JP6834736B2 - 包装袋 - Google Patents

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Description

本件は、物品を包装する袋に関する。
包装資材として、複数の空気室が設けられたエアクッションや発泡性のフォームクッション,片面段ボールなどの厚み方向に変形するシート状の緩衝材が用いられている。このような緩衝材で包装された物品は、輸送時や保管時に、包装袋に入れられることがある。
そこで、緩衝材を有する包装袋が開発されている。たとえば、複数の空気室が設けられた一対のシートの端縁どうしが封止された包装袋が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003-182774号公報
しかし、上記したような厚み方向に変形する緩衝材が包装袋に設けられると、物品が包装袋に入れられる前、即ち、未使用時の包装袋においても、緩衝材の厚みによって包装袋が嵩張るという課題がある。
本件の包装袋は、上記のような課題に鑑みて創案されたもので、未使用時の嵩張りを抑えることを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
(1)ここで開示する包装袋は、開口の一側に配置された第一端縁部を有する第一面部と、前記開口の他側に配置された第二端縁部を有し、前記第一面部と対向する第二面部とを備える。さらに、前記第一端縁部と前記第二端縁部との間に懸架され、懸架方向に交差する方向に延びる複数の切れ込み部が千鳥状に設けられた伸張可能なシート状の緩衝部を備える。
(2)前記緩衝部は、伸張した状態で底部と非接触に設けられることが好ましい。
(3)前記緩衝部は、前記第一端縁部および前記第二端縁部の少なくとも一方の内面に貼り付けられる貼付端部を有することが好ましい。
(4)さらに、前記第一面部および前記第二面部と前記緩衝部とが別部材であることが好ましい。
(5)または、前記第一面部および前記第二面部と前記緩衝部とが一部材であることが好ましい。
(6)さらに、前記緩衝部は、前記第一端縁部および前記第二端縁部の何れか一方に対して折り返された状態で連設された連設端縁部を有することが好ましい。
(7)そのうえ、前記第一端縁部および前記第二端縁部の何れか他方から突出して設けられ、前記開口を開閉するフラップを備えることが好ましい。この場合の前記緩衝部は、前記フラップに貼り付けられるフラップ貼付端縁部を有することが好ましい。
(8)これに加えて、前記フラップの内面に設けられ、前記第一端縁部および前記第二端縁部の何れか一方に対して貼付される封緘用の接着部を備えることが好ましい。この場合の前記フラップ貼付端縁部の少なくとも一部は、前記接着部と前記フラップとの間に挟まれた状態で配置されることが好ましい。
(9)前記第一面部および前記第二面部ならびに前記緩衝部は、同一の材料から形成されることが好ましい。
(10)前記緩衝部は、前記第一端縁部と前記第二端縁部との間で二つ折りにされた状態で懸架されることが好ましい。
本件の包装袋によれば、物品を包装袋に入れることでシート状の緩衝部が伸びて、切れ込み部に対応する立体状の緩衝セルが出現し、これらの緩衝セルによって包装袋に緩衝性を持たせることができる。そのうえ、緩衝部がシート状であることから、エアクッションやフォーミングクッションなどの緩衝用の変形代が設けられた緩衝材が用いられた包装袋と比較して、未使用時における包装袋の嵩張りが抑えられる。
第一実施形態の説明図であり、未使用時の包装袋を示す斜視図である。 図1の縦断面図である。 第一実施形態の説明図であり、未伸張状態の緩衝部の要部を拡大して示す平面図である。 第一実施形態の説明図であり、使用時の包装袋を示す縦断面図である。 第一実施形態の説明図であり、伸張状態の緩衝部の要部を拡大して示す斜視図である。 図5のA−A断面を示す断面図である。 第一実施形態の説明図であり、包装袋の展開図である。(A)には本体袋(第一面部および第二面部ならびにフラップ)の展開図を示し、(B)には緩衝部の展開図を示す。 第二実施形態の説明図であり、未使用時の包装袋を示す斜視図である。 第二実施形態の説明図であり、包装袋の展開図である。
図面を参照して、実施形態としての包装袋について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
包装袋とは、物品を包装する袋である。本実施形態では、包装される物品を保護する緩衝部が本体袋に設けられた包装袋を説明する。この包装袋を構成する本体袋および緩衝部は、紙あるいは樹脂といった同一の材料から形成されることが好ましい。ただし、本体袋および緩衝部のそれぞれを異なる材料から形成してもよい。さらに、本実施形態では、包装袋に組み立てられるシート材についても説明する。
