JP2002011682A - シート状部材の保持装置 - Google Patents

シート状部材の保持装置

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JP2002011682A
JP2002011682A JP2000192842A JP2000192842A JP2002011682A JP 2002011682 A JP2002011682 A JP 2002011682A JP 2000192842 A JP2000192842 A JP 2000192842A JP 2000192842 A JP2000192842 A JP 2000192842A JP 2002011682 A JP2002011682 A JP 2002011682A
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JP
Japan
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sheet
fan
holding device
exhaust pipe
flat plate
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JP2000192842A
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English (en)
Inventor
Mikiyoshi Miyauchi
幹由 宮内
Yutaka Hasegawa
豊 長谷川
Shogo Serizawa
祥吾 芹澤
Hirofumi Katsumata
洋文 勝又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大形のシート状部材を搬送する際、シート状
部材を変形させることなく、短時間で且つ確実に保持す
ることができる保持装置を提供する。 【解決手段】 保持装置は、枠部1、平板部2、排気用
のファン8などから構成される。枠部1は、シート状部
材10の周縁部の全長に沿ってその上面に密着するよう
に構成されている。枠部1をシート状部材10に押し付
けたとき、平板部2はシート状部材10に僅かなクリア
ランスを介して対向し、シート状部材10の上面側に気
密性を備えた空間が形成される。平板部2の中央には排
気筒4及びスペーサ5を介してファン8が接続され、ス
ペーサ5によって排気筒4の内外を結ぶ通気経路6が形
成されている。ファン8を駆動してシート状部材10を
吸着したとき、通気経路6を介してファン8に空気が導
入されるので、シート状部材10の上面側に形成される
負圧を小さな値で安定させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状部材を搬
送する際に使用されるシート状部材用の保持装置に係
り、特に、大形のシート状部材を保持して搬送する際、
シート状部材を変形させるおそれが少ない保持装置の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】大形のシート状部材は、変形し易く、容
易にシワ、折れ曲り等が発生することから、その取扱い
は容易でない。従来、大形のシート状部材を搬送する際
には、張架型保持装置または吸着型保持装置が使用され
ている。
【0003】この内、張架型保持装置は、シート状部材
をその両端部で掴み、所定の張力を与えた状態でシート
状部材を持ち上げるものである。このタイプの装置は、
通常、厚さが200μm以下のシート状部材を搬送する
際に使用されている。また、吸着型保持装置は、シート
状部材の周縁部に沿って上面側に吸着ヘッドを配置し、
周縁部を吸着した状態でシート状部材を持ち上げるもの
である。このタイプの装置は、通常、厚さが200μm
以上のシート状部材を搬送する際に使用されている。
【0004】(従来技術の問題点)印刷法を応用したパ
ターン形成プロセスにおいて、上面にインク・ペースト
によって所定のパターンが形成されたシート状部材を、
上面側から保持して搬送する場合がある。この様な場
合、張架型保持装置では、シート状部材の両端部を掴ん
で所定の張力の付与した後、これを持ち上げるまでにか
なりの時間が掛るので、作業効率が悪い。また、シート
状部材に付与された張力によって、インク・ペーストに
亀裂が生ずるおそれもある。一方、吸着型保持装置で
は、シート状部材を持ち上げた際、シート状部材の中央
部が垂れ下り、インク・ペーストによるパターンに変形
が生ずるおそれがある。また、周囲の騒音、圧力変動な
どによってシート状部材が振動し、インク・ペーストに
亀裂が生ずるおそれもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来のシート状部材の保持方法の問題点に鑑み成され
