JPH0523245B2 - - Google Patents

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JPH0523245B2
JPH0523245B2 JP60253896A JP25389685A JPH0523245B2 JP H0523245 B2 JPH0523245 B2 JP H0523245B2 JP 60253896 A JP60253896 A JP 60253896A JP 25389685 A JP25389685 A JP 25389685A JP H0523245 B2 JPH0523245 B2 JP H0523245B2
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stress
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fragrance
oil
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Bii Uoren Kureigu
Arisu Muntenyu Marina
Ii Shuwarutsu Geerii
Bineimu Karurosu
Jii Uorutaa Junia Henrii
Esu Reito Ronarudo
Aasa Uiteikoomu Donarudo
Deyuraru Muukuhaajii Buraja
Uorutaa Torenkeru Robaato
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International Flavors and Fragrances Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、人間の生理的及び、又は主観的なス
トレスに対する反応性を減少するのに有効な、ナ
ツメツグ油、メイスエキス、ネロリ油、吉草油、
ミリスチシン、エレミシン、及びイソエレミシン
の内より選ばれた一つ、又はそれ以上の混合物
(以下において“活性物質”とも称する)を、皮
膚吸入、又は吸入により、ストレスを与える条件
下におかれた人間に与える事により、その人間の
生理的及び、又は主観的なストレスに対する反応
性を減少させる方法に関するものである。 発明の解決しようとする問題点 上に述べた“活性物質”は、そのものとして、
又はアルコール或いは香料などを含む組成物の一
部として、与えることが出来る。また付香製品に
“活性物質”を加えることにより使用することも
出来る。その様な付香製品としては、固体又は液
体の陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、或い
は両性イオン性の洗剤、繊維製品柔軟剤、繊維製
品柔軟用製品、化粧パウダー、整髪製品、デオド
ラントステツク、室内芳香剤、及び付香高分子製
品などが例としてあげられる。 本発明のより好ましい方法は、吸入による投与
であり、その為には閉じられた環境、例えば部屋
に“活性物質”を入れ、中に居る人間に嗅げる様
にすればよい。その為には例えば、室内芳香剤に
“活性物質”を加えることにより目的を達するこ
とが出来る。さらに詳しくは、後で述べられる様
に、本発明のストレスに対する反応性を減少させ
る“活性物質”を、空気中に1リツトルに付き約
1−125マイクログラム存在させることにより本
発明を実施することが出来る。 本発明を実施することにより、生理的及び、又
は主観的な反応性を減少させ得ることは、ストレ
スを与える条件下で、客観的にはその人間の血圧
の減少でもつて、又主観的には自己レポートにお
いて、鎮静度、及び幸福感等に有意な向上がみら
れ、又当惑度及び怒りの度合等に有意な減少がみ
られることによつて示される。 本発明によるストレスに対する反応性の減少を
生ずる物質の効果を確かめる方法は新規である。
この方法は、心理的変化の測定と、生理的変化の
測定、及びストレスを与える方法とを組み合わせ
て、ストレスに対する反応性を減少させると思わ
れる物質の、ストレスに対する生理的及び、又は
主観的反応に対する効果を、その物質のみについ
て、又はエチルアルコール、調香料、或いは付香
製品、コロン等に加えて用い、測定することの出
来る初めての方法である。 “ストレス”とは個々の人生において、その人
の平衡状態を乱すある特定の生理的及び、又は主
観的影響を与える事件、又は経験をさしている。
(Glock,C.Y.& Leonard,H.L.,Journal of
Chronic Diseases,179,,1956)。ストレス
の原因としては、個人の職業、例えば頻繁な空港
のコントロールタワーでの従事、又は転職、家族
の死、離婚などの人生における変化、或いは日常
の煩雑さからくる小さないらいらとか緊張等があ
げられる。 “反応性”とは、個人の生理的及び、又は主観
的状態がストレスによつて変化をきたされること
を言う。本発明においては、“反応性”は平衡状
態での血圧に対して、ストレスを与えた時に生じ
た血圧の変化を測定することにより、客観的に確
かめる事が出来る。又ここで“生理的変化”と
は、この様な反応性を示すのに用いられている。 経口、又は皮下注射などで与えられる医薬とは
異なり、本発明の実施に用いられる物質は吸入及
び、又は経皮により与えられる。従つて本発明を
実施するに当り、“投与量”とは以下において、
ストレスに対する反応性を減少する物質が吸入さ
れ、残つた量より血液中に吸収された量、又は皮
膚より吸収され血液中に吸収された量を計算した
ものを意味する目的で使われている。 本発明の目的においては、統計的に有意なスト
レスにより生じた収縮期血圧(p<0.1)の変化
は、一般に3mmHg以上である。 以下に述べる主観的反応性とは、個人の自己レ
ポートにおいて次に記す感情について、統計的に
有意な変化(p<0.05)を示す場合をいう。 リラツクス度の減少 幸福感の減少 鎮静度の減少 心配度の増加 緊張感の増加 当惑度の増加 怒りの度合の増加、及び又は 不安度の増加 ストレスに対する反応性は個人個人で異なる。
或る人が打ち勝てる様なストレスでも、他の人を
病気にすることもある(Executive Fitness
Newsletter,Rodale Press Inc.,Vol.15,No.
17,1984)。“反応性”とは以下ではストレスに対
するマイナスの反応を意味している。 ストレスに対する“反応性”は、医薬よる治療
を要する様な平常時での異常に高い血圧とか、精
神の不安定等と混同してはならない。例えば、数
週間繰り返し血圧を測定し、常に収縮期血圧が
140mmHg;弛緩期血圧が90mmHg以上であると定
義されている高血圧症と混同してはならない(高
血圧の発見、診断、治療に関する国家共同委員会
のレポート、Journal of the American
Medical Association,277,255−261,1977)。 反応性、高血圧、精神不安定は共に関連がある
ことは確かである。異常な精神不安定、又は抑圧
感は、その主たる原因となる理由として、無力
感、半信半疑、予期、目的のない興奮、或いはそ
れらと同様な条件が、主なものとしてあげられる
(Zucker,M.& Spielberger,C.D.,Emotions
and Anxiety”,Lawrence Erlbaum
Associates,Publishers,Hillsdale,New
Jersey,1976、又、The Diagnostic and
Statistical Manual of the American
Psychiatric Association,DSM 3 1980を参
照)。 本発明をさらに詳しく述べると、 1 近代の医薬及びアロマテラピーの殆んどは、
主に病気の治療を目的としている。本発明の実
施は、医者を必要としない様なストレスによつ
て生ずる人の生理的及び、又は主観的な反応性
を軽減させることにある。普通、通常のストレ
スに対する反応性は、収縮期血圧の断続的な上
昇として測定可能ではあるが、外面的には明ら
かに観測出来る様な反応を伴なわない。 本発明に用いられる物質は、生理的効果があ
ることは知られていたが、それらは民間医薬或
いはアロマテラピーにおいて、この発明の使用
法とは異なる目的で使用されていた。例えば、
バルネツト(Valnet)はナツメツグ油を鎮痛
剤(外用薬)として、又ネロリ油を外用薬とし
てではなく内服することを記している
(Valnet,J.“The Practice of
Aromatherapy”,Destiny Books,Division
of Inner Traditions International.Ltd.,