以下の実施形態では、開口が上向きに配置された状態の包装袋について述べる。なお、重力の作用方向を下方とし、下方の反対方向を上方とする。
また、水平面に載置された状態のシート材を述べる。このシート材については、水平方向において互いに直交するX方向およびY方向を用いて説明する。X方向およびY方向のそれぞれは、互いに反対向きの二方向に延びる。そこで、X方向およびY方向のそれぞれの向きについて、一方を下付きの添え字で「1」を付して示し、他方を下付きの添え字で「2」を付して示す。たとえば、X方向の一方をX1方向と示し、他方をX2方向と示す。
[I.第一実施形態]
[1.包装袋の構成]
まず、図1および図2を参照して、包装袋の本体袋10を説明する。
本体袋10は、フラップ19で開閉される開口9が上部に形成されたマチ無しの封筒型に設けられる。ここでは、本体袋10として角形封筒を例示するが、長形封筒や洋形封筒を本体袋に用いてもよい。
この本体袋10には、互いに対向する第一面部11と第二面部12とが設けられる。
これらの面部11,12は、本体袋10において開口9の下方に設けられた底部13と、この底部13と開口9とを結ぶように立設された二つの側部14,15とにおいて互いに連設される。また、第一面部11の上端縁部(第一端縁部)110が開口9の一側(図1では右上側)に配置され、第二面部12の上端縁部(第二端縁部)120が開口9の他側(図1では左下側)に配置される。
さらに、第一面部11には、上方に突出して設けられたフラップ19が連設される。
つぎに、包装袋の緩衝部20を説明する。
緩衝部20は、クッションペーパやハニーペーパなどとも称され、複数の切れ込み部23aが千鳥状に設けられたシート状の緩衝材である。
また、緩衝部20は、第一面部11の上端縁部110と第二面部12の上端縁部120との間に架け渡されて懸架される。
この緩衝部20は、面部11,12の上端縁部110,120に貼り付けられる貼付端部21,22と、これらの貼付端部21,22の間において吊り下げられた状態(懸架状態)で本体袋10の内部に設けられる本体部23との二種の部位に大別される。
ここでは、第一面部11の上端縁部110のうち内面111に対して第一貼付端部21が貼り付けられ、同様に、第二面部12の上端縁部120のうち内面121に対して第二貼付端部22が貼り付けられる。一方、本体部23は、何れの部位にも貼り付けられることはない。
また、緩衝部20に沿って第一貼付端部21と第二貼付端部22とを結ぶ懸架方向にお
いて中央の折線部230で二つ折りにされた状態の緩衝部20を例示する。
このように二つ折りにされた緩衝部20の本体部23は、図2に示すように、折線部230を挟んで第一貼付端部21側の第一本体部231と第二貼付端部22側の第二本体部232との二つの部位に大別される。
さらに、本体部23は、開口9から包装袋に入れられた物品1(図4参照)が載せられることで、物品1の重量によって伸張する。
つまり、物品1が包装袋に入れられる前(包装袋の未使用時)には緩衝部20が伸張していない状態(以下「未伸張状態」という)であり、物品1が包装袋に入れられた後(包装袋の使用時)には緩衝部20が伸張した状態(以下「伸張状態」という)となる。
このように緩衝部20を伸張可能とする構造は、本体部23に設けられる。
以下、未伸張状態の本体部23を説明し、その後に伸張状態の本体部23を説明する。
まず、図3を参照して、未伸張状態の本体部23を説明する。
本体部23には、多数の切れ込み部23aが切り込まれて形成されている。これらの切れ込み部23aは、緩衝部20のうち少なくとも本体部23に設けられている。
切れ込み部23aは、懸架方向(ここでは上下方向)に対して直交する方向(以下「幅方向」という)に延びている。
この切れ込み部23aは、幅方向に沿って断続的に並んで設けられている。すなわち、幅方向に隣接する切れ込み部23aどうしの間には、切り込まれていない非切れ込み部23bが設けられている。
切れ込み部23aの寸法を「L1」とし、非切れ込み部23bの寸法を「L2」とすれば、不等式1「L1>L2」が満たされる。
ここで、切れ込み部23aおよび非切れ込み部23bが幅方向に沿って交互に並んで設けられた一行の配向を第一パターンP1とする。また、第一パターンP1の切れ込み部23aおよび非切れ込み部23bとは半ピッチずらされて配置された切れ込み部23a′および非切れ込み部23b′が幅方向に沿って交互に並んで設けられた他行の配向を第二パターンP2とする。これらの第一パターンP1および第二パターンP2は、懸架方向に沿って
交互に並んで設けられる。
