JPH083530Y2 - 伸縮継手用吊金具 - Google Patents
伸縮継手用吊金具Info
- Publication number
- JPH083530Y2 JPH083530Y2 JP1992030856U JP3085692U JPH083530Y2 JP H083530 Y2 JPH083530 Y2 JP H083530Y2 JP 1992030856 U JP1992030856 U JP 1992030856U JP 3085692 U JP3085692 U JP 3085692U JP H083530 Y2 JPH083530 Y2 JP H083530Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover plate
- plate
- metal fitting
- hanging
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は建造物表面に現れた歪吸
収用伸縮継手の改良に係る施工を簡単にすることができ
る伸縮継手用吊金具に関するものである。
収用伸縮継手の改良に係る施工を簡単にすることができ
る伸縮継手用吊金具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】建造物は常時温度変化による伸縮、不等
沈下及び地震等によって歪が生じるため、その歪から発
生する建造物の破壊を防止する手段として間隙構造が構
成されており、従来から建造物の表面等に現れたこの間
隙構造を被覆するために種々の伸縮継手が使用されてい
る。
沈下及び地震等によって歪が生じるため、その歪から発
生する建造物の破壊を防止する手段として間隙構造が構
成されており、従来から建造物の表面等に現れたこの間
隙構造を被覆するために種々の伸縮継手が使用されてい
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし各伸縮継手は、
間隙を被うカバー板を間隙の中央位置に安定支承するた
めの構造が複雑になり、伸縮継手の重量が大きくなるば
かりでなく、取付施工が複雑化して作業性が悪いもので
あった。
間隙を被うカバー板を間隙の中央位置に安定支承するた
めの構造が複雑になり、伸縮継手の重量が大きくなるば
かりでなく、取付施工が複雑化して作業性が悪いもので
あった。
【０００４】本考案は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、伸縮継手の施工に際して、カバー板を簡単に組み
付けることができ、且つ構造が簡単な伸縮継手用吊金具
を提供することを目的とするものである。
あり、伸縮継手の施工に際して、カバー板を簡単に組み
付けることができ、且つ構造が簡単な伸縮継手用吊金具
を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案に係る伸縮継手用
吊金具は、建造物の歪吸収用間隙を挟んで対向した面の
縁に沿って固設した両支持基枠と一体的になる受板に対
して両側縁を幅方向摺動自在に接してなるカバー板によ
り、前記間隙を被覆する伸縮継手において、上記受板の
長手方向に延びる支持縁に適宜間隔で吊金具係止孔を穿
設し、また上記カバー板の背面側中央部に位置して吊金
具挿通孔を穿設した吊突起を突設すると共に、中央部で
Ｖ字状の正面形状に屈曲し、両端に係止鈎部を構成して
なる板発条部材によって懸吊金具を構成し、該中央部を
前記吊突起の吊金具挿通孔に挿通し、両係止鈎部を前記
両受板の吊金具係止孔と係合してカバー板を懸吊するこ
とを要旨とするものである。
吊金具は、建造物の歪吸収用間隙を挟んで対向した面の
縁に沿って固設した両支持基枠と一体的になる受板に対
して両側縁を幅方向摺動自在に接してなるカバー板によ
り、前記間隙を被覆する伸縮継手において、上記受板の
長手方向に延びる支持縁に適宜間隔で吊金具係止孔を穿
設し、また上記カバー板の背面側中央部に位置して吊金
具挿通孔を穿設した吊突起を突設すると共に、中央部で
Ｖ字状の正面形状に屈曲し、両端に係止鈎部を構成して
なる板発条部材によって懸吊金具を構成し、該中央部を
前記吊突起の吊金具挿通孔に挿通し、両係止鈎部を前記
両受板の吊金具係止孔と係合してカバー板を懸吊するこ
とを要旨とするものである。
【０００６】
【作用】上記懸吊金具は、Ｖ字状を呈する板発条材から
構成してあり、該吊金具の両端を間隙を挟んで対向した
両建造物に固設してある両支持基枠にそれぞれ鈎止する
だけでカバー板を懸吊することができる。而も、左右対
称な板発条によって構成してあるため、鈎止めするだけ
でカバー板を間隙の中央に懸吊するようになる。
構成してあり、該吊金具の両端を間隙を挟んで対向した
両建造物に固設してある両支持基枠にそれぞれ鈎止する
だけでカバー板を懸吊することができる。而も、左右対
称な板発条によって構成してあるため、鈎止めするだけ
でカバー板を間隙の中央に懸吊するようになる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案に係る伸縮継手用吊金具の一実
施例を外壁用伸縮継手に実施した図面に従って説明す
る。
施例を外壁用伸縮継手に実施した図面に従って説明す
る。
【０００８】１，１は建造物ａ，ａの歪吸収用間隙Ｇを
