WO2022215750A1 - 包装容器用賦形部材、包装容器、内容物入り包装容器、及び内容物入り包装容器の製造方法 - Google Patents
包装容器用賦形部材、包装容器、内容物入り包装容器、及び内容物入り包装容器の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
包装容器用賦形部材(10、10b)は、互いに対向するように配置された表側シート(11)及び裏側シート(12)と、表側シート及び裏側シートにおける、表側シートに沿う第1方向(X)の第1側(X1)の外縁を連結する第1連結シート(13A)と、表側シート及び裏側シートにおける、第1方向の第2側(X2)の外縁を連結する第2連結シート(13B)と、表側シート及び裏側シートにおける、表側シートに沿うとともに第1方向に交差する第2方向(Y)の第1側(Y1)の外縁を連結する第3連結シート(14)と、を備え、表側シート、裏側シート、第1連結シート、及び第2連結シートは、立体化時の断面が矩形となる筒状体を構成し、第1連結シート、第2連結シート、及び第3連結シートは、表側シート及び裏側シートが対向する対向方向Zにそれぞれ折り畳まれている。
Description
本発明は、包装容器用賦形部材、包装容器、内容物入り包装容器、及び内容物入り包装容器の製造方法に関する。
本願は、2021年4月8日に日本に出願された特願2021-065679号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
本願は、2021年4月8日に日本に出願された特願2021-065679号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、袋状部材(袋本体)内に、筒状のスリーブが挿入された包装容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
包装容器内に内容物を充填するには、包装容器をサクションパッドで吸引して略箱状に広げ、箱状包装体とする。箱状包装体に、先端側の間隔を狭くした2枚の保持板を嵌め込む。2枚の保持板を、略平行な状態に広げる。加熱溶着により、箱状包装体のサイドフラップを側面に接着し、トップフラップの張り出し部を側面に接着する。保持板から、箱状包装体を排出する。箱状包装体の開口している底部から内容物を充填し、開口部を加熱シールする。加熱シールにより形成されたボトムフラップを折り曲げて底部に溶着し、箱状包装体(内容物入り包装容器)が完成する。
包装容器内に内容物を充填するには、包装容器をサクションパッドで吸引して略箱状に広げ、箱状包装体とする。箱状包装体に、先端側の間隔を狭くした2枚の保持板を嵌め込む。2枚の保持板を、略平行な状態に広げる。加熱溶着により、箱状包装体のサイドフラップを側面に接着し、トップフラップの張り出し部を側面に接着する。保持板から、箱状包装体を排出する。箱状包装体の開口している底部から内容物を充填し、開口部を加熱シールする。加熱シールにより形成されたボトムフラップを折り曲げて底部に溶着し、箱状包装体(内容物入り包装容器)が完成する。
特許文献1に開示された包装容器では、袋状部材内に挿入したスリーブが、加熱溶着する際等に包装容器の外側から作用する力により潰れやすい。このため、図10に示すように、接着装置169を用いて、包装容器150を略箱状にした箱状包装体160のフラップ161を箱状包装体160の底部に溶着する際に、保持板170によりスリーブ151の内側からスリーブ151を支持する。そして、ヒータブロック106により、フラップ161を箱状包装体160の底部に溶着する。
しかしながら、フラップ161を溶着する支持のために保持板170を嵌め込む工程を行うと、その後箱状包装体160から保持板170を離脱させる工程も必要になり、充填に関する時間が長くなり、即ち単位時間当たりの内容物入り包装容器の生産数量を増やすことが難しい場合がある。なお、箱状包装体160から保持板170を離脱させた後で、箱状包装体160内に内容物175を充填する。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、保持板が無くても外力に効果的に耐えて袋状部材の突出部(フラップ)を袋本体に溶着でき、充填に関する時間を短縮できる包装容器用賦形部材、この包装容器用賦形部材を備える包装容器、内容物入り包装容器、及び内容物入り包装容器の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第1の態様の包装容器用賦形部材は、互いに対向するように配置された表側シート及び裏側シートと、前記表側シート及び前記裏側シートにおける、前記表側シートに沿う第1方向の第1側の外縁を連結する第1連結シートと、前記表側シート及び前記裏側シートにおける、前記第1方向の第2側の外縁を連結する第2連結シートと、前記表側シート及び前記裏側シートにおける、前記表側シートに沿うとともに前記第1方向に交差する第2方向の第1側の外縁を連結する第3連結シートと、を備え、前記表側シート、前記裏側シート、前記第1連結シート、及び前記第2連結シートは、立体化時の断面が矩形となる筒状体を構成し、前記第1連結シート、前記第2連結シート、及び前記第3連結シートは、前記表側シート及び前記裏側シートが対向する対向方向にそれぞれ折り畳まれている。
本発明の第1の態様の包装容器用賦形部材は、互いに対向するように配置された表側シート及び裏側シートと、前記表側シート及び前記裏側シートにおける、前記表側シートに沿う第1方向の第1側の外縁を連結する第1連結シートと、前記表側シート及び前記裏側シートにおける、前記第1方向の第2側の外縁を連結する第2連結シートと、前記表側シート及び前記裏側シートにおける、前記表側シートに沿うとともに前記第1方向に交差する第2方向の第1側の外縁を連結する第3連結シートと、を備え、前記表側シート、前記裏側シート、前記第1連結シート、及び前記第2連結シートは、立体化時の断面が矩形となる筒状体を構成し、前記第1連結シート、前記第2連結シート、及び前記第3連結シートは、前記表側シート及び前記裏側シートが対向する対向方向にそれぞれ折り畳まれている。
この第1の態様によれば、例えば、袋本体の開口を通して袋本体内に包装容器用賦形部材を収容する。そして、対向方向にそれぞれ折り畳まれていた第1連結シート、第2連結シート、及び第3連結シートを、対向方向に延びるようにそれぞれ変形させる。すると、表側シートと裏側シートとの間の空間が確保される。表側シート、裏側シート、及び第1,2連結シートは全体として筒状に形成されるが、表側シート及び裏側シートにおける第2方向の第1側の外縁は、対向方向に延びる第3連結シートにより連結されている。このため、袋本体の外側から作用する力に対して第3連結シートが対向方向に突っ張る。包装容器用賦形部材内に、内容物を充填しやすくなる。
従って、対向方向の外力に効果的に耐えるので従来技術のような保持板を必要とせず、充填に関する時間を短縮することができる。
従って、対向方向の外力に効果的に耐えるので従来技術のような保持板を必要とせず、充填に関する時間を短縮することができる。
また、前記第1の態様の包装容器用賦形部材において、前記第1連結シートは、前記第1方向の前記第2側から前記第1側に向かって凸になるように折り畳まれ、前記第2連結シートは、前記第1方向の前記第1側から前記第2側に向かって凸になるように折り畳まれ、前記第3連結シートは、前記表側シート及び前記裏側シートにおける、前記第2方向の第2側から前記第1側に向かって凸になるように折り畳まれていてもよい。
この場合、折り畳まれた第1連結シート、第2連結シート、及び第3連結シートが、表側シート及び裏側シートに対して対向方向に重ならない。このため、包装容器用賦形部材の対向方向の厚さを薄くすることができる。
この場合、折り畳まれた第1連結シート、第2連結シート、及び第3連結シートが、表側シート及び裏側シートに対して対向方向に重ならない。このため、包装容器用賦形部材の対向方向の厚さを薄くすることができる。
