JPH0722432Y2 - 床部材 - Google Patents
床部材Info
- Publication number
- JPH0722432Y2 JPH0722432Y2 JP1986077015U JP7701586U JPH0722432Y2 JP H0722432 Y2 JPH0722432 Y2 JP H0722432Y2 JP 1986077015 U JP1986077015 U JP 1986077015U JP 7701586 U JP7701586 U JP 7701586U JP H0722432 Y2 JPH0722432 Y2 JP H0722432Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- floor member
- leg
- member according
- leg pieces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、コンクリートなどにより仕上げられた床盤との
間に、通信ケーブル、電力線などを配置するに必要な空
間部を有するように、前記床盤上に敷設して床面を構成
する床部材に関する。
間に、通信ケーブル、電力線などを配置するに必要な空
間部を有するように、前記床盤上に敷設して床面を構成
する床部材に関する。
従来の技術及びその問題点 従来、コンクリートなどにより仕上げられた床盤との間
に、通信ケーブル、電力線などを配置するに必要な空間
部を有するように、前記床盤上に敷設して床面を構成す
る床部材は公知であり、一般には、横と縦の長さの比が
1:3である方形状の床板の下面に、その長手方向に沿っ
て延びる複数の脚部片を、平行状に垂設すると共に、各
脚部片の複数個所に、横方向で連通する下向きの切欠部
を隔設し、かつ、必要に応じ、床板の上面に、カーペッ
トなどの表装板を接着した構成のものである。
に、通信ケーブル、電力線などを配置するに必要な空間
部を有するように、前記床盤上に敷設して床面を構成す
る床部材は公知であり、一般には、横と縦の長さの比が
1:3である方形状の床板の下面に、その長手方向に沿っ
て延びる複数の脚部片を、平行状に垂設すると共に、各
脚部片の複数個所に、横方向で連通する下向きの切欠部
を隔設し、かつ、必要に応じ、床板の上面に、カーペッ
トなどの表装板を接着した構成のものである。
ところで上記した構成によれば、脚部片は、その相互間
に通信ケーブルなどを挿通する関係上、比較的細幅に形
成され、そのため、床板を介して脚部片の並列方向に加
わる荷重に対し比較的弱く、長期において、脚部片がそ
の根元部から多少とも斜状に変形し、それによって、敷
設された床部材の床板相互間に隙間が生じ、床面の体裁
を損なうという欠陥があった。
に通信ケーブルなどを挿通する関係上、比較的細幅に形
成され、そのため、床板を介して脚部片の並列方向に加
わる荷重に対し比較的弱く、長期において、脚部片がそ
の根元部から多少とも斜状に変形し、それによって、敷
設された床部材の床板相互間に隙間が生じ、床面の体裁
を損なうという欠陥があった。
考案の目的、実施例及び作用 そこで本願は、通信ケーブルなどの配線に必要十分な間
隔をもって、床板下面に垂設した脚部片の根元部を太幅
に好ましくは機構学的に強力な三角形状の構成とするこ
とにより、従来のものの欠陥を改善したもので、その実
施例を以下図面について詳述すると、例えば横166mm、
縦500mm、厚さ5mmの方形状の床板(1)の下面短手方向
に、その両端と中間部とに位置するように、約32mmの高
さをもつ第1乃至第3脚部片(2),(3),(4)が
夫々一体に垂設され、かつ、それらが長手方向に延びて
いる。前記床板(1)の両端に位置する第1と第3脚部
片(2)と(4)は、斜片が内面側となる断面ほぼ直角
三角形状の根元部(2)a,(4)aと、その頂点から垂
下する約3.5mmの厚味を有する脚部(2)b,(4)bと
から成り、また前記床板(1)の中央部下面に位置する
第2脚部片(3)は、断面ほぼ二等辺三角形状の根元部
(3)aと、その頂点から垂下する約3.5mmの厚味を有
する脚部(3)bとから成り、各脚部(2)b,(3)b,
(4)bの下面には、滑止片(5)が夫々一体に設けて
ある。
隔をもって、床板下面に垂設した脚部片の根元部を太幅
に好ましくは機構学的に強力な三角形状の構成とするこ
とにより、従来のものの欠陥を改善したもので、その実
施例を以下図面について詳述すると、例えば横166mm、
縦500mm、厚さ5mmの方形状の床板(1)の下面短手方向
に、その両端と中間部とに位置するように、約32mmの高