挟んで対向した面の縁に沿って固設したアルミニウム型
材からなる支持基枠であり、対向する支持基枠１に向か
って延びる受板２と押え板取付リブ５を一体形成した基
部を、アンカーボルト６等によって建造物ａに固着して
なる。該支持基枠１の受板２の内端には、後述するカバ
ー板７を摺動自在に掛架するための支持縁３が屈折形成
してあり、該支持縁３にはカバー板８の単位長さの間隔
で矩形形状の吊金具係止孔４，４…を穿設してなる。
挟んで対向した面の縁に沿って固設したアルミニウム型
材からなる支持基枠であり、対向する支持基枠１に向か
って延びる受板２と押え板取付リブ５を一体形成した基
部を、アンカーボルト６等によって建造物ａに固着して
なる。該支持基枠１の受板２の内端には、後述するカバ
ー板７を摺動自在に掛架するための支持縁３が屈折形成
してあり、該支持縁３にはカバー板８の単位長さの間隔
で矩形形状の吊金具係止孔４，４…を穿設してなる。
【０００９】また上記カバー板７は、両側に前方に略４
５度に屈折した屈折補強縁７ａ，７ａを構成すると共
に、一端（実施例では上端）に連結板８を固着し、上側
に隣設するカバー板７の下端部と係合するようになる。
また、該カバー板７の背面側中央部には上端側に位置し
て矩形の吊金具挿通孔１０を穿設した吊突起９を突設し
てなる。
５度に屈折した屈折補強縁７ａ，７ａを構成すると共
に、一端（実施例では上端）に連結板８を固着し、上側
に隣設するカバー板７の下端部と係合するようになる。
また、該カバー板７の背面側中央部には上端側に位置し
て矩形の吊金具挿通孔１０を穿設した吊突起９を突設し
てなる。
【００１０】符号１１は上記カバー板７を両支持基枠
１，１の支持縁３，３間に懸吊するための懸吊金具であ
り、中央部１２で屈曲したＶ字状の正面形状を呈すると
共に、両端には係止鈎部１３，１３を構成し、それぞれ
外側に屈曲した板発条部材によって形成してなる。該懸
吊金具１１は、中央部１２が吊突起９に位置するように
吊金具挿通孔１０に挿通し、両係止鈎部１３，１３を両
受板２，２の各支持縁３に開設してある吊金具係止孔
４，４と係合してカバー板７を懸吊するもので、該両係
止鈎部１３，１３は拡開する方向（矢印Ａ）に弾性付勢
されており、このため間隙Ｇの拡狭に拘らず吊突起９の
位置は両支持縁３，３の中央に保持される。
１，１の支持縁３，３間に懸吊するための懸吊金具であ
り、中央部１２で屈曲したＶ字状の正面形状を呈すると
共に、両端には係止鈎部１３，１３を構成し、それぞれ
外側に屈曲した板発条部材によって形成してなる。該懸
吊金具１１は、中央部１２が吊突起９に位置するように
吊金具挿通孔１０に挿通し、両係止鈎部１３，１３を両
受板２，２の各支持縁３に開設してある吊金具係止孔
４，４と係合してカバー板７を懸吊するもので、該両係
止鈎部１３，１３は拡開する方向（矢印Ａ）に弾性付勢
されており、このため間隙Ｇの拡狭に拘らず吊突起９の
位置は両支持縁３，３の中央に保持される。
【００１１】符号１４，１４はそれぞれ基端部を締結螺
子１６によって支持基枠１，１に締結固着した押え板で
あり、前記受板２と平行に固設し、端縁１５によって該
受板２の支持縁３との間にカバー板７を摺動自在に挟持
するようになる。
子１６によって支持基枠１，１に締結固着した押え板で
あり、前記受板２と平行に固設し、端縁１５によって該
受板２の支持縁３との間にカバー板７を摺動自在に挟持
するようになる。
【００１２】尚、１７，１７は上記押え板１４と建造物
ａの間に充填した弾性コーキング剤である。
ａの間に充填した弾性コーキング剤である。
【００１３】上記伸縮継手は、カバー板７を順次弾性材
によって構成した吊金具１１を介して受板に懸吊した
後、押え板１４を締結螺子１６によって固設するだけで
位置決めも同時に行えるものである。
によって構成した吊金具１１を介して受板に懸吊した
後、押え板１４を締結螺子１６によって固設するだけで
位置決めも同時に行えるものである。
【００１４】
【考案の効果】以上述べたように本考案に係る伸縮継手
用吊金具は、間隙を被うカバー板に設けたＶ字状を呈す
る板発条材からなる吊金具であり、該吊金具の両端を間
隙を挟んで対向した両建造物に固設した両支持基枠にそ
れぞれ鈎止するだけでカバー板を懸吊し、同時に中央に
位置決めするものである。従って、施工が簡単であるば
かりでなく、構造も単純で伸縮継手の荷重も小さくなる
等の特徴を有するものであり、本考案実施後の実用的効
果は極めて大きい。
用吊金具は、間隙を被うカバー板に設けたＶ字状を呈す
る板発条材からなる吊金具であり、該吊金具の両端を間
隙を挟んで対向した両建造物に固設した両支持基枠にそ
れぞれ鈎止するだけでカバー板を懸吊し、同時に中央に
位置決めするものである。従って、施工が簡単であるば
かりでなく、構造も単純で伸縮継手の荷重も小さくなる
等の特徴を有するものであり、本考案実施後の実用的効
果は極めて大きい。
【図１】本考案に係る伸縮継手用吊金具の一実施例を示
す伸縮継手の横断面図である。
す伸縮継手の横断面図である。
【図２】一部を透視図的に記載した同要部の背面側から
の斜視図である。
の斜視図である。
１ 支持基枠 ２ 受板 ３ 支持縁 ４ 吊金具係止孔 ７ カバー板 ９ 吊突起 １０ 吊金具挿通孔 １１ 懸吊金具 １３ 係止鈎部 １４ 押え板 ａ 建造物 Ｇ 間隙
Claims (1)
