JPS61267526A - 人間のストレスに対する生理的及び、又は主観的反応性を減少させる医薬 - Google Patents

人間のストレスに対する生理的及び、又は主観的反応性を減少させる医薬

Info

Publication number
JPS61267526A
JPS61267526A JP60253896A JP25389685A JPS61267526A JP S61267526 A JPS61267526 A JP S61267526A JP 60253896 A JP60253896 A JP 60253896A JP 25389685 A JP25389685 A JP 25389685A JP S61267526 A JPS61267526 A JP S61267526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stress
reactivity
substance
oil
micrograms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60253896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0523245B2 (ja
Inventor
クレイグ ビイ.ウオレン
マリナ アリス ムンテニユ
ゲーリー イー.シユワルツ
カルロス ビネイム
ヘンリー ジイ.ウオルター,ジユニア
ロナルド エス.レイト
ドナルド アーサ, ウイテイコーム
ブラジヤ デユラル ムークハージー
ロバート ウオルター トレンケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yale University
International Flavors and Fragrances Inc
Original Assignee
Yale University
International Flavors and Fragrances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yale University, International Flavors and Fragrances Inc filed Critical Yale University
Publication of JPS61267526A publication Critical patent/JPS61267526A/ja
Publication of JPH0523245B2 publication Critical patent/JPH0523245B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/335Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • A61K36/75Rutaceae (Rue family)
    • A61K36/752Citrus, e.g. lime, orange or lemon
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • A61K36/84Valerianaceae (Valerian family), e.g. valerian
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/20Hypnotics; Sedatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/12Antihypertensives

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皇呈上皇剋里光互 本発明は、人間の生理的及び、又は主観的なストレスに
対する反応性を減少するのに有効な、ナツメッグ油、メ
イスエキス、ネロリ油、吉草油、ミリスチシン、エレミ
シン、及びイソエレミシンの内より選ばれた一つ、又は
それ以上の混合物(以下において“活性物質”とも称す
る)を、皮膚吸入、又は吸入により、ストレスを与える
条件下におかれた人間に与える事により、その人間の生
理的及び、又は主観的なストレスに対する反応性を減少
させる方法に関するものである。
■の解゛°シよ゛とする問題点 上に述べた“活性物質”は、そのものとして、又はアル
コール或いは香料などを含む組成物の一部として、与え
ることが出来る。また付香製品に“活性物質”を加える
ことにより使用することも出来る。その様な付香製品と
しては、固体又は液体の陰イオン性、陽イオン性、非イ
オン性、或いは両性イオン性の洗剤、繊維製品柔軟剤、
繊維製品柔軟用製品、化粧パウダー、整髪製品、デオド
ラントステック、室内芳香剤、及び付番高分子製品など
が例としてあげられる。
本発明のより好ましい方法は、吸入による投与であり、
その為には閉じられた環境、例えば部屋に“活性物質”
を入れ、中に居る人間に嗅げる様にすればよい。その為
には例えば、室内芳香剤に“活性物質°を加えることに
より目的を達することが出来る。さらに詳しくは、後で
述べられる様に、本発明のストレスに対する反応性を減
少させる“活性物質”を、空気中に1リツトルに付き約
1−125マイクログラム存在させることにより本発明
を実施することが出来る。
本発明を実施することにより、生理的及び、又は主観的
な反応性を減少させ得ることは、ストレスを与える条件
下で、客観的にはその人間の血圧の減少でもって、又主
観的には自己レポートにおいて、鎮静層、及び幸福怒等
に有意な向上がみられ、又光感度及び怒りの度合等に有
意な減少がみられることによって示される。
本発明によるストレスに対する反応性の減少を生ずる物
質の効果を確かめる方法は新規である。
この方法は、心理的変化の測定と、生理的変化の測定、
及びストレスを与える方法とを組み合わせて、ストレス
に対する反応性を減少させると思われる物質の、ストレ
スに対する生理的及び、又は主観的反応に対する効果を
、その物質のみについて、又はエチルアルコール、調香
料、或いは付香製品、コロン等に加えて用い、測定する
ことの出来る初めての方法である。
“ストレス”とは個々の人生において、その人の平衡状
態を乱すある特定の生理的及び、又は主観的影響を与え
る事件、又は経験をさしている。
(Glock、C−Y、& Leonard、H,L、
、Journal of ChronicDiseas
es+  179.5.1956)、ストレスの原因と
しては、個人の職業、例えば頻繁な空港のコントロール
タワーでの従事、又は転職、家族の死、離婚などの人生
における変化、或いは日常の煩雑さからくる小さないら
いらとか緊張等があげられる。
“反応性”とは、個人の生理的及び、又は主観的状態が
ストレスによって変化をきたされることを言う。本発明
においては、“反応性”は平衡状態での血圧に対して、
ストレスを与えた時に生じた血圧の変化を測定すること
により、客観的に確かめる事が出来る。又ここで“生理
的変化”とは、この様な反応性を示すのに用いられてい
る。
経口、又は皮下注射などで与えられる医薬とは異なり、
本発明の実施に用いられる物質は吸入及び、又は経皮に
より与えられる。従って本発明を実施するに当り、“投
与量”とは以下において、ストレスに対する反応性を減
少する物質が吸入され、残った量より血液中に吸収され
た量、又は皮屑より吸収され血液中に吸収された量を計
算したものを意味する目的で使われている。
本発明の目的においては、統計的に有意なストレスによ
り生じた収縮期血圧(p<0.1)の変化は、一般に3
n+Hg以上である。
以下に述べる主観的反応性とは、個人の自己レポートに
おいて次に記す感情について、統計的に有意な変化(p
<0.05)を示す場合をいう。
リラックス度の減少 幸福感の減少 鎮静度の減少 心配度の増加 緊張感の増加 光感度の増加 怒りの度合の増加、及び又は 不安度の増加 ストレスに対する反応性は個人個人で異なる。
成る人が打ち勝てる様なストレスでも、他の人を病気に
することもある( Executive Fitnes
sNewsletter、Rodale Press 
Inc、、Vol、 15、患17.1984)。“反
応性”とは以下ではストレスに対するマイナスの反応を
意味している。
ストレスに対する“反応性”は、医薬よる治療を要する
様な平常時での異常に高い血圧とか、精神の不安定等と
混同してはならない。例えば、数週間繰り返し血圧を測
定し、常に収縮期血圧が140tm)Ig;弛緩期血圧
が90 wHg以上であると定義されている高血圧症と
混同してはならない(高血圧の発見、診断、治療に関す
る国家共同委員会のレポート、Journal of 
the AmericanMedical As5oc
iatton+ 277.255−261.1977)
反応性、高血圧、精神不安定は共に関連があることは確
かである。異常な精神不安定、又は抑圧感は、その主た
る原因となる理由として、無力感、半信半疑、予期、目
的のない興奮、或いはそれらと同様な条件が、主なもの
としてあげられる(Zucker、M、 & Spie
lberger、C−D、、  Ea+otionsa
nd Anxiety ” +Lawrence Er
lbaum As5ociates。
Publishers、1(illsdale、New
 Jersey+ 1976、又、The Diagn
ostic and 5tatistical Man
ual of theAo+erican Psych
iatric As5ociation、DSM 31
980を参照)。
本発明をさらに詳しく述べると、 1)、近代の医薬及びアロマテラピーの殆んどは、主に
病気の治療を目的としている。本発明の実施は、医者と
必要としない様なストレスによって生する人の生理的及
び、又は主観的な反応性を軽減させることにある。普通
、通常のストレスに対する反応性は、収縮期血圧の断続
的な上昇として測定可能ではあるが、外面的には明らか
に観測出来る様な反応を伴なわない。
本発明に用いられる物質は、生理的効果があることは知
られていたが、それらは民間医薬或いはナツメッグ油を
鎮痛剤(外用薬)として、又ネロリ油を外用薬としてで
はなく内服することを記している(Valnet、J、
  ”The Practice of Aroma−
therapy ” 、 Destiny Books
、Division of Innerぜいたくなリラ
ックスするデオドラントのバスオイルが出来るとしてい
る。これはネロリ油が最も有効な鎮静作用のある抗抑う
つ性の油であり、不眠症、ヒステリー、精神不安定、抑
うつ症に有効であるという記述と一致している(Tis
serand、 R。
” The Art of Aromatherapy
 ”+  Destiny Books。
Division  of  Tnner Tradi
tions  International。
Ltd、+  New Yo釧<、N、Y、  1 9
83)  。
アロマテラピー、及び民間医薬の文献には、上に述べた
様に、投与はダラム量を経口投与したり、    −ダ
