JPH0344755Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0344755Y2
JPH0344755Y2 JP5204285U JP5204285U JPH0344755Y2 JP H0344755 Y2 JPH0344755 Y2 JP H0344755Y2 JP 5204285 U JP5204285 U JP 5204285U JP 5204285 U JP5204285 U JP 5204285U JP H0344755 Y2 JPH0344755 Y2 JP H0344755Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
sheet
suction
wound
winding device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5204285U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61168034U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5204285U priority Critical patent/JPH0344755Y2/ja
Publication of JPS61168034U publication Critical patent/JPS61168034U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0344755Y2 publication Critical patent/JPH0344755Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は円筒走査型のインクジエツトプリンタ
などの円筒状ドラムに記録シート等のシートを巻
回するシート巻回装置に関する。
(ロ) 従来の技術 シートを円筒状ドラムに巻回せしめる方式とし
て、実開昭59−118538号公報に開示された如きド
ラムに、その表面に露出し内部と連通する多数の
吸気孔を形成し、該吸気孔を介して外気を吸気す
ることによつて形成される吸着力(負圧)で以つ
てシートを吸着して巻回する吸着方式が存在す
る。
この種のシート巻回装置は、巻回されるシート
の始端および後端の浮きなどを考慮して、第5図
および第6図に示すように、シートの始端および
後端が巻き付けられる箇所のドラム1表面を切削
したカツト面からなる平坦部5が形成されてい
る。そして、始端および後端を吸着する吸着孔2
および吸着溝2aは、平坦部5の端部5aから少
し内方、すなわち、平坦部5とドラム1の円弧部
分との接線部分から離間した位置に設けられてい
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した従来のシート巻回装置
においては、シート3を円筒ドラムに巻回させた
際、シート3の腰の強さにより、第6図に示すよ
うに、平坦部5とドラム1の円弧部との接線部分
で、シート3の浮き上りが発生する。
ところで、シート3の浮き上りが数百μmの単
位で発生すると、インクジエツトプリンタにあつ
てはヘツドとシートとの間のクリアランスが変化
する。このクリアランスの変動は記録ドツトの位
置ずれとなり、特にカラーインクジエツトプリン
タにおける色変化すなわち、色ムラとなつて現わ
れるなどの問題があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、シートの始端が巻回されるドラムの
表面部に軸方向に沿つて平坦部が形成されるとと
もに、この平坦部とドラム周面の円弧部分との接
線と接するかまたは近接するように、吸着孔を連
結したドラム軸方向に延設する吸着溝を設けたこ
とを特徴とする。
(ホ) 作用 本考案によれば、シートを巻回した際に、シー
トの腰の強さにより生じる浮き上り部分にて吸着
溝等によりシートを吸着するので、かかる負圧に
よりシートの浮き上がる力を抑圧できる。従つ
て、シートの浮き上りを防止することができる。
(ヘ) 実施例 第1図および第2図は本考案の要部である円筒
状ドラム1を示し、この円筒状ドラム1は、表面
に露出し内部と連通する多数の吸気孔2,2…
と、側面に設けられ内部の空気を図示していない
排気フアンにより排気する排気口4と、を備えて
いる。このドラム1は、シート3の始端および後
端が巻き付けられる箇所の表面をドラム軸に沿つ
て切削したカツト面からなる平坦部5,5が夫々
形成されている。この平坦部5,5は、ドラム1
の直径が100mm前後であれば、ドラムの外周から
0.2〜0.5mm程度切削したカツト面が好ましい。こ
のカツト面は、巻き付けられるシートの厚さ材
質、などにより異なるが、なるべくドラム表面か
ら少なく切削している方が望しい。
さて、本考案は、この平坦部5とドラム1周面
の円弧部分との接線と接するかまたは近接するよ
うに、ドラム1の軸方向に吸着溝2aが形成され
ると共に、この吸着溝2a内には少なくとも吸着
孔2の2つが連結されている。この吸着溝6と吸
着孔2とにより、シート3の始端を吸着する。
第3図並びに第4図はシート3の巻回動作を説
明するための要部断面図であつて、6はドラム1
の最下端に巻回されるべきシート3の始端3aを
対向配置する交換自在なシートカセツト、7はシ
ートカセツト6を貫通し上記シート3の始端3a
をドラム1の最下端に向つて押上げる押上機構
で、該押上機構7は、側面がL字状の支点8を中
心に回動するアーム9と、該アーム9の一端が枢
着せしめられたソレノイド10と、上記アーム9
の他端に遊着されシート3の始端3aを押上げる
ローラ11と、から構成されている。
而して、シート3を巻回するに際しドラム1を
回転せしめ、吸着溝5をシート3の始端3aに対
向せしめる。この状態で排気フアンを作動させド
