JPH0423659Y2 - - Google Patents

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JPH0423659Y2
JPH0423659Y2 JP1984067211U JP6721184U JPH0423659Y2 JP H0423659 Y2 JPH0423659 Y2 JP H0423659Y2 JP 1984067211 U JP1984067211 U JP 1984067211U JP 6721184 U JP6721184 U JP 6721184U JP H0423659 Y2 JPH0423659 Y2 JP H0423659Y2
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JP
Japan
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sheet
drum
suction
cylindrical drum
starting end
Prior art date
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JP1984067211U
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English (en)
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JPS60178148U (ja
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Priority to JP6721184U priority Critical patent/JPS60178148U/ja
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Publication of JPH0423659Y2 publication Critical patent/JPH0423659Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は円筒走査型のインクジエツトプリン
タ、放電記録装置若しくは光学読取装置等の円筒
状ドラムに記録シート又は原稿シート等のシート
を巻回するシート巻回装置に関する。
(ロ) 従来技術 シートを円筒状ドラムに巻回せしめる方式とし
て特公昭54−15725号公報に開示された如きドラ
ムに、その表面に露出し内部と連通する多数の吸
気孔を形成し、該吸気孔を介して外気を内部に吸
気することによつて形成される吸着力(負圧)で
以つてシートを吸着して巻回する吸着方式が存在
する。
斯るシート吸着方式の巻回装置は特公昭56−
52756号公報に開示された如きシートの始端及び
後端をレバーにより挟持するレバー挟持方式に比
して機械的構成が簡単になる反面、シートの始端
巻回途中に於いてシートがズレ所定位置に巻回さ
れなかつたり、全く巻回されない巻回不良を招く
危惧を有していた。
(ハ) 考案の目的 本考案は斯る点に鑑みて為されたものであつ
て、その目的は、機械的構成が簡単なシート吸着
方式を用いたにも拘らず、巻回不良を招くことな
くシートを円筒状ドラムに巻回せしめることにあ
る。
(ニ) 考案の構成 本考案のシート巻回装置は、円筒状ドラムと、
該円筒状ドラムの表面に軸方向に沿つて形成され
た吸着構内の上記円筒状ドラム内部と連通する吸
気孔によつてシートの始端部を吸着すべき吸着力
を形成する吸着手段と、該吸着手段により吸着さ
れたシートの始端部が当接する上記円筒状ドラム
の上記吸着溝に沿つて上記ドラム表面に設けられ
た摩擦手段と、を備え、上記シートの始端部を吸
着し摩擦手段に当接した状態での円筒状ドラムの
回転により該ドラムにシートを巻回せしめること
を特徴とする。
(ホ) 実施例 第1図は本考案の要部である煙突状ドラム1を
示し、該円筒状ドラム1は、その表面に露出し内
部と連通する多数の吸気孔2,2……と、側面に
設けられ内部の空気を図示していない排気フアン
により排気する排気口3と、上記吸気孔2,2…
…の内シートの始端をその全長に亘つて共通に吸
着すべく該ドラム1の軸方向に穿設された吸着溝
4と、該吸着溝4を挟んでドラム1の軸方向に平
行に埋設された一対の摩擦帯5a,5bと、から
構成されている。上記一対の摩擦帯5a,5bは
例えばウレタン、ブチル、クロロプレン系のゴム
から成り、ドラム1表面の他の部分よりも接触抵
抗が大きくなるように設けられている。
第2図並びに第3図はシート6の巻回動作を説
明するための要部断面図であつて、7はドラム1
の最下端に巻回されるべきシート6の始端6aを
対向配置する交換自在なシートカセツト、8はシ
ートカセツト7を貫通し上記シート6の始端6a
をドラム1の最下端に向つて押上げる押上機構
で、該押上機構8は、側面がL字状の支点Pを中
心に回動するアーム9と、該アーム9の一端が枢
着せしめられた電磁プランジヤ装置10と、上記
アーム9の他端に遊着されたシート6の始端6a
を押上げるローラ11と、から構成されている。
而して、シート6を巻回するに際しドラム1を
回転せしめ、吸着溝4をシート6の始端6aに対
向せしめる。この状態で排気フアンを作動させド
ラム1内部の空気を排気口3から排気することに
よつて該ドラム1内部に負圧を生ぜしめ、吸気孔
2,2……から外部の空気を吸気しドラム1表面
に軸に向う吸着力を形成する。この排気フアンの
作動と同期して電磁プランジヤ装置10を励磁す
ると、アーム9は支点Pを中心に左回転し他端に
設けられたローラ11を上方向に移動せしめシー
ト6,6……の始端6a,6a……を吸着溝4に