たもので、本発明の目的は、大形のシート状部材を保持
して搬送する際、シート状部材を変形させるおそれが少
なく、短時間で且つ確実にシート状部材を保持すること
ができる保持装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のシート状部材の
保持装置は、シート状部材を吸着して保持する保持装置
であって、シート状部材の周縁部に沿ってその上面に密
着する枠部と、枠部の内側を上方から覆い、シート状部
材の上面にクリアランスを介して対向し、枠部とともに
シート状部材の上面側に気密性を備えた空間を形成する
平板部と、この平板部の中央に接続された排気筒と、排
気筒の上に接続された排気用のファンと、排気筒の途中
または排気筒とファンの接続部に形成され、排気筒の内
外を結ぶ通気経路とを備え、前記ファンを用いて前記空
間内を排気するともに、前記通気経路を介して外部の空
気を前記ファンに導入することによって、前記空間内の
圧力を低下させて前記シート状部材を吸着することを特
徴とする。
【0007】本発明のシート状部材の保持装置によれ
ば、前記枠部をシート状部材の上面の周縁部に押し付け
た状態で、前記ファンを用いて前記空間内を排気するこ
とによって、前記空間内の圧力を低下させて前記シート
状部材を吸着する。このとき同時に、前記通気経路を介
して外部の空気が前記ファンに導入される。従って、前
記通気経路のサイズを調整することによって、前記空間
内の圧力を小さな負圧状態で安定させることができる。
その結果、大形のシート状部材を変形させることなく、
確実に保持することが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に、本発明によるシート状部
材の保持装置の一例を示す。図中、10はシート状部
材、1は枠部、2は平板部、4は排気筒、6は通気経
路、8は排気用の電動モータファン8(以下、単にファ
ンと呼ぶ)である。
【0009】搬送対象であるシート状部材10は、可撓
性を備えたベースシート11の上面に、表層部12が積
層されたものである。この例では、ベースシート11
は、厚さ0.3mmのスチール製のシートであり、表層
部12は、厚さ約0.7mmのシリコーンゴム製の印刷
用凹版となっていて、その表面にインク・ペーストで平
面パターンが形成されている。
【0010】枠部1は、シート状部材10の外形とほぼ
同一の形状を備え、シート状部材10の周縁部の全周に
沿ってその上面に密着するように構成されている。な
お、枠部1の下面には、シール材9が埋め込まれ、枠部
1とシート状部材10の接触部に気密性を付与してい
る。平板部2は、枠部1の内側を上方から覆っている。
枠部1をシート状部材10の周縁部の上面に押し付けた
とき、平板部2はシート状部材10の上面に僅かなクリ
アランスを介して対向し、これによって、シート状部材
10の上面と平板部2との間に気密性を備えた空間が形
成される。
【0011】平板部2の中央には開口部3が形成され、
この開口部3の上に短尺の排気筒4が接続されている。
排気筒4の上には、スペーサ5を介してファン8が接続
されている。これらのスペーサ5によって、排気筒4と
ファン8の接続部に、排気筒4の内外を結ぶ通気経路6
が形成されている。
【0012】ファン8を駆動すると、シート状部材10
の上面側の空間が排気されて圧力が低下し、これによっ
て、シート状部材10が平板部2の下側に僅かなクリア
ランスを介して吸着される。このとき、同時に、通気経
路6を介して排気筒4の外側からファン8に空気が導入
される。これによって、シート状部材10の上面側の空
間に形成される負圧を、小さな値で安定させることがで
きる。
【0013】更に、ファン8の回転数を制御することに
よって、シート状部材10の自重と均り合うように、上
記負圧の値を調整することができる。ここで、ファン8
の回転数、風量及び静圧(安定後の上記負圧の値)の間
には、図2に示すような関係がある。従って、ファン8
の供給電流量を制御することによって、負圧の値を細か
く調整することができる。
【0014】なお、シート状部材10を吸着して安定状
態になったとき、平板部2とシート状部材10の上面と
の間の空間から排気される気流(矢印15)は、ほとん
ど零になり、ファン8によって排気される空気の主体
は、通気経路6を介して導入される気流(矢印16)に
なる。この気流によって、ファン8自身が冷却されるの
で、良好な状態でファン8を運転することができる。
【0015】以上の結果、本発明の保持装置によれば、
大形のシート状部材10を変形させることなく、枠部1
の下側に固定することができる。
【0016】例えば、直流電圧24V、直流電流0.7
A、重量1.1kgのファンを用いて、寸法1m×1
m、重量7kg程度の大形のシート状部材10を吸着す
ることができる。
【0017】例えば、シート状部材10が印刷用凹版で
あって、ベースシート11がスチールシート(厚さ0.
