JP2775205B2 - 発光素子 - Google Patents

発光素子

Info

Publication number
JP2775205B2
JP2775205B2 JP3159945A JP15994591A JP2775205B2 JP 2775205 B2 JP2775205 B2 JP 2775205B2 JP 3159945 A JP3159945 A JP 3159945A JP 15994591 A JP15994591 A JP 15994591A JP 2775205 B2 JP2775205 B2 JP 2775205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
back panel
electrode group
lead pin
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3159945A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04359850A (ja
Inventor
和典 龍田
幸治 世古
裕司 鴨川
佐四郎 上村
徳英 下条
善一郎 原
耕三郎 柴山
修司 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Noritake Itron Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Ise Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Ise Electronics Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3159945A priority Critical patent/JP2775205B2/ja
Publication of JPH04359850A publication Critical patent/JPH04359850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2775205B2 publication Critical patent/JP2775205B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大画面ディスプレイ装
置の画素を構成する発光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5はこの種の従来の光源用表示管の構
成を示すもので、同図(a)は平面図,同図(b)はそ
のA−A′線の断面図であり、R(赤色),G(緑色)
およびB(青色)の蛍光体のそれぞれを1画素とする蛍
光面を画素数にして3×3画素のマトリックス状に配列
したマルチセルタイプの光源用表示管について説明す
る。同図において、1は前面パネル2と背面パネル3お
よび筒状側板4により気密封止されたガラス管体として
の真空外囲器であり、前面パネル2の内面には、三色蛍
光体R,G,Bの各々を単位画素としてマトリックス状
に塗布配置し、3×3画素の蛍光面5R,5G,5Bか
らなる蛍光表示部5が形成されている。ここで蛍光面5
R,5G,5Bの添字は赤色(R),緑色(G),青色
(B)にそれぞれ対応する。6は蛍光表示部5の各蛍光
面5R,5G,5Bの周辺にそれぞれ対応して配置され
た複数の加速用陽極61 ,62・・・からなる陽極電極
群であり、これらの加速用陽極61 ,62 ・・・には外
部端子13を介して高電圧が印加されるようになってい
る。7は蛍光表示部5の各蛍光面5R,5G,5Bに対
応して電子放出用のカソード711〜733(図示せず)が
それぞれ独立して配置されたカソード電極群であり、こ
れらのカソード711〜733は各々両端が背面パネル3上
に固定された一対のサポート間に支持されている。ここ
でカソード711〜733は第1,第2番目の添え字はそれ
ぞれ第1〜第3行,第1〜第3列目に対応する。なお、
各カソード711〜733には、例えばNiスリーブ上に酸
化物をコーティングした傍熱型あるいはタングステンに
酸化物をコーティングした直熱型のものが使用できる。
また、8はこのカソード電極群7と蛍光表示部5との間
に配置された行選択用の制御グリッド81 〜83 からな
るグリッド電極群であり、これらの制御グリッド81
3 には、蛍光表示部5の各蛍光面5R,5G,5Bに
対応してその行方向にそれぞれカソード711〜733より
の電子ビーム11を非集束ビームとして通過すべく電子
通過用穴91 〜93 が設けられている。10はカソード
電極群7の背面側、つまり真空外囲器1の一部をなす背
面パネル3上に蛍光表示部5の各々の蛍光面5R,5
G,5Bに対応してその列方向にそれぞれ対向配置され
たストライプ状の列選択用の背面電極101 〜103
らなる背面電極群であり、これらの背面電極101 〜1
3 はAgなどの導体層から形成されている。そして前
述した各背面電極101 〜103 は各カソード711〜7
33の電位に対して負および0Vまたは数Vの正電位を付
与することにより、それらのカソード711〜733から放
出する電子ビーム11を制御するものとなっている。な
お、12は背面パネル3よりカソード電極群7,グリッ
ド電極群8および背面電極群10の各々の電極を外部へ
引き出す外部端子としてのリードピン、14は筒状側板
4と前面パネル2,背面パネル3とを接合するフリット
シールである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光源用表示管は、背面パネル3を貫通したリードピン1
2に外力が加わると、背面パネル3のリードピン12の
付け根部にクラックが生じ、真空リークに発展する可能
性が高いという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、背面パネルにおけるリードピンが突
出した周辺部分に所定の深さの凹部を備え、この凹部に
低融点ガラスを溜めることによってリードピンと背面パ
ネルとの付け根部に低融点ガラスを接着配置するもので
ある。
【0005】
【作用】本発明においては、背面パネルにおけるリード
ピンが突出した周辺部分に所定の深さの凹部を設けて
融点ガラスを接着配置することにより、この付け根部が
低融点ガラスにより覆われることになり、クラックが発
生しにくくなるとともにクラックの進行が抑制される。
【0006】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明による発光素子の一実施例によ
る構成を示す断面図であり、前述の図と同一部分には同
一符号を付し、その説明は省略する。同図において、真
空外囲器1内に封入されたカソード電極群7,グリッド
電極群8および背面電極群10の各々の電極に一端側が
接続されかつ他端側が背面パネル3を貫通して外部に引
き出された各々のリードピン12が背面パネル3の外面
との付け根部分において、低融点ガラス15が塗布さ
れ、焼結により接着され固化されている。このリードピ