詳細に言えば、第一パターンP1における切れ込み部23aの幅方向中心Caと第二パターンP2における非切れ込み部23b′の幅方向中心Cb′とが懸架方向に沿って並んで配置される。同様に、第一パターンP1における非切れ込み部23bの幅方向中心Cbと第二パターンP2における切れ込み部23a′の幅方向中心Ca′とが懸架方向に沿って並んで配置される。
このような切れ込み部23a,23a′および非切れ込み部23b,23b′が設けられた本体部23を有する緩衝部20は、切れ込み部23a,23a′に対応した形状の刃部(カッタ)が外周に設けられたロータリダイカッタによって、切れ込まれていないシート材を回転しながら切り込むことで製造される。または、切れ込み部23a,23a′に対応した形状の刃部が設けられた平板ダイカッタによって、切り込まれていないシート材をプレスしながら切り込むことで、緩衝部20が製造される。
第一パターンP1の切れ込み部23aに対して懸架方向のうち一方(図3では上方)のシート片は、第二パターンP2の切れ込み部23a′および非切れ込み部23b′に対する位置によって第一片部31,第二片部32および第三片部33に大別される。
第一片部31は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち幅方向一方(図3では左方)と第二パターンP2の切れ込み部23a′のうち幅方向他方(図3では右方)とで挟まれる部位である。第二片部32は、第一パターンP1の切れ込み部23aの幅方向中央と第二パターンP2の非切れ込み部23b′とで挟まれる部位である。第三片部33は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち幅方向他方と第二パターンP2の切れ込み部23a′のうち幅方向一方とで挟まれる部位である。
また、第一パターンP1の切れ込み部23aに対して懸架方向のうち他方のシート片は、上記の片部31,32,33と同様に、第四片部34,第五片部35および第六片部36に大別される。
第四片部34は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち幅方向一方と第二パターンP2の切れ込み部23a′の幅方向他方とで挟まれる。第五片部35は、第一パターンP1の切れ込み部23aの幅方向中央と第二パターンP2の非切れ込み部23a′とで挟まれる。第六片部36は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち幅方向他方と第二パターンP2の切れ込み部23a′のうち幅方向一方とで挟まれる。
つづいて、図4,図5および図6を参照して、伸張状態の本体部23を説明する。
図4に示すように、伸張状態の本体部23は、非伸張状態の本体部23と比較して、懸架方向に伸びている。このときの本体部23では、懸架方向から面部11,12の厚み方向(非伸張状態における本体部23の厚み方向)へ片部31〜36(図5および図6参照)が立ち上がり、立ち上がった片部31〜36によって立体状の緩衝セル40が形成される。言い換えれば、一つの切れ込み部23aに対して周囲に配置された片部31〜36が立ち上がることで、一つの緩衝セル40が出現する。
詳細に言えば、図5に示すように、第一片部31に対応する第一壁部41,第二片部32に対応する第二壁部42,第三片部33に対応する第三壁部43,第四片部34に対応する第四壁部44,第五片部35に対応する第五壁部45および第六片部36に対応する第六壁部46が、六角筒の各側壁をなすように緩衝セル40において立設される。
なお、本体部23が破損しない範囲で幾何学的に最も伸張した状態(以下「最大伸張状態」という)では、第一壁部41および第四壁部44が同一平面に沿うとともに、第三壁部43および第六壁部46が他の同一平面に沿って第一壁部41および第四壁部44と対向する。そのため、最大伸張状態の緩衝セル40では、四角筒の各側壁をなすように壁部41〜46が立設される。
また、図4に示すように、伸張状態の緩衝部20は、本体袋10の底部13と非接触に設けられる。
具体的には、最大伸張状態の緩衝部20において最も下方に位置する折線部230と本体袋10の底部13とが接触しないように設けられる。言い換えれば、緩衝部20のうち貼付端部21,22の上端21a,22aと本体袋10の底部13との間の上下寸法を「M1」とし、上端21a,22aと最大伸張状態の緩衝部20における折線部230との間の上下寸法を「M2」とすれば、不等式2「M1>M2」が満たされる。
さらに、この不等式2を満たしたうえで「M2」をできるだけ大きく設定して「M1」に近づけることが好ましい。
