JP2514821B2 - 枚葉印刷機の給紙装置 - Google Patents

枚葉印刷機の給紙装置

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JP2514821B2 JP21923687A JP21923687A JP2514821B2 JP 2514821 B2 JP2514821 B2 JP 2514821B2 JP 21923687 A JP21923687 A JP 21923687A JP 21923687 A JP21923687 A JP 21923687A JP 2514821 B2 JP2514821 B2 JP 2514821B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙積台上に積載された紙をサッカ装置の吸口
で吸引し、紙送りローラを介して差板上へ送り込む枚葉
印刷機の給紙装置に関するものである。
〔従来の技術〕
枚葉印刷機の給紙装置は、第7図にその要部の概要構
成図を示すように、紙1を積載して自動上昇する紙積第
2を備えており、紙1の上方には、要部のみを示すサッ
カ装置3が図示しないサッカフレームに支持されて配設
されている。このサッカ装置3は、図の手前側から紙背
側へ延びる機幅方向に並列する昇降自在な複数個の第1
吸口4と、この第1吸口4と対応して配設され図に実線
と鎖線とで示すように揺動する複数個の第2吸口5とを
備えており、また第1吸口4の前方には、機幅方向に並
列する複数個のエア吹き6が設けられている。第6図は
吸口4,5とエア吹き6とに対する配管図であって、第1
吸口4と第2吸口5とは、後述するロータリバルブ7を
介して吸引エア源としてのポンプ8に接続されており、
またエア吹き6はロータリバルブ9を介してポンプ10に
接続されている。このように構成されていることによ
り、第1吸口4で吸引されてその上昇により鎖線位置へ
吸い上げられた紙1は、エア吹き6からのエアで2枚目
以下の紙1との分離を良好にされた状態で第2吸口5に
吸い替えられ、その揺動と吸引解放とにより図示しない
紙送りローラに捕捉されて差板上へ送り出される。
前記ロータリバルブ7は、第8図にその縦断面図を示
すようにバルブ本体11を備えており、その円孔に嵌着さ
れた固定ブッシュ12の内部には、円筒状のエア室13が形
成されている。エア室13の外壁内周面には、断面を半円
弧状に形成された弁体14が回動自在に嵌合されており、
図示しない制御装置からの指令により所定のタイミング
で図に矢印で示す方向に回動するように構成されてい
る。エア室13には一対のポート15,16が互いに円周方向
へ所定の角度をなして開口されており、ポート15に装着
された口金17には、第6図で説明したようにポンプ8が
パイプを介して接続されている。また、ポート16にエア
通路18を介して接続された口金19には、第1吸口4また
は第2吸口5がパイプを介して接続されている。20はこ
れを把持して回動操作することによりエア通路18を拡縮
する弁操作用のつまみである。別のロータリバルブ9も
ほゞ同様に構成されている。このように構成されている
ことにより、制御装置からの指令で弁体14が回動する
と、前述したように吸口4,5とエア吹き6とが所定のタ
イミングで作動する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の給紙装置において
は、印刷機の回転速度が変化すると、弁体14の回転速度
も変化し、ポート15,16の開閉速度が変化するが、ポー
ト15,16の大きさが開閉速度の変化にかかわらず変わら
ないために、印刷速度が高速になるとエアの応答性、す
なわちエアが所定の真空度に到達して紙1が完全に吸口
4,5に吸引されている時間が短くなり、給紙不良が発生
したり、あるいはこれを回避するために高速化が制約さ
れるという問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために本発明では、ロー
タリバルブの円筒状エア室の内周と回動自在な弁体との
間に、これらと回動自在に嵌合する環状のブッシュを介
挿し、このブッシュ回動させる駆動装置を設けてこれと
印刷機の回転数検出用回転計との間を制御回路で接続す
るとともに、前記エア室に開口する吸口用ポートおよび
吸引エア源用ポートとエア室とを連通する一対の長孔を
ブッシュに設けた。
〔作 用〕 吸引エア源が作用しかつ弁体が回動すると、吸口外の
大気は、ポートと長孔およびエア室を経て吸引され、紙
は、ボートとエア室とが長孔によって連通されている間
だけ吸引される。印刷機の回転速度が例えば低速から高
速に変わった場合には回転計がこれを検出し、制御回路
を経て駆動装置を回動させるので、リンク機構を介して
ブッシュが回動する。これによってポートに対する長孔
の円周方向位相が変化し、低速のときよりもエアの通り
始める時期が早まるので、必要真空度に早く到達し、高
速でも吸着が完全に行われる。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本発明に係る枚葉印刷機の給紙
