JPS6363446B2 - - Google Patents

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JPS6363446B2
JPS6363446B2 JP54114550A JP11455079A JPS6363446B2 JP S6363446 B2 JPS6363446 B2 JP S6363446B2 JP 54114550 A JP54114550 A JP 54114550A JP 11455079 A JP11455079 A JP 11455079A JP S6363446 B2 JPS6363446 B2 JP S6363446B2
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JP
Japan
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sheet
drum
air
pump
ventilation
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JP54114550A
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、シートをドラムの周面に巻装固定
したり、ドラム周面から取り外したりするシート
クランプ装置に関するものであつて、特願昭54−
67099号(特開昭56−23146号)の発明を改良した
ものである。先行発明がシートをドラム周面に空
気の吸引によつて巻装固定するものであるのに対
し、本願発明はドラムに対するシートの先端のク
ランプをシートくわえ爪と空気吸引とによつて行
い、クランプ解除を排気によつて行うようにした
ものである。
シート状体をドラムに巻装する装置としては、
例えばオフセツト印刷機におけるマスターシート
装着装置、フアクシミリ装置における送信原稿お
よび記録紙の装着装置、複写機におけるシート状
感光体装着装置等があり、これらについては既に
種々の方式のものが提案され且つ実用化されてい
る。
そして、従来のシートクランプ方式は、何れも
カムやレバー等を複雑に組み合せた、所謂機械的
なものであつた。従つて、機構が非常に複雑にな
り、これを構成する部品も高い精度を要求される
ので、コスト高とならざるを得ない欠点があつ
た。また、部品点数が多いということは、前記コ
スト高の問題に加えて、機構の作用が複雑とな
り、クランプミスや、シートのドラムからの外れ
やこれに伴なうシートのジヤム等が起り易くなつ
て、信頼性の高いシートクランプ装置と言い難い
欠点があつた。
また、シートクランプの方式の1つに、ドラム
周面に多数の孔を設け、ドラム内部から空気を吸
引してシートをクランプするものがある。これ
は、ドラムの、シートを巻装される部分に、数多
くの孔を設けておいて、シートがドラムに供給さ
れる時機と略同時機に、ドラム内部を負圧にし
て、前記孔から空気を吸引すると共にシートを吸
着しようとする方式である。かかるシートクラン
プ方式にあつては、全ての孔から一斉に空気を吸
引するので、シートの前端部を吸着するときに
は、他の部分の穴が未だ塞がれていないため、ド
ラム内の負圧が充分に高まらず、先端部の空気吸
引によるクランプが不完全である。これを補うに
は、空気吸引流を多くしなければならなくなる。
従つて、バキユームポンプとして極めて大型のも
のを用いねばならず、かくすると装置の大嵩化、
コストアツプおよび騒音が大きい等の問題点が出
て来る。
本発明の目的は、上記の問題点を解決したもの
であつて、機械的動作を行う部分を可及的少なく
して、シートのドラムに対するクランプおよびそ
の解除が確実に行われるシートクランプ装置を提
供することにある。
かかる本発明の目的は、シートの先端をクラン
プするための、上記ドラム周面に対して開く習性
を有するシートくわえ爪と、ドラム周面を内側に
貫通して設けられドラム軸方向に平行に、かつシ
ートくわえ爪と対応していてシートくわえ爪を吸
引し得る位置に配列された通気孔列と、この通気
孔列を空気ポンプに接続する通気手段と、シート
のドラムへのクランプをシートくわえ爪と上記空
気ポンプの吸気とによつて行い、シートのクラン
プ解除を上記空気ポンプの排気によつて行うよう
に空気ポンプの吸排気を制御することによつて達
成される。
以下、図示の実施例によつて本発明を詳細に説
明する。シートをドラムに巻装固定する型式の装
置の一例として、インクジユツト記録方式を利用
した印刷装置に基いて本発明を説明する。そし
て、以下の説明に出て来るシートは、印刷用紙で
あるが、本発明にいう「シート」とは、他の方式
の印刷装置における印刷用紙、オフセツト印刷機
におけるマスターシート、フアクシミリ装置にお
ける送信原稿や記録紙、複写機における転写紙等
のように、ドラムにクランプされるシート状体を
含むものである。
第1図において、符号1は装置のケーシングを
示していて、このケーシング1内には、ドラム2
