JPH0741768Y2 - 天井枠の吊り下げ構造 - Google Patents

天井枠の吊り下げ構造

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JPH0741768Y2
JPH0741768Y2 JP10044590U JP10044590U JPH0741768Y2 JP H0741768 Y2 JPH0741768 Y2 JP H0741768Y2 JP 10044590 U JP10044590 U JP 10044590U JP 10044590 U JP10044590 U JP 10044590U JP H0741768 Y2 JPH0741768 Y2 JP H0741768Y2
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Japan
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engaging
hanger
piece
ceiling frame
ceiling
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JP10044590U
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雅弘 井上
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本考案は、天井材を支持するために室内の天井部に配設
される天井枠の吊り下げ構造に関するものである。
【従来の技術】
天井板や天井に組み込まれる照明器具など、天井を構成
する天井材をシステム的に室内の天井部に取り付けるた
めに、第4図に示すようなTバーと通称されている天井
枠1が用いられている。天井枠1は下端の両側に天井材
の端部を載置させるために受け水平片17,17を張り出し
て設けて断面逆T字形の長尺に形成されるものであり、
天井枠1の上端には全長に亙って両側に突出するように
係合用突部2が設けてある。この係合用突部2は上突片
2aと下突片2bをそれぞれ両側に突出させることによって
形成してある。 そして、建物の構造材の支持される吊りボルト14の下端
に設けたチャンネルハンガー15でCチャンネル16を支持
すると共に、Cチャンネル16に上端部を結合させてハン
ガー9を支持し、このハンガー9によって上記天井枠1
を吊り下げて支持するようにしてある。ハンガー9は、
上端部の結合片18をCチャンネル16に結合させたハンガ
ー本体3と引っかけ金具7とで形成されるものであり、
第5図に示すようにハンガー本体3の下端部には断面略
コ字形に屈曲する係合片4が設けてある。また引っかけ
金具7は接合片5の下端に断面略コ字形に屈曲する係合
片6を設けて形成されるものであり、接合片4をハンガ
ー本体3に重ねて接合片4に通したビス8をハンガー本
体3にねじ込むことによって、ハンガー本体3に対して
引っかけ金具7を結合させるようにしてある。しかし
て、ハンガー本体3の係合片4と引っかけ金具7の係合
片6との間に係合用突部2を被挿して、ビス8を締めて
係合片4,6間に係合用突部2を挟持して係合させること
によって、ハンガー9で天井枠1を吊り下げ支持するこ
とができる。
【考案が解決しようとする課題】
ここで、ハンガー9は鋼板をプレス成形して製造される
ものであり、また天井枠1はアルミニウムを押し出し成
形して製造されるものであり、いずれも製造上の公差が
ある。例えばビス8を締めた状態でのハンガー9の係合
片4,6間の内幅寸法をA、係合用突部2の外幅寸法をB
とすると、A=Bであれば理想的な状態であり、第5図
に示すように係合片4,6の内面に係合用突部2の両側面
が密着し、天井枠1はハンガー9に確実に固定される。 しかし、天井枠1の係合用突部2の外幅寸法は一般に7.