また、前記第1の態様の包装容器用賦形部材において、前記第3連結シートは、前記表側シートの前記第2方向の前記第1側の外縁に第1ヒンジを介して連結された第1連結片と、前記第1連結片の外縁に第2ヒンジを介して連結されるとともに、前記裏側シートの前記第2方向の前記第1側の外縁に第3ヒンジを介して連結された第2連結片と、を有してもよい。
この場合、折り畳まれた第3連結シートを対向方向に延ばすと、第1連結片及び第2連結片が第1ヒンジ、第2ヒンジ、及び第3ヒンジ回りにそれぞれ回転し、第1連結片及び第2連結片が対向方向に沿って配置される。このため、袋本体の外側から対向方向に作用する力に対して、対向方向に沿って配置された第1連結片及び第2連結片が対向方向に突っ張る。従って、対向方向の外力にさらに効果的に耐えることができる。
この場合、折り畳まれた第3連結シートを対向方向に延ばすと、第1連結片及び第2連結片が第1ヒンジ、第2ヒンジ、及び第3ヒンジ回りにそれぞれ回転し、第1連結片及び第2連結片が対向方向に沿って配置される。このため、袋本体の外側から対向方向に作用する力に対して、対向方向に沿って配置された第1連結片及び第2連結片が対向方向に突っ張る。従って、対向方向の外力にさらに効果的に耐えることができる。
また、本発明の第2の態様の包装容器は、前記第1の態様の包装容器用賦形部材と、所定の側を向く開口が形成され、前記包装容器用賦形部材が収容された袋本体と、を備え、前記包装容器用賦形部材の、前記第2方向の前記第2側が、前記所定の側と同じ側になるように配置される。
この第2の態様によれば、例えば、包装容器の所定の側から内容物を、袋本体の開口を通して、表側シートと裏側シートとの間に充填することができる。
また、本発明の第3の態様の内容物入り包装容器は、前記第2の態様の包装容器と、前記第1連結シート、前記第2連結シート、及び前記第3連結シートが前記対向方向に延びるようにそれぞれ配置されかつ前記包装容器に収容された前記包装容器用賦形部材内に配置された内容物と、を備え、前記袋本体の前記開口は閉じられている。
この第3の態様によれば、第1連結シート、第2連結シート、及び第3連結シートが対向方向に延びるようにそれぞれ配置されることにより、外力に効果的に耐えて充填に関する時間を短縮することができる。表側シートと裏側シートとの間の空間が確保された包装容器用賦形部材内に、内容物を配置することができる。そして、袋本体の開口が閉じられることにより、内容物を袋本体により保存することができる。
また、本発明の第4の態様の内容物入り包装容器の製造方法は、前記第2の態様の包装容器に内容物を充填する内容物入り包装容器の製造方法であって、前記袋本体の開口の向かい合う周縁部を開き、前記袋本体内で、前記第1連結シート、前記第2連結シート、及び前記第3連結シートを前記対向方向に延びるようにそれぞれ変形させ、前記袋本体の前記開口を通して、前記包装容器用賦形部材の前記表側シートと前記裏側シートとの間に、前記内容物を充填し、前記袋本体の前記開口を閉じる。
この発明によれば、第1連結シート、第2連結シート、及び第3連結シートが対向方向に延びるようにそれぞれ変形されることにより、外力に効果的に耐えるので従来技術のような保持板を必要とせず、充填に関する時間を短縮することができる。表側シートと裏側シートとの間の空間が確保された包装容器用賦形部材内に、内容物を配置することができる。そして、袋本体の開口を閉じることにより、内容物を袋本体により保存できる内容物入り包装容器の製造方法とすることができる。
本発明の包装容器用賦形部材、包装容器、内容物入り包装容器、及び内容物入り包装容器の製造方法によれば、外力に効果的に耐えるので従来技術のような保持板を必要とせず、充填に関する時間を短縮することができる。
以下、本発明に係る包装容器用賦形部材、包装容器、内容物入り包装容器、及び内容物入り包装容器の製造方法の一実施形態を、図1から図9を参照しながら説明する。
図1に示す包装容器1は、平坦な平袋状態C1である。包装容器1は、本実施形態の包装容器用賦形部材10と、袋本体40と、を備える。図1に示す包装容器用賦形部材10及び袋本体40のそれぞれの状態も、以下では平袋状態C1と言う。
まず、包装容器用賦形部材10を形成する材料について説明する。
図1に示す包装容器1は、平坦な平袋状態C1である。包装容器1は、本実施形態の包装容器用賦形部材10と、袋本体40と、を備える。図1に示す包装容器用賦形部材10及び袋本体40のそれぞれの状態も、以下では平袋状態C1と言う。
まず、包装容器用賦形部材10を形成する材料について説明する。
例えば、包装容器用賦形部材10は、基材紙の両面にコーティング層を有する合成紙で形成される。
基材紙としては、未晒クラフト紙、晒クラフト紙、白板紙等の各種の板紙を用いることができる。コーティング層は、ポリエチレン樹脂等のヒートシール性を有する熱可塑性樹脂で形成される。基材紙をコーティング層で覆うことにより、後述する内容物入り包装容器の製造方法で、展開した形状の包装容器用賦形部材10からヒートシールにより包装容器用賦形部材10を製造したり、包装容器用賦形部材10をヒートシールにより袋本体40に溶着したりすることができる。このため、内容物入り包装容器の製造が簡便となる。
合成紙の厚さは、平袋状態C1の包装容器1を内容物入り包装容器とした際に、内容物入り包装容器をスタッキング(積み重ね)可能である厚さ以上であればよい。合成紙の坪量は、209g/m2(グラム・パー・平方メートル)以上であればよい。内容物入り包装容器の6段積み程度が、可能になるからである。合成紙の坪量は、好ましくは310g/m2以上、より好ましくは450g/m2以上である。
なお、合成紙の坪量が600g/m2を超えると、合成紙が厚いことにより生じる反発によって、内容物入り包装容器の立体形状を維持し難くなり、合成紙の材料使用量を不必要に増加させる。これは、昨今の資源削減の方向性から望ましくない場合がある。
包装容器用賦形部材10を合成紙等の紙で形成したほうが、包装容器用賦形部材10のデッドホールド性が優れ、包装容器用賦形部材10が形状を維持しやすくなる。
基材紙としては、未晒クラフト紙、晒クラフト紙、白板紙等の各種の板紙を用いることができる。コーティング層は、ポリエチレン樹脂等のヒートシール性を有する熱可塑性樹脂で形成される。基材紙をコーティング層で覆うことにより、後述する内容物入り包装容器の製造方法で、展開した形状の包装容器用賦形部材10からヒートシールにより包装容器用賦形部材10を製造したり、包装容器用賦形部材10をヒートシールにより袋本体40に溶着したりすることができる。このため、内容物入り包装容器の製造が簡便となる。
合成紙の厚さは、平袋状態C1の包装容器1を内容物入り包装容器とした際に、内容物入り包装容器をスタッキング(積み重ね)可能である厚さ以上であればよい。合成紙の坪量は、209g/m2(グラム・パー・平方メートル)以上であればよい。内容物入り包装容器の6段積み程度が、可能になるからである。合成紙の坪量は、好ましくは310g/m2以上、より好ましくは450g/m2以上である。
なお、合成紙の坪量が600g/m2を超えると、合成紙が厚いことにより生じる反発によって、内容物入り包装容器の立体形状を維持し難くなり、合成紙の材料使用量を不必要に増加させる。これは、昨今の資源削減の方向性から望ましくない場合がある。
包装容器用賦形部材10を合成紙等の紙で形成したほうが、包装容器用賦形部材10のデッドホールド性が優れ、包装容器用賦形部材10が形状を維持しやすくなる。
包装容器用賦形部材を、プラスチック製のシートで形成してもよい。この場合、例えば包装容器用賦形部材は、厚さが100μm(マイクロメートル)のポリエチレンシートで形成される。この場合、後述するように袋本体40をプラスチックを主とするフィルム材で形成することから、包装容器を廃棄する際に、紙とプラスチックとに分別する必要が無くなる。
包装容器用賦形部材をプラスチック製のシートで形成する場合、シートの厚さは、50μm以上であればよい。内容物入り包装容器の6段積み程度が、可能になるからである。シートの厚さは、好ましくは100μm以上、より好ましくは250μm以上である。
なお、シートの厚さが1.5mmを超えると、シートが厚いことにより生じる反発によって、内容物入り包装容器の立体形状を維持し難くなり、シートの材料使用量を不必要に増加させる。これは、昨今の資源削減の方向性から望ましくない場合がある。
