JPS5847555B2 - 玄関ドア - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ドア枠体の表裏に、裏額縁、裏額縁を取付け
ると共に、表裏の額縁の夫々の内側縁部間で、外周縁に
ガラス板固定用縁材を装着したガラス板の外周縁部を挾
持した玄関ドアに関するもので、その主たる目的とする
ところは、ドア自体に採光機能をもたせて玄関部内を明
るくすることのできる玄関ドアを提供するにある。

以下本発明の実施例を図面に基き詳述する。

第１図、第２図は玄関ドアを表裏の両側から見た図を示
すもので、上、中、下の３つの横框１，２，３と、左右
及び竪框４，５，６，６とを組設してドア枠体７を形成
し、このドア枠体７における上下に対向する夫々２つの
横框１， ２、２， ３と、左右に対向する夫々２つの
竪框４， ６、６．５とで形成される４つのドア枠体
部分の表側に、表面に立体的な模様を施してある矩形状
表額縁８，８，９．９を取付け、その裏側に矩形状裏額
縁１０，１０，１０，１０を取付けている。

表額縁８，９は夫々アルミ鋳物よりなる一体成形品であ
って、一方の表額縁８と他方の表額縁９とは第１図から
明らかなように表面の形状、模様が多少異なっており、
裏額縁１０はアルミ型材からなるもので、上下及び左右
の４−）の額縁部材１１，１２，１３，１４をビス等で
相互連結し矩形状に組み付けることにより形成されてお
り、そして各裏額縁１０は第２図に示すように夫々同一
形状を有している。

図中１５は谷表額縁８又は９と各裏額縁１０とで挾持さ
れていて玄関ドアの採光部となるガラス板である。

第３図、第４図に示されるように、表額縁８は、その裏
面側の外縁部に複数個の第１突起１６を突設し且つ中心
部にこの突起１６より突出長の短かい複数個の第２突起
１７を突設している。

表額縁９についても図示は省略しているが、同様の構造
である。

この表額縁８をドア本体７に取付けるには、表額縁８の
外周縁を、横框１，２、竪框４，６又は６，５の夫々の
表側の内側縁部上に係止させた状態で、前記各第１突起
１６先端を、竪框４，６又は６，５の夫々の内側端面中
央から突設されている突条片１８Ｋ当面させ、この突条
片１８より各第１突起１６Ｋビス１９を螺人することに
より、表額縁８をドア本体７ＶＣ固定するのである。

表額縁９ＶＣついても同様である。

ガラス板１５の外周縁には断面略Ｗ字形のパッキング２
０を介してガラス板固定用縁材２１が装着されており、
この縁材２１には取付片２２が一体的に設けられていて
この取付片２２が表額縁８又は９の第２突起１７先端に
ビス２３で取付け固定されている。

同、ガラス板固定用縁材２１は数個に分割されていてガ
ラス板１５に対し着脱自在となっている。

裏額縁１０を構成する額縁部材１１，１２，１３，１４
の夫々の外側縁２４は内向きに折曲しあってドア枠体７
内に係人されており、また額縁部材１１，１２，１３，
１４の夫々の外側端同にはその適数個所に断而略Ｖ字形
額縁固定用スプリング２５が取付けてあり、裏額縁１ｏ
を裏側よりドア枠体７内に挿入すると上記スプリング２
５が竪框４，５，６、横框１，２，３の夫々の内側端而
に弾接して額縁１０をドア枠体７に固定せしめるように
なっている。

各ガラス板１５の外周縁部は、縁材２１及びパッキン２
０を介して、表額縁８の内側縁部と裏額縁１０の内側縁
部との間に挾持された状態で固定保持されている。

第５図乃至第８図は、玄関ドアの他の実施例を示すもの
で、このドアは、上、中、下の横框２６，２７，２８と
、左右の竪框２９，３０とでもってドア枠体３１を形成
し、このドア枠体３１０表側に、表面に模様が施してあ
る表額縁３２，３３を取付け、裏側には、夫々上下の横
額縁部材３４，３５と左右及び中間の竪額縁部材３６．
３７，３８．３８とからなる裏額縁３９．３９を取付け
、この裏額縁３９には裏パネル４０．４０を配設し、そ
して表額縁３２．３３と、裏額縁３９．３９との間には
ガラス板４１．４１が取付けてある。