が支持軸3に支持されて回転自在に設けられてい
る。ドラム2には、詳しくは後述する如きシート
くわえ爪4が設けられている。ドラム2の周りに
は、給紙装置5、記録装置6、排紙装置7が、ド
ラムの回転方向において、この順に配設されてい
る。
給紙装置5は、周知の吸盤式自動給紙装置であ
つて、吸盤8、送り出しローラ9、アイドルロー
ラ10およびシート載置台11とからなつてい
る。吸盤8は、鎖線8Aで示す位置がホームポジ
シヨンであつて、給紙時には、鎖線位置から実線
位置へ移動し、実線位置でシートSを吸着したの
ち再び鎖線位置へ戻るようになつている。吸盤8
に上記動作を行なわせる機構や吸気手段は図示さ
れていない。吸盤8がシートSを吸着して鎖線位
置へ戻るとき、アイドルローラ10は、送り出し
ローラ9から図示しない位置へ離間していて、吸
盤8が鎖線位置へ来たのち、適宜のタイミングを
もつて図示の位置へ復帰し、送り出しローラ9と
でシートSを挾持する。そして、比較的低速で回
転しているドラム2のシートくわえ爪4の位置と
の同期をとつて、前記送り出しローラ9が回転す
ると、シートSがドラム2に向つて送り込まれ、
その先端を、開いているシートくわえ爪4とドラ
ム2表面との間に挿入される。こののち、ドラム
くわえ爪4が図示されない手段によつて閉じられ
て、シート先端のクランプが終る。先端をクラン
プされたシートは、全長に亘りドラム表面に密着
させられたのち、図示されない後端クランプ手段
でその後端をクランプされる。
記録装置6は、ドラム表面に近接させたインク
ジエツトヘツド12、ガイド軸13、ネジ軸から
なる駆動軸14および制御装置(図示せず)とか
らなつている。ガイド軸13と駆動軸14は、共
に前記ドラムの支持軸3と平行に設けられてい
る。インクジエツトヘツド12は、駆動モータ1
5により回転させられる駆動軸14によつて、ド
ラム表面に沿つて母線方向(副走査方向)に移動
させられる。一方、シートを巻装したドラム2
は、示矢方向に回転するので、上記インクジエツ
トヘツド12は、相対的には主走査方向に移動し
ていることになる。そして、上記インクジエツト
ヘツド12は、これに印加される信号に応じて、
ドラム表面(シート)に向けて微小なインク液滴
を噴射してドツトマトリツクスで記録画像を形成
する。
なお、上記ドラム2にクランプされるシートと
しては、印刷も何の記載もなされていない普通の
記録紙(印刷用紙)であつてもよく、或いは所定
の様式を他の形式の印刷で作成されている記録紙
(印刷用紙)であつてもよい。
上記排紙装置7は、印刷を終了したシートをド
ラム表面から剥離し排出するものであつて、ドラ
ム2に接離自在に設置された剥しローラ16、ド
ラム表面から剥されたシートを排紙台17へ送り
出す排紙ローラ対18とからなつている。
さて、上記の如きドラム2にシートをクランプ
する装置について実施例を挙げて説明する。
第2図乃至第7図において、円筒状のドラム2
0は、その両端に一対のフランジ21,21を嵌
合固着されている。ドラム20の周面には、母線
方向に溝22が形成されている。この溝22に
は、シートくわえ爪23の支持体24の中央部2
4aが進入している(第13図及び第14図参
照)。
上記シートくわえ爪23は、板ばね等の薄い弾
性板からなつていて、巾方向において、上記ドラ
ム20の円周と略同じに彎曲させられている。シ
ートくわえ爪23の一側には、内方へ折り曲げて
形成した、シートの先端が衝合するストツパ25
が設けられ、他側縁を上記支持体24にねじ26
により固定されている。
一方、ドラム20には、上記溝22の両端部に
切欠27,27が形成されていて、上記支持体2
4の両端部24bがそれぞれ進入している(第6
図、第12図乃至第14図参照)。支持体24の
両端部24b,24bは、フランジ21に回転自
在に装着された枢軸28の一端に、ねじ29によ
つて固着されている。枢軸28の、フランジ21
の外部に突出している端部には、レバー30(第
2図に一方のみ示す)の一端が固着されている。
レバー30の自由端には、ばね31の一端が係
止されていて、上記シートくわえ爪23に対し
て、これを開く向きの習性を与えている。ばね3
1の他端は、フランジ21に固植された短軸32
に係止されている。上記ばね31は、比較的弱い
ばねであつて、第11図に示すように、シートく
わえ爪23を開くに必要な強さである。シートく
わえ爪23の開く角度は、第11図に示すよう
に、レバー30の一側縁がストツパ33に衝合す
ることで規制される。
また、フランジ21には、第2図および第3図
に一方のみ示すように、長孔34が設けられてい
る。上記レバー30の自由端には、上記長孔34
を介して、ドラム内部の貫挿された重錘35が固
着されている。この重錘35は、後述するドラム
2の高速回転時に、遠心力によつてドラムの中心
から遠去かる向きに移動して、前記シートくわえ
爪23に対してこれを閉じる向きに付勢するもの
である。
上記ドラム20には、上記溝22に沿つて、上
