JPH0640906A - 眠気抑制剤 - Google Patents

眠気抑制剤

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JPH0640906A
JPH0640906A JP4195332A JP19533292A JPH0640906A JP H0640906 A JPH0640906 A JP H0640906A JP 4195332 A JP4195332 A JP 4195332A JP 19533292 A JP19533292 A JP 19533292A JP H0640906 A JPH0640906 A JP H0640906A
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Japan
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cineole
sleepiness
cineol
weight
suppressing agent
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JP4195332A
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Hajime Nagai
元 永井
Takako Inui
隆子 乾
Yasushi Koda
裕史 好田
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Suntory Ltd
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Suntory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 シネオール及び/又はメチルエピジャスモネ
ートを有効成分として含有し、有効成分が鼻粘膜、口腔
粘膜又は肺から吸収されるような形態に製剤化されてい
ることを特徴とする眠気抑制剤。 【効果】 本発明の眠気抑制剤を鼻粘膜、口腔粘膜又は
肺から吸収させると、単調作業時などにより生ずる眠気
を有利に抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシネオール及び/又はメ
チルエピジャスモネートを有効成分として含有する眠気
抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
香りが生理心理状態に種々の影響を与えるといった報告
が数多くなされており、香気物質の精神生理効果が注目
されるようになってきた。また、従来から、香りによる
各種生理機能の回復ないし予防方法としては、ヨーロッ
パにおいて古くからアロマテラピーがよく知られている
(アロマテラピー〈芳香療法〉の理論と実際:ロバート
・ティスランド著、フレグランス ジャーナル社198
7)。
【0003】シネオールは、ユーカリ油、カヤプテ油の
主成分としてしられている。また、ユーカリ油は、気
道、尿路の殺菌消毒作用、呼吸器粘膜炎症の緩和(鎮
咳、去痰)作用があるとされている(植物芳香療法、ジ
ャン・バルネ著、フレグランスジャーナル社)。
【0004】また、特公昭60−174712号公報に
は、ユーカリ油、レモン油、メントール、サリチル酸メ
チルなどを混合した香料が眠気を防止するとの報告があ
る。しかしながら、この報告には、ユーカリ油、まして
シネオールが単独で眠気を抑制する作用を奏することに
ついては何の記載もない。
【0005】一方、メチルエピジャスモネートは、ジャ
スミン精油に含まれる成分で、ウーロン茶の香気や東洋
ランの香りを特徴づける成分としてしられている。
【0006】ジャスミン油は、従来より覚醒水準を高め
る作用があるといわれ、ヒトを用いた脳波CNV法によ
り興奮作用があることが実証されている〔鳥居鎮夫ら:
香りの催眠効果と目覚めの効果;フレグランスジャーナ
ル、No.86(1987)〕。
【0007】また、ジャスミン油の興奮作用成分につい
ては、菊地らのマウスを用いたペントバルビタール、誘
発睡眠実験により、トランスフィトールが睡眠時間を延
長させたという報告〔第22回、味と匂のシンポジウム