New York,N.Y.,1982)。又テイザーランド
(Tisserand)はネロリ油を使うと、ぜいたく
なリラツクスするデオドラントのバスオイルが
出来るとしている。これはネロリ油が最も有効
な鎮静作用のある抗抑うつ性の油であり、不眠
症、ヒステリー、精神不安定、抑うつ症に有効
であるという記述と一致している
(Tisserand,R.“The Art of
Aromatherapy”,Destiny Books,Division
of Inner Traditions International,Ltd.,
New Yowk,N.Y.1983)。 アロマテラピー、及び民間医薬の文献には、
上に述べた様に、投与はグラム量を経口投与し
たり、グラム量を身体にマツサージ等をして行
なう事が記してある。しかしながら本発明に述
べられている様に、植物から得られた物質、又
はそれらを合成したものがマイクログラムの単
位で吸入、又は経皮により、ストレスに対する
生理的及び、又は主観的反応性を減少するとい
うことは、どの文献にも記されていない。 2 本発明の実施により得られる効果は、ストレ
スにより生ずる血圧の上昇を減少させることを
含み、メデイテーシヨン(黙想法)やバイオフ
イードバツク(生理自己制御法)等によつて得
られる結果と同じ様なものである。しかしなが
らメデイテーシヨンやバイオフイードバツクの
様にトレーニング等は必要とせず、本発明にお
けるストレスに対する反応性を減少させる物質
を使用することが出来る。本発明によるストレ
スに対する反応性を減少させる物質の効果は、
その物質を吸入することにより、4分間以内に
得ることが出来る。 3 精神安定剤等とは異なり、本発明に用いる物
質の揮発性成分(例えば、ナツメツグ油、メイ
スエキス、ネロリ油、吉草油、ミリスチシン、
エレミシン、及び、又はイソエレミシン等)の
効果は、本質的には予防的なものであり、スト
レスが与えられる条件が存在する時、ストレス
に対する生理的及び、又は主観的反応性を減少
するものである。ストレスの無い人間に対して
は、本発明の方法による効果は得られない。 従つてバスオイル成分に活性物質を加える事
は、この発明の実施とはならない。何故なら、
入浴することは普通ストレスの与えられる様な
状態が起こつた後で行なわれるからである。し
かしながら上に述べたテイザーランド
(Tisserand)のネロリ油を含むバスオイルに
よるリラツクス効果は、長い間ストレスに対す
る反応性が下らない人に対する効果かも知れな
い。 4 本発明の実施は、調香料等に例えばナツメツ
グ油からの精油を加えたりする従来の技術とは
区別される。近代における香料の使用は、スト
レスの無い状態での使用であり、その上、スト
レスに対する反応性を減少させる効果のある濃
度以下にしか活性物質を空気中に存在させな
い。 問題点を解決するための手段 本発明は、必然的に、人間のストレスに対する
生理的及び、又は主観的反応性を以下に述べる方
法によりテストし、検知する方法にも関する。即
ちそのテスト法とは、1 被検者の初期血圧、及
びムードの測定。 2 被検者にストレツサー(ストレスを与える様
な質問又は作業性)を用いてストレスを与え
る。 3 同時に被検者にストレスを与えたことによる
血圧の変化、及びムードの変化を測定する。 4 被検者に、ストレスに対する反応性を減少さ
せると考えられる物質を与える。 5 被検者に、ストレツサーを与え、同時にスト
レスに対する反応性を減少させると考えられる
物質を与えたことによる血圧の変化、及びムー
ドの変化を測定する。 の順序により行なわれる。 前にも述べた様に、本発明はナツメツグ油、メ
イスエキス、ネロリ油、吉草油、構造式、 を持つミリスチシン、構造式、 を持つエレミシン、構造式、 を持つイソエレミシンの内から選ばれた一つ、又
は、二種以上の混合物を、単一か或いは他の物
質、例えば付香製品、コロン及び、又はエチルア
ルコール等と混合したものを有効量与えることに
より、ストレスを与える条件下におかれた人間の
ストレスに対する生理的及び、又は主観的反応性
を減少させる方法が主目的である。 ナツメツグ油、メイスエキス、ネロリ油、及び
吉草油については、種々の品種の物が本発明の実
施において有用である。従つて、例えば東インド
ナツメツグ油、及び西インドナツメツグ油は、共
に本発明に用いることが出来る。標準商業品種の
メイスエキスがこの発明で用いられるが、さらに
純度の高くしたものでもよい。同様に、市販の吉
草油がこの発明に用いられるが、二度蒸留された
様な、さらに純度の高いものでも用いることが出
来る。 さらに、天然に存在する、或いは合成によつて
作られたミリスチシン、エレミシン、及びイソエ
レミシンを本発明に用いることが出来る。 従つて、構造式1を持つミリスチシンは、東イ
ンドナツメツグ油、西インドナツメツグ油、又は
フイジナツメツグ油より蒸留により分離すること
も出来るが、又次の反応によつて合成することも
出来る。 従つて、本発明は下記の成分を単独、又は混合
物として使用することにある。 ナツメツグ油、 メイスエキス、 吉草油、 ネロリ油、 ミリスチシン、 エレミシン、及び、又は イソエレミシン。 そしてこれらの成分、即ち“活性物質”はその
まま、又はさらに他の非活性物質の担体(例え
ば、エタノール、調香料、付香製品)と共に、ス
トレスの与えられる条件下におかれた人間に与え
られ、その人間のストレスに対する生理的及び、
又は主観的反応性を減少させる為に用いられる。
この反応性の減少は、その人のストレスによつて
生ずる血圧の増加度の低下、及び鎮静度、幸福感
等の有意な向上、及び困惑度、怒りの度合等の有
意な低下として示される。実施例2,3,4,及
び5で示される如く、ストレスの反応性に対する
生理的変化、及び主観的徴候は量的に測定し得
る。 繰り返し述べると、本発明における“活性物
質”としてストレスに対する反応性を減少させる
ナツメツグ油、メイスエキス、ネロリ油、吉草
油、ミリスチシン、エレミシン、及びイソエレミ
シンは、それぞれ香料物質として既知である。例
えば、構造式1をもつミリスチシンは、香料に有
用なスパイスの香りを与える。 しかしながら、ここで用いられる“担体香料”、
及び“担体調香料”という言葉は、“活性物質”
以外の有機化合物の混合物で、非活性物質という
意味で用いられている。それらの例としては、芳
香アルコール類、例えば構造式、 を持つ様な芳香アルデヒド類、ケトン類、ニトリ
ル類、例えば構造式、 或いは構造、 を持つ環状エーテル等のエーテル類(但し、エレ
ミシン、イソエレミシン、及びミリスチシンは除
く)、ラクトン類、炭化水素、合成及び天然精油
(但し、ナツメツグ油、ネロリ油、メイスエキス、
及び吉草油は除く)、等が掲げられ、これらの混
合しよい香りのする香料として使用される。 本発明の実施において、最新の技術による調香
料、コロン等を担体として用いられるが、“活性
物質”も香料であるので、次に記することを考慮
に入れなければならない。 調香料は普通、(a)主調になるノート、“ブケ
ー”、或いは基礎ノート、(b)主調ノートを和らげ、
共にに生かされる修飾ノート、(c)その調香料に、
一定の香りを与え、揮発度を下げるフイクサテイ
ブ、及び(d)通常低沸点で、新鮮な香りのするトツ
プノートからなつている。 調香料は、それぞれの成分が調香料の特徴ある
香りに寄与しているが、全体としての調香料の効
果は、個々の成分の効果を合計したものである。
従つて個々の香料化合物又はそれらの混合物は、
目的とする調香料の芳香を変化させるのに用いる
事ができる。例えば、調香料中の他の成分の香り
を強く出したり、又和らげたりすることが出来
る。この発明の“活性物質”は、ストレスを与え
る条件におかれた人間のストレスに対する反応性
を減少させると共に、担体としての調香料の芳香
の性質をも変える。従つて、担体としての調香料
の処方による芳香よりも、全体として担体調香料
をベースとして、好ましい芳香を得る様に処方を
作らなければならない。 “活性物質”を含む調香料、コロンは、吸入に
よつて与えられるが、また皮膚に付けて使用され
る場合には、皮膚からの吸収によつて与えられる
事をみとめなればならない。室内芳香剤の場合に
は、ほぼ全体が吸入によつて与えられる。 ストレスに対する反応性を減少する調香料の使
用者に対する有効量は、多くの要因によつて異な
る。その様な要因としては、使用者の皮膚の状
態、使用中の湿度、温度、気圧等の環境条件、使
用時の使用者の精神状態、使用者の体重、血圧等
の身体の状態等があげられる。即ちこれらの全て
は、使用者個人の反応性、及び安楽と感じる度合
が、その使用者に対する有効量を決めるという事
である。 調香料は、そのまま(100%)、又はコロンとし