記シートくわえ爪23で押えられる部分に、ドラ
ムの内外を貫通する空気通気孔36、ストツパ進
入孔37、通気パイプ取付孔38が列設されてい
る。これらの孔は、第6図によく示すように、シ
ートくわえ爪23で覆われる位置に設けられ、そ
の中の1つストツパ進入孔37には、シートくわ
え爪23のストツパ25が進入している。
ドラム20の内部には、前記通気孔の列に沿つ
て、通気パイプ39が配設されている(第7図参
照)。この通気パイプ39は、パイプホルダ40
に固着されている。このパイプホルダ40は、第
7図および第14図に示すように、前記通気パイ
プ取付孔38に挿嵌されたねじ41によつてドラ
ム20の内周面に固着される。よつて、上記通気
パイプ取付孔38はねじ41で閉塞される。ま
た、前記ストツパ進入孔37は、パイプホルダ4
0によつて閉塞される(第13図参照)。
一方、前記空気通気孔36は、第7図及び第1
2図に示すように、パイプホルダ40と通気パイ
プ39にそれぞれ設けた連通孔40a,39aを
介して通気パイプ39に連通している。
上記通気パイプ39の一端39bは、第5図及
び第7図に示すように、フランジ21に形成され
た空気通路42に接続され、他端39cは第7図
に示すように閉塞栓43で閉塞されている。な
お、第5図は、図示の都合上、フランジの向きを
変えてある。
上記空気通路42は、フランジ21に設けた凹
溝44と、この凹溝44を塞ぐゴムパツキン45
及び押圧板46で形成されている。ゴムパツキン
45と押圧板46には、前記通気パイプ39の一
端39bが嵌合する孔45a,46aが形成さ
れ、この嵌合部はシール部材47でシールされて
いる。ゴムパツキン45と押圧板46は、取付ね
じ48によつてフランジ21に固定される。な
お、第5図において、ゴムパツキン45と押圧板
46にそれぞれ孔45b,46bが設けられてい
るが、第7図に示すようなフランジの回転中心部
を中空にした、空気通路を形成する実施例におい
ては、前記孔45b,46bは形成されていない
ものとする。
上記フランジ21には、第7図に一方のみ示す
ように、管軸部49が形成され、この軸端にはシ
ールタイプのベアリング50が嵌合させられてい
る。ベアリング50は、ベアリングホルダー50
aによつて印刷機本体の不動部材51に固定支持
されている。
従つて、ドラム20は、フランジ21の管軸部
49で回転自在に支持されていることになる。こ
のドラム20は、前記管軸部49に固定された歯
車(図示せず)を介して回転駆動される。
以上説明したのは、シートの先端をクランプす
る機構(作用については後述する)であるが、次
にシートの後端をクランプする機構を説明する。
第4図に示すように、ドラム20には、その回
転方向において、シート先端クランプ機構進み側
に、シート後端を吸引する空気通気孔52が設け
られている。この通気孔52は、パイプホルダ5
3aを介して、前記通気パイプ39と同様に配設
された通気パイプ53に連通している。この通気
パイプ53は、他方のフランジ21の空気通路に
接続されている。
そして、第2図及び第19図に示すように、シ
ートの先端を吸引分離する通気孔36に連通して
いるベアリング50には、バキユームホース54
の一端が接続され、シートの後端を吸引分離する
通気孔52に連通しているベアリング55(第1
9図にのみ示す)には、バキユームホース56の
一端が接続されている。
上記バキユームホース54,56のそれぞれの
他端は、この実施例の場合、1つのバキユームポ
ンプPに接続されているのであるが、それぞれの
ホースには、空気通路を開閉する電磁バルブ5
7,58が配設されている。電磁バルブ57,5
8の作動タイミングは後述する。
また、ドラム20の近傍には、第23図に示す
ような、シート扱き装置59が配置されている。
シート扱き装置59は、図示されない不動部材
に、回動自在に支架された枢軸60と、この枢軸
60に板ばね61を介して取り付けられた一対の
扱きローラ支持腕62,63と、この支持腕6
2,63に回転自在に支持されていて、ドラム2
0と略同長の扱きローラ64と、上記枢軸60に
基端を固着されたレバー65と、このレバー65
の自由端に一端を係止していて、前記扱きローラ
64を第24図に示すように、離間位置に位置さ
せるばね66と、レバー65の自由端にリンク6
7を介して連結されたソレノイド68とからなつ
ている。
上記扱きローラ64は、通常第24図に示すよ
うに、ドラム20表面から離れた位置に、ばね6
6の弾力によつて保持されており、後述するシー
トクランプ時に、ソレノイド68が通電される
と、第23図に示すように、ドラム表面に圧接す
るようになつている。
さて、以上のように構成された装置のシートク
ランプ作用を第20図乃至第22図に基いて説明
する。
シートクランプ時ドラム20は、例えば30rpm
位の低速で回転している。また、シートの先端が
シートくわえ爪23とドラム20との間に送り込
まれないうちは、電磁バルブ57,58は共に閉
じられている。シートくわえ爪23は、通気孔3
