JP2728403B2 - 紙送り装置 - Google Patents

紙送り装置

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JP2728403B2
JP2728403B2 JP62173834A JP17383487A JP2728403B2 JP 2728403 B2 JP2728403 B2 JP 2728403B2 JP 62173834 A JP62173834 A JP 62173834A JP 17383487 A JP17383487 A JP 17383487A JP 2728403 B2 JP2728403 B2 JP 2728403B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、記録用紙を搬送する紙送り装置に関し、特
に記録用紙としてカットシートを使用するプリンタの紙
送り装置に関する。 [従来の技術] 従来、プリンタの記録用紙を搬送するための紙送り装
置としては第4図に示すようなものがある。ここで1は
複数枚のカットシート、2はスプリング、3はローラ、
4はガイド板、5および9は補助ローラ、6はプラテ
ン、7はピンチローラ、8は印字部、10は排紙スタッ
カ、11はフォトセンサなどの形態の紙端センサである。 次に、これらの動作について説明する。複数枚のカッ
トシート1は、スプリング2のばね力によってローラ3
に押し付けられている。そして、ローラ3を回転させる
ことによって発生するカットシート1の最上部とローラ
3との摩擦力によって、カットシートの最上部の1枚だ
けを搬出させる。搬出された1枚のカットシートは、ロ
ーラ3と補助ローラ5に挟まれ、それらの回転によっ
て、プラテン6とピンチローラ7との間にガイド板4に
沿って搬送される。そして、搬送されたカットシートの
端部が紙端センサ11によって検出され、印字部8の印字
開始位置に合わせて、必要な長さ分の紙送りが行われ
る。カットシートの位置が定められた後、印字部8によ
って印字が行われる。印字が終了した後、カットシート
はプラテン6と補助ローラ9とに挟まれ、排紙スタッカ
10上に排出される。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の紙送り装置における印字部8ま
でのカットシートの搬送はローラ3とカットシートとの
摩擦力を利用してなされるので、カットシートの厚さの
程度やカットシート相互間の摩擦力が大きい場合には、
カットシートを重送してしまうという危険性が常に存在
するという問題点があった。 また、カットシートとローラ3との摩擦力が小さい場
合にはスリップによる紙の搬送不良が生じるという問題
点もあった。 さらに、複数枚のカットシート1のうちの最初に搬送
されるものと最後に搬送されるものとでは、カットシー
トをローラ3に押し付けるスプリング2のばね力に変化
があるので、このためにローラ3とカットシートとの摩
擦力も変化し、この変化のためにカットシートが重送さ
れたり、カットシートの搬送不良が生ずるという問題点
もあった。このような問題を解決するためにはスプリン
グ2あるいはこれに代わるものが、カットシート1に対
して常に一定の押し付け力を持つことが必要とされる
が、このようなものを使用することは紙送り装置のコス
トの上昇につながるという問題点もあった。 さらにまた、上述のような摩擦力は紙送りする周囲の
環境の温度あるいは湿度の高低によっても変化するが、
従来の紙送り装置においてはこの変化に対して十分に対
応ができていないという問題点もあった。 本発明の目的は上述の問題点を解決し、記録用紙の搬
送不良および重送が発生することなく確実に紙送りする
ことのできる紙送り装置を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明による紙送り装置は、シートが積載されるシー
ト積載手段と、このシート積載手段に記載される一番上
の前記シートを吸引するための開口部を有する搬出用筒
状部材と、この搬出用筒状部材の前記開口部に向けて前
記シート積載手段に積載される前記シートを押し付ける
ための弾性部材と、前記シートを吸引して保持するため
の開口部を有する印字用筒状部材と、前記搬出用筒状部
材および前記印字用筒状部材を囲み、前記搬出用筒状部
材および前記印字用筒状部材に対して摺接しながら旋回
移動し、前記搬出用筒状部材によって吸引される前記シ
ートを前記印字用筒状部材に搬送するための無端の多孔
性搬送部材と、前記搬出用筒状部材および前記印字用筒
状部材の双方を負圧状態にする吸引力発生手段とを具え
たことを特徴とするものである。 ここで、多孔性搬送部材は、可撓性薄板状をなすもの
であっても良い。また、搬出用筒状部材と印字用筒状部