さをもつ第1乃至第3脚部片(2),(3),(4)が
夫々一体に垂設され、かつ、それらが長手方向に延びて
いる。前記床板(1)の両端に位置する第1と第3脚部
片(2)と(4)は、斜片が内面側となる断面ほぼ直角
三角形状の根元部(2)a,(4)aと、その頂点から垂
下する約3.5mmの厚味を有する脚部(2)b,(4)bと
から成り、また前記床板(1)の中央部下面に位置する
第2脚部片(3)は、断面ほぼ二等辺三角形状の根元部
(3)aと、その頂点から垂下する約3.5mmの厚味を有
する脚部(3)bとから成り、各脚部(2)b,(3)b,
(4)bの下面には、滑止片(5)が夫々一体に設けて
ある。
また上記した各根元部(2)a,(3)a,(4)aには、
長手方向に貫通する中空部(6)が夫々設けてある。
長手方向に貫通する中空部(6)が夫々設けてある。
このように構成された床部材は、例えば硬質の塩化ビニ
ル樹脂から作成され、また前記滑止部(5)は、軟質の
塩化ビニル樹脂から作成され、かつ、各根元部を構成す
る三角形の斜辺は、好ましくは図示するように、円弧状
に湾曲される。
ル樹脂から作成され、また前記滑止部(5)は、軟質の
塩化ビニル樹脂から作成され、かつ、各根元部を構成す
る三角形の斜辺は、好ましくは図示するように、円弧状
に湾曲される。
また各脚部片(2),(3),(4)における脚部
(2)b,(3)b,(4)bの長手方向における所要の同
一位置に、下向きに切欠いた切欠部(7)が夫々設けて
ある。(8)は床部材の長手方向の三等分位置に設け
た、下面から床板(1)の一部まで達する切溝、(9)
は床板(1)の表面に設けた弾性を有するカーペットな
どの表装板である。
(2)b,(3)b,(4)bの長手方向における所要の同
一位置に、下向きに切欠いた切欠部(7)が夫々設けて
ある。(8)は床部材の長手方向の三等分位置に設け
た、下面から床板(1)の一部まで達する切溝、(9)
は床板(1)の表面に設けた弾性を有するカーペットな
どの表装板である。
しかして使用に際し、従来と同様に、コンクリートなど
により仕上げられた床盤A上に多数敷設され、かつ、各
床部材における任意の脚部片相互間及びこれと直交方向
で連通する切欠部を利用して、床板と床盤Aとの間に、
通信ケーブルなどを配置すると共に、必要に応じて比較
的細径の電話コードなどが、前記中空部(6)内に挿通
される。
により仕上げられた床盤A上に多数敷設され、かつ、各
床部材における任意の脚部片相互間及びこれと直交方向
で連通する切欠部を利用して、床板と床盤Aとの間に、
通信ケーブルなどを配置すると共に、必要に応じて比較
的細径の電話コードなどが、前記中空部(6)内に挿通
される。
なお上記において、床板の横と縦の長さの比を、1:1ま
たは1:2とする場合のあることは勿論である。
たは1:2とする場合のあることは勿論である。
考案の効果 以上のように、本願によれば、床板と脚部片とが、機構
学的に強力な三角形状を呈する構成の根元部によって一
体化して成るので、床板を介して脚部片の並列方向に大
きな荷重が加わっても、その荷重は、根元部の斜辺によ
り受け止められて脚部片が斜状に変形することなく、従
って長期においても、敷設された床部材相互間に隙間が
生じて体裁を損なう惧れはなく、また根元部に形成した
中空部によって軽量化がはかれると共に、脚部片と直交
する方向に配線するために脚部片に設けた切欠部は、中
空部を有しない脚片に設けてあるので、中空部が切欠部
の形成によって開口することはなく、従って前記中空部
を換気のための流通孔として使用できるほか、比較的細
径の電線などを挿通することもでき、この場合も切欠部
の位置で中空部が開口しないので、床板と床盤との間に
配置される通信ケーブルとの電気的遮蔽も有効にできる
などの利点を有する。
学的に強力な三角形状を呈する構成の根元部によって一
体化して成るので、床板を介して脚部片の並列方向に大
きな荷重が加わっても、その荷重は、根元部の斜辺によ
り受け止められて脚部片が斜状に変形することなく、従
って長期においても、敷設された床部材相互間に隙間が
生じて体裁を損なう惧れはなく、また根元部に形成した
中空部によって軽量化がはかれると共に、脚部片と直交
する方向に配線するために脚部片に設けた切欠部は、中
空部を有しない脚片に設けてあるので、中空部が切欠部
の形成によって開口することはなく、従って前記中空部
を換気のための流通孔として使用できるほか、比較的細
径の電線などを挿通することもでき、この場合も切欠部
の位置で中空部が開口しないので、床板と床盤との間に
配置される通信ケーブルとの電気的遮蔽も有効にできる
などの利点を有する。
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は一部省略
し、一部を切除した平面図、第2図は同側面図、第3図
は端面図である。 図中、(1)は床板、(2),(3),(4)は脚部
片、(2)a,(3)a,(4)aは根元部、(2)b,
(3)b,(4)bは脚辺、(6)は中空部、(7)は切
欠部である。
し、一部を切除した平面図、第2図は同側面図、第3図
は端面図である。 図中、(1)は床板、(2),(3),(4)は脚部
片、(2)a,(3)a,(4)aは根元部、(2)b,
(3)b,(4)bは脚辺、(6)は中空部、(7)は切
欠部である。
Claims (5)
- 【請求項1】方形状を呈する床板の下面に、その一方向
において延び、かつ、他方向において、その両側部と中
間部とに所要の間隔をおいて並列する複数の脚部片を一
体に垂設して成る床部材において、前記脚部片の根元部
を太幅に構成して、該根元部に、その長手方向に貫通す
る中空部を形成し、かつ、前記脚部片の根元部を除く位
置に下面で開口する切欠部を設けたことを特徴とする床
部材。 - 【請求項2】横と縦の長さの比が、1:1乃至1:3である方
形状の床板から成る実用新案登録請求の範囲第1項記載
の床部材。 - 【請求項3】床板と脚部片とが硬質合成樹脂により一体
に構成した実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
記載の床部材。 - 【請求項4】床板の両側部に位置する脚部片の根元部
を、斜辺が内面側となるほぼ直角三角形状に形成し、中
間部に位置する脚部片の根元部をほぼ二等辺三角形状に
形成した実用新案登録請求の範囲第1項、第2項または
第3項記載の床部材。 - 【請求項5】三角形状の斜辺を、円弧状に形成して成る
実用新案登録請求の範囲第1項、第2項、第3項または
第4項記載の床部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986077015U JPH0722432Y2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 床部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986077015U JPH0722432Y2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 床部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62189435U JPS62189435U (ja) | 1987-12-02 |
JPH0722432Y2 true JPH0722432Y2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=30924628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986077015U Expired - Lifetime JPH0722432Y2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 床部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722432Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2510158Y2 (ja) * | 1990-04-07 | 1996-09-11 | コクヨ株式会社 | 補助床部材 |
JP2510159Y2 (ja) * | 1990-04-07 | 1996-09-11 | コクヨ株式会社 | 補助床部材 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6217261A (ja) * | 1985-07-13 | 1987-01-26 | 日本石油化学株式会社 | 異形押出し成形品および該成形品からなる床材 |
-
1986
- 1986-05-23 JP JP1986077015U patent/JPH0722432Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62189435U (ja) | 1987-12-02 |
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