JPH01219345A - エンジンの燃料制御装置 - Google Patents

エンジンの燃料制御装置

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Publication number
JPH01219345A
JPH01219345A JP4536688A JP4536688A JPH01219345A JP H01219345 A JPH01219345 A JP H01219345A JP 4536688 A JP4536688 A JP 4536688A JP 4536688 A JP4536688 A JP 4536688A JP H01219345 A JPH01219345 A JP H01219345A
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JP
Japan
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fuel
engine
valve
air
passage
Prior art date
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Application number
JP4536688A
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English (en)
Inventor
Shinji Shimaoka
島岡 信次
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、メイン系燃料通路とそれに通じるスロー系燃
料通路とに加えて加速ポンプ等から成る加速増量機構を
有する気化器が備えられたエンジンが、所定の条件を満
たす減速状態にあるとき、スロー系燃料通路を閉じて減
速燃料カットを行い、その後、エンジンが加速状態に移
行せしめられたとき燃料供給を再開するようにされたエ
ンジンの燃料制御装置に関する。
(従来の技術) 自動車等に搭載される気化器付エンジンにあっては、例
えば、実開昭60−131651号公報にも記載されて
いる如くに、エンジンが所定の条件を満たす減速状態に
あるとき、メイン系燃料通路に通じるスロー系燃料通路
に配設された燃料カット用の開閉弁を閉状態にして、エ
ンジンに対する燃料供給を停止する、所謂、減速燃料カ
ットを行い、その後、エンジンが加速状態に移行せしめ
られたとき、燃料カット用の開閉弁を開状態として、エ
ンジンに対する燃料供給を再開する、所謂、加速燃料復
帰を行うことにより、燃費の向上環を図るようになすこ
とが知られている。
また、このような減速燃料カット及びその後の加速燃料
復帰が行われる気化器付エンジンにおいては、気化器に
加速ポンプ等から成る加速増量機構が付設され、アクセ
ルペダルが踏み込まれて加速状態に移行せしめられた直
後に、加速増量機構による燃料供給が行われて、エンジ
ンに対する燃料供給量が増量されるようになされたもの
が知られている。斯かる加速増量機構が備えられた気化
器付エンジンでは、加速燃料復帰時には、吸気通路にメ
イン系燃料通路及びスロー系燃料通路を通じての燃料に
加えて、加速増量機構からの燃料も供給されることにな
る。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如くに、メイン系燃料通路とそれに通じるスロー
系燃料通路が設けられるとともに、加速増量機構が設け
られ、スロー系燃料通路に配設された燃料カット用の開
閉弁が閉状態にされることにより減速燃料カットが行わ
れるようにされた気化器付エンジンにあっては、加速燃
料復帰が行われる際、燃焼に供される混合気の空燃比が
、例えば、第5図に示される如くに変化する。
空燃比A/Fは、第5図において時点1.に至るまでは
減速燃料カットが行われ、時点L1において、スロット
ル弁が全閉状態から開かれてエンジンが加速状態に移行
せしめられた場合には、時点tl以前においては、燃料
カット用の開閉弁が閉状態にされているので、大気と同
程度の極めてリーン側のものとされるが、時点t、直後
においては、メイン系燃料通路内の燃料が吸気通路に流
出するとともに、燃料カット用の開閉弁が開状態とされ
て、メイン系燃料通路内の燃料がスロー系燃料通路にも
導入され、スロー系燃料通路に導入された燃料が、スロ
ー系燃料通路からスロー系燃料通路における開閉弁より
下流側部分に充填された後吸気通路に流出するものとな