装置の実施例を示し、第1図は印刷機の低速時に対応し
て調節されたロータリバルブの縦断面図、第2図は印刷
機の高速時に対応して調節されたロータリバルブの縦断
面図、第3図はサーボモータ制御系のブロック図、第4
図は時間と到達真空度との関係線図、第5図は吸口上下
運動1サイクルにおける機械回転角度と吸口の運動との
関係線図である。図において給紙装置要部の構成および
その配管図は第7図およひ第6図に基づいて説明した従
来のものと同構成であるからその詳しい説明を省略し、
以下必要あるときは同図を用いて説明する。また第1
図,第2図において第8図と同構成の部材にはこれと同
符号を付してその詳しい説明を省略し以下簡単に説明す
る。バルブ本体11に形成された円筒状エア室13の外壁に
は、口金17を介し吸引エア源としてのポンプ8に接続さ
れたポート15と、口金19を介し第1吸口4に接続された
ポート16とが設けられている。なお、第1吸口4用のロ
ータリバルブと第2吸口5用のロータリバルブとはポー
ト16の開閉タイミングが異なる他は同構成であるから以
下第1吸口4用のロータリバルブ7Aについて説明する。
エア室13の内孔13aと断面ほゞ半円状の弁体14との間
には、環状に形成されてこれら内孔13aおよび弁体14と
回動自在に嵌合するブッシュ30が介挿されており、一
方、バルブ本体11側には駆動装置としてのサーボモータ
31が固定されている。サーボモータ31とブッシュ30と
は、サーボモータ31のモータ軸に軸着されたリンク32
と、ブッシュ30にねじ止めされたリンク33と、これら両
リンク32,33を連結するリンク34とからなる4節リンク
機構35で連結されており、サーボモータ31の回動により
リンク機構35を介してブッシュ30が回動するように構成
されている。そしてサーボモータ31の回動は印刷機の回
転速度の検出によって駆動されている。すなわち、第3
図に示すように、印刷機の回転軸には、例えばロータリ
エンコーダ36等の回転計が付設されていて、印刷機の回
転数を検出し、この検出の結果発せられた信号は制御回
路37を介しサーボモータ31に送られて印刷機の回転数に
対応した角度だけサーボモータ31を回動させるように構
成されている。このようにして回動するブッシュ30に
は、各ポート15,16とエア室13とをそれぞれ連通して円
周方向に延びる一対の長孔30a,31bが設けられており、
サーボモータ31によるブッシュ30の回動により、これら
長孔30a,30bと各ポート15,16との円周方向における位相
が変化するように構成されている。なお、ブッシュ30は
印刷機の回転速度が高速になるにしたがって第1図,第
2図の反時計方向に回動する。すなわち、第1図の低速
状態から第2図の高速状態に移行してブッシュ30が反時
計方向に回動すると、弁体14の時計方向への回動により
エア室13が長孔15a,15bとの連通開始時期が早くなり、
第1吸口4が早く所定の真空度に到達する。
以上のように構成された給紙装置の動作を説明する。
印刷機が運転され弁体14が回転すると、弁体14が長孔30
a,30bを介してポート15,16を所定のタイミングで開閉す
るので、第1吸口4で吸引されてその上昇により吸い上
げられた紙1は、エア吹き6からのエアで2枚目以下の
紙1との分離を良好にされた状態で第2吸口5に吸い替
えられ、その揺動と吸引開放とにより図示しない紙送り
ローラに捕捉されて差板上へ送り出される。
印刷機の回転速度はロータリエンコーダ36によって検
出されて信号が発せられ、この信号によりサーボモータ
31が回転数に対応した所定の角度だけ回動する。サーボ
モータ31の回動によりリンク機構35を介してブッシュ30
が回動し、ポート15,16に対する長孔30a,30bの円周方向
における位相が変化するので、弁体14が長孔30a,30bを
閉塞していた状態からエア室13が長孔30a,30bに対応し
始める時期が変化する。すなわち、第1図に示す印刷機
の低速時よりも、第2図に示す印刷機の高速時の方が、
弁体14の長孔30a、30bへの対応開始時期が早まり、エア
が早く通り始める。したがって高速時でも早く所定の真
空度に到達するので、吸空4,5による吸引が完全に行わ
れる。
これを第4図,第5図に基づいてさらに詳しく説明す
る。すなわち、第7図における第1吸口4は、下降−停
止,吸着−上昇の動作を繰り返し、また第2吸口5は、
後退−停止,吸着−前進の動作を繰り返すので、この運
動を線図で示すと第5図のようになる。第5図において
横軸と縦軸とには機械の回転角度と吸口4(5)の位置
とをそれぞれとっており、縦軸における点a1は吸口4
(5)の下降限(後退限)を示している。また、点a2
吸口4(5)の上昇限(前進限)を示している。さら
に、横軸において、r1−r3は停止範囲を示しており、r2
−r4はエア吸引範囲を示している。この場合、r2−r3
範囲内において完全吸着を完了する必要がある。一方、
第4図は横軸に時間をとり縦軸に到達真空度をとって示