包装容器用賦形部材をプラスチック製のシートで形成する場合、シートの厚さは、50μm以上であればよい。内容物入り包装容器の6段積み程度が、可能になるからである。シートの厚さは、好ましくは100μm以上、より好ましくは250μm以上である。
なお、シートの厚さが1.5mmを超えると、シートが厚いことにより生じる反発によって、内容物入り包装容器の立体形状を維持し難くなり、シートの材料使用量を不必要に増加させる。これは、昨今の資源削減の方向性から望ましくない場合がある。
次に、包装容器用賦形部材10の具体的な構成について説明する。本実施形態の包装容器用賦形部材10は、袋本体40に所望の形状を賦与するために用いられる。
図1に示すように、包装容器用賦形部材10は、表側シート11と、裏側シート12と、第1連結シート13Aと、第2連結シート13Bと、第3連結シート14と、を有する。
表側シート11及び裏側シート12は、それぞれの厚さ方向に見たときに同一の矩形状を呈する。表側シート11及び裏側シート12は、互いに対向するように配置されている。なお、ここで言う互いに対向するは、互いに向き合う意味だけでなく、互いに接触する意味も含む。
以下では、表側シート11を厚さ方向に見たときに、表側シート11の第1外縁に沿う方向を、第1方向Xと言う。表側シート11を厚さ方向に見たときに、表側シート11の第1外縁に直交する第2外縁に沿う方向を、第2方向Yと言う。第1方向X及び第2方向Yは、それぞれ表側シート11に沿う方向である。第2方向Yは、第1方向Xに直交(交差)する方向である。表側シート11及び裏側シート12が対向する方向を、対向方向Zと言う。
第1方向Xは、図1に示した包装容器用賦形部材10や包装容器1の左右方向に相当し、第2方向Yは、図1に示した包装容器用賦形部材10や包装容器1の上下方向に相当する。本実施形態において、後述する開口47は包装容器1の上部に設けられているが、これに限定されず、開口が包装容器の側部や底部に設けられる構成であってもよい。
図1に示すように、包装容器用賦形部材10は、表側シート11と、裏側シート12と、第1連結シート13Aと、第2連結シート13Bと、第3連結シート14と、を有する。
表側シート11及び裏側シート12は、それぞれの厚さ方向に見たときに同一の矩形状を呈する。表側シート11及び裏側シート12は、互いに対向するように配置されている。なお、ここで言う互いに対向するは、互いに向き合う意味だけでなく、互いに接触する意味も含む。
以下では、表側シート11を厚さ方向に見たときに、表側シート11の第1外縁に沿う方向を、第1方向Xと言う。表側シート11を厚さ方向に見たときに、表側シート11の第1外縁に直交する第2外縁に沿う方向を、第2方向Yと言う。第1方向X及び第2方向Yは、それぞれ表側シート11に沿う方向である。第2方向Yは、第1方向Xに直交(交差)する方向である。表側シート11及び裏側シート12が対向する方向を、対向方向Zと言う。
第1方向Xは、図1に示した包装容器用賦形部材10や包装容器1の左右方向に相当し、第2方向Yは、図1に示した包装容器用賦形部材10や包装容器1の上下方向に相当する。本実施形態において、後述する開口47は包装容器1の上部に設けられているが、これに限定されず、開口が包装容器の側部や底部に設けられる構成であってもよい。
本実施形態では、第1連結シート13Aの構成と第2連結シート13Bの構成とは、互いに同一である。このため、第1連結シート13Aの構成を、符号の数字に英大文字「A」を付加することで示す。第2連結シート13Bのうち第1連結シート13Aに対応する構成を、第1連結シート13Aの符号と同一の数字に英大文字「B」を付加することで示す。これにより、重複する説明を省略する。
例えば、第1連結シート13Aの後述する第1側縁連結片18Aと第2連結シート13Bの第1側縁連結片18Bとは、互いに同一の構成である。
例えば、第1連結シート13Aの後述する第1側縁連結片18Aと第2連結シート13Bの第1側縁連結片18Bとは、互いに同一の構成である。
第1連結シート13Aは、表側シート11及び裏側シート12における第1方向Xの第1側X1(以下では、単に第1側X1と言う、図1における右側)の外縁をそれぞれ連結する。第1連結シート13Aは、第1側縁連結片18Aと、第2側縁連結片19Aと、第1側縁ヒンジ20Aと、第2側縁ヒンジ21Aと、第3側縁ヒンジ22Aと、を有する。
側縁連結片18A,19Aは、それぞれの厚さ方向に見たときに同一の矩形状を呈する。例えば、側縁ヒンジ20A,21A,22Aは、前記合成紙を厚さ方向に圧縮したり、合成紙にミシン目(連続した小孔)を形成すること等により、合成紙を曲げやすくすることで形成される。すなわち、本実施形態の側縁ヒンジ20A,21A,22Aは、合成紙の折り曲げ可能な折れ線に相当する。
側縁連結片18A,19Aは、それぞれの厚さ方向に見たときに同一の矩形状を呈する。例えば、側縁ヒンジ20A,21A,22Aは、前記合成紙を厚さ方向に圧縮したり、合成紙にミシン目(連続した小孔)を形成すること等により、合成紙を曲げやすくすることで形成される。すなわち、本実施形態の側縁ヒンジ20A,21A,22Aは、合成紙の折り曲げ可能な折れ線に相当する。
第1側縁ヒンジ20Aは、表側シート11における第1側X1の外縁に、第2方向Yに延びるように設けられる。第1側縁ヒンジ20Aは、表側シート11の第2方向Yの全長にわたって形成される。
第1側縁連結片18Aは、表側シート11における第1側X1の外縁に、第1側縁ヒンジ20Aを介して連結される。第1側縁連結片18Aは、表側シート11に対して第1側縁ヒンジ20A回りに回転できる。
第2側縁ヒンジ21Aは、第1側縁連結片18Aにおける第1側X1の外縁に、第2方向Yに延びるように設けられる。第2側縁ヒンジ21Aは、第1側縁連結片18Aの第2方向Yの全長にわたって形成される。
第3側縁ヒンジ22Aは、裏側シート12における第1側X1の外縁に、第2方向Yに延びるように設けられる。第3側縁ヒンジ22Aは、裏側シート12の第2方向Yの全長にわたって形成される。
第1側縁連結片18Aは、表側シート11における第1側X1の外縁に、第1側縁ヒンジ20Aを介して連結される。第1側縁連結片18Aは、表側シート11に対して第1側縁ヒンジ20A回りに回転できる。
第2側縁ヒンジ21Aは、第1側縁連結片18Aにおける第1側X1の外縁に、第2方向Yに延びるように設けられる。第2側縁ヒンジ21Aは、第1側縁連結片18Aの第2方向Yの全長にわたって形成される。
第3側縁ヒンジ22Aは、裏側シート12における第1側X1の外縁に、第2方向Yに延びるように設けられる。第3側縁ヒンジ22Aは、裏側シート12の第2方向Yの全長にわたって形成される。
第2側縁連結片19Aは、第1側縁連結片18Aにおける第1側X1の外縁に第2側縁ヒンジ21Aを介して連結される。第2側縁連結片19Aは、裏側シート12における第1側X1の外縁に第3側縁ヒンジ22Aを介して連結される。第2側縁連結片19Aは、第1側縁連結片18Aに対して第2側縁ヒンジ21A回りに回転でき、裏側シート12に対して第3側縁ヒンジ22A回りに回転できる。
以上のように、第1連結シート13Aは、後述する第2側X2から第1側X1に向かって凸になり、対向方向Zの長さが短くなるように折り畳まれる。なお、「第1連結シート13Aが、表側シート11及び裏側シート12が対向する対向方向Zに折り畳まれる」とは、表側シート11及び裏側シート12が互いに近づくように第1連結シート13Aが折り畳まれることを言う。
以上のように、第1連結シート13Aは、後述する第2側X2から第1側X1に向かって凸になり、対向方向Zの長さが短くなるように折り畳まれる。なお、「第1連結シート13Aが、表側シート11及び裏側シート12が対向する対向方向Zに折り畳まれる」とは、表側シート11及び裏側シート12が互いに近づくように第1連結シート13Aが折り畳まれることを言う。
第2連結シート13Bは、表側シート11及び裏側シート12における、第1方向Xにおける第1側X1とは反対の第2側X2(以下では、単に第2側X2と言う、図1における左側)の外縁をそれぞれ連結する。