論文集、p17〜20(1988)〕や、窪田らのヒト
を用いた脳波CNV法により、ジャスミン油の低沸点組
成物が興奮効果を示した報告〔第23回、味と匂のシン
ポジウム論文集、p317〜320(1989)〕がな
されている。
【0008】しかしながら、上記の何れの文献にも、メ
チルエピジャスモネートの眠気抑制作用についての具体
的報告はなされていない。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者らは、多くの香気物質についてその生理作
用に及ぼす影響を試験していたところ、シネオール及び
/又はメチルエピジャスモネートを鼻粘膜、口腔粘膜又
は肺から吸収させて投与すると、低濃度で、かつ速効性
をもって、単純課題作業中に生じる眠気が抑制されるこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明は、シネオール及び/又
はメチルエピジャスモネートを有効成分として含有し、
有効成分が鼻粘膜、口腔粘膜又は肺から吸収されるよう
な形態に製剤化されていることを特徴とする眠気抑制剤
を提供するものである。
【0011】シネオール及びメチルエピジャスモネート
は後述の有効濃度を与えることのできるものであればよ
く、例えばシネオールを主成分とするユーカリ油、カヤ
プテ油等を使用することもできる。また、これらは、そ
の作用が損なわれない範囲において他の精油成分、例え
ばベルガモット、レモン、バラ、フェニネル、ジンジャ
ー、グレープフルーツ、クラリセージ、ローズマリー、
ゼラニウム、ジュニパー等の香気成分と混合して使用す
ることもできる。
【0012】本発明の眠気抑制剤の効果は、シネオール
又はメチルエピジャスモネートが鼻粘膜、口腔粘膜又は
肺から吸収されることによって奏されるものであるか
ら、本発明の眠気抑制剤は、シネオール及び/又はメチ
ルエピジャスモネートがそのような吸収可能な形態に製
剤化されていることが必要である。
【0013】製剤化の方法は特に制限されず、シネオー
ル及び/又はメチルエピジャスモネートが香気成分とし
て鼻粘膜、口腔粘膜又は肺から吸収されるようにすれば
よい。斯かる形態としては、空気中に拡散させて吸入さ
せるスプレー剤、揮散性芳香剤、顔や体に塗布して吸収
させる乳液、ローション、化粧パウダー、クリーム、ボ
ディーローション、デオドラントスティック、頭髪製品
など、あるいは口中に拡散させて吸収させるガム、飴等
の菓子類、トローチ剤、洗口液、歯磨剤、ゼリー、リキ
ュール等のアルコール類、清涼飲料、舌下錠又はコーヒ
ー、紅茶等に添加して使用する添加剤等が挙げられる。
さらに、シネオール、メチルエピジャスモネートをカプ
セルに封入して用いてもよい。
【0014】空中に拡散させて吸入させる形態のものの
場合には、本発明の効果を奏させるためには、シネオー
ル及び/又はメチルエピジャスモネートの空気中濃度が
少なくとも0.5ng/l以上になるようにする。これを
超えてさらに濃度を高くしても然程の効果の増大は認め
られないので、通常は0.5〜10ng/lとなるように
調整するのが好ましい。このためには、スプレー剤にあ
っては、アルコール等の溶剤に0.1〜10%濃度にと
かし、噴射剤と共に容器に充填するのが、また揮散性芳
香剤にあっては、常法によってイソパラフィン等の溶液
又はゲル中に溶解ないし分散させるのが好ましい。
【0015】さらにまた、口中で拡散させる形態のもの
の場合には、シネオール及び/又はメチルエピジャスモ
ネートが5.0×10-7%以上になるように含有させれ
ばよい。本発明の眠気抑制剤の作用は以下の方法により
評価した。
【0016】A.ヒトによる客観生理評価 (1)背景脳波活動を用いた評価 人間に眠気を誘発させるような単調な課題作業、例え
ば、CRT上にランダムに呈示される視覚刺激に対する
反応課題を与えたときの背景脳波活動の変化の程度によ
り評価する。。覚醒レベル低下と背景脳波活動との関係
については、吉岡ら及び二宮らの報告で証明されてい
る。〔吉岡ら、人間工学会第20回大会論文集、19、
182−183;二宮ら、医用電子と生体工学vol2
9、Suppl、(1991)〕一般に覚醒レベルの低
下に伴なって、開眼時脳波α波、θ波は増加傾向を示す
ことが知られているが、このような生理反応が香りを与
