JPH0637216B2 - 紙 袋 - Google Patents

紙 袋

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JPH0637216B2
JPH0637216B2 JP2148627A JP14862790A JPH0637216B2 JP H0637216 B2 JPH0637216 B2 JP H0637216B2 JP 2148627 A JP2148627 A JP 2148627A JP 14862790 A JP14862790 A JP 14862790A JP H0637216 B2 JPH0637216 B2 JP H0637216B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は紙袋に関し、更に詳細には複数層の筒状袋主体
の両端を折り曲げて閉鎖する多層の紙袋に関する。
(従来の技術) 従来、袋底部および内容物充填口となる袋口部を共に折
り曲げて閉鎖する紙袋はピンチバックと称し密封性が特
に優れていることから大量に使用されている。このピン
チバックと称する紙袋は袋底部および袋口部の各端部を
階段状に形成したもので、特にこの階段形状は漏れ防止
および強度保持のため相当に複雑であり、更に開封手段
が付くとより複雑で、それでいて開封性はやや劣る傾向
があった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前述したピンチバックは袋口部および袋
底部が相当複雑な形状とされているため、これを製造す
る機械には高い運転精度が要求されると共に製造機械運
転開始時におけるセットのための準備時間も相当かかる
という問題があった。
本発明の目的は、袋口部および袋底部を単純な形状とす
ることによって製造効率を高め、しかも漏れが生じにく
く、しかも開封性に優れた紙袋を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の紙袋は、第1に、両端を直線切りで形成したほ
ぼ同一長さ寸法の複数層の筒状袋主体の最内層を他層に
対して長手方向にずらし該最内層の端部が他層から突出
する側を内容物充填口となる袋口部、その反対側を内容
物取出しの際の開封口となる袋底部とし、該袋底部は少
なくとも2回折り曲げた後該折り曲げ部を包囲するよう
に前記筒状袋主体の両壁面に跨がる開封用テープ付の当
て紙を該両壁面に接着して閉鎖し、前記袋口部は内容物
充填後少なくとも1回折り曲げたその折り曲げ部を包囲
して封緘し得るように前記筒状袋主体の一方の壁面に補
強紙の一側部を貼り付け、該補強紙には熱で再活性する
ホットメルト接着剤が塗布されていることを特徴とす
る。
本発明の紙袋は、第2に、前記補強紙のホットメルト接
着剤が内層端縁の僅か手前の位置から外方端に亘って塗
布されていることを特徴とする。
更に、本発明の紙袋は、第3に、前記当て紙の両端接着
部間内面に前記袋主体の幅方向に伸長する開封用のテー
プが設けられ且つ前記当て紙の繊維の配向が主として前
記袋主体の幅方向に向いていることを特徴とする。
(作用) 本発明の紙袋によると、長手方向にずらされた最内層の
端部が他層から突出した内容物充填口の反対側である袋
底部は将来内容物を取出す際の開封口となる所であり、
この袋底部は少なくとも2回折り曲げた後該折り曲げ部
を包囲するように筒状袋主体の両壁面に跨がる開封用テ
ープ付の当て紙を該両壁面に接着して閉鎖され、他方、
内容物充填口である袋口部には内容物充填後の閉鎖時少
なくとも端部を1回折り曲げることを見込んでこの折り
曲げ部を包囲し得るように補強紙が壁面に一側部を接着
して取付けられている。そして、この補強紙には熱で再
活性するホットメルト接着剤が設けられている。従っ
て、この紙袋に内容物を充填した後は、袋口部の端部を
少なくとも1回折り曲げ、次いで一側部が壁面に既に接
着されて取付けられている補強紙で折り曲げ部を被い、
そして、補強紙に塗布されているホットメルト接着剤を
熱で再活性させて接着する。
(実施例) 以下、本発明の紙袋を添付図面に示された実施例につい
て更に詳細に説明する。
第1図には本発明の第1の実施例に係る紙袋の形成過程
における筒状の袋主体10が示されている。この袋主体
10は内層11およびこれと同一長さの外層12の2層
から構成され、それぞれその両端は直線切りで形成され
