JPH06187926A - 発光素子 - Google Patents

発光素子

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JPH06187926A
JPH06187926A JP35498492A JP35498492A JPH06187926A JP H06187926 A JPH06187926 A JP H06187926A JP 35498492 A JP35498492 A JP 35498492A JP 35498492 A JP35498492 A JP 35498492A JP H06187926 A JPH06187926 A JP H06187926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorescent
electrode group
panel
front panel
inorganic filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP35498492A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Seko
幸治 世古
Sashiro Kamimura
佐四郎 上村
Kozaburo Shibayama
耕三郎 柴山
Shunichi Futaishi
俊一 二石
Mitsumasa Umezaki
光政 梅崎
Mitsuo Inumochi
光男 犬持
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Noritake Itron Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Ise Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Ise Electronics Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP35498492A priority Critical patent/JPH06187926A/ja
Publication of JPH06187926A publication Critical patent/JPH06187926A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Glass Compositions (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光面に影響を与えることなく、前面パネル
に無機フィルタを確実に取り付けるようにする。 【構成】 前面パネル2に軟化点が約550±50℃,
作業点が650±50℃に調整されたフリットガラス材
により形成された無機フィルタ17を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大画面カラーディスプ
レイ装置の画素を構成する発光素子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2はこの種の従来の発光素子として例
えば光源用表示管の基本構成を示すもので、同図(a)
は平面図,同図(b)はそのA−A′線の断面図、図3
はその分解斜視図であり、R(赤色),G(緑色)およ
びB(青色)の蛍光体のそれぞれを1画素とする蛍光面
を画素数にして3×3画素のマトリックス状に配列した
マルチセルタイプの光源用表示管について説明する。こ
れらの図において、1は前面パネル2と背面パネル3お
よび筒状側板4により気密封止されたガラス管体として
の真空外囲器であり、前面パネル2の内面には、三色蛍
光体R,G,Bの各々を単位画素としてマトリックス状
に塗布配置し、3×3画素の蛍光面5R,5G,5Bか
らなる蛍光表示部5が形成されている。ここで蛍光面5
R,5G,5Bの添字は赤色(R),緑色(G),青色
(B)にそれぞれ対応する。6は蛍光表示部5の各蛍光
面5R,5G,5Bの周辺にそれぞれ対応して配置され
た複数の加速用陽極61,62・・・からなる陽極電極群
であり、これらの加速用陽極61, 62 ・・・には外部
端子13を介して高電圧が印加されるようになってい
る。7は蛍光表示部5の各蛍光面5R,5G,5Bに対
応して電子放出用のカソード711〜733(図示せず)が
それぞれ独立して配置されたカソード電極群であり、こ
れらのカソード711〜733は各々両端が背面パネル3上
に固定された一対のサポート間に支持されている。ここ
でカソード711〜733は第1,第2番目の添え字はそれ
ぞれ第1〜第3行,第1〜第3列目に対応する。なお、
各カソード711〜733には、例えばNiスリーブ上に酸
化物をコーティングした傍熱型あるいはタングステンに
酸化物をコーティングした直熱型のものが使用できる。
