JPH0640422U - ボルト締め用カラー - Google Patents

ボルト締め用カラー

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JPH0640422U
JPH0640422U JP4217092U JP4217092U JPH0640422U JP H0640422 U JPH0640422 U JP H0640422U JP 4217092 U JP4217092 U JP 4217092U JP 4217092 U JP4217092 U JP 4217092U JP H0640422 U JPH0640422 U JP H0640422U
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JP
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ring
shaped guide
hole
sheet material
guide body
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Application number
JP4217092U
Other languages
English (en)
Inventor
正幸 土井
浩一郎 道永
智義 大貫
辰男 増田
Original Assignee
日産自動車株式会社
河西工業株式会社
加藤発条株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品を可撓性シート材を介在させてパネルに
ボルト締めする際に、当該部品とパネルの固定間隔を一
定に保持するカラーの改良。 【構成】 可撓性シート材16の通孔17内に嵌装され
る筒状本体2と、該筒状本体2の一端側に形成される拡
大フランジ1と、筒状本体2の他端側に分離部5を介し
て設けられるリング状ガイド体3と、該リング状ガイド
体3の外周面に設けられる係止爪4とを有することによ
り、拡大フランジ1とリング状ガイド体3の係止爪4を
利用して、筒状本体2を通孔17の中心位置にセタンリ
ングして、カラー自体をシート材16に簡単に仮止めで
き、且つ、ボルト19の締付時には、リング状ガイド体
3を筒状本体2の外周面に沿って上方に移動させれば、
筒状本体2の下端面がパネル18面に直に接して、最終
的には、この筒状本体2と拡大フランジ1とで決定され
る間隔を保持して、部品15がパネル18に確実に固定
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、所望の部品を可撓性シート材を介在させてパネルにボルト締めする 際に、当該可撓性シート材に形成された通孔内に嵌装されるボルト締め用カラー の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車のエアコンユニットやリアシートを取り付けるブラケット(部 品)を、車体のボデイパネルにボルト締めにて固定しようとする場合には、通常 、該ブラケットとパネル間に遮音用インシュレータやカーペット等の可撓性シー ト材が介設される。 しかし、このインシュレータやカーペット等の可撓性シート材は、ボルトの締 付時に、その可撓性により圧縮されて変形してしまうので、ブラケットとパネル の固定間隔を一定に保持するための締付用カラーが必要となる。
【0003】 そして、従来から一般に使用されているこの種カラーは、実開昭63−160 238号公報にも示す如く、単なる筒状体として成形されて、実際の使用に際し ては、可撓性シート材に予め形成された通孔内に嵌装され、その筒状カラーの内 部にボルトの先端部を挿通することにより、ブラケットをパネル側に固定するこ とを可能とすると同時に、カラー自体の高さ寸法により、該ブラケットとパネル の固定間隔を一定に保持できる構成となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、斯る従来のカラーは、全体が単なる筒状体を呈しているばかりか、 可撓性シート材の通孔の孔縁部がボルト締めにより圧縮されることを見込んで、 一般には、その高さ寸法がシート材の肉厚よりかなり短寸となるように設定され ているので、この短寸の筒状カラーを単にシート材の通孔内に嵌装すると、可撓 性シート材の通孔から簡単に落下したり、或いは、該通孔内で不用意に移動して 通孔の中心に位置させることができなくなって、ボルト締め作業を著しく低下さ せる大きな問題点を有していた。 