JPH0670577A - 無整流子電動機の回転子位置検出回路 - Google Patents

無整流子電動機の回転子位置検出回路

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JPH0670577A
JPH0670577A JP4219944A JP21994492A JPH0670577A JP H0670577 A JPH0670577 A JP H0670577A JP 4219944 A JP4219944 A JP 4219944A JP 21994492 A JP21994492 A JP 21994492A JP H0670577 A JPH0670577 A JP H0670577A
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JP
Japan
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motor
circuit
rotor position
output
operational amplifier
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Application number
JP4219944A
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English (en)
Inventor
Yoshiteru Shinozaki
嘉輝 篠崎
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 無整流子電動機において、回転数が変化して
も安定に制御出来る、電機子誘起電圧による回転子位置
検出回路を提供する。 【構成】 この回路は三相の電機子巻線に対応したロー
パスフィルター群6と、オペアンプ群7と、比較回路群
8とから成る。電動機の電機子端子電圧Va1,Vb
1,Vc1は各々ローパスフィルター6、オペアンプ7
a〜cを通り、比較器8で分圧回路11a,11b,11cが
出力する基準電圧と比較する。比較器8の出力信号Va
3,Vb3,Vc3は図示してない信号処理部に入力す
る。信号処理部はPWM信号を生成し、インバータを駆
動するドライブ回路部を制御する。オペアンプ7a〜c
の積分回路をそれぞれ複数の抵抗とスイッチング素子と
コンデンサとで構成し、電動機2の回転数が大きく変化
した時抵抗値を回転数に対応させて変化させ、入力信号
と出力信号の位相差を90°に近づけ安定した制御が出
来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無整流子電動機の回転子
の位置を検出するための回転子位置検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、無整流子電動機の回転子の位置を
検出するのに、ホール素子や光センサなどを用いない
で、無整流子電動機の電機子誘起電圧から回転子の位置
を検出する方法が種々提案されている。図1及び図3は
その一例を示したもので、1はパルス幅制御方式のイン
バータ、2は3相の電機子巻線3及び回転子4を有する
無整流子電動機、5は無整流子電動機2の回転子4の位
置を検出する回転子位置検出回路である。この回転子位
置検出回路5は三系統からなるローパスフィルター群6
と、オペアンプ群7と、比較回路群8とで構成されてい
る。無整流子電動機2の電機子端子電圧Va1,Vb
1,Vc1はそれぞれローパスフィルター6a,6b,
6cに入力された後、オペアンプ7a,7b,7cに通
される。このオペアンプ7a,7b,7cの回路は何れ
も積分回路になっているため出力端からは積分された滑
らかな出力信号Va2,Vb2,Vc2が得られる。こ
れらの出力信号Va2,Vb2,Vc2はそれぞれ比較
器8a,8b,8cに入力されるが、例えば比較器8a
に入力されたオペアンプ7aの出力信号Va2は分圧回
路11aによってVb2とVc2を合成して得られる基準
信号と比較される。このようにして、各比較器8a,8
b,8cから三相比較信号Va3,Vb3,Vc3が出
力される。これらの三相比較信号Va3,Vb3,Vc
3は回転子4の位置検出信号として信号処理部9に入力
される。信号処理部9ではこれらの位置検出信号Va
3,Vb3,Vc3を基にPWM信号を生成してドライ
ブ回路部10を制御し、ドライブ回路部10はインバータ1
