JP2002154951A - 脳波抑制剤 - Google Patents

脳波抑制剤

Info

Publication number
JP2002154951A
JP2002154951A JP2001271683A JP2001271683A JP2002154951A JP 2002154951 A JP2002154951 A JP 2002154951A JP 2001271683 A JP2001271683 A JP 2001271683A JP 2001271683 A JP2001271683 A JP 2001271683A JP 2002154951 A JP2002154951 A JP 2002154951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
electroencephalogram
waves
parts
appearance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001271683A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002154951A5 (ja
Inventor
Yoshiatsu Fukuda
恵温 福田
Masakazu Mihashi
正和 三橋
Kazuya Masaki
和也 政木
Koji Saito
紘二 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAYASHIBARA BIJUTSU MINTO KK
Original Assignee
HAYASHIBARA BIJUTSU MINTO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAYASHIBARA BIJUTSU MINTO KK filed Critical HAYASHIBARA BIJUTSU MINTO KK
Priority to JP2001271683A priority Critical patent/JP2002154951A/ja
Publication of JP2002154951A publication Critical patent/JP2002154951A/ja
Publication of JP2002154951A5 publication Critical patent/JP2002154951A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 精神における過度の覚醒を効果的に緩和又
は解消する手段の提供を課題とする。 【解決手段】嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現を抑
制するテルペン系化合物を1又は複数含んでなる脳波抑
制剤と、嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現を抑制す
る香木抽出物を含んでなる脳波抑制剤と、それらの脳波
抑制剤を用いる化粧料を提供することによって上記課題
を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は脳波抑制剤に関す
るものであり、とりわけ、嗅覚を通じて脳波におけるβ
波の出現を抑制する脳波抑制剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】錯綜した現代社会にあっては、緊張、抑
圧、不安、不満、怒り、苛立ちなどの精神ストレスに加
えて、テレビ受像機、ビデオディスプレー、OA機器、
自動車、電車などの普及に伴って、それらから放射され
る電磁波によるストレス(いわゆる「テクノストレ
ス」)が増大してきている。現代人が多忙な毎日を健康
にして有意義に過ごすためにも、これらのストレスを蓄
積することなく、早期に解消、発散する方法が希求され
ている。ストレスの解消方法として一般的なのは、例え
ば、入浴、睡眠、休養などによって交感神経を抑制する
とともに、副交感神経を昂進する静的ストレス解消方法
である。しかしながら、緊張、抑圧、不安、不満、怒
り、苛立ちなどの精神ストレスの大半は、精神における
過度の覚醒に起因するものが大半であって、その過度の
覚醒が根本的に取り除かれないかぎり、入浴、睡眠、休
養などの処置を繰返しても容易には解消できない。
【0003】ところで、嗅覚刺激によりストレスを解消
する方法として、最近、「アロマテラピー」が脚光を浴
びている。周知のとおり、嗅覚刺激は人の精神状態に有
意な影響をおよぼす。芳香は人に快い感覚をもたらし、
悪臭は不快感を惹起する。ただし、その感覚は一時的で
あって、芳香であろうと悪臭であろうと、刺激が比較的
弱い場合、人の嗅覚は短時間でその刺激になれてしま
い、芳香を快いと感じなくなる。また、刺激が強過ぎた
り、比較的弱い香りであっても、刺激が長時間に亙る
と、却って不快感を惹起することがある。このように、
嗅覚刺激が人において多面的に作用するものであること
と、既述のとおり、精神ストレスが精神における過度の
覚醒に起因するものであることから、ストレスが快い感
覚をもたらす嗅覚刺激によって必ずしも解消できるとは
限らない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】斯かる状況に鑑み、こ
の発明は精神における過度の覚醒を効果的に緩和又は解
消する手段の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決すべく、
本発明者らが脳波に着目して鋭意研究し、検索したとこ
ろ、ある種のテルペン系化合物は、嗅覚を通じて脳波に
おけるβ波の出現を抑制し、精神における過度の覚醒を
効果的に緩和又は解消するという全く予想外の知見に到
達した。さらに、斯かるテルペン系化合物を含んでなる
脳波抑制剤は、ストレスの緩和又は解消を目指す化粧料
などにおいて極めて有用であることを見出した。
【0006】すなわち、この発明は、前述の課題を、嗅
覚を通じて脳波のβ波の出現を抑制するテルペン系化合
物の1又は複数を含んでなる脳波抑制剤を提供すること
によって解決するものである。
【0007】さらに、この発明は、前述の課題を、嗅覚
を通じて脳波のβ波の出現を抑制する香木の抽出物を含
んでなる脳波抑制剤を提供することによって解決するも
のである。
【0008】さらに、この発明は、前述の課題を、斯か
る脳波抑制剤を用いる化粧料を提供することによって解
決するものである。
【0009】このように、この発明は、テルペン系化合
物の従来未知の全く新規な生理作用の発見に基づくもの
であって、脳波におけるβ波の出現を抑制するテルペン
系化合物や香木抽出物を含んでなる脳波抑制剤はこの発
明をもって嚆矢とする。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態について説
明すると、この発明でいう脳波とは、動物の頭皮上から
記録される脳の電気的活動の変動を意味し、律動の周波
数に応じて、通常、α波、β波、δ波及びθ波に分類さ
れる。このうち、β波は低振幅にして比較的高周波数の
脳波であり、覚醒時に優勢となる。ちなみに、人におけ
るβ波の周波数は14乃至25Hzである。
【0011】この発明でいうテルペン系化合物とは、炭
化水素の一種であるイソプレンを構成単位とする基本骨
格の有機化合物全般を意味する。この発明においては、
化学合成などにより人為的に調製されたテルペン系化合
物であろうと、動物、植物などの天然の給源から分離さ
れたテルペン系化合物であろうと、それらが嗅覚を通じ
て脳波におけるβ波の出現を抑制する性質を有するかぎ
り、極めて有利に用いることができる。なお、テルペン
系化合物が斯かる性質を具備するか否かは、例えば、後
記実験例に記載の、脳波計を用いて被験者の脳波を測定
する方法により判定することができる。
【0012】この発明で用いるテルペン系化合物として
は、例えば、ヘミテルペン(C5)、モノテルペン(C
10)、セスキテルペン(C15)、ジテルペン(C2
