JPH04189949A - 天井下地材の連結支持金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は天井下地材の連結支持金具に関するもので、
更に詳細には、吊り天井における天井下地部の位置決め
を容易にすると共に、天井下地部に面剛性をもたせ、か
つ、各種設備類を吊持するようにしたいわゆるシステム
天井を構成する天井下地材の連結支持金具に関するもの
である。

【従来の技術】

一般の吊り天井として、天井スラブに垂下される吊りボ
ルトに吊り金具をもってチャンネル状の天井下地材を吊
持すると共に、この天井下地材にクリップ等の吊持手段
をもって天井仕上材を並設し、そして、天井仕上材間に
天井パネルを順次架設した構造のものが知られている。 この場合、天井下地材を同一平面上に組付けてグリッド
部を構成することにより、天井下地材の下面への天井仕
上材の取付けが容易かつ確実となる。 そのため、従来では、連結する一方の天井下地材の側面
に受は爪を設け、他方の天井下地材の端部に受は爪と係
合する差込み爪を設けて両者を係合させるか、あるいは
、差込み爪を天井下地材の側面に当接した状態でボルト
やリベット等で固定して天井下地材のグリッド部を形成
していた（実開平１−１１８０１５号公報参照）。 また、別の天井下地材の連結支持手段として、連結する
一方の天井下地材の側辺に折曲形成された内向きの屈曲
片部に、他方の天井下地材を嵌合連結した連結支持金具
に設けられたフック状の折曲片を抱込むように係合させ
るもの（実公昭５２−３３０５２号公報参照）や、連結
する一方の天井下地材の側片に設けられた屈曲部に係合
した状態でボルト等にて連結支持金具を固定し、この連
結支持金具の固定部から水平に突出する突出板の先端両
側に屈曲片を設け、連結支持金具の突出板の下面に挿入
される他方の天井下地材に向けて屈曲片を折曲げて固定
する構造のもの（実開昭５９−９４５１７号公報）等が
知られている。

【発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記実開平１−１１８０１５号公報に記
載のものにおいては、天井下地材同士の連結か面倒であ
り、しかも、連結位置を正確に定めることが難しいとい
う問題がある。また、実公昭５２−３３０５２号公報に
記載のものにおいては、連結支持金具に設けられた折曲
片を上方から天井下地材の側辺の屈曲片部に係合させる
ため、連結は簡単に行うことができるが、屈曲片と屈曲
片部との係合のみであるので、強固な係合ができないと
いう問題がある。更にまた、実開昭５９−９４５１７号
公報に記載のものにおいては、ボルト等をもって連結支
持金具を天井下地材に固定するため、強固な固定ができ
るが、ボルト止め作業が面倒であり、しかも、折曲片を
折曲げて天井下地材を支持しなければならないため、連
結作業に多くの労力や時間を要するという問題がある。 この発明は上記事情に鑑みなされたもので、簡単な作業
によって同一平面上の天井下地材の位置決めされた位置
に直交状に天井下地材を連結支持し、耐震性の向上が図
れるようにした天井下地材の連結支持金具を提供しよう
とするものである。 【課題を解決するだめの手段】 上記目的を達成するために、この発明の連結金具は、第
１図及び第２図に示すように、天井スラブ１から垂下さ
れる支持手段ＩＯにて支持される天井下地材４に、別の
天井下地材６．７を直交状に連結支持する連結支持金具
を前提とし、上記天井下地材４の基準位置の上下面に把
持状に係合する係止固定部２１と、上記天井下地材４と
同一面上に天井下地材６゜７を位置すべく天井下地材６
．７を固定支持する支持連結部２５とで構成してなるも
のである。 この発明において、上記係止固定部２Ｉは天井下地材４
の位置決めされた上下面に把持状に係合するものであれ
ば、任意の構造であっても差し支えないが、好ましくは
天井下地材４の下面に係合する係止受爪２３と、上記天
井下地材４の上面に係合するＹ形の翼状押圧片２４と、
上記天井下地材４の上面に設けられた位置決め用切欠４
ｅに係合する係合爪部２４ａで構成してなる方がよい。 また、上記支持連結部２５は天井下地材４と同一面上に
天井下地材６．７を位置すべく天井下地材６．７を固定
支持するものであれば、その形態は任意であってもよい
が、好ましくは支持連結部２５に天井下地材６．７を載
置支持する水平受面２５ａを形成し、この水平受面２５
ａに、上記天井下地材６．７の下面に設けられた位置決
め用切欠６ａと係合する位置決め用突起２５ｂを形成し
てなる方がよい。

