JP4248644B2 - 集積包装用紙袋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積包装用紙袋に関するもので、より詳細には、シールさせる開口部における紙の折り込み性能及びシール性能が向上した集積包装用紙袋の開口部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、粉粒体等の商品をポリ袋等に充填された小袋を複数個まとめて包装する外装(集積包装)に紙袋が使用されている。
従来、この種の集積包装用紙袋は、特許掲載公報(第2694628号)に開示されているように既によく知られている。この特許掲載公報に開示された集積包装用紙袋は、例えば砂糖や塩などを詰めた小袋を複数個まとめて包装するためのクラフト紙からなる紙袋であって、面端が直線切り又は階段切りで形成されたひだ付き筒状体1(図10)から構成されている。
【0003】
そして、このひだ付き筒状体1の一方の階段切り端部(図10で見て下側端部)は、通常では、これを偏平にした状態で、相対向する胴面(表面)の端部のうち、下側に位置する端縁より僅かに中央寄りを通る折り線2に沿って内向き即ち口部を閉鎖する方向に折り曲げられ、この折曲げ部をフラップとしてその内表面に糊が付けられ、これを胴面に重ね合わせて接着される。このようにしてひだ付き筒状体1の一方の階段切り端部が閉鎖されて底部閉鎖部3とされて、図11に示されるような集積包装用紙袋4が形成される。
【0004】
このような集積包装用紙袋4における他方の階段切り端部即ち口部からは、前述したように例えば砂糖や塩などを詰めた複数の小袋からなる被包装体20が、図12に示されるように入れられ、その後当該口部は閉鎖される。一般に、両端が階段切りで形成されたひだ付き筒状体1からこのような集積包装用紙袋4が形成されている場合、その口部の閉鎖方法、言い換えれば階段切り端部の折曲げ方は次の通りであった。
【0005】
通常、例えば砂糖や塩などを詰めた小袋は、ほぼ直方体であり、これらを複数個整然とまとめ、これを被包装体20としてこの集積包装用紙袋4に入れると、その全体形状は、図13に示されるようにやはりほぼ直方体となる。便宜上、被包装体20が入れられてほぼ直方体となった集積包装用紙袋4の一方の表面をA胴面5と称し、このA胴面5に対向する表面をB胴面6と称する。
【0006】
また、この場合、図14に示されるように、口部が階段切りで形成されているが故に、2つの対向する胴面5、6の各口部側端縁は、集積包装用紙袋4の長手方向にずれており、この集積包装用紙袋4の例ではB胴面6の口部側端縁6aがA胴面5の口部側端縁5aより低い位置にあるものとする。
【0007】
従って、A胴面5とB胴面6の間に位置する両側部のひだ部7における口部側の端縁7aは、A胴面5の端縁5aとB胴面6の端縁6aとの間で階段状にずれて位置し、そして、これらの端縁7aは図14から明らかなように直線で形成されている。
【0008】
このような集積包装用紙袋4の口部から、複数の小袋からなる被包装体20が図12に示されるように内部に入れられた時、被包装体20の口部側に位置する面20aは、図14に示されるようにB胴面6の端縁6aより低い位置にある。というより、集積包装用紙袋4は、被包装体20の装填後に直方体となった当該集積包装用紙袋4における底面から口部端縁までの高さが装填された被包装体20の高さより高くなるように予め大きさが決められて製作されている。
【0009】
そして、この集積包装用紙袋4の口部が折り畳まれて、最終的には口部が図13に示されるような形(状態)になるように閉鎖されるのであるが、その際の階段切り端部の折曲げ方を更に具体的に説明すると、複数の小袋からなる被包装体20が口部から装填され、集積包装用紙袋4の全体形状が前述したようにほぼ直方体になるということは、図14にその口部が部分的に拡大して示されているように相当に明確な角形となり且つ被包装体20の口部側に位置する面20aは平坦である。
【0010】