ている。内層11は外層12に対して長手方向にずらさ
れ、これにより内層11の一端は袋主体10の一方の端
部において外層12の端縁から1回の端部折り曲げ長さ
lだけ突出している。この突出部分を符号11aで示
す。このように袋主体10の一方の端部で内層11の一
端を外層12から突出させると、袋主体10の他方の端
部では当然のことながら外層12の端部が内層11の他
端から長さlだけ突出する。この突出部分を符号12a
で示す。そして、内層11の一端が外層12から突出し
た袋主体10の一方の端部は、内容物充填口である袋口
部30aとなり、また、その反対側の端部は第2図に示
されるように紙袋30として形成された時将来内容物を
取り出す際の開封口である袋底部30bとなる。
ところで、袋主体10の一方の端部において、外層12
の端縁より長手方向中央寄りには一枚若しくは複数枚の
紙片からなる補強紙13の一端が接着剤14で外層12
の壁面に接着されている。この補強紙13の第1図に明
瞭に示されるように内層11の突出部分11aを越えて
長手方向外方へ伸長し、且つ該補強紙13の袋主体側表
面(以下内面と称す)には内層11の突出部分11aの
端縁の手前から他端に亘って熱で再活性するホットメル
ト接着剤15が塗布されている。
また、袋主体10の他方の端部において、内層11の端
縁より長手方向に1回の折り曲げ長さlを越えて中央側
に寄った位置(外層12の突出部分12aの端縁からは
2lの長さを越える長手方向中央寄り)には一枚若しく
は複数枚の紙片からなる当て紙16の一端が接着剤17
で接着されている。この当て紙16はほぼ外層12の突
出部分12a端縁付近まで伸長し、内層11の端縁が位
置する付近の内面には開封用のテープ18が固着されて
いる。この当て紙16はその繊維の配向が主として袋主
体10の幅方向に向くようにされている。このことは、
一般に袋主体10はロール紙即ち巻き取り紙から連続的
に形成され、その際その長手方向(巻き取り方向)が袋
主体10の縦方向に一致する。通常、巻き取り紙におけ
る繊維の配向はその製造技術上主として巻き取り方向に
向くので、単純に袋主体10のフラップを形成してこの
フラップに開封用のテープを付け且つ折り曲げ部を包囲
したとしてもその繊維の配向が開封用のテープの伸長方
向(袋主体の幅方向)と直交してしまうので簡単に破く
ことはできない。そのため、上述の如き当て紙16の存
在が極めて有効となる。この場合、別の巻き取り紙を繰
り出してその巻き方向に開封用テープを配置すると共に
その巻き方向を袋主体の幅方向に一致させて配置するこ
とによりこの種の当て紙16の配置が容易となる。
このように両端にそれぞれ補強紙13および当て紙16
が設けられた袋主体10を紙袋30に形成する場合、紙
袋30の袋底部30bが形成される。すなわち、袋主体
10の他端における外層12の突出部分12aのみを折
り曲げ(従ってその折線19は内層11の端縁上に位置
する)、外層12の壁面に折り重ねる。その後、その折
り曲げられた突出部分12aを含めて全層11,12を
最初の折り曲げ長さ分即ち長さlと同じ長さの所でもう
一度折り曲げる(この時の折線を符号20で示す)。こ
れにより、袋主体10の他端は第2図に示されるように
外層12が2回且つ内層11が1回折り曲げられている
こととなる。
次いで、袋主体10の他端に設けられていた開封用のテ
ープ付き当て紙16を上述した2回折り曲げ部を包囲す
るように巻き込み、その他端を外層12の壁面に接着剤
31で接着する。これにより、この当て紙16が前述の
折り曲げ部を押えつけて開放が阻止され、紙袋30の袋
底部30bが構成される。
他方、紙袋30の袋口部30aは、紙袋30の内部に内
容物が充填された後閉鎖される。すなわち、紙袋30の
袋口部30aから内容物が充填されると、袋主体10の
一端における内層11の突出部分11aのみが折り曲げ
られ(従ってその折線21は外層12の端縁上に位置す
る)、外層12の壁面に折り重ねられる。そして、折り
曲げられた内層11の突出部分11aを被うように補強
紙13が折り重ねられ、その他端が熱で再活性されたホ
ットメルト接着剤15によって外層12の壁面に固着さ
れる。その際、このホットメルト接着剤15が前述した
ように第1図でみて内層11の端縁の僅か手前の位置の
補強紙13内面から外方端に亘って塗布されており、し
かも折線21で折り曲げられた突出部分11aの端縁即