また、8はこのカソード電極群7と蛍光表示部5との間
に配置された行選択用の制御グリッド81 〜83 からな
るグリッド電極群であり、これらの制御グリッド81
3 には、蛍光表示部5の各蛍光面5R,5G,5Bに
対応してその行方向にそれぞれカソード711〜733より
の電子ビーム11を非集束ビームとして通過すべく電子
通過用穴91 〜93 が設けられている。10はカソード
電極群7の背面側、つまり真空外囲器1の一部をなす背
面パネル3上に蛍光表示部5の各々の蛍光面5R,5
G,5Bに対応してその列方向にそれぞれ対向配置され
たストライプ状の列選択用の背面電極101 〜103
らなる背面電極群であり、これらの背面電極101 〜1
3 はAgなどの導体層から形成されている。そして前
述した各背面電極101 〜103 は各カソード711〜7
33の電位に対して負および0Vまたは数Vの正電位を付
与することにより、それらのカソード711〜733から放
出する電子ビーム11を制御するものとなっている。な
お、12は背面パネル3よりカソード電極群7,グリッ
ド電極群8および背面電極群10などの各々の電極を外
部へ引き出す外部端子としてのリードピンであり、この
リードピン12は、背面パネル3に埋め込まれ貫通して
外部に引き出されている。なお、14は筒状側板4と前
面パネル2,背面パネル3とを接合して真空外囲器1を
形成するフリットガラスである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
従来の光源用表示管において、真空外囲器1を構成する
前面パネル2には、図4(a)に要部拡大断面で示すよ
うに各蛍光面5R,5G,5Bが形成された蛍光表示部
5の形成面側に無機フィルタが15が形成配置されてい
る構造もしくは図4(b)に示すように前面パネル2の
表示面側に無機フィルタが15が形成配置されている構
造となっている。しかしながら、無機フィルタ15は、
フリットが溶けてガラス質となる焼成温度が蛍光面5
R,5G,5Bの焼成温度に近く、このため、上述した
図4(a)の構造では、無機フィルタ15が蛍光面5
R,5G,5Bと反応して蛍光面5R,5G,5Bの発
光効率を著しく低下させるという問題があった。また、
上述した図4(b)の構造では無機フィルタ15が蛍光
面5R,5G,5Bの焼成時に軟化して下敷きの焼成用
トレイ16に接着されてしまうという問題があった。
【0004】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、蛍
光面の焼成温度で無機フィルタが軟化されることなく、
前面パネルに無機フィルタを確実に取り付けることがで
きる発光素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明による発光素子は、真空外囲器を構成す
る前面パネルに軟化点が約550±50℃,作業点が約
650±50℃に調整されたフリットガラス材により形
成された無機フィルタを設けるものである。
【0006】
【作用】本発明における無機フィルタは、蛍光面の焼成
温度で蛍光面に悪影響を与えることなく、また、軟化さ
れることもなく、前面パネルに接着配置される。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明による発光素子の一実施例によ
る構成を示す前面パネルの要部断面図であり、前述の図
と同一部分には同一符号を付しその説明を省略する。同
図において、真空外囲器1を構成する前面パネル2の表
示面側2aには、軟化点が約550±50℃,作業点が
約650±50℃程度に調整されたフリットガラス材に
より形成された無機フィルタ17が形成配置され、前面
パネル2と一体化されている。
【0008】なお、この無機フィルタ17を形成するフ
リットガラス材は、含有する鉛成分が極めて少ない例え
ばZnO系,SiO2 ,Al23混入によるフリットガ
ラスでNa成分も極力少なく調整し、Naの移動を抑制
すべく、Kもほぼ同量を配合したものである。このよう
なフリットガラスにより形成したフィルタ17は電子ビ
ームにより照射されても黒化する現象、いわゆるブラウ
ニング現象が無視できるほど少ない。
【0009】また、この無機フィルタ17は、前面パネ
ル2の表示面側2aに上記フリットガラス材を塗布し、
加熱炉内で約600±50℃で約10分間程度加熱焼成
することにより形成することができる。また、この前面
パネル2の蛍光面形成面側2bには、それぞれ所定位置
に蛍光面5R,5G,5Bが形成されて蛍光表示部5が
構成される構造となっている。なお、これらの蛍光面5
R,5G,5Bは、各蛍光体ペースト塗布し、約500
±50℃で加熱焼成することにより、形成されている。
【0010】このような構成によると、前面パネル2の
表示面側に形成された無機フィルタ17は、焼成温度を
約600±50℃と高く設定することにより形成し、こ