このような口部を折り曲げて開鎖する場合には、被包装体20の面20aから上方に突出した集積包装用紙袋4の端部をフラップとして、最初にひだ部7のフラップを当該面20aに密着させるように折曲げ線9で折り曲げると同時に、通常、デパートなどで品物をラッピングするように、ひだ部7のフラップとA胴面5及びB胴面6の各フラップとをそれぞれ連接している側縁部8がその折曲げ線9上に重なって一致するように折り曲げられる。
【0011】
そのためには、図14に示されるようにひだ部7のフラップ折曲げ線9の両端部9aと、ひだ部7のフラップ端縁7aと中央の折線即ちセンターライン7bとの交点7cとをそれぞれ結ぶ折曲げ線10で、ひだ部7のフラップ角部が更に折り曲げられることになる。
【0012】
このようにしてひだ部7のフラップ角部が折り曲げられると同時にその折曲げ線9上に側縁部8が重ねられるようにひだ部7のフラップを更に折曲げ線10で折り曲げながらB胴面6のフラップを内側即ち被包装体20の面20aに密着するように折り曲げる。
【0013】
その後、まったく同じようにしてA胴面5のフラップを内側に折り曲げ、そのフラップを既に折り曲げられているB胴面6のフラップ上に重ねて糊付け接着される。このようにして、この集積包装用紙袋4の口部は、図13に示されるように綺麗な角形に封緘される。このような口部の折り畳み方は特別なものではなく、角形の内容物を入れた紙袋の口部を閉鎖する時には一般家庭でも日常よく行われている方法である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような集積包装用紙袋において、封緘時のこのような口部折曲げ方には、大きな問題があった。それは、ひだ部7のフラップを内側に折り曲げた後にその折曲げ線9上に側縁部8を重ねるように更にひだ部7のフラップ角部を折曲げ線10で折曲げなければならいことであった。
【0015】
このような折り曲げは、実際には包装機によって行われるが、図15に示されるようにひだ部7のフラップ角部が折曲げ線10でうまく折り曲がらずに「よれ」や「しわ」を発生してしまうことがあり、このような場合には、見栄えが非常に悪くなるばかりではなく、シール不良も発生する。このような口部閉鎖部の成形不良即ち閉鎖不良は、特にクラフト紙のような比較的に厚い紙の場合には顕著であった。
【0016】
そこで、従来ではこのような口部閉鎖部の成型不良をできるだけなくすために、図16に示されるようにひだ部7のフラップとA胴面5及びB胴面6の各フラップとをそれぞれ連接している側縁部8に切込みをいれてそれぞれを切り離し、例えば紙箱口部に形成されている4片のフラップのように独立的に構成し、ひだ部7のフラップ、次いでB胴面6のフラップ、最後にA胴面6のフラップの順番で折り重ねて接着固定することにより封緘する方法も採用されていた。
【0017】
しかし、このような方法は、確かに封緘作業が容易ではあるが、側縁部8に切込みを入れる作業が非常に面倒で、また紙箱のような比較的に剛性のある紙素材で形成されている場合はよいが、クラフト紙のような比較的に柔軟な紙素材から形成された紙袋では、被包装体20を装填する際など、その扱い方を間違えると、この切込みから裂けてひだ部7と胴面との連接が口部側で失われる恐れもあった。
【0018】
すなわち、通常、この種の紙袋に被包装体を装填する場合は、前述した包装機で行われ、紙袋の口部から被包装体20を押し込むようにして入れている。そのため、この自動装填機の調整(精度)が悪いと、前述した切込みから引き裂きが起こり、紙袋としての機能が失われる恐れがあった。
【0019】
従って、本発明の目的は、従来の集積包装用紙袋における上記欠点を解消し、ひだ付き側面部の内側への折り込みや胴面部開口端縁の折り曲げが円滑且つ容易にしかも確実に行われると共に、紙皺の発生なしにシールをも確実に行うことが可能な集積包装用紙袋を提供するにある。
本発明の他の目的は、上記の目的が簡単な手段で達成される集積包装用紙袋の開口部の構造を提供するにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、