ち口部は折り曲げ部の厚さのため僅かであるが外方へ開
くようにずれることから、このホットメルト接着剤15
はずれた口部を塞ぐようにその部分にも進入し、従って
この折り曲げられた内層11の突出部分11aの口部か
ら外層12の壁面に亘って隙間なくホットメルト接着剤
15が存在し、よって口部は完全に密閉される。
この紙袋30に充填された内容物を取り出す際には、袋
底部30bを上にし、開封用のテープ18を引き上げて
当て紙16を幅方向に引き破って折り曲げ部を元に戻
す。
なお、第1図および第2図において、符号22は補強紙
13および当て紙16が外層12の壁面に接着される位
置での接着部の強度を高めるため、外層12と内層11
とを相互に接着する接着部、23は紙袋30の袋口部3
0aにおける外層12の両壁面を持って内層11の口部
を速やかに開くように内外層11,12を相互に点接着
する接着部をそれぞれ示している。これらの接着部2
2,23はいずれも紙袋30の幅方向において間隔をあ
けて設けられている。
このような第1の実施例に係る紙袋30によると、両端
を折り曲げて閉鎖できる紙袋30が非常に単純な直線切
りで形成した端部を備える2つの層の組合せによって構
成されるため、これを製造する機械に対する高い運転精
度も要求されず、しかも製造機械運転開始時におけるセ
ットのための準備時間もあまりかからず、そのため当該
紙袋30の製造効率は飛躍的に向上する。更に、この紙
袋30は袋口部30aにおいて内層11の端部を外層1
2から突出させているため内容物の充填が容易であり、
且つこの突出部分を折り曲げ、この折り曲げ部を包囲す
る補強紙13をホットメルト接着剤15の再活性によっ
て接着しているため閉鎖が実に容易で、内容物の漏れも
ない。また、この紙袋30の袋底部30bは将来開封口
となるため外層12の端部は接着されていないが、しか
し2回折りされているためここからの内容物の漏れも生
じない。
第3図は本発明の第2の実施例に係る紙袋35の袋口部
35aの閉鎖状態を示している。この実施例の紙袋35
における袋口部35aは、第2図に示された第1の実施
例の紙袋30における袋底部30bのように袋主体の端
部を2回折り曲げた時この折り曲げ部を包囲できるよう
に袋底部30bの当て紙16とほぼ同じ長さで且つ同様
な位置に設けられた補強紙13を備えている点の構成の
相違を除けば、この第2の実施例の紙袋35は第1の実
施例の紙袋30と同じである。このように袋口部35a
を閉鎖する時、袋底部35bのように2回折り曲げても
よく、これによれば折り曲げ部で内層11は2重とな
り、従って内容物の漏れを一層防止することができる。
第4図は本発明の第3の実施例は係る紙袋41の形成過
程における袋主体40を示し、第5図はその紙袋41を
示している。この実施例の紙袋41も基本的には第1の
実施例の紙袋30と同様に長手方向に相互にずれた内外
2層11,12から構成され、且つ補強紙13および当
て紙16の存在も同じであるが、袋主体40の両端にお
ける折り曲げ方を異にする。すなわち、この第3の実施
例では、内外層11,12のずらし量をlとすると、
例えば袋主体40の一方の端部において内層11の外層
12からの突出部分11aの長さはlとなり、また袋
主体40の他方の端部におていも外層12の内層11か
らの突出部分12aの長さがlとなる。そして、袋主
体40の両端共にこのlの長さの突出部分11a,1
2aを最初に折り曲げ、次いで、この突出部分11a,
12aの長さlより短いlの長さの位置を折線42
として、ここから再度全層11,12を折り曲げ、その
後補強紙13および当て紙16を前述したように接着す
る。これにより最初に折り曲げられた突出部11a,1
2aの口部近傍が2度目の折り曲げによって同時に折り
曲げられるため折り曲げ部での内層11は実質的に3重
になり、密封度の極めて高い袋口部41aの閉鎖および
袋底部41bを備える紙袋41となる。
前述の第1ないし第3の実施例は2層からなる紙袋を例
としたが、3層又はそれ以上でもよいことは言うまでも
ない。
更に、第6図には本発明の第4の実施例に係る紙袋60
の形成過程における袋主体50が示されている。この実
施例の紙袋60は第1図に示された第1の実施例の紙袋
30が内外2層11,12であったのに対し、これに更
に中間層51が加わって全部で3層から構成されてい
る。そして、外層12を基準として内層11と中間層5
1とが相互に長手方向反対側にずらされ、将来紙袋60
