JPH064207U - 内装用伸縮継手装置 - Google Patents

内装用伸縮継手装置

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JPH064207U
JPH064207U JP3848293U JP3848293U JPH064207U JP H064207 U JPH064207 U JP H064207U JP 3848293 U JP3848293 U JP 3848293U JP 3848293 U JP3848293 U JP 3848293U JP H064207 U JPH064207 U JP H064207U
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敏一 大松
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敏一 大松
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 表面より、間隙構造が目立たないようにす
る。 【構成】 建造物間の間隙を挟んだ両建造物端縁に各固
設する縁基枠1と、該縁基枠1の前面側に対して螺子等
の締結部材を介して固設可能になる縁枠材6によって、
両部材を締結したとき建造物の端縁側にスリット間隙1
2を有する懐状内腔部11を形成する縁枠組立体10
と、対向する縁枠組立体10のスリット間隙12から両
側縁部を内腔部11に摺動可能に挿入担持してなる平板
状の被覆連結板14とから構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建造物に構成した間隙構造の被覆手段に係り、殊に天井面、内壁面、 天井面と内壁面に現われた建造物の間隙を被覆する内装用伸縮継手装置の改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
建造物は温度変化による伸縮、不等沈下及び地震等により常時歪が生じており 、その歪から生ずる建造物の破壊を防止する手段として構築する場合に間隙構造 を構成している。従ってこうした建造物の内部を仕上げる場合には伸縮性を保持 した状態でこの間隙構造を被覆しなければならない。この種の伸縮継手としては 、図3に示すように、間隙Gを挟んだ建造物a,aの端部に固定した一対の縁枠 50,50対して被覆板51を被着する構造になっており、縁枠50,50に両 側から張設した天井板b,bの縁部を係合した状態で支持すると共に、両縁枠5 0,50間に伸縮自在に介挿担持した吊込金具52に上記両縁枠50,50を跨 ぐと共に、間隙Gの歪に対応する充分な幅Wを有する平板状の上記被覆板51を ボルト53を介して締結し、間隙Gの表面を覆っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記被覆板51の構成によると、構造上その幅Wが間隙Gと比 較して相当に大きくなってしまい、該間隙Gに沿って延びる該被覆板51が建築 物の天井面又は内壁面等のデザインを分断するという問題を有していた。殊に近 年では建築物の大型化及び高層化によって間隙Gの幅が大きくなるに従って、そ の被覆板51の幅Wも広くなり、デザイン的違和感を呈する場合もしばしばあっ た。
【0004】 本考案は上記問題に鑑み、隣接する内壁面や天井面等との間隙において、表面 から該部間隙構造があまり目立たない内装用伸縮継手装置を提供することを目的 とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る内装用伸縮継手装置は、建造物間の間隙を挟んだ両建造物端縁に 各固設する縁基枠と、該縁基枠の前面側に対して螺子等の締結部材を介して固設 可能になる縁枠材によって、両部材を締結したとき建造物の端縁側にスリット間 隙を有する懐状内腔部を形成する縁枠組立体と、対向する縁枠組立体のスリット 間隙から両側縁部を内腔部に摺動可能に挿入担持してなる平板状の被覆連結板と から構成することを要旨とするものである。
【0006】 また天井面と内壁面、内壁面と内壁面間の間隙の場合は、被覆連結板の一側を ヒンジ機構を介して面と直交する方向に角度変位自在に壁面取付金具と枢設する ことによって実現することができる。更に縁枠材の内壁材係合縁を一体的に構成 することが好ましい。
【0007】
【作用】
即ち上記構成によれば、被覆連結板が縁基枠と縁枠材によって構成される縁枠 組立体のスリット間隙から縁部を懐状の内腔部に挿入するようになるため、該縁 枠組立体の縁を建造物縁と略一致するように固設することによって、両縁枠組立 体間に現われる被覆連結板は建造物の間隙と同幅にすることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る内装用伸縮継手の実施例を図面にしたがって説明する。 図1は天井面と天井面、又は内壁面と内壁面間の間隙を被覆する伸縮継手であ り、天井面について説明する。 符号1,1は間隙を挟んで建造物a,aに対向して縁部内縁に沿って構造材c ,cに螺子30を介して締結し対向固着した縁基枠であり、該両縁基枠の断面は 、螺子30挿通用小孔3を穿設した底板部2の一側に前縁4、反対側の一側に嵌 合溝4を持った折返し縁5を構成してなる。
【0009】 符号6は上記縁基枠1と略同幅をもって構成した縁枠材であり、取付板部7の 一側には上記前縁4と対向するように形成した前縁8、反対側の一側には上記嵌 合溝4と嵌合する折曲縁9を形成すると共に、螺子31を介して折返し縁5に締 結一体化して、縁基枠1と縁枠材6とからなる縁枠組立体10を構成する。該縁 枠組立体10は両部材組み付け時に両部材の前縁4,8間に懐状の内腔部11に 連通するスリット間隙12を形成する。 また、上記縁枠材6の前縁8側の内縁には断面が略コ字状の内壁材係合縁13 を構成してなる。