す真空度線図であって、実線は従来装置の曲線を示して
おり、鎖線は本願装置の曲線を示している。図において
従来、印刷機の回転速度が低速の場合には点t1において
必要真空度(紙を吸着するに必要な最低真空度)p1に到
達するが、高速の場合には前記第5図における完全吸着
を完了するに要する回転角度r2−r3すなわち時間的余裕
が少なくなって図の0−t1から0−t2に変化する。した
がって高速の場合には吸口4(5)が吸着を終わって上
昇(前進)を開始するときにも真空度pが図に符号p2
示す真空度にしか達せず、紙が完全吸着されないで給紙
不良の原因となる。そこで本装置においてはエアの通り
始め時期を図にt1−t2で示すだけ早めたので、高速時で
も点t2において必要真空度p1に到達し、この点で完全吸
着が完了する。
なお、本実施例では駆動装置としてサーボモータを例
示したが、ステッピングモータやシンクロナスモータな
どのモータを用いても同様の効果が得られることはいう
までもない。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなように本発明によれば枚葉
印刷機の給紙装置において、ロータリバルブの円筒状エ
ア室の内周と回動自在な弁体との間に、これらと回動自
在に嵌合する環状のブッシュを介挿し、このブッシュ回
動させる駆動装置を設けてこれと印刷機の回転数検出用
回転計との間を制御回路で接続するとともに、エア室に
開口する吸口用ポートおよび吸引エア源用ポートとエア
室とを連通する一対の長孔をブッシュに設けたことによ
り、印刷機が高速の場合にはブッシュが回動して吸口へ
のエアの通り始め時期が早くなり、吸口の停止中に、紙
を吸着するに必要な真空度に到達するので、紙は吸口に
完全吸着され、給紙不良の発生を回避することができて
給紙性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明に係る枚葉印刷機の給紙装
置の実施例を示し、第1図は印刷機の低速時に対応して
調節されたロータリバルブの縦断面図、第2図は印刷機
の高速時に対応して調節されたロータリバルブの縦断面
図、第3図はサーボモータ制御系のブロック図、第4図
は時間と到達真空度との関係線図、第5図は吸口の上下
運動1サイクルにおける機械回転角度と吸口の運動との
関係線図、第6図ないし第8図は従来における枚葉印刷
機の給紙装置を示し、第6図は吸口とエア吹きとに対す
る配管図、第7図は給紙装置要部の概要構成図、第8図
はロータリバルブの縦断面図である。 1……紙、3……サッカ装置、4……第1吸口、5……
第2吸口、7A……ロータリバルブ、8……ポンプ、11…
…バルブ本体、13……エア室、14……弁体、15,16……
ポート、30……プッシュ、30a,30b……長孔、31……サ
ーボモ……ロータリエンコーダ、37……制御回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに円周方向へ所定の角度をなして開口
    する給紙用吸口へのポートおよび吸引エア源へのポート
    を外壁に備えた円筒状のエア室と、このエア室の外壁内
    周面と嵌合して回転し前記各ポートを所定のタイミング
    で開閉する弁体とからなるロータリバルブを備えた枚葉
    印刷機の給紙装置において、前記エア室の内周と弁体と
    の間にこれらと回動自在に嵌合する環状のブッシュを介
    挿し、このブッシュを回動させる駆動装置を設けてこの
    駆動装置と印刷機の回転数を検出する回転計との間を制
    御回路で接続するとともに、前記各ポートとエア室とを
    連通して前記ブッシュの円周方向に延びブッシュの回動
    により各ポートとの円周方向における位相が変化する一
    対の長孔を設けたことを特徴とする枚葉印刷機の給紙装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3842390C3 (de) * 1988-12-16 2001-11-29 Roland Man Druckmasch Steuervorrichtung
DE4315549C2 (de) * 1993-05-10 2003-11-20 Heidelberger Druckmasch Ag Einrichtung zur Saugluftsteuerung für eine Bogenübergabetrommel
DE19512313C1 (de) * 1995-04-01 1996-10-02 Heidelberger Druckmasch Ag Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung einer Ventileinheit
KR100710842B1 (ko) * 2006-03-31 2007-04-24 주식회사 휘닉스 디지탈테크 백라이트 유닛에 사용되는 확산시트 자동공급장치

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