JPS6210849A - 光源用表示管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、大画面ディスプレイ装置、特にカラーディス
プレイ装置の画素を構成する光源用表示管（陰極線管と
もいう）に関するものである。

〔従来の技術〕

近年、螢光体の発光を利用した光源用表示管を単色管と
し、その表示管を多数細紐み合わせた大画面カラーディ
スプレイ装置が開発され、実用化されている。

第４図はこの種カラーディスプレイ装置に用いられてい
る従来の光源用表示管の基本構造を示す。

同図において、２１は真空外囲器であり、この外囲器２
１は円周状の胴部２２と、この胴部２２の前面に位置す
るフェースガラス２３と、前記胴部２２の背面に位置す
るステム２４とから構成され、そのフェースガラス２３
の内面には螢光体が塗布されて螢光面２５が形成されて
いる。そして、ステム２４の内側には、ヒータ２６を軸
中心として円筒状のカソード２Ｔおよびグリッド２８が
同軸上に配置され、これらヒータ２６．カソード２７お
よびグリッド２８によシミ子銃が構成されている。なお
、２９はグリッド２８の中央に設けられた電子通過用穴
、３０け前記螢光面２５の周辺に配置されたリング状の
加速用電極である。

上記構成の光源用表示管を発光させるには、まずグリッ
ド２８にカソード２Ｔに対して負の電圧を与えるととも
に、ヒータ２６に所定の電圧を力えカソード２Ｔを加熱
する。乙の状態でグリッド２８の電圧をカソード２Ｔの
電位に近づけると、そのカソード２Ｔから放出されるビ
ーム状の電子つ−ｔＢ電子ビーム３１がグリッド２８の
穴２９を通して螢光面２５に向って発射される。この電
子ビーム３１Ｆｉ、グリッド２８の中央に設けた穴２９
の直径やグリッド２８とカソード２７との間隔および陽
極３０との間隔、陽極電圧々どの諸条件によって所定の
拡がシθをもつ非集束ビームとなって螢光面２５に照射
される。これによシ螢光面２５をその螢光体に応じた色
で発光させることができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、このような従来の光源用表示管は、画素が１
つの単色管であるため、第５図に示すように、Ｒ（赤色
）、Ｇ（緑色）およびＢ（青色）の発光色を呈する表示
管２０Ｒ＋　２０ｃおよび２０Ｂのそれぞれを１画素と
して縦、横のマトリクス状に配列して大画面カラーディ
スプレイ装置を組立てる場合（図では便宜上、３×３ド
ツトの場合を示す）、各々の管２０Ｒ＋　２０Ｇおよび
２０Ｂの接続部にスペースができて解像度の低下をきた
したり、あるいは単管による使用材料費および製造工数
も多くなり、コスト高を招くという問題があった。

本発明け、かかる従来の問題点を解消するためになされ
たもので、１つの真空外囲器の中に複数の画素を一体に
組み込むことにより、各画素間のスペースをせまくシ、
シかも部品点数および製造工数を減少させて構造の簡素
化を可能にした複合型の光源用表示管を提供するもので
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る光源用表示管は、真空外囲器内の曲間に１
つの螢光体を単位画素とする螢光面がマトリクス状に配
列して形成された螢光表示部と、この螢光表示部の螢光
面の周辺に加速用陽極がそれぞれ配置された陽極群と、
前記螢光表示部の各螢光面に対応して電子放出用のカソ
ードがそれぞれ独立して配置されたカソード電極群と、
このカソード電極群と前記螢光表示部との間に該螢光表
示部の各螢光面に対応してその行（または列）方向に前
記各カソードよりの電子を非集束ビームとして通過すぺ
〈電子通過用穴を有する制御グリッドがそれぞれ配置さ
れたグリッド電極群と、前記カソード電極群の背面側の
前記真空外囲器の一部をなす基板上に前記螢光表示部の
各々の螢光面に対応してその列（または行）方向にスト
ライプ状の背面電極がそれぞれ配置された背面電極群と
を具備したものである。

〔作用〕

本発明においては、グリッド電極群の各制御グリッドと
背面電極群の各背面電極とをマトリクス構成とし、それ
らの電極を選択的に駆動することによシ、カソード電極
群の各カソードより放射される電子ビームが前記制御グ
リッドの電子通過用穴を通して螢光表示部の各々の螢光
面に照射され、所定の螢光面を発光させることができる
。