0)、セスタテルペン(C25)、トリテルペン(C3
0)、テトラテルペン(C40)、ポリテルペンなどが
挙げられる。これらのテルペン系化合物は直鎖又は分岐
を有する脂肪族炭化水素の基本骨格を有していても、単
環式又は多環式の脂環式炭化水素の基本骨格を有してい
てもよい。いずれの基本骨格を有するテルペン系化合物
であっても、嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現を抑
制するという性質が実質的に発揮されるかぎり、その水
素原子の1又は複数が、例えば、脂肪族炭化水素基、脂
環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、カル
ボン酸基、エーテル基、複素環基、さらには、酸素、硫
黄及び/又は窒素を1又は複数含む特性基若しくは複合
基によって置換されていてもよい。置換基が、例えば、
カルボキシ基、スルホ基などの酸性基か、あるいは、ヒ
ドロキシ基、アミノ基などの塩基性基である場合、それ
らの酸性基及び塩基性基は別の塩基又は酸と塩を形成し
ていてもよい。用途にもよるけれども、モノテルペン、
セスキテルペンなどの比較的低分子量のテルペン系化合
物は適度の揮発性を有することから、この発明を実施す
るうえで特に有用である。
【0013】この発明で用い得る個々のテルペン系化合
物としては、例えば、β−ピネン、セドレン、セドロー
ル、リモネン、カンフェン、テルピノーレン、ビサボレ
ン、β−カリオフィレン、カジネン、バレンセン、ツヨ
プセン、グアイエン、ゲラニオール、シトロネロール、
ロジノール、ネロール、ジヒドロリナロール、リナロー
ル、ラバンジュロール、エチルリナロール、イソプレゴ
ール、テルピネオール、ペリラアルコール、ミルテノー
ル、ノポール、ピノカルベオール、フェンコール、イソ
ボルネオール、イソボルニルシクロヘキサノール、ファ
ルネソール、ネロリドール、α−ビサボロール、β−カ
リオフィレンアルコール、サンタロール、ベチベロー
ル、セドレノール、パチュリアルコール、スクラレロー
ル、アロオシメン、ミルセン、カルベオール、メントー
ル、グアヤコール、シトラール、カンフォレンアルデヒ
ド、シトロネラール、ペリラアルデヒド、ペリラルチ
ン、ミルテナール、カリオフィレンアルデヒド、カルボ
ン、プレゴン、ピペリテノン、メントン、樟脳、ベルベ
ノン、オキソセラドン、アセチルカリオフィレン、イソ
ロンギファラノン、ヌートカトン、ゲラニルエチルエー
テル、α−テルピニルメチルエーテル、オシメンエポキ
サイド、リモネンオキサイド、カリオフィレンオキサイ
ド、リナロールオキサイド、ローズオキサイド、ローズ
フラン、メントフラン、1,4−シネオール、ネロール
オキサイド、ゲラン酸、蟻酸リナリル、酢酸リナリル、
プロピオン酸リナリル、蟻酸シトロネリル、酢酸シトロ
ネリル、プロピオン酸シトロネリル、蟻酸ゲラニール、
酢酸ゲラニール、プロピオン酸ゲラニル、蟻酸ネリル、
酢酸ネリル、プロピオン酸ネリル、蟻酸ロジニル、酢酸
ロジニル、プロピオン酸ロジニル、蟻酸テルピニル、酢
酸テルピニル、プロピオン酸テルピニル、蟻酸セドリ
ル、酢酸セドリル、蟻酸カリオフィレン、酢酸カリオフ
ィレン、酢酸ミルセニル、酢酸ジヒドロミルセニル、酢
酸エチルリナリル、酢酸ラバンジュリル、酢酸イソラバ
ンジュリル、酢酸ネロリドール、酢酸カルビル、プロピ
オン酸カルビル、酢酸テルピニル、プロピオン酸テルピ
ニル、酢酸メンチル、プロピオン酸メンチル、酢酸シト
リル、酢酸メルテニル、酢酸ノピル、酢酸フェンキル、
酢酸ボルニル、プロピオン酸ボルニル、酢酸イソボルニ
ル、プロピオン酸イソボルニル、酢酸セドリル、カリオ
フィレンアセテート、酢酸サンタリル、酢酸ペチベリ
ル、酢酸グアヤック、酢酸サンタクリル、シトラールジ
メチルアセタール、シトラールジエチルアセタール、α
−アガロフラン、β−アガロフラン、ノル−ケトアガロ
フラン、(−)10−エピ−γ−エウデスモール、ジン
コール、アガロスピロール、ジンコウ−エレモール、ク
スノール、ジヒドロカラノン、ジヒドロカラノール、ジ
ンコールIIなどが挙げられ、必要に応じて、これらは
適宜組合せて用いられる。なお、これらのテルペン系化
合物は、単一化合物にまで精製されていても、互いに異
なる複数化合物の混合物であってもよく、また、この発
明の目的を逸脱しない範囲内で、調製方法に特有な他の
化合物を1又は複数含有していてもよい。
【0014】既述のとおり、この発明でいうテルペン系
化合物とは、それが嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出
現を抑制するかぎり、特定の構造や調製方法のものに限
定されない。ただし、この発明の脳波抑制剤を、例え
ば、化粧料などの、使用に際して、テルペン系化合物が
皮膚に直接又は間接に接触する可能性がある物品に配合
して用いる場合には、動物、植物などの天然の給源を用
いて調製したテルペン系化合物、とりわけ、例えば、伽
羅、沈香、白檀、桂皮、丁子、甘松、乳香、安息香、唐
木香、冷凌香、大茴香などの香木から調製したものを用
いるのが望ましい。
【0015】香木からテルペン系化合物を得るには、例
えば、香木を適宜破砕し、水又は水と適宜有機溶剤との
混液を用い、必要に応じて、加熱撹拌しながら抽出した
後、例えば、溶解、分液、傾斜、濾過、濃縮、薄層クロ
マトグラフィー、カラムクロマトグラフィー、ガスクロ
マトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー、蒸留、
結晶化、昇華などの類縁化合物を精製するための通常の
方法により精製する。抽出に用いる有機溶剤としては、
例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エ
ーテル、石油ベンジン、イソオクタン、オクタン、ベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素類、四塩化炭
素、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、1,2−
ジブロモエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエ
チレン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、α−ジクロ
ロベンゼンなどのハロゲン化合物、メタノール、エタノ
ール、1−プロパノール、2−プロパノール、2,2,
2−トリフルオロエタノール、1−ブタノール、2−ブ
タノール、イソブチルアルコール、イソペンチルアルコ
ール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、2−メトキシエタノール、2−エト
キシエタノール、フェノール、ベンジルアルコール、ク
レゾール、エチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、グリセリンなどのアルコール類及びフェノール類、
ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサ
ン、アニソール、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレ
ングリコール、ジエチルエーテル、ジシクロヘキシル−
18−クラウン−6、メチルカルビトール、エチルカル
ビトールなどのエーテル類、フルフラール、アセトン、
エチルメチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、酢酸、無水酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢
酸、酢酸エチル、酢酸ブチル、炭酸エチレン、炭酸プロ
ピレンなどの酸及びエステル類、トリメチルアミン、ト
リエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピペリジ
ン、モノホリン、ピリジンなどのアミン類、ホルムアミ
