JP6973548B2 - 包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を包装する袋を製造する方法に関する。
従来、包装される物品を保護するために、複数の空気室が設けられたエアクッションや発泡形成されたフォームクッションといったマット状の緩衝材で内装された包装袋が開発されている。たとえば、内装のエアクッションを外装の袋に貼り付ける製袋方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004-26160号公報
ところで、マット状の緩衝材に限らず、シート状の緩衝材も知られている。具体的には、同方向に沿って複数の切れ込み部が千鳥状に配置されたシート状の緩衝材(「クッションペーパー」や「ハニーペーパー」などとも称される)が知られている。この緩衝材は、切れ込み部の延在方向に対して交差する方向に伸張されることで、切れ込み部周辺のシート片が立ち上がり、伸張前の厚み方向に緩衝代が形成される。
しかしながら、上述したような厚み方向の緩衝代が予め設けられたマット状の緩衝材を用いた包装袋の製法は、緩衝代を形成するための緩衝材の伸張が考慮されていないため、シート状の緩衝材を用いた包装袋の製造にそのまま適用することはできない。
本件は、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、伸張されることで緩衝代が出現するシート状の緩衝材を用いた包装袋を製造できるようにすることを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
ここで開示する包装袋の製造方法は、互いに対向する二つの面部と前記面部の縦方向の各一端縁部で形成される開口と前記面部の前記縦方向の各他端縁部で形成される底部とをもつ袋状の外装体となるシート状の外装材を供給する第一供給工程と、前記第一供給工程で供給された前記外装材の一方の前記面部を横方向に沿う折部で折り曲げる第一折曲工程と、所定方向に沿って延在する複数の切れ込み部が千鳥状に設けられ、前記外装体に内装される内装体となるシート状の内装材を前記所定方向と交差する方向へ伸張することなく供給する第二供給工程と、前記第一折曲工程で折り曲げられた前記面部と他方の前記面部とが重ねられるとともに二つの前記面部の前記一端縁部の間に前記折部が配置された状態で、前記一端縁部の夫々に設定された外装端縁領域と前記第二供給工程で供給された前記内装材の前記所定方向に交差する方向の両端縁部に設定された内装端縁領域とを貼り合わせる貼合工程と、前記貼合工程の実施後に前記折部を平面状に戻すとともに前記内装材を前記所定方向に沿う折線部で折り曲げて、二つの前記面部の間に前記内装材を介在させる折戻工程とを含む。
本件の包装袋を製造する方法によれば、内装材の伸長が考慮され、外装材の一方の面部を折り曲げたうえで内装材と貼り合せることにより、伸張されることで緩衝代が出現するシート状の内装材を用いた包装袋を製造することができる。
未使用時の包装袋を示す斜視図である。 図1の縦断面図である。 未伸張状態の緩衝部の要部を拡大して示す平面図である。 使用時の包装袋を示す縦断面図である。 伸張状態の緩衝部の要部を拡大して示す斜視図である。 図5のA−A断面を示す断面図である。 一実施形態に係る包装袋を構成するシート材の平面図である。(A)には本体袋を構成するシート材の平面図を示し、(B)には(A)のシート材がZ字状に折り畳まれた状態の平面図を示し、(C)には緩衝部を構成するシート材の平面図を示す。 一実施形態に係る包装袋の製造方法を説明する模式図である。(A)には第一供給工程および折曲工程を示し、(B)には付与工程を示し、(C)には第二供給工程および接着工程を示し、(D)および(E)には折戻工程を示し、(F)には他の製袋工程を示す。 一実施形態に係る包装袋の製造手順を説明するフローチャートである。 一変形例に係る包装袋の本体袋を構成するシート材の平面図である。(A)には各シート材の平面図を示し、(B)には(A)の一方のシート材が折り曲げられたうえで他方のシート材に重ねられた状態の平面図を示す。 一変形例に係る包装袋の製造方法を説明する模式図である。(A)には第一供給工程および第一折曲工程ならびに配置工程を示し、(B)には第二供給工程を示し、(C)には熱圧着工程を示し、(D)には折戻工程を示し、(E)および(F)には他の製袋工程を示す。 一変形例に係る包装袋の製造手順を説明するフローチャートである。
図面を参照して、包装袋の製造方法に関する実施形態としての包装袋について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
包装袋とは、物品を包装する袋である。本実施形態では、包装される物品を保護する緩衝部が本体袋に設けられた包装袋を説明する。この包装袋を構成する本体袋(外装体)および緩衝部(内装体)は、クラフト紙、上質紙、中質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、インクジェット記録紙、クルパック紙、ライナー、白板紙などの紙や板紙、これらの紙の片面あるいは両面にポリエチレン樹脂などの熱可塑性樹脂をラミネートしたラミネート紙、スパンボンドやスパンレースなどの不織布、合成紙やフィルムなどのプラスチックシートなどのシート材から形成でき、特にクラフト紙やクルパック紙を用いることが好ましい。