各裏パネル４０の取付状態は、例えば１つの裏パネル４
０につき説明すると、左の竪額縁部材３６と中間の竪額
縁部材３８の夫々の内側縁に形成された嵌合凹部４２，
４２内に裏パネル４ｏの両側縁部を嵌合することにより
取付けられ、他の裏パネル４０についても同様である。

また、ガラス板４１は、その外周縁に断面略Ｗ字形パッ
キン４３を介してガラス板固定用縁材４４を装着してお
り、この縁材４４は、取付片４５を介して、表額縁３２
と一体的に設けてある第２突起４６にビス４７で取付け
られており、そしてこのガラス板４１は、表額縁３２の
内周縁部と中間の竪額縁部材３８．３８の夫々の内側縁
部との間で前記パッキン４３、縁材４４を介して固定さ
れている。

この実施例における玄関ドアの他の構造については先の
実施例の玄関ドアとほとんど同じであるため説明は癌略
する。

同、本発明に係る表額縁はアルミ鋳物による他、アルミ
型材で形或してもよく、また裏額縁はアルミ型材の他、
プラスチックの一体成形によるものでもよい。

また、ドア枠体は、アルミ型材の他、フラッシュ、鉄板
、木材等で形威してもよい。

以上説明したように本発明の玄関ドアは、ドア枠体の表
側に、表面に模様を施した表額縁を取付け、裏側には裏
額縁を取付けると共に、両額縁の夫々の内側縁部間で、
外周縁に縁材を装着したガラス板の外周縁部を挾持させ
たものであるから、ドア自体が採光機能を有して玄関内
部を明るくすると共に表額縁によりデザイン的な豪華さ
を発揮せしめることができ、また表額縁の裏面に第１突
起と第２突起とを突設し、竪框に突設した突条片に表額
縁の第１突起をビス止めすると共に、ガラス板の外周縁
にパッキンを介して装着したガラス板固定用縁材の取付
片を表額縁の第２突起にビス止めするようにしたので、
竪框に突設した突条片に第１突起のビス止めで固定した
表額縁には、ガラス板がその外周縁Ｋ ハッキンを介し
て装着したガラス板固定用縁材の取付片が表額縁の第２
突条にビス止めされていることで固定されているもので
あり、ドア枠体に表額縁を取付けた状態においてガラス
板をドア枠体に保持させておくことができることになり
、このようにガラス板をドア枠体に保持させておいた状
態で裏額縁のドア枠体への取付けが行なえ、ガラス板を
表額縁と裏額縁との間に取付けるにあたって伺らガラス
板を手などで支えながら表額縁や裏額縁の取付け作業を
行なうような必要なく、玄関ドアの組立てを簡単に行な
えるものであり、しかもガラス板は上記のようにパッキ
ンを介して装着したガラス板固定用縁材の取付片を表額
縁の第２突起にビス止めすることによって表額縁に固定
されていることになり、表額縁として一般に平滑性に乏
しい鋳物を使用した場合でもガラス板を確実に取付ける
ことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明玄関ドアの一実施例を示す正面
図、裏面図、第３図は第１図のＡ−Ａ線断同図、第４図
は第１図のＢ−Ｂ線断面図、第５図、第６図は他の実施
例による玄関ドアの正而図、裏面図、第７図は第５図の
Ｃ−Ｃ線断面図、第８図は第５図のＤ−Ｄ線断面図、第
９図は第５図のＥ−Ｅ線断面図である。 Ｌ ２，３は横框、４，５，６は竪框、７はドア枠体、
８，９は表額縁、１０は裏額縁、１５はガラス板、１６
は第１突起、１７は第２突起、１８は突＋片、２０はパ
ッキン、２１はガラス板固定用縁材、２２は取付片であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 上下に対向する横框と左右に対向する竪框とを組設
   してなるドア枠体の表側に、表面に模様を施した矩形状
   表額縁を取付け、該ドア枠体の裏側に矩形状裏額縁を取
   付けると共に、表額縁と裏額縁の夫々の内側縁部間にガ
   ラス板を取付けて構成した玄関ドアであって、表額縁の
   裏面に第１突起と第２突起とを突設し、竪框に突設した
   突条片に表額縁の第１突起をビス止めすると共に、ガラ
   ス板の外周縁にパッキンを介して装着したガラス板固定
   用縁材の取付片を表額縁の第２突起にビス止めして成る
   玄関ドア。