ド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルム
アミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルア
セトアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミドなどのアミド
類、アセトニトリル、プロピオニトリル、スクシノニト
リルなどのニトリル類、ニトロメタン、ニトロベンゼン
などのニトロ化合物、ジメチルスルホキシド、スルホラ
ンなどの含硫化合物が挙げられ、必要に応じて、これら
は適宜組合せて用いられる。抽出に当たっては、必要に
応じて、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸などの酸及び
/又は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムなどのアルカリを適宜組み合わせて
用いることによって抽出効率を改善してもよい。
【0016】この発明の脳波抑制剤は、斯かるテルペン
系化合物を1又は複数含んでなり、それ以外に、この発
明の目的を逸脱しない範囲で、例えば、水、エタノー
ル、1−プロパノール、2−プロパノールなどの希釈
剤、アスコルビン酸、α−グルコシルアスコルビン酸、
クエン酸、没食子酸プロピルなどの酸化防止剤、さらに
は、適宜の安定剤を1又は複数配合した後、用途に応じ
て液状、固状又は半固状に調製される。固状に調製する
場合には、粉状にするか、あるいは、例えば、球状、棒
状、顆粒状などの用途に応じた所望の形状に成形する。
安定剤としては、類縁化合物へ適用されるいかなる安定
剤も適用可能であるが、望ましい安定剤は、例えば、ス
クロース、ラクトース、マンノース、グルコース、マル
トース、トレハロース、環状四糖(サイクロ{→6)−
α−D−グルコピラノシル−(1→3)−α−D−グル
コピラノシル−(1→6)−α−D−グルコピラノシル
−(1→3)−α−D−グルコピラノシル−(1→}の
構造を有する四糖)、マンニトール、ラクチトール、ソ
ルビトール、マルチトールなどの糖質を主体とするもの
であり、特に望ましいのは、α,α−トレハロース、
α,β−トレハロース、β,β−トレハロースなどのト
レハロースを含んでなるものである。これらのトレハロ
ースは、高度に精製されたものであっても、調製方法に
特有な、例えば、他の糖質との未分離組成物の形態のも
のであってもよい。トレハロースは、テルペン系化合物
1重量部に対して0.1重量部以上、望ましくは、1乃
至1,000重量部を併用すると、テルペン系化合物を
顕著に安定化することに加えて、例えば、化粧料に用い
ると、不快な体臭をマスクしたり、体臭そのものの発生
を抑制するという独特の作用を発揮する。
【0017】この発明による脳波抑制剤の用途について
説明すると、この発明の脳波抑制剤は精神における過度
の覚醒を緩和又は解消を目指す、例えば、化粧料、医薬
品などの諸分野において極めて有利に用いることができ
る。この発明の脳波抑制剤における重要な用途の一つは
化粧料であって、特に重要なのは、例えば、化粧水、皮
膚化粧料、毛髪用化粧料、男性用化粧料、口中用化粧
料、芳香料、ボディー化粧料をはじめとする化粧料一般
である。そこで、この発明による脳波抑制剤の用途に関
連して、以下、化粧料を中心に説明する。
【0018】この発明の脳波抑制剤は、例えば、石鹸、
洗粉、クレンジングクリームなどの洗浄料、透明化粧
水、粘液性化粧水、乳化性化粧水などの化粧水、バニシ
ングクリーム、コールドクリーム、栄養クリーム、ハン
ドクリーム、粉おしろい、固形おしろい、ファウンデー
ション類、口紅、頬紅、まゆ墨、マスカラ、アイシャド
ー、アイライナー、美爪料などの皮膚化粧料、洗髪料、
へアートニック、ポマード、へアクリーム、へアオイ
ル、チック、ヘアスプレー、セットローション、コール
ドウェーブ液、へアリンス、染毛剤などの毛髪用化粧
料、髭剃りクリーム、プリシェーブローション、アフタ
ーシェーブローションなどの男性用化粧料、粉歯磨、潤
性歯磨、練歯磨、水歯磨、薬用歯磨、うがい薬などの口
中用化粧料、香水、オーデコロン、バスソルト、バスパ
ウダー、香粉、薫香などの芳香料、ボディーローショ
ン、ボディーミルク、ボディーパウダーなどのボディー
化粧料、さらには、わきが止め、タルカムパウダー、ア
イローション、日焼止めクリーム、漂白クリーム、脱毛
剤をはじめとする化粧料一般において極めて有利に用い
ることができる。この発明の脳波抑制剤を用いて斯かる
化粧料を調製するには、この発明による脳波抑制剤を単
独で用いるか、あるいは、この発明の目的を逸脱しない
範囲で、用途に応じて、例えば、油性成分、水性成分、
界面活性剤、紫外線吸収剤、粉体原料、保湿剤、酸化防
止剤、防腐剤、安定剤、防黴剤、抗菌剤、着色剤、ビタ
ミン類、消炎剤、生薬などの化粧料に汎用される成分を
1又は複数を併用してもよい。
【0019】油性成分としては、例えば、流動パラフィ
ン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブ
テン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイク
ロクリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポリマ
ー、モクロウ、モンタンワックス、フィッシャートロプ
シュワックスなどの炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ
油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油などの
油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラ
ワックス、鯨ロウなどのロウ類、セチルイソオクタネー
ト、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロ
ピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸
グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリ
イソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリ
ル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン
酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エス
テル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジコレステリ
ル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジベヘニル、N
−ラウロイル−L−グルタミン酸ジオクチルドデシルな
どのエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、1
2−ヒドロキシステアリン酸などの脂肪酸類、ステアリ
ルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコー
ル、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、
ベヘニルアルコール、オクチルドデカノールなどの高級
アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重
合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメ
チルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシ
ロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリ
シロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキ
シ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサ
ン、弗素変性ポリシロキサンなどのシリコーン類、パー
フルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロ
ポリエーテルなどの弗素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノ
リン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコー
ルなどのラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステ
ル、蔗糖脂肪酸エステル、澱粉脂肪酸エステル、12−
ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カ
ルシウムなどの油性ゲル化剤類が挙げられ、必要に応じ
て、これらは適宜組合せて用いられる。
【0020】水性成分としては、水か、あるいは、例え
ば、エタノール、2−プロパノールなどのアルコール
類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール
などのグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリ
グリセリンなどのグリセロール類、グアーガム、コンド
ロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、ア
ラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウムなどの水溶
性高分子、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、乳酸ナ
トリウムなどの塩類、アロエベラ、ウィッチヘーゼル、
ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズな
どの植物抽出液が適宜組合せて用いられる。
【0021】界面活性剤としては、例えば、グリセリン
脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、
ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリ
コール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及
びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸
エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビ
トールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール
付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗
糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエー
テル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポ
リオキシアルキレン変性シリコーン、ポリエーテル変性
シリコーンなどの非イオン界面活性剤、ステアリン酸、
ラウリン酸などの脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベ
ンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィン
スルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スル
ホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル
−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N
−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、o−アルキル置換
リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩などのアニオン
界面活性剤、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカ
ノールアミン脂肪酸誘導体、さらには、N,N−ジメチ
ル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウ
ムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカル
ボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアル
キレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−
N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウム
ベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−
カルボキシメチルイミダゾリニウムベタインなどの両性
界面活性剤が挙げられ、必要に応じて、これらは適宜組
合せて用いられる。
【0022】紫外線吸収剤としては、例えば、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホ
ン酸ナトリウム、2,2´−ジヒドロキシ−4,4´−
ジメトキシベンゾフェノン、2,2´−ジヒドロキシ−
4,4´−ジメトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸
ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,2´,4,4´−テトラヒドロキシベンゾフェノン
などのベンゾフェノン誘導体、p−アミノ安息香酸、p
−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸グリセリ
ル、p−ジメチルアミノ安息香酸アミル、p−ジメチル
アミノ安息香酸−2−エチルヘキシル、p−ジヒドロキ
シプロピル安息香酸エチルなどの安息香酸誘導体、p−
メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシル、4−メトキシ桂
皮酸−2−エトキシエチルなどの桂皮酸誘導体、サリチ
ル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸フェニル、サリ
チル酸ホモメンチルなどのサリチル酸誘導体、さらに
は、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、4−tert−ブチル−4´−メトキ
シジベンゾイルメタン、オキシベンゾンなどが挙げら
れ、必要に応じて、これらは適宜組合せて用いられる。
【0023】粉体原料としては、例えば、コンジョウ、
群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、酸
化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化セリウム、二酸化珪
素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチ
モン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロ
ム、水酸化クロム、カーボンブラック、珪酸アルミニウ
ム、メタ珪酸アルミニウムマグネシウム、珪酸マグネシ
ウム、珪酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マ
イカ、セリサイト、合成セリサイト、タルク、カオリ