6からの空気吸引がなされていないので、第11
図に示すように、ばね31の作用により揺動させ
られて開いており、この状態においても、ストツ
パ25の一部は、ストツパ進入孔37に進入して
る。
シートくわえ爪23が開いた状態で、ドラム2
0が第20図に示す位置へ回動して来るとき、こ
れに同期してシート送り出しローラ対69(第1
図におけるローラ9,10に相当する)が回転
し、挾持していたシートSをドラム20表面に向
けて送り出している。シート送り出しローラ対6
9によるシートの送り速度は、ドラム20の回転
速度より僅かに大きく設定されていて、シートS
の先端縁Saはシートくわえ爪23のストツパ2
5に衝合する(第6図参照)。
ローラ対69によるシート送り作用を今少し詳
しく説明する。ローラ69aには、図示されない
クラツチが設けられていて、ドラム20の爪位置
とタイミングが合うように、このクラツチの作用
によりローラ69aが回転を開始する。アイドル
ローラ69bは、これに従動回転する。上記クラ
ツチは、シートの先端がシートくわえ爪にくわえ
られて吸引され、次の扱きローラの下にシート先
端が到達するまで、接続されていて、送り作用を
継続する。従つて、爪にその先端を衝合させたシ
ートには、ドラム線速と送られるシートの線速の
差によつてたわみ(第20図参照)が形成されて
いる。そして、シートくわえ爪23、換言すると
シート先端が扱きローラ64の下に到達したと
き、上記クラツチがオフになつて、ローラ69a
への駆動力伝達が断たれると、ローラ69aは駆
動されなくなり、こののち、ローラ対69は、ド
ラムに先端をクランプされ、しかも扱きローラ6
4でドラムに押圧されて進行するシートに連れ回
わりする。
そして、前記シート送り出しローラ対69の回
転開始後適宜のタイミングをとつて、電磁バルブ
57(第19図参照)が作動させられると、バキ
ユームホース52、ベアリング50、管軸49、
空気通路42および通気パイプ39(第7図参
照)を介して、空気孔36から第20図に矢印a
で示すように空気が吸引される。
通気孔36からの空気吸引によつて、先ず、こ
の孔36の開口部の略半分を塞ぐように位置して
いるシートS(第6図参照)が該孔36に吸着さ
れ、次いでシートくわえ爪23が通気孔36の残
りの開口部に吸着される。シートくわえ爪23に
は、ばね31(第11図参照)によつて、開く向
きの習性が与えられているが、このばね31は前
述した通り、弱いものであり、シートくわえ爪は
通気孔36からの空気吸引によつて容易にドラム
表面に吸着される。
一方、扱きローラ64は、シートクランプ時に
は、第20図に実線で示すようにドラム20表面
に圧接していて、シート先端をクランプしたシー
トくわえ爪23を、より確実にドラム表面へ密着
させるように押圧する。そして、第21図に示す
ように、シートSの先端をクランプしたドラム2
0が回転するとき、上記扱きローラ64は、シー
トSをドラム表面に密着させるべく押圧し扱くよ
うになつている。そして、第22図に示すよう
に、シートSの後端Sbが後端クランプ用の通気
孔52を塞ぐとき、電磁バルブ58(第19図参
照)が作用して、前記通気孔52から空気を吸引
し、シートの後端を吸着する。これでシートは、
その先端を通気孔36とシートくわえ爪23でク
ランプされ、後端を通気孔52でクランプされた
ことになる。この場合、シートSは、扱きローラ
64によつて、扱かれながらドラム20の表面に
密着巻装されている。
シートのクランプを終えたドラム20は、この
のち高速度、例えば1000rpmで回転し、これに巻
装されたシートへの印刷が記録装置6(第1図参
照)によつてなされる。
そして、印刷動作が終了して、ドラムの先端ク
ランプ部が排紙装置7(第1図参照)の部分へ来
ると、電磁バルブ57(第19図参照)が作動し
て、逆にポンプから通気孔36へと空気が排出さ
れる。通気孔36への空気排出に伴ない、シート
くわえ爪23は揺動し、シートの先端を押える作
用を解除させられる。これと略時機を同じくし
て、剥しローラ16(第1図参照)がドラム20
上のシートに圧接して、瞬間的にシートをシート
くわえ爪23から引き抜き、シートを排紙ローラ
対18へ向かわせる。こののち剥しローラ16
は、回転するドラム20にシートを介して追従回
転する。
また、シートの後端クランプの解除は、剥がさ
れたシートの先端が排紙ローラ対18に挾持され
ておれば特に必要ないが、好ましくは、ドラム2
0の後端クランプ部が排紙装置部分に到達したと
き、電磁バルブ58を作動させて通気孔52から
の空気吸引を停止させるか、または逆に通気孔5
2へポンプから空気を送つて、シート後端のクラ
ンプ解除を行なう。かくすれば、シート後端がド
ラム表面から妄動して浮き上ることによる他の機
構例えばインクジエツトヘツド等へ打ち当ること
を防止でき、シートの破損を未然に防ぐことがで
きる。
次に、電磁バルブ57,58の作用についてさ
らに説明する。電磁バルブ57は、例えば第25