逆に言えば、図2に示すように、最大伸張状態の緩衝部20が本体袋10の底部13と接触しないように、未伸張状態の緩衝部20における折線部230が本体袋10の底部13に対して予め所定寸法「M3」だけ上方に設けられている。すなわち、緩衝部20は、伸び代を見越して短く形成されている。
つづいて、図4を参照して、上記の非接触構造を実現するための緩衝部20の寸法の設定例を述べる。
緩衝部20におけるパターンP1,P2の行数を「N」とし、貼付端部21,22の上下寸法を「M4」とすれば、近似式3「M2−M4≒(L1−L2)×(N/4)」が成立する。
この近似式3の左辺は、最大伸張状態における第一本体部231または第二本体部232の上下寸法を表している。
一方、近似式3の右辺のうち(L1−L2)は、最大伸張状態における緩衝セル40一つあたりの懸架方向寸法、即ち、第一壁部41および第四壁部44の懸架方向の寸法を表している。
また、本体部23において緩衝セル40が懸架方向に並ぶ数がパターンP1,P2の行数の半数(N/2)であることから、近似式3の右辺のうち(N/4)は、第一本体部231または第二本体部232において緩衝セル40が懸架方向に並ぶ数を表している。
ここで、幅方向に延びる第二壁部42および第五壁部45の懸架方向寸法を無視すれば、第一本体部231または第二本体部232において緩衝セル40が懸架方向に並ぶ数(N/4)を、最大伸張状態における緩衝セル40一つあたりの懸架方向寸法(L1−L2)に乗算した値(近似式3の右辺)は、第一本体部231または第二本体部232の最大伸張状態における上下寸法に近似するものと言える。
そのため、切れ込み部23aあるいは非切れ込み部23bの幅方向寸法L1,L2やパターンP1,P2の行数、貼付端部21,22の上下寸法M4といった近似式3における各項に対応するパラメータを適宜設定することで、上記の非接触構造を設計することができる。
そのほか、緩衝部20の幅方向寸法は、面部11,12の幅方向寸法よりもやや小さく設けられている。
[2.シート材の構成]
つぎに、図7を参照して、上述した包装袋に組み立てられるシート材を説明する。
このシート材は、本体袋10に組み立てられる本体シート材10Sと、緩衝部に組み立てられる緩衝シート材20Sとの二部材から構成される。すなわち、包装袋は、第一面部11および第二面部12をもつ本体袋10と緩衝部20とが別部材であり、本体シート材10Sおよび緩衝シート材20Sの二部材どうしを貼り付けて組み立てられる。
以下、本体シート材10Sの構成を述べた後に、緩衝シート材20Sの構成を述べる。
〈本体シート材〉
図7(A)に示すように、本体シート材10Sには、X方向に延びる二本の横罫線RX1,RX2(折曲線)がY方向に並んで設けられ、Y方向に延びる二本の縦罫線RY1,RY2(折曲線)がX方向に並んで設けられている。横罫線RX1,RX2は、一方の第一横罫線RX1が他方の第二横罫線RX2よりもY1方向側に配置されている。また、縦罫線RY1,RY2は、一方の第一縦罫線RY1が他方の第二縦罫線RY2よりもX1方向側に配置されている。
これらの罫線RX1,RX2,RY1,RY2で本体シート材10Sが折り曲げられることによって、本体袋10が組み立てられる。
上記の罫線RX1,RX2,RY1,RY2は、第一面部11に対応する第一シート片11Sを区画する長方形の輪郭をなす。
この第一シート片11Sに対してY方向側には、第一横罫線RX1を介してY1方向側にフラップ19に対応するフラップシート片19Sが連設され、第二横罫線RX2を介してY2方向側に第二面部12に対応する第二シート片12Sが連設されている。
また、第一シート片11Sに対してX1方向側およびX2方向側のそれぞれには、糊代シート片18Sが縦罫線RY1,RY2を介して延設されている。糊代シート片18Sは、本体シート材10Sが第二横罫線RX2で折り曲げられたときに対面する第二シート片12Sの表面(第二面部12の内面に対応)に貼り付けられる。
さらに、第一シート片11SのうちY1方向側の端縁には、緩衝シート材20Sの貼り付けられる第一本体貼付領域110Sが設定されている。同様に、第二シート片12SのうちY2方向側の端縁には、緩衝シート材20Sの貼り付けられる第二本体貼付領域120Sが設定される。
〈緩衝シート材〉
図7(B)に示すように、緩衝シート材20SのY1方向側およびY2方向側の各端部には、本体貼付領域110S,120Sに貼り付けられる緩衝貼付領域21S,22Sが設定される。緩衝貼付領域21S,22Sは、上述した貼付端部21,22に対応する領域である。なお、緩衝貼付領域21S,22Sには、切れ込み部23aが設けられていない。
また、緩衝シート材20Sには、X方向に延びる第三横罫線RX3がY方向中央に設けられている。この第三横罫線RX3は、折線部230に対応する折曲線である。