り、それに加えて加速増量機構を構成する加速ポンプか
らの燃料も吸気通路に供給されるので、時点t、直後に
おいては、極めてリーン側のものから理論空燃比R3よ
り極めてリッチ側のものに急激に変化するものとなる。
斯かる空燃比変化は、燃料カット状態がとられた後の燃
焼室が冷やされた状態とされたもとで生じることになる
ので、それにより、燃焼状態が不安定となって、その結
果、エンジンにトルクショックが発生するとともに、空
燃比A/Fが最もリッチ側のものとなる時点t2付近で
は着火不良が生じ易くなるという問題がある。
このような問題を解消すべく、加速燃料復帰直後におけ
る、空燃比が最もリッチ側になる時期には、エンジンに
対する燃料供給量を減少させる制御を行うようになすこ
とが考えられるが、空燃比が最もリッチ側のものとなる
時期は、加速燃料復帰時における、吸気通路の内壁に付
着する燃料の量、エンジン回転数、スロットル弁の開度
及びその変化率、エンジンの温度等によって左右され、
−律には定まらないものとされるので、エンジンに対す
る燃料供給量を減少させる時期の設定に困難があり、従
来においては、効果的に上述の如くの問題を解消するに
到っていない。
斯かる点に鑑み、本発明は、メイン系燃料通路とそれに
通じるスロー系燃料通路が設けられるとともに、加速増
量機構が設けられ、スロー系燃料通路に配設された燃料
カット用の開閉弁が閉状態にされることにより減速燃料
カットが行われるようにされた気化器を備え、減速燃料
カット後の加速燃料復帰時に、空燃比が過度にリッチ側
のものとなることが回避されて、エンジンにトルクショ
ックや着火不良等が生じないようにされたエンジンの燃
料制御装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係るエンジンの燃料
制御装置は、エンジンの吸気系に配設され、メイン系燃
料通路、メイン系燃料通路に通じるスロー系燃料通路、
スロー系燃料通路を開閉する開閉弁、及び、エンジンが
加速状態に移行せしめられたとき、エンジンに対する燃
料供給量を増加させる加速増量機構を有するものとされ
た気化器と、エンジンにおいて燃焼に供される混合気の
空燃比を検出する空燃比センサと、エンジンが所定の条
件を満たす減速状態にあるとき開閉弁を閉状態にし、開
閉弁が閉状態にされた後エンジンが加速状態に移行せし
められる場合には、エンジンが加速状態に移行せしめら
れた時点から所定の遅延期間が経過した後、開閉弁を開
状態にする開閉弁制御手段とに加えて、遅延期間設定手
段が備えられ、遅延期間設定手段が、上述の遅延期間を
、エンジンが加速状態に移行せしめられた時点から所定
の期間が経過するまでにおける、空燃比センサにより検
出された空燃比の変化率が小である程長いものとなるよ
うに設定するようにされる。
(作 用) 上述の如くに構成される本発明に係るエンジンの燃料制
御装置においては、開閉弁制御手段により、メイン系燃
料通路に通じるものとされたスロー系燃料通路に配設さ
れた開閉弁が、エンジンが所定の条件を満たす減速状態
にあるときには、閉状態にされて減速燃料カットが行わ
れ、その後、エンジンが加速状態に移行せしめられたと
きには、その加速状態に移行せしめられた時点から遅延
期間設定手段により設定された遅延期間が経過した時点
で開状態にされる。それにより、加速状態に移行せしめ
られた時点から遅延期間が経過して開閉弁が開状態にさ
れるまでの期間は、吸気通路にメイン系燃料通路及び加
速増量機構からの燃料が流出するが、スロー系燃料通路
からは燃料が流出せず、また、遅延期間が経過して開閉
弁が開状態にされた後においても、スロー系燃料通路に
おける開閉弁より下流側の部分にメイン系燃料通路から
の燃料が充填されるまでの期間は、メイン系燃料通路か
ら吸気通路に流出する燃料の量が減少せしめられるとと
もに、スロー系燃料通路から燃料が流出しないことにな
るが、斯かる際、スロー系燃料通路における開閉弁より
下流側の部分に燃料が充填される期間を、加速燃料復帰
時において空燃比が過度にリッチ側のものとなる時期に
合わせるべく、遅延期間設定手段により、遅延期間が、
エンジンが加速状態に移行せしめられた時点から所定の
期間が経過するまでにおける、空燃比センサにより検出
された空燃比の変化率が小である程長く設定される。
このようにされることにより、スロー系燃料通路におけ
る開閉弁より下流側の部分に燃料が充填される期間が、
空燃比が過度にリッチ側のものとなる時期に合わせられ
るので、加速燃料復帰時において空燃比が過度にリッチ