れに対して蛍光面5R,5G,5Bの焼成温度が約50
0±50℃であることから、両者の焼成温度が大きく異
なり、温度差が生じることになるので、蛍光面5R,5
G,5Bの焼成温度で無機フィルタ17が軟化され難く
なる。
【0011】このような構成によれば、前面パネル2の
表示面側2aに無機フィルタ17が形成される構成とな
るので、蛍光面5R,5G,5Bと接触することもな
く、また、蛍光面5R,5G,5Bの焼成時に焼成用ト
レイ16に接着されることもなくなり、前面パネル2に
無機フィルタ17を確実に設けることができる。
【0012】なお、前述した実施例においては、前面パ
ネル2の表示面側2aに無機フィルタ17を形成配置し
た場合について説明したが、本発明は、これに限定され
るものではなく、前面パネル2の蛍光面形成面側2bに
も形成できることは言うまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
前面パネルに軟化点が約550±50℃,作業点が約6
50±50℃に調整されたフリットガラスにより形成さ
れた無機フィルタを設けたことにより、蛍光面などに悪
影響を与えることなく、また、蛍光面形成時の焼成時に
軟化されることもなくなり、前面パネルに無機フィルタ
を確実に取り付けることができるので、品質,信頼性が
高い発光素子が得られるという極めて優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発光素子の一実施例による構成を
示す前面パネルの要部拡大断面図である。
【図2】(a)は従来の光源用表示管の基本構成を示す
平面図、(b)はそのA−A′線の断面図である。
【図3】図2の一部の分解斜視図である。
【図4】従来の光源用表示管の問題点を説明する前面パ
ネルの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 真空外囲器 2 前面パネル 2a 表示面側 2b 蛍光面形成面側 3 背面パネル 4 筒状側板 5 蛍光表示部 6 陽極電極群 61 加速用電極 62 加速用電極 63 加速用電極 7 カソード電極群 8 グリッド電極群 10 背面電極群 11 電子ビーム 12 リードピン 13 外部端子 14 フリットガラス 15 無機フィルタ 16 焼成用トレイ 17 無機フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴山 耕三郎 長崎県長崎市丸尾町6番14号 三菱電機株 式会社長崎製作所内 (72)発明者 二石 俊一 長崎県長崎市丸尾町6番14号 三菱電機株 式会社長崎製作所内 (72)発明者 梅崎 光政 兵庫県尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三 菱電機株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 犬持 光男 兵庫県尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三 菱電機株式会社材料デバイス研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状側板の前面に前面パネルを背面に背
    面パネルをそれぞれ気密接合した真空外囲器と、 前記前面パネルの内面に蛍光面をマトリックス状に配列
    して形成された蛍光表示部と、 前記蛍光面の周辺に配置された複数の加速用陽極からな
    る陽極電極群と、 前記蛍光面に対応して電子放出用カソードがそれぞれ独
    立して配置されたカソード電極群と、 前記カソード電極群と前記蛍光表示部との間に前記蛍光
    表示部の各蛍光面に対応してその行または列方向に配置
    され前記各カソードよりの電子を非集束ビームとして通
    過させる電子通過用穴を有する複数の制御グリッドから
    なるグリッド電極群と、 前記カソード電極群の背面側に前記蛍光表示部の各々の
    蛍光面に対応してその列または行方向に配置された複数
    の背面電極からなる背面電極群と、を備え、 前記グリッド電極群の各制御グリッドと前記背面電極群
    の各背面電極との交差部がマトリックスを構成する発光
    素子において、 前記蛍光面は焼成温度が約500±50℃に調整された
    蛍光体により形成されるとともに前面パネルに無機フィ
    ルタを設け、かつ前記無機フィルタは軟化点が約550
    ±50℃,作業点が約650±50℃に調整されたフリ
    ットガラス材により形成されていることを特徴とする発
    光素子。
JP35498492A 1992-12-18 1992-12-18 発光素子 Pending JPH06187926A (ja)

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