ラム量を身体にマツサージ等をして行なう事が記しであ
る。しかしながら本発明に述べられている様に、植物か
ら得られた物質、又はそれらを合成したものがマイクロ
ダラムの単位で吸入、又は経皮により、ストレスに対す
る生理的及び、又は主観的反応性を減少するということ
は、どの文献にも記されていない。
2)6本発明の実施により得られる効果は、ストレスに
より生ずる血圧の上昇を減少させることを含み、メディ
テーション(黙想法)やバイオフィードバック(生理自
己制御法)等によって得られる結果と同じ様なものであ
る。しかしながらメディテーションやバイオフィードバ
ックの様にトレ゛−ニング等は必要とせず、本発明にお
けるストレスに対する反応性を減少させる物質を使用す
ることが出来る。本発明によるストレスに対する反応性
を減少させる物質の効果は、その物質を吸入することに
より、4分間以内に得ることが出来る。
3)、精神安定剤等とは異なり、本発明に用いる物質の
揮発性成分(例えば、ナツメッグ油、メイスエキス、ネ
ロリ油、吉草油、ミリスチシン、エレミシン、及び、又
はイソエレミシン等)の効果は、本質的には予防的なも
のであり、ストレスが与えられる条件が存在する時、ス
トレスに対する生理的及び、又は主観的反応性を減少す
るものである。ストレスの無い人間に対しては、本発明
の方法による効果は得られない。
従ってバスオイル成分に活性物質を加える事は、この発
明の実施とはならない。何故なら、入浴することは普通
ストレスの与えられる様な状態が起ルによるリラックス
効果は、長い間ストレスに対する反応性が下らない人に
対する効果かも知れない。
4)0本発明の実施は、調香料等に例えばナツメッグか
らの精油を加えたりする従来の技術とは区別される。近
代における香料の使用は、ストレスの無い状態での使用
であり、その上、ストレスに対する反応性を減少させる
効果のある濃度以下にしか活性物質を空気中に存在させ
ない。
生理的及び、又は主観的反応性を以下に述べる方法によ
りテストし、検知する方法にも関する。即ちそのテスト
法とは、 1)、被検者の初期血圧、及びムードの測定。
2)、被検者にストレッサー(ストレスを与える様な質
問又は作業等)を用いてストレスを与える。
3)、同時に被検者にストレスを与えたことによる血圧
の変化、及びムードの変化を測定する。
4)、被検者に、ストレスに対する反応性を減少させる
と考えられる物質を与える。
5)、被検者に、ストレッサーを与え、同時にストレス
に対する反応性を減少させると考えられる物質を与えた
ことによる血圧の変化、及びムードの変化を測定する6 の順序により行なわれる。
前にも述べた様に、本発明はナツメッグ油、メイスエキ
ス、ネロリ油、吉草油、構造式、を持つミリスチシン、
構造式、 を持つエレミシン、構造式、 を持つイソエレミシンの内から選ばれた一つ、又は、二
種以上の混合物を、単一か或いは他の物質、例えば付香
製品、コロン及び、又はエチルアルコール等と混合した
ものを有効量与えることにより、ストレスを与える条件
下におかれた人間のストレスに対する生理的及び−又は
主観的反応性を減少させる方法が主目的である。
ナツメッグ油、メイスエキス、ネロリ油、及び吉草油に
ついては、種々の品種の物が本発明の実施において有用
である。従って、例えば東インドナツメング油、及び西
インドナツメング油は、共に本発明に用いることが出来
る。標準商業品種のメイスエキスがこの発明で用いられ
るが、さらに純度の高くしたものでもよい。同様、市販
の吉草油がこの発明に用いられるが、二層蒸留された様
な、さらに純度の高いものでも用いることが出来る。
さらに、天然に存在する、或いは合成によって作られた
ミリスチシン、エレミシン、及びイソエレミシンを本発
明に用いることが出来る。
従って、構造式1を持つミリスチシンは、東インドナツ
メッグ油、西イントナツメソゲ油、又はフィジナッメソ
グ油より蒸留により分離することも、出来るが、又次の
反応によって合成することも出来る。
従うて、本発明は下記の成分を単独、又は混合物として
使用することにある。
ナツメッグ油、 メイスエキス、 吉草油、 ネロリ油、 ミリスチシン、 エレミシン、及び、又は・ イソエレミシン。
そしてこれらの成分、即ち“活性物質”はそのまま、又
はさらに他の非活性物質の担体(例えば、エタノール、
調香料、付香製品)と共に、ストレスの与えられる条件
下におかれた人間に与えられ、その人間のストレスに対
する生理的及び、又は主観的反応性を減少させる為に用
いられる。この反応性の減少は、その人のストレスによ
って生ずる血圧の増加度の低下、及び鎮静度、幸福感等
の有意な向上、及び困悪度、怒りの度合等の有意な低下
として示される。実施例2.3.4、及び5で示される
如く、ストレスの反応性に対する生理的変化、及び主観
的徴候は量的に測定し得る。
繰り返し述べると、本発明における“活性物質”として
ストレスに対する反応性を減少させるナツメッグ油、メ
イスエキス、ネロリ油、吉草油、ミリスチシン、エレミ
シン、及びイソエレミシンは、それぞれ香料物質として
既知である。例えば、構造式1をもつミリスチシンは、
香料に有用なスパイスの香りを与える。
しかしながら、ここで用いられる“担体香料”、及び“
担体調香料”という言葉は、“活性物質”以外の有機化
合物の混合物で、非活性物質という意味で用いられてい
る。それらの例としては、芳香アルコール類、例えば構
造式、 を持つ様な芳香アルデヒド類、ケトン類、ニトリル類、
例えば構造式、 或いは構造、 を持つ環状エーテル等のエーテル類(但し、エレミシン
、イソエレミシン、及びミリスチシンは除り)、ラクト
ン類、炭化水素、合成及び天然精油(但し、ナツメッグ
油、ネロリ油、メイスエキス、  。
及び吉草油は除り)、等が掲げられ、これらの混合しよ
い香りのする香料として使用される。
本発明の実施において、最新の技術による調香料、コロ
ン等を担体として用いられるが、“活性物質”も香料で
あるので、次に記することを考慮に入れなければならな
い。
調香料は普通、(a)主調になるノート、“ブケー”或
いは基礎ノート、山)主調ノートを和らげ、共にに生か
される修飾ノート、(c1その調香料に、一定の香りを
与え、揮発度を下げるフィクサティブ、及び(d)通常
低沸点で、新鮮な香りのするトップノートからなってい
る。
調香料は、それぞれの成分が調香料の特徴ある香りに寄
与しているが、全体としての調香料の効果は、個々の成
分の効果を合計したものである。
従って個々の香料化合物又はそれらの混合物は、目的と
する調香料の芳香を変化させるのに用いる事ができる。
例えば、調香料中の他の成分の香りを強く出したり、又
和らげたりすることが出来る。
この発明の“活性物質”は、ストレスを与える条件にお
かれた人間のストレスに対する反応性を減少させると共
に、担体としての調香料の芳香の性質をも変える。従っ
て、担体としての調香料の処方による芳香よりも、全体
として担体調香料をベースとして、好ましい芳香を得る
様に処方を作らなければならない。
“活性物質”を含む調香料、コロンは、吸入によって与
えられるが、また皮膚に付けて使用される場合には、皮
膚からの吸収によって与えられる事をみとめなればなら
ない。室内芳香剤の場合には、はぼ全体が吸入によって
与えられる。
ストレスに対する反応性を減少する調香料の使用者に対
する有効量は、多くの要因によって異なる。その様な要
因としては、使用者の皮膚の状態、使用中の湿度、温度
、気圧等の環境条件、使用時の使用者の精神状態、使用
者の体重、血圧等の身体の状態等があげられる。即ちこ
れらの全ては、使用者個人の反応性、及び安楽と感じる
度合が、その使用者に対する有効量を決めるという事で
ある。
調香料は、そのまま(100%)、又はコロンとして使
用することが出来る。“活性物質”の有効量を確実にす
る為には、使用量、使用回数、例えば夏用と冬用とかい
った処方の種類等も考慮に入れなければならない0本発
明においては、コロンとは、アルコール、又は水性アル
コールに入れられた調香料をさす。コロンは調香料が1
〜99%で、残りがアルコール、又は水性のアルコール
である。水とアルコールの比は、50:50から0:1
00の間である。普通用いられるアルコールの例として
は、5DA−39=(、SDA−40、或いは190度
又は無水アルコール等である(“Ethyl Alco
hol Handbook”5 Th Edition
+National Distillers and 
Chea+1cal Co、参照)。
コロン製品には、溶解化剤、柔軟化剤、ヒエーメクタン
と、濃化剤、静菌剤、その他の化粧品に用いられる材料
等を加えてもよい。
通常、調香料及びコロンは、“活性物質”を吸入又は嗅
ぐことにより、身体に取り入れられるが、又皮膚に付け
ることにより、皮膚吸収により取り入れられる。
又、ストレスに対する反応性を減少させる物質と合う調
香材料を用いて、担体としての製品に付番することも出
来る。その様な付香製品としては、■ 繊維柔軟製剤、BOUNCE  (Procter& 
Gaa+ble Co。
C3ncjnnati、0hioの商標)の様なドライ
ヤー用繊維柔軟剤製品、化粧パウダー、タルク、固体又
は液体性の陰イオン性、賜イオン性、非イオン性、或い
は両イオン性の洗剤、付番高分子、デオドラントステッ
ク、整髪製品、石鹸等が例としてあげられる。さらにこ
の発明でのストレスに対する反・ 応性を減少させる物
質と合う香料材料を用いて室内芳香剤として用いる事が
出来る。従って多くの葺新の技術による調香料や付香製
品が、“活性物質”を加える事により、本発明を実施す
る為に用いることが可能である。この様に、ストレスに
対する反応性を減少させる物質を、単独又は担体として
の調香料或いは付香製品と共に用いる事が出来る。多く
の市販の製品が担体材料と成り得る。
これらの付香製品に加えられる量としては、調香料とス
トレスに対する反応性を減少させる“活性物質”とを合
わせて、0.1重量パーセントの低い濃度でもよい。一
方、室内芳香剤の場合には、調香料とストレスに対する
反応性を減少させる“活性物質”とを合わせて、99重
量パーセントの高い濃度でもよい。この様に、付香製品
には、非活性の調香料と、ストレスに対する反応性を減
少させる“活性物質1とを調合したものを、0.1〜9
9重量パーセント加えることが出来る。
本発明の実施として、ストレスに対する反応性を減少さ
せる“活性物質”を、デオドラントスナック又はデオド
ラント石鹸に加えた場合には、二重の効果が起る事は注
目に値する。
(1)  デオドラントステックそのものが、人間の腋
下のデオドラントとして働くのと同時に、(2)ストレ
スに対する反応性を減少させる“活性物質”が、吸入又
は皮膚吸収され、ストレスを与゛える条件におかれた人
間のストレスに対する生理的及び、又は主観的反応性を
減少させる。
付香製品としては、ストレスに対する反応性を減少させ
る“活性物質”を含む調香料を加えたポリエチレン、ポ
リプロピレン、又は他のポリマーからなる固体ポリマー
製品をも含む。それらの付番ポリマー製品は、既知の方
法で作ることができる。明細書に記載した活性物質はま
た歯みがき用組成物として投与することができる。
更に、ナツメフグ油、ネロリ油、メイスエキス、吉草油
