JPH0641889Y2 - 自動車のキッキングプレート取付構造 - Google Patents

自動車のキッキングプレート取付構造

Info

Publication number
JPH0641889Y2
JPH0641889Y2 JP6295288U JP6295288U JPH0641889Y2 JP H0641889 Y2 JPH0641889 Y2 JP H0641889Y2 JP 6295288 U JP6295288 U JP 6295288U JP 6295288 U JP6295288 U JP 6295288U JP H0641889 Y2 JPH0641889 Y2 JP H0641889Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
square hole
leg
kicking plate
hole
side sill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6295288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01165741U (ja
Inventor
智仁 橋川
誠 田村谷
貢 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Nifco Inc
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Nifco Inc filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP6295288U priority Critical patent/JPH0641889Y2/ja
Publication of JPH01165741U publication Critical patent/JPH01165741U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0641889Y2 publication Critical patent/JPH0641889Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Dowels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車のサイドシル上面を被覆するキッキング
プレートの取付構造に関する。
従来の技術 キッキングプレート取付構造としては、例えば実開昭59
-10509号公報,実開昭57-29436号公報に示されているよ
うにスクリュウ・グロメットを用いたものや、実開昭63
-16277号公報に示されているように、キッキングプレー
ト本体に脚部を一体成形して、スクリュウとの併用によ
って該脚部を拡開してキッキングプレートを固定するよ
うにしたものが知られている。
考案が解決しようとする課題 スクリュウ・グロメットを用いてキッキングプレートを
固定するものでは、予め、グロメットをサイドシル上面
に形成した取付け孔に挿入,係着しておき、その上にキ
ッキングプレートを載置してグロメットとキッキングプ
レートのスクリュウ孔合わせを行い、そして、スクリュ
ウをグロメットにねじ込む作業が伴うために作業工数が
多くかかってコストアップの要因となってしまう。ま
た、キッキングプレート本体に脚部を一体成形したもの
にあっては、脚部をサイドシル上面の取付け孔に係着す
る場合、該キッキングプレート本体を把持して裏面の脚
部を見当をつけて盲作業で取付け孔に嵌合するため、脚
部が取付け孔縁に引掛かった状態で無理に嵌合すると、
該脚部が折損してしまうおそれがある。特に、キッキン
グプレートを再組付するような場合、脚部に拡開癖がつ
いていると前述の傾向が顕著となる。そこで、本考案は
組付け作業性を改善できると共に、組付け時にクリップ
脚部の折損を生じることが全くない自動車のキッキング
プレート取付構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 キッキングプレートおよびサイドシル上面に形成した角
孔に嵌合する脚部に有すると共に、中心部に軸方向にピ
ン挿入孔を備えたクリップ本体と、前記ピン挿入孔に嵌
入されて、前記脚部を拡開してサイドシル上面の角孔縁
に係着する抜止めピンとを備えた構成であって、前記脚
部はキッキングプレートの角孔の各辺に対応してスリッ
トを境に分割成形された複数個の脚片で構成され、か
つ、該脚部の先端部にはキッキングプレートの角孔の深
さ寸法以下の高さ寸法でテーパ部を形成し、該テーパ部
の先端の外径は、抜止めピンの挿入により前記脚片が最
大に拡開されたときに、角孔の孔径よりも小径になるよ
うにしてある。
作用 クリップ本体の脚部をキッキングプレートの角孔に挿入
した際、テーパ部が該角孔に没入すると脚片が多少開い
ていても、脚部先端がサイドシル上面の角孔に至る以前
で正規位置に矯正されて該サイドシル上面の角孔をくぐ
り抜ける。そして、ピン挿入孔に抜止めピンを嵌入する
と、各脚片が拡開してサイドシル上面の角孔縁に係着し
て、キッキングプレートが固定される。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。
第1〜4図において、1はサイドシル4の上面を覆う樹
脂材からなるキッキングプレートで、その所要部位には
後述するクリップ本体8のフランジ9の厚み相当の座ぐ
り部2を形成してあると共に、その中心部に角孔、本実
施例では正方形の角孔3を形成してある。サイドシル4
はシルアウタ5とシルインナ6とで閉断面に形成され、
その上面、具体的には前記シルアウタ5の上面の前記角
孔3に対応する部位に角孔、本実施例では前後方向に長
孔となる長方形の角孔7を形成して、キッキングプレー
ト1の前後方向の熱変形吸収を可能としてある。8はキ
ッキングプレート1をサイドシル4上面に固定する樹脂
材からなるクリップ本体で、円形のフランジ9とその下
面に一体成形した脚部10とからなっていて、該クリップ
本体8の中心部には軸方向にピン挿入孔11を形成してあ
る。ピン挿入孔11の先端部分は小径に形成して、抜止め
ピン挿入時に後述する脚片10aを大きく拡開できるよう
になっている。フランジ9のピン挿入孔開口縁部には、
後述する抜止めピン15の頭部16の厚み相当の座ぐり部12
を形成してあって、キッキングプレート1の固定状態
で、該頭部16,フランジ9がキッキングプレート1面と
面一に整合し得るようになっている。脚部10は本実施例
では前記キッキングプレート1の角孔3に合わせて、該
角孔3よりも若干小形の底面正方形に形成してあり、か
