JP2573154Y2 - 目板の取付け構造 - Google Patents

目板の取付け構造

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JP2573154Y2
JP2573154Y2 JP1992069232U JP6923292U JP2573154Y2 JP 2573154 Y2 JP2573154 Y2 JP 2573154Y2 JP 1992069232 U JP1992069232 U JP 1992069232U JP 6923292 U JP6923292 U JP 6923292U JP 2573154 Y2 JP2573154 Y2 JP 2573154Y2
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JP
Japan
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frame
panel
eye
locking
plate
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JP1992069232U
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JPH0632676U (ja
Inventor
一也 嶋田
和彦 喜多
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三協アルミニウム工業株式会社
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、柱構造、枠構造ある
いは框構造等の表側を化粧する目板の取付け構造にに関
する。
【0002】
【従来技術】例えば、框組みドアにおける目板は、枠材
と框材あるいは框材どうしの結合箇所やビス止め個所を
隠蔽し、框組みを化粧するために多く用いられる。特に
開口部意匠の多様化によって開口部に框組み構造が採用
される例が多くなっている。図3は、外枠1の内側に框
組み2を取り入れたドア板3であり、框組み2は間隔を
とって配置された2種の横框4(a,b)を備え、図2
のように、横框4a、4b間の開口部分にガラス板5が
装着されている。
【0003】横框4aは、表目板6、表框材7、裏框材
8および裏目板9で構成され、裏框材8は上下に分離さ
れた上裏框材8aと下裏框材8bとで構成されている。
そして、この横框4aは、表框材7と裏框材8をガラス
板5を挟むようにして配置し、左右の外枠1(縦枠)側
から表框材7および上下の裏框材8(a,b)のビスホ
ール10、11に捩じ込んだビス12(図3)によって
これらを固定した後、表目板6を、その内面の係合部1
3,13を表框材7の上下に形成されている係止部1
4,14に係合させ、さらに、裏目板9を、その内面の
係合部15を上下の裏框材8a,8bの係止部16
(a,b)に係合させて構成される。
【0004】横框4bは、表目板17、表框材18、裏
框材19および裏目板20で構成される。ガラス板5を
挟むようにして表框材18、裏框材19を配置し、裏框
材19をビス21によって表框材18と一体に固定した
後、表目板17と裏目板20が装着される。目板(1
7,20)の取り付けは、横框4aの場合と同様にその
内面の係合部22,22および係合部23,23を表裏
の框材18,19の係止部24,24および係止部2
5,25に係合させることで行われる。なお、この実施
例において、横框4bは左右の外枠1に固定されない
が、外枠1に固定される横框4aの間にガラス板を介し
て配置されることにより位置決めされる。
【0005】横框4aの裏框材8a,8bが分離されて
いるのは、表框材7の幅(上下方向寸法)が変更されて
も対応できるようにされているのと、框組み2の上辺お
よび下辺に個別で使用することができるよう汎用性を持
たせるためである。上記の構造において、表裏の目板
6,9はそれぞれ、表框材7,18あるいは裏框材8,
19に係合部13,15と係止部14,16によって装
着されている。この様な係合構造は表裏の目板を正面か
ら押し付けることによって簡単に取り付けられるという
利点がある。しかし、係合部と係止部との設定寸法に嵌
めやすさと装着の確実性を勘案した精度が必要とされ、
精度如何によって係合が固すぎたり、逆にガタが生じた
りする難点がある。
【0006】この点を上記従来例の構造に付いて見る
と、表框材7,18と裏框材19は一体の押し出し成形
材であって、表目板6,17および裏目板20の係合部
13,22,23が係合する係止部14,24,25
は、その間隔の寸法を比較的厳密に設定することができ
るので、目板(6,17,20)の取り付けに問題はな
いが、横框4aにおける裏框材8aと同8bは別部材に
成形され、表框材7に組み合わされてビス止めで固定さ
れるので、これらにおける係止部16(a,b)の間隔
を正確に設定することが難しく、裏目板9の取り付けを
適正に行うことが困難である。
【0007】一方、従来、框組みにおける目板の取り付
け構造には、框材に設けた嵌合受けに目板の嵌合爪を、
框材の長手方向一端側から目板をスライドさせながら装
着するスライド構造もある。しかし、スライド構造は目
板が長尺な場合に大きな作業スペースを必要とし、ま
た、装着に時間を要する欠点がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、框におけ
る目板の取り付けを、簡単に、かつ、大きな作業スペー
スを必要とすることなく、しかも、多少の寸法誤差があ
っても確実に行うことができる目板取り付け構造の提供
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】部材の目板取り付け箇所
に係止部を備えた取付け金具を固定し、該係止部を目板
裏面の係合部に弾性的に係止させて目板を部材に取り付
けた構造に関する。取付け金具は、基板とその両側から
交互に間隔をとって幅方向に切り起こした弾性板および
各弾性板の先端部を基板側に屈曲して形成した係止部を
備える。目板の係合部は前記の係止部が嵌入するスペー
スを備え、少なくとも一方のスペースが、係止部の嵌入
方向へ係合に必要な長さより長くされる。
【0010】
【作用】取付け金具が弾性板を基板の両側から交互に間
隔をとって備えた構成は、目板に対する係止部を基板の
長手方向に分散させる。取付け金具の係止部は目板を基
板側に引き寄せる。目板の係合部におけるスペースは取
付け金具の係止部による目板の係合を許容すると共に大