この緩衝シート材20Sのうち緩衝貼付領域21S,22Sを除く領域には、本体部23に対応する本体シート片23Sが設けられている。この本体シート片23Sには、上述した切れ込み部23aが千鳥状に設けられている。
さらに、本体シート片23Sには、第三横罫線RX3に対してY1方向側に第一本体部231に対応する第一本体シート片231Sが設けられる。一方、第三横罫線RX3に対してY2方向側には、第二本体部232に対応する第二本体シート片232Sが設けられる。
[3.包装袋の使用手順]
つぎに、包装袋の使用方法を説明する。
図1および図2に示すように、はじめにフラップ19を開いて開口9を開放し、本体袋10を開封する。
それから、包装袋に物品1を入れて、緩衝部20の本体部23に物品1を載置または挿入する。このとき、図4に示すように、緩衝部20の本体部23が懸架方向に伸びることで、面部11,12の厚み方向へ切れ込み部23aが立ち上がり、図5および図6に示すように、本体部23に緩衝セル40が出現する。
そして、本体袋10における第二面部12の上端縁部120にフラップ19を貼り付けて、包装袋を封緘する。このとき、物品1が緩衝セル40で囲まれる。
[4.作用および効果]
本実施形態の包装袋は、上述のように構成されるため、以下のような作用および効果を得ることができる。
(1)包装袋に物品1を入れて緩衝部20の本体部23に載せることで、未伸張状態ではシート状の本体部23が伸び、伸張状態となった本体部23には、切れ込み部23aのそれぞれに対応する立体状の緩衝セル40が出現する。本体袋10の内部に出現した緩衝セル40で物品1が囲まれることにより、物品1の保護性を確保することができ、包装袋に緩衝性を持たせることができる。
そのうえ、未伸張状態の本体部23がシート状であることから、エアクッションやフォーミングクッション,片面段ボールといった緩衝用の変形代が設けられた緩衝材が用いられた包装袋と比較して、未使用時の包装袋の嵩張りを抑えることができる。
そのほか、従来の包装袋において本体袋とは別に緩衝材を設ける場合には、本体袋に対して緩衝材を固定するために、緩衝材の全体を本体袋に貼り付ける必要がある。これに対して、本包装袋では緩衝部20が懸架されているため、緩衝部20の一部を本体袋10に貼り付ければよく、接着材や粘着材の使用量を低減させることができる。
また、緩衝部20は、本体袋10の内部で伸びることによって緩衝機能を発揮することから、伸び代を見越して短く形成されている。そのため、平面状の材料シートを波打たせる加工(フルート加工)を施して製造される片面段ボールシートが緩衝材に用いられる包装袋と比較して、緩衝材の量あるいは重さを抑えることができる。
(2)伸張状態の緩衝部20が底部13と非接触に設けられているため、包装袋に入れられる物品1と本体袋10の底部13との接触(底付き)が抑えられ、物品1の保護性を高めることができる。
(3)緩衝部20の貼付端部21,22は、本体袋10の上端縁部110,120における内面111,121に貼り付けられる。そのため、貼付端部と本体部との間で緩衝部が山折りされて上端縁部110,120の外面に貼付端部が貼り付けられる包装袋に比較して、緩衝部20の材料の量や重さを抑えることができる。
そのほか、内面111,121に貼付端部21,22が貼り付けられることで、本体袋10のフラップ19と緩衝部20との干渉が防止され、開口9を円滑に開閉することができる。
(4)第一面部11,第二面部12およびフラップ19から構成される本体袋10ならびに緩衝部20が同一の材料から形成されるため、使用後の包装袋の処理性を向上させることができる。たとえば、包装袋を再生利用(リサイクル)あるいは廃棄する際に、材料ごとに分別する必要がなく、処理作業性を向上させることができる。本体袋10および緩衝部20が紙製であれば、古紙回収や可燃ごみに使用後の包装袋をそのまま出すことができる。
(5)緩衝部20が二つ折りにされた状態で懸架されるため、たとえば緩衝部が三つ以上に折られた状態で懸架される包装袋と比較して、未使用時の包装袋の厚みを抑えることができる。
具体的には、未使用時の包装袋において本体部23が設けられる箇所では、第一面部11,第一本体部231,第二本体部232,第二面部12の順に四つのシート片が積層される。これに対して、三つ以上に折られた緩衝部では、三つ以上の本体部が折り畳まれ、五つ以上のシート片が積層される。したがって、折り畳まれた本体部23の厚みが抑えられることで、包装袋の嵩張りを抑えることができる。
(6)そのほか、第一面部11および第二面部12をもつ本体袋10と緩衝部20とが別部材であることから、さまざまな形状や大きさの本体袋10に対して緩衝部20を貼り付けることができる。反対に、種々の大きさの緩衝部20を本体袋10に貼り付けることもできる。そのため、物品1の大きさや形状に応じた種々の包装袋を効率よく製袋することができる。