えることにより抑制されるか否かにより評価できる。
【0017】(2)瞬目反応を用いた評価 人間に眠気を誘発させるような単調な課題作業、例え
ば、CRT上にランダムに呈示される視覚刺激に対する
反応課題を与えたときの瞬目(まばたき)反応の速度の
変化の程度により評価する。覚醒レベルの低下と瞬目波
形変化との関係については、吉岡ら及び田多らの報告で
証明されている。〔吉岡ら、人間工学会第20回大会論
文集、19、182−183;田多ら、日本心理学会第
53回大会発表論文集480〕。一般に覚醒レベルの低
下に伴なって、瞬目時の閉眼速度、開眼速度、瞬目持続
時間の延長が認められるが、このような生理反応が香り
を与えることにより抑制されるか否かにより評価でき
る。
【0018】B.マウスを用いた評価 マウスの活動量の増減を自発運動量の測定装置を用いて
評価する。マウス自発運動量の変化と中枢作用の相関は
平林らによって明らかにされている〔平林、飯塚、田
所、日薬理誌、74、p629〜639(197
8)〕。香りを与えた場合に明らかな自発運動量の増加
が認められれば、中枢興奮、すなわち覚醒作用が認めら
れると結論できる。
【0019】
【実施例】次に実施例を挙げて説明する。
【0020】実施例1 被験者14名(男性6名、女性8名:平均年齢23才)
を用い、恒温(24℃)、恒湿(60%)の電磁シール
ドルーム内に入れ、閉眼安静、開眼安静時の背景脳波記
録を各3分間ずつ行った。続いて覚醒レベルを一定に引
きあげるために計算作業(パーソナルコンピューターを
用いたキーボード入力式の計算作業課題)を20分行わ
せた。次に単純視覚弁別作業課題として、CRT上にラ
ンダム(1.5〜3秒間隔)に提示される赤(呈示確率
20%)または青(呈示確率80%)色の刺激に対し
て、赤色の視覚刺激に対してのみ右手でボタンを押すと
いう課題を被験者に40分間連続で作業させた。この間
背景脳波記録と眼電図による瞬目波形検出を行い、課題
によって誘発される眠気を測定した。
【0021】この試行を各被験者について、シネオール
及び/又はメチルエピジャスモネートを投与した場合と
投与しなかった場合の2回にわたって行った。シネオー
ル及びメチルエピジャスモネートの投与は、以下のよう
な条件でシールドルーム内に放散させる方法をとった。
【0022】(A)シネオール シネオール(ナカライテクス(株))3.6mlを流動パ
ラフィン40mlに溶かして、ガス洗浄ビンに入れ、外部
より2.1l/分の乾燥空気を送りこんで、課題作業開
始と同時に放散をはじめた。シールドルーム内のシネオ
ールの空気中濃度は1.5ng/lになるようにした。
【0023】(B)メチルエピジャスモネート メチルエピジャスモネート(長谷川香料)4.0mlを流
動パラフィン40mlに溶かしてガス洗浄ビンに入れ、外
部より6.0l/分の乾燥空気を送りこんで課題作業開
始と同時に放散をはじめた。シールドルーム内メチルエ
ピジャスモネートの空気中濃度は1.5ng/lになるよ
うにした。
【0024】(イ)背景脳波活動による評価 測定部位は、国際10−20電極配置法に準じ、中心部
(Cz)より導出し、時定数0.3秒ハイカットフィル
ター70Hzで増幅(日本電気三栄社製、多用途脳波計1
A98)し、得られた脳波記録より5秒毎に1024ポ
イントで高速フーリエ変換法(FFT法)により周波数
解析を行った。(日本電気三栄社製、シグナルプロセッ
サー7T18)。得られた周波数分布のパワースペクト
ルデータからθ波(4〜8Hz)、α波(8〜13Hz)の
トータルパワー値を求め、シネオール又はメチルエピジ
ャスモネート投与群と非投与群を比較した。なお、5秒
毎のα、θ波パワー値は、600秒分、すなわち120
データ分加算平均され、その平均値をその時点でのα、
θ波パワー値とした。
【0025】課題作業前の安静開眼時のα波、θ波のパ
ワー値を基準として、課題作業中0〜10分、10〜2
0分、20〜30分、30〜40分のα波、θ波のパワ
ー値の増減を比較した結果は、図1〜4に示す通りであ
る。図1〜4に示すように、シネオール及びメチルエピ
ジャスモネート非投与群では眠気に伴いα波、θ波のパ
ワー値が増加するのに対し、シネオール又はメチルエピ
ジャスモネート投与群では、α波、θ波のパワー値の増
加が非投与群に比べ有意に抑制されており、単純視覚作