〔実施例〕

以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。

第１図および第２図は本発明の一実施例による光源用表
示管の基本構造を示す正面図およびそのＩ−Ｔ線断面図
、第３図は同じくその櫃略一部斜視図であり、この実施
例では、Ｒ（赤色）、Ｇ（緑色）およびＢ（青色）の螢
光体のそれぞれを１画素とする螢光面を画素数にして３
×３ドツトのマトリクス状に配列した場合を示す。これ
らの図において、１は前面パネル２と背面板３および側
板４から構成される真空外囲器としてのガラス管体でア
シ、このガラス管体１内つまシ前面パネル２の内面には
、三色螢光体Ｒ，Ｇ、Ｂの各々を単位画素とし、これら
螢光体がマトリクス状に配列して塗布された３×３ドツ
トの螢光面ＳＲ＋５Ｇおよび５Ｂからなる螢光表示部５
が形成されている。

ここで、螢光面５Ｒ＋５Ｇおよび５Ｂの添え字は赤色（
６）、緑色（Ｇ）および青色（Ｂ）にそれぞれ対応する
。

６は螢光表示部５の各螢光面５ｎ＋５ａおよび５Ｂの周
辺にそれぞれ対応して配置された複数の加速用陽極８１
１６２１・・・からなる陽極群であり、とれら陽極８１
１８２１・・・にけ外部端子１６を介１７て高電圧が印
加される亀のとなっている。７は螢光表示部５の各螢光
面５Ｂ　＋　５０　ｒ　５ａに対応して電子放出用のカ
ソード７１１〜７３３（図示せず）がそれぞれ独立して
配置されたカソード電極群であシ、これらカソード７１
１〜７３ｇ　　は各々の両端が・背面板３上に固定され
た一対のサボー）　１７ｍ　＋　１７ｂ間に支持されて
いる。ここでカソード７１１〜７３３の第１、第２番目
の添え字はそれぞれ第１〜３行、第１〜３列目に対応す
る。なお、各カソード７１１〜７８３には、例えばＮｌ
スリーブ上に酸化物をコーティングした傍熱型あるいは
酸化物をコーティングしたタングステンなどの直熱型の
ものが使用できる。

また、８はこのカソード電極群７と螢光表示部５との間
に配置された行選択用の制御グリッド８１〜８３からな
るグリッド電極群であシ、とれら制御グリッド８１〜８
３には、螢光表示部５の各螢光面５Ｂ、５Ｇおよび５Ｂ
に対応してその行方向にそれぞれカソード７ｎ〜７３３
　よりの電子ビーム１１を非集束ビームとして通過すべ
く電子通過用穴９１〜９３が設けられている。１０はカ
ソード電極群７の背面側つまシガラス管体１の一部をな
す背面板３上に、螢光表示部５の各々の螢光面５Ｒ＋　
５ｅおよび５Ｂに対応してその列方向に溢ってそれぞれ
対向配置されたストライブ状の列選択用背面電極１０＋
〜１０３からなる背面電極群であシ、これら背部室ｉ［
ｉ　１０　Ｉ〜１０３はＡｇｅの導体層から形成される
。そして、前記各背面電極１０１〜１０３は、各カソー
ド７１１−７３３の電位に対して負およびＯｖまたは数
■の正電位を付与するととにより、それらカソード７＋
＋〜７８ｇから放出する電子ビーム１１を制御するもの
となっている。なお、１２は背面板３よシカソード電極
群７．グリッド電極群８および背面電極群１０の各々の
電極を外部へ引き出す外部端子としてのリードビンであ
る。

次に、上記実施例構成の基本的な動作について説明する
。まず、各背面電極１０１〜１０３がカソード７１１〜
７３３の電位に対して負の電位のとき、これらカソード
７１１〜７８３のまわシが負の電位で取シ囲まれるため
、各カソード７１１〜７ｓｓからの電子は制御グリッド
８１〜８３および陽極Ｌ　＋　６２１・・へ流れず、カ
ットオフ状態となる。次に、前記背面電極１０＋〜１０
８にカソード７１１〜７３３の電位に対してＯｖまたは
数Ｖの正電位を加えると、これらカソード７１１〜７ｓ
ｓから放出される電子ビーム１１が制御グリッド８１〜
８３へ向って流れる。このとき、各制御グリッド８１〜
８３の電位が前記カソード７１１〜７３３に対して負の
電位の時は、これらグリッド８１〜８３の電子通過用穴
９１〜９３から電子ビーム１１の通過ができず、陽極６
１１６２１・・・・に電子ビーム１１は流れず、螢光表
示部５の各螢光面５Ｒ＋５Ｇおよび５Ｂは発光しない。

そして、制御グリッド８１〜８３の電位がカソード７１
１〜７３３に対して正の電位の時は、とれらグリッド８
１〜８８の電子通過用穴９１〜９３から電子ビーム１１
がそれぞれ通過し、各螢光面５Ｒ＋　５１）および５Ｂ
を発光させる。したがって、螢光表示部５の各螢光面Ｓ
Ｒ＋５ｏおよび５Ｂを任意に発光させるには、これら螢
光面と対応してマトリクス状に配列されたグリッド電極
群８の各制御グリッド８１〜８３と背面電極群１０の各
背面電極１０１〜１０３とを選択的に駆動制御（ダイナ
ンツク駆動）することにより、それらの電極の交差する
螢光面ＳＲ＋５Ｇおよび５Ｒのみを発光させることがで
きる。