つ、該脚部10は前記角孔3の各辺に対応してスリット13
を境に分割成形された4つの脚片10aで構成してある。
また、この脚部10の先端部にはテーパ部14を形成して、
角孔3,7に嵌入し易いようにしてある。このテーパ部14
はキッキングプレート1の角孔3の深さ寸法d以下の高
さ寸法hとして形成してあって、脚部10を角孔3に挿入
した時に、その先端部、即ち、テーパ部14先端がサイド
シル4上面に到達する以前で、各脚片10aの拡がりが矯
正されるようになっている。また、テーパ部14先端の外
径lは、抜止めピン15の挿入により脚片10aが最大に拡
開された時に前記角孔3径よりも小径となるように設定
してある。15は前記ピン挿入孔11に挿入するねじ軸17を
有する抜止めピンで、ピン挿入孔11の圧入することによ
り各脚片10aを押し開いて脚部10を拡開してサイドシル
4の角孔7縁に係着させ、クリップ本体8の取外し時に
はねじ回しにより該クリップ本体8より容易に抜き出せ
るようになっている。
以上の実施例構造によれば、キッキングプレート1の取
付け時には、該キッキングプレート1をサイドシル4上
面に載置して角孔3,7にクリップ本体8の脚部10を嵌入
する。この時、角孔37の重なりが若干ずれて、角孔7周
縁が角孔3周縁より突出し、かつ、脚片10aが若干開い
ていたとしても、テーパ部14の高さ寸法hと角孔3の深
さ寸法dとの関係をh≦dとしてあるため、脚部10先端
がサイドシル4上面の角孔7に至る以前で脚片10aが角
孔3で矯正されて正規位置に戻され、脚片10aの端末が
角孔7縁に引掛かることがなく、該角孔7をスムーズに
くぐり抜けることができる。
そして、ピン挿入孔11に抜止めピン15を圧入すると、各
脚片10aが押し拡げられて角孔7縁に係着し、キッキン
グプレート1を固定する。キッキングプレート1を取外
す場合には、抜止めピン15を図外の工具で緩め方向にね
じ回すことにより、該抜止めピン15がピン挿入孔11より
抜け出るから、クリップ本体8を角孔7,3より引き抜く
ことによって容易に取外すことができる。ここで、キッ
キングプレート1を再組付けする場合、クリップ本体8
の脚部10は抜止めピン15により開き癖がつくが、前述の
ようにテーパ部14と角孔3との寸法関係をh≦dとして
あるため、脚部10を角孔3に挿入することにより、脚部
10先端が角孔7に至る以前で脚片10aが正規位置に矯正
されて、角孔7縁に引掛かることがない。とりわけ、前
述のようにテーパ部14の先端外径lを、抜止めピン15挿
入による最大拡開時に角孔3よりも小径となるように設
定してあれば、前述のように脚片10aに開き癖がついて
いても、脚部10先端外径が角孔3径よりも小さいため、
該角孔3縁に引掛かることがなく容易に挿入することが
できる利点がある。
考案の効果 以上のように本考案によれば、クリップ本体の脚部をキ
ッキングプレート,サイドシル上面の角孔に嵌入して、
抜止めピンをピン挿入孔に圧入するだけの簡単な押し込
み操作でキッキングプレートを取付けることができ、し
かも、再組付け時に、前記脚部の脚片に開き癖がついて
いたとしても、テーパ部の成形高さを、キッキングプレ
ートの角孔深さ以下としてあるため、該角孔に脚部を挿
入すれば脚部先端がサイドシル上面の角孔に到達する以
前で、前記脚片が正規位置に矯正され、該サイドシル上
面の角孔に引掛かることなく容易に再組付けることがで
きる。特に前記テーパ部の先端外径は、抜止めピンの挿
入により脚片が最大に拡開されたときに、角孔の孔径よ
りも小径なるように設定してあるため、脚片に開き癖が
ついていても、脚部先端外径が角孔の孔径よりも小さい
ため該角孔縁に引掛かることがなく容易に挿入すること
ができ、従って、脚部の破損を生起することもないとい
う実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第2図は
同組付け状態を示す断面図、第3図はテーパ部と角孔と
の関係を示す断面図、第4図はクリップ本体の斜視図で
ある。 1…キッキングプレート、3…角孔、4…サイドシル、
7…角孔、8…クリップ本体、10…脚部、10a…脚片、1
1…ピン挿入孔、13…スリット、14…テーパ部、15…抜
止めピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 塩田 貢 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 (56)参考文献 実開 昭62−185909(JP,U) 実公 昭58−33298(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キッキングプレートおよびサイドシル上面
    に形成した角孔に嵌合する脚部を有すると共に、中心部
    に軸方向にピン挿入孔を備えたクリップ本体と、前記ピ
    ン挿入孔に嵌合されて、前記脚部を拡開してサイドシル
    上面の角孔縁に係着する抜止めピンとを備えた構成であ
    って、前記脚部はキッキングプレートの角孔の各辺に対
    応してスリットを境に分割成形された複数個の脚片で構
    成され、かつ、該脚部の先端部にはキッキングプレート
    の角孔の深さ寸法以下の高さ寸法でテーパ部を形成し、
    該テーパ部の先端の外径は、抜止めピンの挿入により前
    記脚片が最大に拡開されたときに、角孔の孔径よりも小
    径となるようにしたことを特徴とする自動車のキッキン
    グプレート取付構造。
JP6295288U 1988-05-13 1988-05-13 自動車のキッキングプレート取付構造 Expired - Lifetime JPH0641889Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6295288U JPH0641889Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 自動車のキッキングプレート取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6295288U JPH0641889Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 自動車のキッキングプレート取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01165741U JPH01165741U (ja) 1989-11-20
JPH0641889Y2 true JPH0641889Y2 (ja) 1994-11-02

