JPS5934646Y2

JPS5934646Y2 - 間仕切用パネル等の固定装置

Info

Publication number: JPS5934646Y2
Application number: JP14289980U
Authority: JP
Inventors: 弘浪花
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1980-10-06
Filing date: 1980-10-06
Publication date: 1984-09-26
Also published as: JPS5766105U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は間仕切用パネル等の固定装置に関するものであ
る。

従来この種固定装置として、支柱や補助フレームに設け
た蟻溝に係合する係片を両端に設けた押縁止と、この押
縁止の一方の係片の一部と係合する係片を一端に、かつ
他端に支柱等の蟻溝に係合する係片を設けた押縁とから
成る固定装置が用いられている。

そして、上記装置は支柱等の蟻溝に押縁止の両係片を係
合した後、ガラス又はパネルの端部をクッション材を介
して上記押縁止の端部受面に当接してガラス等の端部側
面から、押縁係片を上記押縁止の係片の一部及び蟻溝に
夫々係合して、間仕切用支柱に所望のガラス等を取付け
ていた。

しかし、上記装置による時は、押縁の係合時、押縁を一
旦斜めにして係合した後、廻すようにして水平状態に戻
して嵌合させなげればならず、このため押縁を嵌め込む
空間に押縁を廻すだけの若干の遊びが必要であり、しか
もその嵌合に多少の熟練を要していた。

また、特に所要厚のパネルの場合、上記若干の遊びがと
れないため、その取付が極めて困難であり、一方遊びを
とると取付後パネルにがたつきができる等の欠点があっ
た。

本考案はこれに鑑みてなしたもので、ガラスは勿論所要
厚を有するパネルでも極めて簡単かつ確固に取付げうる
ようになした間仕切用パネル等の固定装置を提供するも
のである。

以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

図に於て１は金属、合成樹脂等で以て断面時り字形にな
した嵌合雌材で、この嵌合雌材１は一側端上部にパネル
等の受は部１１を、かつ他側端に嵌合部１２を夫々長手
方向全長に亘って一体に形成する。

上記嵌合部１２は外側方に向って開口した略チャンネル
状になしたもので、この嵌合部１２の内部上下面所要位
置には略弧形の凹溝１２ａ。

１２ａを設げ、また嵌合部１２の下側端の下部には段部
１２ｂを形成する。

上述の嵌合雌材１の下面端部には断面略Ｊ字形の係片１
３，１４を夫々その先端が相反する方向に設け、この係
片１３，１４でもって支柱等の蟻溝に係合して、支柱等
に嵌合雌材を固定するようになす。

上記一方の係片１４は下端面を略■字形になして、嵌合
雌材を支柱等に嵌め込む際、この係片１４の下端面が蟻
溝の底面に当接して、他方の係片１３が蟻溝に少許の力
で、しかも確固に係合するようになす。

ところで、上記係片は略Ｊ字形に代えて第４図に示すよ
うに支柱等にそうよう下端に接面を有する係片１３ａ、
１４ａになすこともある。

次に、２は前述の嵌合雌材と同様の材質で以てなした嵌
合雌材で、この嵌合雌材２は上端にパネル等の受は部２
１を、また、下端及び内側面略中央に突条２２，２３を
夫々長手方向全長に亘り一体に成形する。

上記突条２２，２３の間に前記嵌合雌材の嵌合部１２内
に嵌挿する嵌挿部２４を設け、また、この嵌挿部２４の
上下面所要位置に凸部２４ａ。

２４ａを設けて、嵌合部１２の凹溝１２ａ、１２ａと嵌
合するようになす。

よって、上述の固定装置を用いて、支柱に一枚又は複数
枚のパネルを取付ける場合、支柱等３の蟻溝に嵌合雌材
１の係片１４を係合した後、他方の係片１３を嵌め込ん
で嵌合雌材１を支柱等に固定する。

次に、この嵌合雌材１の受げ部１１にパネル４の端部を
当接した後、上記嵌合雌材の嵌合部１２内に、嵌合雌材
２の嵌挿部２４を嵌挿して嵌合雌材２を側面より打込む
と、凸部２４ａ。

２４ａが凹溝１２ａ、１２ａに嵌合し、かつ嵌合部１２
の上端及び段部１２ｂが突条２２，２３に挾持されるよ
うに嵌合して、この時嵌合雑材２の受は部２１がパネル
の側面に当接して、パネルは支柱等に確固に取付けられ
る。

また、支柱等の蟻溝を有しない側面にパネルを取付ける
場合は係片１３ａ、１４ａを有する嵌合雌材を用いる
か、又は第３図ａに示すような補助金具５を用い・るも
のである。

上記補助金具は片面側に支柱の蟻溝と同形の蟻を、他面
側に支柱の外周面長手方向にそうようになした接面を形
成したものである。

尚、上述の実施例において所要厚のパネルの取付につい
て述べたが、ガラス、板等も本考案に係る固定装置を用
いて簡単かつ確固に取付けつる。

従って、本考案による時は支柱等に嵌合雌材を固着し、
この嵌合雌材に嵌合雌材を側面より打ち込むだけで、所
望のパネル等を支柱に簡単かつ確固に取付げることがで
きる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は分解図、第２図は要部拡大図、第３図は取付状
態を示し、ａは断面図、ｂは拡大断面図、第４図は異な
る実施例の取付状態を示す拡大断面図である。１・・・嵌合雌材、１１・・・受は部、１２・・・嵌合
部、１２ａ・−・凹溝、１２ｂ・・・段部、２・・・嵌
合雌材、２１・・・受は部、２２．２３・・・突条、２
４・・・嵌挿部、２４ａ・・・凸部、３・・・支柱等、
４・・・パネル、５−・−補助金具。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

一側端上部にパネル等の受は部１１を設け、かつ他側端
に略チャンネル状になすと共に内部所要位置に凹溝１２
ａ、１２ａを設けた嵌合部１２を一体に成形した嵌
合雌材１と、上端にパネル等の受は部２１を設け、かつ
下端及び内側面略中夫に上記嵌合部１２の先端と係合す
る突条２２、２３を設けると共に、この突条２２，２
３間に上記凹溝に嵌合する凸部２４ａ、２４ａを有す
る嵌挿部２４を一体に成形した嵌合雌材とから成る間仕
切用パネル等の固定装置。