JPH02169462A - 枚葉紙印刷機の排紙制動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、特許請求の範囲第１項の前提項に記載の枚葉
紙印刷機の排紙制動装置に関する。

［従来の技術］ この前提項の特徴は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第
１６３６３１６号公報から知られている。この公知の構
成の場合、吸引機構が吸引器からなり、この吸引器の支
持体がレバーガイドによって支持され、その１つのレバ
ーが、一様に回転する第１の駆動要素のカムと結合され
、この第１の駆動要素が吸引器の上昇・下降動作を起こ
させ、その他方のレバーが、吸引器の水平動作を起こさ
せる第２の駆動要素と結合されている。この第２の駆動
要素はカム板からなり、このカム板にローラが当接され
、このローラが、レバーによって同じ軸に固定された歯
車と咬み合う歯セグメントに支承さされている。このよ
うな排紙制動装置の駆動装置は、一方の駆動要素によっ
て、排紙装置はほぼ水平に入り込む枚葉紙の後縁の方へ
吸引器を持ち上げることを可能にし、同時に、他方の駆
動要素によって吸引器の水平運動を初期位置から可及的
に短い行程でほぼ枚葉紙速度に加速することを可能にす
る。排紙装置の移送手段による枚葉紙の解放と時間的に
一致するか、またはこの解放と僅かに重なり合う、受け
入れ場所における吸引器による枚葉紙の受け入れ後、吸
引器が枚葉紙を解放位置において解放して比較的早い速
度で初期位置に戻る以前に、吸引器が第１の駆動要素に
よって排紙バイルに対して引込められ、同時に他方の駆
動要素によって可及的に長い行程で減速され、その場合
、２つの駆動要素が同様に協同動作を行う。２つの駆動
要素は、歯車および駆動チェーンを介して排紙装置の駆
動装置に結合されている。この刊行物には、印刷すべき
枚葉紙のフォーマットの変化の場合における吸引器の位
置および吸引器駆動装置の調整について考慮されていな
い。吸引器の駆動手段が吸引器と形状結合的に結合され
、したがってフォーマット調整用のサドル上に設けられ
ているため、印刷すべき枚葉紙のフォーマットの変化が
場合によって生じたとき、排紙制動装置の調整を行う必
要がある。これは時間の労費になり、誤った調整を行っ
た場合に汚れの原因となり、特に印刷速度が早い場合に
紙送りが不正確になる。この刊行物から知られている排
紙制動装置の吸引器の駆動装置は、極めて多くの経費を
要する。

また米国特許第２１３０８４１号明細書は、吸引器の垂
直および水平の運動が、別個の駆動手段によって達成さ
れるようにした排紙制動装置を開示している。また、こ
の刊行物は、印刷すべき枚葉紙のフォーマットの変化に
よって生じる問題について、何も考慮していない。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の目的は、特に機械の運転速度の早い場合、印刷
すべき枚葉紙の性質と無関係に、排紙装置における枚葉
紙の動作確度を一層最適化し、排紙装置の付加的な調整
を行わずに、印刷ユニットとの中立位相でフォーマット
調整ができるようにすることである。

［課題を解決するための手段］ この目的は、特許請求の範囲第１項の特徴項に記載の構
成によって達成される。

［作用］ したがって、排紙制動装置の吸引機構の駆動が、印刷機
の駆動装置によって中立位相で直接行われる。この中立
位相の駆動は、印刷すべき枚葉紙を必要に応じてフォー
マット調整する場合でも中断されることがなく、その場
合、吸引機構の駆動要素と機械との間の駆動チェーンの
長さの変化が、チェーン収納室によって補償される。枚
葉紙の速度に合わされた吸引機構の速度が、それぞれの
機械速度と無関係に維持されるように、印刷機の駆動装
置への吸引機構用駆動要素の直接的な結合が行われる。

フォーマット調整の場合、枚葉紙の後縁に対する吸引機
構の位相状態が同様に維持される。機械の運転中でも、
それによって排紙制動装置における吸引機構の位相状態
が影響されることなく、フォーマット調整および機械運
転速度の変化を行うことができ、この点において、本発
明の特徴を適用して構成された、直接的に機械からの、
排紙制動装置における吸引機構の駆動装置の、本質的な
利点を見ることができる。

カム板が吸引機構用の駆動要素を効果的に構成し、その
場合、このカム板に対してローラがばね力を作用させて
保持され、このローラの動きが、フォーマット調整用の
サドル上において直角軸のまわりに可動的に支承された
吸引機構に、増速伝動装置によって伝達される。

