JPH06119914A - 発光素子 - Google Patents

発光素子

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Publication number
JPH06119914A
JPH06119914A JP28713192A JP28713192A JPH06119914A JP H06119914 A JPH06119914 A JP H06119914A JP 28713192 A JP28713192 A JP 28713192A JP 28713192 A JP28713192 A JP 28713192A JP H06119914 A JPH06119914 A JP H06119914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
characteristic
fluorescent
zns
brightness
Prior art date
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Pending
Application number
JP28713192A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Seko
幸治 世古
Kazunori Tatsuta
和典 龍田
Tomoji Shoji
友司 正治
Sashiro Kamimura
佐四郎 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Itron Corp
Original Assignee
Ise Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Ise Electronics Corp filed Critical Ise Electronics Corp
Priority to JP28713192A priority Critical patent/JPH06119914A/ja
Publication of JPH06119914A publication Critical patent/JPH06119914A/ja
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  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 時間の経過に伴って発生する蛍光面の色バラ
ンスの崩れをほぼ同等に維持させ、長時間の使用に対し
て表示品位を維持させる。 【構成】 蛍光表示部5′を構成する緑色発光蛍光面5
G′としてZnS:Cu,Al蛍光体とY2Al512
Tb蛍光体との混合体を用い、赤色発光蛍光面5R′と
してY23:Eu蛍光体とY22S:Eu蛍光体との混
合蛍光体を用い、青色発光蛍光体5B′としてZnS:
Ag,Al蛍光体を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大画面ディスプレイ装
置の画素を構成する発光素子に係わり、特に蛍光表示部
の各色蛍光面を構成する蛍光体組成に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3はこの種の従来の発光素子として例
えば光源用表示管の基本構成を示すもので、同図(a)
は平面図,同図(b)はそのA−A′線の断面図、図4
はその分解斜視図であり、R(赤色),G(緑色)およ
びB(青色)の蛍光体のそれぞれを1画素とする蛍光面
を画素数にして3×3画素のマトリックス状に配列した
マルチセルタイプの光源用表示管について説明する。こ
れらの図において、1は前面パネル2と背面パネル3お
よび筒状側板4により気密封止されたガラス管体として
の真空外囲器であり、前面パネル2の内面には、三色蛍
光体R,G,Bの各々を単位画素としてマトリックス状
に塗布配置し、3×3画素の蛍光面5R,5G,5Bか
らなる蛍光表示部5が形成されている。ここで蛍光面5
R,5G,5Bの添字は赤色(R),緑色(G),青色
(B)にそれぞれ対応している。
【0003】また、6は蛍光表示部5の各蛍光面5R,
5G,5Bの周辺にそれぞれ対応して配置された複数の
加速用陽極61 ,62 ,・・・からなる陽極電極群であ
り、これらの加速用陽極61,62 ,・・・には外部端
子13を介して高電圧が印加されるようになっている。
また、7は蛍光表示部5の各蛍光面5R,5G,5Bに
対応して電子放出用のカソード711〜733(図示せず)
がそれぞれ独立して配置されたカソード電極群であり、
これらのカソード711〜733は各々両端が背面パネル3
上に固定された一対のサポート間に支持されている。こ
こでカソード711〜733は第1,第2番目の添え字はそ
れぞれ第1〜第3行,第1〜第3列目に対応する。な
お、各カソード711〜733には、例えばNiスリーブ上
に酸化物をコーティングした傍熱型あるいはタングステ