[II.第二実施形態]
つぎに、第二実施形態の包装袋を説明する。
本実施形態の包装袋は、第一実施形態の包装袋と異なり、本体袋と緩衝部とが一部材である点が異なる。なお、ここで説明する点を除いては、第一実施形態と同様の構成となっている。これらの構成については、同様の符号を付し、各部の説明を省略する。
[1.包装袋の構成]
以下、図8を参照して、本実施形態の包装袋を述べる。
本実施形態の包装袋では、本体袋10′に対して緩衝部20′が連設されている。
具体的に言えば、緩衝部20′のうち、懸架方向の一端側の縁部22′は、第二面部12′の上端縁部120′(第二端縁部)に対して折り返された状態で連設されている。このことから、以下の説明では、緩衝部20′の一端側の縁部22′を「連設端縁部22′」と呼ぶ。
一方、緩衝部20′のうち懸架方向の他端側の縁部21′が、第一面部11′の上端縁部110′(第一端縁部)ではなく、フラップ19′に対して貼り付けられている。このことから、以下の説明では、緩衝部20′の他端側の縁部21′を「フラップ貼付端縁部21′」と呼ぶ。
上記したように、緩衝部20′は、第二面部12′に対しては貼り付けられておらず、第一面部11′から突出して設けられたフラップ19′だけに貼り付けられている。この緩衝部20′は、端縁部21′,22′どうしの間は折線部230′で折り曲げられている。
そのほか、本体袋10′は、面部11′,12′のうち上下に延びて対面する側縁部112′,122′どうしが貼り合わせられている。
[2.シート材の構成]
つぎに、図9を参照して、上述した包装袋に組み立てられるシート材を説明する。
本実施形態のシート材は、第一実施形態で上述したシート材10S,20Sと異なり、一部材で構成される。
このシート材には、X方向に延びる五本の横罫線RX1′,RX2′,RX3′,RX4′,RX5′(折曲線)がY方向に並んで設けられている。具体的には、Y1方向側からY2方向側へ向けて、第一横罫線RX1′,第二横罫線RX2′,第三横罫線RX3′,第四横罫線RX4′,第五横罫線RX5′がこの順に配置される。これらの横罫線RX1′,RX2′,RX3′,RX4′,RX5′でシート材が折り曲げられることによって、包装袋が組み立てられる。
第一横罫線RX1′に対してY1方向側には、フラップ19に対応するフラップシート片19S′が設けられる。また、第一横罫線RX1′に対してY2方向側かつ第二横罫線RX2′に対してY1方向側には、第一面部11′に対応する第一シート片11S′が設けられている。さらに、第二横罫線RX2′に対してY2方向側かつ第三横罫線RX3′に対してY1方向側には、第二面部12′に対応する第二シート片12S′が設けられている。そのうえ、第三横罫線RX3′に対してY2方向側には、緩衝部20′に対応する緩衝シート片20S′が設けられている。
この緩衝シート片20S′のうちY1方向側の端縁部には、連設端縁部22′に対応する連設領域22R′が設定される。一方、緩衝シート片20S′のうちY2方向側の端縁部には、フラップ貼付端縁部21′に対応するフラップ貼付領域21R′が設定される。
このフラップ貼付領域21R′には、第五横罫線RX5′を介してY1方向側に緩衝シート片20S′の他部が連設され、この他部のY方向中央に第四横罫線RX4′が設けられている。この第四横罫線RX4′は、折線部230′に対応する折曲線である。また、第五横罫線RX5′は、包装袋に組み立てられた状態で第一横罫線RX1′と重ね合わせられ、フラップ19の開閉にともなって折り曲げられる折曲線である。
そのほか、第一シート片11S′および第二シート片12S′のX方向端縁のそれぞれには、側縁部112′,122′に対応する側縁領域112R′,122R′が設定されている。
また、フラップシート片19S′のうちY2方向側には、フラップ貼付領域21R′が貼り付けられる対応貼付領域191R′が設定されている。
[3.作用および効果]
本実施形態の包装袋は、上述のように構成されるため、第一実施形態の作用および効果のうち、本体袋10と緩衝部20とが別部材であることによる作用および効果を除いて、第一実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。そのうえ、以下のような作用および効果を得ることができる。
(1)第一面部11′および第二面部12′をもつ本体袋10′と緩衝部20′とが一部材であることから、二部材からなる第一実施形態の包装袋と比較して、作業コストや材料コストを低減させることができ、包装袋の製袋性を高めることができる。
