JPH0640583A - 画像形成装置用給紙分離装置 - Google Patents

画像形成装置用給紙分離装置

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JPH0640583A
JPH0640583A JP4197112A JP19711292A JPH0640583A JP H0640583 A JPH0640583 A JP H0640583A JP 4197112 A JP4197112 A JP 4197112A JP 19711292 A JP19711292 A JP 19711292A JP H0640583 A JPH0640583 A JP H0640583A
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JP
Japan
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flat plate
sheet
roller
separating
paper feeding
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JP4197112A
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English (en)
Inventor
Noriaki Fukube
徳明 福邊
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0640583A publication Critical patent/JPH0640583A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/18Separating articles from piles using electrostatic force

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙分離性能が経時的、環境的にも安定であ
り、且つ構成が簡単な給紙分離装置を提供する。 【構成】 積載されたカットシートの紙束よりシートを
1枚ずつ分離して給送する画像形成装置用給紙分離装置
において、シートに平面接触し誘電部を有する平板と、
当該平板を往復動させる手段と、平板を積載シート紙面
に対して接離させる手段と、平板に吸着力を発生せしめ
るように電圧を印加する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザープリンタ、複
写機、ファクシミリ等の画像形成装置においてスタック
されたカットシートの紙束からシートを1枚ずつ送り出
すのに用いられる給紙分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置において積載された
カットシートの紙束からシートを1枚ずつ送り出すため
の給紙分離装置としては、ゴム等の高摩擦係数の材料で
構成されローラやベルトとして形成されたピックアップ
部材を用いて摩擦給紙方式で紙の送り出しを行なうこと
が広く採用されている。また空気の吸引によって負圧部
を作り、シートを吸着して送り出すエア吸引方式もかな
り使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、摩擦給
紙方式による給紙装置は、その構成が簡単である一方、
大きな摩擦力を得るために、バネ等、弾性部材を用い
て、ピックアップ部材を最上位置のシート面に圧接させ
る必要がある。またゴム等の高摩擦係数の材料は、経時
的に、あるいはその環境によって、その表面の摩擦係数
が顕著に変化するので、給紙性能の安定性に欠けること
となる。更に、摩擦給紙方式では、圧接状態の調節が大
まかなので、2枚以上のシートが重なって送り出される
ことがしばしばあり、そのためにシートを1枚ずつ確実
に給紙するために、レジストローラ等、重送分離機構を
設けることが必須にならざるをえないという問題があ
る。
【0004】また、エア吸引方式による給紙装置は、摩
擦給紙方式に比較して給紙性能の点では安定している
が、エア吸引時の騒音が大きく、装置全体が大型化する
難点がある。
【0005】更に、静電吸着力を利用して給紙分離を行
なうべく、実開昭60−85543号公報に、静電吸着
力を発生せしめる平盤な給紙部材と、当該給紙部材を略
直線往復運動させる手段と、静電吸着力を発生/解除す
るために電圧の印加/切断を制御する手段とからなる給
紙装置が提案されているが、単に静電吸着力を利用しよ
うとするのみでは、漏洩電界の発生により、スタックさ
れたシートの分離が困難で、それ故、重送防止のため、
電極パターンの改良が特開昭60−176472号公報
で提案されている。
【0006】そこで本発明は、以上のような従来技術の
問題点に鑑み、給紙分離性能が経時的、環境的にも安定
であり、且つ構成が簡単な給紙分離装置を提供すること
を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、積載されたカ
ットシートの紙束よりシートを1枚ずつ分離して給送す
る画像形成装置用給紙分離装置において、シートに平面