ンに酸化物をコーティングした直熱型のものが使用でき
る。
【0004】また、8はこのカソード電極群7と蛍光表
示部5との間に配置された行選択用の制御グリッド81
〜83からなるグリッド電極群であり、これらの制御グ
リッド81〜83には、蛍光表示部5の各蛍光面5R,5
G,5Bに対応してその行方向にそれぞれカソード711
〜733よりの電子ビーム11を非集束ビームとして通過
すべく電子通過用穴91〜93が設けられている。また、
10はカソード電極群7の背面側、つまり真空外囲器1
の一部をなす背面パネル3上に蛍光表示部5の各々の蛍
光面5R,5G,5Bに対応してその列方向にそれぞれ
対向配置されたストライプ状の列選択用の背面電極10
1〜103からなる背面電極群であり、これらの背面電極
101〜103はAgなどの導体層から形成されている。
【0005】そして前述した各背面電極101〜103
は各カソード711〜733の電位に対して負および0Vま
たは数Vの正電位を付与することにより、それらのカソ
ード711〜733から放出する電子ビーム11を制御する
ものとなっている。なお、12は背面パネル3よりカソ
ード電極群7,グリッド電極群8および背面電極群10
の各々の電極を外部へ引き出す外部端子としてのリード
ピン、14は筒状側板4と前面パネル2,背面パネル3
とを接合するフリットシールである。
【0006】また、このように構成される光源用表示管
は、蛍光表示部5を構成する赤色発光蛍光面5RにはY
23:Eu蛍光体が用いられ、また、緑色発光蛍光面5
GにはZnS:Cu,Al蛍光体が用いられ、さらに青
色発光蛍光面5BにはZnS:Ag,Cl蛍光体が用い
られていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光源用表示管において、蛍光表示部5を構成する各蛍光
面5R,5G,5Bは、優れた発光効率,輝度特性など
が得られることから、前述したような蛍光体を用いる結
果、図5に示すように長時間の使用に対して時間の経過
とともに色バランスが崩れ、表示品位が低下するという
問題があった。
【0008】したがって本発明は前述した従来の問題に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
時間の経過に伴って発生する蛍光面の色バランスの崩れ
をほぼ同等に維持させ、長時間の使用に対して表示品位
を維持させることができる発光素子を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明による発光素子は、蛍光表示部を構成す
る緑色発光蛍光面としてZnS:Cu,Al蛍光体とY
2Al512:Tb蛍光体との混合体を用い、赤色発光蛍
光面としてY23:Eu蛍光体とY22S:Eu蛍光体
との混合体を用い、青色発光蛍光面としてZnS:A
g,Al蛍光体を用いるものである。
【0010】
【作用】本発明による発光素子における蛍光表示部は、
各色発光蛍光面の輝度劣化度の変化が時間の経過ととも
にほぼ同等となる。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明による発光素子の一実施例に
よる構成を説明する前面パネルのの要部拡大断面図であ
り、前述の図と同一部分には同一符号を付しその説明を
省略する。同図において、蛍光表示部5′を構成する緑
色発光蛍光面5G′はZnS:Cu,Al蛍光体とY2
Al512:Tb蛍光体(P−53)とを1:1の割合
で混合した混合蛍光体から形成され、また、赤色発光蛍
光面5R′はY23:Eu蛍光体とY22S:Eu蛍光
体とを同様に1:1の割合で混合した混合蛍光体から形
成され、さらに青色発光蛍光面5B′はZnS:Ag,
Al蛍光体から形成されている。
【0012】また、これらの各色蛍光体による蛍光面5
R′,5G′,5B′は、前述した各色蛍光体をそれぞ
れエチルセルロースおよびブチカルビトールアセテート
などの混合体に混入してペースト状にし、この蛍光体ペ
ーストを前面パネル2の内面上の所定位置にスクリーン
印刷法による塗布方法により塗布し、所定温度による焼
成を行い、バインダを除去することによって蛍光表示部
5′が構成される。
【0013】この蛍光面5R′は、輝度特性および長寿
命特性に極めて良い特性を有するY23:Eu蛍光体
に、Y23蛍光体よりは発光効率および寿命特性が劣り
サーマルクエンチング特性も有するY22S:Eu蛍光
体を混入し、同じ輝度を得るためのビーム電流を増加す
ることによって輝度劣化を促進させ、劣化特性を他の蛍
光面5G′,5B′とほぼ同様にさせることができる。
【0014】また、蛍光面5G′は、色純度特性に優れ
たZnS:Cu,Al蛍光体と長寿命に優れたY2Al5
12:Tb蛍光体とを混合したもので、初期特性での色
純度はZnS:Cu,Al蛍光体に近く、寿命特性にお
ける輝度維持特性は両蛍光体のほぼ中間の特性が得られ
る。
【0015】また、蛍光面5B′は、ZnS:Ag,C
l蛍光体と殆ど変わらない良好な色純度特性を有しなが
ら、輝度特性,寿命特性がZnS:Ag,Clよりも優