、ミリスチシン、エレミシン、及びイソエレミシン等の
、本発明のストレスに対する反応性を減少させる物質は
、単独又は混合物として、多孔質のポリマー構造内に吸
収することも出来る。
又合成ポリマー以外の担体を用いて、付香製品を作るこ
とも出来る。その様な担体としては、例えば、グアーガ
ム、キサンチンガム、ガムアラピックなどのガム類、ゼ
ラチン、尿素−ホルムアルデヒドの共重合物の様なマイ
クロカプセル化の出来る担体等があげられる。これらの
中に、ストレスに対する反応性を減少させる“活性物質
“を、単独又はアルコールや調香料との混合物として入
れることが出来る。
上に述べた様に、精神安定剤とは異なり、“活性物質”
の効果は、ストレスの生ずる条件下におかれた人間の、
ストレスに対する生理的及び、又は主観的に反応性を減
少するものであり、ストレスの生じる条件下に置かれて
いない人間については、この発明における“活性物質”
を与えても効果は出ない。
ストレスに対する反応性を減少させる“活性物質”の、
担体としての調香料、コロン、或いは付香製品に対する
重量比は、約1;100から100:1が好ましい。こ
こで担体としての調香料、コロン、或いは付香製品に使
う香料材料には、ストレスに対する反応性を減少させる
物質、又は医療用精神安定剤として用いられる例えばベ
ンゾジアゼピン誘導体や、高血圧症に用いられるメチル
ドーパやプロピラノロール等の様な物質を含まない事が
重要である。
本発明において、“活性物f′″とエチルアルコールを
共に用いることは、特に重要である。エチルアルコール
は、“活性物質”の効果を強化しているかも知れないか
らである。既に述べた様に、エチルアルコールは、標準
コロンの成分である。
ストレスに対する反応性を減少させる“活性物質”とエ
チルアルコールを共に用いた場合、′活性物質”のエチ
ルアルコール(含有アルコール量)に対しての重量比は
、約1;99から99;1が好マしい0本発明で用いる
エチルアルコールは1.50%の水性アルコールから1
00%の無水アルコールを含む。
本発明の有利な点は、人間のストレスに対する生理的及
び又は主観的反応性を減少させる“活性物質”の投与量
が、マイクログラムの単位で非常に少ない事である。
さらに詳しく投与量について述べると、先ず“活性物質
1は、2つのグループに分けられる。
但し、両グループの物質は、単独又は混合物として使用
し得る。
本発明の目的とするグループ″ALEPH”の投与量は
、13マイクログラムから1. OOOマイクログラム
であり、グループ“BETt(”の投与量は、0、01
3マイクログラムから50マイクログラムである。グル
ープ“ALEPH″″と“BETI(”が−緒に使用さ
れる場合、投与量は約0.013マイクログラムからt
、oooマイクログラムであり、但しグループ“BET
I(”の“活゛性物質”は混合物中、約50マイクログ
ラム以下とする。
ここで言う投与量とは、呼吸により吸入され、残存し、
血液中に吸収された量、又は経皮により血液中に吸収さ
れた量を意味する。上に述べたレベルの計算するに当っ
ての推定は、表1及び表2とその説明文に示しである。
担体としての調香料(“活性物質”を含まない)と“活
性物質”グループ“ALEPH”との上限の重量比、即
ちtoo:tで“活性物質”を使用する場合には、“活
性物質”が約13から1.000マイクログラム必要で
あるので、担体としての調香料は、約1,300マイク
ログラム(1,3■)からvgl 00,000?4り
0グー)ム(0,1g) カ必要となる。さらに担体と
しての調香料(“活性物質”を含まない)と1活性物質
”グループ“BETH″との上限の重量比、即ち100
:1で “活性物質”を使用する場合には、“活性物質
”が約Q、O13から約50マイクログラム必要である
ので、担体としての調香料は、約1.3マイクログラム
から約5.000マイクログラム(5■)を必要とする
ことになる。
同様に、担体としての調香料(“活性物質”を含まない
)と“活性物質”グループ”ALEPH”との下限の重
量比、即ちt:tooで“活性物質”を使用する場合に
は、“活性物質”が約13からt、 o o oマイク
ログラム必要であるので、担体としての調香料は、約0
.13マイクログラムから10マイクログラムが必要と
なる。さらに担体としての調香料(“活性物質”を含ま
ない)と“活性物質”グループ″BETH″との下限の
重量比、即ち1 : 100で“活性物質”を使用する
場合には、“活性物質”が約0.013から約50マイ
クログラム必要であるので、担体としての調香料は、約
0.000L3マイクログラムから約0.50マイクロ
グラムを必要とすることになる。
従ってこの発明において使用される調香料と“活性物質
”との混合物の量は、 a)、グループALEPH″の“活性物質”では13マ
イクログラムから100,000マイクログラム(0,
1グラム)で、 b)、グループ“BET)1”の6活性物質”では0、
013マイクログラムから5. OOOマイクログラム
(5ミリグラム)の範囲になる。
既に述べた様に、本発明に基づく付香製品は、非活性物
質である担体香料と“活性物質”とを合わせて約0.1
重量%から99重量%含むことが出来る。従って本発明
に基づいて付香製品の重さが100グラムの物を作れば
、約0.1から99グラムの“活性物質”を含む香料を
用いることが出来る。しかしながら本発明の実施に当っ
ては、この範囲のみに制限されない。
本発明の実施に当って、付香製品により実際的な制限が
あることは認められる。例えば、“活性物質”を衣服に
着香することにより与え様とした場合、付香した洗剤で
もって衣服に着香しようとするのは困難かも知れないが
、付香した繊維柔軟剤で行えばより可能である。付番デ
オドラント製品、化粧パウダー、ハンドソープの様な製
品を用いる場合は、処方技術の工夫により可能であり、
室内芳香剤の様に非常に簡単な場合もある。
又、”ALEPH″グループの1活性物質”の13−1
000マイクログラム、及び“BET)(″グループの
“活性物質”の0.013−50マイクログラムという
投与量の範囲についても不確定性があることは認められ
る。発明の為の実験は、必要上人為的な条件で行わなけ
ればならなし1ので、結果は必ずしも正確に発明の広範
な実施における場合の投与量に、当てはまらない事も考
えられる。
本発明の理解を助ける意味で、又実施例から実際の広範
な本発明の実施を理解する助けとなる意味で、実験の条
件、本発明者らによる投与量の概算を以下に記す。
上に述べた”ALEPH”グループと” BIETH”
グループの有効投与量レベルは、実施例2に記される調
香用ブロック−1又は実施例3及び4で記されるウィッ
ク(心材)と小瓶の様な組合わせの装置から、被験者が
吸入して効果的に取り入れる量を推定したものである。
投与量の推定には、次の仮定をしている。
1、平均的被験者の休んでいる状態での呼吸速度は、1
分間に10リツトルとする。
2、揮発成分の25%が、吸入され残存するとする。こ
こでは、香料から揮発する物質の50%が吸入により取
り入れられ、その内50%が排出されると仮定している
3、効果的に体内に取り込まれる量は、呼人され残存し
た量の約10%とする。
4、平均体重を65キログラムとする。
この投与量の推定は、マリファナ煙草の吸入によるΔ9
−テトラハイドロカンナビノール(全9THC)の血漿
中におけるレベルの計算を基にしている。この場合、Δ
’ −THCの吸入された内約50%が残り、その内約
10%が血漿中に検出されている( Nahas、G、
and Paton+D、+eds、+”Mar−ih
uana:Biological Hffects、”
、in Advances 1nthe Biosci
ences、Vols 22/23 tPergan+
on Press+N、 Y、、page 289 、
1979 ) o上の推定に加えて、次に述べる点も考
慮に入れている。
1、ストレに対する反応性を減少させると考えられる成
分の含まれている香料から蒸発する物質の量は、重量の
減少量でもって得られた。
2、グループBETH”中の成分、即ちミリスチシン、
エレミシン、イソエレミシンのヘッドスペース中の濃度
は、ガスクロマトグラフィーを用いて測定した。
3、被験者が、ストレスに対する反応性を減少させる物
質を吸入した時間は、20分間であった。
次に示す表1及び表2は、結果をまとめたものである。
ス される  のレベル 1.空気中の濃度:吸入量/呼吸速度を推定(これは、
”ALEPH”又は“BETH″の蒸発速度を吸入され
ない部分を計算に入れる為、2で割り、さらに1分間に
10リツトルの呼吸速度で割ることにより求められる)
2、投与レベル:最低の投与レベルは、実施例2で10
分間に効果的に吸収される量である。
最低量はグループ”ALEPH″については、13マイ
クログラム、グループ“BETH”については0.01
3マイクログラムである。最低量については、鎮静用バ
スオイルや“活性物質”を外用として示す民間医薬の文
献より推定した。
ここで最大量は、麻酔作用があると報告されている量の
約1%又はそれ以下としている。
以上では、“活性物質”が身体内部の生体膜を通過して
取り入れられる呼人によって使用される場合のみが示さ
れているが、“活性物質”は、身体外部の生体膜、特に
皮膚組織から取り入れられることは、よく知られている
(例えば、民間薬やアロマテラピーにおける“活性物質
”の外用等を参照)。従って本発明の実施は、吸入及び
皮膚吸収による両方の場合を含み、両方法では、同じ投
与、量を用いると考えられてよい。
塞施適 以下に示す実施例1は、ストレスに対する反応性を減少
させる物質、例えばミリスチシン、エレミシン等の分析
方法、製法等の例を示す。実施例2.3.4.5は、本
発明のストレスに対する反応性を減少させ物質の調整、
及びテスト法を示す。
実施例6以下では、ストレスに対する反応性を減少させ
る物質を、付香製品に入れる例を示す。これらの実施例
は、本発明の広範な実施を制限するものではない。
実施例1 (A) 丘 東インドナツメッグ油を、蒸留段数1の短い蒸留塔を用
いて、注意深く蒸留し、次の蒸留区分を得た。
1   43/42  47/46  20/20  
26.22    42    47  20.0 7
7.63    43    48   20.0 7
3.14    45    52  20.0 67
.05    45    52  20.0  B4
.06    45    54  20.0 67.
67    47    63  20.0 58.4
8   49   76  20.0 62.59  
  63     B2    5,038.410 
  71  100   1.2 45.011   
94  10B    1,2 14.312   9
B   111   1.2 24.613  100
  117   1.2 26.914   96  
130   1.1 17.9蒸留区分13及び14を
合わせ、さらにスピニングバンド精留器(Ne5ter
 Faust Auto AnnularDistil
lation Unit )を用いて分留することによ
り次の区分を得た。
1   68/72 156/158  0.610.