ン12の背面パネル3付け根部への低融点ガラス15の
接着は、図2(a)に要部拡大断面図で示すように背面
パネル3から外側に突出したリードピン12に作用点が
約420℃程度の筒状のフリットタブレット16を挿通
し、温度約500℃程度で加熱することにより、フリッ
トタブレット16が溶融し、図2(b)に示すようにリ
ードピン12の根元部分から背面パネル3の外側表面に
沿って流出し、リードピン12の背面パネル3の外面と
の付け根部分に塗布され、徐冷により低融点ガラス15
として接着,固化されることになる。
【0007】このような構成によると、リードピン12
の背面パネル3の外面との付け根部分に低融点ガラス1
5を接着,固化させたことにより、この付け根部分が低
融点ガラス15によって覆われることになるので、リー
ドピン12に外力が加わってもクラックが発生しにくく
なり、また、微小クラックが存在してもその進行を確実
に阻止することができるので、所定の真空度を維持する
ことができる。
【0008】図3は本発明による発光素子の他の実施例
による構成を示す要部拡大断面図であり、前述の図と同
一部分には同一符号を付してある。同図において、背面
パネル3の表面(外面)にリードピン12が貫通して突
出する周辺部分には、断面が凹状となる凹部17が一体
形成され、この凹部17内には低融点ガラス15が塗布
され、焼結により接着固化されている。
【0009】このような構成においても、リードピン1
2の背面パネル3の外面との付け根部分が低融点ガラス
15により覆われることになり、前述と同様の効果が得
られることになる。
【0010】図4は本発明による発光素子のさらに他の
実施例による構成を示す要部拡大断面図であり、前述の
図と同一部分には同一符号を付してある。同図におい
て、背面パネル3の外面側表面にリードピン12が貫通
して突出する周辺部分には、リング状に突出する凸部1
8が一体的に形成されて断面が凹状となる凹部19が形
成されおり、この凹部19内には低融点ガラス15が塗
布され、焼結により接着固化されている。
【0011】このような構成においても、リードピン1
2の背面パネル3の外面との付け根部分が低融点ガラス
15により覆われることになり、前述と同様の効果が得
られることになる。
【0012】なお、前述した実施例においては、低融点
ガラスを背面パネルの外面側に接着配置した場合につい
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、背面パネルの内面側に接着配置しても前述と同様の
効果が得られることは言うまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
背面パネルから外部に突出するリードピンの背面パネル
付け根部に凹部を設けて低融点ガラスを接着配置し、こ
の付け根部を覆うように構成したことにより、リードピ
ンに外力が加わってもクラックが発生しにくくなるとと
もにクラックが発生てもその進行を抑制することがで
きるので、クラックの発生に起因する真空リークを防止
でき、品質および信頼性の高い発光素子が得られるとい
う極めて優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発光素子の一実施例による構成を
示す断面図である。
【図2】(a),(b)は本発明による発光素子の背面
パネル部への低融点ガラスを接着配置させる方法を説明
する工程の要部断面図である。
【図3】本発明による発光素子の他の実施例による構成
を示す背面パネル部の要部断面図である。
【図4】本発明による発光素子のさらに他の実施例によ
る構成を示す背面パネル部の要部断面図である。
【図5】(a)は従来の光源用表示管の構成を示す平面
図、(b)は図(a)のA−A′線の断面図である。
【符号の説明】
1 真空外囲器 2 前面パネル 3 背面パネル 4 筒状側板 5 蛍光表示部 6 陽極電極群 7 カソード電極群 8 グリッド電極群 10 背面電極群 11 電子ビーム 12 リードピン 13 外部端子 14 フリットシール 15 低融点ガラス 16 フリットタブレット 17 凹部 18 凸部 19 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴨川 裕司 三重県伊勢市上野町字和田700番地 伊 勢電子工業株式会社内 (72)発明者 上村 佐四郎 三重県伊勢市上野町字和田700番地 伊 勢電子工業株式会社内 (72)発明者 下条 徳英 三重県伊勢市上野町字和田700番地 伊 勢電子工業株式会社内 (72)発明者 原 善一郎 長崎県長崎市丸尾町6番14号 三菱電機 株式会社 長崎製作所内 (72)発明者 柴山 耕三郎 長崎県長崎市丸尾町6番14号 三菱電機 株式会社 長崎製作所内 (72)発明者 岩田 修司 長崎県長崎市丸尾町6番14号 三菱電機 株式会社 長崎製作所内 (56)参考文献 特開 平2−288132(JP,A) 実開 昭61−109062(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状側板の前面に前面パネルを背面に背
    面パネルを気密接合した真空外囲器と、前記前面パネル
    の内面に蛍光面をマトリックス状に配列して形成された
    蛍光表示部と、前記各蛍光面の周辺に配置された複数の
    加速用陽極からなる陽極電極群と、前記各蛍光面に対し
    て電子放出用カソードがそれぞれ独立して配置されたカ
    ソード電極群と、前記カソード電極群から放出された熱
    電子を制御し前記蛍光面に導く複数の制御電極群と、前
    記各電極群に一端が接続されかつ他端が前記背面パネル
    を貫通して外部に引き出されたリードピンとを具備する
    発光素子において、前記背面パネルにおける前記リードピンが突出した周辺
    部分に所定の深さの凹部を備え、この凹部に低融点ガラ
    スを溜めることによって 前記リードピンの前記背面パネ
    ルとの付け根部に低融点ガラスを接着配置することを特
    徴とした発光素子。
JP3159945A 1991-06-05 1991-06-05 発光素子 Expired - Lifetime JP2775205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3159945A JP2775205B2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 発光素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3159945A JP2775205B2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 発光素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04359850A JPH04359850A (ja) 1992-12-14
JP2775205B2 true JP2775205B2 (ja) 1998-07-16

