JPH0638559B2 - 高周波回路基板の接続構造 - Google Patents
高周波回路基板の接続構造Info
- Publication number
- JPH0638559B2 JPH0638559B2 JP19921288A JP19921288A JPH0638559B2 JP H0638559 B2 JPH0638559 B2 JP H0638559B2 JP 19921288 A JP19921288 A JP 19921288A JP 19921288 A JP19921288 A JP 19921288A JP H0638559 B2 JPH0638559 B2 JP H0638559B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency circuit
- circuit board
- shield cover
- shield
- connection structure
- Prior art date
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2枚の高周波回路基板を接続し、かつ高周波部
分をシールドする接続構造に関する。
分をシールドする接続構造に関する。
従来、異なる寸法の高周波回路基板を接続し、かつその
高周波部分をシールドする構造として、第4図及び第5
図に示す構造が採用されている。この構造は、第4図の
ように、第1の高周波回路基板1上に第2の高周波回基
板2を搭載し、かつこの第2の高周波回路基板2の高周
波部分をシールドカバー3で遮蔽する構成となってい
る。そして、この構造では第4図のB−B線断面及びC
−C線断面を夫々第5図(a)及び第5図(b)に示す
ように、シールドカバー3の四隅に内側突片31を設
け、この内側突片31において第1及び第2の高周波回
路基板1,2及びシールドカバー3をねじ4により一体
的に固定することにより、各基板1,2のグランドパタ
ーンを相互に接続させ、かつこのグランドパターンにシ
ールドカバー3を接続させる構成となっている。
高周波部分をシールドする構造として、第4図及び第5
図に示す構造が採用されている。この構造は、第4図の
ように、第1の高周波回路基板1上に第2の高周波回基
板2を搭載し、かつこの第2の高周波回路基板2の高周
波部分をシールドカバー3で遮蔽する構成となってい
る。そして、この構造では第4図のB−B線断面及びC
−C線断面を夫々第5図(a)及び第5図(b)に示す
ように、シールドカバー3の四隅に内側突片31を設
け、この内側突片31において第1及び第2の高周波回
路基板1,2及びシールドカバー3をねじ4により一体
的に固定することにより、各基板1,2のグランドパタ
ーンを相互に接続させ、かつこのグランドパターンにシ
ールドカバー3を接続させる構成となっている。
上述した従来の接続構造では、シールドカバー3の四隅
においては各基板1,2及びシールドカバー3がねじ4
により強固に接続されるが、中間の辺部においては、第
5図(b)のように各基板1,2とシールドカバー3の
各縁部が単に接触するのみである。このため、これら辺
部における接続性が低下され、かつシールド効果が低下
され易いという問題がある。
においては各基板1,2及びシールドカバー3がねじ4
により強固に接続されるが、中間の辺部においては、第
5図(b)のように各基板1,2とシールドカバー3の
各縁部が単に接触するのみである。このため、これら辺
部における接続性が低下され、かつシールド効果が低下
され易いという問題がある。
これを改善するためには、各基板1,2やシールドカバ
ー3の接触部分に広い面積のグランドパターン部を設け
る対策、或いは接触部に半田を施す対策、更にはねじ4
の本数を増やして中間辺部においてもねじ固定を行う対
策等がとられている。しかしながら、この対策では、グ
ランドパターンを設けることにより回路基板のデッドス
ペースが増大し、高集積化に不利となる。また、半田を
施したり、ねじ数を増やすことは、上記デッドスペース
の増大とともに作業工数を増加して作業効率を低下させ
るという問題も生ずる。
ー3の接触部分に広い面積のグランドパターン部を設け
る対策、或いは接触部に半田を施す対策、更にはねじ4
の本数を増やして中間辺部においてもねじ固定を行う対
策等がとられている。しかしながら、この対策では、グ
ランドパターンを設けることにより回路基板のデッドス
ペースが増大し、高集積化に不利となる。また、半田を
施したり、ねじ数を増やすことは、上記デッドスペース
の増大とともに作業工数を増加して作業効率を低下させ
るという問題も生ずる。
本発明は上述した問題を解消し、シールド効果が高く、
しかも高集積化に有利な高周波回路基板の接続構造を提
供することを目的としている。
しかも高集積化に有利な高周波回路基板の接続構造を提
供することを目的としている。
本発明の高周波回路基板の接続構造は、第1の高周波回
路基板と、この上に搭載される第2の高周波回路基板
と、この第2の高周波回路基板上に被せられ、かつその
四隅において前記第1及び第2の高周波回路基板を貫通
するねじによりこれら基板に締結固定されるシールドカ
バーと、このシールドカバーと第2の高周波回路基板と
の間に介挿される金属製のシールド板とを備えており、
シールド板はその四辺部を階段状に折曲げ加工するとと
もに、この四辺部をシールドカバーと第2の高周波回路
基板との間で挟持されるように配設し、かつ四辺部の先
端を第1の高周波回路基板に設けたグランドパターンに
接触させるように構成している。
路基板と、この上に搭載される第2の高周波回路基板
と、この第2の高周波回路基板上に被せられ、かつその
四隅において前記第1及び第2の高周波回路基板を貫通