6 1.72   72  161  0.60  2
.93   74  161  0.60  3.64
   72  15B   0.60  4.25  
 70  156  0.60  3.56   74
  157  0.65  3.27   71  1
59  0.50  4.2B    71  160
  0.55  4.99   71  159  0
.55  3.610   71  161  0.5
5  2.511   71  169  0.55 
 2.5蒸留区分7〜12をまとめ合せた。
図1は、前述の蒸留により得られた、蒸留区分−75〜
220℃、2℃/win ) a この様にして得られ
たかなり純度の高いミリスチシンを、実施例2で示され
る実験に用いた。
実施例1 (B) ナツメフグ油 びメイスンのヘッドスペース灰 2グラムの東イントナツメフグ油、又はメイス油を25
0ccのフラスコに入れる。このフラスコにステンレス
製の鉤を備えたゴム栓を付け、この鉤には、ジオクチル
フタレートを浸した2−のステンレス製−を付けておく
。このジエチルフタレートに、ナツメフグ油のヘッドス
ペースにある成分を15分間吸着させる。15分今後ム
栓をフラスコからはずし、鉤に付けた鯖を取りはずす。
ヘッドスペース成分を含むジオクチルフタレートは、を
間から遠心分離器で分離する。これをガスクロマトグラ
フィーで分析した(条件:0V−1フユーズド シリカ
(: fused 5ilica)カラム使用、プログ
ラム−75〜220℃、2℃/+++in)。
図2は、ナツメッグ油のヘッドスペースのガスクロマト
グラムであり、それぞれのピークの同定は下記に示す通
りである。
10    α−ツエン 11    α−ピネン 12    サビネン 13    β−ピネン 14     ミルセン 15    α−フェナントレン 16    Δ−3−カレン 17    α−テルピネン 18     p−シメン 19    γ−テルピネン 20    テルピノン 21    リナロール 22A、22B1−ヒドロキシ−1−メチル−4−イソ
プロピル−2−シクロヘキ サン 23   2−メチル−5−エチルフラン24   4
−テルピネオール 25    α−テルピネオール 26   1−メチル−3−ヒドロキシ−4−イソプロ
ペニルベンゼン 27    イソボルニルアセテート 28     n−アミルメトキシベンゼン29   
 オイゲノール 30    α−チルビニルアセテート31    α
−クベベン 32    オイゲニルメチルエーテル33    α
−コペン 34    トランス−イソオイゲノール35    
α−ベルガモテン 36   4−プロペニル−1,2−ジメトキシベンゼ
ン 37    ミリスチシン 38    δ−カジネン 39    エレミシン 40    4−アリル−2,6−ジメトキシ表4は、
ナツメッグ油のヘッドスペース成分を15分後、1時間
後、及び24時間後上に述べた方法で分析した結果をま
とめたものである。
表4.ナツメッグ油のヘッドスペース成分α−ツエン 
   2.80   2.90   2.30α−ピネ
ン   25.00  25.20  20.50カン
フエン    0.40   0.40   0.32
サビネン    25.20  24.40  21.
00β−ピネン   20.00  18.90  1
6.50ミルセン      2,80    3,0
0    3.00α−フェナントレン1.00   
1.00   1.10Δ−3−カレン  1.00 
  1.00   1.00α−テルピネン  3.8
0   4.10   4.4’Op−シメン    
1.30   1.40   1.41リモネン   
  6.60   7.30   8.00T−テルピ
ネン  4,50   5,10   6.80テルピ
ルン   1.20   1.40  .2.20リナ
ロール    痕跡    痕跡    0.50テル
ピネオール−41,802,306,・81α−テルピ
ネオール痕跡    0.20   0.60サフロー
ル     0.20   0,30   1.40投
与量の計算の目的の為に、ミリスチシンのヘッドスペー
スにおける濃度は、全ナツメッグ油の揮発量の0.1%
とした。
表5は、ナツメッグ油及びメイスエキスの平衡蒸気中の
ミリスチシンを、15分後、1.2.3.4、及び24
時間後、上に述べた分析方法で分析し得られたパーセン
トをまとめたものである。
表5.ナツメフグ油及びメイスエキスのヘッドスペース
の分析 15分    痕跡      痕跡 1時間    0.10     0.902時間  
  0.40     2.803時間    0.5
0     5. OO4時間    0.60   
  7.00表6は、東インドナッメッグ油、テルペン
レスナッメフグ油、2種類の市販ナッメッグ油、及びメ
イスエキスの全成分を示したものである。
これにより東インドナツメッグ油は、7.10%のミリ
スチシンを、メイスエキスは、31.00%のミリスチ
シンを含む事が判った。
実施例1  (c) エレミンからエレミシンの エレミシンをエレミ油から次の方法により分離した。
この純度94%のエレミシンは、後に述べる実施例5で
用いた。
実施例1 (D) ミリスチシンのA 次に述べる実施例2で用いるミリスチシンを、1、 2
−ジヒドロキシ−3−メトキシベンゼンより次の反応式
で示される方法で合成した。
H O □ /″′JOH 単離したミリスチシンは実施例5でも用いた。
実施例2 “2    ”の・ の゛ 4段階の臭いの条件について、要因分析実験法を用いて
テストを行った。結果の分析は、2変量分散分析で行っ
た。要因(ファクター)は、ツレイブランス“A″と、
′中性”ツレイブランスで、レベルは、“活性物質”の
有無である。結果の分析は、Digital Equi
pment Co、(DEC’)の11 /780VA
Xコンピューターを用い、BMDP統計ソフトウェアを
使って行なった。分散分析(ANOVA )技術につい
ては、R,B、McCall、 Fundamenta
11975に記載説明されている。
ここで“P”は、ANOVAの結果によって得られたF
−テストより得られる有意度を示す。P”は、得られた
結果が、ランダムエラーによる確率を示している。
ツレイブランスの成分は次の通りである。
1、ツレイブランス″A”の成分 3環式インクロマン構造、 & Fragrances Inc、の商標)・・−−
−47,1%構造 Inc、の製造する化合物)・・・・・・・21.1%
ジエチルフタレート・・・・・・・・12.6%ビーチ
アルデハイド・・・・・・・・10.5%プレニルアセ
テート・・・・・・・・・4.0%ヘキシルシンナミッ
クアルデヒド・・・2.6%イソアミルブチレート・・
・・・・・弓、3%構造、 Flavors & Fragrances Inc、
の製造する化合物)・・・・0.05% 構造、 を持つエチルマルトール又はベルトールブjレス(VE
LTOL PLUS) −・・−−−−・・−0,01
%2、“活性物質”の成分 東インドナツメッグ油・・・・・97.10%メイスエ
キス・・・・・・・・・・0.14%ネロリ油・・・・
・・・・・・・・0.98%ジエチルフタレート・・・
・・・・0.44%インド吉草油・・・・・・・・・・
0.05%3、ツレイブランス+“活性物質” ツレイブランス′″A”・・・・・・60.0%“活性
物質”・・・・・・・・・・・40.0%4、′中性”
ツレイブランス ジエチルフタレート・・・・・・100.0%5、“中
性”ツレイブランス+“活性物質”ジエチルフタレート
・・・・・・ 50.0%フレイグランス“A″・・・
・・・10,0%“活性物質”・・・・・・・・・・4
0.0%この実験の被験者は、コネチカット州ニューヘ
ーブン近辺から選び、120人の被験者を4つのグルー
プに分画し、それぞれ30人のグループとした。又実験
は、二重ブラインド(担当者及び被験者が共に、サンプ
ルについての情報が与えられていない)で行なわれた。
被験者は、−人づつテストされ、テープレコーダーによ
り指示される。
血圧と心拍数は、自動的に記録出来るデジタル脈搏血圧
記録計(式日医療器製、東京)を用いて行なった。この
プロトコール(テスト方法及び順序)では、トリートメ
ント、即ちツレイブランスを与えた場合、そうでない場
合、或いはストレスに対する反応性を減少させる物質を
与えた場合に、ストレッサー(ストレスを与える作業)
に対する心臓、及びムードへの影響を調べることが出来
る。
さらにストレスを与える間に、血圧とムードの変化を同
時に測定することを目的ともしている。こ病気に関係す
ると記されている事に元ずいている。
プロトコールは、次に示す通りである。
1、血圧計のバンドの装着。
2、質問。
3、 ストレスI: (a)  ベースライン (b)  ムード自己レポート。
fc)  低いストレスを与える6つの質問(LSI)
(dl  ムード自己レポート。
(e)  穏かな(少し高い)ストレスを与える6つの
質問(MSI)。
(f)  ムード自己レポート。
(a ベースライン。
(h)  ムード自己レポート。
4、トリートメント: (al  ツレイブランス″A″、又は(b)  ツレ
イブランス“A”+“活性物質”、又は (c)  “中性”ツレイブランス、又は(d)  “
中性”ツレイブランス、+“活性物質”。
5、 ストレス■: (al ベースライン。
(b)  ムード自己レポート。
(c1低いストレスを与える6つの質問(LS2)。
(d)  ムード自己レポート。
(e)穏かな(少し高い)ストレスを与える6つの質問
(MS2)。
(f)  ムード自己レポート。
(g)  ベースライン。
(h)  ムード自己レポート。
6、実験後の質問。
7、記録計の取りはすしと実験終了の指示。
最初の質問は、マルロウエークラウン(Marlowe
−Crowne)の抑圧度テストと、ティラー(Tay
lor)の不安度スケールのベンディグ(Bendig
)形式から取った53の正しいか間違いかの質問を与え
る。
これは、被験者を抑圧度と不安度から分離する為に用い
られる。ベースラインの間には、被験者は静かに坐り、
気楽にしている。ムード自己レポートは、被験者自身に
より7段階(0−6)によって自分のリラックス度、怒
りの度合、不安度、幸福感、緊張感、当惑の度合、鎮静
度、恐れ、及び眠けの度合を記録する。低いストレスを
与える質問、及び穏かな(少し高い)ストレスを与える
質問は、相関連テスト(Phase As5ociti
on Te5t )から選ばれている(Mandler
ら、” Re5ponse t。
Threat : Re1ations Aa+ong
 Verbal and Physiological
Findtngs 、  Ps colo  1cal
  Mono ra hs、  Vol。
75、患9.1961)。被験者は出来るだけ速く与え
られた質問に、最初に頭に浮んだ文を答える様に求めら
れている。低いストレスを与える質問としては、“あな
たの名前は”等が与えられる。
穏かな(少し高い)ストレスを与える質問としては、“
自分自身で一番好まない点は・・・・”、或いはもし自
分の子供が異った人種の人とデートをしていたら、私は
・・・”という様な質問がされる。
検査期間中では、被験者は“メジャリングライン″ (
Measuring Line)タイプの香料用ブロッ
ク−(臭いを嗅ぐ為の祇)  (Frank 0rla
ndi、 Inc:製、Long l5land C1
ty、 New York)からツレイブランス、又は
既に述べたストレスに対する反応性を減少する物質を嗅
ぐ。プロッターは長さ約15億、巾1.4CIllで、
これをツレイブランス及び、又はストレスに対する反応
性を減少する物質の20%エチルアルコール溶液に、約
2G浸し、5分間溶媒をとばし、被験者の鼻から約6C
Illの所に置くゆ最後の質問は、実験に対する被験者
の反応を聞いた。
得られた結果を分散分析すると、ツレイブランス“A”
と“活性物質”の混合物、又は“中性”ツレイブランス
と“活性物質”の混合物を嗅いだ被験者は、ツレイブラ
ンス“A”、又は“中性”ツレイブランスだけを嗅いだ
被験者に比べて、収縮期血圧と自己レポートに有意な変
化を示していた。
日常生活におけるストレスや人生での緊張に関係すると
考えられるのは、低いストレスを与える質問と穏かな(
少し高い)ストレスを与える質問との間での、血圧とム
ードの変化(MS−LS)である。特定の条件による変
化度は、条件を与える前と後での変化を較べればよい。
従って、ツレイブランス″A”又は“中性”ツレイブラ
ンスによる変化(N)は、 N= (MS2−LS2)−(MSI−LSI)により
求められる。
同様に、ツレイブランス“A”と“活性物質”との混合
物、又は“中性”ツレイブランスと“活性物質”との混
合物による変化度(A)を求めることが出来る。成る条