【作　　　　　用】

上記のように構成することにより、天井スラブの基準位
置から垂下された支持手段によって互いに平行に形成さ
れる天井下地材の所定位置における上面及び下面に係止
固定部を把持状に固定することができ、また、支持連結
部に別の天井下地材を固定支持することによって天井下
地材を交差状に連結することができ、かつ、連結された
天井下地材の下面を同一平面上に配設することができる
。 また、上記係止固定部を、係止受爪とＹ形の翼状押圧片
と係止爪部とで構成することにより、位置決め部への強
固な連結支持ができ、また、Ｙ形の翼状押圧片２４間の
空間部に支持手段の取付位置を確保することができる。

【実　　施　　例】

以下にこの発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。 第１図はこの発明の天井下地材の連結支持金具の使用状
態の一例の斜視図、第２図は連結支持金具の別の使用状
態の分解斜視図が示されている。 この発明の連結支持金具２０は、天井下地材４（以下に
ランナーという）の上下面に把持状に係合する係止固定
部２１と、ランナー４に直交状に連結されるＣ形チャン
ネル状に形成された別の天井下地材６．７（以下に連結
ランナー、設備ランナーという）の長手方向端部に嵌挿
固定される支持連結部２５とで主要部が構成されている
。 この場合、係止固定部２１は、支持連結部２５の端面下
部の両側からそれぞれ外方に向ってほぼ直角に折曲する
当接片２２の下辺から水平方向に折曲されてランナー４
の下面に係合する係止受爪２３と、支持連結部２５の端
部の上面から両側に向って水平状に折曲されてランナー
４の上面４ａに係合するＹ形の翼状押圧片２４と、この
翼状押圧片２４の先端から下方に向って折曲されてラン
ナー４の上面４ａに穿設された位置決め用切欠４ｅに係
合する係止爪部２４ａとで構成されている。 したがって、翼状押圧片２４をＹ形状に形成することに
より、ばね性が生じてランナー４と連結支持金具２０を
剛接状態で連結することができ、また、翼状押圧片２４
のＹ形の間に支持手段１０の固定金具１２の取付は部を
確保することができるため、固定金具１２の取付けに支
障をきたすことかない。 一方、支持連結部２５は、ランナー６．７を載置する断
面はぼＵ字状に形成されており、その水平受面２５ａに
はランナー６．７の下面に穿設された位置決め用切欠６
ａに嵌合する位置決め用突起２５ｂが設けられている。 したがって、位置決め用切欠６ａと位置決め用突起２５
ｂとを係合させることによってランナー６．７をランナ
ー４に対して位置決めした状態に連結することができる
（第３図及び！＠４図参照）。 また、支持連結部２５の両側壁２６の内面には内方に向
って突出してランナー６．７に圧接する支持用隆起部２
５ｃが設けられており、この支持用隆起部２５ｃによっ
て支持連結部２５においてランナー６．７を強固に連結
支持することができるようになっている。 なお、この連結支持金具２０における当接片２２、翼状
押圧片２４及び係止爪部２４ａには補強用の隆起部２０
ａが形成されて、強度の維持が図られている。 上記のように連結支持金具２０を形成することにより、
支持連結部２５に連結ランナー６を嵌挿させた状態で、
連結支持金具２０の翼状押圧片２４に当接させると共に
、係止受爪２３をランナー４の上面に設けられた位置決
め用切欠４ｅに係合させ、かつ、係止受爪２３をランナ
ー４の下面に係合させることにより、ランナー４と連結
ランナー６とを直交状に連結することができ、この天井
下地列５ａのランナー４と天井交差列５ｂの連結ランナ
ー６とを位置決めされた状態に連結することができる。 また、同様に連結ランナー６にて連結された２列のラン
ナー４，４間士の間に平行な設備用ランナー７．７を連
結支持することができる。 そして、ランナー４及び連結ランナー６に吊持金具３０
をもってこれらランナー４及び連結ランナー６の下面に
天井仕上材８を容易にかつ正確に吊持し、天井仕上材８
，８間に天井パネル４０を架設することができる。更に
、設備用ランナー７間に照明機器５０や空調機器５１等
の設備を設置するこきができる（第５図及び第６図参照
）。 次に、この発明の連結支持金具を用いた天井の組立手順
について説明する。 まず、天井スラブｌの基準位置に埋設されたアンカー２
に吊りポルト３をねじ込んで吊りポルト３を垂下した後
、吊りポルト３の下端に支持手段ＩＯの固定金具１２と
連結受金具１４を固定する。固定は墨糸を基準にして、
高さ調整しながら行われる。 次に、連結受金具１４上にランナー４，４を直線状に連
結支持して、天井下地列５ａを形成する。 少なくとも２列の天井下地列５ａを形成した後、連結支
持金具２０の係止固定部２Ｉをランナー４の上下面に把
持状に係合させて、ランナー４に対して連結ランナーを
直交状に取付ける。 この際、支持手段１０の取付は部に１字状に連結支持金
具２０を取付ける場合は、支持連結部２５に連結ランナ
ー６を嵌挿固定した状態で、係止固定部２１の翼状押圧
片２４をランナー４の上面に当接させると共に、係止爪
部２４ａをランナー４の位置決め用切欠４ｅに係合させ
、係止受爪２３をランナー４の下面に係合させて連結支
持金具２０を把持状に係合させる。また、ランナー４の
基準位置ｌこ連結支持金具２０を取付ける場合も同様に
取付けることができる。 このようにして、天井下地列５ａと天井交差例５ｂを形
成した後、吊持金具３０をもって同一面上のランナー４
又は連結ランナー６の下面に天井仕上材８が吊持される
。そして、天井仕上材８間に天井パネル４０が架設され
て天井が形成されるものである。また、ランナー４に同
様に連結支持金具２０を用いて設備用ランナー７を連結
し、この設備用ランナー７に照明機器５０等の設備機器
が取付けられている。