3mm)であり、表層部12がシリコーンゴム(厚さ
0.7mm)である場合、ファン8の回転数は、最大回
転数の半分程度(1000rpm)となる。従って、フ
ァン8の連続運転が可能なので、シート状部材10の移
送作業を高い頻度で行うことができる。
【0018】なお、同様な吸着式の保持装置の中で、排
気ポンプを遠方に設置し、細いチューブを介して排気す
るものがある。しかし、その場合、チューブの重量が過
大となるほか、吸着圧力に振動が生ずることがあるの
で、シート状部材10の厚みが薄い場合には不都合が多
い。
【0019】前述した例では、シート状部材10を枠部
1のシール材9、9に単に接触させ、ファン8による負
圧によりシート状部材10を枠部1に保持する形態を示
したが、枠部1を傾斜させる必要がある場合には、シー
ル材9、9の間に真空吸着用の溝を設けてシート状部材
10を枠部1に確実に固定し、シート状部材10の横す
べりを防止することが好ましい。
【0020】
【発明の効果】本発明のシート状部材の保持装置によれ
ば、シート状部材を吸着する際には、ファンを用いて大
量の空気をシート状部材の上面と平板部の間の空間部か
ら排気することができるので、短時間でシート状部材を
吸着することができる。また、シート状部材を吸着して
安定状態になった後には、ファン8によって排気される
空気の主体は、通気経路6を介して導入される空気にな
るので、ファン8の回転数を制御することによって、上
記空間部の負圧を小さな値で細かく制御することができ
る。以上の結果、本発明の保持装置によれば、大形のシ
ート状部材を変形させることなく、短時間で且つ確実に
保持することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシート状部材の保持装置の構成を
示す縦断面図。
【図2】本発明による保持装置で使用される排気用のフ
ァンの特性の一例を示す図。
【符号の説明】
1・・・枠部、 2・・・平板部、 3・・・開口部、 4・・・排気筒、 5・・・スペーサ、 6・・・通気経路、 8・・・排気用のファン、 9・・・シール材、 10・・・シート状部材、 11・・・ベースシート、 12・・・表層部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芹澤 祥吾 静岡県沼津市大岡2068の3 株式会社東芝 機械マイテック沼津内 (72)発明者 勝又 洋文 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社内 Fターム(参考) 3F061 AA01 CA02 CB02 CC01 DB04 DD02 3F101 CB08 CC08 CE01 LA06 LB03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状部材を吸着して保持する保持装
    置であって、 シート状部材の周縁部に沿ってその上面に密着する枠部
    と、 枠部の内側を上方から覆い、シート状部材の上面にクリ
    アランスを介して対向し、枠部とともにシート状部材の
    上面側に気密性を備えた空間を形成する平板部と、 この平板部の中央に接続された排気筒と、 排気筒の上に接続された排気用のファンと、 排気筒の途中または排気筒とファンの接続部に形成さ
    れ、排気筒の内外を結ぶ通気経路とを備え、 前記ファンを用いて前記空間内を排気するともに、前記
    通気経路を介して外部の空気を前記ファンに導入するこ
    とによって、前記空間内の圧力を低下させて前記シート
    状部材を吸着することを特徴とするシート状部材の保持
    装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1304208A1 (en) * 2001-10-19 2003-04-23 HEKUMA GmbH Handling appliance for a plastic injection-moulding machine and gripper for same
US7165967B2 (en) 2002-09-17 2007-01-23 Hekuma Gmbh Method for removing injection-moulded parts from an injection-moulding machine and injection-moulding machine with a handling system
JP2010030782A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 J Schmalz Gmbh 空圧作動式領域真空グリッパー
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CN114920042A (zh) * 2021-02-12 2022-08-19 株式会社村田制作所 片材输送装置

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