件と他の条件下との間の変化度は、それぞれの条件下で
の値の差を見ればよい。従って“活性物質”の効果は(
A−N)で表わされる。
表7は、“活性物質”の効果を、ツレイブランス“A”
と“活性物質”の混合物及び“中性”ツレイブランスと
“活性物質”の混合物による結果を合わせたもの(A)
と、ツレイブランス A″と“中性”ツレイブランスに
よる結果を合わせたもの(N)から得られる結果をまと
めたものである。
結果の変量分散分析では、表7に示された変化量は、“
活性”三変量相互作用による試験期間を数量的に表わし
たものである。か−る情況で、“期間”とは試験前の効
果に対する試験後の効果の平均である。すなわちすべて
の4つの試験の平均(LS2+MS2)−(LSI+M
S1)である。“試験”は低ストレスによる効果に対す
るおだやかなストレスによる効果の平均、すなわち、す
べての試験についての平均(MS 1 +MS 2)−
(LSI+LS2)である。“活性”は活性物質を含ま
ない組成物についての効果に対する活性物質を含む組成
物についての効果の平均である。
すなわちツレイブランス“A”+“活性”および中性ツ
レイブランス+“活性”についての平均(LS 1 +
LS 2 +MS 1 +MS 2)マイナスツレイブ
ランス″A”および中性ツレイブランスについての平均
(LS I +LS 2 +MS 1 +MS 2)で
ある。
表7.“活性物質”の穏かな(少し高い)ストレスに対
する効果 収縮期血圧   −4■Hg      O,08鎮静
度  0.77  0.01 当  怒 度     −2,310,03幸福感  
0.77  0.0003 怒のム −0,510,03 従って、′活性物質”がツレイブランス”A”、或いは
“中性”ツレイブランスに存在することにより、収縮期
血圧が下がり、鎮静度及び幸福窓が増加し、当悪度及び
怒りの度合が減少している。
この場合、主観的な効果が量的に示されただけではなく
、収縮期血圧の変化と関係付けられたことは重要である
実施例3 (A) 2段階の臭いの条件について、要因分析実験法を用いて
テストを行った。結果の分析は、1変量分散分析で行っ
た。要因(ファクター)は、ツレイブランス“A”とス
トレスに対する反応性を減少させると考えられる物質で
、レベルは、“活性物質゛の有無である。統計分析法の
詳細は、実施例2に述べた通りである。
テストされた物質は、ツレイブランス“A”と“活性物
質”で、それらの成分は実施例2に述べた通りである。
この実験で使った被験者は、ニューシャーシー州のユニ
オンビーチ近辺から選んだ。14人の被験者が実験1;
・使われ、7人ずつの2つのグループとした。質問の内
容はテープレコーダーで与えられ、血圧は、実施例2に
述べた自動脈搏血圧記録計でもって測定した。実験のプ
ロトコールは次の様である。
1、血圧計のバンドの装着。
2、質問。
3、 ストレス■: (al  ベースライン(BLI)。
(b)  ムード自己レポート。
(c)  低いストレスを与える6つの質問(LSI)
(d)  ムード自己レポート。
(Q)  穏かな(少し高い)ストレスを与える6つの
質問(MSI)。
(f)  ムード自己レポート。
4、トリートメント: (a)  ツレイブランス″A″ (F)、又は伽) 
“活性物質” (F)。
5、 ストレス■: (a)  ムード自己レポート。
(b)  低いストレスを与える6つの質問(LS2)
(e)  ムード自己レポート。
(d)  穏かな(少し高い)ストレスを与える6つの
質問(MS2)。
(e)  ムード自己レポート。
(f)  ベースライン(BL2)。
6、実験後の質問。
7、記録計の取りはずしと実験終了の指示。
プロトコールの詳かい点については、実施例2に示しで
ある。トリートメントの間、被験者はツレイブランス、
或いはストレスに対する反応性を減少させる物質を、ウ
ィック(心材)を備えた1/8オンス瓶に入れられた6
0%テスト物質と40%食品用エチルアルコールからな
る溶液として嗅ぐことになる。
実験は、ストレッサーとツレイブランス、又はストレス
に対する反応性を減少させる物質の収縮期血圧に対する
効果を示すことにある。ストレッサーは、穏やかなフラ
ストレーションと緊張度を生ずる様にデザインされてい
る。−被験者は、議論の種になる様な質問や複雑な答を
必要とする質問に、充分答える時間は与えられていない
図3は、このプロトコール期間での、収縮期血圧の変化
を示したものである。ツレイブランス、又はストレスに
対する反応性を減少する物質を与える前の期間では、穏
かな(少し高い)ストレスを与える質問は、低いストレ
スを与える質問に較べて、約5鶴Hgの血圧の上昇を起
している(MSI−LSI)。ツレイブランス、又はス
トレスに対する反応性を減少する物質を与えた後では、
“活性物質”を嗅いでいる被験者グループは、穏かな(
少し高い)ストレスを与える質問の間では、低いストレ
スを与える質問中に較べて、lflHgの収縮期血圧の
低下を示したが、ツレイブランス“A”を嗅いだ被験者
グループでは、同じ期間に9n+Hgの血圧上昇を示し
ている(MS2−LS2)。
“活性物質”を嗅いだグループのツレイブランス“A”
を嗅いだグループに対する変化の差は次・ の様になる
“S   ″のグループ A= (MS2−LS2)−(MSI−LSI)−−1
5=−6flHg 非活 物 のグループ N= (MS2−LS2)−(MSI−LSI)=8−
5=3龍Hg l化傅蓋 A−N=−6−3= −9mHg (p =0.03)
この差の値は、前半の部分の実験で収縮期血圧が増加し
たものが、“活性物質”により穏がな(少し高い)フラ
ストレーションを受ける時に、減少したことを示してい
る。ツレイブランス“A″は、この効果を示していない
実施例3(B) 73才の男の被験者に、この発明で好ましい香料を用い
てテストした。香料の成分は、60%0%ツレイブラン
ス″と40−M活性物質” (実施例2参照)からなる
。香料の与え方は、前例に示したウィックを備えた瓶で
行った。テストのプロトコールは実施例3に記載したも
のでありまたプロトコール期間(BLl、LSI、MS
I、F。
LS2.MS2及びBL2)は、実施例3(A)に示し
たのと同じである。図4に被験者の収縮期血圧の変化を
、それぞれの期間についてライン81として示しである
。グラフ曲線は、図3の“活性物質”を嗅いだグループ
の曲線(ユ1)と同様なパターンを示している。特に注
目されるのは、LSIとMSl、及びLS2とMS2の
間での収縮期血圧の変化である。この被験者は、香料を
嗅ぐ前の期間の収縮期血圧(MSI−LSI)の増加は
、5mHgであったが、香料を与えた後では、同じ期間
(MS2−LS2)に8mHgの収縮期血圧の減少を示
した。従って変化の差は、次の様に計算される。
A−(MS2−LS2) −(MSI−LSI)=−8
−6=−14mHg この実施例は、“活性物質”成分が人間のストレスに対
する反応性を下げている事を示している。
実施例4(A) 2段階の臭いの条件について、要因分析実験法を用いて
テストした。結果の分析°は、1変量分散分析で行った
。要因(ファクター)は、エチルアルコールと水の混合
物と、エタノールと“活性物質”の混合物であり、レベ
ルは、“活性物質”の有無である。統計分析法の詳細は
、実施例2に述べた通りである。テストされた物質は、
エチルアルコールと水の混合物と、エチルアルコールと
“活性物質゛の混合物であり、“活性物質”の成分は実
施例2で述べた通りである。
この実験に使った被験者は、ニューシャーシー州のユニ
オンビーチ付近から選んだ。30人の被験者が実験に使
われ、15人ずつの2つのグループとした。質問の内容
は、テープレコーダーで与えられ、血圧は、実施例2で
述べた自動脈搏血圧記録計でもって測定した。実験のプ
ロトコールは次の様であった。
1、 血圧計のバンドの装着。
2、質問。
3、 ストレス■: (a)  ベースライン(BLI)。
(bl  ムード自己レポート。
(c)  穏かなストレスを与える12の質問(VBI
)。
(d)  ムード自己レポート。
(81連続計算演習(MBI)。
(f)  ムード自己レポート。
4、トリートメント: (al  エチルアルコール/水(E)、又は(b) 
 エチルアルコール/″活性物質” (E+)115、
 ストレス■: (al  ベースライン(BL2)。
(b)  ムード自己レポート。
(0)  穏かなストレスを与える12の質問(VB2
)。
(d)  ムード自己レポート。
(e)  連続計算演習(MB2)。
(f)  ムード自己レポート。
6、実験後の質問。
7、記録計の取りはすしと実験終了の指示。
最初の質問は、練習用のムード評価と、実験の中心とな
る部分とは関係のない種々の質問から成っている。ベー
スラインの期間では、被験者は静かに休んだ状態にして
いる。ムード自己レポートは被験者自身により、10段
階(0−9)のスケールでリラックスの度合、怒りの度
合、不安度、幸福感、緊張肥、光感度、鎮静度、退屈度
、興奮度を評価する。穏かなストレスを与える質問は、
実施例2で述べたものと同じである。連続計算演習は、
被験者に、“0より5を足していって下さい”という風
な指図がされ、答を書き込む様に要請される。被験者達
は、あらかじめ正解数によっボーナスが与えられる事が
伝えられている。
トリートメント期間の始めに、被験者はテストサンプル
を、ウィックを備えた1/8オンスの瓶でもって60%
テスト物質及び40%食品用工°チルアルコールの混合
物として嗅ぐ。ストレス■の期間中ずっとそれを嗅ぐ様
にしである。
このプロトコールでは、実施例2に較べてもう少しスト
レスが高くなる様にしである。連続計算は、測定し得る
仕事能率となる様にデザインされている。
実験後の質問は、フルロウェークラウン/ティラー(M
arlowe −Crowne/ Taylor)不安
度スケール、及び被験者のこの実験に対する反応を聞く
質問になっている。
2組の変化値が、実施例2及び3で示されたと同様な方
法で、この実験から計算される。最初は 。
ベースラインと言語によるストレスの間の差で、  “
第2は、ベースラインと計算によるストレスの間の差で
、それぞれ次の様になる。
繁 VB変化=(VS2−BS2)−(VSI−BSI) 
   [MB変化= (MS2−BS2) −(MSI
 −BSL)    i従って効果を“活性物質”での
変化量と水での変化量の差として計算される。有意度は
、実施例2で述べたと同じ様に、3変量分散分析で求め
た。
表8. ストレスに対する。“活性物質”の効果又縮期
血圧BP−6,2mmHg   0.03 −1.5m
m1g   0.62tl!緩期血圧BP  −6,7
mmHg   0.05 −6.4o+mHg   0
.09ノラックス度 1.1     0.11  1
.6     0.04ト安度 −1,10,12−3
,10,002陵張度 −1,60,08−2,30,
06!]怒度 −0,70,45−1,50,04区圧
変 1.9  0.06 2.4  0.06ストレツ
サーによっては、有意度は変化するが“活性物質”が存
在することにより、収縮期血圧及び弛緩期血圧が共に下
がり、リラックス度は上り、退屈度も上がるが、不安度
、緊張度、困感度は共に下がった。
実施例4(B) 2段階の臭いの条件について実施例4(A)と同じ方法
でテストした。トリートメントは、ツレイブランス“A
”とツレイブランス“A″と“活性物質”の混合物であ
った。これらの成分については、実施例2に記した通り
である。
この実験に使った被験者は、ニュージャージ州のユニオ
ンビーチ付近から選んだ。35人の被験者を用い、19
人がツレイブランス”A″を与えられ、16人がツレイ
ブランス“A”と“活性物質”の混合物を与えられた。
それぞれの変化値及び統計的有意度は、実施例4 (A
)と同じ様に計算された。従って効果は、ツレイブラン
ス″A”と“活性物質”の混合物での変化量と、ツレイ
ブランス“A”での変化量の差として計算した。
表9. ストレスに対するツレイブランス“A″と“活
性物質”の混合物の効果 収縮期血圧BP−2,6a+mHg   O,39−5
,2a+s+Hg   0.18弛緩期血圧BP  −
1,5mmHg   0.49 −7.2mmHg  
 0.04怒りの度合  −1,00,05−1,00
,05不安度 −1,20,04−0,30,70幸福
感 0.8  0,27 1.1  0.13緊張感 
−2,00,04−1,50,13従って、“活性物質
”の存在により血圧が下がり、幸福感を増し、不安度、
緊張度、怒りの度合を下げている。この例により“活性
物質”が人間のストレスを減少している事をさらに示し
ている。
実施例4(c) 2段階の臭いの条件について実施例4(A)と同じ方法
でテストをした。トリートメントは、ツレイブランス6
F″とツレイブランス″F″と“活性物質°の混合物で
ある。
これらの成分は次に示す通りである。