業課題中に誘発される眠気が軽減された。
【0026】(ロ)瞬目反応波形変化による評価 瞬目反応は、垂直方向の眼電図記録として左眉の上縁と
下眼瞼より双極導出し、時定数3.2秒、ハイカットフ
ィルター70Hzで増幅した(日本電気三栄社製、多用途
脳波計1A98)。得られた眼電図記録より、視覚課題
作業中の反応を課した刺激(赤色)の直前の反応を課さ
なかった刺激(青色)の刺激直後の瞬目の波形解析を行
った(日本電気三栄社製シグナルプロセッサーDP11
00)。瞬目の波形解析は瞬目時の開眼最高速度(V
A)と閉眼最高速度(VB)を眼電図の微分波形より求
め、課題作業開始後0分、10分、20分、30分後か
ら20回分の瞬目反応、計80回分の波形のVA、VB
の平均値を用いて評価した。
【0027】その結果は図5及び図6に示す通りであ
る。図5及び図6に示すように、シネオール投与群で
は、これらの非投与群に比べ、課題作業中の瞬目時のV
A、VBの値が統計的に有意に大きく、課題作業時の眠
気にともなう瞬目速度の低下が抑制された。
【0028】実施例2 インハレーションボックス内にシネオール(実施例1と
同じ)を1時間あたり100μlの速度で香気を放散さ
せ、この中にICR系雄性マウス15匹を入れて放置
し、60分間の運動量をアニメックス(室町機械
(株))でカウントし、シネオール香気を与えない群
(非投与群:10匹)との比較を行った。その結果は、
図7に示すとおりであり、シネオールの投与により有意
な運動量の増加が認められた。
【0029】
【表1】 実施例3(ガム) ガムベース 20 (重量部) 炭酸カルシウム 2 ステビオサイド 0.1 シネオール 1 乳糖 76.895 香料 0.005 全量 100
【0030】
【表2】 実施例4(飴) 粉末ソルビトール 99.93 (重量部) シネオール 0.01 香料 0.01 ソルビトールシード 0.05 全量 100
【0031】
【表3】 実施例5(トローチ) アラビアゴム 6 (重量部) ブドウ糖 73 シネオール 0.005 リン酸第二カリウム 0.2 リン酸第一カリウム 0.1 乳糖 17 香料 0.005 ステアリン酸マグネシウム 残量 全量 100
【0032】
【表4】 実施例6(洗口液) ラウリル硫酸ナトリウム 0.8 (重量部) グリセリン 7 エチルアルコール 15 シネオール 0.01 ソルビトール 5 香料 0.01 サッカリンナトリウム 0.01 水 残量 全量 100
【0033】
【表5】 実施例7(リキュール) ニュートラルスピリッツ 30 (重量部) ステビオサイド 0.1 オレンジ果汁 5 シネオール 0.01 香料 0.01 水 残量 全量 100
【0034】
【表6】 実施例8(清涼飲料) オレンジ果汁 5 (重量部) クエン酸ナトリウム 0.2 L−アスコルビン酸 0.02 シネオール 0.01 香料 0.01 クエン酸 0.2 炭酸水 残量 全量 100
【0035】
【表7】 実施例9(ジュース) 冷凍オレンジ濃縮果汁 5.0 (重量部) 砂糖 11.0 クエン酸 0.2 L−アスコルビン酸 0.02 シネオール 0.1 水 83.68 全量 100
【0036】実施例10(紅茶) 茶葉1.2重量部を適量の湯(80℃)に入れ、十分浸
出させた後、茶殻を濾別し、浸出液に砂糖3.0重量
部、炭酸水素ナトリウム0.08重量部、L−アスコル
ビン酸0.1重量部、シネオール1.0重量部を添加し
残余の水(20℃)を加え100重量部とした。
【0037】実施例11(ウーロン茶) 茶葉1.2重量部を適量の湯(80℃)に入れ、十分浸
出させた後、茶殻を濾別し、浸出液に炭酸水素ナトリウ
ム0.03重量部、L−アスコルビン酸0.1重量部、
シネオール1.0重量部を添加し残余の水(20℃)を
加え100重量部とした。
【0038】
【表8】 実施例12(ゼリー) シネオール 0.3 (重量部) 砂糖 15.0 クエン酸ナトリウム 0.3 ゼラチン 1.1 水 73.0 オレンジ果汁 10.0 クエン酸 0.3 全量 100
【0039】
【表9】 実施例13(乳液) ステアリン酸 2.0 (重量部) セタノール 1.0 ワセリン 3.0 ラノリンアルコール 2.0 流動パラフィン 8.0 スクワラン 3.0 エスカロール507 2.0 シネオール 5.0 POE(10)モノオレート 2.5 トリエタノールアミン 1.0 プロピレングリコール 5.0 防腐剤 適量 蒸留水 残量 全量 100