この為、当該筒状カラーの一部に仮止め手段等を付設することも試みられては いるが、カラー自体の高さ寸法はシート材の肉厚よりも短寸となっていなければ ならない関係で、有効な仮止め手段等を付設することは中々困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、斯る従来カラーの課題を有効に解決するために開発されたもので、 部品を可撓性シート材を介在させてパネルにボルト締めする際に、該可撓性シー ト材に形成された通孔内に嵌装されるボルト締め用カラーを前提として、前記可 撓性シート材の通孔内に嵌装される所定高さ寸法の筒状本体と、該筒状本体の一 端側に形成されて前記通孔の径より大径の拡大フランジと、筒状本体の他端側の 外周面に分離部を介して設けられて筒状本体の高さ寸法よりも低い高さを有する リング状ガイド体と、該リング状ガイド体の外周面に設けられて前記通孔より大 径の係止爪とを有する構成を採用した。
【0006】
【作用】
依って、本考案に係るカラーを用いて、部品を可撓性シート材を介在させてパ ネルにボルト締めする場合には、まず、上記のリング状ガイド体を伴って、筒状 本体を可撓性シート材の通孔内に嵌装すると、拡大フランジが該通孔の一面側孔 縁に当接する一方、リング状ガイド体の外周面に設けられている係止爪が、シー ト材の他面側から通孔の適所に係止して、シート材を内外側から挾持することと なるので、これにより、筒状本体を通孔の中心位置に自動的にセンタリングして 、カラー自体を可撓性シート材に簡単且つ確実に仮止めすることが可能となる。
【0007】 そこで、後は、パネル・可撓性シート材・部品の順に重ね合わせて、ボルトの 先端部を部品側の孔から筒状本体の内部を経てパネル側の孔に挿通して、該ボル トの先端部にナットを螺合して締め付けると、このボルトの締付力により、上記 リング状ガイド体が、分離部の作用を得て、筒状本体の外周面に沿って上方に移 動して、これにより、カラー自体の高さ寸法が自動的に縮められる。 従って、斯るリング状ガイド体の筒状本体外周での移動により、今度は、筒状 本体の下端面がパネル面に直に接することとなるので、最終的には、この筒状本 体と拡大フランジとで決定される間隔を保持して、部品がパネルに確実に固定さ れることとなる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図示する各実施例に基づいて詳述する。 第一実施例に係るカラーは、合成樹脂の一体成形品で、図3・図4に示す如く 、可撓性シート材に形成された通孔内に嵌装される所定高さ寸法の筒状本体2と 、該筒状本体2の上端部に一体に形成されて可撓性シート材の通孔の部品側孔縁 に当接する拡大フランジ1とを備え、該筒状本体2と拡大フランジ1の高さ寸法 で、部品とパネルの固定間隔を決定する構成となす一方、上記筒状本体2の下端 部の外周面に、該筒状本体2の高さ寸法よりも低い高さを有するリング状ガイド 体3を複数の切断可能な破断片部5を介して一体に連設して、該各破断片部5を ボルトの締付力により自動的に切断することにより、下方に垂下するリング状ガ イド体3を筒状本体2の外周面に沿って上方に移動できる構成となしている。 又、このリング状ガイド体3の外周面には、可撓性シート材の通孔のパネル側 孔縁に弾性的に係止する複数の係止爪4を一体に形成して、該各係止爪4と上記 拡大フランジ1とで、可撓性シート材の通孔の孔縁を内外側から挾持させること により、筒状本体2を通孔の中心位置に自動的にセンタリングして、カラー自体 を可撓性シート材に簡単に仮止めできる構成となしている。尚、この拡大フラン ジ1と係止爪4とは、上記可撓性シート材の通孔の径よりも大径となっているこ とは言うまでもない。
【0009】 このことから、第一実施例にあっては、上記筒状本体2の下端部に係止爪4を 直接形成すると、当該筒状本体2の高さが低い場合には、該係止爪4と拡大フラ ンジ1との距離が非常に接近して、係止爪4を含めてカラー自体の成形が困難と なるばかりか、この係止爪4を可撓性シート材の通孔のパネル側孔縁に係止する ことが不可能となること等に鑑み、筒状本体2の下端部にリング状ガイド体3を 垂下する状態をもって連設して、当該リング状ガイド体3に仮止め用の係止爪4 を形成する構成の採用により、使用前においては、その全体の高さ寸法L1が、 リング状ガイド体3の寸法を加えた分だけ、可撓性シート材の肉厚に応じて高く なるように設定して、該係止爪4を含めたカラー自体の成形を容易となすと同時 に、係止爪4を可撓性シート材のパネル側孔縁に簡単に係止することを可能とな す一方、最終的にボルト締めされると、該係止爪4を有するリング状ガイド体3 を上方に移動させて、全体を部品とパネルの固定間隔を決定する高さ寸法L2に まで縮ませることを可能となした訳である。