第2連結シート13Bは、第1連結シート13Aの第1側縁連結片18A、第2側縁連結片19A、第1側縁ヒンジ20A、第2側縁ヒンジ21A、第3側縁ヒンジ22Aと同一の構成の第1側縁連結片18B、第2側縁連結片19B、第1側縁ヒンジ20B、第2側縁ヒンジ21B、第3側縁ヒンジ22Bを有する。なお、第2連結シート13Bが、第1連結シート13Aと類似の構成を有していてもよい。
第2連結シート13Bは、第1側X1から第2側X2に向かって凸になり、対向方向Zの長さが短くなるように折り畳まれる。
第2連結シート13Bは、第1連結シート13Aの第1側縁連結片18A、第2側縁連結片19A、第1側縁ヒンジ20A、第2側縁ヒンジ21A、第3側縁ヒンジ22Aと同一の構成の第1側縁連結片18B、第2側縁連結片19B、第1側縁ヒンジ20B、第2側縁ヒンジ21B、第3側縁ヒンジ22Bを有する。なお、第2連結シート13Bが、第1連結シート13Aと類似の構成を有していてもよい。
第2連結シート13Bは、第1側X1から第2側X2に向かって凸になり、対向方向Zの長さが短くなるように折り畳まれる。
第3連結シート14は、表側シート11及び裏側シート12における第2方向Yの第1側Y1(以下では、単に第1側Y1と言う、図1における下側)の外縁をそれぞれ連結する。第3連結シート14は、第1底縁連結片(第1連結片)25と、第2底縁連結片(第2連結片)26と、第1底縁ヒンジ(第1ヒンジ)27と、第2底縁ヒンジ(第2ヒンジ)28と、第3底縁ヒンジ(第3ヒンジ)29と、を有する。
底縁ヒンジ27,28,29は、合成紙を厚さ方向に圧縮したり、合成紙にミシン目(連続した小孔)を形成すること等により、合成紙を曲げやすくすることで形成される。すなわち、本実施形態の底縁ヒンジ27,28,29は、合成紙の折り曲げ可能な折れ線に相当する。
底縁ヒンジ27,28,29は、合成紙を厚さ方向に圧縮したり、合成紙にミシン目(連続した小孔)を形成すること等により、合成紙を曲げやすくすることで形成される。すなわち、本実施形態の底縁ヒンジ27,28,29は、合成紙の折り曲げ可能な折れ線に相当する。
底縁連結片25,26は、それぞれの厚さ方向に見たときに同一の矩形状を呈する。
第1底縁ヒンジ27は、表側シート11における第1側Y1の外縁に、第1方向Xに延びるように設けられる。第1底縁ヒンジ27は、表側シート11の第1方向Xの全長にわたって形成される。
第1底縁連結片25は、表側シート11における第1側Y1の外縁に第1底縁ヒンジ27を介して連結されている。第1底縁連結片25は、表側シート11に対して第1底縁ヒンジ27回りに回転できる。
第2底縁ヒンジ28は、第1底縁連結片25における第1側Y1の外縁に、第1方向Xに延びるように設けられる。第2底縁ヒンジ28は、第1底縁連結片25の第1方向Xの全長にわたって形成される。
第3底縁ヒンジ29は、裏側シート12における第1側Y1の外縁に、第1方向Xに延びるように設けられる。第3底縁ヒンジ29は、裏側シート12の第1方向Xの全長にわたって形成される。
第1底縁ヒンジ27は、表側シート11における第1側Y1の外縁に、第1方向Xに延びるように設けられる。第1底縁ヒンジ27は、表側シート11の第1方向Xの全長にわたって形成される。
第1底縁連結片25は、表側シート11における第1側Y1の外縁に第1底縁ヒンジ27を介して連結されている。第1底縁連結片25は、表側シート11に対して第1底縁ヒンジ27回りに回転できる。
第2底縁ヒンジ28は、第1底縁連結片25における第1側Y1の外縁に、第1方向Xに延びるように設けられる。第2底縁ヒンジ28は、第1底縁連結片25の第1方向Xの全長にわたって形成される。
第3底縁ヒンジ29は、裏側シート12における第1側Y1の外縁に、第1方向Xに延びるように設けられる。第3底縁ヒンジ29は、裏側シート12の第1方向Xの全長にわたって形成される。
第2底縁連結片26は、第1底縁連結片25における第1側Y1の外縁に第2底縁ヒンジ28を介して連結される。第2底縁連結片26は、裏側シート12の第1側Y1の外縁に第3底縁ヒンジ29を介して連結される。第2底縁連結片26は、第1底縁連結片25に対して第2底縁ヒンジ28回りに回転でき、裏側シート12に対して第3底縁ヒンジ29回りに回転できる。
第3連結シート14は、後述する第2側Y2から第1側Y1に向かって凸になり、対向方向Zの長さが短くなるように折り畳まれる。
以上のように、平袋状態C1の包装容器用賦形部材10では、連結シート13A,13B,14は、それぞれ2つ折りに折り畳まれる。連結シート13A,13B,14は、いわゆる外ガゼットである。第3連結シート14は、連結シート13A,13Bからそれぞれ離間している。
なお、連結シートが折り畳まれる形式は、2つ折りに限定されず、4つ折り、6つ折り等でもよい。
第3連結シート14は、後述する第2側Y2から第1側Y1に向かって凸になり、対向方向Zの長さが短くなるように折り畳まれる。
以上のように、平袋状態C1の包装容器用賦形部材10では、連結シート13A,13B,14は、それぞれ2つ折りに折り畳まれる。連結シート13A,13B,14は、いわゆる外ガゼットである。第3連結シート14は、連結シート13A,13Bからそれぞれ離間している。
なお、連結シートが折り畳まれる形式は、2つ折りに限定されず、4つ折り、6つ折り等でもよい。
以上のように構成された包装容器用賦形部材10を展開した賦形部材展開体10aは、例えば図2に示すように構成される。裏側シート12の外縁に第3側縁ヒンジ22Bを介して、糊代32が連結される。第1底縁連結片25の外縁に第2底縁ヒンジ28を介して、糊代33が連結される。
なお、糊代32,33それぞれの長さ及び幅は、適宜設定される。
賦形部材展開体10aは、賦形部材展開体10aにおいて図2中に表示される表示面が内側となるように、側縁ヒンジ21A,21B、第2底縁ヒンジ28で折り曲げられる。例えば、糊代32を第2側縁連結片19Bにヒートシールにより溶着し、糊代33を第2底縁連結片26にヒートシールにより溶着することにより、図1に示す平袋状態C1の包装容器用賦形部材10が製造される。
なお、糊代32,33の位置は適宜変更してもよく、例えば、糊代32が側縁ヒンジ21Aや21Bに連結されていてもよく、糊代33が底縁ヒンジ27や29に連結されていてもよい。
なお、糊代32,33それぞれの長さ及び幅は、適宜設定される。
賦形部材展開体10aは、賦形部材展開体10aにおいて図2中に表示される表示面が内側となるように、側縁ヒンジ21A,21B、第2底縁ヒンジ28で折り曲げられる。例えば、糊代32を第2側縁連結片19Bにヒートシールにより溶着し、糊代33を第2底縁連結片26にヒートシールにより溶着することにより、図1に示す平袋状態C1の包装容器用賦形部材10が製造される。
なお、糊代32,33の位置は適宜変更してもよく、例えば、糊代32が側縁ヒンジ21Aや21Bに連結されていてもよく、糊代33が底縁ヒンジ27や29に連結されていてもよい。
なお、賦形部材展開体を基材紙のみで構成してもよい。この場合、糊代をのり等により接着してもよい。
包装容器用賦形部材10を展開した賦形部材展開体の形状は、図2に示す形状に限定されないが、図2の形状が第3連結シートにおいて糊代を構成でき厚みを持たせられることから、充填時に、従来技術のような保持板を必要とせずより効果的に外力に耐えることができる。更に面積的に効率よく大判から切り抜くことができ、廃棄ロスが低減できてよい。
包装容器用賦形部材10を展開した賦形部材展開体の形状は、図2に示す形状に限定されないが、図2の形状が第3連結シートにおいて糊代を構成でき厚みを持たせられることから、充填時に、従来技術のような保持板を必要とせずより効果的に外力に耐えることができる。更に面積的に効率よく大判から切り抜くことができ、廃棄ロスが低減できてよい。
図1に示すように、袋本体40は、開口47、2つのシール部及びフィルム材が折り返されてできた連結部45を有する、いわゆる3方シール袋に相当する袋である。袋本体40は、一対の平面部41A,41Bと、ジッパー42と、を有する。
平面部41A,41Bは、互いに対向する。平面部41A,41Bは、一枚のフィルム材が連結部45で2つ折りにされて形成される。
