠または鼻パッド保持部がニッケルを含んだ材質で形
成されている場合には、それぞれと鼻パッドアームとの
接続部分を帯熱軟化した状態の下で高圧により押圧し、
レンズ枠または鼻パッド保持部のニッケル成分と、超弾
性合金の鼻パッドアームに含まれているニッケル成分と
の共通するニッケル成分をベースにその部分の金属構造
として鍛造組織を形成させ冶金的に一体化させる、とい
った方法を用いてそれぞれを接合することも可能であ
る。
【0015】しかしながら、この方法ではその取付に高
度の技術を必要とするばかりでなく、高圧により押圧す
るための専用の装置が必要となって最終製品の価格を高
くするといった問題点を有している。
【0016】そこで、本発明では、超弾性合金で形成し
た鼻パッドアームの鼻パッド対応部分に、予め、例えば
ニッケルメッキなどのメッキ処理を施してから、各種の
銀ろうでこの鼻パッド対応部分と鼻パッド保持部とを溶
接することにより、鼻パッド保持部の鼻パッドアームへ
の取付過程を簡単化するとともに、溶接部分が小さくて
見栄えのよい鼻パッド支持部材を提供することを目的
し、さらに、鼻パッドアームのレンズ枠対応部分に、予
め、例えばニッケルメッキなどのメッキ処理を施してか
ら、各種の銀ろうでこのレンズ枠対応部分とレンズ枠と
を溶接することにより、鼻パッド支持部材のレンズ枠へ
の取付過程を簡単化し、かつ見栄えをよくすることを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の鼻パッド支持部
材は、鼻パッドが取り付けられる鼻パッド保持部、およ
び超弾性合金で形成されたものでこの鼻パッド保持部と
レンズ枠とを連結する鼻パッドアームからなり、この鼻
パッドアームと前記鼻パッド保持部とが銀ろうで溶接さ
れているものであり、その製造方法は、超弾性合金で形
成した鼻パッドアームの鼻パッド対応部分にメッキ処理
を行ない、このメッキ処理を施した部分を、鼻パッドが
取り付けられる鼻パッド保持部に銀ろうで溶接するよう
にしたものである。
【0018】また、本発明の鼻パッド支持部材のレンズ
枠への取付方法は、超弾性合金で形成した鼻パッドアー
ムの鼻パッド対応部分にメッキ処理を行ない、このメッ
キ処理を施した部分を、鼻パッドが取り付けられる鼻パ
ッド保持部に銀ろうを用いて溶接し、次に、鼻パッドア
ームのレンズ枠対応部分にメッキ処理を行い、このメッ
キ処理を施した部分をレンズ枠に銀ろうで溶接するよう
にしたものである。
【0019】
【作用】このように、本発明は、超弾性合金で形成した
鼻パッドアームの鼻パッド対応部分に予めメッキ処理を
施し、直接ろう接をすることが困難な超弾性合金の表面
に代わるこのメッキ処理後の表面部分に鼻パッド保持部
(超弾性合金ではない)を、銀ろうで、直接ろう接でき
るようにしたものである。
【0020】また、この鼻パッド支持部材をレンズ枠に
取り付ける場合も同様に、鼻パッドアームのレンズ枠対
応部分に予めメッキ処理を施すことにより、このレンズ
枠対応部分とレンズ枠(超弾性合金ではない)との間
を、銀ろうで直接ろう接できるようにしたものである。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を、図1ないし図4を参照し
て説明する。図において、1はレンズ枠、1aは取付部
分、1bはテンプル取付用部材、2は下側ブリッジ、3
は上側ブリッジ、4はテンプル、5は鼻パッド支持部
材、6は鼻パッドアーム、6aは鼻パッド対応部分、6
bはレンズ枠対応部分、7は鼻パッド保持部、7aは取
付用孔部、8は鼻パッド、8aは被取付部、9は銀ろ
う、10はメッキ処理部分、11はピン、12はブリッジ、12
aは取付部、12bは端部である。