を構成しているトランジスタTr1〜Tr6を駆動する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無整流子電
動機2を最も効率良く運転するには例えば無整流子電動
機2の電機子誘起電圧Va1の波形の立上がりと回転子
位置検出回路5で検出された位置検出信号Va3の立下
がりの位相のずれが90°になることが理想とされてい
る。Vb1とVb3,Vc1とVc3の関係についても
同様である。しかしながら、上述の回転子位置検出回路
5においては、積分回路を構成しているオペアンプ7
a,7b,7c側のコンデンサCa,Cb,Ccの容量
がある値に設定されていて所定の周波数特性を有するた
め、無整流子電動機2の回転数が変化すれば回転子位置
検出回路5の入力側と出力側との位相のずれの度合いも
変化し、前述の90°に保つことが出来なくなる。ま
た、この位相のずれ(周波数のずれ)が大きくなればオ
ペアンプ7a,7b,7cの増幅度にも影響し、無整流
子電動機2は停止してしまう恐れがある。したがって、
本発明においては、無整流子電動機の回転数が変化して
も回転子位置検出回路の入力側と出力側との位相のずれ
を理想とされている90°に近づけることのできる無整
流子電動機の回転子位置検出回路を提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、インバータ制御され
る無整流子電動機の電機子端子電圧をローパスフィルタ
に入力し、同ローパスフィルタの出力をオペアンプに入
力し、同オペアンプの出力を比較器に入力して分圧回路
から出力される基準電圧と比較し、比較結果を前記無整
流子電動機の回転子位置検出信号として出力するように
してなる無整流子電動機の回転子位置検出回路におい
て、前記オペアンプの入出力ポート間に設けられる積分
回路の抵抗値を前記無整流子電動機の回転数に対応させ
て変化させるようにした。
【0005】
【作用】上記の構成であれば、オペアンプの入出力ポー
ト間に設けられている積分回路の抵抗値を無整流子電動
機の回転数に対応させて変化させるようにしているので
無整流子電動機の回転数が変化してもオペアンプの出力
電圧はほぼ一定に保つことができる。つまり、無整流子
電動機の回転数が変化したとき、回転子位置検出回路の
入力側と出力側との位相のずれを理想とされている90
°に近づけることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図2に基づ
いて説明する。図1は無整流子電動機の制御回路を表し
たもので、1は直流入力電圧を三相の交流に変換するパ
ルス幅制御(PWM)方式のインバータ、2は3相の電
機子巻線3及び回転子4を有する無整流子電動機(以
下、電動機という)、5は電動機2の回転子4の位置を
検出するための回転子位置検出回路である。この回転子
位置検出回路5は三相の電機子巻線3に対応したローパ
スフィルター群6と、オペアンプ群7と、比較回路群8
とで構成されている。無整流子電動機2の電機子端子電
圧Va1,Vb1,Vc1はそれぞれローパスフィルタ
ー6a,6b,6cに入力された後、オペアンプ7a,
7b,7cに通される。このオペアンプ7a,7b,7
cの回路は何れも積分回路になっているため出力端から
は積分された滑らかな出力信号Va2,Vb2,Vc2
が得られる。
【0007】これらの出力信号Va2,Vb2,Vc2
はそれぞれ比較器8a,8b,8cに入力されるが、例
えば比較器8aに入力されたオペアンプ7aの出力信号
Va2は分圧回路11aを構成している分圧抵抗によって
Vb2とVc2を合成して得られる基準電圧と比較され
る。このようにして、各比較器8a,8b,8cから三
相比較信号Va3,Vb3,Vc3が出力される。これ
らの三相比較信号Va3,Vb3,Vc3は回転子4の
位置検出信号すなわち電動機2の回転数を検出するため
の信号として信号処理部(マイクロプロセッサ)9に入
力される。信号処理部9ではこれらの位置検出信号Va
3,Vb3,Vc3を基にPWM信号を生成してドライ
ブ回路部10を制御し、ドライブ回路部10はインバータ1
を構成しているトランジスタTr1〜Tr6を駆動する
ようになっている。
【0008】以上、電動機2の制御に必要な基本的な回
路とその動作について説明したが、上述の回転子位置検
出回路5では、そのオペアンプ7a,7b,7cの積分
回路を構成する抵抗とコンデンサCa,Cb,Ccがあ