平面部41A,41Bは、互いに対向する。平面部41A,41Bは、一枚のフィルム材が連結部45で2つ折りにされて形成される。
本実施形態では、フィルム材は、複数の層からなるラミネートフィルムである。例えば、フィルム材は、袋本体40の外面側から、ヒートシールタイプ(表面にヒートシールコートされた)OPP(2軸延伸ポリプロピレン)25μm/PE(ポリエチレン)フィルム50μmの層構成を有する。最も内面側の層(PE)は、シーラントとして機能する層である。PEは、低密度ポリエチレン(LLDPE)であることが好ましい。なお、フィルム材における、袋本体40の最も内面側の層を、PP(ポリプロピレン)フィルムで形成してもよい。
また、フィルム材のバリヤー性を向上させる場合には、フィルム材にアルミ箔の層を設けてもよい。この場合には、例えば、フィルム材は、袋本体40の外面側から、ヒートシールタイプOPP25μm/アルミニウム箔7μm/PEフィルム50μmの層構成となる。
なお、上述したフィルム材のように、フィルム材における袋本体40の最も内面側となる層に加えて、外面側の層も、ヒートシール性を有していることが望ましい。
また、フィルム材のバリヤー性を向上させる場合には、フィルム材にアルミ箔の層を設けてもよい。この場合には、例えば、フィルム材は、袋本体40の外面側から、ヒートシールタイプOPP25μm/アルミニウム箔7μm/PEフィルム50μmの層構成となる。
なお、上述したフィルム材のように、フィルム材における袋本体40の最も内面側となる層に加えて、外面側の層も、ヒートシール性を有していることが望ましい。
フィルム材には、包装容器1内に充填される内容物に要求される性能、例えば防湿性や遮光性等によって、様々な材質のプラスチックフィルムや金属箔等を用いることができる。フィルム材に用いる複数の材料フィルム等を、ドライラミネート方式や押出ラミネート方式等でラミネートして、フィルム材を製造する。
なお、フィルム材を、単一の層で形成してもよい。昨今のリサイクル、リユースに対応するためである。この場合は、包装容器用賦形部材を当該フィルム材と同一材料で形成することが好ましい。
なお、フィルム材を、単一の層で形成してもよい。昨今のリサイクル、リユースに対応するためである。この場合は、包装容器用賦形部材を当該フィルム材と同一材料で形成することが好ましい。
袋本体40は、フィルム材が折り返された部分に、平面部41A,41B同士を連結する連結部45を有する。袋本体40の両側縁には、平面部41A,41Bの側縁同士が側縁に沿って貼り合わされたヒートシール部46A,46Bが形成される。ヒートシール部46A,46Bは、後述するサイドフラップになる。
また、袋本体40における連結部45とは反対の端部は、開放される。この端部には、所定の側D(外側)を向く開口47が形成される。
また、袋本体40における連結部45とは反対の端部は、開放される。この端部には、所定の側D(外側)を向く開口47が形成される。
ジッパー42は、平面部41A,41Bにおける開口47側の内面に設けられる。ジッパー42は、開口47を自在に開閉させる。ジッパー42は、互いに係合可能な線状の雌部材50と、雄部材51と、を有する。雌部材50は、平面部41Aにおける開口47側の内面に設けられる。雄部材51は、平面部41Bにおける開口47側の内面に設けられる。雌部材50及び雄部材51は、ヒートシール部46A,46Bの間の全長にわたってそれぞれ延びる。
袋本体40がジッパー42を備えると、包装容器1内に、例えば複数のティーバッグ等の、一度に使い切らない内容物が充填されているときに便利である。ジッパー42を閉じることにより、使い切らなかった残りの内容物を、包装容器1内で保存することができる。
なお、開口47が閉じた袋本体40を容易に開封できるように、平面部41A,41Bを切断するきっかけとなるノッチ等を、袋本体40における開口47寄りの部分に設けてもよい。
袋本体40がジッパー42を備えると、包装容器1内に、例えば複数のティーバッグ等の、一度に使い切らない内容物が充填されているときに便利である。ジッパー42を閉じることにより、使い切らなかった残りの内容物を、包装容器1内で保存することができる。
なお、開口47が閉じた袋本体40を容易に開封できるように、平面部41A,41Bを切断するきっかけとなるノッチ等を、袋本体40における開口47寄りの部分に設けてもよい。
袋本体40内には、包装容器用賦形部材10が収容される。包装容器用賦形部材10の、第2方向Yにおける第1側Y1とは反対の第2側Y2(以下では、単に第2側Y2と言う、図1における上側)が上記所定の側Dと同じ側になるように配置される。折り畳まれた第1連結シート13Aは、ヒートシール部46Aに、ヒートシール部46Aに対する第2側X2から第1側X1に向けて突き当てられる。折り畳まれた第2連結シート13Bは、ヒートシール部46Bに、ヒートシール部46Bに対する第1側X1から第2側X2に向けて突き当てられる。折り畳まれた第3連結シート14は、連結部45に、連結部45に対する第2側Y2から第1側Y1に向けて突き当てられる。
包装容器用賦形部材10は、袋本体40の平面部41A,41Bに溶着され(取付けられ)てもよい。この場合、包装容器用賦形部材10が平面部41A,41Bに溶着される範囲は、限定されない。例えば、表側シート11及び裏側シート12それぞれの第1側Y1の端部及び第2側Y2の端部は、平面部41A,41Bに溶着されてもよい。これらの溶着される部分は、表側シート11及び裏側シート12それぞれの第1方向Xの略全長にわたって形成される。このように端部に略全長にわたって包装容器用賦形部材10と袋本体40が固定され、他の包装容器用賦形部材10と袋本体40が重なる箇所では固定されず言わば浮いている状態になることから、立体化時に該浮いている部分の袋本体に張力がかかって皺などが伸び、外観の美粧性が向上する。
包装容器用賦形部材10を袋本体40に溶着することにより、包装容器1における形状の再現性を高めることができる。
包装容器用賦形部材10は、袋本体40の平面部41A,41Bに溶着され(取付けられ)てもよい。この場合、包装容器用賦形部材10が平面部41A,41Bに溶着される範囲は、限定されない。例えば、表側シート11及び裏側シート12それぞれの第1側Y1の端部及び第2側Y2の端部は、平面部41A,41Bに溶着されてもよい。これらの溶着される部分は、表側シート11及び裏側シート12それぞれの第1方向Xの略全長にわたって形成される。このように端部に略全長にわたって包装容器用賦形部材10と袋本体40が固定され、他の包装容器用賦形部材10と袋本体40が重なる箇所では固定されず言わば浮いている状態になることから、立体化時に該浮いている部分の袋本体に張力がかかって皺などが伸び、外観の美粧性が向上する。
包装容器用賦形部材10を袋本体40に溶着することにより、包装容器1における形状の再現性を高めることができる。
平袋状態C1の包装容器1全体の厚さは、25μm程度から120μm程度であることが好ましい。これを下回る厚さでは、内容物の保護が困難となる。これを上回る厚さでは、材料使用量を不必要に増加させてしまい、昨今の資源削減の方向性から望ましくない場合がある。
以上のように構成された包装容器1は、包装容器1内に食品等の内容物を充填して用いられる。図3に、包装容器1内に内容物(不図示)を充填した内容物入り包装容器2を示す。内容物入り包装容器2として用いられる場合には、包装容器1は、平袋状態C1から、箱状の箱状態C2に変形させて用いられる。
内容物入り包装容器2は、箱状態C2の包装容器1と、内容物と、を備える。内容物入り包装容器2内の包装容器用賦形部材10は、立方体乃至直方体の箱状に変形されている。この状態の包装容器用賦形部材10及び袋本体40のそれぞれを、箱状態C2とも言う。箱状態C2の包装容器用賦形部材10は、断面が矩形の筒状体である。すなわち、表側シート11、裏側シート12、第1連結シート13A、及び第2連結シート13Bは、立体化時の断面が矩形となる筒状体15を構成している。
箱状態C2の包装容器用賦形部材10では、第1連結シート13A、第2連結シート13B、及び第3連結シート14が対向方向Zに延びるようにそれぞれ配置される。内容物は、袋本体40に収容された箱状態C2の包装容器用賦形部材10内に配置されている。
