JPH0641743B2 - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPH0641743B2
JPH0641743B2 JP60072900A JP7290085A JPH0641743B2 JP H0641743 B2 JPH0641743 B2 JP H0641743B2 JP 60072900 A JP60072900 A JP 60072900A JP 7290085 A JP7290085 A JP 7290085A JP H0641743 B2 JPH0641743 B2 JP H0641743B2
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fuel ratio
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combustion engine
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敬久 勝又
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Nissan Motor Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、空燃比補正用電磁弁を有する気化器を排気
センサの出力に基づいてフイードバツク制御するように
した内燃機関の空燃比制御装置に関する。
従来の技術 内燃機関に供給する空燃比を所定空燃比、例えば理論空
燃比近傍に高精度に維持するために、空燃比補正用電磁
弁を有する気化器を排気センサの出力に基づいてフイー
ドバツク制御するようにした内燃機関の空燃比制御装置
が知られている。
第4図はこの従来の空燃比制御装置の一構成例を示すも
ので、これは空燃比補正用電磁弁2を備えた気化器1
と、内燃機関の排気通路に装着され、かつ排気中の残存
酸素濃度などから混合気の実際の空燃比の濃薄を検出す
る排気センサ3と、この排気センサ3の出力に基づいて
上記空燃比補正用電磁弁2を制御する制御回路4とから
大略構成されている。
上記気化器1は、例えば一次側通路5と二次側通路6と
を有し、その一次側燃料供給系に上記空燃比補正用電磁
弁2が設けられている。この空燃比補正用電磁弁2は、
両端に弁体を備えたニードル7を有し、スロージエツト
8下流のスロー燃料通路9に連通した補正用スローエア
ブリード10を一端の弁体が開閉するとともに、メインジ
エツト11をバイパスした補正用メインジエツト12を他端
の弁体が開閉する構成となつており、常時120 Hz程度の
駆動パルス信号によつて上下動を繰り返し、そのONデ
ユーテイ比が上記制御回路4により可変制御されること
で、空燃比を補正している。尚、パルス信号のOFF状態
ではニードル7は上方に位置し、補正用スローエアブリ
ード10を閉じている。
すなわち、空燃比が過濃であることを排気センサ3が検
出すると、デユーテイ比が増大制御され、ON状態で開
放される補正用スローエアブリード10の空気流量が増大
する。これによりスロージエツト8下流の負圧が弱ま
り、スローポート13やアイドルポート14から吸い出され
るスロー系燃料が減少する。またON状態で閉塞される
補正用メインジエツト12の燃料流量が減少し、メインノ
ズル15から吸い出されるメイン系燃料が減少する。従つ
て、スロー系運転領域およびメイン系運転領域の何れで
も空燃比が希薄化する。
一方、逆に空燃比が過薄であることを排気センサ3が検
出すると、デユーテイ比が減少補正され、上記の場合と
逆に補正用スローエアブリード10の空気流量が減少する
とともに、補正用メインジエツト12の燃料流量が増大す
る。従つて、スロー系運転領域およびメイン系運転領域
の何れでも空燃比が濃化する。
このような動作の繰り返しにより、実際の空燃比が略理
論空燃比近傍に維持されるのである。
尚、機関始動時や高負荷時など特定空燃比を必要とする
場合には、空燃比フイードバツク制御を停止し、上記空
燃比補正用電磁弁2を所定のデユーテイ比のパルス信号
で駆動するようにしている。(例えば日産自動車(株)
昭和57年10月発行の「サービス周報第472号」参
照) 発明が解決しようとする問題点 上記のような空燃比制御装置を備えた自動車を例えば一
定車連で走行させた場合には、スロツトル開度は部分負
荷状態にあり、燃料は主にメイン系から供給されている
が、この状態から急激にスロツトル弁をアイドル開度に
戻したときに、スロージエツト8下流側の負圧の立ち上
がりが遅れ、空燃比が一時的に過薄となることがある。
そして、このように空燃比の過薄により機関が不安定に
なつているときに、クラツチを断状態としたり、あるい
は変速機をニユートラル状態にしたりすると、慣性で走
行する車両の駆動系から機関が切り離されるために、機
関の停止いわゆるエンストを引き起こす虞れがあつた。
問題点を解決するための手段 第1図はこの発明に係る内燃機関の空燃比制御装置の構
成を示す機能ブロック図である。
この空燃比制御装置は、例えば排気中の残存酸素濃度か
ら、内燃機関Aに供給された混合気の空燃比を検出する
排気センサBと、空燃比補正用電磁弁Cを有する気化器
Dとを備えており、上記排気センサBが検出した空燃比
を所定空燃比と比較する比較手段Eおよびこの比較に基
づき上記空燃比補正用電磁弁Cによる補正量を演算する
補正量演算手段Fとによつてフイードバツク制御を行う
構成となつている。また、スロツトル弁がアイドル開度
にあることを検出するアイドル開度状態検出手段Gと、
クラツチの断状態を検出するクラツチ断状態検出手段H
と、変速機がニユートラル状態にあることを検出するニ
ユートラル検出手段Jとを備えている。濃化補正手段K
は、これらの検出に基づき所定の条件のときに空燃比を