る値に決められているため電動機2の回転数が変化する
と回転子位置検出回路5の入力と出力の位相のずれが目
標とする90°からずれてしまう。そこで、本実施例で
はこのような位相のずれをより少なくするためにオペア
ンプ7aの積分回路を図2に示すように複数の抵抗R
1,R2,R3と、スイッチング素子S1,S2と、コ
ンデンサCaとで構成すると共に、オペアンプ7b,7
cの積分回路も同様に構成し、電動機2の回転数が変化
したら、その回転数に応じて各オペアンプ7a,7b,
7cに対応する三系統の同じ位置のスイッチング素子、
例えばS2,S4,S6を同時に制御し、各積分回路の
抵抗値をほぼ同じ値にするようにしている。
【0009】さらに詳しく言えば、電動機2の回転数が
大きいときにはスイッチング素子S1〜S6の全てをO
Nして抵抗R2,R3と、R5,R6と、R8,R9と
を短絡する。電動機2の回転数が中程度のときはスイッ
チング素子S2,S4,S6をONして抵抗R3と、R
6と、R9を短絡し、各回路の抵抗値を二倍にする。ま
た、電動機2の回転数が小さくなったときにはスイッチ
ング素子S1〜S6の全てをOFF状態にし、各回路の
抵抗値を三倍にする。なお、本実施例においては、積分
回路の抵抗値を電動機2の回転数に対応させて変えるよ
うにしているが、コスト上の問題等を特に考慮しなけれ
ば、コンデンサCa,Cb,Ccの容量を変えるように
してもよい。
【0010】
【発明の効果】以上、説明したような無整流子電動機の
回転子位置検出回路であるならば、無整流子電動機の回
転数が変化しても回転子位置検出回路の入力信号と出力
信号の位相差を90°近くに保つことができ、かつ、オ
ペアンプの出力信号電圧を常に安定した値にすることが
できるので、例え無整流子電動機の回転数が低速のとき
でも安定した回転が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例に係わる無整流子電動機の
制御系統図である。
【図2】本発明の一実施例を示す無整流子電動機の回転
子位置検出回路図である。
【図3】従来例を示す無整流子電動機の回転子位置検出
回路図である。
【符号の説明】
1 パルス幅制御方式のインバータ 2 無整流子電動機 3 電機子巻線 4 回転子 5 回転子位置検出回路 6 ローパスフィルター群 7 オペアンプ群 8 比較回路群 9 信号処理部(マイクロプロセッサ) 10 ドライブ回路部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ制御される無整流子電動機の
    電機子端子電圧をローパスフィルタに入力し、同ローパ
    スフィルタの出力をオペアンプに入力し、同オペアンプ
    の出力を比較器に入力して分圧回路から出力される基準
    電圧と比較し、比較結果を前記無整流子電動機の回転子
    位置検出信号として出力するようにしてなる無整流子電
    動機の回転子位置検出回路において、前記オペアンプの
    入出力ポート間に設けられる積分回路の抵抗値を前記無
    整流子電動機の回転数に対応させて変化させるようにし
    てなることを特徴とする無整流子電動機の回転子位置検
    出回路。
  2. 【請求項2】 前記ローパスフィルタ、オペアンプ、比
    較器等の各回路部は前記無整流子電動機の電機子端子数
    に対応した複数系統の回路構成になっており、前記積分
    回路の抵抗値を変化させるときはそれぞれのオペアンプ
    に対応する積分回路の抵抗値を同時に、かつ、同じ値に
    変化させるようにしてなる請求項1記載の無整流子電動
    機の回転子位置検出回路。
JP4219944A 1992-08-19 1992-08-19 無整流子電動機の回転子位置検出回路 Pending JPH0670577A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040023862A (ko) * 2002-09-12 2004-03-20 페어차일드코리아반도체 주식회사 모터 구동 회로

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JP4088396B2 (ja) * 1999-12-17 2008-05-21 株式会社日立産機システム スクリュー圧縮機

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