袋本体40の開口47は閉じられている。
内容物入り包装容器2は、箱状態C2の包装容器1と、内容物と、を備える。内容物入り包装容器2内の包装容器用賦形部材10は、立方体乃至直方体の箱状に変形されている。この状態の包装容器用賦形部材10及び袋本体40のそれぞれを、箱状態C2とも言う。箱状態C2の包装容器用賦形部材10は、断面が矩形の筒状体である。すなわち、表側シート11、裏側シート12、第1連結シート13A、及び第2連結シート13Bは、立体化時の断面が矩形となる筒状体15を構成している。
箱状態C2の包装容器用賦形部材10では、第1連結シート13A、第2連結シート13B、及び第3連結シート14が対向方向Zに延びるようにそれぞれ配置される。内容物は、袋本体40に収容された箱状態C2の包装容器用賦形部材10内に配置されている。
袋本体40の開口47は閉じられている。
内容物の種類は、特に限定されない。内容物としては、潰れてしまうと商品価値が低減するような物が適している。具体的には、内容物として、正四面体形状のティーバッグや、茶葉が挙げられる。
次に、包装容器1に内容物を充填する、本実施形態の内容物入り包装容器の製造方法(以下では、単に製造方法と言う)について説明する。以下の製造方法では、内容物を充填して内容物入り包装容器2を1つずつ製造する場合について説明する。
まず、口開き工程において、図4及び図5に示すように、例えば、吸盤100A,100Bを用いて、平袋状態C1の袋本体40の開口47の向かい合う周縁部を対向方向Zに開く。なお、図5では、袋本体40の開口47が閉じた状態を示している。
吸盤100A,100Bには、吸盤100A,100B内の空気を吸引可能なホース101A,101Bがそれぞれ接続される。
吸盤100Aは、平面部41Aにおける開口47寄りの部分に取付けられる。吸盤100Bは、平面部41Bにおける開口47寄りの部分に取付けられる。ホース101A,101Bより、吸盤100A,100B内の空気を吸引する。吸盤100A,100Bを、対向方向Zに互いに離間するように移動させ、袋本体40の開口47の周縁部を対向方向Zに開く。
口開き工程が終了すると、次の工程に移行する。
まず、口開き工程において、図4及び図5に示すように、例えば、吸盤100A,100Bを用いて、平袋状態C1の袋本体40の開口47の向かい合う周縁部を対向方向Zに開く。なお、図5では、袋本体40の開口47が閉じた状態を示している。
吸盤100A,100Bには、吸盤100A,100B内の空気を吸引可能なホース101A,101Bがそれぞれ接続される。
吸盤100Aは、平面部41Aにおける開口47寄りの部分に取付けられる。吸盤100Bは、平面部41Bにおける開口47寄りの部分に取付けられる。ホース101A,101Bより、吸盤100A,100B内の空気を吸引する。吸盤100A,100Bを、対向方向Zに互いに離間するように移動させ、袋本体40の開口47の周縁部を対向方向Zに開く。
口開き工程が終了すると、次の工程に移行する。
次に、延ばし工程において、図6に示すように、袋本体40内で、第1連結シート13A、第2連結シート13B、及び第3連結シート14を対向方向Zに延びるようにそれぞれ変形させる。対向方向Zに延びる第3連結シート14により、底14aが構成される。
このとき、ヒータブロック105A,105Bを、包装容器1に対して第1方向Xに押し当てる。ヒータブロック105A,105Bは、予め袋本体40を構成するフィルム材の外面側の層同士が溶着可能な温度に加熱されていることが好ましい。ヒータブロック105A,105Bを押し当てることにより、連結シート13A,13B,14が対向方向Zに延びやすくなる。対向方向Zに延びた立体化された箱状態C2の包装容器用賦形部材10は、断面が矩形の筒状体である。底14aは、筒状体の一方の開口部を覆う。
このとき、ヒータブロック105A,105Bを、包装容器1に対して第1方向Xに押し当てる。ヒータブロック105A,105Bは、予め袋本体40を構成するフィルム材の外面側の層同士が溶着可能な温度に加熱されていることが好ましい。ヒータブロック105A,105Bを押し当てることにより、連結シート13A,13B,14が対向方向Zに延びやすくなる。対向方向Zに延びた立体化された箱状態C2の包装容器用賦形部材10は、断面が矩形の筒状体である。底14aは、筒状体の一方の開口部を覆う。
ヒータブロック105A,105Bを押し当てると、サイドフラップであるヒートシール部46A,46Bが対向方向Zに向けて折れ曲がる。例えば、ヒートシール部46A,46Bは、平面部41B(または平面部41A)におけるヒートシール部46A,46B以外の部分に溶着される。
ヒータブロック105A,105Bの押し当てにより、袋本体40に、包装容器用賦形部材10の第3連結シート14よりも第1側Y1に突出した突出部54A,54Bが形成される。突出部54A,54Bは、第2側Y2から第1側Y1に向かうに従い漸次、対向方向Zの長さが短くなる三角状に形成される。突出部54A,54Bは、平面部41A,41Bにおける第1側Y1を向く面における、第1側X1の端、第2側X2の端にそれぞれ形成される。
ヒータブロック105A,105Bの押し当てにより、袋本体40に、包装容器用賦形部材10の第3連結シート14よりも第1側Y1に突出した突出部54A,54Bが形成される。突出部54A,54Bは、第2側Y2から第1側Y1に向かうに従い漸次、対向方向Zの長さが短くなる三角状に形成される。突出部54A,54Bは、平面部41A,41Bにおける第1側Y1を向く面における、第1側X1の端、第2側X2の端にそれぞれ形成される。
なお、延ばし工程において、ホース101A,101Bよる吸引を停止して、平面部41A,41Bから吸盤100A,100Bを取外しておく。
次に、第1折り曲げ工程において、図7に示すように、ヒータブロック106を、包装容器1よりも第1側Y1から第2側Y2に向かって押し当てる。ヒータブロック106を押し当てると、突出部54A,54Bは、包装容器1の第1方向Xの内側(中央側)に向かってそれぞれ折れ曲がる。突出部54A,54Bは、平面部41A,41Bにおける第1側Y1を向く面に溶着される。
次に、充填工程において、袋本体40の開口47を通して、袋本体40に収容された包装容器用賦形部材10の表側シート11と裏側シート12との間に、内容物を充填する。内容物の充填が終わると、包装容器1から、ヒータブロック105A,105B,106を離間させる。
次に、第2折り曲げ工程において、前記延ばし工程及び第1折り曲げ工程と同様の工程を行うことにより、図8に示すように、袋本体40の開口47を閉じ、包装容器1にトップフラップ56を形成する。トップフラップ56を対向方向Zに向けて折り曲げ、トップフラップ56を、平面部41A,41Bにおける第2側Y2を向く面に溶着する。すると、トップフラップ56において、包装容器用賦形部材10よりも、第1側X1、第2側X2に突出した突出部57A,57Bがそれぞれ形成される。突出部57A,57Bを、平面部41A,41Bにおける第1側X1、第2側X2を向く面にそれぞれ溶着する。
第2折り曲げ工程が終了すると、製造方法の全工程が終了し、図3に示す内容物入り包装容器2が製造される。
次に、第2折り曲げ工程において、前記延ばし工程及び第1折り曲げ工程と同様の工程を行うことにより、図8に示すように、袋本体40の開口47を閉じ、包装容器1にトップフラップ56を形成する。トップフラップ56を対向方向Zに向けて折り曲げ、トップフラップ56を、平面部41A,41Bにおける第2側Y2を向く面に溶着する。すると、トップフラップ56において、包装容器用賦形部材10よりも、第1側X1、第2側X2に突出した突出部57A,57Bがそれぞれ形成される。突出部57A,57Bを、平面部41A,41Bにおける第1側X1、第2側X2を向く面にそれぞれ溶着する。
第2折り曲げ工程が終了すると、製造方法の全工程が終了し、図3に示す内容物入り包装容器2が製造される。
