JPH02291762A - 画像走査装置の回転ドラム - Google Patents

画像走査装置の回転ドラム

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JPH02291762A
JPH02291762A JP1113029A JP11302989A JPH02291762A JP H02291762 A JPH02291762 A JP H02291762A JP 1113029 A JP1113029 A JP 1113029A JP 11302989 A JP11302989 A JP 11302989A JP H02291762 A JPH02291762 A JP H02291762A
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JP
Japan
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suction
groove
sheet material
vacuum
rotating drum
Prior art date
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JP1113029A
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English (en)
Inventor
Masashi Kawatani
川谷 昌史
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、印刷製版分野で使用されるスキヤナや、プ
リント基板等のパターン描画を行なう際に使用されるレ
ーザープロッタなどの画像走査装置において、原画もし
くは感光材料(以下、「シ一ト材」という)を外周面に
吸着保持して回転する回転ドラムに関し、特に、各種サ
イズのシート材を切換え的に円筒外周面に吸着保持でき
るようにするための技術に関する。
尚、ここでいう画像走査装置の回転ドラムには、スキャ
ナ等の走査用(入力走査用)ドラム及び記録用(出力走
査用)ドラムの双方を含んでいる。
〔従来の技術〕
回転円筒走査方式のスキャナやレーザープロッタ等のド
ラム型画像走査装置は、第9図にその1例を示すように
、円筒部2とその両側のフランジ部3、3′とからなる
有底円筒体の内部に中空室4を形成し、円筒部2の外周
面から中空室4まで吸着孔5を貫設し、場合によっては
その吸着孔5に接続した吸着溝6を円筒部2の外周面に
刻設した構造を有する回転ドラム1を備え、その回転ド
ラム1の回転軸部7、7′を軸受(図示せず)に回転自
在に支承し、一方の回転軸部7の軸心部に形成された吸
気路8を真空ポンプ9に連通接続して構成されている(
例えば特開昭60−46658号公報等参照)。
そして、真空ボンプ9によって回転ドラム1の中空室4
内を真空排気することにより中空室4内を負正にし、吸
着孔5、吸着溝6を介して円筒部2の外周面にシート材
10を巻着させて吸着保持するようにし、その状態で回
転ドラム1を図示しない回転駆動機構によって回転させ
ながら、回転ドラム1の円筒部2に対設された図示しな
い走査(記録)ヘッドを軸線方向に移動させてその走査
ヘッドによりシート材IOを走査する。
ところで,近年、回転ドラム1は、フルサイズのシート
材を装着することができるように大型化しているが、作
業の種類によってはそれより小サイズのシート材を使用
する場合もある。
そのような場合、従来は、回転ドラムの円筒部外周面に
開設されている多数の吸着孔のうち、シート材で覆われ
ていない吸着孔をマスクフィルムやテープを用いて塞ぐ
ようにしている。
また,例えば実公昭63−18016号公報、特開昭6
1−204632号公報、特開昭62−56071号公
報等に開示されているように、各種サイズのシート材に
対応することができるように、回転ドラムの内部中空室
を仕切板で複数の室に仕切り、各区画室内をそれぞれ真
空吸引管を介し真空ポンプに連通接続して各真空吸引管
にそれぞれ介設された電磁弁を切換え操作したり、1つ
の区画室内を真空ポンプに連通接続し隣接する区画室間
の仕切板に連通孔を開設するとともにその連通孔に開閉
弁を付設してドラム回転時の遠心力の作用でその開閉弁
を開閉させるようにしたりすることにより、シート材の
サイズに対応して各区画室内を選択的に真空吸引するよ