向つて押上げる。この様にして押上げられたシー
ト6,6……の始端6a,6a……はドラム1の
吸着溝4に吸着されようとするが、吸着力が最上
部の1枚のシート6のみに作用するために2枚目
以降のシート6,6……は電磁プランジヤ装置1
0の励磁解除と同時に元の位置に下降復帰する。
従つて、ドラム1の吸着溝4は1枚のシート6の
始端6aのみを吸着すると共に、その吸着状態も
始端6aの全長の殆んどに渡つて吸着溝4が延在
することによつて均一な吸着力が始端6aの全長
に作用し、皺が発生することもない。この様にシ
ート6の始端6aがドラム1に皺が発生すること
なく吸着されると、該ドラム1の回転方向に対し
て上記吸着溝4を挟んで合前後して設けられた摩
擦帯5a,5bに対しても上記シート6の始端6
aは緊密に当接するに至る。従つて、この様に摩
擦帯5a,5bの存在によりドラム1を回転せし
めても、吸着保持された1枚目シート6はシート
カセツト7に残つた2枚目以降のシート6との間
で発生している静電力に打勝つて所定の箇所から
ズレることなく順次ドラム1の表面に点在する多
数の吸気孔2,2……を介した吸着力により吸着
され凹凸なく巻回される。
(ヘ) 考案の効果 従つて、本考案によれば、 円筒状ドラムの軸方向に沿つてその表面に形
成された吸着溝内に、そのドラム内部と連通す
る吸気孔を形成することによつて、上記吸着溝
内には円筒状ドラムの幅方向に渡つて均一な吸
着力が発生し、シートの始端部に皴を発生させ
ることなくシートを吸着することができる効
果。
吸着されたシートの始端部が摩擦手段に当接
した状態で円筒状ドラムを回転せしめることに
よつて、シートの始端部は吸着力と摩擦力とが
相俟つて構成簡単にしてドラムに強固に保持さ
れ、順次巻き取られる結果、そのシートをドラ
ムの所定位置に巻回不良を招くことなく確実に
保持することができる効果。
円筒状ドラムの表面の軸方向に吸着溝及びこ
の吸着溝に沿つて上記ドラム表面にシートの始
端部のみが当接する摩擦手段を設けることによ
つて、ドラムへのシート巻回時の吸着手段の吸
着力を減少させてもシートの位置ずれが起き
ず、吸着手段の排気モータに高負荷をかけるこ
とを防止できる効果。
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本考案の要部である円筒状ドラムの斜視
図、第2図は側面方向から見た断面図、第3図は
ドラムの軸方向の断面図である。 1……円筒状ドラム、2……吸気孔、5a,5
b……摩擦帯、6……シート、6a……始端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状ドラムと、該円筒状ドラムの表面に軸方
    向に沿つて形成された吸着溝内の上記円筒状ドラ
    ム内部と連通する吸気孔によつてシートの始端部
    を吸着すべき吸着力を形成する吸着手段と、該吸
    着手段により吸着されたシートの始端部が当接す
    る上記円筒状ドラムの上記吸着溝に沿つて上記ド
    ラム表面に設けられた摩擦手段と、を備え、上記
    シートの始端部を吸着し摩擦手段に当接した状態
    での円筒状ドラムの回転により該ドラムにシート
    を巻回せしめることを特徴としたシート巻回装
    置。
JP6721184U 1984-05-08 1984-05-08 シ−ト巻回装置 Granted JPS60178148U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6721184U JPS60178148U (ja) 1984-05-08 1984-05-08 シ−ト巻回装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6721184U JPS60178148U (ja) 1984-05-08 1984-05-08 シ−ト巻回装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60178148U JPS60178148U (ja) 1985-11-26
JPH0423659Y2 true JPH0423659Y2 (ja) 1992-06-02

Family

ID=30600818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6721184U Granted JPS60178148U (ja) 1984-05-08 1984-05-08 シ−ト巻回装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60178148U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5052921A (ja) * 1973-09-06 1975-05-10
JPS5438814A (en) * 1977-09-02 1979-03-24 Ricoh Kk Platen for printing

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5052921A (ja) * 1973-09-06 1975-05-10
JPS5438814A (en) * 1977-09-02 1979-03-24 Ricoh Kk Platen for printing

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60178148U (ja) 1985-11-26

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