一方の胴面部と、他方の胴面部と、両胴面部間の中央に設けられた谷折り線において谷折りされた両ひだ付き側面部と、閉塞された底部と、開口部とを備え、前記開口部は、前記開口部から被包装体を装填した後に被包装体よりも前記開口部側に突出した端部をフラップとして折り曲げることにより閉鎖される集積包装用紙袋において、
前記開口部は、一方の胴面部にある第一の開口端縁と、ひだ付き側面部の各々にある第二の開口端縁と、他方の胴面部にある第三の開口端縁とからなり、前記第一、第二及び第三の開口端縁は、縦方向の位置が階段状に順次ずらされて形成され、
前記ひだ付き側面部の各々のフラップと一方の胴面部及び他方の胴面部のフラップとは側縁部により連接され、
前記ひだ付き側面部の各々には、前記谷折り線をほぼ中心として第二の開口端縁からの切り欠き部が形成されていることを特徴とする集積包装用紙袋、が提供される。
本発明の集積包装用紙袋においては、
1.切り欠き部の深さが第一の開口端縁と第二の開口端縁との距離の0.5倍以上、特に1.0倍以上であること、
2.切り欠き部がV字型乃至U字型の切り欠き部であるか、或いはスリット状切り欠き部であること、
3.第一の開口端縁から第三の開口端縁を通り過ぎるようにシール用の接着剤層が設けられていること、
4.前記集積包装用紙袋が厚手のクラフト紙一層で形成されていること、
が好ましい。
【0021】
このような集積包装用紙袋によると、包装機は、内容物である被包装体を装填した後に、折畳みガイドを用いて、装填されたこの被包装体より上に突出した集積包装用紙袋の端部をフラップとしてこれを折り曲げて閉鎖する。その際、最初にひだ付側面部のフラップを内側に折り曲げる。これとほぼ同時にひだ部のフラップ角部を三角形状に外側に折曲げ、ひだ部のフラップと各胴面のフラップとを連接している側縁部をひだ部のフラップ折曲げ線上に重ねる。
【0022】
このような集積包装用紙袋の口部におけるフラップを折り曲げる一連の作業において、ひだ部のフラップにその中央の折線上に切欠き部が形成されていると、包装機の折畳みガイドを用いてひだ部のフラップを折り畳む際にしわの発生なしに正しく折り曲げがてき、成形不良やシール不良の発生率を低下させることがてきる。この作用については、図7を参照して、後で詳しく説明する。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の集積包装用紙袋を図に示された実施形態について説明する。図1はこの発明の一実施形態に係る集積包装用紙袋20を示す偏平状態で示す平面図、図2は図1の集積包装用紙袋20を構成するひだ付の筒状体21を偏平状態で示す平面図、図3は図1に示される集積包装用紙袋20を3−3線に沿って切断してその断面を模式的に示す断面図、図4は図1に示される集積包装用紙袋20の口部を広げて示す部分的な斜視図てある。
【0024】
この集積包装用紙袋20は、図2に示されるように、両端部が階段切りで形成されたひだ付の筒状体21を含む。この筒状体21は、両端部の階段切り構造がほぼ対称に形成されている。すなわち、筒状体21における両端の階段切り構造はほぼ同一て、しかしその階段切り面の向きが相反している。
【0025】
このようなひだ付の筒状体21は、ロールに巻かれた帯状の紙シートを所定長さ位置で当該紙シートを横断する方向に階段状のミシン目を入れ、これを連続的に筒状に形成した後、当該ミシン目で切断して筒状体とすることで形成できる。両端が階段切り構造となった一般的なひだ付の筒状体の形成については、例えば実公昭58−28977号公報に開示されており、既によく知られているのでその詳紬な説明は省略する。
【0026】
この集積包装用紙袋20の底部閉鎖部22は、ひだ付き筒状体21の一方の階段切り端部(図2で見て下側端部)を、これを偏平にした状態で相対向する胴面の端部のうち、下側に位置する端縁より僅かに中央寄りを通る折り線23に沿って内向き即ち口部を閉鎖する方向に折り曲げられ、この折曲げ部をフラップとしてその内表面に付けられた糊24で胴面に重ね合わせて接着されて構成されている。このような底部閉鎖部22は従来の集積包装用紙袋と同じである。