うにして、各種サイズのシート材を吸着保持できるよう
にしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら,マスクフィルムやテープを用いて回転ド
ラム外周面の不要な吸着孔を塞ぐ方法は、シート材のサ
イズが変更される度にそのための作業を行なわなければ
ならず,非常に手間と時間がかかる。
また、回転ドラムの内部中空室を複数の室に分割してそ
の各区画室内を選択的に真空吸引するようにした装置は
、ドラム内部を仕切板によって仕切るといった複雑な加
工を行なう必要がある。しかも、高速回転する回転ドラ
ムの回転バランスを良好に保つために、その加工精度を
高めなければならず、その製作において技術面、コスト
面での問題がある。
この発明は、以上のような従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり,シート材のサイズの変更に簡単に対応す
ることができ、製作も比較的簡単である画像走査装置の
回転ドラムを提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記課題を達成するための手段として,円
筒部、フランジ部及び回転軸部を備えた回転ドラムにお
いて,その円筒部外周面を複数の区画に分割して複数の
吸着領域を形成し、フランジ部に、前記各吸着領域ごと
にその領域に形成されている吸着溝もしくは吸着孔に連
通ずる連通路をそれぞれ形成し、回転軸部に、前記連通
路に連通しかつ真空排気手段に真空吸引路を介して接続
される吸引路を形成し、前記連通路、吸引路及び真空吸
引路を通して真空排気手段を前記各吸着領域ごとの吸着
溝もしくは吸着孔に切換え的に連通接続させるための通
路切換え手段を設けたことを要旨とする。
フランジ部に形成された複数本の上記連通路は、それぞ
れを、回転軸部に形成された1本の吸引路に合流させる
ようにし、各連通路に上記した通路切換え手段を介設し
てもよいし、或いは,フランジ部に形成された上記各連
通路にそれぞれ別個に連通ずる複数本の吸引路を回転軸
部に形成し、それら各吸引路にそれぞれ別個に接続され
る真空吸引路と真空排気手段との間に上記した通路切換
え手段を介設してもよい。
また、上記した複数の吸着領域をそれぞれ円筒部の円周
方向に隣接させ、その各吸着領域に少なくともその領域
の円周方向中間部の吸着溝群とその領域の円周方向後端
部の、軸線に平行な縁部吸着溝とを形成する。或いは,
上記した複数の吸着領域をそれぞれ円筒部の軸線方向に
隣接させ,その各吸着領域に少なくともその領域の軸線
方向中間部の吸着溝群とその領域の軸線方向後端部の、
円周周りの縁部吸着溝とを形成する。それらにおいて、
吸着溝群における吸着溝の溝幅より縁部吸着溝の溝幅を
広くし、或いは,両溝幅を同じにし吸着溝群における吸
着溝と縁部吸着溝とをそれぞれ別個の真空排気手段に連
通接続して縁部吸着溝に連通接続される真空排気手段の
真空吸引力を吸着溝群における吸着溝に連通接続される
真空排気手段の真空吸引力より大きくする。
そして、隣接する複数の吸着領域にまたがって円筒部に
シート材を吸着保持するときにそのシート材の中間部に
位置する縁部吸着溝と真空排気手段との接続を遮断する
通路遮断手段を設けるように楕成してもよい。
さらにまた、回転ドラムの円筒部の、シート材の始端部
当接位置にシート材始端部吸着溝を軸線に平行に、独立
して形成するようにしてもよい。
〔作  用〕
上記構成の画像走査装置の回転ドラムにおいては、真空
排気手段を作動させて真空吸引路、回転軸部に形成され
た吸引路及びフランジ部に形成された連通路を通して真
空吸引することにより、円筒部の外周面に形成された吸
着溝もしくは吸着孔を介し、シート材が円筒部外周面に
吸着保持される。
そして、各連通路に介設された通路切換え手段、或いは
真空吸引路と真空排気手段との間に介設された通路切換
え手段を切り換え,真空排気手段を各吸着領域ごとの吸
着溝もしくは吸着孔に選択的に連通接続させるようにし
て、各吸着領域を選択的に真空吸引することにより、各
種サイズのシート材を円筒部外周面に吸着保持すること
ができる。
また、複数の吸着領域をそれぞれ円筒部の円周方向又は
軸線方向に隣接させ,その各吸着領域にその領域の中間
部の吸着溝群とその領域の後端部の縁部吸着溝とを形成
するようにし、吸着溝群における吸着溝の溝幅より縁部