図に示すような四方口電磁バルブである。ハウジ
ング101内には、その長手方向にリテーナ室1
02、小部屋103,104,105およびリテ
ーナ室106が連通して設けられており、その中
にスプール107が往復動可能に配置されてい
る。小部屋103は配管口Bに、小部屋104は
配管口Aに、小部屋105は配管口Cに、および
リテーナ室106は配管口Dにそれぞれ接続され
ている。この種のタイプの一般の電磁弁バルブ
は、リテーナ室102と106とが連通している
が、そのような電磁弁バルブを使用する場合は、
その連通を遮断して使用する。スプール107の
一端には、リテーナ室102内のリテーナ108
を介してプツシユロツド109が固着され、プツ
シユロツド109には、交流ソレノイド110内
の可動鉄心111が固着されている。スプール1
07の他端は、リテーナ室106内のリテーナ1
12に固着され、リテーナ112と室壁との間に
スプリング113が挿入されて、常態においてス
プール107を反対側に押しつけている。この常
態すなわち第1ポジシヨンにおいて、配管口
AB,CDが連通し、交流ソレノイド110が励
磁されると、スプール107がスプリング113
に抗して移動し、配管口ACが連通し、これが第
2ポジシヨンである。
第26図に示すように、ドラム20内のシート
先端用通気孔列に連通するホース54は、電磁バ
ルブ57の配管口Aに接続され、配管口Bはポン
プPの吸気口に接続され、ポンプPの排気口は電
磁バルブ57の配管口Cに接続されている。配管
口Dは解放すなわち外気に通じている。したがつ
て、ポンプPによつてドラム20内のシート先端
用通気孔列から空気が吸引され、そこにシート先
端がくると、シート先端は通気孔列に吸着され、
シート先端のクランプが行なわれる。一方、電磁
バルブ58は通常の常閉型二方口電磁バルブで、
ドラム20内のシート後端用通気孔列に連通する
ホース56は、電磁バルブ58の配管口Eに接続
され、配管口FはポンプPの吸気口に接続されて
いる。電磁バルブ58が励磁され、バルブが開通
すると、ポンプPによつてドラム20内のシート
後端用通気孔列から空気が吸引され、シート後端
がクランプされる。
シート先端を分離するときは、第27図に示す
ように、電磁バルブ57を励磁させて配管口AC
を連通させると、ポンプPが、ホース56に連通
するシート後端用通気孔列から外気を吸つている
ので、ポンプPからの排気が、ホース54を介し
てシート先端用通気孔列から排出され、シート先
端およびシート先端くわえ爪を押し上げてクラン
プ解除が行なわれる。一方、シート後端は、電磁
バルブ58の励磁を解くことにより、バルブ58
の配管口EFの連通が遮断され、クランプ解除状
態に置かれる。
電磁バルブ57として、中立状態を含む3ポジ
シヨンの電磁バルブを使用すれば、シートの吸引
分離の制御をさらに細かく行なうことができる。
また、電磁バルブ58として、上記のような2ポ
ジシヨンまたは3ポジシヨンの電磁バルブを使用
して、シート後端分離を空気排出を利用して積極
的に行なうこともできる。さらに、いくつかのバ
ルブの組合わせによつて、また他の手段によつて
同様な機能をもたせることができる。
以上説明した実施例においては、ドラム20に
形成した通気孔36と、吸排気手段としてのバキ
ユームポンプPとを、フランジ21に設けた管軸
49を介して互いに接続し、この管軸をドラムの
回転中心軸として用いたが、ドラムと吸排気手段
との接続手続並びにドラム駆動機構の他の例を以
下説明する。なお、以下の説明において、既に説
明した部材については同一符号を付してある。
第15図において、ドラム20は、一対のフラ
ンジ70,71を介して、ドラム支持軸72に固
着され、このドラム支持軸72は、印刷装置の不
動の側板73,74に、ベアリング75,76を
介して回転自在に支架されている。
一方のフランジ70には、第8図に示すよう
に、第5図に示したと同様に、凹溝70aとゴム
パツキン45、押圧板46とで空気通路42が形
成されている。また、ここで説明する実施例にお
いては、上記ゴムパツキン45と押圧板46に
は、第5図に示すように、ドラム支持軸72が嵌
挿される孔45b,46bが形成されている。
フランジ70の管軸77は、ドラム支持軸72
の第1段部72aに挿嵌されたのち、固定ネジ7
8で上記支持軸72と実質的に一体に固定されて
いる。また、上記支持軸の第1段部72aには、
一端72bが前記空気通路42に到達している。。
軸方向に延びる溝72cが形成されている。一
方、上記管軸77の内周面には、その一端77a
が前記空気通路42に連らなる、軸方向に延びる
溝77bが形成されている。上記溝72cと溝7
7bとは互いに対向して位置させられている。上
記溝77bの他端には、管軸77の内外を貫通す
る孔77cが穿たれている。
上記管軸77の外周には、上記孔77cを間に
置いて一対のベアリング79,80が嵌合させら
れている。ベアリング79,80は、接続口金8
2を有するベアリングハウジング81に保持され