接触し誘電部を有する平板と、当該平板を往復動させる
手段と、平板を積載シート紙面に対して接離させる手段
と、平板に吸着力を発生せしめるように電圧を印加する
手段とを備えることにより、上記の課題を解決した。
【0008】更に、平板の位置を検知する手段を少なく
とも一つ設ければ、好適である。
【0009】往復動手段が、平板を挾持するローラ対か
ら構成され、当該ローラ対の少なくとも一方を駆動ロー
ラとし、当該駆動ローラと平板のそれぞれに相互に噛み
合う歯列を設けることも、好適である。
【0010】往復動手段が、平板を挾持するローラ対か
ら構成され、接離手段が、当該ローラ対に挾持された平
板の重量バランスによるシーソー運動を利用して構成さ
れれば、好ましい。
【0011】平板の積載シート紙面に対向する面が凸状
曲面部を有するのがよい。
【0012】往復動手段が、平板を挾持するローラ対か
ら構成され、接離手段が、当該ローラ対の一方のローラ
を他方のローラ軸を中心に揺動可能な構成で形成されて
いるのが、好都合である。
【0013】往復動手段が、平板を挾持するローラ対か
ら構成され、当該ローラ対が、平板とともに吸着シート
を挾持しているのがよい。
【0014】往復動手段が、平板を挾持するローラ対か
ら構成され、平板に吸着したシートと接するローラが、
固定軸とトルクリミッタを介して保持されていれば、好
適である。
【0015】電圧印加手段が、平板の往動時に当該平板
を帯電させ、復動時に除電するように、特に一部除電可
能なようになっていれば、好適である。
【0016】平板が可撓性部材で、また給紙方向下流側
に設けられた屈曲搬送路に沿って案内されれば、好都合
である。
【0017】
【実施例】本発明の詳細を、図に示される実施例に基づ
いて、説明する。
【0018】図1及び2に本発明の一実施例を示す。
【0019】図1において、積載されたカットシート1
は、給紙トレイ2のトレイ底板2a上に、フロントフェ
ンス2b、両サイドフェンス2c、リアフェンス2dに
周囲を囲まれて載置されている。フロントフェンス2b
には、後述の平板101の幅より幅広の切欠き部を鉛直
方向に有する。積載シート1給紙方向下流側上方には、
反射型光電センサより成り積載シートの上昇位置を検知
する上昇検知手段5が配置されている。
【0020】積載シート1の給紙方向下流側には、平板
101、駆動ローラ102、帯電ローラ103(図
2)、反射型光学センサから成る平板位置検知手段10
4、ガイド部材105及び当該部材等を支持するユニッ
ト支持板106から成るピックアップユニット100が
配置されている。
【0021】平板101は、図3に示されるように、例
えば、積載シートと対向する側に体積抵抗値1012Ωc
mの誘電層101a、その反対側に体積抵抗値104Ω
cm以下の導電層101bを有している。平板101
は、図2に示されるように、駆動ローラ102と帯電ロ
ーラ103に挾持され、駆動ローラ102のギヤ部10
2aと平板101上の歯列101cの噛み合いによっ
て、駆動ローラ102の回転に応じて積載シート1上を
給紙方向に往復運動可能に構成されている。平板101
上方に配置された平板位置検知手段104と、金属光沢
を有する平板101表面のごく限られた範囲に塗布され
た無反射部101dとによって、平板の位置を検知す
る。更に、当該平板101の給紙方向下流側端部には、
ガイドコロ101eが設けられており、駆動ローラ10
2並びにそれより給紙方向下流側に備えられたガイド部
材105にガイドされる。
【0022】駆動ローラ102及び帯電ローラ103は
共に導体であり、金属製の軸に体積抵抗値104Ωcm
以下の導電性ゴムを巻いたものである。帯電ローラ10
3はほぼ平板101の幅にわたった長さのローラである
一方、駆動ローラ102はごく短いローラである。図3
で理解されるように、駆動ローラ102は、ユニット支
持板106等の金属部分を介して接地されており、帯電
ローラ103は、給電部111を介して電源部110と
結合され、他の部分とは絶縁されている。
【0023】電源部110は、図3に示されるように、
波形発生部110aと電圧増幅部110bより構成さ
れ、駆動ローラ102及び帯電ローラ103を電極とし
て、平板101に対し±2kVの正弦波を印加する。
【0024】ピックアップユニット100の下方側に
は、図1に示されるように、搬送ガイド板3が給紙口か
ら斜め下方向へ配されている。また、搬送ガイド板3の
中程には搬送ローラ対4が設けられている。特に、積載
シート1の給紙方向先端側と搬送ローラ対4との距離
は、平板101が積載シート1上へ最も突き出た時の、
積載シート1上に迫り出した平板101の部分の長さよ
りも短く構成されている。
【0025】次に本実施例の動作を図4に基づき説明す
る。
【0026】給紙動作に先立ち、先ず、給紙トレイ2に
積載されたシート1は、不図示の昇降機構によってトレ
イ底板2aとともに水平に上昇される。積載シート1の
最も上の部分が適正位置まで上昇すると、図1の上昇検
知手段5がこれを検知し、上昇機構が停止する。以後、
給紙動作に伴い積載シート1の積載量が減ずる度に同様
の動作が繰り返され、積載シート1の最上部は常に一定
の高さに保たれる。
【0027】不図示の制御手段によって給紙動作が開始
すると、駆動ローラ102が図2aの矢印方向に回転
し、ギヤ102a及び歯列101cとの噛み合いによっ
て平板101は積載シート1の上方へ送り出される(図
4a)。同時に電源部110において、波形発生部11
0aより所定周波数の正弦波が発振され、電圧増幅部1
10bを通ずることにより±2kVの交番電圧が発生さ
れる。この交番電圧は、駆動ローラ102及び帯電ロー
ラ103を電極として平板101に印加され、平板10
1の誘電層101aの表面にストライプ状に交番する静
電パターンが形成される。このときストライプのパター
ンピッチは、平板101の送り速さと、電源部110に
よる交番電圧の周波数により、平板101表面で5mm
〜20mmのピッチになるように設定される。
【0028】平板101は、駆動ローラ102の回転に
よって送り出されるにつれ、その端部に有するガイドコ
ロ101eがガイド部材105のガイド面に沿うことに
より、駆動ローラ102及び帯電ローラ103の挾持部
を中心として回動し、最も送り出された状態で積載シー
ト1の最も上のシート1aに当接する。同時に、平板位
置検出手段104が平板101の無反射面101dを検
知することにより、平板101が最も送り出されたこと
を検知する(図4b)。
【0029】不図示の制御手段は、平板位置検出手段1
04の検出信号を受け取ると、駆動ローラ102をそれ
までとは逆向きに回転させる。これにより、平板101
は送り出されたときとは逆の動作を始める。この際、積
載シートの最上シート1aは、平板101表面の静電パ
ターンの作用により、平板101に吸着されたまま上方
に持ち上げられる。静電パターンによる吸着力を調節し
て、二枚目のシート1bには当該吸着力が作用しないよ
うにし、最上シート1aのみ持ち上げることでシート分
離する(図4c)。
【0030】平板101に吸着されたシート1aは、平
板101と共に、図4の左方向へ移動されるが、上側の
搬送ガイド板3が幅狭の平板101よりも上方に突出し
ていることにより、シート1aは、その先端より平板1
01から剥離され、搬送ガイド板3の間へと導かれる
(図4d)。
【0031】シート1aの吸着部分が、上側の搬送ガイ
ド板によって平板101から剥離される前に、シート1
aの先端は、搬送ローラ対4のニップ部に達し、それ以
降、シート1aは搬送ローラ対4によって搬送される
(図4e)。
【0032】平板101が最も引き込まれたときに、平
板位置検出手段104が無反射部101dを検出するこ
とにより、制御手段は駆動ローラ102の駆動を停止す
る(図4f)。
【0033】続けて給紙を行なう場合には、シート1a
の後端が搬送ガイド板3の間へ達すると直ちに、駆動ロ
ーラ102の駆動が再び開始され、上記動作が繰り返さ
れる。
【0034】図5に本発明の別の実施例を示す。
【0035】装置全体の機構としては、上記実施例と基
本的に同じであるので、説明の簡略化のために、同じ構
成の部分については説明・図示を一部省略し、図示され
た部分では同一参照番号を付すにとどめ、ここでは本実
施例として特徴のある部分について述べる。
【0036】帯電ローラ103は、図6に示されるよう
に、串団子状のローラで、実施例1と同様に金属製の軸
に体積抵抗値104Ωcm以下の導電性ゴムを巻いたも
のである。団子状の各ローラの幅及びローラ間の間隔
は、例えば3mm程度である。
【0037】図7に示される電源部110は、4kVの
電圧を発生する直流電源である。
【0038】平板101の給紙方向下流側端部には、バ
ランサ101fが設けられており、平板101が積載シ
ート1上に最も迫り出したときに、平板101の給紙方
向上流側が下降するようなバランスをとっている。
【0039】その動作についても、実施例1に類似する
ので、異なる部分についてのみ説明する。
【0040】駆動ローラ102の駆動によって、積載シ
ート1上に送り出された平板101の誘電層101aの
表面には、帯電ローラ103より電圧が印加されること
によって、給紙方向に平行なストライプ状のパターンが
形成される。平板101は通常バランサ101fの荷重
によって、バランサ101f側が揺動下降した状態にあ
るが、積載シート上に最も迫り出した位置まで来ると、
駆動ローラ102及び帯電ローラ103に挾持された部
分よりも給紙方向下流側が下降し、積載シート1の最上
シート1aに当接する。
【0041】駆動ローラ102が逆転回転を始めると、
平板101は給紙方向下流へと引き戻され、バランサ1
01f側の荷重が勝って、最上シート1aは平板101
に持ち上げられ、二枚目のシート1bと分離される。
【0042】図8、9に本発明の第三の実施例を示す。
【0043】図8において、積載されたカットシート1
は、給紙トレイ2のトレイ底板2a上に、フロントフェ
ンス2b、両サイドフェンス2c、リアフェンス2dに
周囲を囲まれて載置されている。フロントフェンス2b
には、後述の平板201の幅より幅広の切欠き部を上部
鉛直方向に有する。トレイ底板2aの給紙方向下流側
は、不図示の昇降機構によって、揺動昇降されるように
なっている。積載シート1給紙方向下流側上方には、反
射型光電センサより成り積載シートの上昇位置を検知す
る上昇検知手段5が配置されている。