3mmに設計されているが、上記のように製造上の公差が
あるために、公差を考慮に入れるとA=7.3±0.2mm、B
=7.3±0.2mmとなる。従って、A>Bとなる場合や、逆
にA<Bとなる場合がある。 第6図(a)はA>Bとなった場合を示すものであり、
この場合には係合片4,6の内面と係合用突部2の外面と
が密着せず両者の間に隙間が生じ、地震などがあると天
井枠1はその長手方向に沿って滑って移動してしまうお
それがある。第6図(b)はA<Bとなった場合を示す
ものであり、この場合にはビス8を最後まで締め付ける
と引っかけ金具7の下部の係合片6が外方へ反るように
変形させられ、係合片6による係合用突部2への係合の
具合が悪くなって、天井枠1に傾きが生じたり、天井枠
1が長手方向に滑ったり、場合によっては係合が外れて
天井枠1が落下したりするおそれがある。 本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、天井枠
とハンガー寸法に公差があってもハンガーに天井枠を確
実に固定することができる天井枠の吊り下げ構造を提供
することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本考案に係る天井枠の吊り下げ構造は、下端に天井材を
支持する天井枠1の上端に係合用突部2を両側に突出さ
せて設け、ハンガー本体3の下部に断面略コ字形に屈曲
する係合片4を設けると共に接合片5の下端に断面略コ
字形に屈曲する係合片6を設けて引っかけ金具7を形成
し、各係合片4,6をその開口側同士を対向させてハンガ
ー本体3に引っかけ金具7の接合片5を重ねると共に接
合片5とハンガー本体3とをビス8を通して結合させて
ハンガー本対3と引っかけ金具7とからなるハンガー9
を形成し、前記係合用突部2を両係合片4,6間に挟持さ
せて係合させることによってハンガー9で天井枠1を吊
り下げ支持するにあたって、引っかけ金具7の接合片5
にビス8を通す部分より上の箇所において突部10をハン
ガー本体3側へ突出させて設けて成ることを特徴とする
ものである。
【作用】
本考案にあっては、引っかけ金具7の接合片5にビス8
を通す部分より上の箇所において突部10をハンガー本体
3側へ突出させて設けることによって、A<Bの場合に
は突部10がスペーサーとなってハンガー本体3と引っか
け金具7の接合片5との間に隙間を形成させてこの寸法
誤差を吸収させることができ、A>Bの場合には突部10
を支点として引っかけ金具7の係合片6をハンガー本体
3側へ傾けさせてこの寸法誤差を吸収させることができ
る。
【実施例】
以下本考案を実施例によって詳述する。 天井枠1は下端の両側に天井材の端部を載置させるため
の受け水平片17,17を水平に張り出して設けることによ
って断面逆T字形の長尺に形成されるものであり、天井
枠1の上端には全長に亙って両側に突出するように係合
用突部2が設けてある。この係合用突部2は上突片2aと
断面横L字形の下突片2bとをそれぞれ両側に突出させる
ことによって形成してある。 一方、ハンガー9はハンガー本体3に引っかけ金具7を
接合することによって形成されるものであり、上端部に
Cチャンネル16に結合させるための結合片17を設けたハ
ンガー本体3の下端部には、断面略コ字形に屈曲する係
合片4が設けてある。このハンガー本体3の上部には係
止孔19が穿設してあり、係合片4の上側においてネジ孔
21が穿設してある。また引っかけ金具7は第3図(a)
(b)に示すように、接合片5の下端に断面略コ字形に
屈曲する係合片6を設けて形成されるものであり、接合
片5の上端には係止突片20が設けてある。接合片5には
係合片6の上側においてビス通孔22が穿設してあり、こ
のビス通孔22よりも上側において接合片5の上端部には
一対の突部10がハンガー本体3側へ突出するように設け
てある。第3図(a)(b)において23は接合片5と係
合片6とに渡るように設けた補強リブ24は係合片6に設
けた丸孔である。ここで、突部10の突出寸法Cは、ハン
ガー9の係合片4,6間の内幅寸法Aの公差内の最大寸法
(例えば7.3+0.2mm)と、天井枠1の係合用突部2の外
幅寸法Bの公差内の最小寸法(例えば7.3−0.2mm)との
差の寸法〔例えば(7.3+0.2)−(7.3−0.2)=0.4m
m〕に設定するのがよい。 上記のように形成されるハンガー9で天井材を支持する
天井枠1を吊り下げ固定するにあたっては、ハンガー本
体3と引っかけ金具7とを係合片4,6の開口部同士を対
向させるように配置すると共にハンガー本体3の係止孔
19に引っかけ金具7の係止突片20を挿入係止しながら接