(2)具体的には、緩衝部20′の連設端縁部22′が第二面部12′の上端縁部120′に対して折り返された状態で連設されることから、第一実施形態の包装袋の製袋で必要とされる第二貼付端部22を省略することができ、この第二貼付端部22の貼付作業も省略することができる。
(3)第一実施形態の包装袋では、第一面部11および第二面部12で囲まれる空間の内部で第一貼付端部21が貼り付けられる。これに対して、緩衝部20′のフラップ貼付端縁部21′がフラップ19′に対して貼り付けられることから、第一面部11′および第二面部12′で囲まれる空間の外部でフラップ貼付端縁部21′を貼り付けることができる。そのため、本体袋10′に対する緩衝部20′の貼付作業性を向上させることができ、包装袋の製袋性を高めることができる。
たとえば、包装袋に感熱性の接着剤が塗布されている場合には、フラップ貼付端縁部21′やフラップ19′などの貼付箇所が加熱されることで貼り付け作業が実施される。仮に、面部で囲まれる空間の内部に緩衝部の貼り付け箇所が設定されていると、この貼付箇所への加熱時に緩衝部を面部に貼り付けるだけでなく、面部どうしの貼り付きを招くおそれがある。このような不要な箇所の貼り付きは、製袋性を低下させる。これに対し、フラップ19′に対してフラップ貼付端縁部21′を貼り付けることで、不要な貼り付きを防ぎつつ、製袋性を高めることができる。
[III.その他]
最後に、本実施形態のその他の変形例について述べる。
たとえば、切れ込み部および非切れ込み部は、幅方向に延びる配向に限らず、少なくとも懸架方向に対して交差する方向に延びていればよい。このような配向により、緩衝部を懸架方向に伸張させることができる。
そのほか、本体袋には、フラップが設けられたマチ無しの封筒型に限らず、たとえば角底袋,ガセット袋,ピロー袋、スタンディングパウチといったさまざまな型式の袋を用いることができ、マチ付きの袋やフラップ無しの袋を用いてもよい。
フラップ無しの袋が本体袋に用いられる場合には、貼付端部と本体部との間で緩衝部が山折りされて、上端縁部の外面に貼付端部が貼り付けられてもよい。このときには、面部に引っ掛かるようにして緩衝部が懸架されることで、本体袋に対して確実に緩衝部を取り付けることができ、緩衝部の耐荷重を高めることができる。
なお、緩衝部に設けられた二つの貼付端部うち一方を本体袋の内面に貼り付け、他方を外面に貼り付けてもよい。
そのほか、図8および図9に二点鎖線で示すように、本実施形態のフラップ19′の内面やこれに対応するフラップシート片19S′の表面には、第二面部12′の上端縁部120′の外面に対して貼り付けられる封緘用の両面テープ30′(接着部)が設けられてもよい。この場合には、フラップ19′やフラップシート片19S′と両面テープ30′の一部とでフラップ貼付端縁部21′やフラップ貼付領域21R′の一部が挟まれた状態で、両面テープ30′が貼り付けられることが好ましい。
上記したように、フラップ貼付端縁部21′が両面テープ30′の一部に重畳して配置されることで、包装袋を容易に封緘することができるうえに、フラップ貼付端縁部21′をフラップ19′に対して両面テープ30′で確実に貼付することができる。これは、フラップ19′からのフラップ貼付端縁部21′の剥離を抑えることにも寄与する。
あるいは、両面テープ30′に替えて、グラシンテープやアラビア糊を封緘用の接着部に用いてもよい。この場合にも、フラップ貼付端縁部21′の確実な貼付および剥離の抑制が可能となる。
なお、図8および図9に例示する包装袋に限らず、フラップ貼付端縁部21′を省略して、緩衝部における懸架方向端部を第一面部の上端縁部に貼り付けてもよい。
[シート材について]
第一実施形態の本体シート材および緩衝シート材や第二実施形態のシート材に使用可能なシート材としては、使用時に破損しない程度の強度を有するシート状の材料であれば、特に限定されるものではない。たとえば、上質紙,中質紙,アート紙,コート紙,キャストコート紙,クラフト紙,クルパック紙,ライナーといった紙や板紙をはじめ、スパンボンドやスパンレースなどの不織布,合成紙,フィルムなどのプラスチックシートなどをシート材に使用することができる。また、これらを積層したもの(たとえば、積層紙や段ボール,ラミネート紙など)もシート材に使用可能である。なかでも、紙や板紙は古紙を再生することが容易であるため、シート材に用いるのが好適である。特に、クラフト紙,クルパック紙,板紙は、強度が優れるため、シート材に用いるのが好ましい。なお、シート材には、耐水性や印刷適性の付与、強度の向上といった目的で片面あるいは両面に塗工層が設けられていてもよい。
[接着剤等について]