材とを一つの筒状に形成し、開口部を開閉してその内部
圧力を調節するためのカバーをさらに具えるようにして
も良い。また、多孔性搬送部材は円筒状をなすものであ
っても良い。 〔作用〕 本発明によると、吸引力発生手段により搬出用筒状部
材および印字用筒状部材の双方が負圧状態となり、シー
ト積載手段に積載されたシートが弾性部材によって搬出
用筒状部材の開口部に向けて押し付けられると、シート
積載手段に積載された一番上のシートが多孔性搬送部材
を介して搬出用筒状部材の開口部に吸引される。 この状態で、無端の多孔性搬送部材が搬出用筒状部材
および印字用筒状部材に対して摺接しながら旋回移動す
ると、搬出用筒状部材の開口部に吸引されたシート積載
手段の一番上のシートのみが印字用筒状部材に搬送さ
れ、多孔性搬送部材を介して印字用筒状部材の開口部に
より吸引保持される。 そして、この印字用筒状部材の開口部によって吸引保
持されたシートに対し、所定の印字がなされる。 [実施例] 以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。 第1図は本発明の一実施例を示す構成図である。第1
図(A)において、1は複数枚のカットシート、2はス
プリング、8は印字部、10は排紙スタッカ、11はフォト
センサなどの形態の紙端センサである。紙端センサ11
は、多孔性部材14の移動体を黒くするか、または乱反射
するように構成すれば反射型センサで構成することがで
きる。 12Aおよび12Bは円筒部材であり、それぞれに小開口部
13Aと大開口部13Bとを有している。第1図(C)にその
一例を示す。14はフィルム状の多孔性部材であり、第1
図(B)に示すようにスプロケット用の穴14Aと小開口
部14Bとを有している。円筒部材12Aと円筒部材12Bとを
このフィルム状の多孔性部材14で覆う。この場合、多孔
性部材14は円筒部材12Aと円筒部材12Bとの周囲に沿って
移動可能であるようにしておく。多孔性部材14の移動
は、例えば円筒部材12Aおよび円筒部材12Bにスプロケッ
トを配置し、多孔性部材14の両端にあけたスプロケット
用の穴14Aを移動伝達の手段として行われる。積層され
た複数枚のカットシート1の上端部には、円筒部材12A
が配置されている。円筒部材12Aの大開口部13Bはカット
シート1の上面に接している。円筒部材12Bは記録部8
の近傍にプラテンとして配置されている。 カットシートの紙送りは以下のように行われる。円筒
部材内部を低圧にする動作およびカットシートを搬送す
る多孔性部材の移動などに関する制御はCPU(図示せ
ず)などによって行われる。 円筒部材12Aに設けられ、かつカットシート1の上面
に対向した大開口部13Bおよび多孔性部材14に設けられ
た開口部14Bを通過する空気の吸引によって、カットシ
ート1の最上部のカットシート1枚が多孔性部材14に吸
着される。 この多孔性部材14を、円筒部材12Aおよび12Bに沿って
移動させることによって1枚のカットシートを移動させ
ることができる。すなわち、円筒部材12Aおよび12Bの内
部を負圧にして、開口部13Aおよび13Bの部分でカットシ
ートを多孔性部材14に吸着させて、多孔性部材14の移動
とともにカットシートを移動させることができる。カッ
トシートの最初の1枚を送るときは、円筒部材12Aの部
分で紙送りが行われている間は円筒部材12Bの内部は負
圧状態にはしない。 円筒部材12Aおよび12Bの内部を負圧にする装置につい
ては第1図には特に示していないが、ファンやポンプな
どによって容易に構成することができる。 多孔性部材14の移動とともに紙端センサ11に達したカ
ットシートは、ここで先端部が検出され、印字開始位置
に合わせてパルスモータなどによって紙送りが行われ
る。 カットシートが印字部8まで送られると、このカット
シートが最初の1枚であるときは、ここで初めて円筒部
材12Bを低圧にするための作動が開始される。カットシ
ートの移動は円筒部材12Bを覆う多孔性部材14によって
行われる。そして、カットシートへの印字が行われ、カ
ットシートは印字の進行とともに排紙スタッカ10へ向け
て排出される。 第1図(A)においては円筒部材12Bの開口部13Bは、
記録に際して用紙を堅固に保持することができるよう
に、印字部8に対向して設けてある。このような位置に
開口部13Bを設けることはインクジェットプリンタのよ
うな非衝撃印字方式によって印字を行う場合に有効であ
る。 また、ワイヤドットプリンタのような衝撃印字方式に
よって印字を行う場合には、カットシート吸着のための
開口部13Bは印字部8に対向しないような位置に配さな
ければならない。 第2図は本発明の第2の実施例を示す構成図である。 第1図に示すような紙送り装置を小型化すると、円筒