吸着溝の溝幅を広くし、或いは,縁部吸着溝に連通接続
される真空排気手段の真空吸引力を吸着溝群における吸
着溝に連通接続される真空排気手段の真空吸引力より大
きくしたときは、縁部吸着溝によってシート材は強い力
で吸着されるので、回転ドラムの回転時における遠心力
や風圧などによって円筒部外周面からシート材の一部が
浮き上がったりその外周面からシート材が剥がれ落ちた
りすることが防止される。
そして、この場合において,llJI接する複数の吸着
領域にまたがって円筒部外周面にシート材が吸着保持さ
れるときには、通路遮断手段によってそのシート材の中
間部に位置する縁部吸着溝と真空排気手段との接続が遮
断されることにより、シート材の中間部に位置する縁部
吸着溝によってシート材が吸着されることはないので、
シート材の中間部が凹んで描画時などに光学系の焦点ボ
ケを起こしたりすることが防がれる。
さらにまた、回転ドラムの円筒部の,シート材の始端部
当接位置にシート材始端部吸着溝を独立して形成するよ
うにしたときは、シート材の回転ドラムへの装着に際し
て、シート材の始端部のみを円筒部外周面の当該位置に
押し当てるだけで、始端部吸着溝は全開状態になり、こ
のために負圧力が増して,シート材の始端部は強い力で
円筒部外周面に吸着されるため、それ以後のシート材の
巻着作業が容易になる。
〔実施例〕
以下、この発明の好適な実施例について第1図ないし第
8図を参照しながら説明する.第1図及び第2図は、こ
の発明の1実施例を示し、第1図は、画像走査装置の回
転ドラムの正面縦断面図であって第2図の1−1矢視断
面を示す図、第2図は,その回転ドラムを左方から見た
側面図である。
この回転ドラム12は、従来の回転ドラムと同様、円筒
部14、両側のフランジ部16、16’及び回転軸部1
8、18′ からなる有底円筒体をなし、回転軸部18
. 18’ が軸受20、20′ に回転自在に支承さ
れており、ドラム内部が中空室22になっているが、円
筒部14の外周表面と中空室22とは連通しておらず、
また回転軸部l8、18′の軸心部には、中空室22と
真空ポンプとを連通接続するような吸気路は形成されて
いない。
この回転ドラム12には、その円筒部14の外周面に多
数の吸着溝24が形成されている。そして、第3図に円
筒部14を平面に展開した状態を示すように、円筒部1
4の外周面は、複数(この実施例では4つ)の区画に分
割されて、4つの吸着領域26、2g. 30、32が
形成されており、吸着溝24は,それぞれ吸着領域ごと
に独立している。
それぞれの吸着領域26. 2g. 30、32には、
その各領域に属する吸着溝24に連通する連通孔34、
36、38、40が設けられている。尚、図において、
矢印aが回転ドラム12の軸線方向を示し、矢印bがそ
の円周方向を示す. そして、各連通孔34、36、38. 40は、フラン
ジ部16に形成された4本の連通路42、44、46、
48にそれぞれ別個に連通しており、各連通路42,4
4、46、48はそれぞれ、回転軸部l8の軸心部に形
成された1本の吸引路50に合流して連通している。ま
た、回転軸部l8に形成された吸引路5oは、回転軸部
18の周面に気密に摺接する継手52に形成された通路
54及びその通路54に接続された真空吸引路56を介
して真空ポンプ58に連通している。
フランジ部l6に形成された4本の連通路42、44、
46、48の途中にはそれぞれ、第4図に示すように軸
部62に貫通孔64が形成された切換え弁60が介設さ
れており、その各切換え弁6oを回動操作することによ
り、各吸着領域26、28、3o、32の連通孔34、
36、38. 40と回転軸部18の吸引路50との間
を切換え的に連通接続させるようになっている。
また,切換え弁の構造としては、第5図に示すように、
切換え弁60’の軸部62′及び鍔部66の表面に,軸
部62′に形成された貫通孔64′ と交差する方向に
長溝68を形成するようにしてもよい。このような構造
の切換え弁60’ を使用するときは,各吸着領域に属
する吸着溝24は、真空ホンプ58と連通接続されてい
ない状態では、フランジ部16の各連通路42〜48及
び切換え弁60′の長溝68を通して大気に開放される
ことになる.上記した構成の回転ドラムl2においては
、吸着領域26,吸着領域26と吸着領域28とを合わ
せた領域、吸着領域26と吸着領域28と吸着領域30
とを合わせた領域、並びに吸着領域26と吸着領域28