て使用することが出来る。“活性物質”の有効量
を確実にする為には、使用量、使用回数、例えば
夏用と冬用とかいつた処方の種類等も考慮に入れ
なければならない。本発明においては、コロンと
は、アルコール、又は水性アルコールに入れられ
た調香料をさす。コロンは調香料が1〜99%で、
残りがアルコール、又は水性のアルコールであ
る。水とアルコールの比は、50:50から0:100
の間である。普通用いられるアルコールの例とし
ては、SDA−39−C,SDA−40、或いは190度又
は無水アルコール等である(“Ethyl Alcohol
HandBook”5 Th Edition,National
Distillers and Chemical Co.参照)。コロン製品
には、溶解化剤、柔軟化剤、ヒユーメクタンと、
濃化剤、静菌剤、その他の化粧品に用いられる材
料等を加えてもよい。 通常、調香料及びコロンは、“活性物質”を吸
入又は嗅ぐことにより、身体に取り入れられる
が、又皮膚に付けることにより、皮膚吸収により
取り入れられる。 又、ストレスに対する反応性を減少させる物質
と合う調香材料を用いて、担体としての製品に付
香することも出来る。その様な付香製品として
は、繊維柔軟製剤、BOUNCE (Procter &
Gamble Co.Cincinnati,Ohioの商標)の様な
ドライヤー用繊維柔軟剤製品、化粧パウダー、タ
ルク、固体又は液体性の陰イオン性、陽イオン
性、非イオン性、或いは両イオン性の洗剤、付香
高分子、デオドラントステツク、整髪製品、石鹸
等が例としてあげられる。さらにこの発明でのス
トレスに対する反応性を減少させる物質と合う香
料材料を用いて室内芳香剤として用いる事が出来
る。従つて多くの最新の技術による調香料や付香
製品が、“活性物質”を加える事により、本発明
を実施する為に用いることが可能である。この様
に、ストレスに対する反応性を減少させる物質
を、単独又は担体としての調香料或いは付香製品
と共に用いる事が出来る。多くの市販の製品が担
体材料と成り得る。これらの付香製品に加えられ
る量としては、調香料とストレスに対する反応性
を減少させる“活性物質”とを合わせて、0.1重
量パーセントの低い濃度でもよい。一方、室内芳
香剤の場合には、調香料とストレスに対する反応
性を減少させる“活性物質”とを合わせて、99重
量パーセントの高い濃度でもよい。この様に、付
香製品には、非活性の調香料と、ストレスに対す
る反応性を減少させる“活性物質”とを調合した
ものを、0.1〜99重量パーセント加えることが出
来る。 本発明の実施として、ストレスに対する反応性
を減少させる“活性物質”を、デオドラントステ
ツク又はデオドラント石鹸に加えた場合には、二
重の効果が起る事は注目に値する。 (1) デオドラントステツクそのものが、人間の腋
下のデオドラントとして働くのと同時に、 (2) ストレスに対する反応性を減少させる“活性
物質”が、吸入又は皮膚吸収され、ストレスを
与える条件におかれた人間のストレスに対する
生理的及び、又は主観的反応性を減少させる。 付香製品としては、ストレスに対する反応性を
減少させる“活性物質”を含む調香料を加えたポ
リエチレン、ポリプロピレン、又は他のポリマー
からなる固体ポリマー製品をも含む。それらの付
香ポリマー製品は、既知の方法で作ることができ
る。明細書に記載した活性物質はまた歯みがき用
組成物として投与することができる。 更に、ナツメツグ油、ネロリ油、メイスエキ
ス、吉草油、ミリスチシン、エレミシン、及びイ
ソエレミシン等の、本発明のストレスに対する反
応性を減少させる物質は、単独又は混合物とし
て、多孔質のポリマー構造内に吸収することも出
来る。又合成ポリマー以外の担体を用いて、付香
製品を作ることも出来る。その様な担体として
は、例えば、グアーガム、キサンチンガム、ガム
アラビツクなどのガム類、ゼラチン、尿素−ホル
ムアルデヒドの共重合物の様なマイクロカプセル
化の出来る担体等があげられる。これらの中に、
ストレスに対する反応性を減少させる“活性物
質”を、単独又はアルコールや調香料との混合物
として入れることが出来る。 上に述べた様に、精神安定剤とは異なり、“活
性物質”の効果は、ストレスの生ずる条件下にお
かれた人間の、ストレスに対する生理的及び、又
は主観的に反応性を減少するものであり、ストレ
スの生じる条件下に置かれていない人間について
は、この発明における“活性物質”を与えても効
果は出ない。 ストレスに対する反応性を減少させる“活性物
質”の、担体としての調香料、コロン、或いは付
香製品に対する重量比は、約1:100から100:1
が好ましい。ここで担体としての調香料、コロ
ン、或いは付香製品に使う香料材料には、ストレ
スに対する反応性を減少させる物質、又は医療用
精神安定剤として用いられる例えばベンゾジアゼ
ピン誘導体や、高血圧症に用いられるメチルドー
パやプロピラノロール等の様な物質を含まない事
が重要である。 本発明において、“活性物質”とエチルアルコ
ールを共に用いることは、特に重要である。エチ
ルアルコールは、“活性物質”の効果を強化して
いるかも知れないからである。既に述べた様に、
エチルアルコールは、標準コロンの成分である。 ストレスに対する反応性を減少させる“活性物
質”とエチルアルコールを共に用いた場合、“活
性物質”のエチルアルコール(含有アルコール
量)に対しての重量比は、約1:99から99:1が
好ましい。本発明で用いるエチルアルコールは、
50%の水性アルコールから100%の無水アルコー
ルを含む。 本発明の有利な点は、人間のストレスに対する
生理的及び又は主観的反応性を減少させる“活性
物質”の投与量が、マイクログラムの単位で非常
に少ない事である。 さらに詳しく投与量について述べると、先ず
“活性物質”は、2つのグループに分けられる。 グループ“ALEPH”…ナツメツグ油 メイスエキス ネロリ油 吉草油 グループ“BETH”…ミリスチシン エレミシン イソエレミシン 但し、両グループの物質は、単独又は混合物と
して使用し得る。 本発明の目的とするグループ“ALEPH”の投
与量は、13マイクログラムから1000マイクログラ
ムであり、グループ“BETH”の投与量は、
0.013マイクログラムから50マイクログラムであ
る。グループ“ALEPH”と“BETH”が一緒に
使用される場合、投与量は約0.013マイクログラ
ムから1000マイクログラムであり、但しグループ
“BETH”の“活性物質”は混合物中、約50マイ
クログラム以下とする。 ここで言う投与量とは、呼吸により吸入され、
残存し、血液中に吸収された量、又は経皮により
血液中に吸収された量を意味する。上に述べたレ
ベルの計算するに当つての推定は、表1及び表2
とその説明文に示してある。 担体としての調香料(“活性物質”を含まない)
と“活性物質”グループ“ALEPH”との上限の
重量比、即ち100:1で“活性物質”を使用する
場合には、“活性物質”が約13から1000マイクロ
グラム必要であるので、担体としての調香料は、
約1300マイクログラム(1.3mg)から約100000マ
イクログラム(0.1g)が必要となる。さらに担体
としての調香料(“活性物質”を含まない)と
“活性物質”グループ“BETH”との上限の重量
比、即ち100:1で“活性物質”を使用する場合
には、“活性物質”が約0.013から約50マイクログ
ラム必要であるので、担体としての調香料は、約
1.3マイクログラムから約5000マイクログラム
(5mg)を必要とすることになる。 同様に、担体としての調香料(“活性物質”を
含まない)と“活性物質”グループ“ALEPH”
との下限の重量比、即ち1:100で“活性物質”
を使用する場合には、“活性物質”が約13から
1000マイクログラム必要であるので、担体として
の調香料は、約0.13マイクログラムから10マイク
ログラムが必要となる。さらに担体としての調香
料(“活性物質”を含まない)と“活性物質”グ
ループ“BETH”との下限の重量比、即ち1:
100で“活性物質”を使用する場合には、“活性物
質”が約0.013から約50マイクログラム必要であ
るので、担体としての調香料は、約0.00013マイ
クログラムから約0.50マイクログラムを必要とす
ることになる。 従つてこの発明において使用される調香料と
“活性物質”との混合物の量は、 a グループ“ALEPH”の“活性物質”では13
マイクログラムから100000マイクログラム
(0.1グラム)で、 b グループ“BETH”の“活性物質”では
0.013マイクログラムから5000マイクログラム
(5ミリグラム)の範囲になる。 既に述べた様に、本発明に基づく付香製品は、
非活性物質である担体香料と“活性物質”とを合
