JPH0640175U - タイルカーペット構造体 - Google Patents
タイルカーペット構造体Info
- Publication number
- JPH0640175U JPH0640175U JP8100692U JP8100692U JPH0640175U JP H0640175 U JPH0640175 U JP H0640175U JP 8100692 U JP8100692 U JP 8100692U JP 8100692 U JP8100692 U JP 8100692U JP H0640175 U JPH0640175 U JP H0640175U
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- carpet
- optical fiber
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- floor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバの耐久性を向上できると共に、床
面に容易に敷設でき、かつ、通信線やOA機器用配線等
を問題なく配線できるタイルカーペット構造体を提供す
る。 【構成】 フリーアクセス用床部材2と、その上面に敷
設一体化されるカーペット3と、フリーアクセス用床部
材2内に複数本配線される光ファイバ4…と、を備え
る。フリーアクセス用床部材2は、縦横に連通する配線
スペース9を有する。配線スペース9内に光ファイバ4
が配線され、その先端部は、カーペット3の面に直交状
に配設されて発光端面14が上方に臨む。
面に容易に敷設でき、かつ、通信線やOA機器用配線等
を問題なく配線できるタイルカーペット構造体を提供す
る。 【構成】 フリーアクセス用床部材2と、その上面に敷
設一体化されるカーペット3と、フリーアクセス用床部
材2内に複数本配線される光ファイバ4…と、を備え
る。フリーアクセス用床部材2は、縦横に連通する配線
スペース9を有する。配線スペース9内に光ファイバ4
が配線され、その先端部は、カーペット3の面に直交状
に配設されて発光端面14が上方に臨む。
Description
【0001】
本考案は、タイルカーペット構造体に関する。
【0002】
ディスコ,スナック,キャバレー,飲み屋,パーティー会場等に於て、光を利 用して演出効果や装飾効果を得るものとして、従来、カーペットの基布部分に光 ファイバを埋め込んで表面を発光させるようにしたカーペット構造体が知られて いた。
【0003】
しかし、基布部分の厚み寸法が小さいため、光ファイバの先端部を急角度で上 方に折曲げて光ファイバを配線する必要があった。このため、カーペット上を人 が歩行して、光ファイバの先端部に荷重がかかると、1点に応力が集中して破損 する虞れがあった。
【0004】 また、上述のカーペット構造体を建物の床面等に敷設した場合、カーペット構 造体の下に通信線やOA機器用配線等を配設する場合、あるいは、床面全体に複 数枚のカーペット構造体を敷設する場合は、通信線,OA機器用配線,光ファイ バの結束等を通すためのスペースをカーペット構造体と床面との間に形成しなけ ればならず、施工が困難であった。
【0005】 そこで、本考案は、上述の問題を解決して、光ファイバを無理に弯曲させるこ となく配線できると共に破損を防止でき、かつ、床面に容易に敷設することがで きるタイルカーペット構造体を提供することを目的とする。
【0006】
本考案に係るタイルカーペット構造体は、下面側に配線スペースを有するフリ ーアクセス用床部材と、その水平壁部に敷設一体化されるカーペットと、上記フ リーアクセス用床部材の上記配線スペース内に配線されると共に先端部が上記水 平壁部の孔部を挿通して上記カーペットの面に直交状に配設される光ファイバと 、を備えたものである。
【0007】
フリーアクセス用床部材の配線スペース内には、光ファイバを無理に弯曲させ ることなく容易に配線できる。また、本考案のタイルカーペット構造体上に人等 が載った場合でも、光ファイバには荷重がかからず、光ファイバの破損を防止で きる。
【0008】 また、配線スペースを有しているため、床面に容易に敷設できる。
【0009】
以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳説する。
【0010】 図1は本考案に係るタイルカーペット構造体の一実施例を示し、このタイルカ ーペット構造体1は、ディスコ,スナック,キャバレー,飲み屋,パーティー会 場等の床面に敷設して使用するものであり、フリーアクセス用床部材2…と、そ の上面に敷設一体化されるカーペット3と、フリーアクセス用床部材2…内に複 数本配線される光ファイバ4…と、を備えている。
【0011】 フリーアクセス用床部材2は、図1と図2に示す如く、平面視略正方形の水平 壁部5と、その水平壁部5の四隅から垂下される脚部6…と、からなる。
【0012】 具体的には、カーペット3は、平面視正方形状とされており、このカーペット 3の下面側に4個のフリーアクセス用床部材2…が配設されている。
【0013】 なお、フリーアクセス用床部材2の材質は、樹脂やゴム等の弾性変形可能な部 材とされ、望ましくは、樹脂を使用する。