と吸着領域30と吸着領域32とを合わせた領域に,そ
の各領域にそれぞれ対応したサイズのシート材を吸着さ
せることができる.すなわち,この回転ドラム12では
、4種類の異なるサイズのシート材を円筒部14の外周
面に吸着保持することができることになる。
そして、例えば吸着領域26にシート材を吸着させると
きは、各切換え弁60をそれぞれ手動で回動操作して、
吸着領域26の連通孔34に連通した連通路42に介設
された切換え弁60だけその貫通孔64を連通路42と
連通させ,他の連通路44、46、48は、切換え弁6
0によって途中で通路を遮断するようにする。これによ
り、真空ポンプ58は、真空吸引路56,継手52の通
路54,回転軸部18の吸引路50、フランジ部l6の
連通路42及び連通孔34を通して、吸着領域26に属
する吸着溝24とのみ連通接続され,真空ポンプ58に
よって真空吸引されることにより,吸着溝24を介して
シート材が円筒部l4外周面の吸着領域26に吸着保持
される。
また、例えばこの回転ドラムl2にフルサイズのシート
材を装着するときは、4つの切換え弁60の各貫通孔6
4を各連通路42. 44、46、48とそれぞれ連通
させるようにして、全吸着領域26、28、30、32
に属する吸着溝24を真空ポンプ58に連通接続させる
ようにする。
第6図に示した回転ドラム72は,円筒部74外周面の
各吸着領域ごとにその領域に属する吸着溝80と連通す
る複数本の連通路82をフランジ部76に形成するとと
もに、8その各連通路82にそれぞれ別個に連通ずる複
数本の吸引路84を回転軸部78に形成した例である. この回転ドラム72においては、回転軸部78に形成さ
れた各吸引路84を、継手86に形成された各通路88
を介してそれぞれ別個に各分岐吸引路90に配管接続し
、各分岐吸引路90を1本の真空吸引路56に合流させ
、各分岐吸引路90にそれぞれ電磁弁92を介設するよ
うにする.そして、各電磁弁92を自動で切換え的に作
動させることにより、真空ポンプ58と各吸着領域の吸
着溝80とを選択的に連通接続させるようにする.第7
図に円筒部94を平面に展開した状態を示した回転ドラ
ムは、各吸着領域96. 98、100,102がそれ
ぞれ,吸着溝群104、10g. 112,116と,
その各領域の円周方向及び軸線方向における各後端部に
位置し軸線に平行な部分及び円周周りの部分からなる縁
部吸着溝106. 110,114,117とから形成
されている。そして,縁部吸着溝106,110、11
4、117の溝幅は、吸着溝群104、108、112
、116における吸着溝118の溝輻より広く形成され
ている。
このように、各吸着領域96、98,100. 102
の円周方向及び軸線方向における各後端部に、広い溝輻
を有する縁部吸着溝106. 110,114,117
を形成することにより、その縁部吸看溝106,110
, 114,117を介し、シート材の終端部を大きな
吸引力によって回転ドラムの円筒部外周面に強く吸着す
ることができるようになる。この結果、シート材が回転
ドラムの回転時における遠心力や風圧などを受けても、
円筒部外周面からシート材の一部が浮き上がったりその
外周面からシート材が剥がれ落ちたりすることを無くす
ことができる. 他方、隣接する複数の吸着領域にまたがって円筒部外周
面にシート材が吸着保持されるとき、例えば3つの吸着
領域96、98、100にまたがってシート材が吸着保
持されるときには、吸着領域102の吸着溝群116の
吸着溝に連通する連通孔132及び縁部吸着溝117に
連通する連通孔133を大気開放にし、その他の吸着領
域96. 98,100の各連通孔120、122、1
24、126、128、130を真空ポンプに連通接続
すると、シート材の中間部に位置する林部吸着溝106
,110による大きな吸引力によってシート材が局部的
に凹んで描画時などに光学系の焦点ボケを起こしたりす
ることになる。
そこで、このような場合のために、図示を省略するが、
各連通孔と真空ポンプとの接続通路にそれぞれ通路切換
え弁を介設しておくようにする.そして.上記した例の
場合には、シート材の中間部に位置する縁部吸着溝10
6. 110と真空ポンプとの接続を遮断して連通孔1
22,126を大気開放にするように、通路切換え弁を
操作するようにすればよい。このようにすることにより
,縁部吸着溝106,110による吸引力は消失するの
で,シート材の中間部が凹んだりすることを防止するこ