【0044】積載シート1の給紙方向下流側には、搬送
ガイド板3が配置され、更に、平板201、駆動ローラ
202、帯電ローラ203(図9)、反射型光学センサ
から成る平板位置検知手段204、保持ブラケット20
5及び付勢手段206、207がそれぞれ配設されてい
る。
【0045】平板201は、図10に示されるように、
例えば、積載シートと対向する側に体積抵抗値1012Ω
cmの誘電層201a、その反対側に体積抵抗値104
Ωcm以下の導電層201bを有している。平板201
は、図8で理解されるように、積載シート1の幅よりも
狭く給紙方向に長い矩形形状を有している。更に誘電層
201aの表面が凸となるように湾曲した部分を有して
いる。また平板201は、図9に示されるように、駆動
ローラ202と帯電ローラ203に挾持され、駆動ロー
ラ202のギヤ部202aと平板201上の歯列201
cの噛み合いによって、駆動ローラ202の回転に応じ
て積載シート1上を給紙方向に往復運動可能に構成され
ている。平板201上方に配置された平板位置検知手段
204と、金属光沢を有する平板201表面のごく限ら
れた範囲に塗布された無反射部201dとによって、平
板の位置を検知する。
【0046】帯電ローラ203の保持ブラケット205
は、駆動ローラ202の軸と同軸上で回動可能に保持さ
れ、帯電ローラ203は、付勢手段206によって常に
駆動ローラ202方向に付勢されている。また、保持ブ
ラケット205は、付勢手段207により給紙方向上流
側に付勢されている。更に、帯電ローラ203は、図1
2に示されるように、ローラ部203aと軸203bと
の間にトルクリミッタ203cを有する構成となってい
る。トルクリミッタ203cは、少なくともローラ部2
03aが平板201を給紙方向下流へ送る回転方向の時
には、トルクを発生し、逆方向にも回転可能になってい
る。
【0047】駆動ローラ202及び帯電ローラ203は
共に導体であり、金属製の軸に体積抵抗値104Ωcm
以下の導電性ゴムを巻いたものである。駆動ローラ20
2は、搬送ガイド板3等の金属部分を介して接地されて
いる。帯電ローラ203は、ほぼ平板201の幅にわた
った長さのローラであり、図12に示されるそのローラ
部203aは、板バネ203d、軸203b、給電部2
11を介して図10の電源部210と結合され、他の部
分とは絶縁されている。
【0048】電源部210は、図10に示されるよう
に、波形発生部210bと電圧増幅部210cよりなる
帯電電圧発生部210aと、波形発生部210eと電圧
増幅部210fよりなる除電電圧発生部210dと、両
電圧発生部を切り換える切換手段210gとから構成さ
れており、駆動ローラ202及び帯電ローラ203を電
極として、平板201に対して交番電圧を印加する。除
電にあたっては、公知のやり方によって、帯電領域の一
部のみを除電するように構成することも考えられる。
【0049】駆動ローラ202側の搬送ガイド3は、平
板201が最も給紙方向下流側に引き戻された時に、平
板201と干渉する部分が切り欠かれていて、切欠き部
3cを形成している。搬送ガイド板3の中程、切欠き部
3cの両側に、搬送ローラ対4が設けられている。特
に、積載シート1の給紙方向先端側と搬送ローラ対4と
の距離は、平板201が積載シート1上に最も突き出た
時の、積載シート1に迫り出した平板201の部分の長
さよりも短く構成されている。
【0050】次に、この第3実施例の動作を図11に基
づき説明する。
【0051】給紙動作に先立ち、先ず、給紙トレイ2に
積載されたシート1は、不図示の昇降機構によってトレ
イ底板2aの給紙方向下流側が揺動上昇される。積載シ
ート1の最も上のシート端部が適正位置まで上昇する
と、図8の上昇検知手段5がこれを検知し、上昇機構が
停止する。以後、給紙動作に伴い積載シート1の積載量
が減ずる度に同様の動作が繰り返され、積載シート1の
最上部先端は常に一定の高さに保たれる。
【0052】不図示の制御手段によって給紙動作が開始
すると、駆動ローラ202が図11aの矢印方向に回転
し、ギヤ202a及び歯列201cとの噛み合いによっ
て平板201は積載シート1の上方へ送り出される(図
11a)。同時に電源部210において、波形発生部2
10aより所定周波数の正弦波が発振され、電圧増幅部
210bを通ずることにより帯電電圧発生部210aか
ら±2kVの交番電圧が発生される。この際、図10に
示される切換手段210gは帯電ローラ203と帯電電
圧発生部210aが結線されるように切り換えられてい
る。交番電圧は、駆動ローラ202及び帯電ローラ20
3を電極として平板201に印加され、平板201の誘
電層201aの表面にストライプ状に交番する静電パタ
ーンが形成される。このときストライプのパターンピッ
チは、平板201の送り速さと、電源部210による交
番電圧の周波数により、平板201表面で5mm〜20
mmのピッチになるように設定される。また帯電ローラ
203は、送り出される平板201によって引っ張られ
る力と、付勢手段207の付勢力によって、保持ブラケ
ット205とともに駆動ローラ202の軸を中心として
給紙方向上流側に寄せられてくる。
【0053】平板201が最も送り出された状態に達す