Family

ID=15704592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3159945A Expired - Lifetime JP2775205B2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 発光素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2775205B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61109062U (ja) * 1984-12-21 1986-07-10
JPH02288132A (ja) * 1989-04-28 1990-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 平面型表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04359850A (ja) 1992-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6008576A (en) Flat display and process for producing cathode plate for use in flat display
JP2775205B2 (ja) 発光素子
US6858982B2 (en) Image display apparatus and method of manufacturing the same
JP3136542B2 (ja) 発光素子
JP2757271B2 (ja) 発光素子の製造装置
JPH0754693B2 (ja) 光源用表示管
JPH06111736A (ja) 発光素子
JPH06181040A (ja) 発光素子
JP2596785B2 (ja) 光源用表示管
JPS6129056A (ja) ドツトマトリクス螢光表示管
JPH0245962Y2 (ja)
JP2893358B2 (ja) 光源用表示管
JPH06162971A (ja) 発光素子
JPH0614395Y2 (ja) 平形表示装置
JPH04267031A (ja) 光源用表示管
JPH04315762A (ja) 発光素子
JPH04328228A (ja) 発光素子およびその製造方法
JPH01253148A (ja) 光源用表示管
JPH06187926A (ja) 発光素子
JPH04315751A (ja) 発光素子の製造方法
JPH06119914A (ja) 発光素子
JPH0752637B2 (ja) 光源用表示管
JPH01235147A (ja) 光源用表示管
JP2009123569A (ja) 平面型画像表示装置
JPH04267039A (ja) 光源用表示管