この増速伝動装置は、本発明の特徴によって好適な構造
に構成された場合、４個の継ぎ手を有するレバー伝動装
置として構成され、そのうちの２個の継ぎ手は、フォー
マット調整用の変位可能なサドル上に固定して設けられ
、２つのレバーの一方の端部用の継ぎ手軸受を形成し、
これらのレバーの他方の端部が、別のレバーによって２
つの他の継ぎ手において可動的に互いに結合され、その
場合、２つの第１のレバーのうち１つが、サドルに固定
された継ぎ手によってカム板におけるローラの段付軸受
と固定され、これらの２つのレバーのうちの他方のレバ
ーが、サドル上に支承され枚葉紙の移送方向と直角な軸
線によって延び吸引機構が取り付けられた軸と固定結合
されている。互いに関節結合されたレバーからなるその
ような四バーリング伝動装置は、低順なコストで製造さ
れ、機能において動作が確実であり、比較的僅少な組立
容積で比較的大きな変速比を可能にする。

四バーリング伝動装置を有するこのカムローラ用のカム
ローラとカム案内装置との組合わせは、大きな変速比が
得られるため、吸引機構、特に１個の吸引器または数個
の吸引器が、機械の回転毎に枚葉紙に１口触れるだけで
すむという別の利点がある。

チェーン収納室の構成に対する好適な実施態様は、特許
請求の範囲第３項ないし第６項に示されている。

吸引機構は吸引板または持上げ吸引器によって構成する
ことができ、その場合、持上げ吸引器は、持上げ動作用
の特別の駆動手段を必要としない、吸引器の持上げ動作
は、場合によって、直接、吸引器内の負圧によって行う
ことができ、吸引器への枚葉紙の接触によって制御する
ことができる。

［実施例］ 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

印刷機から来る枚葉紙ｌが、コンベアチェーン２によっ
て排紙パイル３上に移送される。その場合、案内ローラ
５および６によって導かれるコンベアチェーン２のくわ
えづめ４が、枚葉紙１をその前縁において把握する。枚
葉紙１が排紙装置にほぼ水平に運ばれる。この動作の終
りに、吸引機構７が枚葉紙ｌの後縁に作用し、これと同
時に、または時間的に僅少な重なりで、コンベアチェー
ン２のくわλづめ４から枚葉紙１が解放され、したがっ
て枚葉紙１が枚葉紙パイル３上に下降し、その場合、吸
引機構７の動作によって減速され、最後に枚葉紙バイル
３上に穏やかに落とされる。

この枚葉紙１の減速は、可及的に長い行程で行われる必
要があり、したがって、枚葉紙ｌを排紙バイル３に落と
すために吸引機構７が解放された場合、吸引機構７が枚
葉紙１に対する相対速度なしに枚葉紙１を受け入れるこ
とができ、低速度で初期位置に戻るようにするため、吸
引機構７が可及的に短い行程で枚葉紙速度に加速されろ
必要がある。この動作は、水平軸のまわりに回転可能に
サドル９に支承されたカム板８からなる駆動装置によっ
て達成され、このサドル９はフォーマット調整用のすべ
ての部品を支持し、サドル９の水平調整可能性は、サド
ル９の下側に記号的に示された円によって明示されてい
る。このサドル９の上で吸引機構７が、回転軸１０と軸
平行に設けられた軸１１のまわりに動くことが可能であ
る。カム板８の周囲に対して、ローラ１２が、公知の方
法でばね力、たとえば第２図に示すような引張りばね３
５によって押圧され、ローラ１２は、増速伝動装置を構
成する数個のレバーからなる四バーリング伝動装置の短
いレバー１３の自由端に支承されている。別のレバー１
４が、軸１１と固定されている。レバー１４の自由端部
は継ぎ手！？ａにおいてレバー１５の一方の端部と結合
され、レバー１５の他方の端部は継ぎ手１７ｂにおいて
レバー１６と結合され、レバー１６はローラ１２の軸受
を支持するレバー１３との−ｒ性の結合部を有するか、
またはレバー１３と一体的に形成されている。双方のレ
バー１３．１６は、サドル９上に設けられた共通の継ぎ
手１７ｃを有している。また、レバー１４は、軸１１を
介してサドル９上の継ぎ手１７ｄに支承されている。レ
バーの長さを適当に調整することによって、簡単な広範
囲な変速比を得ることができる。

スプロケット１８がカム板８と固定され、このスプロケ
ット１８が、駆動チェーン１９によって機械駆動装置の
スプロケット２０から直接駆動される。駆動チェーン１
９が、双方のチェーン車間部１９ａおよび１９ｂを同様
な張力に保持するチェーン収納室２１を貫通している。