ン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタ
イトなどの無機粉体、ナイロンパウダー、ポリメチルメ
タクリレート、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合
体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パ
ウダー、ウレタンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポ
リスチレンパウダー、オルガノポリシロキサンエラスト
マーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダ
ー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ウールパウ
ダー、シルクパウダー、結晶セルロース、ステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジンな
どの有機粉体、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔
料などの色素粉体、さらには、酸化チタン含有二酸化珪
素、酸化亜鉛含有二酸化珪素などの複合粉体が挙げら
れ、必要に応じて、これらは適宜組合せて用いられる。
これらの粉体は、使用に際して、例えば、弗素系化合
物、シリコーン系油剤、金属石鹸、レシチン、水素添加
レシチン、N−長鎖アシルアミノ酸、コラーゲン、炭化
水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワック
ス、ロウ、界面活性剤などの汎用のコーティング剤の1
又は複数を用いてコーティングしてもよい。
【0024】その他、必要に応じて、例えば、蛋白質、
ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチンなどの保
湿剤、α−トコフェロール、アスコルビン酸、α−グル
コシルアスコルビン酸、アシル化α−グルコシルアスコ
ルビン酸などの酸化防止剤、パラオキシ安息香酸アルキ
ル、フェノキシエタノールなどの防腐剤、糖質、結晶セ
ルロースなどの安定剤を適宜組合せて用いてもよい。上
記したごとき化粧料において、この発明の脳波抑制剤は
この発明の目的を逸脱しない範囲内で配合される必要が
あるが、化粧料の種類にもよるけれども、通常、重量比
でテルペン系化合物の濃度として0.1ppm以上、望
ましくは、1ppm以上配合される。
【0025】以上においては、この発明による脳波抑制
剤の用途に関連して、主として、化粧料への適用例につ
いて説明したけれども、この発明による脳波抑制剤の用
途は化粧料に決して限定されてはならない。この発明の
脳波抑制剤は、化粧料以外にも、例えば、洗濯用洗剤、
柔軟剤、洗濯糊、漂白剤などの洗濯仕上げ剤、台所用洗
剤、さらには、皮膚における創傷、裂傷、腫れ、かゆ
み、炎症、感染症などを治療又は予防するための外用医
薬品においても極めて有用である。
【0026】さらに言えば、この発明による脳波抑制剤
は、上記の諸物品に加えて、例えば、衣料品、身回品、
家庭用品、保健用品、寝具、建築物、車輌、船舶、航空
機、さらには、家畜、家禽、ペットなどへも有利に適用
することができる。物品へ適用する場合は、例えば、こ
の発明の脳波抑制剤を液状に調製し、これを物品の表面
に噴霧又は塗布するか、あるいは、液状、固状又は半固
状に調製したこの発明の脳波抑制剤を、居室、客室など
の適所に載置する方法が用いられる。さらに、可能なら
ば、物品の製造工程において材料にこの発明の脳波抑制
剤を添加し、完成した物品中に含有させてもよい。ま
た、動物へ適用する場合は、例えば、液状に調製したこ
の発明の脳波抑制剤を動物の体表に噴霧するか、あるい
は、液状、固状又は半固状に調製したこの発明の脳波抑
制剤を畜舎などの適所に載置する方法が用いられる。こ
の発明のテルペン系化合物は、上記の物品、動物又はこ
の発明の脳波抑制剤自体から、人又は動物の生活空間へ
飛散し、嗅覚を刺激することによって、人又は動物の脳
波におけるβ波の出現を抑制するとともに、人又は動物
の不快な体臭などをマスクするという実益がある。
【0027】次に、この発明によるテルペン系化合物の
脳波抑制作用につき、実験例を挙げて説明する。
【0028】
【実験例1】香木の一種である伽羅の粉末を100重量
部とり、これを70%(w/w)水性エタノール1,0
00重量部に浸漬し、撹拌しながら40℃で2時間抽出
した。抽出液を濾過し、濾液に高純度結晶α,α−トレ
ハロース(商品名『トレハ』、固形分当りのα,α−ト
レハロース含量98%以上、株式会社林原商事販売)を
濃度5%(w/w)になるように溶解して、α−アガロ
フラン、β−アガロフラン、ノル−ケトアガロフラン、
アガロスピロールなどのテルペン系化合物を含有する被
験試料1を調製した。
【0029】併行して、年齢23乃至48歳の健常者
(男性5名、女性5名)の頭部に脳波計測用生体電極を
『国際脳波学会連合標準電極配置法』にしたがって装着
し、脳波計測用生体電極にデータ処理装置を内蔵した脳
波計を接続した。この状態で対象者に30分間に亙って
クレッペリンテスト(連続一位加算作業)を課し、テス
ト終了後、直ちに腎臓透析用安楽椅子にできるだけリラ
ックスさせた状態で座らせた。この状態で、被験試料1
を適量滴下し、溶剤を揮散させておいたマスクを対象者
に掛けさせ、10分間に亙って被験試料1により嗅覚刺
激した。その間、クレッペリンテスト終了直後及び嗅覚
刺激終了直後に、それぞれ、対象者の頭部におけるP3
及びP4の位置に装着した電極からβ波を単極導出法に
より導出し、脳波計により周波数分析するとともに、振
幅(μV)を測定した。別途、伽羅の粉末を省略した以
外は被験試料1と同様にして被験試料2を調製し、これ
を上記と同様に試験して対照とした。
【0030】その後、被験試料ごとに、クレッペリンテ
スト終了直後におけるβ波の振幅に対する嗅覚刺激終了
直後におけるβ波の振幅の百分率(%)をそれぞれ計算
し、嗅覚刺激がβ波の出現を抑制する指標とした。表1
に示すのは、対象者10名の平均値を被験試料ごとに纏
めたものである。図1及び図2は、対象者の一人につ
き、それぞれ、被験試料1又は被験試料2により10分
間に亙って嗅覚刺激した直後の脳電図を測定し、トポグ
ラフ表示したものであって、テルペン系化合物の有無に
よってβ波の分布がどのように異なるかを判定するため
のものである。
【0031】
【表1】
【0032】表1の結果は、この発明によるテルペン系
化合物が嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現を有意に
抑制したことを示している。すなわち、被験試料2を用
いた系においては、クレッペリンテスト終了から10分
が経過した時点においても、依然として、β波の出現が
90%前後の高レベルを維持していた。これに対して、
被験試料1を用いて嗅覚刺激した系においては、β波の
出現が僅か10分間で30%前後にまで抑制されてい
た。また、図1及び図2の脳電図を比較すると、クレッ
ペリンテストによって優勢になっていたβ波が、この発
明のテルペン系化合物を含有する披験試料1による嗅覚
刺激によって効果的に抑制され、その分布が狭くなった
のに対して、テルペン系化合物を含有しない被験試料2
による嗅覚刺激ではβ波の分布は依然として広く保たれ
ており、この発明のテルペン系化合物を含有する披験試
料1が脳電図的にみてもβ波の抑制に多大な効果を有し
ていることが明らかである。なお、図1及び図2におい
て、頭部の周辺部に層状に薄く表示されている部分はす
べてβ波であり、外周に近づくにつれてβ波が強く発生
していることを示している。また、頭部のほぼ中央部に
濃く表示されている部分はθ波などの他の脳波成分であ
る。
【0033】
【実験例2】その後、実験例1の被験試料1におけると
同様にして調製した、つまりα,α−トレハロースが配
合されている被験試料と、被験試料1におけるα,α−