【0027】
このような集積包装用紙袋20において、便宜的に一方の表面(壁面)をA胴面25と称し、このA胴面25に対向する表面(壁面)をB胴面26と称する。また、この場合、図1及び図4に示されるように口部が階段切りで形成されているため2つの対向する胴面25、26の各口部側端縁は、集積包装用紙袋20の長手方向にずれており、この集積包装用紙袋20の例ではB胴面26の口部側端縁26aがA胴面25の口部側端縁25aより低い位置にあるものとする。
【0028】
従って、A胴面25とB胴面26との間に位置する両側部のひだ部27における口部側端縁27aは、A胴面25の端縁25aとB胴面26の端縁26aとの間で階段状にずれて位置し、そして、これらのひだ部27の端部には、図4から明らかなように、例えばその中央の折線(センターライン)27b上に頂点が位置する逆三角形状(V字形)の切欠き部28が形成されている。
【0029】
さて次に、このような構成の集積包装用紙袋20において、当該紙袋にその口部から被包装体20を装填して封緘する際の口部折り曲げ方について説明する。集積包装用紙袋20に補包装体20を装填した後に口部を折り曲げ閉鎖する時の各折曲げ線は、図14で示した従来の集積包装用紙袋4の場合と全く同じであるので、同一の参照符号を付す。
【0030】
集積包装用紙袋20の口部は、包装機により、内容物である被包装体20が当該口部から装填された後に、折畳みガイドを用いて、装填されたこの被包装体20より上に突出した集積包装用紙袋の端部をフラップとしてこれを折り曲げることにより閉鎖される。その際、図5に示されるように最初にひだ部27のフラップを折曲げ線9で内側に折り曲げる。
【0031】
これとほぼ同時にひだ部27のフラップ角部を折曲げ線10で三角形状に外側に折り曲げながら、ひだ部27のフラップと一方のB胴面26のフラップとを連接している側縁部8をひだ部27のフラップ折曲げ線9上に重ねる。そして、同じようにしてひだ部27のフラップと他方のA胴面25のフラップとを連接している側縁部8をひだ部27のフラップ折曲げ線9上に重ねるようにひだ部27のフラップ角部を折曲げ線10で三角形状に外側に折り曲げてA胴面25のフラップをB胴面26のフラップに重合して糊で接着固定する(図6)。
【0032】
このような集積包装用紙袋20への被包装体20の充填から、その口部フラップを折り曲げて封緘するまでの一連の作業は包装機によって行われる。包装機によるこの一連の口部閉鎖工程において、ひだ部27のフラップにその中央の折線27b上に切欠き部28が形成されていると、包装機の折畳みガイドを用いてひだ部27のフラップを折り畳む際にこの切欠き部28がしわの発生を防止して正しく折り曲げができ、成形不良やシール不良の発生率を低下させることができる。
【0033】
本発明の紙袋では、ひだ付き側面部27、27のフラップに、谷折り線27bをほぼ中心として端縁27aからの切り欠き部28を形成したことが特徴であり、これにより、従来の外包装紙袋における上記欠点を解消し、ひだ付き側面部の内側への折り込みや上面部開口端縁26aの下面部開口端縁25a側への折り曲げを円滑且つ容易にしかも確実に行うことができると共に、紙皺の発生なしにシールをも確実に行うことができる。
【0034】
即ち、この紙袋では、ひだ付き側面部27、27に切り欠き部28が形成されているため、その分だけ折り込まれる部分の面積が小さくなっており、この面積が小さくなっているだけ、側面部の折り込み及び上面部の折り曲げの際の抵抗力が小さくなっていると考えられ、これが上記の作用効果に役立っていると信じられる。
【0035】
更に、谷折り線27bを中心として端縁からの切り欠き部28を設けたことは、上記ひだ付き側面部27、27のフラップの面積縮小だけではなく、次の理由によっても、折り込み性及び折り曲げ性の向上及びシール性の向上に役立っていると考えられる。
【0036】