【0010】 依って、この第一実施例のカラーを用いて、前記したブラケット(部品)15 をゴム表皮層16aとフェルト層16bから成るインシュレータ16を介在させ てパネル18にボルト締めする場合には、まず、図2に示す如く、一体に連設さ れているリング状ガイド体3を伴って、筒状本体2をインシュレータ16の通孔 17内に嵌装すると、拡大フランジ1が該通孔17のブラケット15側孔縁に当 接すると同時に、リング状ガイド体3の各係止爪4が通孔17のパネル18側孔 縁に弾性的に係止して、筒状本体2を通孔17内の中心位置に自動的にセンタリ ングして、カラー自体をインシュレータ16に簡単且つ確実に仮止めすることが 可能となる。 従って、本カラーの使用に際しては、図示する如く、例え、筒状本体2自体の 高さ寸法がインシュレータ16の肉厚よりも短寸となっていても、従来の如く、 カラーが通孔17から簡単に落下したり、或いは、通孔17内で不用意に移動す る心配が全くなくなるので、その取り扱いが極めて至便となると共に、ボルト締 め作業に際しても、ボルトの先端部を筒状本体2の内部に円滑に挿通することが 可能となる。
【0011】 そこで、後は、パネル18・インシュレータ16・ブラケット15の順に重ね 合わせて、ボルト19の先端部をブラケット15側の孔15aから拡大フランジ 1の開口1a・筒状本体2の内部を経てパネル18側の孔18aに挿通して、該 ボルト19の先端部にナット20を螺合して締め付けると、このボルト19の締 付力により、筒状本体2の下端部にリング状ガイド体3を連設している各破断片 部5が自動的に切断されて、該リング状ガイド体3は、筒状本体2との相対関係 において、該筒状本体2の外周面に案内されながら上方に移動して、今度は、筒 状本体2の下端面がパネル18面に直に接することとなるので、最終的には、図 1に示す如く、拡大フランジ1と筒状本体2とで決定される間隔L2を保持して 、ブラケット15がパネル18に確実にボルト締めにて固定されることとなる。 しかも、斯る状態にあっては、リング状ガイド体3が筒状本体2の高さ寸法よ りも低くなっている関係で、筒状本体2の間隔保持機能を害する心配が全くない ばかりか、リング状ガイド体3の存在により、インシュレータ16のフェルト層 16bがカラーとパネル18間に不用意に侵入して、保持間隔に誤差を生じさせ る心配も全くなくなる。
【0012】 又、上記の第一実施例は、筒状本体2の下端部に1個のリング状ガイド体3を 連設したものであるが、例えば、インシュレータ16のフェルト層16bの厚み が大きいような場合には、図5に示す如く、上記と同様な切断可能な破断片部5 (分離部)を介して、筒状本体2の下端部に2個又は2個以上のリング状ガイド 体3を外側方向に順に連設して、最下位のリング状ガイド体3の外周面に係止爪 4を形成するように構成することも実施に応じ任意である。尚、この場合にあっ ても、各リング状ガイド体3の高さ寸法は、いずれも、筒状本体2の高さよりも 低くなるように設定されることは勿論である。
【0013】 次に、第二実施例に係るカラーを説明すると、該第二実施例のものも、基本的 には、上記第一実施例の構成をそのまま前提とするが、異なるところは、図6に 示す如く、筒状本体2の下端部にリング状ガイド体3を連設する場合に、両者2 ・3をその全周に形成された切断可能な破断薄膜部6を介して一体に連設し、且 つ、筒状本体2の内側に補強用の金属管7を配した点にある。
【0014】 依って、この第二実施例にあっても、リング状ガイド体3を伴って、筒状本体 2をインシュレータ16の通孔17内に嵌装すると、拡大フランジ1が通孔17 のブラケット15側孔縁に当接し、リング状ガイド体3の各係止爪4が通孔17 のパネル18側孔縁に係止して、筒状本体2を通孔17内に自動的にセンタリン グして、カラー自体をインシュレータ16に簡単に仮止めすることが可能となる と共に、ボルト19の締付時には、該ボルト19の締付力を受けて、上記破断薄 膜部6が自動的に切断されて、リング状ガイド体3の上方への移動を許容するこ とは勿論であるが、筒状本体2の下端面がパネル18面に接して、ボルト19の 締付力を強く受けても、上記金属管7の存在により、該筒状本体2自体が変形し て間隔誤差が生じる心配がなくなる。