以上説明したように、本実施形態の包装容器用賦形部材10では、袋本体40の開口47を通して袋本体40内に包装容器用賦形部材10を収容する。そして、対向方向Zにそれぞれ折り畳まれていた第1連結シート13A、第2連結シート13B、及び第3連結シート14を、対向方向Zに延びるようにそれぞれ変形させる。すると、表側シート11と裏側シート12との間の空間が確保される。表側シート11、裏側シート12、及び連結シート13A,13Bは全体としてその断面が矩形の筒状に形成されるが、表側シート11及び裏側シート12における第1側Y1の外縁は、対向方向Zに延びる第3連結シート14により連結されている。このため、袋本体40の外側から作用する力に対して第3連結シート14が対向方向Zに突っ張り、かつ突出部54A,54Bを底にシールする押圧に対して効果的に反発する。従って、保持板が無くても外力に効果的に耐えることから、従来技術の様に保持板を嵌め込み、離脱させる工程を不要と出来るので、充填に関する時間を短縮することができる。
また保持板を有する接着装置169を必要としないので、内容物入り包装容器2の製造装置を不必要に大型化せずに済み、単位時間当たりに製造する内容物入り包装容器2の数量を増大させることができ、一般的な充填装置での対応も可能となる。
また保持板を有する接着装置169を必要としないので、内容物入り包装容器2の製造装置を不必要に大型化せずに済み、単位時間当たりに製造する内容物入り包装容器2の数量を増大させることができ、一般的な充填装置での対応も可能となる。
第1連結シート13Aは第2側X2から第1側X1に向かって凸になるように折り畳まれ、第2連結シート13Bは第1側X1から第2側X2に向かって凸になるように折り畳まれ、第3連結シート14は第2側Y2から第1側Y1に向かって凸になるように折り畳まれる。折り畳まれた第1連結シート13A、第2連結シート13B、及び第3連結シート14が、表側シート11及び裏側シート12に対して対向方向Zに重ならない。このため、包装容器用賦形部材10の対向方向Zの厚さを薄くすることができる。
第3連結シート14は、第1底縁連結片25と、第2底縁連結片26と、第1底縁ヒンジ27と、第2底縁ヒンジ28と、第3底縁ヒンジ29と、を有する。折り畳まれた第3連結シート14を対向方向Zに延ばすと、第1底縁連結片25及び第2底縁連結片26が第1底縁ヒンジ27、第2底縁ヒンジ28、及び第3底縁ヒンジ29回りにそれぞれ回転し、第1底縁連結片25及び第2底縁連結片26が対向方向Zに沿って配置される。このため、袋本体40の外側から対向方向Zに作用する力に対して、対向方向Zに沿って配置された第1底縁連結片25及び第2底縁連結片26が対向方向Zに突っ張る。従って、対向方向Zの外力にさらに効果的に耐えることができる。なお、ヒンジとは折り線の事でもある。
第3連結シート14は、第1底縁連結片25と、第2底縁連結片26と、第1底縁ヒンジ27と、第2底縁ヒンジ28と、第3底縁ヒンジ29と、を有する。折り畳まれた第3連結シート14を対向方向Zに延ばすと、第1底縁連結片25及び第2底縁連結片26が第1底縁ヒンジ27、第2底縁ヒンジ28、及び第3底縁ヒンジ29回りにそれぞれ回転し、第1底縁連結片25及び第2底縁連結片26が対向方向Zに沿って配置される。このため、袋本体40の外側から対向方向Zに作用する力に対して、対向方向Zに沿って配置された第1底縁連結片25及び第2底縁連結片26が対向方向Zに突っ張る。従って、対向方向Zの外力にさらに効果的に耐えることができる。なお、ヒンジとは折り線の事でもある。
また、本実施形態の包装容器1では、包装容器1の所定の側Dから内容物を、袋本体40の開口47を通して、表側シート11と裏側シート12との間に充填することができる。
また、本実施形態の内容物入り包装容器2では、第1連結シート13A、第2連結シート13B、及び第3連結シート14が対向方向Zに延びるようにそれぞれ配置されることにより、外力に効果的に耐えて充填に関する時間を短縮することができる。表側シート11と裏側シート12との間の空間が確保された包装容器用賦形部材10内に、内容物を配置することができる。そして、袋本体40の開口47が閉じられることにより、内容物を袋本体40により保存することができる。
また、本実施形態の内容物入り包装容器2では、第1連結シート13A、第2連結シート13B、及び第3連結シート14が対向方向Zに延びるようにそれぞれ配置されることにより、外力に効果的に耐えて充填に関する時間を短縮することができる。表側シート11と裏側シート12との間の空間が確保された包装容器用賦形部材10内に、内容物を配置することができる。そして、袋本体40の開口47が閉じられることにより、内容物を袋本体40により保存することができる。
また、本実施形態の製造方法では、第1連結シート13A、第2連結シート13B、及び第3連結シート14が対向方向Zに延びるようにそれぞれ変形されることにより、外力に効果的に耐えて充填に関する時間を短縮することができる。表側シート11と裏側シート12との間の空間が確保された包装容器用賦形部材10内に、内容物を配置することができる。そして、袋本体40の開口47を閉じることにより、内容物を袋本体40により保存できる製造方法とすることができる。
本実施形態の包装容器用賦形部材10及び製造方法は、以下に説明するようにその構成を様々に変形させることができる。
図9に示す包装容器用賦形部材10bのように、本実施形態の包装容器用賦形部材10に対して、第3連結シート14は、第1側Y1から第2側Y2に向かって凸になるように折り畳まれていてもよい。第3連結シート14は、いわゆる内ガゼットである。
また、第1連結シート13Aは第1側X1から第2側X2に向かって凸になるように折り畳まれ、第2連結シート13Bは第2側X2から第1側X1に向かって凸になるように折り畳まれ、第3連結シート14は第2側Y2から第1側Y1に向かって凸になるように折り畳まれてもよい。
さらに、第1連結シート13Aは第1側X1から第2側X2に向かって凸になるように折り畳まれ、第2連結シート13Bは第2側X2から第1側X1に向かって凸になるように折り畳まれ、第3連結シート14は第1側Y1から第2側Y2に向かって凸になるように折り畳まれてもよい。この場合、折り畳まれた第1連結シート13A、第2連結シート13B、及び第3連結シート14が互いに干渉しないように、これらのシートに適宜切り欠きを設けたり、これらのシートの大きさを適宜調整したりしてもよい。
図9に示す包装容器用賦形部材10bのように、本実施形態の包装容器用賦形部材10に対して、第3連結シート14は、第1側Y1から第2側Y2に向かって凸になるように折り畳まれていてもよい。第3連結シート14は、いわゆる内ガゼットである。
また、第1連結シート13Aは第1側X1から第2側X2に向かって凸になるように折り畳まれ、第2連結シート13Bは第2側X2から第1側X1に向かって凸になるように折り畳まれ、第3連結シート14は第2側Y2から第1側Y1に向かって凸になるように折り畳まれてもよい。
さらに、第1連結シート13Aは第1側X1から第2側X2に向かって凸になるように折り畳まれ、第2連結シート13Bは第2側X2から第1側X1に向かって凸になるように折り畳まれ、第3連結シート14は第1側Y1から第2側Y2に向かって凸になるように折り畳まれてもよい。この場合、折り畳まれた第1連結シート13A、第2連結シート13B、及び第3連結シート14が互いに干渉しないように、これらのシートに適宜切り欠きを設けたり、これらのシートの大きさを適宜調整したりしてもよい。
また、内容物入り包装容器2は、インライン(一括製造)で生産されてもよい。
この場合、例えば、複数のフィルム材が帯状に連なった状態でロール状に巻かれたフィルムロールから、帯状のフィルム材が巻き出される。そして、帯状のフィルム材における幅方向の両端部に、ジッパー42を構成する雌部材50、雄部材51等を貼り付ける。帯状のフィルム材を幅方向に2つ折りにして連結部を形成し、所定の長さごとに熱溶着する。
2つ折りにした帯状のフィルム材において、幅方向における連結部とは反対側の端部に形成される各開口から、平袋状態C1の包装容器用賦形部材10を挿入する。このとき、連結部に、包装容器用賦形部材10の第3連結シート14が突き当たるように挿入する。
2つ折りにした帯状のフィルム材を、帯状のフィルム材の長手方向における熱溶着部の中心で切断して、平袋状態C1の包装容器1を製造する。