本体シート材を袋状にする際や緩衝シート材を本体シート材に接合する際の貼り付けには、公知の粘着剤や接着剤(以下まとめて「接着剤等」という)を用いることができる。シート材や包装袋に接着剤等を塗布または印刷により予め付与してもよく、テープ状の接着剤等をシート材や包装袋に付与してもよく、貼り付け直前に刷毛などの手段で接着剤等をシート材や包装袋に付与してもよい。
特に、本体シート材の内側となる面に、ポリエチレン樹脂などの熱可塑性樹脂を用いたヒートシール接着剤を設けておき、ヒートシール接着剤を付与した面どうしを対向させ、熱圧をかけることにより接合したものは、強固な接着力が得られることから、シート材や包装袋の接着剤等に用いることが好ましい。また、緩衝シート材の本体シート材側の面にヒートシール接着剤を設けておくと、接合部を熱圧処理することで包装袋を製造することができる。
包装袋に物品を挿入した後に開口部の封止が必要な場合には、フラップを有する包装袋においては、フラップを用いて、第二面部の上端縁部に上記した接着剤等を用いて封止することが好ましい。フラップの無い包装袋においては、第一面部の上端縁部と第二面部の上端縁部を上記した接着剤等で封止することが好ましい。
なお、接着剤等に替えてまたは加えて、ステープルなどの手段を採用することも可能である。
1 物品
9 開口
10 本体袋
11 第一面部
110 上端縁部(第一端縁部)
111 内面
12 第二面部
120 上端縁部(第二端縁部)
121 内面
13 底部
14,15 側部
19 フラップ
20 緩衝部
21 第一貼付端部
21a 上端
22 第二貼付端部
22a 上端
23 本体部
230 折線部
231 第一本体部
232 第二本体部
23a,23a′ 切れ込み部
23b,23b′ 非切れ込み部
31,32,33,34,35,36 片部
40 緩衝セル
41,42,43,44,45,46 壁部
a,Ca′ 切れ込み部23a,23a′の幅方向中心
b,Cb′ 非切れ込み部の23b,23b′幅方向中心
1 切れ込み部23a,23a′の幅方向寸法
2 非切れ込み部23b,23b′の幅方向寸法
1 上端21a,22aと本体袋20の底部13との間の上下寸法
2 上端21a,22aと最大伸張状態の折線部230との間の上下寸法
3 底部13に対する未伸張状態の折線部230の上下寸法
4 貼付端部21、22の上下寸法
N パターンP1,P2の行数
1 第一パターン
2 第二パターン

Claims (3)

  1. 開口の一側に配置された第一端縁部を有する第一面部と、前記開口の他側に配置された第二端縁部を有し、前記第一面部と対向する第二面部と、を有し、前記開口の下方に底部の設けられた本体袋と、
    前記第一端縁部と前記第二端縁部との間に懸架され、懸架方向に交差する方向に延びる複数の切れ込み部が千鳥状に設けられ、前記切れ込み部どうしの間に非切れ込み部が設けられ、前記切れ込み部および前記非切れ込み部が前記懸架方向に交差する方向に沿って交互に並んで設けられた一行の配向である第一パターンと前記第一パターンの前記切れ込み部および前記非切れ込み部とは半ピッチずらされて配置された前記切れ込み部および前記非切れ込み部が前記懸架方向に交差する方向に沿って交互に並んで設けられた他行の配向である第二パターンとが前記懸架方向に沿って交互に並んで設けられた伸張可能なシート状の緩衝部とを備え
    前記緩衝部は、前記第一端縁部および前記第二端縁部の内面に貼り付けられる貼付端部を有し、前記第一端縁部と前記第二端縁部との間の折線部で二つ折りにされた状態で懸架され、伸張した状態で前記底部と非接触に設けられ、
    下記の条件式1〜3の何れをも満たす
    ことを特徴とする包装袋。
    〔条件式〕
    式1 L 1 >L 2
    式2 M 1 >M 2
    式3 M 2 −M 4 ≒(L 1 −L 2 )×(N/4)
    ここで、
    1 :前記切れ込み部の寸法
    2 :前記非切れ込み部の寸法
    1 :前記緩衝部のうち前記貼付端部の上端と前記本体袋の前記底部との間の上下寸法
    2 :前記緩衝部のうち前記貼付端部の上端と最大伸張状態の前記緩衝部における前記折線部との間の上下寸法
    4 :前記緩衝部のうち前記貼付端部の上下寸法
    N:緩衝部における前記第一パターンおよび前記第二パターンの行数
  2. 前記本体袋と前記緩衝部とが別部材である
    ことを特徴とする請求項に記載された包装袋。
  3. 前記第一面部および前記第二面部ならびに前記緩衝部は、同一の材料から形成された
    ことを特徴とする請求項1または2に記載された包装袋。
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