側のものになることが抑制され、エンジンにトルクショ
ックが発生することが回避されるとともに、着火不良等
が生じないようにされる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明に係るエンジンの燃料制御装置の一例
を示し、第2図は、それが適用された自動車に搭載され
たエンジンの主要部を示す。
第2図において示されるエンジンEは、ピストン7、ピ
ストン7の上部に形成される燃焼室8゜吸気通路3.排
気通路4、及び、燃焼室8に臨設された点火プラグ9を
有するものとされ、排気通路4には、排気ガス中に含ま
れる酸素濃度を検出するりニアOtセンサ2が臨設され
ている。また、その吸気系には、エアフィルタ6及び気
化器1゜が配されている。気化器10は、第2図におい
て拡大伸展図示される如く、フロート室12を有するも
のとされ、このフロート室12内には、燃料の液面を一
定に保つべく、フロート14及びフロート14に伴って
燃料供給通路15を開閉するニードル弁17が配されて
いる。フロート室12の底部にはメイン系燃料通路16
の始端部が開口し、このメイン系燃料通路16の上流側
端部にはメインジェット18が設けられている。また、
フロート室12の吸気通路3側の側部にはメイン系補正
燃料通路20が開口せしめられている。メイン系補正燃
料通路20には補正ジェット22が設けられており、メ
イン系燃料通路16とメイン系補正燃料通路20とは、
補正ジェット22の下流側において合流せしめられ、そ
の合流部より下流側にはメインエアブリード26が設け
られている。
フロート室12からメイン系燃料通路16及びメイン系
補正燃料通路20及びメインエアブリード26を経てメ
インノズル28に導かれる燃料には、メインエアブリー
ド26によって空気が混入される。メインノズル28は
、小ベンチユリ32及び大ベンチユリ34が配された吸
気通路3に燃料を供給すべく、小ベンチユリ32の内壁
部から吸気通路3内に伸びるものとされている。これら
メイン系燃料通路16.メインジェット18.メイン系
補正燃料通路20.補正ジェット22.メインエアブリ
ード26.メインノズル28.小ベンチユリ32及び大
ベンチユリ34等により、気化器10におけるメイン系
が構成されている。
また、第1図に示される如く、吸気通路3には、小ベン
チユリ32及び大ベンチユリ34より上流側部分にチョ
ーク弁31が配されるとともに、小ベンチユリ32及び
大ベンチユリ34より下流側部分に、アクセルペダルに
連動して開閉せしめられるスロットル弁35が配されて
いる。
さらに、気化器10は、第1図に示される如く、メイン
系燃料通路16とメイン系補正燃料通路20との合流部
より下流側部分には、スロー系燃料通路36の始端部が
開口せしめられており、フロート室12の燃料は、メイ
ン系燃料通路16及びメイン系補正燃料通路20を介し
て、第1スローエアー通路44.第2スローエアー通路
45、及び、スローエアブリード46が設けられるとと
もに補正用空気通路43が開口せしめられたスロー系燃
料通路36を通じて、スローボート38、及び、アイド
ル調整ねじ41によりその有効開口面積が調整されるア
イドルポート42からも吸気通路3に供給される。
スローボート38は、スロットル弁35が閉状態(アイ
ドリング開度状態)にされているときにはスロットル弁
35より上流側に位置し、アイドルポート42は、スロ
ットル弁35が閉状態にされているときにはスロットル
弁35より下流側に位置するようにされている。これら
スロー系燃料通路36.スローボート38.アイドル調
整ねじ41、アイドルポート42.補正用空気通路43
゜第1スローエアー通路44.第2スローエアー通路4
5及びスローエアブリード46等により、気化器lOに
おけるスロー系が構成されている。
また、スロー系燃料通路36におけるスローエアブリー
ド46より若干下流側には、燃料カット用の開閉弁40
が介装されている。開閉弁4oは、常開タイプの電磁弁
とされ、後述されるコントロールユニット100から弁
駆動信号Cqが供給されたとき閉状態をとるものとされ
る。
また、気化器10の内部には、気化器10により生成さ
れる混合気の空燃比を目標値、例えば、理論空燃比に収
束させるべく作動せしめられる空燃比制御用電磁弁50
が組み込まれている。この空燃比制御用電磁弁50は、
一端部に第1弁部52aが形成され、他端部に第2弁部
52bが形成されたロンド状の弁部材52と、この弁部
材52を、コントロールユニット100から供給される