ると、平板位置検出手段204が平板201上の無反射
面201dを検知することにより、平板201が最も送
り出されたことを検知する(図11b)。
【0054】不図示の制御手段は、平板位置検出手段2
04の検出信号を受け取ると、駆動ローラ202をそれ
までとは逆向きに回転させる。これにより、平板201
は送り出されたときとは逆の動作を始め、静止摩擦によ
って、平板201を介して帯電ローラ203を給紙方向
下流側へと押し戻そうとする。付勢手段207による付
勢力は、この力よりも小さく設定されているので、帯電
ローラ203は保持ブラケットと共に駆動ローラ202
の軸を中心として給紙方向下流側に寄せられる。これに
より更に、駆動ローラ202と帯電ローラ203に挾持
された平板201は、駆動ローラ202の軸を中心とし
て回動し、積載シート1の最上シート1aに当接する。
【0055】そして積載シートの最上シート1aは、平
板201表面の静電パターンの作用により、平板201
に吸着される。平板201が最上シート1aに当接する
際、積載シート1の積載量によって、最上シート1a紙
面の角度はまちまちであるが、平板201は積載シート
1と対向する面を凸としてシート側に湾曲しているの
で、紙面の角度に影響なく、最上シート1aを吸着可能
である。また最上シート1aが湾曲して平板201に吸
着されることにより、二枚目のシート1bとの分離の効
果も有する(図11c)。
【0056】また不図示の制御手段は、駆動ローラ20
2を逆転させると同時に、電源部210の切換手段21
0gを除電電圧発生部210dに切り換える。除電電圧
発生部210dの波形発生部210e、電圧増幅部21
0fによって発生される交番電圧は、帯電電圧発生部2
10aのそれと比較して、周波数は10分の1以下、電
圧は±800v程度となっている。これにより平板20
1の表面には、先の帯電によって形成された静電パター
ンを消去する交番電圧が印加される。
【0057】平板201に吸着されたシート1aは、平
板201と共に、駆動ローラ202と帯電ローラ203
に挾持され、図11の左方向へ移動される。駆動ローラ
202と帯電ローラ203の挾持部を越えたシート1a
は、帯電ローラ203から印加される除電電圧によっ
て、平板201より剥離される。
【0058】またシート1aが平板201に吸着された
ときに、シートの裁断バリ、平板201の押し付けによ
る紙間摩擦等の原因で、二枚目のシート1bがシート1
aと共に上記挾持部へと移動される場合がある。平板2
01のみ、あるいは201にシート1aのみが挾持部を
給紙方向下流へ通過する場合は、平板201あるいはシ
ート1aと、帯電ローラ203の摩擦力がトルクリミッ
タ203cのトルクに打ち勝って、帯電ローラ203は
平板201の移動方向に連れ回る。しかし、二枚目のシ
ート1bも一緒に挾持部を通過しようとする場合は、ト
ルクリミッタ203cのトルクが、シート1aとシート
1bの紙間摩擦力に勝ってシート1bの通過を阻止す
る。
【0059】シート1aの吸着部分のすべてが、平板2
01より剥離される前に、シート1aの先端は、搬送ロ
ーラ対4のニップ部に達し、それ以降、シート1aは搬
送ローラ対4によって搬送される(図11d)。
【0060】平板201が最も引き込まれたときに、平
板位置検出手段204が無反射部201dを検出するこ
とにより、制御手段は駆動ローラ202の駆動、及び電
源部210を停止する。帯電ローラ203は、付勢手段
207によって保持ブラケットと共に給紙方向上流側へ
戻される(図11e)。
【0061】続けて給紙を行なう場合には、シート1a
の後端が駆動ローラ202と帯電ローラ203の挾持部
を越えると直ちに、駆動ローラ202の駆動が再び開始
され、上記動作が繰り返される。
【0062】本実施例では、帯電ローラ203の軸20
3bを固定軸としたが、シート1を給紙方向上流へ戻す
方向に駆動をかけてもよい。この場合、駆動ローラ20
2と帯電ローラ203の挾持部に二枚以上のシートが達
した場合でも、一枚目のシート1aのみが分離され、更
に信頼性が高まる。
【0063】図13及び14に本発明の第四の実施例を
示す。
【0064】図13において、積載されたカットシート
1は、枠状の給紙トレイ2中に載置されている。当該給
紙トレイ2は、例えば、シート満載時には、シートを2
00枚程度積載可能である。給紙トレイのフロントフェ
ンスには、後述の平板301の幅より幅広の切欠き部を
鉛直方向に有する。
【0065】積載シート1の給紙方向下流側には、搬送
ガイド板3が配置され、更に平板301、駆動ローラ3
02、帯電ローラ303(図14)、反射型光学センサ
から成る平板位置検知手段304、保持ブラケット30
5、付勢手段306、307、ソレノイド308及びガ
イド溝309がそれぞれ配設されている。
【0066】例えば厚さ1mm程度のPETからなる可
撓性平板301は、図14に示されるように、例えば、
積載シートと対向する側に体積抵抗値1012Ωcmの誘
電層301a、その反対側に体積抵抗値104Ωcm以
下の導電層301bを有している。平板301は、積載
シート1の幅よりも狭く給紙方向に長い矩形形状を有し
ており、図14に示されるように、駆動ローラ302と
帯電ローラ303に挾持され、駆動ローラ302の回転
