JPH0640474B2 - 光源用表示管 - Google Patents

光源用表示管

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JPH0640474B2
JPH0640474B2 JP60148215A JP14821585A JPH0640474B2 JP H0640474 B2 JPH0640474 B2 JP H0640474B2 JP 60148215 A JP60148215 A JP 60148215A JP 14821585 A JP14821585 A JP 14821585A JP H0640474 B2 JPH0640474 B2 JP H0640474B2
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好幸 大久保
和典 龍田
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J31/00Cathode ray tubes; Electron beam tubes
    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
    • H01J31/10Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
    • H01J31/12Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
    • H01J31/15Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen with ray or beam selectively directed to luminescent anode segments

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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、大画面デイスプレイ装置,特にカラーデイス
プレイ装置の画素を構成する光源用表示管(陰極線管と
もいう)に関するものである。
〔従来の技術〕 近年、螢光体の発光を利用した光源用表示管を単色管と
し、その表示管を多数個組み合わせた大画面カラーデイ
スプレイ装置が開発され、実用化されている。
第4図はこの種カラーデイスプレイ装置に用いられてい
る従来の光源用表示管の基本構造を示す。同図におい
て、21は真空外囲器であり、この外囲器21は円周状
の胴部22と、この胴部22の前面に位置するフエース
ガラス23と、前記胴部22の背面に位置するステム2
4とから構成され、そのフエースガラス23の内面には
螢光体が塗布されて螢光面25が形成されている。そし
て、ステム24の内側には、ヒータ26を軸中心として
円筒状のカソード27およびグリツド28が同軸上に配
置され、これらヒータ26,カソード27およびグリツ
ド28により電子銃が構成されている。なお、29はグ
リツド28の中央に設けられた電子通過用穴、30は前
記螢光面25の周辺に配置されたリング状の加速用電極
である。
上記構成の光源用表示管を発光させるには、まずグリツ
ド28にカソード27に対して負の電圧を与えるととも
に、ヒータ26に所定の電圧を与えカソード27を加熱
する。この状態でグリツド28の電圧をカソード27の
電位に近づけると、そのカソード27から放出されるビ
ーム状の電子つまり電子ビーム31がグリツド28の穴
29を通して螢光面25に向つて発射される。この電子
ビーム31は、グリツド28の中央に設けた穴29の直
径やグリツド28とカソード27との間隔および陽極3
0との間隔,陽極電圧などの諸条件によつて所定の拡が
りθをもつ非集束ビームとなつて螢光面25に照射され
る。これにより螢光面25をその螢光体に応じた色で発
光させることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このような従来の光源用表示管は、画素が1
つの単色管であるため、第5図に示すように,R(赤
色),G(緑色)およびB(青色)の発光色を呈する表
示管20R,20Gおよび20Bのそれぞれを1画素として縦,横
のマトリクス状に配列して大画面カラーデイスプレイ装
置を組立てる場合(図では便宜上,3×3ドツトの場合
を示す)、各々の管20R,20Gおよび20Bの接続部にスペー
スができて解像度の低下をきたしたり、あるいは単管に
よる使用材料費および製造工数も多くなり、コスト高を
招くという問題があつた。
本発明は、かかる従来の問題点を解消するためになされ
たもので、1つの真空外囲器の中に複数の画素を一体に
組み込むことにより、各画素間のスペースをせまくし、
しかも部品点数および製造工数を減少させて製造の簡素
化を可能にした複合型の光源用表示管を提供するもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る光源用表示管は、真空外周器(1)内の前面
に1つの蛍光体を単位画素とする蛍光面がマトリックス
状に配列して形成された蛍光表示部(5)と、この各蛍光
面の周辺に加速電極がそれぞれ配置された陽極群(6)
と、各蛍光面に対応して電子放出用のカソードがそれぞ