側面折り込み部9の内方への折り込みを説明するための部分側面展開図である図7において、折り込みに際しては、フラップの折り曲げ線(山折り線)9(線A−B)を境として上方の三角形状の部分271が90度内方に折り込まれる。理想的な折り込み条件下では、この際、切り欠き部28の谷折り線27b上に位置する頂点Cと、前記折り曲げ線の両方の端部A、Bとを結ぶように谷折り線272、273が形成される。
【0037】
この折り込み条件では、側面折り込み寸法R1 、即ち折り曲げ線9を中心とした折り込み半径R1は、折り曲げ線9と第二の側面端縁27aとの距離R0よりも切り欠き部の深さDだけ短くなっており(R1=R0−D)、従って、折り込みに必要なモーメントは、切り欠き部28を設けない場合に比して小さくてすみ、折り込み性の向上が得られることが分かる。
【0038】
更に、折り曲げ線9を介して折り込まれる三角形△ABCの部分271は、平面状態を維持したまま折り込まれるので、しわの発生なしに折り込みが可能となることも明白であろう。
【0039】
上記三角形部分271、即ち△ABCの折り込みにより、辺A−Cに沿って谷折り線272が、また辺B−Cに沿って谷折り線273が必然的に形成されることになる。これらの谷折り線272、273の形成は、続いて行う第三の開口端縁26aを含むフラップの折り曲げや、第一の開口端縁25aを含むフラップの折り曲げをも容易にするという作用がある。
【0040】
即ち、三角形状部分の90度折り込みに続いて、第三の開口端縁26aを含むフラップを第一の開口端縁25a側に90度折り曲げると、谷折り線272よりも端縁27a側の部分274が、谷折り線272を介して三角形状部分271と重なるように、折り曲げが行われ、第三の開口端縁26aを含むフラップの折り曲げが円滑に進行すると共に、部分274も平面性を維持したままの折り曲げとなり、皺の発生も有効に防止される。
【0041】
第一の開口端縁25aを含むフラップの折り曲げに関しても、上述した場合と全く同様であり、谷折り線273よりも端縁27a側の部分275が、谷折り線273を介して三角形状部分271と重なるように、折り曲げが行われ、第一の開口端縁25aを含むフラップの折り曲げが円滑に進行すると共に、部分275も平面性を維持したままの折り曲げとなり、皺の発生も有効に防止されるものである。
【0042】
本発明において、袋開口部の折り込み操作及びシール操作は、小袋充填後の紙袋の両サイドに設けた側部押し込み具、紙袋の上側に配置した上部折り曲げ具及び紙袋の下側に配置した下部折り曲げ具を用いて行うことができる。
側部押し込み具は、有効面が三角形乃至それに近い形状を有しており、図7において△ABCにほぼ対応する有効面を有するのが最も好ましい。勿論、側部押し込み部の有効面形状は、これに限定されるものではなく、上記三角形よりも若干大きい形状であっても、或いは上記三角形よりも若干小さい形状であってもよく、要は、平面状の折り込み部分271と谷折り線272、273との形成が可能となるように動機付けるものであればよい。
【0043】
側部折り込み具を内方に90度回転させることにより、側面の折り込みが行われ、次いで上部折り曲げ具を下方に90度回転させることにより、上方端縁部の折り曲げが行われ、更に下部折り曲げ具を上方に90度回転させることにより、下方端縁部の折り曲げと接着乃至仮接着とが行われる。開口部のシールを完全に行うためには、シール操作を仮接着と本接着との二段に分けて行い、例えば最後に仮接着部分を圧着板で押圧し、糊代全面での接着が行われるようにしてもよい。
【0044】