わせて約0.1重量%から99重量%含むことが出来
る。従つて本発明に基づいて付香製品の重さが
100グラムの物を作れば、約0.1から99グラムの
“活性物質”を含む香料を用いることが出来る。
しかしながら本発明の実施に当つては、この範囲
のみに制限されない。 本発明の実施に当つて、付香製品により実際的
な制限があることは認められる。例えば、“活性
物質”を衣服に着香することにより与え様とした
場合、付香した洗剤でもつて衣服に着香しようと
するのは困難かも知れないが、付香した繊維柔軟
剤で行えばより可能である。付香デオドラント製
品、化粧パウダー、ハンドソープの様な製品を用
いる場合は、処方技術の工夫により可能であり、
室内芳香剤の様に非常に簡単な場合もある。 又、“ALEPH”グループの“活性物質”の13
−1000マイクログラム、及び“BETH”グルー
プの“活性物質”の0.013−50マイクログラムと
いう投与量の範囲についても不確定性があること
は認められる。発明の為の実験は、必要上人為的
な条件で行わなければならないので、結果は必ず
しも正確に発明の広範な実施における場合の投与
量に、当てはまらない事も考えられる。本発明の
理解を助ける意味で、又実施例から実際の広範な
本発明の実施を理解する助けとなる意味で、実験
の条件、本発明者らによる投与量の概算を以下に
記す。 上に述べた“ALEPH”グループと“BETH”
グループの有効投与量レベルは、実施例2に記さ
れる調香用ブロツター、又は実施例3及び4で記
されるウイツク(心材)と小瓶の様な組合わせの
装置から、被験者が吸入して効果的に取り入れる
量を推定したものである。 ストレスに対する反応性を減少さす成分は、被
験者の鼻の先約3.81cm(1.5インチ)の位置にお
かれる。投与量の推定には、次の仮定をしてい
る。 1 平均的被験者の休んでいる状態での呼吸速度
は、1分間に10リツトルとする。 2 揮発成分の25%が、吸入され残存するとす
る。ここでは、香料から揮発する物質の50%が
吸入により取り入れられ、その内50%が非出さ
れると仮定している。 3 効果的に体内に取り込まれる量は、呼入され
残存した量の約10%とする。 4 平均体重を65キログラムとする。 この投与量の推定は、マリフアナ煙草の吸入に
よるΔ9−テトラハイドロカンナビノール(Δ9
THC)の血漿中におけるレベルの計算を基にし
ている。この場合Δ9−THCの吸入された内約50
%が残り、その内約10%が血漿中に検出されてい
る(Nahas,G.and Paton,D.,eds.,
“Marihuana:Biological Effects,”,in
Advances in the Biosciences,Vols22/23,
Pergamon Press,N.Y.,page 289,1979)。上
の推定に加えて、次に述べる点も考慮に入れてい
る。 1 ストレスに対する反応性を減少させると考え
られる成分の含まれている香料から蒸発する物
質の量は、重量の減少量でもつて得られた。 2 グループ“BETH”中の成分、即ちミリス
チシン、エレミシン、イソエレミシンのヘツド
スペース中の濃度は、ガスクロマトグラフイー
を用いて測定した。 3 被験者が、ストレスに対する反応性を減少さ
せる物質を吸入した時間は、20分間であつた。 次に示す表1及び表2は、結果をまとめたもの
である。 【表】 【表】 示唆される成分のレベル 1 空気中の濃度:吸入量/呼吸速度を推定(こ
れは、“ALEPH”又は“BETH”の蒸発速度
を吸入されない部分を計算に入れる為、2で割
り、さらに1分間に10リツトルの呼吸速度で割
ることにより求められる)。 【表】 【表】 2 投与レベル:最低の投与レベルは、実施例2
で10分間に効果的に吸収される量である。最低
量はグループ“ALEPH”については、13マイ
クログラム、グループ“BETH”については
0.013マイクログラムである。最低量について
は、鎮静用バスオイルや“活性物質”を外用と
して示す民間医薬の文献より推定した。ここで
最大量は、麻薬作用があると報告されている量
の約1%又はそれ以下としている。 以上では、“活性物質”が身体内部の生体膜を
通過して取り入れられる呼入によつて使用される
場合のみが示されているが、“活性物質”は、身
体外部の生体膜、特に皮膚組織から取り入れられ
ることは、よく知られている(例えば、民間薬や
アロマテラピーにおける“活性物質”の外用等を
参照)。従つて本発明の実施は、吸入及び皮膚吸
収による両方の場合を含み、両方法では、同じ投
与量を用いると考えられてよい。 実施例 以下に示す実施例1は、ストレスに対する反応
性を減少させる物質、例えばミリスチシン、エレ
ミシン等の分析方法、製法等の例を示す。実施例
2,3,4,5は、本発明のストレスに対する反
応性を減少させ物質の調整、及びテスト法を示
す。実施例6以下では、ストレスに対する反応性
を減少させる物質を、付香製品に入れる例を示
す。これらの実施例は、本発明の広範な実施を制
限するものではない。 実施例 1(A) 東インドナツメツグ油からミリスチシンの分離
と、東インドナツメツグ油のヘツドスペース分析 東インドナツメツグ油を、蒸留段数1の短い蒸
留塔を用いて、注意深く蒸留し、次の蒸留区分を
得た。 【表】 【表】 蒸留区分13及び14を合わせ、さらにスピニング
バンド精留器(Nester Faust Auto Annular
Distillation Unit)を用いて分留することにより
次の区分を得た。 【表】 蒸留区分7〜12をまとめ合せた。 図1は、前述の蒸留により得られた、蒸留区分
7〜12をまとめあわせたもののガスクロマトグラ
フイーを示す(条件:122m×0.8cm(400′×
0.032″)カルボワツクス フユーズド シリカ
(Carbowax,fused silica)カラム使用、プログ
ラム−75〜220℃、2℃/min)。この様にして得
られたかなり純度の高いミリスチシンを、実施例
2で示される実験に用いた。 実施例 1(B) ナツメツグ油及びメイス油のヘツドスペース分析 2グラムの東インドナツメツグ油、又はメイス
油を250c.c.のフラスコに入れる。このフラスコに
ステンレス製の鉤を備えたゴム栓を付け、この鉤
には、ジオクチルフタレートを浸した2cm2のステ
ンレス製網を付けておく。このジエチルフタレー
トに、ナツメツグ油のヘツドスペースにある成分
を15分間吸着させる。15分後ゴム栓をフラスコか
らはずし、鉤に付けた網を取りはずす。ヘツドス
ペース成分を含むジオクチルフタレートは、網か
ら遠心分離器で分離する。これをガスクロマトグ
ラフイーで分析した(条件:OV−1フユーズド
シリカ(fused silica)カラム使用、プログラ
ム−75〜220℃、2℃/min)。 図2は、ナツメツグ油のヘツドスペースのガス
クロマトグラムであり、それぞれのピークの同定
は下記に示す通りである。 ピーク番号 化合物名 10 α−ツエン 11 α−ピネン 12 サビネン 13 β−ピネン 14 ミルセン 15 α−フエナンドレン 16 Δ−3−カレン 17 α−テルピネン 18 p−シメン 19 γ−テルピネン 20 テルピノン 21 リナロール 22A,22B 1−ヒドロキシ−1−メチル−4−
イソプロピル−2−シクロヘキサン 23 2−メチル−5−エチルフラン 24 4−テルピネオール 25 α−テルピネオール 26 1−メチル−3−ヒドロキシ−4−
イソプロペニルベンゼン 27 イソボルニルアセテート 28 n−アミルメトキシベンゼン 29 オイゲノール 30 α−テルピニルアセテート 31 α−クベベン 32 オイゲニルメチルエーテル 33 α−コペン 34 トランス−イソオイゲノール 35 α−ベルガモテン 36 4−プロペニル−1,2−ジメ キシベンゼン 37 ミリスチシン 38 δ−カジネン 39 エレミシン 40 4−アリル−2,6−ジメトキシフ
エノール 表4は、ナツメツグ油のヘツドスペース成分を
15分後、1時間後、及び24時間後上に述べた方法
で分析した結果をまとめたものである。 【表】 投与量の計算の目的の為に、ミリスチシンのヘ
ツドスペースにおける濃度は、全ナツメツグ油の
揮発量の0.1%とした。 表5は、ナツメツグ油及びメイスエキスの平衡
蒸気中のミリスチシンを、15分後、1,2,3,
4,及び24時間後、上に述べた分析方法で分析し
得られたパーセントをまとめたものである。 【表】 【表】 表6は、東インドナツメツグ油、テルペンレス
ナツメツグ油、2種類の市販ナツメツグ油、及び
メイスエキスの全成分を示したものである。 【表】 【表】 これにより東インドナツメツグ油は、7.10%の
ミリスチシンを、メイスエキスは、31.00%のミ