部材12Aおよび12BのRが小さくなるので、たとえばはが
きのような厚紙やOHP用シートのような腰の強い用紙に
対しては、円筒部材12Aおよび円筒部材12B内部をより負
圧にして吸引力を強くしなければならなくなり不経済で
ある。 そこで、第2図に示すように、ほぼ楕円形状の断面を
有する筒状部材12のまわりを、フィルム状の多孔性部材
14で、第1図に示した例と同様に覆う。筒の形状をこの
ようにすることにより、厚い紙や腰の強い紙でも、確実
に搬送することができる。 また、カットシートの最初の1枚を搬送する場合は開
口部16以外の開口部はカットシートで覆われていないの
で、カットシートを筒状部材12に吸着させる効率がかな
り低下する。この低下を防ぐためには、大開口部13Bに
対してスライド式の開閉カバー15を設けて、開口部を一
時的にしゃへいすることが考えられる。また、ポンプな
どを作動することにより、筒状部材12内を一時的により
低圧にする方法をとってもよい。 このようにして、吸着力を高めることは、はがきやA5
版のように紙幅が狭い用紙を使用する場合にも有効であ
る。この場合は、例えば開閉カバー15は筒状部材12の両
端部に配すればよい。また、カットシートを連続的にで
はなく1枚のみを使用する場合にも、この方法は有効で
ある。 第3図は本発明の第3の実施例を示す、本例において
は、筒状部材17の内部の2つの部分17Aおよび17Bに負圧
部が分けられている。このように2つに分けて、カット
シートを吸引する動作を制御してもよい。本例において
は、筒状部材17の負圧部分17Aおよび17Bの開口部を有す
る部分に多孔を有するドラム14Cを外接させながら回転
させ、この回転によって第1図および第2図に示した例
と同様に紙送り動作を実行させる。なお、負圧部の分割
は、2つに限らず、何個所かに分割してもよい。このよ
うにして分割して、内部を負圧にするための吸引動作を
制御した方がより効果的にカットシートを吸着すること
ができる。複数個の負圧部の形成には、その各々にファ
ン負圧発生部を設ける方法がある。また、1つの負圧発
生源から負圧部への途中に電磁弁やソレノイドによる栓
部などを設け、圧力を調節することもできる。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、簡単な構成
で、紙ジャム、重送、搬送不良をほぼ完全に無くすこと
ができ、信頼性の高い紙送り装置を実現できるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1の実施例の構成図、 第2図は本発明の第2の実施例の構成図、 第3図は本発明の第3の実施例の構成図、 第4図は従来の紙送り装置の構成図である。 1…カットシート、2…スプリング、4…ガイド板、8
…印字部、10…排紙スタッカ、11…紙端センサ、12,17
…筒状部材、12A,12B…円筒部材、13A,13B,14A,14B…開
口部、14…多孔性部材、14C…ドラム。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.シートが積載されるシート積載手段と、 このシート積載手段に積載される一番上の前記シートを
    吸引するための開口部を有する搬出用筒状部材と、 この搬出用筒状部材の前記開口部に向けて前記シート積
    載手段に積載される前記シートを押し付けるための弾性
    部材と、 前記シートを吸引して保持するための開口部を有する印
    字用筒状部材と、 前記搬出用筒状部材および前記印字用筒状部材を囲み、
    前記搬出用筒状部材および前記印字用筒状部材に対して
    摺接しながら旋回移動し、前記搬出用筒状部材によって
    吸引される前記シートを前記印字用筒状部材に搬送する
    ための無端の多孔性搬送部材と、 前記搬出用筒状部材および前記印字用筒状部材の双方を
    負圧状態にする吸引力発生手段と を具えたことを特徴とする紙送り装置。 2.前記多孔性搬送部材は、可撓性薄板状をなすもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の紙
    送り装置。 3.前記搬出用筒状部材と前記印字用筒状部材とが一つ
    の筒状に形成され、前記開口部を開閉してその内部圧力
    を調節するためのカバーをさらに具えたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項に記載の紙送り装
    置。 4.前記多孔性搬送部材は、円筒状をなすものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の紙送り装
    置。
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