に応じて積載シート1上を給紙方向に往復運動可能に構
成されている。平板301上方に配置された平板位置検
知手段304と、金属光沢を有する平板301表面のご
く限られた範囲に塗布された無反射部301dとによっ
て、平板の位置を検知する。
【0067】帯電ローラ303の保持ブラケット305
は、駆動ローラ302の軸と同軸上で回動可能に保持さ
れ、帯電ローラ303は、付勢手段306によって常に
駆動ローラ302方向に付勢されている。また保持ブラ
ケット305は、ソレノイド308のON/OFFによ
り回動動作が行なわれる。
【0068】駆動ローラ302及び帯電ローラ303は
共に導体であり、金属製の軸に体積抵抗値104Ωcm
以下の導電性ゴムを巻いたものである。図15で理解さ
れるように、駆動ローラ302は、搬送ガイド板3等の
金属部分を介して接地されており、帯電ローラ303
は、給電部311を介して電源部310と結合され、他
の部分とは絶縁されている。
【0069】電源部310は、図15に示されるよう
に、波形発生部310bと電圧増幅部310cからなる
帯電電圧発生部310aと、波形発生部310eと電圧
増幅部310cからなる除電電圧発生部310dと、両
電圧発生部を切り換える切換手段310gより構成さ
れ、駆動ローラ302及び帯電ローラ303を電極とし
て、平板301に対し交番電圧を印加する。除電にあた
っては、公知のやり方によって、帯電領域の一部のみを
除電するように構成することも考えられる。
【0070】搬送ガイド板3は、駆動ローラ302及び
帯電ローラ303が配された部分を水平として、その下
流側で鉛直方向へと湾曲している。駆動ローラ302側
の搬送ガイド3は、平板301が最も給紙方向下流側に
引き戻された時に、平板301と干渉する部分が切り欠
かれていて、切欠き部3cを形成している。上側搬送ガ
イド板3の中程、切欠き部3cの両側に、平板301の
端部をガイドするガイド溝309が設けられている。ガ
イド溝309は、平板301を搬送ガイド板3に沿って
ガイドする働きを有するが、搬送ガイド板3が鉛直方向
を向いたところで、平板301の給紙方向下流側の先端
を搬送ガイド板3から逸らすような形状となっている。
更に、搬送ガイド板3の湾曲領域の直ぐ下流、ガイド溝
309の両側には、搬送ローラ対4が設けられている。
特に、搬送ローラ対4の挾持部と、ガイド溝309の溝
が搬送ガイド板3から逸る位置とは、ほぼ等しく構成さ
れている。
【0071】次に第四の実施例の動作を図16に基づき
説明する。
【0072】不図示の制御手段によって給紙動作が開始
すると、駆動ローラ302が図16aの矢印方向に回転
し、駆動ローラ302と帯電ローラ303に挾持された
平板301は積載シート1の上方へ送り出される(図1
6a)。同時に電源部310において、波形発生部31
0bより所定周波数の正弦波が発振され、電圧増幅部3
10cを通ずることにより帯電電圧発生部310aから
±2kVの交番電圧が発生される。この際、切換手段3
10gは、帯電ローラ303と帯電電圧発生部310a
が結線されるように切り換えられている。この交番電圧
は、駆動ローラ302及び帯電ローラ303を電極とし
て平板301に印加され、平板301の誘電層301a
の表面にストライプ状に交番する静電パターンが形成さ
れる。このときストライプのパターンピッチは、平板3
01の送り速さと、電源部310による交番電圧の周波
数により、平板301表面で5mm〜20mmのピッチ
になるように設定される。また帯電ローラ303は、付
勢手段307の付勢力によって、保持ブラケット305
とともに駆動ローラ302の軸を中心として給紙方向上
流側に寄せられてくる。
【0073】平板301が最も送り出された状態に達す
ると、平板位置検出手段304が平板301上の無反射
面301dを検知することにより、平板301が最も送
り出されたことを検知する(図16b)。
【0074】不図示の制御手段は、平板位置検出手段3
04の検出信号を受け取ると、ソレノイド308をごく
短時間オンさせる。付勢手段307による付勢力は、ソ
レノイド308の吸引力よりも小さく設定されているの
で、帯電ローラ303は保持ブラケットと共に駆動ロー
ラ302の軸を中心として給紙方向下流側に寄せられ
る。これにより更に、駆動ローラ302と帯電ローラ3
03に挾持された平板301は、挾持部付近で湾曲さ
れ、積載シート1の最上シート1aに当接する(図16
c)。平板301は可撓性部材であるので、積載シート
1の積載量に拘らず、最上シート1aと当接される。こ
のとき、最上シート1aは、平板301表面の静電パタ
ーンの作用により、平板301に吸着され、ソレノイド
308がオフされることにより、平板301と共に上方
に持ち上げられる。静電パターンによる吸着力は、二枚
目のシート1bには作用しないように調節されているの
で、最上シート1aと二枚目のシート1bとは、シート
1aのみが持ち上げられ、分離することとなる(図16
d)。
【0075】次に不図示の制御手段は、駆動ローラ30
2を逆転させ、平板301はシート1aを吸着したま
ま、ガイド溝309にガイドされ、図16の左方向へ移
動される。
【0076】シート1aの先端が、駆動ローラ302と