の袋口部60aとなる袋主体50の一方の端部において
内層11が外層12の端縁から長さlだけ突出され、
また将来紙袋60の袋底部60bとなる袋主体50の他
方の端部において中間層51が外層12の端縁から長さ
(l>l)だけ突出(この突出部分を符号51
aで示す)されている。また、この袋主体50の両端に
おいてそれぞれ外層12の表面には第1図に示された第
1の実施例と同様な補強紙13および当て紙16が設け
られている。
このように両端にそれぞれ補強紙13および当て紙16
が設けられた袋主体50を紙袋60に形成する場合、紙
袋60の袋底部60bが形成される。すなわち、袋主体
50の他端における中間層51の突出部分51aを外層
12の端部と共に折線52から折り曲げて外層12の壁
面に折り重ねる(第7図)。この時の折線52の位置は
内層11の端縁と中間層51の端縁との距離即ち内層1
1と中間層51との相互のずれ長さをlとした時、l
/2よりも袋主体50の長手方向中央側にある。その
結果、折り曲げられた中間層51の突出部分端縁は、2
回目の折線となる内層11の端縁上の仮想線53を越え
て袋主体50の中央寄りに位置し、従って、この折線5
3で再度袋主体50の端部を折り曲げると、既に折り曲
げられた中間層51の突出部分51aの端部も共に折り
曲げられる。これにより、この折り曲げ部では中間層5
1が3重および外層12が2重となる。そして、この折
り曲げ部は第1の実施例と同様に開封用のテープ18の
付いた当て紙16によって包み込まれ、これにより袋底
部60bが形成される。
他方、袋口部60aは、紙袋60に内容物が充填された
後、最初に内層11の突出部分11aのみが折り曲げら
れる(従ってこの時の折線54は外層12の端縁上に位
置する)。この内層11の突出部分11aの長さl
は、内層12と中間層51との相互のずれ長さl
1/2よりも長く、従って折り曲げられた突出部分11a
の端縁は、中間層51の端縁上を通る2回目の折線55
を越えて袋主体50の長手方向中央寄りに位置する。従
って、この折線55で再度袋主体50の端部を折り曲げ
ると、既に折り曲げられた内層11の突出部分11aの
端部も共に折り曲げられる。これにより、この折り曲げ
部では内層11が3重となる。そして、この折り曲げ部
は第1の実施例と同様にホットメルト接着剤15の塗布
された補強紙13によって包み込まれて保持され、袋口
部60aが閉鎖される。このような第4の実施例に係る
紙袋60によれば袋口部60aの閉鎖も内容物の漏れの
ない完全なものとなると共に袋底部60bについても内
容物の漏れのおそれはまったくない。
また、第9図には本発明の第5の実施例に係る紙袋の形
成過程における袋主体65が示されている。この実施例
の紙袋は基本的には第1図に示された第1の実施例に係
る紙袋30と同じであるが、防湿用に供されるという点
で異にする。すなわち、内層11の内表面には全面にラ
ミネートが塗布され、袋主体65の他方の端部(袋底部
となる側の端部)では内層11の端部が内面のラミネー
トを利用して折線20よりも長手方向外方側に適所にヒ
ートシール部66が形成されている。この紙袋の袋口部
については、内容物充填後の閉鎖方法として内層11の
突出部分11aが袋底部と同様にヒートシールされ、そ
の後は第1の実施例と同様にこの突出部分11aが折り
曲げられて補強紙13でこの折り曲げ部を包囲して押え
る。
ところで、袋底部は内容物取出し時に開封口となるとこ
ろであるが、前述したように内層11の端部をヒートシ
ールした場合該端部が内外層11,12のずれによって
外層12の内部へ入り込んでいるため開封が困難とな
る。そのため、第10図に示されるように袋底部となる
袋主体65の他方の端部において外層11の表面両サイ
ドには端縁から2回目の折線20まで切込み部67が形
成されている。これにより、開封時にこの切込み部67
間の外層表面部をめくって内層12の端部を露出させ、
ヒートシール部66の下をこれに沿ってカッターで切れ
ば内層端部の開封が容易にできる。
なお、前述した第5の実施例に係る紙袋は内層12の内
面をラミネートし、その両端部をヒートシールして防湿
用に供するものであったが、内層12の内部に樹脂フィ
ルムからなる筒状体を入れてこの両端をヒートシールし
ても同様に防湿用紙袋とすることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の紙袋によれば、両端を折