ている。上記ベアリング79,80はシールタイ
プのものであつて、これとベアリングハウジング
81及び管軸77とで輪状空間83を形成してい
る。
上記接続口金82は、図示されないバキユーム
ホースによつて、電磁バルブ57を介してバキユ
ームポンプPに接続されている。従つて、ドラム
20に穿設された通気孔36は、通気パイプ3
9、空気通路42、溝72cと溝77b、輪状空
間83、接続口金82を経てバキユームポンプP
(第19図参照)へ接続されていることになる。
また、ドラム支持軸72の第1段部72aの一
端には、ねじ部が形成されていて、これに螺合さ
せたナツト84によつて、前記フランジ70を、
第8図において、右方へ押している。このナツト
84により、前記押圧板46と支持軸の段部72
dとの間に設けられたシール部材85が段部72
dに押しつけられて、前記空気通路42と支持軸
72との間の気密性を保持している。従つて、前
記ねじ78の締付けは、ナツト84の締付け後に
行なわれる。
上記ベアリング79,80は、接続口金82を
係止した回り止め86によつて回転しないように
位置決め保持される。
一方、シートの後端を吸引する通気孔52につ
いても、上記と同様にバキユームポンプPへ接続
されるのであるが、この構成については、バキユ
ームポンプPとの間に設けられる電磁バルブが符
号58で示すのが異なるだけであるから、第15
図には、同一符号を付すにとどめる。
第15図において、ドラム20は、支持軸72
の左方の第2段部72eに巻装した伸張性のばね
88によつて、右方への移動習性を与えられてい
て、右方の第2段部72eに嵌挿したスペーサ8
7をベアリング76に当接させて位置決めされて
いる。支持軸72の右方には、一方向クラツチ9
2を介して歯車89が設けられており、更に軸端
には、接手90を介してエンコーダ91が接続さ
れている。
上記歯車89は、シート巻装時にドラムを比較
的低速(例えば30rpm)で回転させるものであつ
て、図示されない印刷装置の駆動源に接続されて
いる。この歯車89の回転は、一方向クラツチ9
2を介して支持軸72へ伝達され、支持軸72の
回転が歯車89へ伝達されることはない。
上記エンコーダ91は、支持板93に支持され
ていて、上記支持軸72の回転に従い、前記電磁
バルブ57,58の作動やドラムの回転に伴ない
作動する他の機構のタイミングをとるものであ
る。
一方、第15図において、支持軸72の左端に
は、接手94を介して、ドラム駆動モータ95が
連結されている。このモータ95は、前記ドラム
20を印刷時に比較的高速(例えば1000rpm)で
回転駆動するものであつて、実質的にドラムに直
結されている。上記モータ95は、側板73に固
定された支持板96に支持されている。
第15図に示すように、ドラム内面に通気パイ
プを設け、フランジの部分的凹部から回転中心中
空部を通じ、該中空部を覆う非回転部分をバキユ
ームポンプにつないで空気を吸引排出するように
すると、ドラムの支持軸に駆動モータやエンコー
ダを直結できるので、精度の高いドラム駆動と信
号発生を行なうことができる。
そして、第15図に示す例においては、シート
クランプ時には、歯車89によつてドラム20を
低速で回転させ、クランプが終つた後の印刷動作
時には、前記モータ95により高速回転させる。
シートの先・後端クランプおよびクランプ解除の
ための、通気孔36,52からの空気吸引および
排出は、前記エンコーダ91からの信号に基く電
磁バルブ57,58の作動タイミングにより制御
される。なお、通気孔36,52における空気吸
引および排出の作動タイミングは前述した実施例
と同様である。
第15図に示す実施例においては、シートの
先・後端を吸着分離する通気孔36,52を外部
に連結する手段が、ドラムの両端部に配設されて
いるが、これをドラムの一方の端部に設けること
ができる。
第9図および第10図において、ドラム支持軸
72には、第8図に示す管軸部77を長くした管
軸部77Aを有するフランジ70Aがナツト84
で締め付けられたのち、ねじ78で実質一体的に
固着されている。なお、シートの先端を吸引分離
する通気孔36に連なる空気通路については、第
8図に示したものと同じであるから、同一符号を
付すにとどめ、シートの後端を吸引分離する通気
孔52に連なる空気通路について説明する。
フランジ70Aには、前記空気通路42の一部
を形成する凹溝70aの外に、いま一つの空気通
路42Aの一部を形成する凹溝70aAが設けら
れている。
これら二つの凹溝は、それぞれパツキン45A
と押圧板46Aで気密的に覆われている。
管軸部77Aには、前記ベアリング79との間
にスペーサ97をおいて、一対のベアリング80
A,79Aが配置されている。これらベアリング
は、共にシールタイプのものであつて、ベアリン
グハウジング81Aに保持されて互いの間に輪状
空間83Aを形成している。この輪状空間83A
には、接続口金82Aの一端が開口させられてい
る。接続口金82Aは回り止め86Aによつて保
持されている。