1、 ツレイブランス“F” イソボルニルアセテート・・・・・19.42%シーグ
ーウッド油・・・・・・・・20.65%ボルニルアセ
テート・・・・・・・・6.75%パイン油・・ ・ 
・ ・・ ・ ・・ ・・・・6.50%ヘキサハイド
ロ−4,7−メタノインダン−5(又は6)−イルプロ
ピオネート ・・・3.50% アセト酢酸エチル・・・・・・・・・2.5o%α−テ
ルピネオール・・・・・・・・2.38%メチルノニル
アセトアルデヒド・・・1.56%リナロール・・・・
・・・・・・・・1.62%クマリン・・・・・・・・
・・・・・1.25%ジプロピレングリコール・・・・
・33.86%2、 ツレイブランス“F”+“活性物
質”ツレイブランス1F”・・・・・・60. O0%
“活性物質” (実施例2に記載)・40.00%この
実験に使った被験者は、ニューシャーシー州ユニオンビ
ーチ付近から選んだ。65人の被験者を用い、33人が
ツレイブランス“F′を与えられ、32人がツレイブラ
ンス“F”と“活性物質”の混合物を与えられた。
それぞれの変化値及び統計的有意度は、実施例4 (A
)と同じ様に計算された。従って効果は、ツレイブラン
ス“F”と“活性物質”の混合物での変化量と、ツレイ
ブランス“F″での変化量の差として計算した。
表10.  ストレスに対するツレイブランス″F”と
“活性物質”との混合物の効果 収縮期血圧BP  −3,1mm1g   0.20 
 −3.2+++mHg   0.16弛緩期血圧BP
  −4,0mmHg   0.03  −4.5s+
mHg   O,04鎮静度 1.4  0.04 1
.7  0.04従って、“活性物質”の存在により血
圧が下がり、鎮静感が増加している。
実施例5 実施例2.3.4で行なった実験を、“活性物質”とし
て、各々次に掲げる比較的純粋な物質を用いて行う。
(11東インドナツメッグ油 (2)  ネロリ油 (3)  メイスエキス (4)吉草油 (5)  ミリスチシン (6)エレミシン、及び (7)イソエレミシン 実施例2.3、及び4で得られた結果とほぼ同じ結果が
、“活性物質”の代りに各々の比較的純粋な物質を用い
ても得られる。
以下の実施例6では、次に掲げる物質が付香製品に用い
られ、それらの付香製品を使用することにより、穏かな
ストレスに対する反応性を減少する効果が得られる。
表11 1、実施例2の“活性物質” 2、 比較的純粋な東インドナッメッグ油3、比較的純
粋なメイスエキス 4、 ネロリ油 5、吉草油 6、 ミリスチシン 7、 エレミシン 8、 イソエレミシン 実施例6 囮基l寥す(2λ旦堅 100gのタルクと0.25 gの表8に示される物質
を各々加え、ボールミルで混合することにより、化粧パ
ウダーを調製する。それぞれの化粧パウダーは、使用者
のストレスに対する反応性を減少させると考え得る効果
を生ずる。
表8の物質1〜8を各々ツレイブランス“A″と、50
:50の重量比で混合すると、ツレイブランス“A″の
りんご様の香りが変化され、化粧パウダーに用いる事が
出来る。
実施例7 コロン びハンカチ   の量 95%の水性エチルアルコールに、表8の各々の物質を
2%、2.5%、3.0%、3.5%、4.0%、4.
5%、5.0%の濃度で加え、同時に実施例2における
ツレイブランス@A”を4.0%、4.5%及び5.0
%の濃度で加え、種々の濃度と組合わせのコロンを調製
する。又、95%の水性エチルアルコールに、表8の各
々の物質を15%、20%、25%、30%及び40%
の濃度で加え、さらに実施例2におけるツレイブランス
“A”を10%の濃度で加え、ハンカチ用香水とする。
それぞれのコロン及びハンカチ用香水は、少しずつ異っ
たりんごの香りがし、それぞれのコロン、ハンカチ用香
水は、使用者のストレスに対する反応性を減少させる効
果を′与える。
実施例8 デj」二九と上2j−乙色 デオドラントステック組成品を次に記す試薬でもって調
整した。
・rロピレングリコール           68.
00・ステアリン酸ナトリウム           
7.00・蒸留水                 
 23.75・IRGASAN   DP−300 (2,4,4−+リクロロー2′−ヒドロキシジフェニ
ルエーテル、Ciba−Geigyの製品でその商標”
)                 0.25・ツレ
イブランス“A”(0,5重量部)と表8の1〜8の内
の1つの物質(0,5重量部>   1.00フレイグ
ランス“A”と“活性物質”の混合物を除いて、他の成
分を混ぜ、75℃に加熱する。
これらの成分は、ステアリン酸ナトリウムが溶けるまで
攪拌加熱する。得られた混合物を40’Cに冷却し、ツ
レイブランスと“活性−物質” (表8のストレスに対
する反応性を減少する物質から選んだ一つ)の混合物を
加え、懸濁液が出来るまで40℃で攪拌する。
得られた懸濁液をデオドラントステックにする。
これを使用する事により、ストレスの与えられる条件に
ある使用者の生理的及び、又は主観的なストレスに対す
る反応性を減少させる。
実施例9 ノ室 デオドラント 0 固形の室内デオドラント製品を次の様にして調製した。
・込1 蒸留水                  88.4
5(Marine Co11oids)) ”’   
        3.Q Q。
ホルムアルデヒド              0.0
5・8部: グリセリン                3.50
・0部: ツレイブランス“A” (0,5重量部)と表8の1〜
8から選ばれた一物質(0,5重量部)   1.00
・旦皿上 濁する。
2、温度を85℃に保ちながら、グリセリンをゆっくり
と加える。
+活性物質)組成物を加える。
5、 ホルムアルデヒドを加える。
6、得られた混合物を、型に流し込む。
冷却した後、型をはずし、固形のケーキを取り出し、標
準的な室内デオドラント容器に入れる。
室内デオドライザーとして、標準的に用いると4分間後
に室内に気持のよいりんごの芳香が広がり、その部屋に
居るストレスの与えられる条件にある人の、ストレスに
対する反応性がかなり減少Inc、 Division
 of FMCCorporation(Spring
field、 New Jerseyo 7081 )
は(ポリエチレングリコール)6−ソルビタンオレエー
トで、ICI Americas Inc。
(Wilmington、 Delawave 198
97 )の製品。
実施例10 ボディオイル ボディオイル組成品を次の様にして調製した。
■ ・ミネラルオイル(KLHAROL  (Witco)
)      45.0・ミリスチン酸イソプロピル 
        50.0・ツレイブランス“A” (
2,5重量部)と表8の1〜8の中から選ばれた1つの
物質 ボディオイルは、上記の成分を混合、攪拌し、口過して
調製する。
表8の1〜8の物質を用いて調製されるボディオイルは
、使用者にストレスに対する反応性を減少させると考え
られる効果を生ずる。それに加えて好ましいりんごの香
りがそれぞれの調製品に与えられる。
実施例11 執オイルトリートメント 毛髪用の加熱オイルトリートメントを次の成分から調製
した。
・プロピルパラベン                
0. トフレイグランス″A″ (0,5重量部)と表
8の1〜8から選ばれた1つの物質(0,5重量部)1
.0上に揚げた成分を、記載された順序で攪拌しながら
加えて調製する。
表8のそれぞれの物質を用いて調製した毛髪用加熱オイ
ルトリートメントは、使用者にストレスに対する反応性
を減少させると考えられる効果を生ずる。それに加えて
好ましいりんごの香りがそれぞれの調整品に与えられる
プロピレンゲリコール)+2−ブチルエーテルで、Un
ion Carbide (Danbury。
Connecticut O6817)の製品。
す邸 (2)(UCON)50−HB−400は、(ポリプロ
ピレングリコール)、−ブチルエーテルで、Union
 Carbide (Danbury+キシル化された
ラノリンで、EmeryIndustvies (ci
ncinnati、 0hio 45202)の製品。
実施例12 皇血エヱ困1と二 室内エアスプレーを次に揚げる成分を用いて調製する。
」 ・スパン80 (SPAN80)          
  1.00・ツレイブランス“A” (0,125重
量部)と表8の1〜8の中から選ばれた1つの物質 (0,125重量部)               
0.25・蒸留水                 
  68.75・プロペラントA−46”      
       30.00室内エアスプレーを、次の様
にして調製する。
1、エアスプレー缶に水を入れる。
3、容器にフレイグランス/″活性物質″/スパン80
組成物を入れる。
4、缶の蓋を密封する。
5、 プロペラントA−46で加圧する。
6、バルブにノズルを付ける。
得られたエアスプレーを用いて、内容物を普通の換気条
件の20’X20’X10’の部屋(T   ′=18
℃)(65°F)に噴霧すると、部屋に4   ゛号間
後快よいりんごの香りが広がり、その部屋に居るストレ
スの与えられる条件にある人のストレスに対する反応性
を、かなり減少する。
注 1)スパン80 (SPAN80)はICIAmeri
cas Inc、  wilmington、  De
laware19897製である。
2)プロペラントA−46は85重量%イソブタンと1
5重量%プロパンとの混合物である。
【図面の簡単な説明】
図1は、実施例1 (B)に述べられた方法で得られた
、東イントナツメフグ油のヘッドスペースDガスクロマ
トグラムを示した図である(ガスクコマドグラフィーの
条件: 0V−1フユーズドシリカカラム使用、プログ
ラム−75〜220℃、2℃/lll1n)。 図2は、実施例1(A)の方法で東インドナッメッグ油
を2度蒸留し、その蒸留区分7〜12をきわせたものの
ガスクロマトダラムを示した図でXo、032”カルボ
ウックスーフユーズドシリカCCarbowax−fu
sed 5ilica)カラム使用、プログラム−75
〜220℃、2℃/+on)。 図3は、次のストレス条件下の人間の血圧変化にあたえ
る効果を示した図である。血圧の変化はtwig単位で
示した。 (i)実施例3のプロトコールに従って実施例2に記載
された活性物質の組成物によるもの。 (ii )実施例2に特に記載されたツレイブランス“
A”といわれるツレイブランス組成物によるもの。 グラフ曲線ユニは、“活性物質”、即ちナッメッグ油、
メイスエキス、ネロリ油、及び吉草油を含まないツレイ
ブランス“A”について、収縮期血圧を実施例2で定義
されたプロトコール期間(即ち、BLl、LSl、MS
I、F、LS2、MS2、及びBL2)に対しての変化
を示したものである。プロトコール期間は、次の様であ
る。 BLI−ストレスIのベースライン。 LSI−ストレス■の低いストレスを与える6つの点。 MSI−ストレスIの穏かな(少し高い)ストレスを与
える6つの点。 F  −ストレス■とストレス■との間で、ツレイブラ
ンス″A”を与え、血圧を2 度測定する。 LS2−ストレス■の低いストレスを与える6つの点。 MS2−ストレス■の穏かな(少し高い)ストレスを与
える6つの点。 BL2−ストレス■の終りのベースライン。 グラフ曲線ユニは、実施例2での“活性物質”、即ちナ
ツメッグ油、メイスエキス、ネロリ油、及び吉〒油の混
合物を用いた時の、収縮期血圧をプロトコール期間に対
してグラフにしたものである。 プロトコール期間は、上に述べたものと殆んど同じであ
るが、期間Fにおいてツレイブランス“A”の代りに、
ストレスに対する反応性を減少させる“活性物質”を与
える。 図4は実施例3のプロトコールによる活性組成物のスト
レス条件下におかれた人間に対する血圧効果をツレイブ
ランス1A”のツレイブランス組成物との協働下で示し
た図である。ここで血圧は実施例4に記載の方法で測定
し、単位は鶴Hgである。 曲線1上はツレイブランス1A”と活性物質すなわちナ
ツメッグ油、メイスエキス、ネロリ油、および吉ヂ油の
組成物について実施例4に記載のプロトコール期間(す
なわちBLI、LSI、MSl、F、LS2、MS2お
よびBL2)に対する収縮期血圧(−8g)のグラフで
ある。 図5は本発明の人間のストレスに対する生理的及び、又
は主観的反応性を減少させる活性物質を含む組成物を作
るのに使用する装置の側面図である。 図6は図5の装置の矢印の方向の前面図である。 代理人  三  宅  正  夫 他1名■出願人  
 エール ユニバーシテ  アメリイ        
      スト 力合衆国、コネチカット、ニューヘブン、カレッジリー
ト 451番地 手続補正書(方向 昭和61年2月7日

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ナツメッグ油、メイスエキス、ネロリ油、及び吉
    草油の内から選ばれたストレスに対する反応性を減少す