するねじによりこれら基板に締結固定されるシールドカ
バーと、このシールドカバーと第2の高周波回路基板と
の間に介挿される金属製のシールド板とを備えており、
シールド板はその四辺部を階段状に折曲げ加工するとと
もに、この四辺部をシールドカバーと第2の高周波回路
基板との間で挟持されるように配設し、かつ四辺部の先
端を第1の高周波回路基板に設けたグランドパターンに
接触させるように構成している。
上述した構成では、シールド板の四辺部がシールドカバ
ーと第2の高周波回路基板との間に挟持されることでこ
れらの間の接触を良好にしてシールド効果を高め、かつ
シールド板の四辺部の先端を第1の高周波回路基板のグ
ランドパターンに接触させることで第1及び第2の高周
波回路基板の相互グランド接触をも改善する。
ーと第2の高周波回路基板との間に挟持されることでこ
れらの間の接触を良好にしてシールド効果を高め、かつ
シールド板の四辺部の先端を第1の高周波回路基板のグ
ランドパターンに接触させることで第1及び第2の高周
波回路基板の相互グランド接触をも改善する。
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の一部破断斜視図、第2図は
そのA−A線に沿う断面図である。これらの図におい
て、1は比較的大きな寸法の第1の高周波回路基板であ
り、その中央部には穴11が開設され、かつ上面には穴
11の周辺位置にグランドパターン12を形成してい
る。また、2はこれよりも小さい寸法をした第2の高周
波回路基板であり、その上面の周辺部にはグランドパタ
ーン21を形成し、また図示は省略するが下面の周辺部
にもグランドパターン22を形成している。更に、3は
金属等の導電性部材からなるシールドカバーであり、逆
容器状に形成され、その四隅には内側突片31を有して
いる。そして、このシールドカバー3は、前記第1の高
周波回路基板1上に搭載された第2の高周波回路基板2
上に被せられ、四隅の内側突片31において前記第1及
び第2の各高周波回路基板1,2を貫通するねじ4によ
って締結固定される。
そのA−A線に沿う断面図である。これらの図におい
て、1は比較的大きな寸法の第1の高周波回路基板であ
り、その中央部には穴11が開設され、かつ上面には穴
11の周辺位置にグランドパターン12を形成してい
る。また、2はこれよりも小さい寸法をした第2の高周
波回路基板であり、その上面の周辺部にはグランドパタ
ーン21を形成し、また図示は省略するが下面の周辺部
にもグランドパターン22を形成している。更に、3は
金属等の導電性部材からなるシールドカバーであり、逆
容器状に形成され、その四隅には内側突片31を有して
いる。そして、このシールドカバー3は、前記第1の高
周波回路基板1上に搭載された第2の高周波回路基板2
上に被せられ、四隅の内側突片31において前記第1及
び第2の各高周波回路基板1,2を貫通するねじ4によ
って締結固定される。
ここで、前記シールドカバー3の内側には、第3図に示
すシールド板5が介挿されている。このシールド板5
は、若干のばね性を有する金属板を打抜き,折曲げ加工
して、略シールドカバー3に近い箱型形状とし、更にそ
の四隅部を削除するとともに、四辺部51を階段状に曲
げ形成し、この四辺部51を周辺方向及び下方に向けて
突出させている。
すシールド板5が介挿されている。このシールド板5
は、若干のばね性を有する金属板を打抜き,折曲げ加工
して、略シールドカバー3に近い箱型形状とし、更にそ
の四隅部を削除するとともに、四辺部51を階段状に曲
げ形成し、この四辺部51を周辺方向及び下方に向けて
突出させている。
そして、このシールド板5を前記シールドカバー3と第
2の高周波回路基板2との間に介挿し、四辺部51がシ
ールドカバー3の四辺部と第2の高周波回路基板2との
間に挟持されるようにして前記ねじ4により締結を行っ
ている。
2の高周波回路基板2との間に介挿し、四辺部51がシ
ールドカバー3の四辺部と第2の高周波回路基板2との
間に挟持されるようにして前記ねじ4により締結を行っ
ている。
この構成によれば、シールド板5は四辺部51がシール
ドカバー3と第2高周波回路基板2との間に挟持される
ことにより、シールドカバー3と第2高周波回路基板2
のグランドパターン21とをその四辺部51に置いて電
気的に接触させ、シールド効果を高めることができる。
また、この四辺部51の下側先端は第1の高周波回路基
板1のグランドパターン12にも接触し、第1及び第2
の各高周波回路基板1,2間におけるグランド接触をも
良好なものとする。
ドカバー3と第2高周波回路基板2との間に挟持される
ことにより、シールドカバー3と第2高周波回路基板2
のグランドパターン21とをその四辺部51に置いて電
気的に接触させ、シールド効果を高めることができる。
また、この四辺部51の下側先端は第1の高周波回路基
板1のグランドパターン12にも接触し、第1及び第2
の各高周波回路基板1,2間におけるグランド接触をも
良好なものとする。
したがって、ねじ4による締結がシールドかバー3の四
隅のみに限定されていても、周辺部において良好なグラ
ンド接触を確保でき、第1及び第2の高周波回路基板
1,2間はもとより、第2の高周波回路基板2とシール
ドカバー3との間のシールド効果を高めることができ
る。これにより、グランドパターンの拡大や半田付け、
更にはねじを増加する等の対策をとる必要はなく、高集
積化を可能としかつ作業効率の低下が防止できる。
隅のみに限定されていても、周辺部において良好なグラ
ンド接触を確保でき、第1及び第2の高周波回路基板
1,2間はもとより、第2の高周波回路基板2とシール
ドカバー3との間のシールド効果を高めることができ