Family

ID=31288492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6295288U Expired - Lifetime JPH0641889Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 自動車のキッキングプレート取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0641889Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062016Y2 (ja) * 1988-09-06 1994-01-19 株式会社ニフコ プラスチック製のスクリューグロメット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01165741U (ja) 1989-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1223354B1 (en) Fastener
JP2613166B2 (ja) Tナット
JP2844375B2 (ja) リベット無しナットプレート留め具
JPH0641889Y2 (ja) 自動車のキッキングプレート取付構造
JP3285133B2 (ja) 軸支構造および自動二輪車のエンジン軸支構造
JPH0328126Y2 (ja)
JPS5842651Y2 (ja) 取付けナツト
JP3491847B2 (ja) ラッチヘッド
JPH071523Y2 (ja) スクリューグロメット
JPS5916674Y2 (ja) 自動車用シガレツトライタ−の取付構造
JPS5834791Y2 (ja) 板状体等の二部材の取付け構造
JPS6019417Y2 (ja) バスレフダクトの取付装置
JPH0137207Y2 (ja)
JP2548301Y2 (ja) スペーサ
JPH0243734U (ja)
JPH0953629A (ja) 閉断面部材の締着構造
JPH0219611Y2 (ja)
JPS6122852U (ja) 矢板金物
JP2969135B2 (ja) フットレストの組付け構造
JPH01125927U (ja)
JPH0328016U (ja)
JPS5823688Y2 (ja) 室内換気ル−バの取付構造
JPS621450Y2 (ja)
JPH0333103U (ja)
JP3092752B2 (ja) コンバーチブルトップの取り付け構造