    る物質を有効量、経皮又は吸入によって与えることを特
    徴とするストレスを与えられた人間のストレスに対する
    生理的及び、又は主観的反応性を減少させる方法。
  2. (2)ストレスに対する反応性を減少させる物質がナツ
    メッグ油であり、投与量が約13マイクログラムから1
    ,000マイクログラムである特許請求範囲第1項記載
    の方法。
  3. (3)(a)ナツメッグ油、メイスエキス、ネロリ油、
    及び吉草油の内から選ばれたストレスに対する反応性を
    減少させる物質及び(b)上記のストレスに対する反応
    性を減少させる物質と混合可能な担体としての調香料か
    らなり、ストレスに対する反応性を減少させる物質と担
    体としての調香料との重量比が、約1:100から約1
    00:1である組成物質を有効量、経皮又は吸入によっ
    て与える特許請求範囲第1項記載の方法。
  4. (4)ストレスに対する反応性を減少させる物質がナツ
    メッグ油であり、投与量が約13マイクログラムから1
    ,000マイクログラムである特許請求範囲第3項記載
    の方法。
  5. (5)(a)ナツメッグ油、メイスエキス、ネロリ油、
    及び吉草油の内から選ばれたストレスに対する反応性を
    減少させる物質及び(b)エチルアルコールからなり、
    ストレスに対する反応性を減少させる物質とエチルアル
    コールとの重量比が約1:99から約99:1である組
    成物質を有効量、経皮又は吸入によって与える特許請求
    範囲第1項記載の方法。
  6. (6)ストレスに対する反応性を減少させる物質がナツ
    メッグ油であり、投与量が約13マイクログラムから1
    ,000マイクログラムである特許請求範囲第5項記載
    の方法。
  7. (7)(a)ナツメッグ油、メイスエキス、ネロリ油、
    及び吉草油の内から選ばれたストレスに対する反応性を
    減少させる物質及び(b)上記のストレスに対する反応
    性を減少させる物質と混合可能な担体としての調香料、
    及び(c)エチルアルコールからなり、ストレスに対す
    る反応性を減少させる物質と担体としての調香料との重
    量比が、約1:100から約100:1であり、又スト
    レスに対する反応性を減少させる物質とエチルアルコー
    ルとの重量比が、約1:99から約99:1である組成
    物質を有効量、経皮又は吸入によって与える特許請求範
    囲第1項記載の方法。
  8. (8)ストレスに対する反応性を減少させる物質がナツ
    メッグ油であり、投与量が約13マイクログラムから1
    ,000マイクログラムである特許請求範囲第7項記載
    の方法。
  9. (9)ミリスチシン、エレミシン、及びイソエレミシン
    の内から選ばれたストレスに対する反応性を減少する物
    質を有効量、経皮又は吸入によって与えることを特徴と
    するストレスを与えられた人間のストレスに対する生理
    的及び、又は主観的反応性を減少させる方法。
  10. (10)ストレスに対する反応性を減少させる物質がミ
    リスチシンであり、投与量が約0.013マイクログラ
    ムから50マイクログラムである特許請求範囲第9項記
    載の方法。
  11. (11)(a)ミリスチシン、エレミシン、及びイソエ
    レミシンの内から選ばれたストレスに対する反応性を減
    少させる物質、及び(b)上記のストレスに対する反応
    性を減少させる物質と混合可能な担体としての調香料と
    からなり、ストレスに対する反応性を減少させる物質と
    、担体としての調香料との重量比が、約1:100から
    約100:1である組成物質を有効量、経皮又は吸入に
    よって与える特許請求範囲第9項記載の方法。
  12. (12)ストレスに対する反応性を減少させる物質がミ
    リスチシンであり、投与量が約0.013マイクログラ
    ムから約50マイクログラムである特許請求範囲第11
    項記載の方法。
  13. (13)(a)ミリスチシン、エレミシン、及びイソエ
    レミシンの内から選ばれたストレスに対する反応性を減
    少させる物質、及び(b)エチルアルコールからなり、
    ストレスに対する反応性を減少させる物質とエチルアル
    コールとの重量比が約1:99から約99;1である組
    成物質を有効量、経皮又は吸入によって与える特許請求
    の範囲第9項記載の方法。
  14. (14)ストレスに対する反応性を減少させる物質がミ
    リスチシンであり、投与量が約0.013マイクログラ
    ムから約50マイクログラムである特許請求範囲第13
    項記載の方法。
  15. (15)ストレスに対する生理的及び又は主観的反応性
    を示す人間を、 1)、その人間の基礎血圧及びムードを測定し、2)、
    その人間にストレスを与え、 3)、同時に上記のストレスを与えることにより生ずる
    、その人間の血圧及びムードの変化を測定し、4)、そ
    の人間に、ストレスに対する生理的及び、又は主観的反
    応性を減少するのに有効であるかをテストする物質を与
    え、 5)、その物質を与えることにより生ずる、その人間の
    血圧の降下及びムードを測定する特許請求範囲第9項記
    載の方法。
  16. (16)ストレスに対する反応性を減少する物質として
    テストに用いられるものとして、ナツメッグ油、メイス
    エキス、ネロリ油、吉草油、ミリスチシン、エレミシン
    及びイソエレミシンの内から選ばれた物質を用いる特許
    請求範囲第15項記載の方法。
  17. (17)ストレスに対する反応性を減少する物質として
    、ナツメッグ油、メイスエキス、ネロリ油、及び吉草油
    の内から選ばれたものと、そのストレスに対する反応性
    を減少する物質と混合可能な付香製品との混合組成物を
    有効量、経皮又は吸入によって与えることを特徴とする
    ストレスを与えられた人間のストレスに対する生理的及
    び、又は主観的反応性を減少させる方法。
  18. (18)ストレスに対する反応性を減少させる物質が、
    ナツメッグ油であり、担体としての付香製品中にナツメ
    ッグ油が、13マイクログラムから1,000マイクロ
    グラムの量で対象とする人間に与えることの出来る量を
    含む特許請求範囲第17項記載の方法。
  19. (19)ストレスに対する反応性を減少させる物質とし
    て、ミリスチシン、エレミシン、イソエレミシンの内か
    ら選ばれたものと、そのストレスに対する反応性を減少
    させる物質と混合可能な付香製品との混合組成物を有効
    量、経皮又は吸入によって与えることを特徴とする、ス
    トレスを与えられた人間のストレスに対する生理的及び
    、又は主観的反応性を減少させる方法。
  20. (20)ストレスに対する反応性を減少させる物質がミ
    リスチシンであり、担体としての付香製品中にミリスチ
    シンが、0.013マイクログラムから50マイクログ
    ラムの量で、対象とする人間に与えることの出来る量を
    含む特許請求範囲第19項記載の方法。
  21. (21)有効成分としてミリスチシン、エレミシン及び
    イソエレミシンの内から選ばれたストレスに対する反応
    性を減少する物質の有効量と、薬学的に許容できる物質
    とを含むことを特徴とするストレスに対する生理的及び
    、又は主観的反応性を減少させる医薬。
  22. (22)医薬は経皮及び、又は吸入によって人間に与え
    る特許請求範囲第21項記載の医薬。
  23. (23)ナツメッグ油、メイスエキス、ネロリ油、吉草
    油、ミリスチシン、エレミシン及びイソエレミシンの内
    から選ばれたストレスに対する反応性を減少する物質を
    1種または1種以上を含むことを特徴とする歯みがき用
    組成物。
JP60253896A 1984-11-14 1985-11-14 人間のストレスに対する生理的及び、又は主観的反応性を減少させる医薬 Granted JPS61267526A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US67160884A 1984-11-14 1984-11-14
US671608 1984-11-14
US719234 1985-04-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61267526A true JPS61267526A (ja) 1986-11-27
JPH0523245B2 JPH0523245B2 (ja) 1993-04-02

Family

ID=24695206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60253896A Granted JPS61267526A (ja) 1984-11-14 1985-11-14 人間のストレスに対する生理的及び、又は主観的反応性を減少させる医薬

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4670264A (ja)
JP (1) JPS61267526A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241051A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Pokka Corp 抗ストレス剤
US7125911B2 (en) 2000-02-10 2006-10-24 Kao Corporation Autonomic nerve regulating agent
JP2007098024A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Takehara:Kk 人の意識レベルの制御工程において、補助的に用いられる外的刺激方法
JP2010065234A (ja) * 2001-08-08 2010-03-25 Shiseido Co Ltd 精神鎮静用香料組成物を製造するための特定の香料成分の使用、及び、香料組成物における精神鎮静効果の付与方法
JP4651818B2 (ja) * 1998-12-21 2011-03-16 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ヒトでストレスに対する生理的および/または主観的反応の減少を生じさせる手法として布帛のスチームアイロンがけを用いる方法
JP2011529992A (ja) * 2008-08-01 2011-12-15 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 機能性香料成分を含む香料組成物

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4995407A (en) * 1989-07-25 1991-02-26 International Flavors & Fragrances, Inc. Non-combustible artificial cigarette
JP3519747B2 (ja) * 1992-09-25 2004-04-19 高砂香料工業株式会社 鎮静効果を与える香料改質剤
US5585101A (en) * 1995-12-19 1996-12-17 Pacifichealth Laboratories, Inc. Method to improve performance during exercise using the ciwujia plant
JP2000053532A (ja) * 1998-08-04 2000-02-22 Shiseido Co Ltd 美容法
JP2001049286A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Pola Chem Ind Inc ストレス緩和用の香料組成物及びそれを含有する組成物
BR0014675A (pt) 1999-10-01 2002-07-23 Johnson & Johnson Processo para acalmar seres humanos utilizando composições de cuidado pessoal
US20020151527A1 (en) * 2000-12-20 2002-10-17 Benjamin Wiegand Method for reducing acne or improving skin tone