れ独立して配置されたカソード電極群(7)と、このカソ
ード電極群と蛍光表示部との間に配置され,各カソード
から放出される電子を非集束ビームとして通過するため
の電子通過用穴が形成された制御グリッドが,各蛍光面
に対応してその行方向にストライプ状にそれぞれ配置さ
れたグリッド電極群(8)と、カソード電極群の背面側の
真空外周器の一部をなす基板上に設けられ,各蛍光面に
対応してその列方向にストライプ状に背面電極がそれぞ
れ配置された背面電極群(10)とから構成したものであ
る。
〔作用〕
このような構成により、グリッド電極群の制御グリッド
と背面電極群の背面電極との交差部はマトリックス状に
配列され、制御グリッドと背面電極とを選択的に駆動制
御することにより、各カソードから放射された電子ビー
ムは制御グリッドの電子通過穴を通過して各蛍光面に照
射され、所定の蛍光面をダイナミック駆動で発光させる
ことができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
第1図および第2図は本発明の一実施例による光源用表
示管の基本構造を示す正面図およびそのI−I線断面
図、第3図は同じくその概略一部斜視図であり、この実
施例では、R(赤色),G(緑色)およびB(青色)の
螢光体のそれぞれを1画素とする螢光面を画素数にして
3×3ドツトのマトリクス状に配列した場合を示す。こ
れらの図において、1は前面パネル2と背面板3および
側板4から構成される真空外囲器としてのガラス管体で
あり、このガラス管体1内つまり前面パネル2の内面に
は、三色螢光体R,G,Bの各々を単位画素とし、これ
ら螢光体がマトリクス状に配列して塗布された3×3ド
ツトの螢光面5R,5Gおよび5Bからなる螢光表示部5が形
成されている。ここで、螢光面5R,5Gおよび5Bの添え字
は赤色(R),緑色(G)および青色(B)にそれぞれ対応す
る。6は螢光表示部5の各螢光面5R,5Gおよび5Bの周辺
にそれぞれ対応して配置された複数の加速用陽極61,62,
・・・からなる陽極群であり、これら陽極61,62,・・・には外
部端子16を介して高電圧が印加されるものとなつてい
る。7は螢光表示部5の各螢光面5R,5G,5Bに対応して電
子放出用のカソード711〜733(図示せず)がそれぞれ独
立して配置されたカソード電極群であり、これらカソー
ド711〜733は各々の両端が背面板3上に固定された一対
のサポート17a,17b間に支持されている。ここでカソー
ド711〜733の第1,第2番目の添え字はそれぞれ第1〜
3行,第1〜3列目に対応する。なお、各カソード711
〜733には、例えばNiスリーブ上に酸化物をコーテイ
ングした傍熱型あるいは酸化物をコーテイングしたタン
グステンなどの直熱型のものが使用できる。
また、8はこのカソード電極群7と螢光表示部5との間
に配置された行選択用の制御グリッド81〜83からなるグ
リッド電極群であり、これら制御グリッド81〜83には、
螢光表示部5の各螢光面5R,5Gおよび5Bに対応してその
行方向にそれぞれカソード711〜733よりの電子ビーム1
1を非集束ビームとして通過すべく電子通過用穴91〜93
が設けられている。10はカソード電極群7の背面側つ
まりガラス管体1の一部をなす背面板3上に,螢光表示
部5の各々の螢光面5R,5Gおよび5Bに対応してその列方
向に沿つてそれぞれ対向配置されたストライプ状の列選
択用背面電極101〜103からなる背面電極群であり、これ
ら背面電極101〜103はAg等の導体層から形成される。
そして、前記各背面電極101〜103は、各カソード711〜7
33の電位に対して負および0Vまたは数Vの正電位を付
与することにより、それらカソード711〜733から放出す
る電子ビーム11を制御するものとなつている。なお、
12は背面板3よりカソード電極群7,グリツド電極群
8および背面電極群10の各々の電極を外部へ引き出す
外部端子としてのリードピンである。
次に、上記実施例構成の基本的な動作について説明す
る。まず、各背面電極101〜103がカソード711〜733の電
位に対して負の電位のとき、これらカソード711〜733
まわりが負の電位で取り囲まれるため、各カソード711
〜733からの電子は制御グリツド81〜83および陽極61,
62,・・へ流れず、カツトオフ状態となる。次に、前記背
面電極101〜103にカソード711〜733の電位に対して0V
または数Vの正電位を加えると、これらカソード711〜7
33から放出される電子ビーム11が制御グリツド81〜83
へ向つて流れる。このとき、各制御グリツド81〜83の電
位が前記カソード711〜733に対して負の電位の時は、こ
れらグリツド81〜83の電子通過用穴91〜93から電子ビー
ム11の通過ができず、陽極61,62,・・・・に電子ビーム1
1は流れず、螢光表示部5の各螢光面5R,5Gおよび5B
発光しない。そして、制御グリツド81〜83の電位がカソ
ード711〜733に対して正の電位の時は、これらグリツド
81〜83の電子通過用穴91〜93から電子ビーム11がそれ
ぞれ通過し、各螢光面5R,5Gおよび5を発光させる。
したがつて、螢光表示部5の各螢光面5R,5Gおよび5B
任意に発光させるには、これら螢光面と対応してマトリ
クス状に配列されたグリツド電極群8の各制御グリツド