ラム1内部の空気を排気口4から排気することに
よつて該ドラム1内部に負圧を生ぜしめ、吸気孔
2,2…から外部の空気を吸気しドラム1表面に
軸に向う吸着力を形成する。この排気フアンの作
動と同期してソレノイド10を励磁すると、アー
ム9は支点8を中心に左回転し他端に設けられた
ローラ11を上方向に移動せしめシート3,3…
の始端3a,3a…を吸着溝5に向つて押上げ
る。この様にして押上げられたシート3,3…の
始端3a,3a…はドラム1の吸着溝5に吸着さ
れようとするが、吸着力が最上部の1枚のシート
3のみに作用するために2枚目以降のシート3,
3…はソレノイド10の励磁解除と同時に元の位
置に下降復帰する。従つて、ドラム1の吸着溝5
は1枚のシート3の始端3aのみを吸着すると共
に、その吸着状態も吸着溝2aが延在することに
よつて、均一な吸着力が始端3a近傍に作用し、
しわが発生することもない。
この様にシート3の始端3aがドラム1にしわ
が発生することなく吸着された状態で該ドラム1
を回転せしめると、シート3は順次ドラム1の表
面に点在する多数の吸気孔2,2…を介した吸着
力により吸着されシート3の後端が吸着溝2aに
吸着されて凹凸なく巻回される。
そして、ドラム1表面に巻回されたシート3
は、平坦部5とドラム1円弧部との接線の位置に
おいて、シート3の腰の強さにより、浮き上がろ
うとするが、この位置に吸着溝2aが形成されて
いるため、その負圧力にて、ドラム1表面からシ
ート3が浮き上るのを防止できる。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案装置は、ドラムの
平坦部と円弧部との接線と接するかまたは近接す
る如く、吸着溝を形成したので、シートのドラム
からの浮き上りが抑制される。従つて、かかる装
置をカラーインクジエツトプリンタに用いた場
合、ヘツドとシートとのクリアランスを一定に保
つごとができ、色ムラなどを無くすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は本考案の要部断面図、第3図および第4図は
本考案の一実施例に於ける巻回動作を説明するた
めの要部断面図である。第5図および第6図は従
来例を示すもので、第5図は斜視図、第6図は要
部断面図である。 1……ドラム、2……吸着孔、2a……吸気
溝、3……シート、5……平坦部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に露出し内部と連通する多数の吸気孔が形
    成された円筒状ドラムを備え、その表面にシート
    が前記吸気孔を介した吸着力により巻回保持せし
    められるシート巻回装置であつて、シートの始端
    および後端が巻回される前記ドラムの表面部分に
    夫々軸方向に沿つて平坦部が形成されるととも
    に、前記吸着孔が連結されドラムの軸方向に延設
    する吸着溝を前記平坦部とドラム円弧部分との接
    線と接するかまたは近接するように、設けたこと
    を特徴とするシート巻回装置。
JP5204285U 1985-04-08 1985-04-08 Expired JPH0344755Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5204285U JPH0344755Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5204285U JPH0344755Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61168034U JPS61168034U (ja) 1986-10-18
JPH0344755Y2 true JPH0344755Y2 (ja) 1991-09-20

Family

ID=30571634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5204285U Expired JPH0344755Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0344755Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2728403B2 (ja) * 1987-07-14 1998-03-18 キヤノン株式会社 紙送り装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61168034U (ja) 1986-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0344755Y2 (ja)
JP5022888B2 (ja) 画像形成装置
JPH0423659Y2 (ja)
JPH05370Y2 (ja)
JP2728403B2 (ja) 紙送り装置
JPS62181543U (ja)
JP2002137844A (ja) シート状媒体の搬送機構
JPH0326571U (ja)
JPH02291762A (ja) 画像走査装置の回転ドラム
JP3017454B2 (ja) 印刷用紙のカール除去装置
JPH0229029B2 (ja)
JPH0318199Y2 (ja)
JPH0227650Y2 (ja)
JPS6363446B2 (ja)
JPS6229345U (ja)
JPH0465338U (ja)
JPH04173273A (ja) インクジェット印刷装置
JPH0420307B2 (ja)
JPH02142742U (ja)
JPS6080447U (ja) 複写機の原稿押さえ装置
JPS6413353U (ja)
JPH066341U (ja) ウエブ案内ロール
JPS59118538U (ja) シ−ト巻回装置
JPS59118544U (ja) シ−ト排紙装置
JPH04260561A (ja) リールドラム