合片4をハンガー本体3に重ね、この状態で係合片4,6
間に天井枠1の係合用突部2を挟持させて係合させ、そ
して引っかけ金具7のビス通孔22に通したビス8をハン
ガー本体3のネジ孔21に螺合させることによって、おこ
なうことができる。 ここで、ハンガー9の係合片4,6間の内幅寸法Aが天井
枠1の係合用突部2の外幅寸法Bより大きい場合(A>
B)、第1図(a)に示すように、ビス8を締め付けな
い状態では係合用突部2の側面と係合片4,6の内面との
間に隙間が生じる。この隙間の寸法をDとすると、D≦
Cである。そしてこの状態からビス8を締め付けると、
突部10を支点にハンガー本体3側へ引っかけ金具7の下
部の係合片6が傾くように接合片5が変形し、第1図
(b)に示すように接合片4,6は係合用突部2の上突片2
aと下突片2bの先端にそれぞれ当接することになり、隙
間が生じることなく正確に係合片4,6間に係合用突部2
を挟持させて係合させることができ、ハンガー9に天井
枠1を確実に固定することができる。 また、ハンガー9の係合片4,6間の内幅寸法Aが天井枠
1の係合用突部2の外幅寸法Bより小さい場合(A<
B)、第2図(a)に示すように、ビス8を締め付けな
い状態ではハンガー本体3と引っかけ金具7の接合片5
とが密着しないが、この状態からビス8を締め付ける
と、係合片6は係合用突部2に当接したまま接合片5の
突部10と係合片6との間の部分が変形されてハンガー本
体3に密着させられることになり、正確に係合片4,6間
に係合用突部2を挟持させて係合させることができ、ハ
ンガー9に天井枠1を確実に固定することができる。
【考案の効果】
上述のように本考案にあっては、引っかけ金具の接合片
にビスを通す部分より上の箇所において突部をハンガー
本体側へ突出させて設けてあるので、ハンガーの係合片
間の内幅寸法が天井枠の係合用突部の外幅寸法より大き
いときには、ビスを締め付けると突部を支点にハンガー
本体側へ引っかけ金具の下部の係合片が傾くように接合
片が変形し、隙間が生じることなく係合片間に係合用突
部を挟持させて係合させることができると共に、またハ
ンガーの係合片間の内幅寸法が天井枠の係合用突部の外
幅寸法より小さいときには、ビスを締め付けると係合片
は係合用突部に当接したまま接合片の突部と係合片との
間の部分が変形されてハンガー本体に密着させられるこ
とになり、正確に係合片間に係合用突部を挟持させて係
合させることができ、この結果、ハンガーや天井枠に多
少の寸法誤差があってもハンガーに天井枠を確実に固定
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本考案の一実施例における一使用
態様の断面図、第2図(a)(b)は同上の他の使用態
様の断面図、第3図(a)(b)は同上に用いる引っか
け金具の斜視図と正面図、第4図は同上の天井枠の支持
の状態を示す縮小した斜視図、第5図は従来例の断面
図、第6図(a)(b)は同上の使用態様の断面図であ
る。 1は天井枠、2は係合用突部、3はハンガー本体、4は
係合片、5は接合片、6は係合片、7は引っかけ金具、
8はビス、9はハンガー、10は突部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に天井を支持する天井枠の上端に係合
    用突部を両側に突出させて設け、ハンガー本体の下部に
    断面略コ字形に屈曲する係合片を設けると共に接合片の
    下端に断面略コ字形に屈曲する係合片を設けて引っかけ
    金具を形成し、各係合片をその開口側同士を対向させて
    ハンガー本体に引っかけ金具の接合片を重ねると共に接
    合片とハンガー本体とをビスを通して結合させてハンガ
    ー本体と引っかけ金具とからなるハンガーを形成し、前
    記係合用突部を両係合片間に挟持させて係合させること
    によってハンガーで天井枠を吊り下げ支持するにあたっ
    て、引っかけ金具の接合片にビスを通す部分より上の箇
    所において突部をハンガー本体側へ突出させて設けて成
    る天井枠の吊り下げ構造。
JP10044590U 1990-09-25 1990-09-25 天井枠の吊り下げ構造 Expired - Lifetime JPH0741768Y2 (ja)

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JPH0456813U JPH0456813U (ja) 1992-05-15
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