トレハロースをα,β−トレハロースにより全量置換し
た以外は被験試料1におけると同様にして調製した、つ
まりα,β−トレハロースが配合されている被験試料、
さらに、α,α−トレハロースを全量省略した以外は被
験試料1におけると同様にして調製した、つまりトレハ
ロースを配合しない被験試料につき、それぞれの被験試
料をその調製直後の状態と、常温密閉状態で1箇月間保
存した直後の状態とにおいて、実験例1と同様に対象者
に適用し、β波を測定することにより、保存がβ波の出
現率におよぼす影響を調べた。その結果、α,α−トレ
ハロース又はα,β−トレハロースを配合した被験試料
が、いずれも、常温密閉状態で1箇月間保存した後です
ら、調製直後の被験試料と同じレベル(約30%)にま
でβ波の出現率を低下させることができたのに対して、
トレハロースを配合しなかった被験試料は、1箇月間保
存すると、β波の出現率を約70%にまで低下させるに
過ぎず、β波抑制能が減少した。これらの結果は、α,
α−トレハロース及びα,β−トレハロースなどのトレ
ハロースが、テルペン系化合物と共存させると、テルペ
ン系化合物のβ波抑制能を長期間に亙って安定に保持す
ることを裏付けている。
【0034】
【実験例3】健常者を対象にした実験例1の結果を受け
て、次に、ストレス症におけるこの発明による脳波抑制
剤の有効性について臨床実験した。対象者は、思考、集
中力、労働意欲の低下、不眠、倦怠感、脅迫観念、恐怖
症、不充実感を主訴する年齢21乃至53歳のストレス
症者78名(男性50名、女性28名)であり、そのう
ちの数名がかつて病院でストレス症の治療を受けてい
た。
【0035】全対象者を無作為に2群に分け、医師又は
医師の指導のもとで、そのうちの1群に対しては、毎日
1回、夕食前後に10乃至30分間に亙って実験例1に
おける被験試料1を含浸せしめたマスクを掛けさせた。
残る1群については、被験試料1に代えて実験例1にお
ける被験試料2を含浸せしめたマスクを掛けさせた以外
は、先の1群と同様に処置した。1箇月後、医師が対象
者全員に対して、思考、集中力、労働意欲の低下、不
眠、倦怠感、脅迫観念、恐怖症、不充実感、副作用の有
無を中心に問診し、その結果に基づき、施療効果を「よ
く効いた」、「やや効いた」、「変わらない」又は「悪
化した」の四段階で評価し、各群における全対象者に対
する「よく効いた」及び「やや効いた」と判定された対
象者の百分率(%)をもって奏功率とした。結果を表2
に示す。
【0036】
【表2】
【0037】表2の結果は、この発明によるテルペン系
化合物が、ストレス症に著明な効果を発揮し、ストレス
にともなう思考、集中力、労働意欲の低下、不眠、倦怠
感、脅迫観念、恐怖症、不充実感を効果的に軽減又は緩
和したことを物語っている。この結果と、実験例1によ
り明らかとなった、この発明のテルペン化合物が嗅覚を
通じて脳波におけるβ波の出現を有意に抑制するという
知見を考え合わせれば、この発明によるテルペン系化合
物がストレス症に斯くも顕著な効果を発揮するのは、当
該テルペン化合物が脳波におけるβ波の出現を抑制する
ことによって精神における過度の覚醒を効果的に緩和又
は解消したからであると考えられる。
【0038】以下、この発明の実施の形態につき、実施
例に基づいて説明する。
【0039】
【実施例1】<脳波抑制剤>香木の一種である伽羅の粉
末を100重量部とり、これを70%(w/w)水性エ
タノール1,000重量部に浸漬し、撹拌しながら40
℃で2時間抽出した。抽出液を濾過し、濾液に高純度結
晶α,α−トレハロース(商品名『トレハ』、固形分当
りのα,α−トレハロース含量98%以上、株式会社林
原商事販売)を濃度5%(w/w)になるように溶解し
て、α−アガロフラン、β−アガロフラン、ノル−ケト
アガロフラン、アガロスピロールなどのテルペン系化合
物を含有する脳波抑制剤を調製した。
【0040】脳波におけるβ波の出現を抑制する作用が
強く、長期間安定にして、体臭をマスクしたり、体臭の
発生そのものを抑制する本例の脳波抑制剤は、化粧料の
分野をはじめとする諸分野において多種多様の用途を有
する。
【0041】
【実施例2】<香水>常法にしたがって、実施例1の方
法により調製した脳波抑制剤100重量部、麝香香料1
重量部、パチュリアルコール1重量部及び80%(w/
w)水性エタノール100重量部を配合した後、噴霧容
器に15mlずつ充填して香水を得た。
【0042】本品は、髪、肌、衣服などへ噴霧すると、
付着したテルペン系化合物が嗅覚を通じて脳波における
β波の出現を抑制する。伽羅特有の芳香を有し、長期間
安定にして、体臭をマスクしたり、体臭の発生そのもの
を抑制する本品は、香水として常用すると、精神の過度
の覚醒に起因するストレスの治療や予防に著効を発揮す
る。
【0043】
【実施例3】<洗髪料>常法にしたがって、実施例1の
方法により調製した脳波抑制剤1重量部、ラウリル硫酸
トリエタノールアミン15重量部、ヤシ油脂肪酸モノエ
タノールアマイド2重量部及び精製水83重量部を配合
した後、プラスチック製容器に500mlずつ充填して
洗髪料を得た。
【0044】本品を用いて洗髪すると、頭髪などへ付着
したテルペン系化合物が嗅覚を通じて脳波におけるβ波
の出現を抑制する。伽羅特有の芳香を有し、長期間安定
にして、体臭をマスクしたり、体臭の発生そのものを抑
制し、洗浄力に優れ、頭皮を刺激しない本品は、洗髪料
として常用すると、精神の過度の覚醒に起因するストレ
スの治療や予防に著効を発揮する。
【0045】
【実施例4】<ファウンデーション>常法にしたがっ
て、実施例1の方法により調製した脳波抑制剤1重量
部、乾燥白粉15重量部、流動パラフィン23.5重量
部、ワセリン47.5重量部、オゾケライト5重量部、
ラノリン4重量部及びパラフィン5重量部を配合した
後、ガラス製容器に500mlずつ充填してファウンデ
ーションを得た。
【0046】本品は、顔や首などへ適用すると、付着し
たテルペン系化合物が嗅覚を通じて脳波におけるβ波の
出現を抑制する。伽羅特有の芳香を有し、長期間安定に
して、体臭をマスクしたり、体臭の発生そのものを抑制
する本品は、ファウンデーションとして常用すると、精
神の過度の覚醒に起因するストレスの治療や予防に著効
を発揮する。
【0047】
【実施例5】<口紅>常法にしたがって、実施例1の方
法により調製した脳波抑制剤1重量部、カルナウバ・ロ
ウ10重量部、ミツロウ15重量部、ラノリン5重量
部、セチルアルコール5重量部、ヒマシ油63重量部、
ブロモ酸1重量部及び顔料1重量部を配合した後、ステ
ィック状に成形して口紅を得た。
【0048】本品は、唇へ適用すると、付着したテルペ
ン系化合物が嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現を抑
制する。伽羅特有の芳香を有し、、長期間安定にして、
体臭をマスクしたり、体臭の発生そのものを抑制する本
品は、口紅として常用すると、精神の過度の覚醒に起因
するストレスの治療や予防に著効を発揮する。
【0049】
【実施例6】<化粧水>常法にしたがって、実施例1の
方法により調製した脳波抑制剤1重量部、セチルアルコ
ール16重量部、ラノリン16重量部、イソプロピルミ
リステート16重量部、セトトリミド4重量部及び精製
水48重量部を配合した後、ガラス製容器に500ml
ずつ充填して化粧水を得た。
【0050】本品は、顔や手などへ適用すると、付着し
たテルペン系化合物が嗅覚を通じて脳波におけるβ波の
出現を抑制する。伽羅特有の芳香を有し、長期間安定に
して、体臭をマスクしたり、体臭の発生そのものを抑制
し、保湿性に優れ、肌を刺激しない本品は、化粧水とし
て常用すると、精神の過度の覚醒に起因するストレスの
治療や予防に著効を発揮する。
【0051】
【実施例7】<ハンドクリーム>常法にしたがって、実
施例1の方法により調製した脳波抑制剤1重量部、イソ
プロピルパルミテート1重量部、ポリエチレン・ソルビ
タン・モノステレート1.5重量部、ソルビタンモノス
テアレート2重量部、ステアリン酸15重量部、ソルボ
3.5重量部、パラオキシ安息香酸メチルエステル0.