本発明の開口部の構造では、下方端縁部乃至その近傍における接着剤の塗布面積を増大させ、これにより折り込み部分からの剥離防止をできるという副次的な利点がある。即ち、この種の紙袋においては、側面部27が谷折り線27bを介して折り畳まれた状態で、一方の胴面部25の開口端縁25a乃至その近傍から他方の胴面部26の開口端縁を一定距離だけ通り過ぎるようにシール用の接着剤29、30が、同時に予め施される。この接着剤の塗布状態を示す図8において、紙袋の開口部の上面では、一方の胴面部25の上に、ひだ付き側面部27、更に他方の胴面部26が重ねられた状態にあり、一方の胴面部25には接着剤層30が、また他方の胴面部26には接着剤層29が設けられている。一方の胴面部25の内、側面部27と重なった部分では胴面部25が側面部で覆われるため、接着剤層は施されない。本発明では、側面部27に対してその端縁27aから切り欠き部28を設けたため、この切り欠き部28に対応する三角形EFGの部分が陰となることがなく、胴面部25のこの部分ΔEFGにも接着剤を施すことが可能となり、接着面積を増大させ、更にこの接着面積の増大を側面部折り込み部分に近い部分で行うことにより、折り込み部分での剥離防止に顕著な効果が奏されるものである。
【0045】
本発明において、切り欠き部の形状は、端縁からその反対側に向けて切り欠きの間隔(幅)がだんだん小さくなるような形状であれば、任意の形状であってよく、例えばV字型、U字型、倒立台形型、半円形、半楕円形、放物線形、双曲線形等の任意のものであってよく、この内でもV字型の切り欠きが最も優れている。また、切り欠き部28の深さ(D)は、第一の開口端縁25aと側面部開口端縁27aとの距離の0.5倍以上、特に1.0乃至2.0倍の範囲にあることが、本発明の作用効果に関して好ましい。更に、切り欠き部28の最深部と側面部開口端縁27aの切り欠き両端縁とを結ぶ線同士がなす角度θ(図7参照)は一般に60乃至130度、特に70乃至120度の範囲にあることが、接着剤の塗布面積増大と折り曲げ作業性との兼ね合い上好ましい。本発明における切り欠き部は、上述した形状及び寸法を有することが好ましいが、この切り欠き部はスリット状切り欠き部でもよいことが理解されるべきである。スリット状切り欠き部の場合には、ひだ付き側面部27の90度内方への折り込みと第三の端縁部26aの折り曲げに際して、谷折り線272よりも端縁27a側の部分274の内、折り曲げられた状態で他方の谷折り線273よりもはみ出した部分では折り返しが生じるが、第一の端縁部25aの折り曲げに際して、谷折り線273よりも端縁27a側の部分275では、折り曲げられた状態でもはみ出しがなく、皺の発生防止と良好なシール性とが得られるものである。
【0046】
一方、ひだ付き側面部27に設ける折り曲げ線9と第三の開口端縁26aとの距離L1、及び折り曲げ線9と第一の開口端縁25aとの距離L2とは、側面部27の幅をW及び上面フラップ部と下面フラップ部とのラップ幅をLpとしたとき、下記式(1)
L1+L2≒W+Lp ‥(1)
で表される関係にあるが、シールを確実に行うと共に、シール部の剥離を防止するためには、下記式(2)
L1≒L2−L1≒Lp ‥(2)
を満足する寸法関係とし、距離L1及び距離L2−L1に相当する部分に接着剤層を設けることが好ましい。
【0047】
本発明に用いる紙袋は、一般にクラフト紙、特に坪量が150乃至250g/m2のクラフト紙から製造される。この紙袋は、単層のクラフト紙から形成されていてもよいし、防湿等を目的としてポリエチレン等の樹脂フィルム内層とのラミネートから形成されていてもよく、またワックス等のコート紙であってもよい。
【0048】
集積包装用紙袋20の製造法は、特に限定されないが、一般には、大量生産の目的には、既に説明したように、ロールに巻かれた帯状の紙シートに順次所定の間隔をあけて階段状のミシン目を入れ、これを連続的に筒状に形成した後、当該ミシン目で切り離して両端が階段切りの筒状体21を形成することにより行うのが好ましい。
【0049】
この場合、この逆三角形状の切欠き部28は、その頂点28aがB胴面26の端縁26aの位置より筒状体長手方向外方向側に位置するように形成されているのが、製造上有利である。
【0050】
もし、ひだ部27の口部側における端部に逆三角形状の切欠き部28を形成する時、その頂点28aをB胴面26の端縁26aの位置より筒状体長手方向内方側に位置させたとすると、図2に仮想線(2点鎖線)で示すように底部閉鎖部を形成する端部側においてひだ部27の一部KがA胴面25の端縁25aから外方向に突出してしまうからである。
