JPH0642406B2 - トリミング抵抗を有する回路基板の製造方法 - Google Patents

トリミング抵抗を有する回路基板の製造方法

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JPH0642406B2
JPH0642406B2 JP1138573A JP13857389A JPH0642406B2 JP H0642406 B2 JPH0642406 B2 JP H0642406B2 JP 1138573 A JP1138573 A JP 1138573A JP 13857389 A JP13857389 A JP 13857389A JP H0642406 B2 JPH0642406 B2 JP H0642406B2
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trimming
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film
resistance value
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仁 木村
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、回路基板上に形成した膜状抵抗体をトリミン
グして、その電極間の抵抗値を調整する回路基板の製造
方法に関する。
[従来の技術] セラミックス絶縁基板の上に膜状抵抗体を形成する場
合、第3図で示すように、絶縁基板1の上に一対の電極
4、4を対向して印刷し、この電極4、4に亙って酸化
ルテニウム等を主体とする抵抗ペーストを厚膜印刷法に
より印刷し、膜状抵抗体2を形成する。ここでは、電極
4、4間で測定される抵抗値が目標の抵抗値より予め低
くなるよう形成しておき、形成後、電極4、4間で抵抗
値を測定しながら、レーザートリミング等の手段で、上
記膜状抵抗体2に一方の側辺から切り溝5を入れ、電極
4、4間の抵抗値を補正することが実施されている。
このようなトリミングによる抵抗値の調整に際して、例
えば、第3図において右側に示すように、電極4、4が
対向する方向と直交する方向(電極4、4と平行な方
向)に切り溝5を入れる場合、電極4、4間で測定され
る抵抗値は、切り溝5の長さにほぼ比例して増大する。
このように、回路基板上に形成される抵抗体の中には、
高精度な調整が要求されるものがあり、これらの抵抗体
については、予め切り溝5を形成するトリミング速度を
遅くするか、或いは、第3図において左側に示すよう
に、目標の抵抗値近くまでトリミングしたところでトリ
ミング方向を90°変えて、L字形に切り溝5を形成す
る、いわゆるL形トリミングを行なう必要があった。
しかしながら、上記のように、トリミング速度を遅くし
たり、途中からトリミング方向を変えた場合、レーザ光
の照射により、トリミング速度が遅い場所や、切り溝5
の方向が直角に変わるところで基板の局部的な温度上昇
を招く。このため、基板と膜状抵抗体との熱膨張率の違
いにより、上記のトリミング速度が遅い場所や、切り溝
5の方向が直角に変わるところで、膜状抵抗体2にいわ
ゆるマイクロクラックが生じやすく、トリミング後の抵
抗値の経時変化が大きくなるという欠点がある。
そこでこうした課題を解消するため、第4図で示すよう
に、電極4、4が対向する方向に対して斜めに切り溝5
を入れることが提案されている。(特開昭63−299
156号公報) [発明が解決しようとする課題] しかしながら、一部の抵抗体について切り溝を電極4、
4が対向する方向に対して斜めに入れることが可能なレ
ーザトリミング装置は、機構や装置を操作するためのプ
ログラムが複雑なため、高価で操作が難しいという欠点
があると共に、トリミング作業に要する時間が総じて長
くなり、生産性が上がらないという欠点が指摘される。
本発明は、上記従来の欠点を解消することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] すなわち、上記目的を達成するために、本発明において
採用した手段の要旨は、回路基板1上に形成された対向
する電極4、4に亙って形成した膜状抵抗体2、3をト
リミングする回路基板の製造方法において、回路基板1
上に形成された複数の厚膜抵抗素子8、9のうち、一部
の素子8の電極4、4をトリミング方向と直交する方向
に対向させ、他の一部の素子9の電極7、7をトリミン
グ方向に対して斜めに対向させ、上記素子8、9の膜状
抵抗体2、3を何れも同じ方向にトリミングする回路基
板の製造方法である。
[作用] 上記本発明による回路基板の製造方法によれば、精密な
抵抗値の調整が必要な厚膜抵抗素子9の電極7、7をト
リミング方向に対して斜めに対向させ、その他の厚膜抵