【0022】ここで、レンズ枠1は、その組成が(例え
ば、65%Ni−34.5%Cu−0.58%Mn)の
合金やチタンなど(図7で示すような擬弾性の性質をも
っていない)で形成されており、その側部部分にはテン
プル取付用部材1bを介してレンズ枠1に対して回動可
能な状態でテンプル4が設けられている。そして、レン
ズ枠1のそれぞれには、下側ブリッジ2および上側ブリ
ッジ3を溶接し、このレンズ枠1の双方を接続してい
る。
【0023】次に、鼻パッド支持部材5は、超弾性合金
で形成された鼻パッドアーム6と、鼻パッドアーム6の
鼻パッド対応部分6aに取り付けた箱状の鼻パッド保持
部7(超弾性合金ではない)とからなっており、この鼻
パッド保持部7には取付用孔部7aが形成されている。
なお、鼻パッドアーム6は、その組成が Co 1〜3 % Ni 53〜55 % C 0.2 %以下 O2 0.07 %以下 Ti 残り の合金であり、先ず、500℃〜900℃でのなまし処
理(加熱処理)を行った後、略U字状の型を用いた加工
(プレス加工)によって所定の形状に形成したものであ
る。
【0024】このとき、なまし処理を行うこととしたの
は、この合金を曲げやすくして型へのセットを容易にす
るためであり、また、型加工の際、合金を型に入れたま
ま300℃〜600℃で20分〜2時間の間、熱処理を
行ってその形状を記憶させるようにしている。なお、こ
の熱処理に要する時間は処理対象のロット数で異なって
くる。
【0025】そして、この形状記憶処理により、鼻パッ
ドアーム6は、外力を与えて任意の形状に折り曲げても
当該外力を除去すると先に記憶した形状に復帰するとい
った性質を持つことになる。なお、この形状記憶処理後
の鼻パッドアーム6の横弾性係数および縦弾性係数は、
それぞれ、 横弾性係数(G) 約2200kgf/mm2 縦弾性係数(E) 約5800kgf/mm2 となっている。
【0026】続いて、この超弾性合金の鼻パッドアーム
6の鼻パッド対応部分6aに鼻パッド保持部7を取り付
けて鼻パッド支持部材5を製造するには、図2に示すよ
うな方法が用いられている。すなわち、 (a) 鼻パッドアーム6の鼻パッド対応部分6aにニッケ
ルによるメッキ処理を行なう。 (b) 次に、鼻パッド対応部分6aのメッキ処理部分10を
鼻パッド保持部7の上面部分にセットする。 (c) 次に、メッキ処理部分10と鼻パッド保持部7との間
を銀ろう9で溶接する。 といった工程により、鼻パッド保持部7(超弾性合金で
はない)を超弾性合金で形成した鼻パッドアーム6に取
り付け、鼻パッド支持部材5を製造している。
【0027】なお、図2(a) におけるメッキ処理は、ニ
ッケルメッキ自体が約60℃〜65℃の間にあるときに
行われ、メッキ処理部分10には、約10〜30ミクロン
のニッケルメッキが付いた状態となっている。また、図
2(c) における銀ろう9は、その組成が、例えば Ag 62 % Cu 2 % Zn 3 % Ni 3 % Cd 30 % のものを用いている。
【0028】また、図2(c) に示すように、取付用孔部
7aと被取付部8aとをピン11により接続し、回動可能
な状態で鼻パッド8を支持するようにして、使用時にお
ける鼻パッド8の微調整によって安定した装着状態を維
持できるようにしたことは、図5(c')に示す従来の鼻パ
ッド支持部材における鼻パッド保持部7と同様である。
【0029】次に、この鼻パッド支持部材5をレンズ枠
1に取り付けるには、図3に示すような手順により行わ
れている。すなわち、 (d) 鼻パッドアーム6のレンズ枠対応部分6bにニッケ
ルによるメッキ処理を行なう。 (e) 次に、レンズ枠対応部分6bのメッキ処理部分10を