1重量部及び精製水76.9重量部を配合した後、プラ
スチック製容器に100mlずつ充填してハンドクリー
ムを得た。
【0052】本品は、手などへ適用すると、付着したテ
ルペン系化合物が嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現
を抑制する。伽羅特有の芳香を有し、長期間安定にし
て、体臭をマスクしたり、体臭の発生そのものを抑制
し、保湿性に優れ、肌を刺激しない本品は、ハンドクリ
ームとして常用すると、精神の過度の覚醒に起因するス
トレスの治療や予防に著効を発揮する。
【0053】
【実施例8】<アフターシェーブローション>常法にし
たがって、実施例1の方法により調製した脳波抑制剤1
重量部、95%(w/w)水性エタノール50重量部、
グリセリン5重量部、パラオキシ安息香酸ブチル0.2
重量部、ハッカ脳0.1重量部及び水44.7重量部を
配合した後、ガラス製容器に300mlずつ充填してア
フターシェーブローションを得た。
【0054】本品は、髭剃り後に適用すると、付着した
テルペン系化合物が嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出
現を抑制する。伽羅特有の芳香を有し、長期間安定にし
て、体臭をマスクしたり、体臭の発生そのものを抑制
し、殺菌消毒と収れん性に優れた本品は、アフターシェ
ーブローションとして常用すると、精神の過度の覚醒に
起因するストレスの治療や予防に著効を発揮する。
【0055】
【実施例9】<ヘアリンス>常法にしたがって、実施例
1の方法により調製した脳波抑制剤1重量部、グリセリ
ルモノステアレート3重量部、アルキルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド3重量部及び精製水93重量
部を配合した後、プラスチック製容器に500mlずつ
充填してヘアリンスを得た。
【0056】本品は、洗髪後に適用すると、付着したテ
ルペン系化合物が嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現
を抑制する。伽羅特有の芳香を有し、長期間安定にし
て、体臭をマスクしたり、体臭の発生そのものを抑制
し、毛髪に柔軟性と自然なつやを与える本品は、ヘアリ
ンスとして常用すると、精神の過度の覚醒に起因するス
トレスの治療や予防に著効を発揮する。
【0057】
【実施例10】<練歯磨>常法にしたがって、実施例1
の方法により調製した脳波抑制剤1重量部、水酸化アル
ミニウム42.5重量部、アルミナ2重量部、グリセリ
ン28重量部、ラウリル硫酸ナトリウム1重量部、トラ
ガカントゴム0.5重量部、パラオキシ安息香酸メチル
0.1重量部、サッカリン0.05重量部及び精製水2
4.5重量部を配合した後、ラミネートチューブに15
0mlずつ充填して練歯磨を得た。
【0058】本品は、口中に適用すると、テルペン系化
合物が嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現を抑制す
る。伽羅特有の芳香を有し、長期間安定にして、口臭を
マスクしたり、口臭の発生そのものを抑制し、洗浄力、
殺菌力に優れた本品は、練歯磨として常用すると、精神
の過度の覚醒に起因するストレスの治療や予防に著効を
発揮する。
【0059】
【実施例11】<バスソルト>常法にしたがって、実施
例1の方法により調製した脳波抑制剤1重量部、燐酸三
ナトリウム50重量部、セスキ炭酸ナトリウム25重量
部、ホウ砂15重量部、塩化ナトリウム10重量部及び
青色色素1重量部を配合した後、プラスチック製容器に
500mlずつ充填してバスソルトを得た。
【0060】本品は、入浴時に用いると、浴室内に発散
したテルペン系化合物が嗅覚を通じて脳波におけるβ波
の出現を抑制する。伽羅特有の芳香を有し、長期間安定
にして、体臭をマスクしたり、体臭の発生そのものを抑
制する本品は、バスソルトとして常用すると、精神の過
度の覚醒に起因するストレスの治療や予防に著効を発揮
する。
【0061】
【実施例12】<マッサージクリーム>常法にしたがっ
て、実施例1の方法により調製した脳波抑制剤1重量
部、脱水ラノリン15重量部、ワセリン73重量部、硬
化脂1重量部、流動パラフィン19.5重量部及びα−
グルコシルアスコルビン酸(商品名『AA−2G』、固
形分当りのα−グルコシルアスコルビン酸含量98%以
上、株式会社林原商事販売)1重量部を配合した後、プ
ラスチック製容器に100mlずつ充填してマッサージ
クリームを得た。
【0062】本品は、手足や体幹部へ適用すると、肌に
付着したテルペン系化合物が嗅覚を通じて脳波における
β波の出現を抑制する。伽羅特有の芳香を有し、長期間
安定にして、体臭をマスクしたり、体臭の発生そのもの
を抑制し、角質除去作用と脂肪燃焼促進効果に優れた本
品は、マッサージクリームとして常用すると、精神の過
度の覚醒に起因するストレスの治療や予防に著効を発揮
する。
【0063】
【実施例13】<家庭用芳香剤>常法にしたがって、実
施例1の方法により調製した脳波抑制剤と噴射剤として
の液化炭酸ガスを噴霧容器に重量比2:3の割合で10
0mlずつ充填して家庭用芳香剤を得た。
【0064】本品は、室内や車輌内などで噴霧すると、
飛散したテルペン系化合物が嗅覚を通じて脳波における
β波の出現を抑制する。伽羅特有の芳香を有し、手軽に
取り扱える本品は、家庭用芳香剤として常用すると、精
神の過度の覚醒に起因するストレスの治療や予防に著効
を発揮する。
【0065】
【実施例14】<タルカムパウダー>常法にしたがっ
て、実施例1の方法により調製した脳波抑制剤1重量
部、タルク86重量部、炭酸マグネシウム7重量部、金
属石鹸2重量部及びホウ酸5重量部を配合した後、プラ
スチック製容器に500mlずつ充填してタルカムパウ
ダーを得た。
【0066】本品は、手足や体幹部などへ適用すると、
肌へ付着したテルペン系化合物が嗅覚を通じて脳波にお
けるβ波の出現を抑制する。伽羅特有の芳香を有し、長
期間安定にして、体臭をマスクしたり、体臭の発生その
ものを抑制し、吸水力に優れた本品は、タルカムパウダ
ーとして常用すると、精神の過度の覚醒に起因するスト
レスの治療や予防に著効を発揮する。
【0067】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明はテルペ
ン系化合物が嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現を抑
制するという独自の知見に基づくものである。この発明
のテルペン系化合物は、脳波抑制剤として化粧料などに
配合すると、精神における過度の覚醒を効果的に緩和又
は解消する。したがって、この発明の脳波抑制剤は精神
の過度の覚醒が原因となるストレスの予防や、斯かるス
トレスに伴う思考力、集中力、労働意欲の低下、不眠、
倦怠感、脅迫観念、恐怖症、不充実感などの軽減や緩解
に格別の効果を発揮する。
【図面の詳細な説明】
【図1】クレッペリンテスト終了後、被験試料1を用い
て嗅覚刺激した健常者の脳電図をトポグラフ表示したも
のである。
【図2】クレッペリンテスト終了後、被験試料2を用い
て嗅覚刺激した健常者の脳電図をトポグラフ表示したも
のである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/26 A61K 47/26 A61P 25/22 A61P 25/22 (72)発明者 斉藤 紘二 岡山県岡山市東古松3丁目1番11号 株式 会社林原美術ミント内 Fターム(参考) 4C076 AA12 BB25 CC01 DD67 FF11 4C083 AA111 AA112 AA122 AB032 AB222 AB282 AB312 AB322 AB332 AB372 AB432 AB442 AC011 AC012 AC022 AC031 AC032 AC102 AC242 AC352 AC422 AC442 AC482 AC642 AC692 AC782 AC862 AD211 AD212 AD512 AD642 CC04 CC05 CC12 CC13 CC21 CC25 CC38 CC39 DD11 DD17 DD22 DD23 DD27 DD31 EE06 EE11 EE21 EE31 EE41 4C088 AB12 AB33 AB78 AC01 BA09 BA11 CA04 CA05 CA11 CA12 CA14 CA17 MA07 MA17 MA59 NA05 ZA03 ZA05 4C206 AA00 AA02 BA02 BA03 MA01 MA04 MA37 MA79 NA05 ZA02 ZA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現を
    抑制するテルペン系化合物を1又は複数含んでなる脳波
    抑制剤。
  2. 【請求項2】 嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現を
    抑制するテルペン系化合物の1又は複数とともに、安定
    剤として糖質を1又は複数含んでなる請求項1に記載の
    脳波抑制剤。
  3. 【請求項3】 糖質がトレハロースである請求項2に記
    載の脳波抑制剤。
  4. 【請求項4】 テルペン系化合物が香木に由来する請求
    項1、2又は3に記載の脳波抑制剤。
  5. 【請求項5】 嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現を
    抑制する香木抽出物を含んでなる脳波抑制剤。
  6. 【請求項6】 嗅覚を通じて脳波におけるβ波の出現を