制御パルス信号Pcに応じて駆動するソレノイド54と
、弁部材52に作用するリターンスプリング56とを備
えて構成されている。ソレノイド54は、制御パルス信
号Pcが供給されるとき、弁部材52における第1弁部
52aがメイン系補正燃料通路20を開閉し、また、弁
部材52における第2弁部52bが補正用空気通路43
を開閉するように、往復移動せしめられる。一方、ソレ
ノイド54に制御パルス信号Pcが供給されないときに
は、リターンスプリング56による付勢力によって、弁
部材52は、第1弁部52aがメイン系補正燃料通路。
20を開くとともに、第2弁部52bが補正用空気通路
43を閉じる位置に置かれる。
斯かる構成に加えて、気化器10には、加速ポンプ60
が配されている。加速ポンプ60は、アクセルペダルが
踏み込まれたときそれに連動して押し下げられるロッド
部材61と、ロッド部材61に対して上下方向に移動可
能な状態で支持されたピストン部材63と、メイン系補
正燃料通路20との間に介装されたインレット弁65と
、ポンプ室66とを有するものとされ、アクセルペダル
が踏み込まれた状態から解放状態にされたときには、ロ
ッド部材61が上方に移動し、それに伴ってピストン部
材63とポンプ室66との間に配された付勢スプリング
64の付勢力によって、ピストン部材63が上方に移動
し、それにより、インレット弁65を通じてフロート室
12内の燃料が、メイン系補正燃料通路20からポンプ
室66内に吸引されて加速ポンプ60に貯えられる。そ
れに対し、アクセルペダルが踏み込まれ、ロッド部材6
1が押し下げられたときには、ピストン部材63がピス
トン部材63に配されたダンパスプリング67を介して
押し下げられ、ポンプ室66内の燃料が加圧されて、ア
ウトレ・ソト弁68が介装された加速燃料通路70を通
じて、加速ノズル71から吸気通路3内に吹き出され、
加速時における吸気通路3に対する燃料供給量が増加さ
れる。これらポンプ60.アウトレット弁68.加速燃
料通路70等により加速増量機構が構成されている。
そして、開閉弁40及び空燃比制御用電磁弁50の動作
制御を行うコントロールユニット100は、第2図に示
される如く、スロットル弁35に関連して配設されたス
ロットル開度センサ84から得られるスロットル開度に
応じた検出信号St。
クランク機構に関連して配設された回転数センサ85か
ら得られる検出信号Sn、  リニア02センサ2から
得られる排気ガス中に含まれる酸素濃度に応じたものと
される、燃焼に供された混合気の空燃比に比例した検出
信号So、シフト位置センサ86から得られるエンジン
已に付設された変速機の変速段を切り換えるシフトレバ
−のシフト位置に応じた検出信号Sr、クラッチセンサ
87から得られるクラッチペダルが踏み込まれているか
否かをあられす検出信号Sc、及び、水温センサ5から
得られるエンジンの冷却水温に応じた検出信号Sw等が
供給される。
コントロールユニット100は、これら各検出信号St
、Sn、So、Sr、Sc及びSw等に基づいて制御パ
ルス信号Pcを形成し、それを空燃比制御用電磁弁50
におけるソレノイド54に供給することにより、燃焼に
供される混合気の空燃比についてのフィードバック制御
を行うとともに、スロー系燃料通路36に配設された開
閉弁40に、弁駆動信号Cqの供給及び停止を行うこと
により、開閉弁40の動作制御を行うようにされる。
空燃比のフィードバック制御を行うにあたり、コントロ
ールユニット100は、リニア02センサ2から得られ
る検出信号SOがあられす空燃比が、所定の値、例えば
、理論空燃比よりリッチ側のものとなるときには制御パ
ルス信号Pcのパルス占有率を大として、弁部材52に
おける第1弁部52aがメイン系補正燃料通路20を閉
じる期間を増加させるとともに、弁部材52における第
2弁部52bが補正用空気通路43を開(期間を減少さ
せる。それにより、フロート室12からメイン系補正燃
料通路20を経て吸気通路3に流出する燃料の量が減少
するとともに、スロー系燃料通路36に導入される空気
の量が増大し、空燃比がリーン側に移行せしめられる。
また、それとは逆に、検出信号Soがあられす空燃比が
理論空燃比よりリーン側のものとなるときには、制御パ
ルス信号Pcのパルス占有率を小として、弁部材52に
おける第1弁部52aがメイン系補正燃料通路20を閉
じる期間を減少させるとともに、弁部材52における第
2弁部52bが補正用空気通路43を開(期間を増大さ
せる。
それにより、フロート室12からメイン系補正燃料通路
20を経て吸気通路3に流出する燃料の量が増大すると