したがって、カム板８のスプロケット１８をスプロケッ
ト２０に対して間隔をおいて調整することができ、その
場合、双方のスプロケット１８．２０の間の位相状態が
維持される。このことは、排紙制動装置の吸引機構７の
調整された状態および動作に影響をおよぼすことなく、
フォーマット調整および機械速度変化を可能にする。

図に示されたチェーン収納室２１の実施例において、双
方のチェーン車間部１９ａおよび１９ｂが、数個の案内
ローラ２２および２３によって案内され、その場１合、
チェーン車間部１９ａおよび１９ｂが、これにそれぞれ
対応するローラ２２および２３に交互に部分的に巻き付
けられている。一方のチェーン車間部１９ａを支持する
ローラ２２は共通の支持体２４に支承され、他方のチェ
ーン車間部１９ｂを支持するローラ２３は共通の支持体
２５に支承され、これら双方の支持体２４．２５は、コ
イルばね２６．２７と、少なくとも１つの十字継ぎ手３
３とによって、互いに押圧され、十字継ぎ手３３は、中
心部３４において互いに関節結合された帯板からなり、
この帯板の一方の端部は一方の支持体に、反対側の端部
は他方の支持体に、互いに移動可能に案内され、その場
合、この案内装置の平行状態が互いに確立される。これ
らの支持体の端部に設けられた２つのコイルばね２６゜
２７が、支持体２４．２５を互いに押圧し、したがって
コンベアチェーン１９の張力が、常に均一に維持され、
そのため２つのスプロケット１８゜２０間の距離の変化
が、位相のずれを生じることなく補償される。

第２図は、少なくとも１つの吸引器２８とハウジング２
９とからなる吸引機構７を示し、ハウジング２９は、吸
引器２８を縦方向に移動可能に案内し、したがって、吸
引器２８がＡ’ウジング２９から持上げられ、ハウジン
グ２９内に引戻されることができる。この動作は、吸引
器２８への導管内の負正によって行われ、吸引器２８へ
の枚葉紙ｌの接触によって制御される。加速段階におい
て、吸引器２８がハウジング２９から持上げられ、その
場合、この動作は、例えば遠心力によるか、または真空
ポンプ３１に接続された吸込み導管内の負圧によって、
行うことができる。吸引器２８が枚葉紙ｌの後縁を把握
し、吸引器２８の吸込み口が枚葉紙ｌによって閉塞され
ると、直ちに、吸引器にいたる導管内の負圧が、枚葉紙
１とハウジング２９内に引き入れる。吸引器２８のこの
沈下動作によって、吸引器２８の吸込み口が楕円軌道上
を動くため、減速段階の行程が延長される。吸引器２８
から枚葉紙１が解放された後、吸引機構７が初期位置に
戻り、その後、継ぎの枚葉紙を受け入れるため、新たに
受け入れ位置にまで加速される６枚葉紙の吸引およびそ
の解放は、例えば機械によって駆動される回転弁３２に
よって、公知の方法で行うことができる。