【0051】
ワンタッチ接着剤としては、接着剤層と通常の紙とでは接着を生じないが、接着剤層同士が接触すると接着を生じるような感圧接着剤が使用され、それ自体公知の天然ゴム或いは合成ゴム系のワンタッチ接着剤が使用される。
【0052】
【実施例】
実施例1
クラフト紙を用いて、図9に示す寸法(数値の単位はmm)の集積包装紙袋を製袋した。
この紙袋の主要な寸法を示すと、次の通りである。
上面部開口端縁と側面部開口端縁との距離(L2−R0) 25mm
側面部開口端縁と下面部開口端縁との距離(R0−L1) 30mm
切り欠き部
形状 V字型
切り欠きの深さ(D) 30mm
端縁における切り欠きの幅 45mm
角度θ 約74度
この袋の開口部に、上面部開口端縁から幅110mmにわたってワンタッチ接着剤を施した。
このステップバックスを、株式会社長崎機器製作所製の充填包装装置(RSV−100−1001)に装着し、活性ベントナイト製品の5kg詰めポリエチレン袋包装体を3個ずつ充填し、密封した。
尚、上記装置においては、側部折り込み具を内方に90度回転させることにより、側面の折り込みが行われ、次いで上部折り曲げ具を下方に90度回転させることにより、上方端縁部の折り曲げが行われ、更に下部折り曲げ具を上方に90度回転させることにより、下方端縁部の折り曲げと仮接着とが行われ、最後に仮接着部分を圧着板で押圧し、糊代全面での接着が行われるようになっている。
装置の運転に際して、折り込みは、下面部開口端縁からの距離(L1)が55mmの位置から行われるように設定した。
100袋の充填包装中、折り込み及び折り曲げ時の紙皺の発生は1袋以下であり、シール不良の発生も皆無であった。
一方、V字型の切り欠き部が形成されていない点を除けば、同じ寸法及び同じ構造のステップバックを用いて、上記と同様の充填包装を行ったところ、100袋中、25袋の紙皺発生と、5袋のシール不良とが認められた。
【0053】
実施例2
上記実施例1において、活性ベントナイト製品の2.5kg詰めポリエチレン袋包装体を6個ずつ充填する以外は、実施例1と同様にして外包装を行った。
100袋の充填包装中、折り込み及び折り曲げ時の紙皺の発生は1袋以下であり、シール不良の発生も皆無であった。
【0054】
実施例3
上記実施例1において、活性ベントナイト製品の5kg詰めポリエチレン袋包装体を2個ずつ重ね、合計で4個充填する以外は、実施例1と同様にして外包装を行った。
100袋の充填包装中、折り込み及び折り曲げ時の紙皺の発生は1袋以下であり、シール不良の発生も皆無であった。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、一方の胴面部と、他方の胴面部と、両胴面部間の中央に設けられた谷折り線において谷折りされた両ひだ付き側面部と、閉塞された底部と、開口部とを備え、前記開口部は、前記開口部から被包装体を装填した後に被包装体よりも前記開口部側に突出した端部をフラップとして折り曲げることにより閉鎖される集積包装用紙袋において、前記開口部を、一方の胴面部にある第一の開口端縁と、ひだ付き側面部の各々にある第二の開口端縁と、他方の胴面部にある第三の開口端縁とを、縦方向の位置が階段状に順次ずらされるよう形成しかつ前記ひだ付き側面部の各々のフラップと一方の胴面部及び他方の胴面部のフラップとを側縁部により連接すると共に、前記ひだ付き側面部の各々には、前記谷折り線をほぼ中心として第二の開口端縁からの切り欠き部を形成することにより、従来の外包装紙袋における欠点を解消し、側面折り込み部の内側への折り込みや上面部開口端縁の下面部開口端縁の方への折り曲げが円滑且つ容易にしかも確実に行われると共に、紙皺の発生なしにシールをも確実に行うことが可能となる。しかも、この改善は、切り欠き部を設けるという至って簡単な手段で達成されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る集積包装用紙袋を扁平状態で示す平面図である。