【0014】 フリーアクセス用床部材2…の水平壁部6…の下面側には、脚部6…によって 配線スペース9が形成される。
【0015】 光ファイバ4…は、この配線スペース9内に複数本配線される。具体的には、 夫々の光ファイバ4…の先端部が、床部材2…の水平壁部5の所定箇所に配置さ れ、かつ、基端部が結束されて1本の幹線部15が形成される。
【0016】 そして、図2に示すように、幹線部15の基端部には、接続端子16を介して、光 源ボックス17が接続される。この光源ボックス17まで(図2の仮想線を含む全体 )が一ユニットである。
【0017】 また、図3に示すように、カーペット3は、基布10と、この基布10から上方へ 突出する多数のパイル糸11…と、からなる。
【0018】 このカーペット3の基布10の裏面にはPVC等のバッキング層12が一体に積層 されており、このバッキング層12が直接的に床部材2の水平壁部5に接着又は溶 着される。
【0019】 そして、フリーアクセス用床部材2の水平壁部5と、バッキング層12と、カー ペット3の基布10と、を貫通する孔部13が穿設される。
【0020】 この孔部13に下方から光ファイバ4の先端部を挿入して、光ファイバ4の端面 14と基布10の上面とを略一致させて接着剤等にて固着する。こうして、光ファイ バ4の先端部がカーペット3の面に直交状に配設される。
【0021】 なお、光ファイバ4の端面14を基布10の上面よりもやや下方に位置させるも( 光ファイバ4の保護の上から)好ましい。
【0022】 このようにして、光ファイバ4の先端部を固定することにより、光ファイバ4 の先端部を垂直に保持してぐらつかないようにできる。
【0023】 上記孔部13及び光ファイバ4の先端部の発光端面14は、カーペット3の上面側 から見て種々の図柄や模様等を呈するように複数箇所に配置される。
【0024】 なお、床面に図1に示した大きさのタイルカーペットを敷く場合に、一床面に 一個の本考案のタイルカーペット構造体を配設して、他は、光ファイバ4…等を 有さない標準カーペットを使用して、1個のタイルカーペット構造体1のみで所 望の図柄や模様等を呈するようにするも自由であり、また、複数個の本考案に係 るタイルカーペット構造体1…を使用して1つの図柄等を呈するようにするも好 ましい。さらに、発光端面14…が呈する光る模様とカーペット3のパイル自体の 模様とは、一致させても、させなくても良い。
【0025】 また、光を見易くするために、光ファイバ4の発光端面14を、図4に示すよう に、基布10の上面よりも僅かに上方に突出させ、かつ、パイル糸11の上端よりも やや下方に位置させるも自由である。
【0026】 この場合、光ファイバ4は、カーペット3上を人が歩行して発光端面14が踏み つけられたときでも、先端部が折れない程度の径寸法としておく。
【0027】 上述のようにして、このタイルカーペット構造体1は、全体が平面視に於て正 方形のユニット状に構成される(図1参照)。
【0028】 なお、図例では、一枚のカーペット3に対応するフリーアクセス用床部材2… は、4個配設されているが、カーペット3と同一面積の平面視正方形のフリーア クセス用床部材2を1個のみ使用するも自由である。
【0029】 また、タイルカーペット構造体1は、平面視に於て長方形となるように形成す るも自由である。その場合はフリーアクセス用床部材2も平面視に於て長方形と する。
【0030】 しかして、図5では、上記タイルカーペット構造体1…と、光ファイバ4を有 していない標準のタイルカーペット19…とを、適当な枚数づつ、床面18上に配置 しつつ敷き詰めている。
【0031】 そして、光源ボックス17を作動させて各光ファイバ4…に光を送れば、カーペ ット3に配設された発光端面14が発光してカーペット3の面に美しい図柄等が浮 き出ることとなる。
【0032】 なお、光源ボックス17としては、光ファイバ4…に送る光を各光ファイバ4… 毎に異色配分する機能や、色配分を経時的に変化させる機能、あるいは、光を点 滅させる機能等をもたせるも望ましく、このようにすれば、色彩感による演出性 の向上を図ることができる。
【0033】 また、図5に於てタイルカーペット構造体1…の個数とタイルカーペット19… の個数との割合は自由に設定でき、タイルカーペット構造体1…のみを全体に敷 設するも自由である。そして、図1と図2の実施例のように、全体がユニット状 に構成すれば、標準のタイルカーペットと混ぜて床面全体に、自由な意匠で配置 することもできて、意匠的効果に変化をつけ易い。
【0034】 また、複数個のタイルカーペット構造体1…の光ファイバ4…を一つに結束し て1個の光源ボックス17に接続するように構成するも望ましい。
【0035】 なお、タイルカーペット構造体1内やタイルカーペット19内に、光源ボックス 17を収納するスペースを形成して、そのスペースに光源ボックス17を収納するも 好ましい(図5参照)。あるいは、(図示省略したが)光ファイバ4…を結束し た幹線部15をカーペットの上面側に引出して光源ボックス17を家具や壁部等に隠 蔽するようにしても良い。
【0036】