きな側のスペースは、弾性板の不必要な変形を防止す
る。
【0011】
【実施例】図1は、上記した従来例の横框4aに本考案
を適用した実施例であり、上記と同様に表目板6、表框
材7、上下の裏框材8(a,b)および裏目板9で構成
され、表框材7と裏框材8を、ガラス板5を挟むように
して配置し、ビス12を左右の外枠1(縦枠)側から表
框材7および上下の裏框材8(a,b)のビスホール1
0、11に捩じ込んで固定されている。そして、表目板
6は、その内面の係合部13,13を表框材7の上下に
形成されている係止部14,14に係合させて取り付け
られている。
【0012】しかし、裏目板9は表框材7における補強
中空部26の裏面側にビスなどで固定された取り付け金
具27の係止部16,16に、その内面の係合部15,
15を係止して取り付けられている。取り付け金具27
(図4)は弾性を有する金属板体を素材とし、基板28
とその両側から交互に間隔をとって幅方向に切り起こし
た弾性板29,29および各弾性板29の先端部を基板
28側に屈曲して形成した係止部16を備える。
【0013】弾性板29は、両側から交互に間隔をとっ
て幅方向に切り起こされることにより、図4のように隣
接するものが基板28上方で傾斜方向を交差するように
して基板28の長手方向に間隔をとって配列され、各弾
性板29の先端部が相互に反対方向に基板側に屈曲され
て係止部16,16に形成されている。したがって、弾
性板29は基板28とのつながり部分を中心として弾性
的に回動変位することができ、これによりこれらの先端
における係止部16,16は目板の幅方向で弾性的に変
位可能とされている。また、係止部16,16の基板2
8からの距離は、上下の裏框材8(a,b)の表裏方向
寸法(図あにおいて左右方向の寸法)より若干小さくさ
れている。取り付け金具27は、基盤28の長手方向を
表框材7の長手方向に一致させて上記の補強中空部26
に固定されている。
【0014】なお、裏目板9の裏面における係合部1
5,15は、裏目板9の幅方向(図3において上下方
向)に一組として複数組が裏目板9の長手方向に設けら
れており、取付け金具27はこの係合部15,15の組
構造に対応して上記係止部16,16の組が構成される
ように、表框材7の長手方向に沿って複数個が固定され
ている。係合部15,15は、裏目板9の裏面に対向し
て形成された断面が鉤形となるフィンで構成され、この
実施例の場合、双方共に鉤形の内側に取付け金具27の
係止部16,16が係止するのに必要な以上のスペース
を備えている。
【0015】表目板6は従来どおり、係合部15と係止
部16との係合により取り付けられる。一方、裏目板9
は、取り付け金具27を表框材7の補強中空部26の裏
面に固定した後、裏目板9を上下の裏框材8(a,b)
の裏面に当て付け、裏面の係合部15の一方を一方の弾
性板29における係止部16に係合させて充分に嵌入さ
せ、ついで、該一方の弾性板29の傾斜を引き起こすよ
うな形で組をなす他の係止部16との間隔を縮めた状態
とする。そして、係合部15の他方を他方の弾性板29
における係止部16に近付け、さらに、裏目板9を装着
すべき正規位置に戻すことによって、これら他方の係合
部15を係止部16に係止させる。
【0016】この状態で裏目板9は、上縁と下縁が上下
の裏框材8(a,b)に接し、かつ、弾性板29の係止
部16,16が元位置(基板側)に戻ろうとする弾力に
よって、常時、裏框材8(a,b)側に引き付けられ
る。また、弾性板29の弾力によって係止部16が係合
部15から外れてしまうこともない。これにより裏目板
9は横框4aに定着される。
【0017】以上は実施例であって、本考案は図示した
具体的構成に限定されず、また、框組みにおける目板に
限定されない。弾性板29は、図のように側面視で交差
するように傾斜させる他に、平行に立設させても良い。
また、係止部16を屈曲させる方向も外側に限らない。
【0018】
【考案の効果】部材に対し、目板を正面から簡単に、か
つ、大きな作業スペースを必要とすることなく取付ける
ことができる。目板を取付ける個所に多少の寸法誤差が
あっても、目板を確実に取り付けることができる。細か
に組まれた框組みにおける各框を目板によって化粧する
場合であっても、これを短時間で行うことができる。目
板の係合に際して、最初、一方の係合部のスペースに取
付け金具の係止部を充分に嵌め込むことができるので、
他方の係合部に他方の係止部を嵌め込むときに一方の弾
性板を大きく変形させる必要が無く、目板の取付けが楽
である。また、弾性板が変形する恐れも少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】横断面図(本考案)。
【図2】図1におけるA−A線に沿った横断面図(従来
例)。
【図3】ドア板の正面図。
【図4】斜視図。
【符号の説明】
2 框組み 3 ドア板 4 横框 5 ガラス
板 6,17 表目板 7,18
表框材 8,19 裏框材 9,20
裏目板 13,15,22,23 係合部 14、2
4,25 係止部 27 取り付け金具 28 基
板 29 弾性板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 3/54 - 3/62 E06B 3/70 - 3/78 E04F 19/00 - 19/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材の目板取り付け箇所に係止部を備え
    た取付け金具を固定し、該係止部を目板裏面の係合部に
    弾性的に係止させて目板を部材に取り付けた構造であっ
    て、取付け金具は、基板とその両側から交互に間隔をと
    って基板の幅方向に切り起こした弾性板および各弾性板
    の先端部を基板側に屈曲して形成された係止部を備え、
    目板の係合部は前記の係止部が嵌入するスペースを備
    え、少なくとも一方のスペースが、係止部の嵌入方向へ
    係合に必要な長さより長くされていることを特徴とした
    目板の取付け構造。
JP1992069232U 1992-10-05 1992-10-05 目板の取付け構造 Expired - Lifetime JP2573154Y2 (ja)

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JPH0632676U JPH0632676U (ja) 1994-04-28
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