- 【請求項１】 建造物の歪吸収用間隙を挟んで対向した
面の縁に沿って固設した両支持基枠と一体的になる受板
に対して両側縁を幅方向摺動自在に接してなるカバー板
７により、前記間隙を被覆する伸縮継手において、 前記受板の長手方向に延びる支持縁に適宜間隔で吊金具
係止孔を穿設し、また前記カバー板の背面側中央部に位
置して吊金具挿通孔を穿設した吊突起を突設すると共
に、中央部でＶ字状の正面形状に屈曲し、両端に係止鈎
部を構成してなる板発条部材によって懸吊金具を構成
し、該中央部を前記吊突起の吊金具挿通孔に挿通し、両
係止鈎部を前記両受板の吊金具係止孔と係合してカバー
板を懸吊することを特徴とする伸縮継手用吊金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992030856U JPH083530Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 伸縮継手用吊金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992030856U JPH083530Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 伸縮継手用吊金具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0589608U JPH0589608U (ja) | 1993-12-07 |
| JPH083530Y2 true JPH083530Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=12315362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992030856U Expired - Lifetime JPH083530Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 伸縮継手用吊金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083530Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61246445A (ja) * | 1985-04-22 | 1986-11-01 | 日昭ハ−ドウエア株式会社 | 伸縮継手 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP1992030856U patent/JPH083530Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61246445A (ja) * | 1985-04-22 | 1986-11-01 | 日昭ハ−ドウエア株式会社 | 伸縮継手 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0589608U (ja) | 1993-12-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20050034402A1 (en) | Torsion spring mount for suspended ceiling panels | |
| JPH083530Y2 (ja) | 伸縮継手用吊金具 | |
| JPH0237922Y2 (ja) | ||
| JPH082242Y2 (ja) | エキスパンション・ジョイントの支持装置 | |
| JP3163512B2 (ja) | 天井バーの連結構造 | |
| JP2567539Y2 (ja) | システム天井へのパーティションの固定構造 | |
| JPS61246445A (ja) | 伸縮継手 | |
| JPH0741768Y2 (ja) | 天井枠の吊り下げ構造 | |
| JPH078684Y2 (ja) | 天井構造 | |
| JPH0673832A (ja) | 天井バーの吊持装置 | |
| JP3196089B2 (ja) | 天井パネルの取付構造 | |
| JPH0656216U (ja) | 接続具及び支持架台 | |
| JPH10102673A (ja) | 天井補強材 | |
| JPH0715927Y2 (ja) | 伸縮継手装置 | |
| JP2530371Y2 (ja) | 天井用エキスパンションジョイント | |
| JPH0647062Y2 (ja) | 天井目地構造 | |
| JPH0633540A (ja) | 天井バーの吊持構造 | |
| JP2557153Y2 (ja) | 軒樋の取付装置 | |
| JP3670501B2 (ja) | エキスパンションジョイント | |
| JPH0636094Y2 (ja) | 伸縮継手 | |
| JPH0735961Y2 (ja) | 折板屋根用の断熱材取付折板の支持金具 | |
| JPH0594406U (ja) | 屋根用伸縮継手 | |
| JPH083551Y2 (ja) | 折板屋根用の断熱材取付折板の支持金具 | |
| JPH01284647A (ja) | 開口フレームの取付構造 | |
| JP3381022B2 (ja) | 天井仕上げ材用取付け金具 |