US20020146469A1 (en) * 2000-12-20 2002-10-10 Benjamin Wiegand Methods for reducing chronic stress in mammals
GB2411478A (en) * 2002-01-29 2005-08-31 Johnson & Johnson Consumer Method of measuring the stress or relaxation level of a mammal
GB0203045D0 (en) * 2002-02-08 2002-03-27 Johnson & Johnson Consumer Method of afefecting sleep and sleep-related behaviours
US7097863B2 (en) * 2002-08-15 2006-08-29 International Flavors & Fragrances Inc. Process for effecting the relaxation of muscles of a human by means of fragrance
US20040175438A1 (en) * 2003-03-03 2004-09-09 Benjamin Wiegand Methods for alleviating symptoms associated with menopause using sensory regimen
US20040223943A1 (en) * 2003-05-05 2004-11-11 The Procter & Gamble Company Air freshener
US20040047930A1 (en) * 2003-09-05 2004-03-11 W & W Spices Grenada Ltd. Fortified nutmeg oil pain relief formulations
KR101404398B1 (ko) * 2007-06-20 2014-06-09 (주)뉴트리 주름개선 화장료 조성물
US20090222305A1 (en) * 2008-03-03 2009-09-03 Berg Jr Charles John Shopper Communication with Scaled Emotional State
US20100010370A1 (en) 2008-07-09 2010-01-14 De Lemos Jakob System and method for calibrating and normalizing eye data in emotional testing
US8136944B2 (en) 2008-08-15 2012-03-20 iMotions - Eye Tracking A/S System and method for identifying the existence and position of text in visual media content and for determining a subjects interactions with the text
WO2010100567A2 (en) 2009-03-06 2010-09-10 Imotions- Emotion Technology A/S System and method for determining emotional response to olfactory stimuli

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US64421A (en) * 1867-05-07 Jacob d
US380700A (en) * 1888-04-10 Jacob schwaetz
US115547A (en) * 1871-05-30 Improvement ih medicines for the cure of diarrhea
US111821A (en) * 1871-02-14 Improvement in dentifrices
US90308A (en) * 1869-05-18 Improved medical compound
US101042A (en) * 1870-03-22 Improved stomach bitters
US1943467A (en) * 1932-02-08 1934-01-16 Rudolph S Bley Pharmaceutical preparation
DE1098166B (de) * 1958-08-07 1961-01-26 Lieselotte Walker Geb Wanke Zahnpflegemittel
US4198393A (en) * 1977-08-24 1980-04-15 International Flavors & Fragrances Inc. Cyclic acetals of 2-methyl-2-pentenal and food flavor uses thereof
US4430323A (en) * 1980-04-29 1984-02-07 Jules Silver Method for controlling oral mal odors and dental plaque
JPS5738708A (en) * 1980-08-18 1982-03-03 Lion Corp Composition for oral purpose
US4404184A (en) * 1981-11-05 1983-09-13 International Flavors & Fragrances Inc. Flavoring with methyl-thio-2-methyl-2-pentenoate
US4420472A (en) * 1982-09-30 1983-12-13 International Flavors & Fragrances Inc. Prenyl methyl carbonate and organoleptic uses thereof
US4454111A (en) * 1982-09-30 1984-06-12 International Flavors & Fragrances Inc. Prenyl methyl carbonate and organoleptic uses thereof

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JOURNAL OF MEDICINAL PLANT RESEARCH=1981 *
RIVISTA ITALIANA E.P.P.O.S.=1978 *
SOAP PERFUMERY AND COSMETICS=1973 *

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4651818B2 (ja) * 1998-12-21 2011-03-16 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ヒトでストレスに対する生理的および/または主観的反応の減少を生じさせる手法として布帛のスチームアイロンがけを用いる方法
US7125911B2 (en) 2000-02-10 2006-10-24 Kao Corporation Autonomic nerve regulating agent
JP2009051835A (ja) * 2000-02-10 2009-03-12 Kao Corp 自律神経調整剤
JP2010065234A (ja) * 2001-08-08 2010-03-25 Shiseido Co Ltd 精神鎮静用香料組成物を製造するための特定の香料成分の使用、及び、香料組成物における精神鎮静効果の付与方法
JP2006241051A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Pokka Corp 抗ストレス剤
JP2007098024A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Takehara:Kk 人の意識レベルの制御工程において、補助的に用いられる外的刺激方法
JP2011529992A (ja) * 2008-08-01 2011-12-15 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 機能性香料成分を含む香料組成物
JP2014051679A (ja) * 2008-08-01 2014-03-20 Procter & Gamble Co 機能性香料成分を含む香料組成物

Also Published As

Publication number Publication date
US4670264A (en) 1987-06-02
JPH0523245B2 (ja) 1993-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61267526A (ja) 人間のストレスに対する生理的及び、又は主観的反応性を減少させる医薬
US4671959A (en) Method of causing the reduction of physiological and/or subjective reactivity to stress in humans being subjected to stress conditions
Buchbauer et al. Aromatherapy—use of fragrances and essential oils as medicaments
EP1941870B1 (en) Perfume Composition comprising perilla aldehyde
Hongratanaworakit Aroma-therapeutic effects of massage blended essential oils on humans
US7125911B2 (en) Autonomic nerve regulating agent
EP1875902B1 (en) Sedative effect-providing agent and sedative fragrance composition containing the same
KR101074955B1 (ko) 생리/심리적 치료 효과를 갖는 향료 조성물
US4670463A (en) Method of causing the reduction of physiological and/or subjective reactivity to stress in humans being subjected to stress conditions
KR100763066B1 (ko) 고양제 및 고양향료 조성물
EP0183436B1 (en) Methods, compositions and uses thereof for reduction of stress
KR20190119824A (ko) 감국꽃 정유를 유효성분으로 포함하는 뇌파에서 상대적 세타파는 감소시키고 상대적 알파파는 증가시키는 향료 조성물 및 이의 용도
JP2578369B2 (ja) 芳香組成物
JP2000086478A (ja) 気化吸引用鎮静剤及びそれを有効成分とする鎮静香料組成物
JP5019016B2 (ja) 睡眠改善剤及び香料製剤
JP2614484B2 (ja) 意識水準を高揚させる効果をもつ室内用芳香剤
CA2357106A1 (en) Aromatherapeutic environmental system
JP6097342B2 (ja) 交感神経活性化剤、並びにそれを含有する交感神経活性化用化粧料及び交感神経活性化用食品
JPH01254628A (ja) 意識水準を鎮静させる吸入投与用組成物
Buchbauer Lavender oil and its therapeutic properties
JPWO2011152007A1 (ja) 交感神経抑制剤及び皮膚温度低下剤並びにそれを含有する化粧料、食品、及び雑貨
CA1276888C (en) Method of causing the reduction of physiological and/or subjective reactivity to stress in humans being subjected to stress conditions
JP2003119491A (ja) 精神高揚用香料組成物
JP5306159B2 (ja) 香料組成物における精神高揚効果の付与方法
JP7194484B2 (ja) 脳機能改善剤