第３図の実施例の場合、吸引器２８の代りに吸引板３０
が設けられ、この吸引板３ｏは、吸引器２８のハウジン
グ２９ではなく、軸１１に固定されている。また、この
ような吸引板３０は、回転駆動されるカム板８からロー
ラ１２を介し、継ぎ手１７ａ、　１７ｂ、　１７ｃおよ
び１７ｄによって互いに連結された数個のレバー！３．
１４．１５．１６からなる増速伝動装置によって動かさ
れる。しかしながら、そのような駆動装置ではなく、印
刷機に直接設けられた回転角度センサーによる制御装置
を有する吸引板３０用の電動機を備えることも可能であ
り、その場合、この電動機は、吸引板３０と、直接また
は伝動装置を介して結合される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による排紙制動装置を有する排紙装置の
一実施例を示す側面図、第２図は第１図に示す装置の吸
引機構を構成する吸引器の駆動装置の構成を示す説明図
、第３図は本発明の別の実施例の吸引機構を構成する吸
引板の駆動装置の構成を示す説明図である。 １・・・・枚葉紙、２・・・・コンベアチェーン、３・
・・・排紙パイル、４・・・・くわえづめ、５．６・・
・・案内ローラ、７・・・・吸引機構、８・・・・カム
板、９・・・・サドル、１０・・・・回転軸、１１・・
・・軸、１２・・・・ローラ、１３〜１６・・・・レバ
ー、１７ａ、　１７ｂ、　１７ｃ。 １７ｄ・・・・・継ぎ手、１８・・・・スプロケット、
１９・・・・駆動チェーン、２９ａ、　！９ｂ・・・・
・チェーン車間部、２０・・・・スプロケット、２０・
・・・チェーン収納室、２２．２３・・・・案内ローラ
、２４．２５・・・・支持体、２６．２７・・・・コイ
ルばね、２８・・自吸用器、２９・・・・ハウジング、
３０・・・・吸引板、３１・・・・真空ポンプ、３２・
・・・回転弁、３３・・・・十字継ぎ手（平行案内部材
）、３４・・・・中心部、３５・・・・引張ばね。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、枚葉紙をその後縁において把握しフォーマット調整
   用の調整可能なサドル上に設けられた吸引機構が、その
   運動経路において、枚葉紙の受け入れ位置と解放位置と
   を通して延びそれ自体閉じられた軌道ループに案内され
   、一様に回転し同様にサドル上に設けられた駆動要素と
   、継ぎ手レバーを有する増速伝動装置によって結合され
   、該増速伝動装置は、吸引機構を受け入れ位置より前に
   枚葉紙速度に加速し、枚葉紙を受け入れた後、解放位置
   にいたるまで減速する、枚葉紙印刷機の排紙制動装置に
   おいて、 調整可能なサドル（９）上の駆動要素のスプロケット（
   １８）と、印刷機駆動装置のスプロケット（２０）とが
   、駆動チェーン（１９）によって、スプロケット（１８
   、２０）との位相のずれを起こすことなく駆動チェーン
   （１９）の長さの変化を補償するチェーン収納室（２１
   ）に、直接互いに結合されていることを特徴とする、枚
   葉紙印刷機の排紙制動装置。 ２、サドル（９）上の駆動要素が、カム板（８）と、ば
   ね力によってカム板（８）に対して保持されたローラ（
   １２）および片側が互いに関節結合され他方の側が同様
   にサドル（９）上に支承された長さの異なるレバー（１
   ３、１４、１６）からなる増速伝動装置とからなり、レ
   バー（１３、１４、１６）のうちの１つに、カム板（８
   ）と当接するローラ（１２）が取り付けられている、請
   求項１記載の排紙制動装置。 ３、駆動チェーン（１９）の双方のチェーン車間部（１
   ９ａ、１９ｂ）用のチェーン収納室（２１）が、チェー
   ンの回転方向と直角に、ばね力によって外方に力の作用
   を受ける案内ローラ（２２、２３）を有する請求項１記
   載の排紙制動装置。 ４、双方のチェーン車間部（１９ａ、１９ｂ）用の案内
   ローラ（２２、２３）が、平行案内部材（３３）によつ
   て互いに結合された支持体（２４、２５）に支承されて
   いる請求項３記載の排紙制動装置。 ５、平行案内部材（３３）が、少なくとも１つの十字継
   ぎ手（３３）からなり、その一方の端部が一方の支持体
   （２４）によって、その反対側の端部が他方の支持体（
   ２５）によって、それぞれ平行に互いに変位可能に案内
   されている、請求項４記載の排紙制動装置。 ６、案内ローラ（２２、２３）の２つの支持体（２４、
   ２５）が、コイルばね（２６、２７）によって外方に力
   の作用を受けている、請求項３ないし５のいずれか１項
   に記載の排紙制動装置。 ７、増速伝動装置がレバー伝動装置として構成され、こ
   の装置が４個の継ぎ手（１７ａ、１７ｂ、１７ｃ、１７
   ｄ）を有し、そのうちの２つの継ぎ手（１７ｃ、１７ｄ
   ）がフォーマット調整用のサドル（９）に固定して設け
   られ、２つのレバー（１５、１６）の一方の端部が継ぎ
   手軸受を形成し、その他方の端部が、別のレバー（１５
   ）によって２つの他の継ぎ手（１７ａ、１７ｂ）に互い
   に可動的に結合され、その場合、サドル（９）に固定さ
   れた継ぎ手（１７ｃ）を有する２つの第１のレバー（１
   ４、１６）のうちの一方が、カム板（８）のローラ（１
   ２）用の支持軸受と固定して結合され、これらの２つの
   レバー（１４、１６）のうちの他方のレバーが、その軸
   によって枚葉紙の移送方向と直角にサドル（９）に支承
   された軸（１１）に固定されている、請求項１または２
   記載の排紙制動装置。 ８、吸引機構（７）として少なくとも１つの吸引板（３
   ０）が設けられている、請求項１または２記載の排紙制
   動装置。 ９、吸引機構（７）として、少なくとも１つの吸引器（
   ２８）が設けられ、この吸引器（２８）が、旋回可能に
   支承された軸（１１）に対して上昇・下降可能に案内さ
   れ、増速伝動装置と結合されている、請求項１または２
   記載の排紙制動装置。