    抑制する香木抽出物とともに、安定剤として糖質を1又
    は複数含んでなる請求項5に記載の脳波抑制剤。
  7. 【請求項7】 糖質がトレハロースである請求項6に記
    載の脳波抑制剤。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の脳波
    抑制剤を用いる化粧料。
JP2001271683A 2000-09-08 2001-09-07 脳波抑制剤 Pending JP2002154951A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001271683A JP2002154951A (ja) 2000-09-08 2001-09-07 脳波抑制剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000273486 2000-09-08
JP2000-273486 2000-09-08
JP2001271683A JP2002154951A (ja) 2000-09-08 2001-09-07 脳波抑制剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002154951A true JP2002154951A (ja) 2002-05-28
JP2002154951A5 JP2002154951A5 (ja) 2007-10-18

Family

ID=26599560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001271683A Pending JP2002154951A (ja) 2000-09-08 2001-09-07 脳波抑制剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002154951A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020070929A (ko) * 2002-08-05 2002-09-11 김철민 차기 에너지
WO2004093857A1 (ja) * 2003-04-22 2004-11-04 Kazuyuki Shinohara プロジェステロンの変化に伴う不快症状の改善用組成物
JP2007527442A (ja) * 2003-07-08 2007-09-27 カレガロ シルヴェル サルダ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ 天然樹脂及び/又は精油からの活性分子構造体の抽出法
JP2010275212A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Earth Chem Corp Ltd 入浴剤およびスケール抑制方法
JP2012171944A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Kyushu Univ θ波発現増強剤
KR20200102038A (ko) * 2019-02-20 2020-08-31 강원대학교산학협력단 두뇌의 긴장을 완화하고 집중력을 향상시키는 아쿠아틱 향료 조성물 및 이의 용도
KR20200102037A (ko) * 2019-02-20 2020-08-31 강원대학교산학협력단 두뇌의 집중력을 향상시키는 아로마틱 향료 조성물 및 이의 용도

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724306A (en) * 1980-07-16 1982-02-08 Wakunaga Yakuhin Kk Preparation of solid chinese herbal pharmaceutical
JP2000103714A (ja) * 1998-09-30 2000-04-11 Karita Takahisa 糸状虫増殖抑制組成物および糸状虫増殖抑制剤
JP2000226331A (ja) * 1999-02-04 2000-08-15 Terumi Ootsuka 温泉水濃縮薬液

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724306A (en) * 1980-07-16 1982-02-08 Wakunaga Yakuhin Kk Preparation of solid chinese herbal pharmaceutical
JP2000103714A (ja) * 1998-09-30 2000-04-11 Karita Takahisa 糸状虫増殖抑制組成物および糸状虫増殖抑制剤
JP2000226331A (ja) * 1999-02-04 2000-08-15 Terumi Ootsuka 温泉水濃縮薬液

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020070929A (ko) * 2002-08-05 2002-09-11 김철민 차기 에너지
WO2004093857A1 (ja) * 2003-04-22 2004-11-04 Kazuyuki Shinohara プロジェステロンの変化に伴う不快症状の改善用組成物
JP2007527442A (ja) * 2003-07-08 2007-09-27 カレガロ シルヴェル サルダ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ 天然樹脂及び/又は精油からの活性分子構造体の抽出法
JP2010275212A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Earth Chem Corp Ltd 入浴剤およびスケール抑制方法
JP2012171944A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Kyushu Univ θ波発現増強剤
KR20200102038A (ko) * 2019-02-20 2020-08-31 강원대학교산학협력단 두뇌의 긴장을 완화하고 집중력을 향상시키는 아쿠아틱 향료 조성물 및 이의 용도
KR20200102037A (ko) * 2019-02-20 2020-08-31 강원대학교산학협력단 두뇌의 집중력을 향상시키는 아로마틱 향료 조성물 및 이의 용도
KR102151758B1 (ko) 2019-02-20 2020-09-03 강원대학교산학협력단 두뇌의 집중력을 향상시키는 아로마틱 향료 조성물 및 이의 용도
KR102151761B1 (ko) 2019-02-20 2020-09-03 강원대학교산학협력단 두뇌의 긴장을 완화하고 집중력을 향상시키는 아쿠아틱 향료 조성물 및 이의 용도

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6789263B2 (ja) 皮膚の保護に使用するための化合物
WO2020024703A1 (zh) 一种水溶性富勒烯外用组合物
KR20200074176A (ko) 니코틴아미드모노뉴클레오티드를 포함하는 화장품 조성물
JPH11502505A (ja) 皮膚刺激を軽減するための製剤および方法
JP2008013564A (ja) 少なくとも1のc−グリコシド誘導体の鎮静剤としての使用
JPH11502504A (ja) 皮膚刺激を軽減するための製剤および方法
Mohiuddin An extensive review of cosmetics in use
JP2000053532A (ja) 美容法
KR102281086B1 (ko) 점액성 클렌징 화장료 조성물 및 이를 이용하여 피부를 세정하는 방법
JP2002154951A (ja) 脳波抑制剤
JP4036295B2 (ja) 人体に塗布、付着させる組成物
JP5285203B2 (ja) 血流促進剤並びに該血流促進剤を含有する外用剤、化粧料、浴用剤及び洗剤
JP2017193506A (ja) 皮膚化粧料
Kumar et al. Dermatological formulations
JPH07277920A (ja) レモングラスの水蒸気蒸留水又は/及び抽出物含有化粧 料
EP2253304B1 (en) Nifedipine-based compositions for anti-wrinkle treatments
JP2008169196A (ja) 皮膚外用剤
KR102326939B1 (ko) 중간엽 줄기세포 및 면역세포 공동배양액을 포함하는 피부 미백용 화장료 조성물
JP2007031316A (ja) 抗変異原性を利用した抗紫外線刺激剤
KR102303948B1 (ko) 중간엽 줄기세포 및 면역세포 공동배양액을 포함하는 피부 재생용 화장료 조성물
JP2005068084A (ja) フォーム状洗浄料
Bilovol et al. Сosmetology: textbook for the 2nd-year dentistry students (English medium)
JP4550515B2 (ja) 皮膚の角質層改善剤
Somwanshi et al. Cosmetic Science
KR20220103600A (ko) 각질 박리 또는 피부 상태 개선용 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070830

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110419