このように上記実施例によれば、ガラス管体１内の前面
パネル２に三色の螢光体からなる螢光面５ｙｔ　＋　５
ｅおよび５Ｂを３Ｘ３ドツトのマトリクス状に配列し、
これら螢光面５Ｒ１５Ｇ１５Ｂに対応させてカソード電
極群７とグリッド電極群８および背面電極群１０を設け
ることにより、１つのガラス管体１内に螢光面５ａ＋５
ａおよび５Ｂの各Ｒ１Ｇ、Ｂをそれぞれ１画素とする３
×３ドツトの画素が一体に組み込まれた高輝度発光の複
合型光源用表示管を得ることができる。したがって、こ
の複合型光源管を１セルとして大画面カラーディスプレ
イ装置を組み立てる場合、上記した従来の画素が１つの
岸色管を用いるものに比べて、各画素間のスペースがせ
まくなり、解像度を向上させることができるとともに、
部品点数および製造工数を減少させることができる。ま
た、構造を簡単にしかつ低コストにできるのみでなく、
表示装置の重量も低減させることができる等の利虚を奏
する。

なお、上記実施例ではガラス管体の内面にＲ。

ＧおよびＢの三色螢光体からなる螢光面を３×３ドツト
のマトリクス状に配列した場合について示したが、本発
明は、これに限定されるものではなく、真空外囲器内に
１つの螢光体を１画素とする螢光面を任意のｍｘｎドツ
ト（ただし、ｍ　＋　ｎは任意の整数）のマトリクス状
に配列し、それに応じてグリッド電極群、背面電極群の
配置構成を変更することもできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係る光源用表示管によれ
ば、真空外囲器内に１つの螢光体を単位画素とする螢光
面をｍｘｎドツトのマトリクス状に配列し、これら螢光
面に対応させてカソード電極群とグリッド電極群および
背面電極群をそれぞれ配置して、このグリッド電極群の
各制御グリッドと背面ＫＭ群の各背面電極とを選択的に
駆動制御することにより、螢光面のイれぞれを発光させ
るようにしたので、１つの真空外囲器に複数の画素を一
体に組み込むことができる。これによって、各画素間の
スペースをせまくして解像度を向」−させることができ
るとともに、部品点数および製造工数の低減化ならびに
構造の簡素什かけかれる等、大画面ディスプレイ装置に
適用し、て実用上の効果は頗る大である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例による光源用表
示管の基本構造を示す正面図およびそのＩｎ線断面図、
第３図は同じくその概略一部余ｌ視図、第４図は従来の
光源用表示管を示す構成図、第５図は第４図の表示管を
用いて大画面カラーディスプレイ装置を組み立てる場合
の配置構成図である。 １拳・・・ガラス管体（真空外囲器）、２・・・・前面
パネル、３・・・・背面板、４・・・・側板、５・・・
・螢光表示部、５Ｒ１５Ｇ１５Ｂ・・拳・螢光面、６・
・・・陽極群、６１，６２・・・・加速用陽極、Ｔ・・
・・カソード電極群、７１１〜７３３・番・・カソード
、８・・拳・グリッド電極群、８１〜８３・・・・制御
グリッド、９１〜９３・・・・電子通過用穴、１０・・
・・背面電極群、１０１〜１０３・・−・背面電極、１
１・・・・電子ビーム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 真空外囲器内の前面に１つの螢光体を単位画素とする螢
   光面がマトリクス状に配列して形成された螢光表示部と
   、この螢光表示部の各螢光面の周辺に加速用陽極がそれ
   ぞれ配置された陽極群と、前記螢光表示部の各螢光面に
   対応して電子放出用のカソードがそれぞれ独立して配置
   されたカソード電極群と、とのカソード電極群と前記螢
   光表示部との間に該螢光表示部の各螢光面に対応してそ
   の行（または列）方向に前記各カソードよりの電子を非
   集束ビームとして通過すべく電子通過用穴を有する制御
   グリッドがそれぞれ配置されたグリッド電極群と、前記
   カソード電極群の背面側の前記真空外囲器の一部をなす
   基板上に前記螢光表示部の各々の螢光面に対応してその
   列（または行）方向にストライプ状の背面電極がそれぞ
   れ配置された背面電極群を具備し、前記グリッド電極群
   の各制御グリッドと前記背面電極群の各背面電極とがマ
   トリクスを構成したことを特徴とする光源用表示管。