81〜83と背面電極群10の各背面電極101〜103とを選択
的に駆動制御(ダイナミツク駆動)することにより、そ
れらの電極の交差する螢光面5R,5Gおよび5Rのみを発光
させることができる。
このように上記実施例によれば、ガラス管体1内の前面
パネル2に三色の螢光体からなる螢光面5R,5Gおよび5B
を3×3ドツトのマトリクス状に配列し、これら螢光面
5R,5G,5Bに対応させてカソード電極群7とグリツド電
極群8および背面電極群10を設けることにより、1つ
のガラス管体1内に螢光面5R,5Gおよび5Bの各R,G,
Bをそれぞれ1画素とする3×3ドツトの画素が一体に
組み込まれた高輝度発光の複合型光源用表示管を得るこ
とができる。したがつて、この複合型光源管を1セルと
して大画面カラーデイスプレイ装置を組み立てる場合、
上記した従来の画素が1つの単色管を用いるものに比べ
て、各画素間のスペースがせまくなり、解像度を向上さ
せることができるとともに、部品点数および製造工数を
減少させることができる。また、構造を簡単にしかつ低
コストにできるのみでなく、表示装置の重量も低減させ
ることができる等の利点を奏する。
なお、上記実施例ではガラス管体の内面にR,Gおよび
Bの三色螢光体からなる螢光面を3×3ドツトのマトリ
クス状に配列した場合について示したが、本発明は、こ
れに限定されるものではなく、真空外囲器内に1つの螢
光体を1画素とする螢光面を任意のm×nドツト(ただ
し、m,nは任意の整数)のマトリクス状に配列し、そ
れに応じてグリツド電極群,背面電極群の配置構成を変
更することもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る光源用表示管によれ
ば、真空外囲器内に1つの螢光体を単位画素とする螢光
面をm×nドツトのマトリクス状に配列し、これら螢光
面に対応させてカソード電極群とグリツド電極群および
背面電極群をそれぞれ配置して、このグリツド電極群の
各制御グリツドと背面電極群の各背面電極とを選択的に
駆動制御気することにより、螢光面のそれぞれを発光さ
せるようにしたので、1つの真空外囲器に複数の画素を
一体に組み込むことができる。これによつて、各画素間
のスペースをせまくして解像度を向上させることができ
るとともに、部品点数および製造工数の低減化ならびに
構造の簡素化がはかれる等、大画面デイスプレイ装置に
適用して実用上の効果は頗る大である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例による光源用表
示管の基本構造を示す正面図およびそのI−I線断面
図、第3図は同じくその概略一部斜視図、第4図は従来
の光源用表示管を示す構成図、第5図は第4図の表示管
を用いて大画面カラーデイスプレイ装置を組み立てる場
合の配置構成図である。 1……ガラス管体(真空外囲器)、2……前面パネル、
3……背面板、4……側板、5……螢光表示部、5R,
5G,5B……螢光面、6……陽極群、61,62……加速用陽
極、7……カソード電極群、711〜733……カソード、8
……グリツド電極群、81〜83……制御グリツド、91〜93
……電子通過用穴、10……背面電極群、101〜103……
背面電極、11……電子ビーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 龍田 和典 三重県伊勢市上野町字和田700番地 伊勢 電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−32238(JP,A) 特開 昭57−189452(JP,A) 特公 昭57−37207(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空外周器内の前面に1つの蛍光体を単位
    画素とする蛍光面がマトリックス状に配列して形成され
    た蛍光表示部と、 この蛍光表示部の各蛍光面の周辺に加速電極がそれぞれ
    配置された陽極群と、 前記蛍光表示部の各蛍光面に対応して電子放出用のカソ
    ードがそれぞれ独立して配置されたカソード電極群と、 このカソード電極群と前記蛍光表示部との間に配置さ
    れ、前記各カソードから放出される電子を非集束ビーム
    として通過するための電子通過用穴が形成された制御グ
    リッドが、蛍光表示部の各蛍光面に対応してその行(ま
    たは列)方向にストライプ状にそれぞれ配置されたグリ
    ッド電極群と、 前記カソード電極群の背面側の前記真空外周器の一部を
    なす基板上に設けられ、前記蛍光表示部の各々の蛍光面
    に対応してその列(または行)方向にストライプ状に背
    面電極がそれぞれ配置された背面電極群と を具備し、 前記グリッド電極群の制御グリッドと前記背面電極群の
    背面電極との交差部はマトリックス状に配列され、前記
    制御グリッドと背面電極とを選択的に駆動制御すること
    により、ダイナミック駆動で蛍光面を発光させることを
    特徴とする光源用表示管。
JP60148215A 1985-07-08 1985-07-08 光源用表示管 Expired - Lifetime JPH0640474B2 (ja)

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