帯電ローラ303の挾持部を、例えば30mm程度越え
たところで、平板位置検出手段304が次の無反射部3
01dを検出する。制御手段はこの検出信号により、電
源部310の切換手段310gを除電電圧発生部310
dに切り換える。波形発生部310e、電圧増幅部31
0fによって発生される交番電圧は、帯電電圧発生部3
10aのそれと比較して、周波数は10分の1以下、電
圧は±800v程度となっている。これにより平板30
1の表面には、先の帯電によって形成された静電パター
ンを消去する交番電圧が印加される。駆動ローラ302
と帯電ローラ303の挾持部を越えたシート1aは、先
端の一部を残して、帯電ローラ303から印加される除
電電圧によって、平板301から剥離される。
【0077】シート1aは先端を平板301に吸着され
たまま、搬送ガイド板3の間を搬送され、屈曲部を抜
け、搬送ローラ対のニップ部へ達する。一方、平板30
1はガイド309に沿って先端を湾曲させ、反訴ガイド
板3より離れる。更に、シート1aの先端部分も平板3
01の湾曲によって平板301から剥離され、それ以
降、シート1aは搬送ローラ対4によって搬送される。
これにより、搬送ガイド板3の屈曲部でシートが紙づま
りを起こすことがなくなり、また通常屈曲搬送部に必要
な挾持力の強いローラも必要なくなる。更に、平板位置
検出手段304が無反射部301dを検知することによ
り、駆動ローラ302の駆動が停止され、平板301も
停止する(図16e)。
【0078】続けて給紙を行なう場合には、シート1a
の後端が駆動ローラ302と帯電ローラ303の挾持部
を越えると直ちに、駆動ローラ302の駆動が再び開始
され、上記動作が繰り返される。
【0079】
【発明の効果】請求項1の給紙分離装置においては、シ
ートに平面接触し誘電部を有する平板と、当該平板を往
復動させる手段と、平板を積載シート紙面に対して接離
させる手段と、平板に吸着力を発生せしめるように電圧
を印加する手段とを備えているので、平板の往復運動と
いう簡単な動きで給紙を行なうことができ、静電吸着力
を利用することで、摩擦給紙に比して経時的にも環境変
化に対しても安定した給紙性能を発揮する。静電吸着力
の調整によれば、重送する確率も低く抑えることができ
る。往復動作によって、給紙動作時以外では、平板を収
容状態におくことができ、、シートの補充容易性、ユー
ザの安全性に寄与すると同時に、平板を不用意に触っ
て、その面を汚し、給紙性能の低下を招来することも回
避することができる。
【0080】また請求項2の給紙分離装置においては、
平板の位置を検知する手段を少なくとも一つ設けている
ので、平板の駆動制御が確実に行なわれ、また電源部の
制御も確実となる。
【0081】請求項3の給紙分離装置においては、往復
動手段を構成する平板挾持ローラ対の少なくとも一方が
駆動ローラで、当該駆動ローラと平板のそれぞれに相互
に噛み合う歯列を設けているので、平板の往復駆動が確
実戸なる。また、ローラ挾持部を軸に平板が揺動して
も、平板の駆動に影響しない。
【0082】請求項4の給紙分離装置においては、ロー
ラ対に挾持された平板の重量バランスによるシーソー運
動を利用して接離手段を構成したので、ソレノイド等の
特別な接離手段を付加しなくともよく、平板の往復駆動
のみで平板の接離動作を行なうことができる。
【0083】請求項5の給紙分離装置においては、平板
の積載シート紙面に対向する面に凸状曲面部を有するよ
うにしたので、シート積載量に応じて平板とシート面と
の角度が変化しても、シート吸着に影響しない。また、
一枚目のシートが湾曲して吸着されることにより、二枚
目以降のシートと分離する効果も有する。
【0084】請求項6の給紙分離装置においては、ロー
ラ対の一方のローラを他方のローラ軸を中心に揺動可能
な構成で接離手段を形成されているので、ソレノイド等
の特別な接離手段を付加しなくともよく、平板の往復駆
動のみで平板の接離動作を行なうことができる。
【0085】請求項7の給紙分離装置においては、平板
挾持ローラ対から構成される往復動手段の当該ローラ対
が、平板とともに吸着シートを挾持搬送するので、装置
全体を小さくでき、ガイド板間への導入も確実になる。
【0086】請求項8の給紙分離装置においては、帯電
ローラにトルクリミッタを設けたので、重送防止に大き
な効果がある。
【0087】請求項9の給紙分離装置においては、平板
の復動時に除電するようになっているので、特別な剥離
手段を付加しなくとも、平板からシートが剥離し、その
後の搬送ローラの付加が減少する。
【0088】請求項10の給紙分離手段においては、平
板が可撓性部材であるので、積載シートに対する当接圧
が緩和され、積載シートの昇降制御が不要となる。ま
た、シート面と平板との当接角度が大きな場合でも、平
板が湾曲してシート面に倣うので吸着に有利である。更
に、平板が積載シートと離間する場合でも、徐々に当接
面積を減らして離間していくので、めくり分離効果があ
り、重送防止に効果が大きい。
【0089】請求項11の給紙分離手段においては、給
紙方向下流側に設けられた屈曲搬送路に沿って可撓性平
板が案内されるので、給紙方向での装置の小型化を図る
ことが可能で、シートを吸着したまま屈曲することによ
り、シートの搬送を確実とし、シート先端部での折れ等