とができる。
尚,上記したように縁部吸着溝の溝輻を吸着溝群の吸着
溝の溝幅より広くする代わりに,両溝幅を同じにし、吸
着溝群における吸着溝と縁部吸着溝とをそれぞれ別個の
真空ポンプに連通接続し,林部吸着溝に連通接続される
真空ポンプの真空吸引力を吸着溝群における吸着溝に連
通接続される真空ポンプの真空吸引力より大きくして、
縁部吸着溝による真空吸引力が吸着溝群の吸着溝による
真空吸引力より大きくなるように構成してもよい。
第8図に円筒部134を平面に展開した状態を示した回
転ドラムは、円筒部134の、小サイズのシート材13
6及び大サイズのシート材136′のそれぞれの始端部
が当接する位置に、他の吸着溝138,140. 14
2とは独立したシート材始端部吸着溝144,146を
軸線に平行に形成した例である.始端部吸着溝144と
始端部吸着溝146との間も独立している。
このように回転ドラムの円筒部にシート材始端部吸着溝
144,146を形成するようにしたときは,シート材
を回転ドラム外周面に装着するに際して,シート材の始
端部のみを円筒部134の外周面の当該位置に押し当て
るだけで、始端部吸着溝144、146は全閉状態にな
る。この結果、始端部吸着溝144、146内の負圧力
が増して、シート材の始端部は強い力で円筒部134外
周面に吸着されることになり、それ以後のシート材の巻
若作業を容易に行なうことができる。
この発明に係る画像走査装置の回転ドラムは上記したよ
うな構成を有しているが、この発明の範囲は、上記説明
並びに図面の内容によって限定されるものではなく,要
旨を逸脱しない範囲で種々の変形例を包含し得る。すな
わち、回転ドラムの円筒部の外周面を複数区画に分割し
て複数の吸着領域に分ける仕方は、上記実施例で示した
区画方法に限らず種々の分け方が考えられ、フランジ部
に形成された連通路に介設される切換え弁の構造なども
上記実施例のものに限定されず、また、例えば第6図に
示した実施例において、電磁弁の代わりに手動の開閉弁
を分岐吸引路に設けるようにしてもよい。
また,上記実施例では、回転ドラムの円筒部の外周面に
吸着溝を形成するようにしたが,円筒部外周面に多数の
吸着孔を形成し、それらの吸着孔をそれぞれ吸着領域ご
とに独立させて、円筒部に形成したそれぞれの通路に連
通させ、その各通路をフランジ部に形成された各連通路
にそれぞれ連通させるような構成としてもよい。
さらに、シート材始端部の保持に押え部材を使用しても
よい。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したように構成されかつ作用するの
で、この発明に係る回転ドラムを回転円筒走査方式のス
キャナやレーザープロッタ等の画像走査装置に使用する
ときは、シート材のサイズが変更される場合でも、簡単
にかつ速やかにそれに対応することができるようになる
しかも、この回転ドラムは、その製作が比較的簡単であ
り、製作コストも廉価である.また、請求項4又は請求
項5に記載した発明によれば、隣接する複数の吸着領域
にまたがってシート材を吸着保持するとき、そのシート
材の中間部に位置する縁部吸着溝が真空排気手段と遮断
され、当該縁部吸着溝によるシート材吸着を停止するた
め,シート材の中間部が部分的に凹むことがなく、走査
(記録)精度の低下を来たすことがない.
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は,この発明の1実施例を示し、第
1図は、画像走査装置の回転ドラムの正面縦断面図であ
って第2図のI−1矢視断面を示す図,第2図は,その
回転ドラムを左方から見た側面図、第3図は、その回転
ドラムの円筒部を平面に展開した状態を示す図、第4図
及び第5図はそれぞれ、その回転ドラムにおいて使用さ
れる切換え弁の構造例を示す斜視図及び縦断面図、第6
図は,この発明の別の実施例を示す回転ドラムの要部正
面縦断面図、第7図及び第8図はそれぞれ、この発明の
さらに別の実施例を示し、回転ドラムの円筒部を平面に
展開した状態を示す図、第9図は、従来の回転ドラムの
楕成例を示す正面縦断面図である。 10・・・シート材、    l2、72・・・回転ド
ラム、l4、74、94、134・・・円筒部、16、
16′、76・・・フランジ部,18、18′、78・
・・回転軸部、 24、80、11111、138、140,142・・
・吸着溝、26. 2g、30、32、96、98. 