リスチシンを含む事が判つた。 実施例 (C) エレミ油からエレミシンの分離 エレミシンをエレミ油から次の方法により分離
した。 【表】 ↓ ↓ 蒸留
セスキテルペン エレミシン →94〓エレミシン
この純度94%のエレミシンは、後に述べる実施
例5で用いた。 実施例 1(D) ミリスチシンの合成 次に述べる実施例2で用いるミリスチシンを、
1,2−ジヒドロキシ−3−メトキシベンゼンよ
り次の反応式で示される方法で合成した。 単離したミリスチシンは実施例5でも用いた。 実施例 2 “活性物質”の効果の測定方法 4段階の臭いの条件について、要因分析実験法
を用いてテストを行つた。結果の分析は、2変量
分散分析で行つた。要因(フアクター)は、フレ
イグランス“A”と、“中性”フレイグランスで、
レベルは、“活性物質”の有無である。結果の分
析は、Digital Equipment Co.(DEC)の11/780
VAXコンピユーターを用い、BMDP統計ソフト
ウエアを使つて行なつた。分散分析(ANOVA)
技術については、R.B.McCall,Fundamental
Statistics for Psychology,”2nd Ed.,
Harcourt Jovanovich,New York,N.Y;236
−64頁、1975に記載説明されている。 ここで“P”は、ANOVAの結果によつて得
られたF−テストより得られる有意度を示す。
P”は、得られた結果が、ランダムエラーによる
確率を示している。 フレイグランスの成分は次の通りである。 1 フレイグランス“A”の成分 3環式イソクロマン構造、 を持つGALAXOLIDE (International
Flavors & Fragrances Inc.の商標)
……47.1% 構造 を持つベルドツクス(Verdox)(International
Flavors & Fragrances Inc.の製造する化合
物) ……21.1% ジエチルフタレート ……12.6% ピーチアルデハイド ……10.5% プレニルアセテート ……4.0% ヘキシルシンナミツクアルデヒド ……2.6% イソアミルブチレート ……1.3% 構造、 を持つアルデヒドAA−トリプラール(AA−
TRIPLAL)(International Flavors &
Fragrances Inc.の製造する化合物) ……0.05% 構造、 を持つエチルマルトール又はベルトールプルス
(VELTOL PLUS) ……0.01% 2 “活性物質”の成分 東インドナツメツグ油 ……97.10% メイスエキス ……0.14% ネロリ油 ……0.98% ジエチルフタレート ……0.44% インド吉草油 ……0.05% 3 フレイグランス+“活性物質” フレイグランス“A” ……60.0% “活性物質” ……40.0% 4 “中性”フレイグランス ジエチルフタレート ……100.0% 5 “中性”フレイグランス+“活性物質” ジエチルフタレート ……50.0% フレイグランス“A” ……10.0% “活性物質” ……40.0% この実験の被験者は、コネチカツト州ニユーヘ
ーブン近辺から選び、120人の被験者を4つのグ
ループに分画し、それぞれ30人のグループとし
た。又実験は、二重ブラインド(担当者及び被験
者が共に、サンプルについての情報が与えられて
いない)で行なわれた。被験者は、一人づつテス
トされ、テープレコーダにより指示される。血圧
と心拍数は、自動的に記録出来るデジタル脈搏血
圧記録計(武田医療器製、東京)を用いて行なつ
た。このプロトコール(テスト方法及び順序)で
は、トリートメント、即ちフレイグランスを与え
た場合、そうでない場合、或いはストレスに対す
る反応性を減少させる物質を与えた場合に、スト
レツサー(ストレスを与える作業)に対する心
臓、及びムードへの影響を調べることが出来る。
さらにストレスを与える間に、血圧とムードの変
化を同時に測定することを目的ともしている。こ
のことは、文献に既にストレスに対する反応性
は、病気に関係すると記されている事にもとずい
ている。 プロトコールは、次に示す通りである。 1 血圧計のバンドの装着。 2 質問。 3 ストレス: (a) ベースライン (b) ムード自己レポート。 (c) 低いストレスを与える6つの質問(LS1)。 (d) ムード自己レポート。 (e) 穏かな(少し高い)ストレスを与える6つ
の質問(MS1)。 (f) ムード自己レポート。 (g) ベースライン。 (h) ムード自己レポート。 4 トリートメント: (a) フレイグランス“A”、又は (b) フレイグランス“A”+“活性物質”、又は (c) “中性”フレイグランス、又は (d) “中性”フレイグランス、+“活性物質”。 5 ストレス: (a) ベースライン。 (b) ムード自己レポート。 (c) 低いストレスを与える6つの質問(LS2)。 (d) ムード自己レポート。 (e) 穏かな(少し高い)ストレスを与える6つ
の質問(MS2)。 (f) ムード自己レポート。 (g) ベースライン。 (h) ムード自己レポート。 6 実験後の質問。 7 記録計の取りはずしと実験終了の指示。 最初の質問は、マルロウエ−クラウン
(Marlowe−Crowne)の抑圧度テストと、テイ
ラー(Taylor)の不安度スケールのベンデイグ
(Bendig)形式から取つた53の正しいか間違いか
の質問を与える。これは、被験者を抑圧度と不安
度から分離する為に用いられる。ベースラインの
間には、被験者は静かに坐り、気楽にしている。
ムード自己レポートは、被験者自身により7段階
(0−6)によつて自分のリラツクス度、怒りの
度合、不安度、幸福感、緊張感、当惑の度合、鎮
静度、恐れ、及び眠けの度合を記録する。低いス
トレスを与える質問、及び穏かな(少し高い)ス
トレスを与える質問は、相関連テスト(Phase
Assocition Test)から選ばれている(Mandler
ら、“Response to Threat:Relations Among
Verbal and Physiological Findings”,
Psycological Monographs,Vol.75、No.9、
1961)。被験者は出来るだけ速く与えられた質問
に、最初に頭に浮んだ文を答える様に求められて
いる。低いストレスを与える質問としては、“あ
なたの名前は”等が与えられる。穏かな(少し高
い)ストレスを与える質問としては、“自分自身
で一番好まない点は……”、或いはもし自分の子
供が異つた人種の人とデートをしていたら、私は
……”という様な質問がされる。 検査期間中では、被験者は“メジヤリングライ
ン”(Measuring Line)タイプの香料用ブロツタ
ー(臭いを嗅ぐ為の紙)(Frank Orlandi,Inc:
製、Long Island City,New York)からフレ
イグランス、又は既に述べたストレスに対する反
応性を減少する物質を嗅ぐ。ブロツターは長さ約
15cm、巾1.4cmで、これをフレイグランス及び、
又はストレスに対する反応性を減少する物質の20
%エチルアルコール溶液に、約2cm浸し、5分間
溶媒をとばし、被験者の鼻から約6cmの所に置
く。最後の質問は、実験に対する被験者の反応を
聞いた。 得られた結果を分散分析すると、フレイグラン
ス“A”と“活性物質”の混合物、又は“中性”
フレイグランスと“活性物質”の混合物を嗅いだ
被験者は、フレイグランス“A”、又は“中性”
フレイグランスだけを嗅いだ被験者に比べて、収
縮期血圧と自己レポートに有意な変化を示してい
た。 日常生活におけるストレスや人生での緊張に関
係すると考えられるのは、低いストレスを与える
質問と穏かな(少し高い)ストレスを与える質問
との間での、血圧とムードの変化(MS−LS)で
ある。特定の条件による変化度は、条件を与える
前と後での変化を較べればよい。従つて、 フレイグランス“A”又は“中性”フレイグラ
ンスによる変化Nは、 N=(MS2−LS2)−(MS1−LS1)により求め
られる。 同様に、フレイグランス“A”と“活性物質”
との混合物、又は“中性”フレイグランスと“活
性物質”との混合物による変化度Aを求めること
が出来る。或る条件と他の条件下との間の変化度
は、それぞれの条件下での値の差を見ればよい。
従つて“活性物質”の効果はA−Nで表わされ
る。 表7は、“活性物質”の効果を、フレイグラン
ス“A”と“活性物質”の混合物及び“中性”フ
レイグランスと“活性物質”の混合物による結果
を合わせたものAと、フレイグランス“A”と
“中性”フレイグランスによる結果を合わせたも
のNから得られる結果をまとめたものである。 結果の変量分散分析では、表7に示された変化
量は、“活性”三変量相互作用による試験期間を
数量的に表わしたものである。かゝる情況で、