る。これにより、グランドパターンの拡大や半田付け、
更にはねじを増加する等の対策をとる必要はなく、高集
積化を可能としかつ作業効率の低下が防止できる。
以上説明したように本発明は、シールドカバーと第2の
高周波回路基板との間にシールド板を介挿し、このシー
ルド板の四辺部をシールドカバーと第2の高周波回路基
板との間で挟持させ、かつその先端を第1の高周波回路
基板のグランドパターンに接触させているので、シール
ドカバーと第2の高周波回路基板との間のシールド効果
を高めるとともに、第1及び第2の高周波回路基板の相
互グランド接触をも改善し、シールド効果を向上でき
る。また、シールドカバーを四隅でねじ締結するだけで
も十分なシールド効果が得られるので、グランドパター
ンの拡大や半田付け及びねじ数の増加を行う必要がな
く、作業効率を改善できる効果もある。
高周波回路基板との間にシールド板を介挿し、このシー
ルド板の四辺部をシールドカバーと第2の高周波回路基
板との間で挟持させ、かつその先端を第1の高周波回路
基板のグランドパターンに接触させているので、シール
ドカバーと第2の高周波回路基板との間のシールド効果
を高めるとともに、第1及び第2の高周波回路基板の相
互グランド接触をも改善し、シールド効果を向上でき
る。また、シールドカバーを四隅でねじ締結するだけで
も十分なシールド効果が得られるので、グランドパター
ンの拡大や半田付け及びねじ数の増加を行う必要がな
く、作業効率を改善できる効果もある。
第1図は本発明の一実施例の一部破断斜視図、第2図は
第1図のA−A線に沿う縦断面図、第3図はシールド板
の斜視図、第4図は従来の高周波回路基板接続構造の斜
視図、第5図(a)及び(b)は夫々第4図のB−B
線,C−C線に沿う縦断面図である。 1……第1の高周波回路基板、2……第2の高周波回路
基板、3……シールドカバー、4……ねじ、5……シー
ルド板、11……穴、12……グランドパターン、21
……グランドパターン、31……内側突片、51……四
辺部。
第1図のA−A線に沿う縦断面図、第3図はシールド板
の斜視図、第4図は従来の高周波回路基板接続構造の斜
視図、第5図(a)及び(b)は夫々第4図のB−B
線,C−C線に沿う縦断面図である。 1……第1の高周波回路基板、2……第2の高周波回路
基板、3……シールドカバー、4……ねじ、5……シー
ルド板、11……穴、12……グランドパターン、21
……グランドパターン、31……内側突片、51……四
辺部。
Claims (1)
- 【請求項1】第1の高周波回路基板と、この上に搭載さ
れる第2の高周波回路基板と、この第2の高周波回路基
板上に被せられ、かつその四隅において前記第1及び第
2の高周波回路基板を貫通するねじによりこれら基板に
締結固定されるシールドカバーと、このシールドカバー
と第2の高周波回路基板との間に介挿される金属製のシ
ールド板とを備え、このシールド板はその四辺部を階段
状に折曲げ加工するとともに、この四辺部をシールドカ
バーと第2の高周波回路基板との間で挟持されるように
配設し、かつ四辺部の先端を第1の高周波回路基板に設
けたグランドパターンに接触させるように構成したこと
を特徴とする高周波回路基板の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19921288A JPH0638559B2 (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 高周波回路基板の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19921288A JPH0638559B2 (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 高周波回路基板の接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0247896A JPH0247896A (ja) | 1990-02-16 |
JPH0638559B2 true JPH0638559B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=16403997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19921288A Expired - Lifetime JPH0638559B2 (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 高周波回路基板の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638559B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2084499C (en) * | 1992-02-12 | 1998-11-03 | William F. Weber | Emi shield apparatus and methods |
CA2084496C (en) * | 1992-02-12 | 1998-11-03 | William F. Weber | Emi internal shield apparatus and methods |
-
1988
- 1988-08-10 JP JP19921288A patent/JPH0638559B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0247896A (ja) | 1990-02-16 |
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