一方、管軸部77Aの内周面には、一端77
aAを前記空気通路42Aに位置させ、他端に穿
設された孔77cAを前記輪状空間83Aに連通
させた溝77bAが形成されている。また、上記
支持軸72には、前記溝77bAに対向させて、
その一端72bAを前記空気通路42Aに位置さ
せた溝72cAが形成されている。
上記接続口金82は、シート先端クランプおよ
びクランプ解除の駆動を実質的に制御する電磁バ
ルブ57(第19図参照)へ接続され、接続口金
82Aは電磁バルブ58へ接続される。
そして、ドラム20が回転するとき、フランジ
70Aと支持軸72とは一体になつて回転し、通
気孔36,52にそれぞれ連らなる孔77C,7
7cAは、常に輪状空間83,83Aに連通して
いることになる。
以上のように、第9図に示す如く、回転部と非
回転部の気密的な連結手段を、ドラムの一端へま
とめて配置すると、バキユームポンプP(第19
図参照)へのバキユームホースの配設が行ない易
くなり、またスペースの面でも設計上有利とな
る。
なお、第9図において、通気孔36,52は、
ドラム20の円周方向に180度の位相をもつて設
けられていて、これに連らなる空気通路もこれに
従つて配置したが、これは図示の都合であつて、
両孔の位置は第4図に示すように、巻装されるシ
ートの長さに応じて、その先端・後端の位置に合
せて設けられること勿論である。
本発明は、ドラムに設けた複数の通気孔からの
空気吸引および排出のタイミングをとることによ
つてシートをドラム表面に吸着および分離するこ
とに特徴があることは既に述べた。そして、通気
孔とシートくわえ爪並びにシートとの互いの位置
については、その一例を第6図に示していて、通
気孔36…は、この孔1つでシートとシートくわ
え爪の両者を吸着および浮上するようになつてい
る。
第16図乃至第18図において、シートとシー
トくわえ爪を吸着および浮上する孔を、それぞれ
に対応させて形成した他の例を説明する。
ドラム20の、シートくわえ爪23で押えられ
る部分には、ストツパ25にその先端縁Saを衝
合させたシートSを吸着する通気孔36Aと、シ
ートくわえ爪23を吸着浮上するための通気孔3
6Bとが形成されている。上記各通気孔36A,
36Bは、第17図および第18図に示すよう
に、共に通気パイプ39に連通している。
そして、シートくわえ爪23が開いた状態(第
11図参照)において、シートSが上記爪とドラ
ムとの間に送り込まれ、その先端縁Saをストツ
パ25に衝合させたのち、通気パイプ39を介し
てバキユームポンプP(第19図参照)の吸引力
が作用すると、上記両通気孔36A,36Bから
共に空気が吸引される。このとき、シートくわえ
爪23には、これに開き習性を与えるばね力(第
11図のばね31参照)が与えられているので、
シートくわえ爪よりも先にフリーな状態にあり、
しかも孔に近い位置にあるシートSの先端部が通
気孔36Aに吸着される。通気孔36Aがシート
によつて閉塞されると、他方の通気孔36Bから
の空気吸引量が実質的に増大し、前記ばね力に抗
して、この孔36Bにシートくわえ爪23を吸着
する。逆に、空気排出の場合は、先にシートくわ
え爪が浮上するのでシート分離が容易に行なわれ
る。
この第16図に示す実施例にあつては、シート
を吸着する通気孔とシートくわえ爪を吸着する通
気孔とをそれぞれ別個に設けたので、シート先端
のクランプおよびクランプ解除がより確実に行な
われるという効果が期待できる。なお、第16図
には、通気パイプ取付用の孔(第6図の符号38
参照)は示してない。
以上の説明においては、シートの先端・後端を
吸着分離するための通気手段として、1つのバキ
ユームポンプPと2つの電磁バルブ57,58か
らなる例を挙げたが、これは、シート先端を吸引
分離するためのポンプとシート後端を吸引分離す
るためのポンプとをそれぞれ設けてもよいこと勿
論である。また、バキユームポンプの代りにシロ
ツコフアンなどの他の回転ポンプを使用すること
ができる。さらに、空気吸引排出のタイミングを
制御する手段についても、前記エンコーダ91に
限らず、周知のタイマー装置で電磁バルブ57,
58を作動させたり、或いは直接ポンプを作動さ
せるようにしてもよい。
例えば、第28図に示すように、ポンプとして
往復ポンプ121を使用し、そのピストンロツド
122の先端にカムフオロアー123を設け、こ
れをドラム軸124または他の回転軸に設けたカ
ム125に連動させ、ポンプ121の排気口12
6および吸気口127を三方口電磁バルブ128
を介してドラム20のシート先端用通気孔列に接
続する。そしてカム125の形状をシート先端の
クランプおよびクランプ解除のタイミングに同期
するように設計すれば、同様な目的を達成するこ
とができる。シート後端についても同様である。
ただし、この場合、ポンプ121の空気容量が不
足しがちなので、シートとして透気度のほとんど
ないプラスチツクシートのような用紙を使用する
ことが好ましい。
本発明によれば、ドラム周面に対して開く習性