“期間”とは試験前の効果に対する試験後の効果
の平均である。すなわちすべての4つの試験の平
均(LS2+MS2)−(LS1+MS1)である。“試験”
は低ストレスによる効果に対するおだやかなスト
レスによる効果の平均、すなわち、すべての試験
についての平均(MS1+MS2)−(LS1+LS2)で
ある。“活性”は活性物質を含まない組成物につ
いての効果に対する活性物質を含む組成物につい
ての効果の平均である。すなわちフレイグランス
“A”+“活性”および中性フレイグランス+“活
性”についての平均(LS1+LS2+MS1+MS2)
マイナスフレイグランス“A”および中性フレイ
グランスについての平均(LS1+LS2+MS1+
MS2)である。 表7 “活性物質”の穏かな(少し高い)ストレ
スに対する効果 変 量 変化 有意レベル (A−N) (P) 収縮期血圧 −4mgHg 0.08 鎮 静 度 0.77 0.01 当 惑 度 −2.31 0.03 幸 福 感 0.77 0.0003 怒りの度合 −0.51 0.03 従つて、“活性物質”がフレイグランス“A”、
或いは“中性”フレイグランスに存在することに
より、収縮期血圧が下がり、鎮静度及び幸福感が
増加し、当惑度及び怒りの度合が減少している。
この場合、主観的な効果が量的に示されただけで
はなく、収縮期血圧の変化と関係付けられたこと
は重要である。 実施例 3(A) 2段階の臭いの条件について、要因分析実験法
を用いてテストを行つた。結果の分析は、1変量
分散分析で行つた。要因(フアクター)は、フレ
イグランス“A”とストレスに対する反応性を減
少させると考えられる物質で、レベルは、“活性
物質”の有無である。統計分析法の詳細は、実施
例2に述べた通りである。 テストされた物質は、フレイグランス“A”と
“活性物質”で、それらの成分は実施例2に述べ
た通りである。 この実験で使つた被験者は、ニユージヤージー
州のユニオンビーチ近辺から選んだ。14人の被験
者が実験に使われ、7人ずつの2つのグループと
した。質問の内容はテープレコーダーで与えら
れ、血圧は、実施例2に述べた自動脈搏血圧記録
計でもつて測定した。実験のプロトコールは次の
様である。 1 血圧計のバンドの装着。 2 質問。 3 ストレス: (a) ベースライン(BL1)。 (b) ムード自己レポート。 (c) 低いストレスを与える6つの質問(LS1)。 (d) ムード自己レポート。 (e) 穏かな(少し高い)ストレスを与える6つ
の質問(MS1)。 (f) ムード自己レポート。 4 トリートメント: (a) フレイグランス“A”(F)、又は (b) “活性物質”(F)。 5 ストレス: (a) ムード自己レポート。 (b) 低いストレスを与える6つの質問(LS2)。 (c) ムード自己レポート。 (d) 穏かな(少し高い)ストレスを与える6つ
の質問(MS2)。 (e) ムード自己レポート。 (h) ベースライン(BL2)。 6 実験後の質問。 7 記録計の取りはずしと実験終了の指示。 プロトコールの詳細な点については、実施例2
に示してある。トリートメントの間、被験者はフ
レイグランス、或いはストレスに対する反応性を
減少させる物質を、ウイツク(心材)を備えた1/
8オンス瓶に入れられた60%テスト物質と40%食
品用エチルアルコールからなる溶液として嗅ぐこ
とになる。 実験は、ストレツサーとフレイグランス、又は
ストレスに対する反応性を減少させる物質の収縮
期血圧に対する効果を示すことにある。ストレツ
サーは、穏やかなフラストレーシヨンと緊張度を
生ずる様にデザインされている。被験者は、議論
の種になる様な質問や複雑な答を必要とする質問
に、充分答える時間は与えられていない。 図3は、このプロトコール期間での、収縮期血
圧の変化を示したものである。フレイグランス、
又はストレスに対する反応性を減少する物質を与
える前の期間では、穏かな(少し高い)ストレス
を与える質問は、低いストレスを与える質問に較
べて、約5mmHgの血圧の上昇を起している
(MS1−LS1)。フレイグランス、又はストレスに
対する反応性を減少する物質を与えた後では、
“活性物質”を嗅いでいる被験者グループは、穏
かな(少し高い)ストレスを与える質問の間で
は、低いストレスを与える質問中に較べて、1mm
Hgの収縮期血圧の低下を示したが、フレイグラ
ンス“A”を嗅いだ被験者グループでは、同じ期
間に8mmHgの血圧上昇を示している(MS2−
LS2)。 “活性物質”を嗅いだグループのフレイグラン
ス“A”を嗅いだグループに対する変化の差は次
の様になる。 “活性物質”のグループ A=(MS2−LS2)−(MS1−LS1) =−1−5=−6mmHg 非活性物質のグループ N=(MS2−LS2)−(MS1−LS1) =8−5=3mmHg 変化の差 A−N=−6−3=−9mmHg(p=0.03) この差の値は、前半の部分の実験で収縮期血圧
が増加したものが、“活性物質”により穏かな
(少し高い)フラストレーシヨンを受ける時に、
減少したことを示している。フレイグランス
“A”は、この効果を示していない。 実施例 3(B) 73才の男の被験者に、この発明で好ましい香料
を用いてテストした。香料の成分は、60%フレイ
グランス“A”と40%“活性物質”(実施例2参
照)からなる。香料の与え方は、前例に示したウ
イツクを備えた瓶で行つた。テストのプロトコー
ルは実施例3に記載したものでありまたプロトコ
ール期間(BL1,LS1,MS1,F,LS2,MS2及
びBL2)は、実施例3(A)に示したのと同じであ
る。図4に被験者の収縮期血圧の変化を、それぞ
れの期間についてライン81として示してある。
グラフ曲線は、図3の“活性物質”を嗅いだグル
ープの曲線72と同様なパターンを示している。
特に注目されるのは、LS1とMS1、及びLS2と
MS2の間での収縮期血圧の変化である。この被
験者は、香料を嗅ぐ前の期間の収縮期血圧
(MS1−LS1)の増加は、6mmHgであつたが、香
料を与えた後では、同じ期間(MS2−LS2)に8
mmHgの収縮期血圧の減少を示した。従つて変化
の差は、次の様に計算される。 A=(MS2−LS2)−(MS1−LS1) =−8−6=−14mmHg この実施例は、“活性物質”成分が人間のスト
レスに対する反応性を下げている事を示してい
る。 実施例 4(A) 2段階の臭いの条件について、要因分析実験法
を用いてテストした。結果の分析は、1変量分散
分析で行つた。要因(フアクター)は、エチルア
ルコールと水の混合物と、エタノールと“活性物
質”の混合物であり、レベルは、“活性物質”の
有無である。統計分析法の詳細は、実施例2に述
べた通りである。テストされた物質は、エチルア
ルコールと水の混合物と、エチルアルコールと
“活性物質”の混合物であり、“活性物質”の成分
は実施例2で述べた通りである。 この実験に使つた被験者は、ニユージヤージー
州のユニオンビーチ付近から選んだ。30人の被験
者が実験に使われ、15人ずつの2つのグループと
した。質問の内容は、テープレコーダーで与えら
れ、血圧は、実施例2で述べた自動脈搏血圧記録
計でもつて測定した。実験のプロトコールは次の
様であつた。 1 血圧計のバンドの装着。 2 質問。 3 ストレス: (a) ベースライン(BL1)。 (b) ムード自己レポート。 (c) 穏かなストレスを与える12の質問
(VB1)。 (d) ムード自己レポート。 (e) 連続計算演習(MB1)。 (f) ムード自己レポート。 4 トリートメント: (a) エチルアルコール/水(E)、又は (b) エチルアルコール/“活性物質”(E+)。 5 ストレス: (a) ベースライン(BL2)。 (b) ムード自己レポート。 (c) 穏かなストレスを与える12の質問
(VB2)。 (d) ムード自己レポート。 (e) 連続計算演習(MB2)。 (f) ムード自己レポート。 6 実験後の質問。 7 記録計の取りはずしと実験終了の指示。 最初の質問は、練習用のムード評価と、実験の
中心となる部分とは関係のない種々の質問から成
つている。ベースラインの期間では、被験者は静
かに休んだ状態にしている。ムード自己レポート
は被験者自身により、10段階(0−9)のスケー
ルでリラツクスの度合、怒りの度合、不安度、幸
福感、緊張度、当惑度、鎮静度、退屈度、興奮度
を評価する。穏かなストレスを与える質問は、実
施例2で述べたものと同じである。連続計算演習
は、被験者に、“0より5を足していつて下さい”
という風な指図がされ、答を書き込む様に要請さ
れる。被験者達は、あらかじめ正解数によつボー
ナスが与えられ事が伝えられている。 トリートメント期間の始めに、被験者はテスト
サンプルを、ウイツクを備えた1/8オンスの瓶で
もつて60%テスト物質及び40%食品用エチルアル