抗素子8の電極4、4をトリミング方向と直交する方向
に対向させ、これら膜状抵抗体2、3を何れも同じ方向
にトリミングするので、一般の簡易な機構のレーザトリ
ミング装置で簡便にトリミングが可能であり、かつトリ
ミング時間の短縮化を図ると同時に、必要なトリミング
精度が確保できる。
[実施例] 次に、図面に参照しながら、本発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図で示すように、絶縁基板1の上に複数の厚膜抵抗
素子8、9が形成されている。既に述べた通り、これら
厚膜抵抗素子8、9は、上記回路基板1の上に対向して
形成された一対の電極4、4、7、7と、これら電極
4、4、7、7の間に各々形成された膜状抵抗体2、3
とからなる。トリミングに際して、上記膜状抵抗体2、
3には、切り溝5、6が入れられるが、この切り溝5、
6は、回路基板1の側辺10を基準として、これと平行
に入れられる。
ここで、高精度のトリミングを要求される厚膜抵抗素子
9は、その電極7、7が上記回路基板1の側辺10に対
して斜めに対向しており、膜状抵抗体3も、これら電極
7、7が対向する方向に長辺を有する長方形状に形成さ
れている。他方、高精度のトリミングを要求されない厚
膜抵抗素子8は、その電極7、7が上記回路基板1の側
辺10に対して直交する方向に対向しており、膜状抵抗
体3も、これら電極7、7が対向する方向、つまり回路
基板1の側辺10に対して直交する方向に長辺を有する
長方形状に形成されている。
上記のような厚膜抵抗素子8、9の配置と、トリミング
方向から、必然的に一方の厚膜抵抗素子8の膜状抵抗体
2には、電極4、4が対向する方向と直交する方向に切
り溝5は入れられ、他方の厚膜抵抗素子9の膜状抵抗体
2には、電極7、7が対向する方向に対して斜めに切り
溝5が入れられる。
これら2つの場合の切り溝5、6の長さ(トリミング
長)と、電極4、4または7、7で測定される抵抗値と
の関係を示したのが第2図のグラフであり、前者の場合
を抵抗(1)として、後者の場合を抵抗値(2)として
各々示した。このグラフから明らかな通り、抵抗値
(1)で示した前者の厚膜抵抗素子8では、トリミング
長の増大に伴い、抵抗値が急峻に変化するため、短時間
で目標の抵抗値にトリミング調整することができる。こ
れに対して、後者の厚膜抵抗素子9では、トリミング長
の増大に伴い、抵抗値が前者に比してゆるやかに変化す
るため、抵抗値を高精度にトリミング調整しやすい。
このトリミング方法においては、トリミング方向に対し
て厚膜抵抗素子9の電極7、7が対向する方向の角度
を、必要とされるトリミング精度に応じて変えるのが効
果的であるのが理解できる。すなわち、高精度のトリミ
ングを要求されるときは、第1図において左側の厚膜抵
抗素子9に示すθをできるだけ大きくとり、高精度のト
リミングを要求されないときは、上記θを小さくとる。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明では、トリミング作業の簡素
化による生産性の向上と、必要なトリミング精度の確保
という2つの矛盾する課題を共に解決することができる
回路基板の製造方法を提供できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示す回路基板の要部平面
図、第2図は、厚膜抵抗素子のトリミング長と電極間で
測定される抵抗値との関係を示すグラフ、第3図と第4
図は、従来例を示す回路基板の要部平面図である。 1……回路基板、2、3……膜状抵抗体、4、7……電
極、5、6……切り溝、8、9……厚膜抵抗素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板1上に形成された対向する電極
    4、4に亙って形成した膜状抵抗体2、3をトリミング
    する回路基板の製造方法において、回路基板1上に形成
    された複数の厚膜抵抗素子8、9のうち、一部の素子8
    の電極4、4をトリミング方向と直交する方向に対向さ
    せ、他の一部の素子9の電極7、7をトリミング方向に
    対して斜めに対向させ、上記素子8、9の膜状抵抗体
    2、3を何れも同じ方向にトリミングすることを特徴と
    するトリミング抵抗を有する回路基板の製造方法。
JP1138573A 1989-05-31 1989-05-31 トリミング抵抗を有する回路基板の製造方法 Expired - Lifetime JPH0642406B2 (ja)

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JPH033301A JPH033301A (ja) 1991-01-09
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