レンズ枠1の取付部分1aにセットする。 (f) 次に、メッキ処理部分10と取付部分1aとの間を銀
ろう9で溶接する。 といった工程により、レンズ枠1(超弾性合金ではな
い)に、超弾性合金で形成した鼻パッド支持部材5を取
り付けている。これによって、鼻パッド8は、鼻パッド
支持部材5を介してレンズ枠1に対する所定位置に支持
されることになる。
【0030】なお、図3(d) のメッキ処理は、図2(a)
のメッキ処理と同様な方法により行われ、同質なメッキ
処理部分10が形成されるものであり、したがって、鼻パ
ッド支持部材5の製造時、すなわち図2(a) のメッキ処
理と同時に行うようにしてもよく、さらに図3(f) にお
ける銀ろう9は、その組成が図2(c) における銀ろう9
と同様のものが用いられるがこれに限定されるものでは
ない。
【0031】また、鼻パッド支持部材5をレンズ枠1に
直接溶接することに代えて、図4に示すように、双方の
レンズ枠1を取付部12aにそれぞれ溶接したブリッジ12
の一部(端部12b)に鼻パッドアーム6のレンズ枠対応
部分6bを銀ろう9を用いて溶接し、このブリッジ12を
介して鼻パッド支持部材5をレンズ枠1に支持するよう
にしてもよい。なお、レンズ枠対応部分6bと端部12b
との溶接は、図3と同様の手順により行われる。
【0032】このとき、鼻パッド支持部材5は、端部12
bに支持されて鼻パッド8を所定位置に保持できるよう
な形状の鼻パッドアーム6を備えている必要があり、こ
の鼻パッドアーム6の形成には、上述した型加工(プレ
ス加工)における型の変更によって行われる。なお、図
4に示すブリッジ12は、図1における下側ブリッジ2お
よび上側ブリッジ3に代わる単一のものであるが、鼻パ
ッド支持部材5をブリッジに取り付ける際にブリッジが
単一であることに限定するものではない。
【0033】
【発明の効果】本発明は、超弾性合金で形成した鼻パッ
ドアームの鼻パッド対応部分にメッキ処理を行なってか
ら、この鼻パッド対応部分と鼻パッド保持部とを銀ろう
を用いて溶接する、といった工程により鼻パッド支持部
材を製造しているため、従来の製造方法の必須工程であ
る、鼻パッド対応部分にパイプを入れ、かつかしめると
いった工程を省略してその製造工程を容易にでき、さら
に、製造された鼻パッド支持部材も、かしめたパイプが
外れて鼻パッド保持部が鼻パッドアームからとれてしま
う、といったことのない安定した接合状態を確保でき、
かつ溶接部分の小さな見栄えの良いものとすることがで
きる。
【0034】また、鼻パッド支持部材のレンズ枠への取
付方法においても同様に、鼻パッドアームのレンズ枠対
応部分にメッキ処理を行なってから銀ろうを用いてレン
ズ枠に溶接しているため、パイプの固定といった従来の
取付方法の必須工程を省略でき、さらに、溶接部分にパ
イプを用いていないため、かしめたパイプが外れて鼻パ
ッド支持部材がとれてしまう、といったことのない安定
した接合状態を確保でき、かつメガネフレ−ム自体もレ
ンズ枠からパイプを省いたシンプルなデザインのものに
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、鼻パッド支持部材を用いたメガネフ
レ−ムの斜視図、および鼻パッド支持部材が用いられて
いる部分を拡大した斜視図である。
【図2】本発明の、鼻パッド支持部材の製造方法を示す
説明図である。
【図3】本発明の、鼻パッド支持部材のレンズ枠への取
付方法を示す説明図である。
【図4】本発明の、鼻パッド支持部材がブリッジの一部
を介してレンズ枠に取り付けられた状態を示す斜視図で
ある。
【図5】従来の、鼻パッド支持部材の製造方法を示す説
明図である。
【図6】従来の、鼻パッド支持部材のレンズ枠への取付