コールの混合物として嗅ぐ。ストレスの期間中
ずつとそれを嗅ぐ様にしてある。 このプロトコールでは、実施例2に較べてもう
少しストレスが高くなる様にしてある。連続計算
は、測定し得る仕事能率となる様にデザインされ
ている。 実験後の質問は、マルロウエ−クラウン/テイ
ラー(Marlowe−Crowne/Taylor)不安度ス
ケール、及び被験者のこの実験に対する反応を聞
く質問になつている。 2組の変化値が、実施例2及び3で示されたと
同様な方法で、この実験から計算される。最初は
ベースラインと言語によるストレスの間の差で、
第2は、ベースラインと計算によるストレスの間
の差で、それぞれ次の様になる。 VB変化=(VS2−BS2)−(VS1−BS1) MB変化=(MS2−BS2)−(MS1−BS1) 従つて効果を“活性物質”での変化量と水での
変化量の差として計算される。有意度は、実施例
2で述べたと同じ様に、3変量分散分析で求め
た。 【表】 ストレツサーによつては、有意度は変化するが
“活性物質”が存在することにより、収縮期血圧
及び弛緩期血圧が共に下がり、リラツクス度は上
り、退屈度も上がるが、不安度、緊張度、困惑度
は共に下がつた。 実施例 4(B) 2段階の臭いの条件について実施例4(A)と同じ
方法でテストした。トリートメントは、フレイグ
ランス“A”とフレイグランス“A”と“活性物
質”の混合物であつた。これらの成分について
は、実施例2に記した通りである。 この実験に使つた被験者は、ニユージヤージ州
のユニオンビーチ付近から選んだ。35人の被験者
を用い、19人がフレイグランス“A”を与えら
れ、16人がフレイグランス“A”と“活性物質”
の混合物を与えられた。 それぞれの変化値及び統計的有意度は、実施例
4(A)と同じ様に計算された。従つて効果は、フレ
イグランス“A”と“活性物質”の混合物での変
化量と、フレイグランス“A”での変化量の差と
して計算した。 【表】 従つて、“活性物質”の存在により血圧が下が
り、幸福感を増し、不安度、緊張度、怒りの度合
を下げている。この例により“活性物質”が人間
のストレスを減少している事をさらに示してい
る。 実施例 4(C) 2段階の臭いの条件について実施例4(A)と同じ
方法でテストをした。トリートメントは、フレイ
グランス“F”とフレイグランス“F”と“活性
物質”の混合物である。 これらの成分は次に示す通りである。 1 フレイグランス“F” イソボルニルアセテート ……19.42% シーダーウツド油 ……20.65% ボルニルアセテート ……6.75% パイン油 ……6.50% ヘキサハイドロ−4,7−メタノインダン−5
(又は6)−イルプロピオネート ……3.50% アセト酢酸エチル ……2.50% α−テルピネオール ……2.38% メチルノニルアセトアルデヒド ……1.56% リナロール ……1.62% クマリン ……1.25% ジプロピレングリコール ……33.86% 2 フレイグランス“F”+“活性物質” フレイグランス“F” ……60.00% “活性物質”(実施例2に記載) ……40.00% この実験に使つた被験者は、ニユージヤージー
州ユニオンビーチ付近から選んだ。65人の被験者
を用い、33人がフレイグランス“F”を与えら
れ、32人がフレイグランス“F”と“活性物質”
の混合物を与えられた。 それぞれの変化値及び統計的有意度は、実施例
4(A)と同じ様に計算された。従つて効果は、フレ
イグランス“F”と“活性物質”の混合物での変
化量と、フレイグランス“F”での変化量の差と
して計算した。 【表】 従つて、“活性物質”の存在により血圧が下が
り、鎮静感が増加している。 実施例 5 実施例2,3,4で行なつた実験を、“活性物
質”として、各々次に掲げる比較的純粋な物質を
用いて行う。 (1) 東インドナツメツグ油 (2) ネロリ油 (3) メイスエキス (4) 吉草油 (5) ミリスチシン (6) エレミシン、及び (7) イソエレミシン 実施例2,3,及び4で得られた結果とほぼ同
じ結果が、“活性物質”の代りに各々の比較的純
粋な物質を用いても得られる。 以下の実施例6では、次に掲げる物質が付香製
品に用いられ、それらの付香製品を使用すること
により、穏かなストレスに対する反応性を減少す
る効果が得られる。 表 11 1 実施例2の“活性物質” 2 比較的純粋な東インドナツメツグ油 3 比較的純粋なメイスエキス 4 ネロリ油 5 吉草油 6 ミリスチシン 7 エレミシン 8 イソエレミシン 実施例 6 化粧パウダーの調製 100gのタルクと0.25gの表8に示される物質を
各々加え、ボールミルで混合することにより、化
粧パウダーを調製する。それぞれの化粧パウダー
は、使用者のストレスに対する反応性を減少させ
ると考え得る効果を生ずる。 表8の物質1〜8を各々フレイグランス“A”
と、50:50の重量比で混合すると、フレイグラン
ス“A”のりんご様の香りが変化され、化粧パウ
ダーに用いる事が出来る。 実施例 7 コロン及びハンカチ用香水の調製 95%の水性エチルアルコールに、表8の各々の
物質を2%,2.5%,3.0%,3.5%,4.0%,4.5%,
5.0%の濃度で加え、同時に実施例2におけるフ
レイグランス“A”を4.0%,4.5%及び5.0%の濃
度で加え、種々の濃度と組合わせのコロンを調製
する。又、95%の水性エチルアルコールに、表8
の各々の物質を15%,20%,25%,30%及び40%
の濃度で加え、さらに実施例2におけるフレイグ
ランス“A”を10%の濃度で加え、ハンカチ用香
水とする。それぞれのコロン及びハンカチ用香水
は、少しずつ異つたりんごの香りがし、それぞれ
のコロン、ハンカチ用香水は、使用者のストレス
に対する反応性を減少させる効果を与える。 実施例 8 デオドラントステツク デオドラントステツク組成品を次に記す試薬で
もつて調整した。 成 分 重量部 ・ プロピレングリコール 68.00 ・ ステアリン酸ナトリウム 7.00 ・ 蒸留水 23.75 ・ IRGASAN DP−300 (2,4,4−トリクロロ−2′−ヒドロキシジ
フエニルエーテル、Ciba−Geigyの製品でその
商標) 0.25 ・ フレイグランス“A”(0.5重量部)と表8の
1〜8の内の1つの物質(0.5重量部) 1.00 フレイグランス“A”と“活性物質”の混合物
を除いて、他の成分を混ぜ、75℃に加熱する。こ
れらの成分は、ステアリン酸ナトリウムが溶ける
まで攪拌加熱する。得られた混合物を40℃に冷却
し、フレイグランスと“活性物質”(表8のスト
レスに対する反応性を減少する物質から選んだ一
つ)の混合物を加え、懸濁液が出来るまで40℃で
攪拌する。 得られた懸濁液をデオドラントステツクにす
る。これを使用する事により、ストレスの与えら
れる条件にある使用者の生理的及び、又は主観的
なストレスに対する反応性を減少させる。 実施例 9 固形室内デオドラント製品 固形の室内デオドラント製品を次の様にして調
製した。 成 分 重量部 ・ A部: 蒸留水 88.45 ゲルカリン AFG 15 (GELCARIN AFG 15) 〔マリンコロイド(Marine Colloids)〕(1) 3.00 ホルムアルデヒド 0.05 ・ B部: グリセリン 3.50 ・ C部: フレイグランス“A”(0.5重量部)と表8の1
〜8から選ばれた一物質(0.5重量部) 1.00 ・ D部: ツウーン 80(TWEEN 80) (ICIアメリカンス)(2) 4.00 1 水を85℃に加熱し、ゲルカリン AFG 15
(GELCARIN AFG 15)を懸濁する。 2 温度を85℃に保ちながら、グリセリンをゆつ
くりと加える。 3 ツウーン 80(TWEEN 80)とフレイグラ
ンス“A”と“活性物質”の混合物を混ぜる。 4 得られた混合物にツウーン(TWEEN)/
(フレイグランス+活性物質)組成物を加える。 5 ホルムアルデヒドを加える。 6 得られた混合物を、型に流し込む。 冷却した後、型をはずし、固形のケーキを取り
出し、標準的な室内デオドラント容器に入れる。 室内デオドライザーとして、標準的に用いると
4分間後に室内に気持のよいりんごの芳香が広が
り、その部屋に居るストレスの与えられる条件に
ある人の、ストレスに対する反応性がかなり減少
される。 注:(1) ゲルカリン AFG 15(GELCARIN
AFG 15)は、Marine Colloids,Inc.Division
of FMC Corporation(Springfield,New
Jersey 07081)の製造するカラギーナンであ
る。 (2) ツウーン 80(TWEEN 80)はポリソルベ
ート80、又は(ポリエチレングリコール)6−ソ
ルビタンオレエートで、ICI Americas Inc.