【発明の効果】

以上に説明しｔ：ように、この発明によれば、上記のよ
うに構成されているので、以下のような効果が得られる
。 １）１１求項ｌ記載の天井下地材の連結支持金具によれ
ば、天井下地材の基準位置の上下面に把持状に係合する
係止固定部と、この天井下地材と同一面上に別の天井下
地材を位置すべく天井下地材を固定支持する支持連結部
とで構成してなるので、簡単な作業によって天井下地列
と天井下地交差列における天井下地材を位置決めされた
基準位置に直交状に配列することができる。 ２）請求項２記載の天井下地材の連結支持金具によれば
、係止固定部を、天井下地材の下面に係合する係止受爪
と、天井下地材の上面に係合するＹ形の翼状押圧片と、
天井下地材の上面に設けられた位置決め用切欠に係合す
る係止爪部とで構成してなるので、翼状押圧片にはね性
をもたせて天井下地材と別の天井下地材とを強固に連結
支持することができ、また、天井スラブに吊持するため
の支持手段の取付けを容易にすることができる。 ３）請求項３記載の天井下地材の連結支持金具によれば
、支持連結部に天井下地材を載置支持する水平受面を形
成し、水平受面に、天井下地材の下面に設けられた位置
決め用切欠と係合する位置決め用突起を形成してなるの
で、更に正確な位置決め位置に天井下地材を直交状に連
結支持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の連結支持金具の使用状態の分解斜視
図、第２図は連結支持金具の分解斜視図、 第３図は連結支持金具の連結支持状態の側面図、第４図
は第３図のＩＶ−ＩＶ断面図、 第５図はこの発明の連結支持構造を有する天井の裏面側
の斜視図、 第６図は連結支持構造の要部を拡大して示す平面図であ
る。 ４・・・・天井下地材（ランナー） ４ｅ・・・・位置決め用切欠、 ６・・・・天井下地材（連結ランナー）、６ａ・・・・
位置決め用突起部、 ７・・・・天井下地材（設備用ランナー）、１０・・・
・支持手段、 ２０・・・・連結支持金具、 ２１・・・・係止固定部、 ２３・・・・係止受爪、 ２４・・・・翼状押圧片、 ２４ａ・・・・係止爪部、 ２５・・・・支持連結部、 ２５ａ・・・・水平受面、 ２５ｂ・・・・位置決め用突起。 ４　主天井下地材（ランナー） ６　副天井下地材（連結ランナー） ６ａ　　位置決め用突起部 ７　副天井下地材（設備用ランナー） ２０　　連結支持金具 ２１　　係止固定部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）天井スラブ１から垂下される支持手段１０にて支
   持される天井下地材４に、別の天井下地材６、７を直交
   状に連結支持する連結支持金具であって、 上記天井下地材４の基準位置の上下面に把持状に係合す
   る係止固定部２１と、 上記天井下地材４と同一面上に天井下地材６、７を位置
   すべく天井下地材６、７を固定支持する支持連結部２５
   とで構成してなることを特徴とする天井下地材の連結支
   持金具。
2. （２）係止固定部２１を、 天井下地材４の下面に係合する係止受爪２３と、上記天
   井下地材４の上面に係合するＹ形の翼状押圧片２４と、 上記天井下地材４の上面に設けられた位置決め用切欠４
   ｅに係合する係合爪部２４ａとで構成してなることを特
   徴とする請求項１記載の天井下地材の連結支持金具。
3. （３）支持連結部２５に天井下地材６、７を載置支持す
   る水平受面２５ａを形成し、 上記水平受面２５ａに、上記天井下地材６、７の下面に
   設けられた位置決め用切欠６ａと係合する位置決め用突
   起２５ｂを形成してなることを特徴とする請求項１記載
   の天井下地材の連結支持金具。