がなくなり、紙詰まりの低減に大きな効果がある。
【0090】請求項12の給紙分離装置においては、平
板の復動時に一部除電可能になっているので、シートの
折れを防ぐために、シート先端を確実にガイドしたい場
合や、シート先端を確実にガイドしたい場合や、シート
先端でたるみを必要とするために、シート中腹あるいは
後端を保持搬送したい場合など、保持すべき場所のみを
選択的に吸着することで、不必要な搬送負荷が減少する
とともに、搬送の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す概略斜視図である。
【図2】当該第一実施例を示す部分的概略正面図であ
る。
【図3】当該第一実施例の電源系を示す概略図である。
【図4】当該第一実施例の動作を示す説明図で、aから
fに進むにつれて、給紙分離作業が行なわれる。
【図5】本発明の第二実施例を示す部分的概略正面図で
ある。
【図6】当該第二実施例の帯電ローラを示す概略斜視図
である。
【図7】当該第二実施例の電源系を示す概略図である。
【図8】本発明の第三実施例を示す部分的概略正面図で
ある。
【図9】当該第三実施例を示す部分的概略正面図であ
る。
【図10】当該第三実施例の電源系を示す概略図であ
る。
【図11】当該第三実施例の動作を示す説明図で、aか
らeに進むにつれて、給紙分離作業が行なわれる。
【図12】当該第三実施例の帯電ローラを示す概略断面
図である。
【図13】本発明の第四実施例を示す部分的概略正面図
である。
【図14】当該第四実施例を示す部分的概略正面図であ
る。
【図15】当該第四実施例の電源系を示す概略図であ
る。
【図16】当該第四実施例の動作を示す説明図で、aか
らeに進むにつれて、給紙分離作業が行なわれる。
【符号の説明】
1 積載シート 2 給紙トレイ 3 搬送ガイド板 4 搬送ローラ 101 平板 102 駆動ローラ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載されたカットシートの紙束よりシー
    トを1枚ずつ分離して給送する画像形成装置用給紙分離
    装置において、シートに平面接触し誘電部を有する平板
    と、当該平板を往復動させる手段と、前記平板を積載シ
    ート紙面に対して接離させる手段と、前記平板に吸着力
    を発生せしめるように電圧を印加する手段とを備えるこ
    とを特徴とする給紙分離装置。
  2. 【請求項2】 前記平板の位置を検知する手段を少なく
    とも一つ設けたことを特徴とする請求項1に記載の給紙
    分離装置。
  3. 【請求項3】 前記往復動手段が、平板を挾持するロー
    ラ対から構成され、当該ローラ対の少なくとも一方を駆
    動ローラとし、当該駆動ローラと前記平板のそれぞれに
    相互に噛み合う歯列を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の給紙分離装置。
  4. 【請求項4】 前記往復動手段が、平板を挾持するロー
    ラ対から構成され、前記接離手段が、当該ローラ対に挾
    持された平板の重量バランスによるシーソー運動を利用
    して構成されることを特徴とする請求項1に記載の給紙
    分離装置。
  5. 【請求項5】 前記平板の積載シート紙面に対向する面
    が凸状曲面部を有することを特徴とする請求項1に記載
    の給紙分離装置。
  6. 【請求項6】 前記往復動手段が、平板を挾持するロー
    ラ対から構成され、前記接離手段が、当該ローラ対の一
    方のローラを他方のローラ軸を中心に揺動可能な構成で
    形成することを特徴とする請求項1に記載の給紙分離装
    置。
  7. 【請求項7】 前記往復動手段が、平板を挾持するロー
    ラ対から構成され、当該ローラ対が、平板とともに吸着
    シートを挾持することを特徴とする請求項1に記載の給
    紙分離装置。
  8. 【請求項8】 前記往復動手段が、平板を挾持するロー
    ラ対から構成され、平板に吸着したシートと接するロー
    ラが、固定軸とトルクリミッタを介して保持されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の給紙分離装置。
  9. 【請求項9】 前記電圧印加手段が、平板の往動時に当
    該平板を帯電させ、復動時に除電するようになっている
    ことを特徴とする請求項7に記載の給紙分離装置。
  10. 【請求項10】 前記平板が可撓性部材であることを特
    徴とする請求項1に記載の給紙分離装置。
  11. 【請求項11】 前記平板が可撓性部材であり、給紙方
    向下流側に設けられた屈曲搬送路に沿って案内されるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の給紙分離装置。
  12. 【請求項12】 前記電圧印加手段が、平板の往動時に
    当該平板を帯電させ、復動時に一部除電可能になってい
    ることを特徴とする請求項7に記載の給紙分離装置。
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