(Wilmington,Delawave 19897)の製品。 実施例 10 ボデイオイル ボデイオイル組成品を次の様にして調製した。 成 分 重量部 ・ ミネラルオイル〔KLEAROL (Witco)〕 45.0 ・ ミリスチン酸イソプロピル 50.0 ・ フレイグランス“A”(2.5重量部) と表8の1〜8の中から選ばれた1つの 物質(2.5重量部) 5.0 ボデイオイルは、上記の成分を混合し、攪拌
し、ロ過して調製する。 表8の1〜8の物質を用いて調製されるボデイ
オイルは、使用者にストレスに対する反応性を減
少させると考えられる効果を生ずる。それに加え
て好ましいりんごの香りがそれぞれの調製品に与
えられる。 実施例 11 毛髪用加熱オイルトリートメント 毛髪用の加熱オイルトリートメントを次の成分
から調製した。 成 分 重量部 ・ ユコン(UCON)50−HB−660(1) (ユニオンカーバイト製) 65.9 ・ ユコン(UCON)50−HB−400(2) (ユニオンカーバイト製) 30.0 ・ ラントロール AWS (LANTROL AWS)(3) 3.0 ・ プロピルパラベン 0.1 ・ フレイグランス“A”(0.5重量部) と表8の1〜8から選ばれた1つの物質 (0.5重量部) 1.0 上に掲げた成分を、記載された順序で攪拌しな
がら加えて調製する。 表8のそれぞれの物質を用いて調製した毛髪用
加熱オイルトリートメントは、使用者にストレス
に対する反応性を減少させると考えられる効果を
生ずる。それに加えて好ましいりんごの香りがそ
れぞれの調整品に与えられる。 注:(1) ユコン(UCON)50−HB−660は、
(ポリプロピレングリコール)12−ブチルエーテ
ルで、Union Carbide(Danbury,Connecticut
06817)の製品。 (2) ユコン(UCON)50−HB−400は、(ポ
リプロピレングリコール)9−ブチルエーテル
で、Union Carbide(Danbury,Connecticut
06817)の製品。 (3) ラントロールAWS(LANTROL AWS)
は、水に懸濁するアルコキシル化されたラノリ
ンで、Emery Industvies(Cincinnati,Ohio
45202)の製品。 実施例 12 室内エアスプレー 室内エアスプレーを次に揚げる成分を用いて調
製する。 成 分 重量部 ・ スパン80(SPAN80) 1.00 ・ フレイグランス“A”(0.125重量部)と表8
の1〜8の中から選ばれた1つの物質(0.125
重量部) 0.25 ・ 蒸留水 68.75 ・ プロペラントA−46(2) 30.00 室内エアスプレーを、次の様にして調製する。 1 エアスプレー缶に水を入れる。 2 フレイグランス“A”と“活性物質”の混合
物をスパン(SPAN80)と混ぜる。 3 容器にフレイグランス/“活性物質”/スパ
ン80組成物を入れる。 4 缶の蓋を密封する。 5 プロペラントA−46で加圧する。 6 バルブにノズルを付ける。 得られたエアスプレーを用いて、内容物を普通
の換気条件の20′×20′×10′の部屋(T=18℃)
(65〓)に噴霧すると、部屋に4分間後快よいり
んごの香りが広がり、その部屋に居るストレスの
与えられる条件にある人のストレスに対する反応
性を、かなり減少する。 注 1 スパン80(SPAN80)はICI Americas Inc.
wilmington,Delaware19897製である。 2 プロペラントA−46は85重量%イソブタンと
15重量%プロパンとの混合物である。
【図面の簡単な説明】
図1は、実施例1(B)に述べられた方法で得られ
た、東インドナツメツグ油のヘツドスペースのガ
スクロマトグラムを示した図である(ガスクロマ
トグラフイーの条件:OV−1フユーズドシリカ
カラム使用、プログラム−75〜220℃、2℃/
min)。図2は、実施例1(A)の方法で東インドナ
ツメツグ油を2度蒸留し、その蒸留区分7〜12を
合わせたもののガスクロマトグラムを示した図で
ある。(ガスクロマトグラフイーの条件:122m×
0.8cm(400′×0.032″カルボウツクス−フユーズド
シリカ(Carbowax−fused silica)カラム使用、
プログラム−75〜220℃、2℃/min)。図3は、
次のストレス条件下の人間の血圧変化にあたえる
効果を示した図である。血圧の変化はmmHg単位
で示した。 (i) 実施例3のプロトコールに従つて実施例2に
記載された活性物質の組成物によるもの。 (ii) 実施例2に特に記載されたフレイグランス
“A”といわれるフレイグランス組成物による
もの。 グラフ曲線71は、“活性物質”、即ちナツメツ
グ油、メイスエキス、ネロリ油、及び吉草油を含
まないフレイグランス“A”について、収縮期血
圧を実施例2で定義されたプロトコール期間(即
ち、BL1,LS1,MS1,F,LS2,MS2,及び
BL2)に対しての変化を示したものである。プロ
トコール期間は、次の様である。 BL1−ストレスのベースライン。 LS1−ストレスの低いストレスを与える6つの
点。 MS1−ストレスの穏かな(少し高い)ストレ
スを与える6つの点。 F−ストレスとストレスとの間で、フレイグ
ランス“A”を与え、血圧を2度測定する。 LS2−ストレスの低いストレスを与える6つの
点。 MS2−ストレスの穏かな(少し高い)ストレ
スを与える6つの点。 BL2−ストレスの終りのベースライン。 グラフ曲線72は、実施例2での“活性物質”、
即ちナツメツグ油、メイスエキス、ネロリ油、及
び吉草油の混合物を用いた時の、収縮期血圧をプ
ロトコール期間に対してグラフにしたものであ
る。プロトコール期間は、上に述べたものと殆ん
ど同じであるが、期間Fにおいてフレイグランス
“A”の代りに、ストレスに対する反応性を減少
させる“活性物質”を与える。図4は実施例3の
プロトコールによる活性組成物のストレス条件下
におかれた人間に対する血圧効果をフレイグラン
ス“A”のフレイグランス組成物との協働下で示
した図である。ここで血圧は実施例4に記載の方
法で測定し、単位はmmHgである。曲線81はフ
レイグランス“A”と活性物質すなわちナツメツ
グ油、メイスエキス、ネロリ油、および吉草油の
組成物について実施例4に記載のプロトコール期
間(すなわちBL1,LS1,MS1,F,LS2,MS2
およびBL2)に対する収縮期血圧(mmHg)のグ
ラフである。図5は本発明の人間のストレスに対
する生理的及び、又は主観的反応性を減少させる
活性物質を含む組成物を作るのに使用する装置の
側面図である。図6は図5の装置の矢印の方向の
前面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ナツメツグ油、メイスエキス、ネロリ油、吉
    草油、ミリスチシン、エレミシン及びイソエレミ
    シンの内から選ばれたストレスに対する反応性を
    減少する物質の有効量を含有することを特徴とす
    る人間のストレスに対する生理的及び、又は主観
    的反応性を減少させる医薬。 2 ストレスに対する反応性を減少する物質が吸
    入及び/又は経皮的な浸透によつて吸収せしめら
    れる特許請求の範囲第1項記載の医薬。 3 ストレスに対する反応性を減少する物質がナ
    ツメツグ油であり、該ストレスに対する反応性を
    減少する物質の単位投与量が13乃至1000マイクロ
    グラムの範囲である特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の医薬。 4 ストレスに対する反応性を減少する物質がミ
    リスチシンであり、その単位投与量が0.013乃至
    50マイクログラムの範囲である特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の医薬。 5 前記のストレスに対する反応性を減少する物
    質と混合可能な担体としての香料組成物を含有
    し、担体としての香料組成物に対する前記のスト
    レスに対する反応性を減少する物質の重量比が
    1:100乃至100:1の範囲である特許請求の範囲
    第1項乃至第4項のいずれか1項に記載の医薬。 6 さらにエチルアルコールを含有し、エチルア
    ルコールに対する前記のストレスに対する反応性
    を減少する物質の重量比が1:99乃至99:1の範
    囲である特許請求の範囲第1項乃至第5項のいず
    れか1項に記載の医薬。
JP60253896A 1984-11-14 1985-11-14 人間のストレスに対する生理的及び、又は主観的反応性を減少させる医薬 Granted JPS61267526A (ja)

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JP2001049286A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Pola Chem Ind Inc ストレス緩和用の香料組成物及びそれを含有する組成物

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