【0015】 更に、第三実施例に係るカラーを説明すると、上記第一・第二実施例が、筒状 本体2とリング状ガイド体3とを一体に成形したのに対して、この第三実施例は 、筒状本体2とリング状ガイド体3とを初めから合成樹脂で別体に成形して、後 から、該リング状ガイド体3と筒状本体2とを下記の分離部を介して分離可能に 連設する構成となしたものである。 これを具体的に説明すると、第三実施例は、図7に示す如く、筒状本体2の下 端部周縁に環状の凹溝部8を形成し、リング状ガイド体3の内周面上縁に該凹溝 部8に嵌合する凸部9を形成する一方、筒状本体2の下端縁側に一定の間隔をお いて大小の突起10を形成し、リング状ガイド体3の内周面側に該大小の突起1 0を個々に案内するガイド溝11を形成する構成となしている。 従って、この第三実施例にあっては、各突起10とガイド溝11の合致状態を 得て、リング状ガイド体3の凸部9を筒状本体2の環状凹溝部8に嵌合すると、 図8に示す如く、実質的には、上記の各実施例と同様に、リング状ガイド体3を 筒状本体2の下端部の外周面に分離可能に設けられることとなる。
【0016】 依って、実際の使用に際しては、別体成形のリング状ガイド体3を伴って、筒 状本体2をインシュレータ16の通孔17内に嵌装すると、上記各実施例と同様 に、拡大フランジ1が通孔17のブラケット15側孔縁に当接し、リング状ガイ ド体3の各係止爪4が通孔17のパネル18側孔縁に係止して、カラー自体が通 孔17内でセンタリングされた状態をもってインシュレータ16に簡単に仮止め できる。 そこで、後は、パネル18・インシュレータ16・ブラケット15の順に重ね 合わせて、ボルト19の先端部をブラケット15側の孔15aからカラーの内部 を経てパネル18側の孔18aに挿通して、該ボルト19の先端部にナット20 を螺合して締め付けると、この締付力により、筒状本体2の下端部に設けられて いる凹溝部8からリング状ガイド体3の凸部9が自動的に外れて、該リング状ガ イド体3が筒状本体2から分離して上方に移動するので、やはり、最終的には、 拡大フランジ1と筒状本体2で決定される間隔L2を保持して、ブラケット15 がパネル18に確実に固定されることとなる。
【0017】 尚、この第三実施例にあっては、リング状ガイド体3の移動を確実に案内する ために、筒状本体2側に大小の突起10を形成し、リング状ガイド体3側に該突 起10を案内するガイド溝11を形成した関係で、リング状ガイド体3を筒状本 体2に分離可能に設ける場合には、両者2・3を嵌合させる方向性が要求される こととなるが、図9に示す如く、筒状本体2の下端部を小径となして、該小径下 端部の上位にテーパーガイド面12を形成すると共に、下位に一定の間隔をおい て複数の突起13を形成する一方、リング状ガイド体3の内周面上縁に上記テー パーガイド面12と突起13間に嵌合する環状の凸部14を形成して、いずれの 方向からでも、リング状ガイド体3を筒状本体2に分離可能に嵌合できるように 構成することも実施応じ任意である。 又、これらの場合には、筒状本体2とリング状ガイド体3とが別体に成形され る関係で、両者2・3を同一材料で成形する必要がなくなるので、例えば、拡大 フランジ1を含めた筒状本体2側を金属材料で成形することが可能となるばかり か、筒状本体2とリング状ガイド体3の分離部を構成する凹凸嵌合手段も、上記 のものに限定されずに、例えば、上記の凹凸関係を全く逆となしたり、或いは、 その他公知の凹凸嵌合手段を用いることも可能である。 特に、この別体成形構造の下で、筒状本体2とリング状ガイド体3を合成樹脂 材料で成形する場合において、カラー自体の高さ寸法がかなり低いような場合で も、この別体のリング状ガイド体3に対しては、仮止め用の係止爪4を簡単に形 成できる利点がある。
