JP2539160Y2 - 内壁カバー - Google Patents

内壁カバー

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JP2539160Y2
JP2539160Y2 JP1989070627U JP7062789U JP2539160Y2 JP 2539160 Y2 JP2539160 Y2 JP 2539160Y2 JP 1989070627 U JP1989070627 U JP 1989070627U JP 7062789 U JP7062789 U JP 7062789U JP 2539160 Y2 JP2539160 Y2 JP 2539160Y2
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敏一 大松
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敏一 大松
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、天井材と天井材、又は天井材と壁面材間の
間隙を覆う内壁カバーに関するものである。
[従来の技術] 大型建造物の内装材には、温度による膨張・収縮や振
動等による歪を吸収する目的で、天井材と天井材、又は
天井材と壁面材間に間隙を構成してある。このため従来
よりこの間隙を覆うために、第4図に示すように、例え
ば天井材50と壁面材51によって構成された隅部の間隙52
をコーナー用内壁カバー53によって覆い、体裁を整えて
おり、該コーナー用内壁カバー53は、一端が直角に屈折
したL字形断面のカバー本体54の両端にそれぞれ背面向
きのガスケットホルダー55,56を形成し、該ガスケット
ホルダー55,56に嵌着したガスケット57,58を天井材50と
壁面材51の面に密接して取り付けることになっている。
従って、この取付構造としてはカバー本体54の壁面材
側外面に構成した嵌着溝59の内縁に、カバーホルダー60
の外側に屈曲した係合突条61,61を、その材質(アルミ
ニウム型材)の弾性を利用して前面から押し込んで嵌着
しており、該カバーホルダー60は取付螺子62によって壁
面材51に締結されている。
[考案が解決しようとする課題] 然し乍ら従来の取付方法では、カバー本体54を取り付
けるためのカバーホルダー60を先ず壁面材51に固着しな
ければならず、このカバーホルダー60の固着位置は後で
カバー本体54の取付位置に影響するため、天井材50表面
から取付螺子62の軸芯までの正確な取付寸法L1が要求さ
れ、高度の熟練を要するものであり、該カバー本体54が
傾いて取り付けられる結果となる等の問題を有してい
た。
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、取付
に際してカバー本体を直接位置決めしながら固設するこ
とができると共に、設置後表面から取付構造が見えず、
また一体感をもった構造を呈する内壁カバーを提供する
ことを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 即ち本考案に係る内壁カバーは、天井材間の間隔又は
天井材と壁面材間の間隔を覆う充分な幅を有するカバー
部の両端部背面に条設した長手方向に伸びる溝状のガス
ケットホルダーに、上記天井材又は壁面材の面と密接す
るガスケットを嵌着すると共に、該カバー部の正面側の
一端に、長手方向に伸びると共に溝型断面の溝口近傍の
対向壁に一対の係止リブを条設した取付螺子隠蔽溝を一
体成形してなるアルミニウム型材のカバー本体と、前記
取付螺子隠蔽溝に嵌合する面板部を有し、該面板部の背
面側に前記取付螺子隠蔽溝の係止リブと弾性的に係着す
ると共に長手方向に伸びる一対の係止リブからなる係合
構造を一体成形した溝カバーとから成り、前記取付螺子
隠蔽溝の底壁を介して取付螺子により天井材又は壁面材
に締結することを要旨とするものである。
また上記溝カバーは、アルミニウム型材或は硬質合成
樹脂材料により成形することが望ましく、殊に、溝カバ
ーの面板部前面にカバー本体と同質材料からなるアルミ
ニウム薄板の表面材を一体成形又は貼着した表面材を被
設する構造にすることができる。