ともに、スロー系燃料通路36に導入される空気の量が
減少し、空燃比がリッチ側に移行せしめられる。このよ
うに、コントロールユニット100により、リニア0□
センサ2から得られる検出信号SOに基づいて、空燃比
制御用電磁弁50におけるソレノイド54に供給される
制御パルス信号Pcのパルス占有率が変化せしめられる
ことにより、燃焼に供される混合気の空燃比が目標値に
近づけられるものとなり、排気ガス中に含まれる有害成
分の減少等が図られることになる。
一方、燃料カット及び燃料復帰制御を行うにあたり、コ
ントロールユニット100は、検出信号St、Sn、S
r及びScに基づいて、エンジンEが所定の条件を満た
す減速状態、例えば、スロットル弁35が全閉状態とさ
れ、シフトレバ−のシフト位置がニュートラル位置以外
の位置にあり、かつ、クラッチペダルが踏み込まれてい
ない状態、従って、エンジンEから車輪に至る動力伝達
経路が遮断されていない状態にあり、さらに、エンジン
回転数が所定の値以上にあるとき、開閉弁40に弁駆動
信号Cqを供給して、開閉弁40を閉状態にする。それ
により、スロー系燃料通路36が開閉弁40により閉じ
られ、斯かるときには吸気通路3におけるスロットル弁
35より上流側部分の圧力が大気圧に近いものとなるの
で、メイン系燃料通路16及びスロー系燃料通路36を
通じて吸気通路3に燃料が流出せず、減速燃料カットが
行われる。
このようにして、減速燃料カットが行われた後、アクセ
ルペダルが踏み込まれてスロットル弁35が開かれ、エ
ンジンEが加速状態に移行せしめられると、メイン系燃
料通路16を通じて吸気通路3へ燃料が流出するととも
に、加速ポンプ60により、ポンプ室66内における燃
料が、加速燃料通路70を通じて吸気通路3に吹き出し
、加速燃料復帰が行われて、空燃比が極めてリーン側の
ものからリッチ側のものに変化せしめられる。
斯かる燃料復帰時におけるコントロールユニット100
による開閉弁40の動作制御にあっては、第3図に示さ
れる如く、検出信号SOに基づいて、エンジンEが加速
状態に移行せしめられた時点以後において、空燃比がリ
ッチ側に変化して所定の値R8、例えば、17をとる時
点が検知され、加速状態に移行せしめられた時点がら空
燃比が値R1以下をとる時点に至るまでに要した期間T
xが計測される。そして、斯かる期間Txに基づいて、
第3図に示される如くに、遅延期間TDが、期間Txが
長い程、従って、加速燃料復帰開始直後における空燃比
の変化率が小である程、長く設定され、空燃比が値R,
をとる時点から設定された遅延期間TDが経過した時点
において、開閉弁4゜に対する弁駆動信号Cqの供給が
停止され、開閉弁40が開状態にされてスロー系燃料通
路36が開かれる。
それにより、メイン系燃料通路16からスロー系燃料通
路36内に、燃料の一部が流出せしめられるが、スロー
系燃料通路36における開閉弁40より下流側部分には
燃料が貯えられていないので、その部分に燃料が充填さ
れるまでの期間は、メイン系燃料通路16から吸気通路
3に流出する燃料の量が減少せしめられるとともに、ス
ロー系燃料通路36から吸気通路3に燃料が流出しない
ことになる。
斯かる際において、加速燃料復帰時における空燃比A/
Fの変化が、吸気通路3の内壁に付着する燃料の量、エ
ンジン回転数、スロットル開度及びその変化率、エンジ
ンの温度等に起因して、第4図において実線及び破線で
例示される如(、比゛較的急激なもの及び比較的緩やか
なものになる場合があり、時点t、Iにおいてエンジン
Eが加速状態に移行せしめられ、空燃比A/Fが、時点
t、1もしくは時点1.+で値R3をとるものとなった
場合には、時点t、°から時点t2”までの期間Taも
しくは時点tl′から時点t4″までの期間Tbが計測
され、第3図に示される如くに、計測された期間Taも
しくはTbに対応する遅延期間TDaもしくはTDbが
設定される。そして、時点t2”から遅延期間TDaが
経過する時点13+もしくは時点t4”から遅延期間T
Dbが経過する時点t、lにおいて、開閉弁40への弁
駆動信号Cqの供給が停止され、開閉弁40が開状態に
される。それにより、時点t31もしくは時点t、l以
後において、スロー系燃料通路36における開閉弁40
より下流側部分に燃料が充填されるまでの期間は、メイ
ン系燃料通路16から吸気通路3に流出する燃料の量が
減少せしめられ、時点t3+もしくは時点し5゛以後に
おける、値Rsに収束せしめられる空燃比A/Fの変化
は、比較的緩やかなものとなる。