【0040】
【表10】 実施例14(栄養クリーム) ステアリン酸 2.0 (重量部) ステアリルアルコール 7.0 還元ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 オクチルドデカノール 6.0 POE(25)セチルエーテル 3.0 グリセリルモノステアレート 2.0 防腐剤 適量 シネオール 2.0 プロピレングリコール 5.0 蒸留水 残量 全量 100
【0041】
【表11】 実施例15(軟膏) ステアリルアルコール 18.0 (重量部) モクロウ 20.0 シネオール 0.5 ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル 0.25 グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 ワセリン 40.0 精製水 残量 全量 100
【0042】
【表12】 実施例16(ローション) シネオール 1.0 (重量部) プロピレングリコール 1.0 クエン酸 0.2 95%エタノール 10.0 POE(20)ラウリルエーテル 0.5 蒸留水 残量 全量 100
【0043】
【表13】 実施例17(リップトリートメント) キャンデリラロウ 9.0 (重量部) 固形パラフィン 8.0 ミツロウ 5.0 カルナバロウ 5.0 ラノリン 11.0 ヒマシ油 残量 シネオール 1.0 イソプロピルミリステート 10.0 酸化防止剤 適量 全量 100
【0044】
【表14】 実施例18(スプレー剤) エタノール 50 (重量部) ジクロロジフルオロメタン 49.5 シネオール 0.5 全量 100
【0045】
【表15】 実施例19(芳香剤) イソパラフィン 80 (重量部) シネオール 20 全量 100
【0046】
【表16】 実施例20(芳香剤) K−カラギーナン粉末 1.1 (重量部) ローカストビーンガム 1.0 シネオール 5.0 水 残量 全量 100
【0047】実施例21(ソフトカプセル) シネオールとゼラチン溶液(ゼラチン35%、グリセリ
ン15%、水50%)とから、シームレスカプセル製造
装置を用いて粒径1mmのゼラチンカプセルを製造した。
【0048】実施例22〜40 実施例3〜21のシネオールの代りにメチルエピジャス
モネートを使用し、同様の製剤を得た。
【0049】
【発明の効果】本発明の眠気抑制剤を鼻粘膜、口腔粘膜
又は肺から吸収させると、単調作業時などにより生ずる
眠気を有利に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シネオール投与群と非投与群のα波のパワー値
の比較を示す。
【図2】シネオール投与群と非投与群のθ波のパワー値
の比較を示す。
【図3】メチルエピジャスモネート投与群と非投与群の
α波のパワー値の比較を示す。
【図4】メチルエピジャスモネート投与群と非投与群の
θ波のパワー値の比較を示す。
【図5】シネオール投与群と非投与群における閉眼最高
速度の比較を示す。
【図6】シネオール投与群と非投与群における開眼最高
速度の比較を示す。
【図7】シネオール投与群と非投与群における自発運動
量の比較を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 9/20 U 7329−4C 9/48 F 7329−4C 9/68 7329−4C 31/35 AAJ 9360−4C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シネオール及び/又はメチルエピジャス
    モネートを有効成分として含有し、有効成分が鼻粘膜、
    口腔粘膜又は肺から吸収されるような形態に製剤化され
    ていることを特徴とする眠気抑制剤。
JP4195332A 1992-07-22 1992-07-22 眠気抑制剤 Pending JPH0640906A (ja)

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