[作用] 上記構成によれば、カバー本体側に取付螺子を隠蔽す
る溝構造を構成しているため、間隙に対してカバー本体
を位置決め固定することができることになる。
また、カバー本体と溝カバーの製造上の精度の相違か
ら往々にして生じる嵌合の困難性を解決するため溝カバ
ーに硬質合成樹脂材を用いた場合であっても、溝カバー
の表面がカバー本体と同質材料からなるアルミニウム薄
板の表面材によって構成してあるので、内壁カバー全体
が一体の成形品のようにみえるものとなる。
[実施例] 以下、本考案に係る内壁カバーの実施例を図面に従っ
て説明する。
第1図及び第2図は天井材と天井材間に設けた間隙を
覆うための平面用内壁カバーの一実施例を示すものであ
る。
この平面用内壁カバーの実施例は、壁面が面一レベル
にある天井材a1と天井材a2間の間隙G1を被覆するもので
ある。
平面用カバー本体1はアルミニウム型材により一体成
形されるもので、間隙G1を覆うことができる充分な幅を
有する平坦なカバー部2の両端には、それぞれ背面方向
に向いたガスケットホルダー3,4を条設してなり、該一
方のガスケットホルダー4に隣接して前面側から断面コ
字状に条設した取付螺子隠蔽溝5を形成すると共に、該
底壁にカバー部2と平行な取付面6を構成し、必要によ
り所定の間隔をもって該底壁に取付螺子挿通用透孔9を
穿設してなる。
上記取付螺孔隠蔽溝5の両溝壁には、後述する溝カバ
ー10を係止するための係止リブ7,7が対向条設してあ
り、また溝口には嵌合段部8を構成してなる。
符号10は、前記取付螺子隠蔽溝5を覆うための溝カバ
ーであり、嵌合段部8に嵌合する硬質合成樹脂により成
形した面板部11の表面には前記平面用カバー本体1と同
質材料からなるアルミニウム薄板の表面材12が一体成形
または貼着によって設けられている。
該面板部11の裏面には、長手方向に伸びる一対の係止
リブ13,13が一体成形してあり、前記平面用カバー本体
1の係止リブ7,7に対して弾性的に係合嵌着する構造に
なる。
また符号15,16は、前記平面用カバー本体1のガスケ
ットホルダー3,4に嵌着したガスケットであり、取付時
にそれぞれ天井材a1,a2の面に密接する。
上記構成の平面用カバー本体1は、両天井材a1,a2間
の間隙G1に対して、取付螺子17を取付螺子隠蔽溝5から
一方の天井材a2の面に固定した後、該取付螺子隠蔽溝5
を溝カバー10によって覆うものであり、該溝カバー10の
係止リブ13,13を平面用カバー本体1の係止リブ7,7間に
対して弾性的に係合し、面板部11を嵌合段部8に嵌合し
て取付を完了する。取付完了後、取付螺子隠蔽溝5は溝
カバー10によって覆われているため、取付螺子17は完全
に隠されており、また溝カバー10の面板部11の表面が平
面用カバー本体1と同質材料からなるアルミニウム薄板
の表面材12によって構成してあるため、平面用内壁カバ
ー全体が一体の成形品のようにみえるものである。
次に第3図は天井材と壁面材間の間隙を覆うためのコ
ーナー用内壁カバーの一実施例を示すものである。
このコーナー用内壁カバーの実施例は、天井材bと壁
面材c間の間隙G2を被覆するものであり、前記平面用内
壁カバーと異なる構造の部分についてのみ以下説明す
る。
コーナー用カバー本体1′はアルミニウム型材により
一体成形されるもので、一端が直角に屈折したL字形断
面のカバー部2′の両端には、それぞれ背面方向に向い
たガスケットホルダー3,4を条設してなるもので、該カ
バー部2′は間隙G2を被覆する充分な幅を有する。
該壁面側のガスケットホルダー4の内側には、前面側
から断面コ字状に条設した取付螺子隠蔽溝5を形成する
と共に、該底壁にカバー部2′と平行な取付面6を構成
してなり、前記平面用内壁カバーの実施例と同様の、係
止リブ7,7、嵌合段部8を構成してなる。
また取付螺子隠蔽溝5を覆うための溝カバー10及びガ
スケット15,16は前記実施例のものと同一構造である。
上記構成のコーナー用内壁カバーは、天井材bと壁面
材cの間隙G2に対して、取付螺子17を取付螺子隠蔽溝5
から壁面材cの面に螺合して固定した後、該取付螺子隠
蔽溝5を溝カバー10によって覆うものであり、該溝カバ
ー10の係止リブ13,13をコーナー用カバー本体1′の係
止リブ7,7に対して弾性的に係合し、面板部11を嵌合段
部8に嵌合して取付を終了する。