方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・レンズ枠 1a・・・取付
部分 1b・・・テンプル取付用部材 2・・・下側ブ
リッジ 3・・・上側ブリッジ 4・・・テンプ
ル 5・・・鼻パッド支持部材 6・・・鼻パッ
ドアーム 6a・・・鼻パッド対応部分 6b・・・レン
ズ枠対応部分 7・・・鼻パッド保持部 7a・・・取付
用孔部 8・・・鼻パッド 8a・・・被取
付部 9・・・銀ろう 10・・・メッキ
処理 11・・・ピン 12・・・ブリッ
ジ 12a・・・取付部 12b・・・端部 13,15・・・パイプ 14・・・ろう材
(はんだ)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、鼻パッド支持部材を用いたメガネフ
レームの斜視図、および鼻パッド支持部材が用いられて
いる部分を拡大した斜視図である。
【図2】本発明の、鼻パッド支持部材の製造方法を示す
説明図である。
【図3】本発明の、鼻パッド支持部材のレンズ枠への取
付方法を示す説明図である。
【図4】本発明の、鼻パッド支持部材がブリッジの一部
を介してレンズ枠に取り付けられた状態を示す斜視図で
ある。
【図5】従来の、鼻パッド支持部材の製造方法を示す説
明図である。
【図6】従来の、鼻パッド支持部材のレンズ枠への取付
方法を示す説明図である。
【図7】一般的な、超弾性合金の応力−ひずみ線図であ
る。
【符号の説明】 1・・・レンズ枠 1a・・・取付
部分 1b・・・テンプル取付用部材 2・・・下側ブ
リッジ 3・・・上側ブリッジ 4・・・テンプ
ル 5・・・鼻パッド支持部材 6・・・鼻パッ
ドアーム 6a・・・鼻パッド対応部分 6b・・・レン
ズ枠対応部分 7・・・鼻パッド保持部 7a・・・取付
用孔部 8・・・鼻パッド 8a・・・被取
付部 9・・・銀ろう 10・・・メッ
キ処理 11・・・ピン 12・・・ブリ
ッジ 12a・・・取付部 12b・・・端
部 13,15・・・パイプ 14・・・ろう
材(はんだ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鼻パッドが取り付けられる鼻パッド保持
    部、および超弾性合金で形成されたものでこの鼻パッド
    保持部とレンズ枠とを連結する鼻パッドアームからな
    り、 この鼻パッドアームと前記鼻パッド保持部とが銀ろうで
    溶接されていることを特徴とする鼻パッド支持部材。
  2. 【請求項2】 超弾性合金で形成した鼻パッドアームの
    鼻パッド対応部分にメッキ処理を行ない、 このメッキ処理を施した部分を、鼻パッドが取り付けら
    れる鼻パッド保持部に銀ろうで溶接するようにしたこと
    を特徴とする鼻パッド支持部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 超弾性合金で形成した鼻パッドアームの
    鼻パッド対応部分にメッキ処理を行ない、 このメッキ処理を施した部分を、鼻パッドが取り付けら
    れる鼻パッド保持部に銀ろうで溶接し、 前記鼻パッドアームのレンズ枠対応部分にメッキ処理を
    行い、 このメッキ処理を施した部分をレンズ枠に銀ろうで溶接
    するようにしたことを特徴とする鼻パッド支持部材の取
    付方法。
JP4213636A 1992-07-02 1992-07-17 鼻パッド支持部材,鼻パッド支持部材の製造方法および鼻パッド支持部材の取付方法 Pending JPH0643399A (ja)

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