を与えられたシートくわえ爪を有し、シートのド
ラムへのクランプをシートくわえ爪と空気ポンプ
の吸気とによつて行い、シートのクランプ解除
は、上記空気ポンプの排気によつて行うようにし
たので、従来のシートクランプ装置を構成するシ
ートくわえ爪に開閉動作を与えるためのカムやリ
ンク機構を含む比較的複雑なくわえ爪開閉制御機
構を必要としない。特に本発明によれば、シート
くわえ爪が排気によつて開かれると同時にシート
もドラムの外方に空気で押し出されるので、従来
必要とされていた機械的にシートを押し出す機構
が不用となる。さらにシートくわえ爪と対応し該
シートくわえ爪を吸引し得る位置に通気孔列を配
置することによつて、空気の吸引排出を最小必要
量に抑えることができるので空気ポンプも小型、
かつ小容量のものでこと足りる。
以上は、本発明を特定の実施例について説明し
たものであるが、本発明はこれに限られるもので
はなく、本発明の技術思想の範囲において種々の
変形例が考えられる。
例えば、図示の実施例においては、シート先端
と後端を吸着分離する通気孔が、ドラムの母線に
沿つて、それぞれ一列ずつ設けられているが、こ
の通気孔は、複数列ずつ設けられてよく、更にシ
ートの中央部を吸着分離する通気孔の列を付加し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を適用する装置の1つの例と
して挙げたインクジエツト記録方式を採用した印
刷装置の概略構成図、第2図は本発明の一実施例
を示す斜視図、第3図は第2図の左側面図、第4
図は同断面図、第5図は吸引孔と吸気手段を接続
する空気通路の構成を示す要部分解斜視図、第6
図は第2図の要部平面図、第7図は吸引孔と吸気
手段の接続方法の一例を示す縦断面図、第8図は
吸引孔と吸気手段の接続方法の他の例を示す縦断
面図、第9図は同上の更に他の例を示す縦断面
図、第10図は第9図に示す例の要部斜視図、第
11図はシートくわえ爪が開いた状態を示す一部
破截側面図、第12図は第6図中のA−A線断面
図、第13図は第6図中のB−B線断面図、第1
4図は第6図中のC−C線断面図、第15図はド
ラム駆動機構の一例を示す断面図、第16図は本
発明の他の例を示す要部平面図、第17図は第1
6図中のD−D線断面図、第18図は第16図中
のE−E線断面図、第19図はドラムと吸排気手
段との空気流路の一例を示す線図、第20図乃至
第22図はシートクランプ動作を説明する一部破
截側面図、第23図はシート扱き装置の一例を示
す断面図、第24図は同断面図、第25図は電磁
バルブの一例を示す断面図、第26図は本発明の
一実施例における電磁バルブの空気吸引時におけ
る作動説明図、第27図は本発明の一実施例にお
ける電磁バルブの空気排出時における作動説明
図、第28図は本発明における空気吸引排制御の
別の例を示す図である。 20……ドラム、21……フランジ、23……
シートくわえ爪、36,36A……シート用通気
孔、36B……シートくわえ爪用通気孔、53…
…通気孔、57,58……電磁バルブ、39……
通気パイプ、P……ポンプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドラム周面にシートを巻きつけて記録を行う
    装置において、シートの先端をクランプするため
    の、上記ドラム周面に対して開く習性を有するシ
    ートくわえ爪と、ドラム周面を内側に貫通して設
    けられドラム軸方向に平行に、かつシートくわえ
    爪と対応し該シートくわえ爪を吸引し得る位置に
    配列された通気孔列と、この通気孔列を空気ポン
    プに接続する通気手段と、前記シートのドラムへ
    のクランプを前記シートくわえ爪と前記空気ポン
    プの吸気とによつて行い、前記シートのクランプ
    解除を前記空気ポンプの排気によつて行う制御手
    段とを備えたシートクランプ装置。 2 前記通気孔列がドラムのシート先端および後
    端をクランプする位置に設けられ、前記吸気によ
    るクランプを前記シートの先端および後端に対し
    て行い、前記排気によるクランプ解除を少なくと
    も前記シート先端に対して行う特許請求の範囲第
    1項記載のシートクランプ装置。 3 前記空気ポンプが回転ポンプであり、前記制
    御手段がこのポンプと前記通気手段との間に配置
    された電磁バルブである特許請求の範囲第1項記
    載のシートクランプ装置。 4 前記空気ポンプが往復ポンプであり、前記制
    御手段がこのポンプの往復部材に連動するカムで
    ある特許請求の範囲第1項記載のシートクランプ
    装置。
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JPS5348467U (ja) * 1976-09-28 1978-04-24
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