尚、前記実施例では、取付螺子隠蔽溝5をガスケット
ホルダー4に、その壁部材を兼用して連接した構成につ
いて説明したが、該部の構造はそれぞれ壁部材を独立し
た構造であってもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案に係る内壁カバーは、カバ
ー本体側に取付螺子を隠蔽する溝構造を構成し、間隙に
対してカバー本体を位置決め固定することができるた
め、施工が極めて簡単であるばかりでなく、取付螺子隠
蔽溝を覆っている溝カバーの表面がカバー本体と同質材
料からなるアルミニウム薄板の表面材によって構成して
あるため、該溝カバーの材質をアルミニウム以外に変更
しても、内壁カバー全体が一体の成形品のようにみえる
意匠的特徴をも有するものであり、本考案実施後の実用
的効果は極めて第である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一の実施例を示す平面用内壁カバー
の分解斜視図、第2図は同施工状態を示す断面図、第3
図は本考案の他の実施例を示すコーナー用内壁カバーの
施工状態を示す断面図、第4図は従来の内壁カバーを示
す施工状態の断面図である。 1……平面用カバー本体、1′……コーナー用カバー本
体、2,2′……カバー部、3,4……ガスケットホルダー、
5……取付螺子隠蔽溝、7,13……係止リブ、8……嵌合
段部、10……溝カバー、11……面板部、12……表面材、
15,16……ガスケット、17……取付螺子、a1,a2,b……天
井材、c……壁面材、G1,G2……間隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭55−601(JP,Y2) 実願 昭53−181186号(実開 昭55− 96229号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭58−174942号(実開 昭60− 82043号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井材間の間隙又は天井材と壁面材間の間
    隙を覆う充分な幅を有するカバー部の両端部背面に条設
    した長手方向に伸びる溝状のガスケットホルダーに、上
    記天井材又は壁面材の面と密接するガスケットを嵌着す
    ると共に、該カバー部の正面側の一端に、長手方向に伸
    びると共に溝型断面の溝口近傍の対向壁に一対の係止リ
    ブを条設した取付螺子隠蔽溝を一体成形してなるアルミ
    ニウム型材のカバー本体と、 前記取付螺子隠蔽溝に嵌合する面板部を有し、該面板部
    の背面側に前記取付螺子隠蔽溝の係止リブと弾性的に係
    着すると共に長手方向に伸びる一対の係止リブからなる
    係合構造を一体成形した溝カバー、 とから成り、 前記取付螺子隠蔽溝の底壁を介して取付螺子により天井
    材又は壁面材に締結することを特徴とする内壁カバー。
  2. 【請求項2】溝カバーがアルミニウム型材からなること
    を特徴とする請求項1記載の内壁カバー。
  3. 【請求項3】溝カバーが硬質合成樹脂材料からなること
    を特徴とする請求項1記載の内壁カバー。
  4. 【請求項4】溝カバーが面板部の前面にカバー本体と同
    質材料からなるアルミニウム薄板を一体成形又は貼着し
    た表面材を被設した構造になることを特徴とする請求項
    1記載の内壁カバー。
JP1989070627U 1989-06-16 1989-06-16 内壁カバー Expired - Lifetime JP2539160Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55601U (ja) * 1976-03-27 1980-01-05
JPS53129128U (ja) * 1977-03-22 1978-10-13
JPS5596229U (ja) * 1978-12-27 1980-07-04
JPS6082043U (ja) * 1983-11-11 1985-06-06 タキロン株式会社 建築用コ−ナ部施工部材

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