この場合、例えば、複数のフィルム材が帯状に連なった状態でロール状に巻かれたフィルムロールから、帯状のフィルム材が巻き出される。そして、帯状のフィルム材における幅方向の両端部に、ジッパー42を構成する雌部材50、雄部材51等を貼り付ける。帯状のフィルム材を幅方向に2つ折りにして連結部を形成し、所定の長さごとに熱溶着する。
2つ折りにした帯状のフィルム材において、幅方向における連結部とは反対側の端部に形成される各開口から、平袋状態C1の包装容器用賦形部材10を挿入する。このとき、連結部に、包装容器用賦形部材10の第3連結シート14が突き当たるように挿入する。
2つ折りにした帯状のフィルム材を、帯状のフィルム材の長手方向における熱溶着部の中心で切断して、平袋状態C1の包装容器1を製造する。
次に、インラインで、前記口開き工程、延ばし工程、第1折り曲げ工程、充填工程、及び第2折り曲げ工程を連続的に行うことにより、内容物入り包装容器2を製造する。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。
例えば、前記実施形態では、袋本体40は、ジッパー42を備えなくてもよい。
袋本体は、チューブ状である2方シール袋であってもよい。この場合、一方側のシールが底部となり、シール前の他方側が開口となる。
例えば、前記実施形態では、袋本体40は、ジッパー42を備えなくてもよい。
袋本体は、チューブ状である2方シール袋であってもよい。この場合、一方側のシールが底部となり、シール前の他方側が開口となる。
1 包装容器
2 内容物入り包装容器
10,10b 包装容器用賦形部材
11 表側シート
12 裏側シート
13A 第1連結シート
13B 第2連結シート
14 第3連結シート
25 第1底縁連結片(第1連結片)
26 第2底縁連結片(第2連結片)
27 第1底縁ヒンジ(第1ヒンジ)
28 第2底縁ヒンジ(第2ヒンジ)
29 第3底縁ヒンジ(第3ヒンジ)
40 袋本体
47 開口
D 所定の側
X 第1方向
X1,Y1 第1側
X2,Y2 第2側
Y 第2方向
Z 対向方向
2 内容物入り包装容器
10,10b 包装容器用賦形部材
11 表側シート
12 裏側シート
13A 第1連結シート
13B 第2連結シート
14 第3連結シート
25 第1底縁連結片(第1連結片)
26 第2底縁連結片(第2連結片)
27 第1底縁ヒンジ(第1ヒンジ)
28 第2底縁ヒンジ(第2ヒンジ)
29 第3底縁ヒンジ(第3ヒンジ)
40 袋本体
47 開口
D 所定の側
X 第1方向
X1,Y1 第1側
X2,Y2 第2側
Y 第2方向
Z 対向方向
Claims (6)
- 互いに対向するように配置された表側シート及び裏側シートと、
前記表側シート及び前記裏側シートにおける、前記表側シートに沿う第1方向の第1側の外縁を連結する第1連結シートと、
前記表側シート及び前記裏側シートにおける、前記第1方向の第2側の外縁を連結する第2連結シートと、
前記表側シート及び前記裏側シートにおける、前記表側シートに沿うとともに前記第1方向に交差する第2方向の第1側の外縁を連結する第3連結シートと、
を備え、
前記表側シート、前記裏側シート、前記第1連結シート、及び前記第2連結シートは、立体化時の断面が矩形となる筒状体を構成し、
前記第1連結シート、前記第2連結シート、及び前記第3連結シートは、前記表側シート及び前記裏側シートが対向する対向方向にそれぞれ折り畳まれている、包装容器用賦形部材。 - 前記第1連結シートは、前記第1方向の前記第2側から前記第1側に向かって凸になるように折り畳まれ、
前記第2連結シートは、前記第1方向の前記第1側から前記第2側に向かって凸になるように折り畳まれ、
前記第3連結シートは、前記表側シート及び前記裏側シートにおける、前記第2方向の第2側から前記第1側に向かって凸になるように折り畳まれている、請求項1に記載の包装容器用賦形部材。 - 前記第3連結シートは、
前記表側シートの前記第2方向の前記第1側の外縁に第1ヒンジを介して連結された第1連結片と、
前記第1連結片の外縁に第2ヒンジを介して連結されるとともに、前記裏側シートの前記第2方向の前記第1側の外縁に第3ヒンジを介して連結された第2連結片と、
を有する、請求項1又は2に記載の包装容器用賦形部材。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の包装容器用賦形部材と、
所定の側を向く開口が形成され、前記包装容器用賦形部材が収容された袋本体と、
を備え、
前記包装容器用賦形部材の、前記第2方向の前記第2側が、前記所定の側と同じ側になるように配置される、包装容器。 - 請求項4に記載の包装容器と、
前記第1連結シート、前記第2連結シート、及び前記第3連結シートが前記対向方向に延びるようにそれぞれ配置されかつ前記包装容器に収容された前記包装容器用賦形部材内に配置された内容物と、
を備え、
前記袋本体の前記開口は閉じられている、内容物入り包装容器。 - 請求項4に記載の包装容器に内容物を充填する内容物入り包装容器の製造方法であって、
前記袋本体の開口の向かい合う周縁部を開き、
前記袋本体内で、前記第1連結シート、前記第2連結シート、及び前記第3連結シートを前記対向方向に延びるようにそれぞれ変形させ、
前記袋本体の前記開口を通して、前記包装容器用賦形部材の前記表側シートと前記裏側シートとの間に、前記内容物を充填し、
前記袋本体の前記開口を閉じる、内容物入り包装容器の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
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PCT/JP2022/017364 WO2022215750A1 (ja) | 2021-04-08 | 2022-04-08 | 包装容器用賦形部材、包装容器、内容物入り包装容器、及び内容物入り包装容器の製造方法 |
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WO (1) | WO2022215750A1 (ja) |
Citations (7)
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---|---|---|---|---|
JPS61178339U (ja) * | 1985-04-24 | 1986-11-07 | ||
JPH11171174A (ja) * | 1997-12-16 | 1999-06-29 | Nihon Tokkyo Kanri Co Ltd | 耐水断熱段ボール容器及びその蓋及び容器の製法 |
JP2007119076A (ja) * | 2000-03-07 | 2007-05-17 | Hosokawa Yoko Co Ltd | 包装袋 |
JP2008290731A (ja) | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Tokyo Autom Mach Works Ltd | 箱状包装体の張り出し部接着装置と接着方法 |
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JP2021065679A (ja) | 2020-01-20 | 2021-04-30 | 株式会社アマテラ | 殺菌剤の拡散装置および拡散方法 |
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- 2021-04-08 JP JP2021065679A patent/JP2022161112A/ja active Pending
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2022
- 2022-04-08 WO PCT/JP2022/017364 patent/WO2022215750A1/ja unknown
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