【0018】 尚、上記の各実施例は、係止爪4の確実な係止状態を保障したり、或いは、イ ンシュレータ16のフェルト層16bのパネル18側への侵入を防止すること等 を考慮して、リング状ガイド体3の係止爪4を、該フェルト層16b側の孔縁、 即ち、パネル18側の孔縁に外側から係止する構成となしたものであるが、本考 案はこれに限定されるものではなく、例えば、このフェルト層16bを接着剤等 で固めて、初めから侵入する心配がないような場合には、係止爪4を通孔17の 径よりも若干大径となして、当該係止爪4をインシュレータ16のゴム表皮層1 6aの裏面又はフェルト層16bの孔壁途中に係止するように構成しても、筒状 本体2を通孔17内の中心位置に自動的にセンタリングして、カラー自体をイン シュレータ16に簡単且つ確実に仮止めすることが可能となるので、介在される 可撓性シート材等に応じて、その使用態様を適宜選択することが好ましい。 更に、上記の各実施例は、ゴム表皮層16aとフェルト層16bから成るイン シュレータ16を対象としたものであるが、その他カーペット等の可撓性シート 材を対象としても、同様な作用効果が得られることは言うまでもない。
【0019】
【考案の効果】
以上の如く、本考案は、上記構成の採用により、例え、拡大フランジと一緒に 部品とパネルの固定間隔を決定する筒状本体の高さ寸法が、可撓性シート材の肉 厚よりも短寸となっていても、当該筒状本体の他端側外周面にリング状ガイド体 を設けることにより、使用前の高さを可撓性シート材の肉厚に相応した寸法とな すことが可能となるので、後は、このリング状ガイド体に形成されている係止爪 を利用すれば、筒状本体を可撓性シート材の通孔内に自動的にセンタリングして 、カラー自体を可撓性シート材に簡単に仮止めできることとなった。 従って、従来カラーと比較すると、その取り扱いが極めて至便となると共に、 ボルト締めの作業性を大巾にアップすることも可能となる。
【0020】 その上、筒状本体の他端側にリング状ガイド体が設けられていても、ボルト締 めに際しては、このリング状ガイド体が、ボルトの締付力を受けて、筒状本体の 外周面に沿って上方に移動して、該筒状本体の間隔保持機能を害する心配が全く ないので、部品は常に一定の間隔を保持してパネルに確実に固定されることとな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例に係るカラーを用いて、ブラケット
をインシュレータを介在させてパネルにボルト締めした
状態を示す断面図である。
【図2】同カラーをインシュレータにセンタリングして
仮止めした状態を示す断面図である。
【図3】第一実施例に係るカラー自体を示す斜視図であ
る。
【図4】同カラー自体の底面図である。
【図5】第一実施例の変形例を示す断面図である。
【図6】第二実施例に係るカラーを示す断面図である。
【図7】第三実施例に係るカラーを示す分解斜視図であ
る。
【図8】同カラーの嵌合状態を示す断面図である。
【図9】第三実施例の変形例を一部断面して示す分解正
面図である。
【符号の説明】
1 拡大フランジ 2 筒状本体 3 リング状ガイド体 4 係止爪 5 破断片部(分離部) 6 破断薄膜部(分離部) 15 ブラケット(部品) 16 インシュレータ(可撓性シート材) 17 同通孔 18 パネル 19 ボルト 20 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 道永 浩一郎 神奈川県高座郡寒川町宮山3316 河西工業 株式会社内 (72)考案者 大貫 智義 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩井町51番地 加藤発条株式会社内 (72)考案者 増田 辰男 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩井町51番地 加藤発条株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を可撓性シート材を介在させてパネ
    ルにボルト締めする際に、該可撓性シート材に形成され
    た通孔内に嵌装されるボルト締め用カラーにおいて、前
    記可撓性シート材の通孔内に嵌装される所定高さ寸法の
    筒状本体と、該筒状本体の一端側に形成されて前記通孔
    の径より大径の拡大フランジと、筒状本体の他端側の外
    周面に分離部を介して設けられて筒状本体の高さ寸法よ
    りも低い高さを有するリング状ガイド体と、該リング状
    ガイド体の外周面に設けられて前記通孔より大径の係止
    爪とを有することを特徴とするボルト締め用カラー。
JP4217092U 1992-05-28 1992-05-28 ボルト締め用カラー Pending JPH0640422U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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