100. 102・・・吸着領域、42、44、46、
48、82・・・連通路、50、84・・・吸引路、 
  56・・・真空吸引路、58・・・真空排気ポンプ
、 60、60’・・・切換え弁、90・・・分岐吸引
路、   92・・・電磁弁、104. 108,11
2,116・・・吸着溝群、106. 110、114
、117・・・縁部吸着溝,144,146・・・シー
ト材始端部吸着溝。 第 図 第 ア 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転自在に軸支され、円筒部、フランジ部及び回転
    軸部からなる有底円筒体をなし、前記円筒部の外周面に
    多数の吸着溝もしくは吸着孔が形成され、それら吸着溝
    もしくは吸着孔に連通接続される真空排気手段による真
    空吸引力によって吸着溝もしくは吸着孔を介し前記円筒
    部の外周面にシート材を巻着状態で吸着保持する、画像
    走査装置の回転ドラムにおいて、 前記円筒部の外周面を複数の区画に分割して複数の吸着
    領域を形成し、その各吸着領域ごとにその領域に属する
    吸着溝もしくは吸着孔に連通する連通路を前記フランジ
    部にそれぞれ形成するとともに、前記回転軸部に、前記
    連通路に連通しかつ前記真空排気手段に真空吸引路を介
    して接続される吸引路を形成し、前記連通路、吸引路及
    び真空吸引路を通して前記真空排気手段を前記各吸着領
    域ごとの吸着溝もしくは吸着孔に切換え的に連通接続さ
    せるための通路切換え手段を設けたことを特徴とする画
    像走査装置の回転ドラム。 2、フランジ部に形成された複数本の連通路のそれぞれ
    を、回転軸部に形成された1本の吸引路に合流させるよ
    うにし、前記各連通路に通路切換え手段を介設した請求
    項1記載の画像走査装置の回転ドラム。 3、フランジ部に形成された各連通路にそれぞれ別個に
    連通する複数本の吸引路を回転軸部に形成し、それら各
    吸引路にそれぞれ別個に接続される真空吸引路と真空排
    気手段との間に通路切換え手段を介設した請求項1記載
    の画像走査装置の回転ドラム。 4、複数の吸着領域がそれぞれ円筒部の円周方向に隣接
    し、その各吸着領域に少なくともその領域の円周方向中
    間部の吸着溝群とその領域の円周方向後端部の、軸線に
    平行な縁部吸着溝とを形成し、かつ前記吸着溝群におけ
    る吸着溝の溝幅より前記縁部吸着溝の溝幅を広くし、も
    しくは両溝幅を同じにし吸着溝群における吸着溝と縁部
    吸着溝とをそれぞれ別個の真空排気手段に連通接続して
    縁部吸着溝に連通接続される真空排気手段の真空吸引力
    を吸着溝群における吸着溝に連通接続される真空排気手
    段の真空吸引力より大きくするとともに、隣接する複数
    の吸着領域にまたがって円筒部にシート材を吸着保持す
    るときにそのシート材の中間部に位置する縁部吸着溝と
    真空排気手段との接続を遮断する通路遮断手段を設けた
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像走査装
    置の回転ドラム。 5、複数の吸着領域がそれぞれ円筒部の軸線方向に隣接
    し、その各吸着領域に少なくともその領域の軸線方向中
    間部の吸着溝群とその領域の軸線方向後端部の、円周周
    りの縁部吸着溝とを形成し、かつ前記吸着溝群における
    吸着溝の溝幅より前記縁部吸着溝の溝幅を広くし、もし
    くは両溝幅を同じにし吸着溝群における吸着溝と縁部吸
    着溝とをそれぞれ別個の真空排気手段に連通接続して縁
    部吸着溝に連通接続される真空排気手段の真空吸引力を
    吸着溝群における吸着溝に連通接続される真空排気手段
    の真空吸引力より大きくするとともに、隣接する複数の
    吸着領域にまたがって円筒部にシート材を吸着保持する
    ときにそのシート材の中間部に位置する縁部吸着溝と真
    空排気手段との接続を遮断する通路遮断手段を設けた請
    求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像走査装置
    の回転ドラム。 6、円筒部の、シート材の始端部当接位置にシート材始
    端部吸着溝を軸線に平行に、独立して形成した請求項1
    ないし請求項5のいずれかに記載の画像走査装置の回転
    ドラム。
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