それに対し、仮に、時点t、Iにおいて開閉弁40が閉
状態から開状態にされた場合には、吸気通路3に流出す
る燃料が急増せしめられることになるので、第4図にお
いて一点鎖線もしくは二点鎖線で示される如(に、空燃
比A/Fが急激に変化して過剰にリッチ側のものとなる
が、上述の如くに開閉弁40が閉状態から開状態にされ
る時期が時点1.+以後における空燃比A/Fの変化率
に応じた期間だけ遅延されることにより、エンジンEが
減速燃料カット状態から加速燃料復帰状態に移行せしめ
られた直後において、空燃比A/Fが過剰にリッチ側の
ものとなることが回避されるので、エンジンにトルクシ
ョックや着火不良等が生じることが防止される。
上述の如くの制御を行うコントロールユニット100は
、例えば、マイクロコンピュータが用いられて構成され
るが、斯かる場合におけるマイクロコンピュータが実行
する減速燃料カット及びその後の燃料復帰に際してのプ
ログラムの一例を、第5図のフローチャートを参照して
説明する。
第5図のフローチャートで示されるプログラムにおいて
は、スタート後、プロセス101において、検出信号S
t、Sn、So、Sr、Sc及びSwを取り込み、続く
デイシジョン102において、検出信号Stに基づきス
ロットル弁35が全閉状態であるか否かを判断し、スロ
ットル弁35が全閉状態であると判断された場合には、
デイシジョン104に進み、検出信号Sr及びScに基
づいてエンジンEから車輪に至る動力伝達経路が遮断さ
れているか否かを判断する。そして、動力伝達経路が遮
断されていないと判断された場合には、デイシジョン1
05において、検出信号Snがあられすエンジン回転数
Nが所定の値Na、例えば、1200(rpm)以上で
あるか否かを判断し、エンジン回転数Nが値Na以上で
あると判断された場合には、プロセス107において燃
料カットフラグFを1に設定し、続くプロセス109に
おいて、開閉弁40に弁駆動信号Cqを送出して元に戻
る。それにより、開閉弁40が閉状態とされて減速燃料
カットが行われる。
また、デイシジョン104において、動力伝達経路が遮
断されていると判断された場合、及び、デイシジョン1
05において、エンジン回転数N−が値Na以上でない
と判断された場合には、プロセス120において、開閉
弁40への弁駆動信号cqの送出を停止して元に戻る。
それにより、開閉弁40が開状態とされてスロー系燃料
通路36を通じての燃料供給が行われ得る状態とされる
一方、デイシジョン102において、スロットル弁35
が全閉状態でないと判断された場合には、デイシジョン
110に進み、燃料カットフラグFが1であるか否かを
判断する。そして、燃料カントフラグFが1でないと判
断された場合には、プロセス120を上述の如くに実行
して元に戻り、また、燃料カットフラグFが1であると
判断された場合には、燃料復帰時であるので、プロセス
111において燃料カットフラグFを零に設定した後、
続くデイシジョン112において、検出信号Soがあら
れす空燃比A/Fが所定の値R3以下となったか否かを
判別し、空燃比A/Fが値R8より大であると判断され
た場合には、プロセス114において、カウント数Cに
1を加算して新たなカウント数Cを設定して元に戻り、
デイシジョン112において、空燃比A/Fが値R5以
下であると判断された場合には、プロセス115におい
て、カウント数Cに対応する遅延期間TDを設定し、プ
ロセス116においてカウント数Cを零にして、プロセ
ス117に進む。
プロセス117においては、遅延期間TDから単位期間
ΔTを減じて新たな遅延期間TDを設定してデイシジョ
ン118に進み、遅延期間TDが零であるか否かを判断
する。デイシジョン118において、遅延期間TDが零
でないと判断された場合には、遅延期間TDが零となる
までプロセス117及びデイシジョン118を実行し、
遅延期間TDが零であると判断された場合には、プロセ
ス120を上述と同様に実行して元に戻る。
なお、上述の例においては、遅延期間TDが、エンジン
Eが加速状態に移行せしめられた時点t、゛から空燃比
が所定の値R1をとるまでの期間に基づいて設定されて
いるが、それに限られることなく、遅延期間TDが、時
点t、lから所定の期間が経過するまでにおける空燃比
A/Fの変化率に基づいて設定されるようになされても
よい。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係るエンジンの
燃料制御装置においては、メイン系燃料通路とそれに通
じるスロー系燃料通路が設けられるとともに、加速増量