り曲げて閉鎖できる紙袋が非常に単純な直線切りで形成
した端部を備える2つの層の組合せによって構成される
ため、これを製造する機械に対する高い運転精度も要求
されず、しかも製造機械運転開始時におけるセットのた
めの準備時間もあまりかからず、そのため当該紙袋の製
造効率は飛躍的に向上する。更に、本発明の紙袋は袋口
部において内層の端部を他層から突出させているため内
容物を充填しても層間に入り込むこともなく且つこの突
出部分を折り曲げ、この折り曲げ部を包囲する補強紙を
ホットメルト接着剤の再活性によって接着しているため
閉鎖が実に容易で、内容物の漏れないなど優れた効果を
奏する。更に、本発明は前述の効果に加えて次のような
効果を奏するものであります。すなわち、本発明の紙袋
において将来の開封口となる底部は階段切りではなく直
線切りとされているため層の端部位置が同一で、折り曲
げによる内容物の回りや外部に対する漏れがなく非常に
良好な不漏性を示すこと、通常底折り曲げ式の紙袋は折
り曲げ部が厚くなり、特に襞は倍の厚さになるため充填
時に扁平状態にした紙袋を多数積載しておくことができ
ない(端部の両側部が高くなり過ぎて積載した紙袋群が
崩れ易く、常に監視をしていなければならない)が、こ
の発明の紙袋であれば折り曲げ部の層数が実質的に少な
いため底側が厚くならず、多数の扁平紙袋の積載が可能
となり封緘機械への給袋作業が改善できること、更に実
質2回の折り曲げでも最内層以外の層は1回の折り曲げ
になるため材料の節約になる等非常に多くの効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る紙袋の形成過程に
おける袋主体を概略的に示す断面図、第2図は内容物を
入れずに袋口部を閉鎖した状態の第1の実施例の紙袋を
概略的に示す断面図、第3図は本発明の第2の実施例に
係る紙袋の閉鎖された袋口部を概略的に示す断面図、第
4図は本発明の第3の実施例に係る紙袋の形成過程にお
ける袋主体を示す第1図と同様な断面図、第5図は第3
の実施例に係る紙袋を示す第2図と同様な断面図、第6
図および第7図は本発明の第4の実施例に係る紙袋の形
成過程における袋主体をそれぞれ概略的に示す断面図、
第8図は第4の実施例に係る紙袋を示す第2図と同様な
断面図、第9図は本発明の第5の実施例に係る紙袋の形
成過程における袋主体を概略的に示す断面図、第10図
は第9図に示された袋主体において袋底部となる側の端
部を示す部分的な斜視図である。 10,40,65……袋主体、11……内層、11a…
…内層の突出部分、12……外層、12a……外層の突
出部分、13……補強紙、15……ホットメルト接着
剤、16……当て紙、18……開封用のテープ、19,
20……折線、30,35,41,60……紙袋、30
a,35a,41a,60a……袋口部、30b,41
b,60b……袋底部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端を直線切りで形成したほぼ同一長さ寸
    法の複数層の筒状袋主体の最内層を他層に対して長手方
    向にずらし該最内層の端部が他層から突出する側を内容
    物充填口となる袋口部、その反対側を内容物取出しの際
    の開封口となる袋底部とし、該袋底部は少なくとも2回
    折り曲げた後該折り曲げ部を包囲するように前記筒状袋
    主体の両壁面に跨がる開封用テープ付の当て紙を該両壁
    面に接着して閉鎖し、前記袋口部は内容物充填後少なく
    とも1回折り曲げたその折り曲げ部を包囲して封緘し得
    るように前記筒状袋主体の一方の壁面に補強紙の一側部
    を貼り付け、該補強紙には熱で再活性するホットメルト
    接着剤が塗布されていることを特徴とする紙袋。
  2. 【請求項2】前記補強紙のホットメルト接着剤が内層端
    縁の僅か手前の位置から外方端に亘って塗布されている
    ことを特徴とする第1項記載の紙袋。
  3. 【請求項3】前記当て紙の両端接着部間内面に前記袋主
    体の幅方向に伸長する開封用のテープが設けられ且つ前
    記当て紙の繊維の配向が主として前記袋主体の幅方向に
    向いていることを特徴とする第1項又は第2項記載の紙
    袋。
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