本考案は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0037】 フリーアクセス用床部材2の配線スペース9内に光ファイバ4…を無理に弯曲 させることなく容易に配線が可能である。そして、光ファイバ4…の先端部をぐ らつかずに安定して垂直上方向に保持できる。
【0038】 また、カーペット3上を人が歩行した場合に光ファイバ4…の発光端面14が傷 付きにくく、また、その近傍も損傷を受けにくい。
【0039】 また、フリーアクセス用床部材2の配線スペース9を、通信線やOA機器用電 線等の配線に利用することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】断面底面図である。
【図3】要部断面図である。
【図4】変形例を示す要部断面図である。
【図5】使用状態を説明する斜視図である。
2 フリーアクセス用床部材 3 カーペット 4 光ファイバ 9 配線スペース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F21V 33/00 J
Claims (1)
- 【請求項1】 下面側に配線スペース9を有するフリー
アクセス用床部材2と、その水平壁部5に敷設一体化さ
れるカーペット3と、上記フリーアクセス用床部材2の
上記配線スペース9内に配線されると共に先端部が上記
水平壁部5の孔部13を挿通して上記カーペット3の面に
直交状に配設される光ファイバ4…と、を備えたことを
特徴とするタイルカーペット構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081006U JP2532585Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | タイルカーペット構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081006U JP2532585Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | タイルカーペット構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640175U true JPH0640175U (ja) | 1994-05-27 |
JP2532585Y2 JP2532585Y2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=13734433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992081006U Expired - Fee Related JP2532585Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | タイルカーペット構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532585Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012511793A (ja) * | 2008-12-09 | 2012-05-24 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | ファイバ拡散要素を備えている照明システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63142173U (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-19 | ||
JPH03135316A (ja) * | 1989-10-17 | 1991-06-10 | Koichi Miura | 横綱置床材 |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP1992081006U patent/JP2532585Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63142173U (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-19 | ||
JPH03135316A (ja) * | 1989-10-17 | 1991-06-10 | Koichi Miura | 横綱置床材 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012511793A (ja) * | 2008-12-09 | 2012-05-24 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | ファイバ拡散要素を備えている照明システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2532585Y2 (ja) | 1997-04-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |