JPH0638582A - 無整流子電動機の回転子位置検出回路 - Google Patents

無整流子電動機の回転子位置検出回路

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JPH0638582A
JPH0638582A JP4193660A JP19366092A JPH0638582A JP H0638582 A JPH0638582 A JP H0638582A JP 4193660 A JP4193660 A JP 4193660A JP 19366092 A JP19366092 A JP 19366092A JP H0638582 A JPH0638582 A JP H0638582A
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JP
Japan
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position detection
rotor position
motor
voltage dividing
output
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Pending
Application number
JP4193660A
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English (en)
Inventor
Yoshiteru Shinozaki
嘉輝 篠崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回転数が変化しても安定して回転させること
が出来る無整流子電動機の電機子誘起電圧による回転子
位置検出回路を提供する。 【構成】 回転子位置検出回路5において、電動機2の
電機子巻線3の端子電圧Va,Vb,Vcは各々ローパ
スフィルター6、オペアンプ7を通り、比較器8で分圧
回路9a,9b,9cが出力する基準電圧と比較され
る。信号処理部10は比較器8a,8b,8cの出力信号
A0,B0,C0を基にPWM信号を生成し、インバー
タ1を駆動するドライブ回路部11を制御する。電動機2
の回転数が変化すると回転子位置検出回路5の入力信号
と出力信号の位相がずれようとするが、分圧回路9a,
9b,9cを構成する分圧抵抗の比率を回転数に対応さ
せて変化させ、位相のずれを90°に近づける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無整流子電動機の回転子
の位置を検出するための回転子位置検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、無整流子電動機の回転子の位置を
検出するのに、ホール素子や光センサなどを用いない
で、無整流子電動機の電機子誘起電圧から回転子の位置
を検出する方法が種々提案されている。図1はその一例
を示したもので、1はパルス幅制御方式のインバータ、
2は3相の電機子巻線3及び回転子4を有する無整流子
電動機、5は無整流子電動機2の回転子4の位置を検出
する回転子位置検出回路である。この回転子位置検出回
路5は三系統からなるローパスフィルター群6と、オペ
アンプ群7と、比較回路群8とで構成されている。無整
流子電動機2の電機子端子電圧Va,Vb,Vcはそれ
ぞれローパスフィルター6a,6b,6cに入力された
後、オペアンプ7a,7b,7cに通される。このオペ
アンプ7a,7b,7cの回路は何れも積分回路になっ
ているため出力端からは積分された滑らかな出力信号F
1,F2,F3が得られる。これらの出力信号F1,F
2,F3はそれぞれ比較器8a,8b,8cに入力され
るが、例えば比較器8aに入力されたオペアンプ7aの
出力信号F1は分圧回路9aによってF2とF3を合成
して得られる基準信号と比較される。このようにして、
各比較器8a,8b,8cから三相比較信号A0,B
0,C0が出力される。これらの三相比較信号A0,B
0,C0は回転子4の位置検出信号として信号処理部10
に入力される。信号処理部10ではこれらの位置検出信号
A0,B0,C0を基にPWM信号を生成してドライブ
回路部11を制御し、ドライブ回路部11はインバータ1を
構成しているトランジスタTr1〜Tr6を駆動するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無整流子電
動機2を最も効率良く運転するには例えば無整流子電動
機2の電機子誘起電圧Vaの波形の立上がりと回転子位
置検出回路5で検出された位置検出信号A0の立下がり
の位相のずれが図3に示されるように90°になること
が理想とされている。VbとB0,VcとC0の関係に
ついても同様である。しかしながら、上述の回転子位置
検出回路5においては、積分回路を構成しているオペア
ンプ7a,7b,7c側のコンデンサCa,Cb,Cc
の容量がある値に設定されていて所定の周波数特性を有
するため、無整流子電動機2の回転数が変化すれば回転
子位置検出回路5の入力側と出力側との位相のずれの度
合いも変化し、前述の位相のずれの度合いを90°に保
つことが出来なくなる。そして、この位相のずれが大き
くなれば無整流子電動機2は停止してしまう恐れがあ
る。したがって、本発明においては、無整流子電動機の
回転数が変化しても回転子位置検出回路の入力側と出力
側との位相のずれを常にほぼ一定にすることのできる無
整流子電動機の回転子位置検出回路を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、インバータ制御され
る無整流子電動機の電機子端子電圧をローパスフィルタ
に入力し、同ローパスフィルタの出力をオペアンプに入
力し、同オペアンプの出力を比較器に入力して分圧回路
から出力される基準電圧と比較し、比較結果を前記無整
流子電動機の回転子位置検出信号として出力するように
してなる無整流子電動機の回転子位置検出回路におい
て、前記分圧回路を構成する分圧抵抗の比率を前記無整
流子電動機の回転数に対応させて変化させるようにし
た。
【0005】
【作用】上記の構成であれば、無整流子電動機の回転数
が変化すると、その回転数に応じて回転子位置検出回路
の最終段に設けられている比較回路部の分圧回路を構成
する分圧抵抗の比率を変化させ、基準電圧を変えること
ができるので、前段のオペアンプの回路で生じた位相の
ずれを補正することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。図1は無整流子電動機の制御回路を表し
たもので、1は直流入力電圧を三相の交流に変換するパ
ルス幅制御(PWM)方式のインバータ、2は3相の電
機子巻線3及び回転子4を有する無整流子電動機(以
下、電動機という)、5は電動機2の回転子4の位置を
検出するための回転子位置検出回路である。この回転子
位置検出回路5は三相の電機子巻線3に対応したローパ
スフィルター群6と、オペアンプ群7と、比較回路群8
とで構成されている。無整流子電動機2の電機子端子電
圧Va,Vb,Vcはそれぞれローパスフィルター6
a,6b,6cに入力された後、オペアンプ7a,7
b,7cに通される。このオペアンプ7a,7b,7c
の回路は何れも積分回路になっているため出力端からは
積分された滑らかな出力信号F1,F2,F3が得られ
る。
【0007】これらの出力信号F1,F2,F3はそれ
ぞれ比較器8a,8b,8cに入力されるが、例えば比
較器8aに入力されたオペアンプ7aの出力信号F1は
分圧回路9aを構成している分圧抵抗によってF2とF
3を合成して得られる基準電圧と比較される。このよう
にして、各比較器8a,8b,8cから三相比較信号A
0,B0,C0が出力される。これらの三相比較信号A
0,B0,C0は回転子4の位置検出信号すなわち電動
機2の回転数を検出するための信号として信号処理部
(マイクロプロセッサ)10に入力される。信号処理部10
ではこれらの位置検出信号A0,B0,C0を基にPW
M信号を生成してドライブ回路部11を制御し、ドライブ
回路部11はインバータ1を構成しているトランジスタT
r1〜Tr6を駆動するようになっている。
【0008】以上、電動機2の制御に必要な基本的な回
路とその動作について説明したが、上述のような回転子
位置検出回路5では電動機2の回転数が変化すると回転
子位置検出回路5の入力と出力の位相のずれが目標とす
る90°(図3参照)からずれてしまう。そこで、本実
施例ではこのような位相のずれを無くすために分圧回路
6a,6b,6cをそれぞれ図2に示すように複数の抵
抗およびスイッチで構成し、スイッチを電動機2の回転
数に応じて切り換え、分圧抵抗の比率を変化させるよう
にしている。なお、スイッチの切り換えは各比較器8
a,8b,8cに対応する三系統の同じ位置のスイッチ
を同時に切り換えるようになっている。以下、その様子
を図4を参照しながら説明する。
【0009】ステップST1ではモータの回転数が10
Hz以下であるかどうかを判定し、10Hz以下ならば
ステップST6で分圧抵抗の比率を9:1にするが、1
0Hz以下でなければステップST2に進める。ステッ
プST2では回転数が15Hz以下であるかどうかを判
定し、15Hz以下ならばステップST7で分圧抵抗の
比率を4:1にするが、15Hz以下でなければステッ
プST3に進める。ステップST3ではモータの回転数
が24Hz以下であるかどうかを判定し、24Hz以下
ならばステップST8で分圧抵抗の比率を3:1にする
が、24Hz以下でなければステップST4に進める。
ステップST4では回転数が35Hz以下であるかどう
かを判定し、35Hz以下ならばステップST9で分圧
抵抗の比率を2:1にするが、35Hz以下でなければ
ステップST5に進める。ステップST5では回転数が
70Hz以下であるかどうかを判定し、70Hz以下な
らばステップST10で分圧抵抗の比率を1.5:1に
するが、70Hz以下でなければステップST11に進
め、分圧抵抗の比率を1:1とする。このように分圧抵
抗の比率を電動機2の回転数に対応させて切り換えれば
図5に示されるように回転子位置検出回路5の入力と出
力の位相のずれを略90°にすることができる。
【0010】
【発明の効果】以上、説明したような無整流子電動機の
回転子位置検出方法によれば、無整流子電動機の回転子
位置検出において、電機子誘起電圧の波形の立下がりと
位置検出信号の立上がりのタイミングのずれを常に90
°近くに保つことが可能となり、無整流子電動機の回転
数が例え低速のときでも安定して回転させることができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例を示す無整流子電動機の制
御回路図である。
【図2】本発明の一実施例を示す要部回路図である。
【図3】本発明および従来例に係わる波形図である。
【図4】本発明の制御例を表すフローチャートである。
【図5】本発明の制御例を表す図である。
【符号の説明】
1 パルス幅制御方式インバータ(インバータ) 2 無整流子電動機 3 電機子巻線 4 回転子 5 回転子位置検出回路 6 ローパスフィルター群 7 オペアンプ群 8 比較回路群 9a 分圧回路 9b 分圧回路 9c 分圧回路 10 信号処理部(マイクロプロセッサ) 11 ドライブ回路部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ制御される無整流子電動機の
    電機子端子電圧をローパスフィルタに入力し、同ローパ
    スフィルタの出力をオペアンプに入力し、同オペアンプ
    の出力を比較器に入力して分圧回路から出力される基準
    電圧と比較し、比較結果を前記無整流子電動機の回転子
    位置検出信号として出力するようにしてなる無整流子電
    動機の回転子位置検出回路において、前記分圧回路を構
    成する分圧抵抗の比率を前記無整流子電動機の回転数に
    対応させて変化させるようにしてなることを特徴とする
    無整流子電動機の回転子位置検出回路。
  2. 【請求項2】 前記ローパスフィルタ、オペアンプ、比
    較器等の各回路部は前記無整流子電動機の電機子端子数
    に対応した複数系統の回路構成になっており、前記分圧
    抵抗の比率を変化させるときはそれぞれの比較器に対応
    する分圧抵抗の比率を同時に、かつ、同比率に変化させ
    るようにしてなる請求項1記載の無整流子電動機の回転
    子位置検出回路。
JP4193660A 1992-07-21 1992-07-21 無整流子電動機の回転子位置検出回路 Pending JPH0638582A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6949923B2 (en) * 2001-10-12 2005-09-27 Wolfgang E. Schultz Method and circuit for detecting the armature position of an electromagnet
KR101244843B1 (ko) * 2011-12-08 2013-03-25 안동대학교 산학협력단 센서리스 bldc 모터의 역기전력 검출 회로 및 그 방법
KR101251906B1 (ko) * 2011-12-08 2013-04-08 안동대학교 산학협력단 센서리스 bldc 모터의 역기전력 검출 회로 및 그 방법
CN104378028A (zh) * 2014-12-09 2015-02-25 江苏工程职业技术学院 无位置传感器无刷直流电机相位补偿装置及补偿方法

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