れた材料であることが判明したもので、この発光素子に
おける蛍光面特性では従来のブラウン管などで一般的に
報告されている特性よりも特に寿命特性についての優位
性が顕著である。
【0016】このように構成された蛍光表示部5′は、
前述した各色蛍光体により形成された蛍光面5R′,5
G′,5B′の時間の経過とともに変化する輝度劣化特
性を測定した結果、図2に示すように約5000時間付
近における各蛍光面5R′,5G′,5B′の発光輝度
の劣化率がほぼ同等の割合で得られ、したがって各蛍光
面5R′,5G′,5B′の長時間の使用に対して時間
の経過とともに生じる色バランスの崩れをほぼ同等とす
ることができた。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
蛍光表示部を構成する緑色発光蛍光面としてZnS:C
u,Al蛍光体とY2Al512:Tb蛍光体との混合体
を用い、赤色発光蛍光面としてY23:Eu蛍光体とY
22S:Eu蛍光体との混合体を用い、青色発光蛍光面
としてZnS:Ag,Al蛍光体を用いて形成したこと
により、各色発光蛍光面の輝度劣化度の変化が時間の経
過とともにほぼ同等となり、時間の経過に伴って発生す
る各色発光蛍光面の色バランスの崩れがほぼ同等となる
ので、長時間の使用に対して表示品位を維持させること
ができるという極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発光素子の一実施例による構成を
説明する前面パネルの要部拡大断面図である。
【図2】本発明に係わる発光素子の蛍光表示部の輝度劣
化特性を示す図である。
【図3】(a)は従来の光源用表示管の基本構成を示す
平面図、(b)は(a)のA−A′線の断面図である。
【図4】図3の一部の分解斜視図である。
【図5】従来の光源用表示管の蛍光表示部の輝度劣化特
性を示す図である。
【符号の説明】
1 真空外囲器 2 前面パネル 3 背面パネル 4 筒状側板 5′ 蛍光表示部 5R′ 赤色発光蛍光面 5G′ 緑色発光蛍光面 5B′ 青色発光蛍光面 6 陽極電極群 61 加速用電極 62 加速用電極 7 カソード電極群 8 グリッド電極群 10 背面電極群 11 電子ビーム 12 リードピン 13 外部端子 14 フリットシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 11/84 CPD 9159−4H H01J 31/15 E 8326−5E (72)発明者 上村 佐四郎 三重県伊勢市上野町字和田700番地 伊勢 電子工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状側板の前面に前面パネルを背面に背
    面パネルを気密接合した真空外囲器と、 前記前面パネルの内面に緑色,赤色,青色発光の蛍光面
    をマトリックス状に配列して形成された蛍光表示部と、 前記各蛍光面の周辺に配置された前記蛍光面を発光表示
    させる非集束ビームを加速する陽極電極群とを有する発
    光素子において、 前記蛍光表示部の緑色発光蛍光面はZnS:Cu,Al
    蛍光体とY2Al512:Tb蛍光体との混合体からな
    り、前記赤色発光蛍光面はY23:Eu蛍光体とY22
    S:Eu蛍光体との混合体からなり、前記青色発光蛍光
    面はZnS:Ag,Al蛍光体からなることを特徴とす
    る発光素子。
JP28713192A 1992-10-02 1992-10-02 発光素子 Pending JPH06119914A (ja)

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JP28713192A JPH06119914A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 発光素子

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JP (1) JPH06119914A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004019422A1 (en) * 2002-08-21 2004-03-04 Seoul Semiconductor Co., Ltd. White light emitting device
KR100965544B1 (ko) * 2003-11-29 2010-06-23 삼성에스디아이 주식회사 평판 디스플레이 장치용 형광체

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WO2004019422A1 (en) * 2002-08-21 2004-03-04 Seoul Semiconductor Co., Ltd. White light emitting device
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