濃化させる補正信号を一定時間出力するものである。
作 用 上記排気センサBと比較手段Eと補正量演算手段Fとに
よつて通常は閉ループによるフイードバツク制御が行わ
れ、気化器Dが供給する混合気の空燃比は、目標とする
所定空燃比近傍に維持される。一方、濃化補正手段K
は、スロツトル弁のアイドル開度への操作を第1条件と
し、クラツチ断操作あるいは変速機ニユートラルへの操
作を第2条件として、一方の条件が成立してから所定時
間内に両条件が同時成立したとき、つまりスロツトル弁
を閉じてから所定時間内にクラツチ断操作を行つたとき
やクラツチ断操作を行つてから所定時間内にスロツトル
弁を閉じたときなどに、補正信号を一定時間出力する。
この場合には、空燃比補正用電磁弁Cは、所定空燃比よ
りも濃厚な混合気を供給するように制御される。
実施例 第2図はこの発明に係る空燃比制御装置の一実施例を示
す構成説明図であつて、前述した従来例と同様に、空燃
比補正用電磁弁2を備えた気化器1と、内燃機関の排気
通路に装着された排気センサ3と、制御回路4とを主体
として構成されている。上記気化器1は従来のものと特
に変わりが無く、空燃比補正用電磁弁2のニードル7の
上下動によつてスロー系およびメイン系の双方を同時に
制御するようになつている。尚、スロー系およびメイン
系に夫々別個の空燃比補正用電磁弁を設けた構成とする
こともできる。
21は、気化器1の一次側スロツトル弁22がアイドル開度
にあるときにOFFで他のときにONとなるスロツトルス
イツチ、23はクラツチペダル24が踏込操作された状態つ
まりクラツチ断状態にあるときにON信号を発するクラ
ツチスイツチ、25は変速機のギヤ位置がニユートラル状
態であるときにON信号を発するニユートラルスイツチ
であり、夫々上記制御回路4に接続されている。
制御回路4では、これらのスイツチ類の検出に基づき例
えば第3図に示すフローチヤートに従つて処理がなされ
る。すなわち、スロツトルスイツチ21がOFF(アイドル
開度)になつたか否か(S1)、またクラツチスイツチ23あ
るいはニユートラルスイツチ25の少くとも一方がON
(クラツチ断、ニユートラル)になつたか否か(S2)を繰
り返し判別し、何れの操作もなされていないときには、
図示せぬ他のフローチヤートに従つて、空燃比フイード
バツク制御を継続する。そして、何れかの操作がなされ
たときには、タイマのカウントを開始し(S3,S6)、所
定時間(t1,t2)内に引き続いてクラツチ断操作もしく
はニユートラル操作(S4)、あるいはスロツトル弁22の
閉操作(S7)が行われた場合にのみS5で一定時間(t3)空燃
比フイードバツク制御を停止し、かつ予め定められたデ
ユーテイ比の駆動パルス信号を出力する。この場合のデ
ユーテイ比は、比較的小さな値に設定されており、前述
したような空燃比補正用電磁弁2の作用により空燃比が
濃化する。従つて、スロー系の負圧の立ち上がりの遅れ
による一時的な空燃比の希薄化が相殺され、所謂エンス
トの発生が確実に回避される。尚、上記のように固定的
なデユーテイ比とせずに、そのときデユーテイ比に対し
一定割合だけ濃化方向に補正するようにしても良い。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明に係る内燃機関
の空燃比制御装置によれば、例えば一定車速で走行中に
スロツトル弁をアイドル開度に戻し、かつ略同時にクラ
ツチを断操作したような場合に、空燃比の一時的な希薄
化による所謂エンストの発生を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示す機能ブロツク図、第2図
はこの発明の一実施例の機械的構成を示す構成説明図、
第3図はこの実施例の制御の要部を示すフローチヤー
ト、第4図は従来の一構成例を示す構成説明図である。 B……排気センサ、C……空燃比補正用電磁弁、D……
気化器、E……比較手段、F……補正量演算手段、G…
…アイドル開度状態検出手段、H……クラツチ断状態検
出手段、J……ニユートラル検出手段、K……濃化補正
手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関に供給された混合気の空燃比を検
    出する排気センサと、空燃比補正用電磁弁を有する気化
    器とを備え、上記排気センサの出力に基づき所定空燃比
    を目標として上記空燃比補正用電磁弁をフィードバック
    制御する内燃機関の空燃比制御装置において、スロット
    ル弁がアイドル開度にあることを検出するアイドル開度
    状態検出手段と、クラッチの断状態を検出するクラッチ
    断状態検出手段と、変速機がニュートラル状態にあるこ
    とを検出するニュートラル検出手段と、スロットル弁の
    アイドル開度への操作を第1条件とし、クラッチ断操作
    あるいは変速機ニュートラルへの操作を第2条件とし
    て、一方の条件が成立してから所定時間内に両条件が同
    時成立したときに空燃比を濃化させる補正信号を一定時
    間出力する濃化補正手段とを備えてなる内燃機関の空燃
    比制御装置。
JP60072900A 1985-04-05 1985-04-05 内燃機関の空燃比制御装置 Expired - Lifetime JPH0641743B2 (ja)

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JPS602504A (ja) * 1983-06-20 1985-01-08 Chichibu Concrete Kogyo Kk 線材の滑降式横送り装置
JPH0221581Y2 (ja) * 1985-03-05 1990-06-11

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