【0010】 符号14は建造物の間隙Gより充分に広い幅Wを有する被覆連結板であり、該 板材の両縁には折曲縁15,15を構成すると共に該両縁部をそれぞれ前記縁枠 組立体10のスリット間隙12から内腔部11に挿入担持してなるもので、スリ ット間隙12は被覆連結板14の板厚を摺動可能にする間隙幅を有する。
【0011】 上記構成になる内装用伸縮継手を施工する場合は、間隙Gを介して対向した建 造物a,aの縁部内縁に沿って設けられている構造材c,cに螺子30を介して 縁基枠1,1を締結する。次に両縁基枠1,1の前縁4,4を跨ぐように被覆連 結板14を位置し、両縁基枠1,1にそれぞれ縁枠材6,6を螺子31によって 締結固着する。この締結によって被覆連結板14は両縁枠組立体10,10の前 縁4,8間によって形成するスリット間隙12,12に摺動可能に担持されるも ので、天井板等の内壁材b,bは縁枠材6の前縁8側の内縁に構成した内壁材係 合縁13に縁部を係合した仕上げ施工を行なう。
【0012】 図2は天井面と壁面、又は壁面と該壁面と交差する面間の伸縮継手を示すもの である。前記第一の実施例と異なる構造について説明すると、符号16は隅用被 覆連結板であり、一方に折曲縁17を形成すると共に、他方の縁には長手方向に 伸びるC形断面のヒンジ溝18を形成し、該ヒンジ溝18に対して壁面取付金具 19の折曲溝20の端縁に形成した長手方向に伸びる軸状係合縁21を揺動自在 に枢着してヒンジ機構22を構成してなる。
【0013】 上記構成では隅用被覆連結板16は折曲縁17側を縁枠組立体10に対して前 記実施例と同様に組み付け、ヒンジ機構22側は螺子32によって壁面取付金具 19を壁面構造体4に固着することによって施工を完了する。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係る伸縮継手は、被覆連結板の露出を建造物の間隙 と略同幅に抑制することができるため、伸縮継手装置によって該部構造の幅が拡 大されることがなく、伸縮継手部のラインが強調されて建造物全体のデザインを 分断することがない。従って、建造物内壁面におけるデザイン的違和感を小さく することができる特徴を有するものであり、本考案実施後の効果はきわめて大き い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る内装用伸縮継手の第一の実施例を
示す正断面図である。
【図2】他の実施例を示す正断面図である。
【図3】従来の伸縮継手を示す正断面図である。
【符号の説明】
1 縁基枠 6 縁枠材 10 縁枠組立体 11 内腔部 12 スリット間隙 13 内壁材係合縁 14 被覆連結板 16 隅用被覆連結板 19 壁面取付金具 22 ヒンジ機構 a 建造物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物間の間隙を挟んだ両建造物端縁に
    各固設する縁基枠と、該縁基枠の前面側に対して螺子等
    の締結部材を介して固設可能になる縁枠材によって、両
    部材を締結したとき建造物の端縁側にスリット間隙を有
    する懐状内腔部を形成する縁枠組立体と、対向する縁枠
    組立体のスリット間隙から両側縁部を内腔部に摺動自在
    に挿入担持してなる平板状の被覆連結板とからなると共
    に、前記縁枠材の内縁に内壁材係合縁を一体的に構成し
    てなる内装用伸縮継手装置。
  2. 【請求項2】 被覆連結板の一側がヒンジ機構を介して
    面と直交する方向に角度変位自在に壁面取付金具と枢設
    され、該被覆連結板の他側を縁枠組立体のスリット間隙
    から内腔部に挿入担持してなる請求項1記載の内装用伸
    縮継手装置。
JP1993038482U 1993-06-21 1993-06-21 内装用伸縮継手装置 Expired - Lifetime JP2541583Y2 (ja)

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JPH064207U true JPH064207U (ja) 1994-01-21
JP2541583Y2 JP2541583Y2 (ja) 1997-07-16

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ID=12526480

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021038551A (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 株式会社竹中工務店 エキスパンションジョイントの天井構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811247A (ja) * 1981-07-14 1983-01-22 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント
JPS6269502U (ja) * 1985-10-22 1987-05-01

Patent Citations (2)

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