【図2】図1に示されたこの発明の一実施形態に係る集積包装用紙袋を構成するひだ付の筒状体を扁平状態で示す平面図である。
【図3】図1に示される集積包装用紙袋を3−3線で切断して模式的に示す断面図である。
【図4】図1に示される集積包装用紙袋における口部を拡大して示す部分的な斜視図である。
【図5】図4に示される集積包装用紙袋の口部を折り畳んで閉鎖する一工程を示す部分的な斜視図である。
【図6】図4に示される集積包装用紙袋の口部を折り畳んで閉鎖された状態を示す部分的な斜視図である。
【図7】側面折り込み部の内方への折り込みを説明するための部分側面展開図である。
【図8】接着剤の塗布状態を示す拡大部分平面図である。
【図9】実施例の紙袋の形状及び寸法を示す平面図である。
【図10】従来の集積包装用紙袋を構成するひだ付の筒状体を扁平状態にして示す平面図である。
【図11】図10に示されるひだ付の筒状体から形成された従来の集積包装用紙袋を扁平状態にして示す平面図である。
【図12】図11に示される従来の集積包装用紙袋に複数の小袋からなる被包装体を装填している状態を部分的に示す斜視図である。
【図13】従来の集積包装用紙袋に被包装体を装填して口部を完全に閉鎖した状態の全体を示す斜視図である。
【図14】図11及び図12に示きれる集積包装用紙袋における口部を拡大して示す部分的な斜視図である。
【図15】従来の集積包装用紙袋において口部のフラップを折り曲げて閉鎖する際に、ひだ部フラップの折り曲げ不良が発生している状態を概略的に示す部分的な斜視図である。
【図16】従来の別なタイプの集積包装用紙袋における口部を拡大して示す部分的な斜視図である。
【符号の説明】
8 側縁部
9 ひだ部フラップの折曲げ線
9a ひだ部フラップの折曲げ線と側縁部との交点
10 折曲げ線
20 集積包装用紙袋
21 ひだ付の筒状体
22 底部閉鎖部
23 折り線
24 糊
25 A胴面
25a A胴面の端縁
26 B胴面
26a B胴面の端縁
27 ひだ部
27a ひだ部の端縁
27b ひだ部の中央折線
271 折り込み部分
272、273 谷折り線
28 切欠き部
28a 切欠き部の頂点
29、30 接着剤層
Claims (6)
- 一方の胴面部と、他方の胴面部と、両胴面部間の中央に設けられた谷折り線において谷折りされた両ひだ付き側面部と、閉塞された底部と、開口部とを備え、前記開口部は、前記開口部から被包装体を装填した後に被包装体よりも前記開口部側に突出した端部をフラップとして折り曲げることにより閉鎖される集積包装用紙袋において、
前記開口部は、一方の胴面部にある第一の開口端縁と、ひだ付き側面部の各々にある第二の開口端縁と、他方の胴面部にある第三の開口端縁とからなり、前記第一、第二及び第三の開口端縁は、縦方向の位置が階段状に順次ずらされて形成され、
前記ひだ付き側面部の各々のフラップと一方の胴面部及び他方の胴面部のフラップとは側縁部により連接され、
前記ひだ付き側面部の各々には、前記谷折り線をほぼ中心として第二の開口端縁からの切り欠き部が形成されていることを特徴とする集積包装用紙袋。 - 切り欠き部の深さが第一の開口端縁と第二の開口端縁との距離の0.5倍以上であることを特徴とする請求項1記載の集積包装用紙袋。
- 切り欠き部がV字型乃至U字型の切り欠き部であることを特徴とする請求項1または2に記載の集積包装用紙袋。
- 切り欠き部がスリット状切り欠き部であることを特徴とする請求項1または2に記載の集積包装用紙袋。
- 第一の開口端縁から第三の開口端縁を通り過ぎるようにシール用の接着剤層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の集積包装用紙袋。
- 前記集積包装用紙袋が厚手のクラフト紙一層で形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の集積包装用紙袋。
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