機構が設けられ、スロー系燃料通路に配設された燃料カ
ット用の開閉弁が閉状態にされることにより減速燃料カ
ットが行われるようにされた気化器が備えられ、減速燃
料カッ・ト後における加速燃料復帰時に開閉弁が開状態
にされる時期が、エンジンが加速状態に移行せしめられ
た時点から所定の期間が経過するまでの空燃比の変化率
に基づいて設定されて、スロー系燃料通路における開閉
弁より下流側の部分に燃料が充填される期間が、空燃比
が過度にリッチ側のものとなる時期に合わせられるので
、加速燃料復帰時において空燃比が過度にリッチ側のも
のになることが抑制され、エンジンにトルクショックが
発生することを回避することができるとともに、着火不
良等を生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエンジンの燃料制御装置の一例を
、それが適用されたエンジンとともに示す概略構成図、
第2図は第1図に示される気化器の拡大断面図、第3図
は第1図に示される例の動作説明に供される特性図、第
4図は第1図に示される例の動作説明に供されるタイム
チャート、第5図は第2図に示される例のコントロール
ユニットに用いられるマイクロコンピュータが実行する
プログラムの一例を示すフローチャート、第6図は従来
のエンジンの燃料制御装置における動作の説明に供され
るタイムチャートである。 図中、2はリニアOtセンサ、3は吸気通路、10は気
化器、16はメイン系燃料通路、20はメイン系補正燃
料通路、36はスロー系燃料通路、40は開閉弁、50
は空燃比制御用電磁弁、60は加速ポンプ、100はコ
ントロールユニットである。 特許出願人   マツダ株式会社 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エンジンの吸気系に配設され、メイン系燃料通路、該メ
    イン系燃料通路に通じるスロー系燃料通路、該スロー系
    燃料通路を開閉する開閉弁、及び、上記エンジンが加速
    状態に移行せしめられたとき、上記エンジンに対する燃
    料供給量を増加させる加速増量機構を有するものとされ
    た気化器と、上記エンジンにおいて燃焼に供される混合
    気の空燃比を検出する空燃比センサと、 上記エンジンが所定の条件を満たす減速状態にあるとき
    上記開閉弁を閉状態にし、上記開閉弁が閉状態にされた
    後上記エンジンが加速状態に移行せしめられる場合には
    、上記エンジンが加速状態に移行せしめられた時点から
    所定の遅延期間が経過した後、上記開閉弁を開状態にす
    る開閉弁制御手段と、 上記遅延期間を、上記エンジンが加速状態に移行せしめ
    られた時点から所定の期間が経過するまでにおける上記
    空燃比センサにより検出された上記空燃比の変化率が小
    である程長いものとなるように設定する遅延期間設定手
    段と、 を具備して構成されるエンジンの燃料制御装置。
JP4536688A 1988-02-27 1988-02-27 エンジンの燃料制御装置 Pending JPH01219345A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6460330B1 (en) 1998-08-05 2002-10-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Engine intake A/F ratio control system in outboard engine system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6460330B1 (en) 1998-08-05 2002-10-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Engine intake A/F ratio control system in outboard engine system
US6962047B2 (en) 1998-08-05 2005-11-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Engine intake A/F ratio control system in outboard engine system

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