本体袋および緩衝部は、紙あるいは樹脂といった同一の材料から形成られることが好ましい。ただし、本体袋および緩衝部のそれぞれを異なる材料から形成してもよい。
本実施形態では、はじめに製造対象の包装袋を説明し、包装袋へ組み立てられるシート材を説明する。その後に、包装袋の製造方法を説明する。
包装袋の説明では、開口が上向きに配置された状態の包装袋について述べる。なお、重力の作用方向を下方とし、下方の反対方向を上方とする。
シート材の説明では、水平面に載置された状態のシート材を述べる。このシート材については、水平方向において互いに直交するX方向(横方向)およびY方向(縦方向)を用いて説明する。X方向およびY方向のそれぞれは、互いに反対向きの二方向に延びる。そこで、X方向およびY方向のそれぞれの向きについて、一方を下付きの添え字で「1」を付して示し、他方を下付きの添え字で「2」を付して示す。たとえば、X方向の一方をX1方向と示し、他方をX2方向と示す。
包装袋の製造方法では、緩衝部となる内装材として用いられる帯状の連続体が繰り出される形態を例示する。この繰出方向については、連続体の長手方向(帯の延びる方向)と一致し、MD方向と呼ぶ。このMD方向に直交する方向については、連続体の帯幅方向と一致し、CD方向と呼ぶ。
[1.包装袋の構成]
まず、図1および図2を参照して、包装袋の本体袋10を説明する。
本体袋10は、フラップ19で開閉される開口9が上部に形成されたマチ無しの封筒型に設けられる。ここでは、本体袋10として角形封筒を例示するが、長形封筒や洋形封筒あるいは規格外の封筒を本体袋に用いてもよい。
この本体袋10には、互いに対向する第一面部11と第二面部12とが設けられる。
これらの面部11,12は、本体袋10において開口9の下方に設けられた底部13と、この底部13と開口9とを結ぶように立設された二つの側部14,15とにおいて互いに連設される。また、第一面部11の上端縁部(一端縁部)110が開口9の一側(図1では右上側)に配置され、第二面部12の上端縁部(一端縁部)120が開口9の他側(図1では左下側)に配置される。開口9は、第一面部11の上端縁部110と第二面部12の上端縁部120とで区画形成される。また、底部13は、第一面部11の下端縁部(他端縁部)130と第二面部12の下端縁部(他端縁部)140とが連設されて形成される。
さらに、第一面部11には、上方に突出して設けられたフラップ19が連設される。
つぎに、包装袋の緩衝部20を説明する。
緩衝部20は、クッションペーパーやハニーペーパーなどとも称され、複数の切れ込み部23aが千鳥状に設けられたシート状の緩衝材である。
また、緩衝部20は、本体袋10に内装され、第一面部11の上端縁部110と第二面部12の上端縁部120との間に架け渡されて懸架される。
この緩衝部20は、面部11,12の上端縁部110,120に貼り付けられる貼付端部21,22と、これらの貼付端部21,22の間において吊り下げられた状態(懸架状態)で本体袋10の内部に設けられる本体部23との二種の部位に大別される。
ここでは、第一面部11の上端縁部110のうち内面111に対して第一貼付端部21が貼り付けられ、同様に、第二面部12の上端縁部120のうち内面121に対して第二貼付端部22が貼り付けられる。一方、本体部23は、何れの部位にも貼り付けられることはない。
また、緩衝部20に沿って第一貼付端部21と第二貼付端部22とを結ぶ懸架方向において中央の折線部230で二つ折りにされた状態の緩衝部20を例示する。
このように二つ折りにされた緩衝部20の本体部23は、図2に示すように、折線部230を挟んで第一貼付端部21側の第一本体部231と第二貼付端部22側の第二本体部232との二つの部位に大別される。
さらに、本体部23は、開口9から包装袋に入れられた物品1(図4参照)が載せられることで、物品1の重量によって伸張する。
つまり、物品1が包装袋に入れられる前(包装袋の未使用時)には緩衝部20が伸張していない状態(以下「未伸張状態」という)であり、物品1が包装袋に入れられた後(包装袋の使用時)には緩衝部20が伸張した状態(以下「伸張状態」という)となる。
このように緩衝部20を伸張可能とする構造は、本体部23に設けられる。
以下、未伸張状態の本体部23を説明し、その後に伸張状態の本体部23を説明する。
まず、図3を参照して、未伸張状態の本体部23を説明する。
本体部23には、多数の切れ込み部23aが切り込まれて形成されている。これらの切れ込み部23aは、緩衝部20のうち少なくとも本体部23に設けられている。
切れ込み部23aは、懸架方向(ここでは上下方向)に対して直交する方向(以下「幅方向」という)に延びている。
この切れ込み部23aは、幅方向に沿って断続的に並んで設けられている。すなわち、幅方向に隣接する切れ込み部23aどうしの間には、切り込まれていない非切れ込み部23bが設けられている。
切れ込み部23aの幅方向寸法は、非切れ込み部23bの幅方向寸法よりも大きく設定されている。すなわち、切れ込み部23aの寸法を「L1」とし、非切れ込み部23bの寸法を「L2」とすれば、不等式1「L1>L2」が満たされる。
ここで、切れ込み部23aおよび非切れ込み部23bが幅方向に沿って交互に並んで設けられた一行の配置を第一パターンP1とする。また、第一パターンP1の切れ込み部23aおよび非切れ込み部23bとは半ピッチずらされて配置された切れ込み部23a′および非切れ込み部23b′が幅方向に沿って交互に並んで設けられた他行の配置を第二パターンP2とする。これらの第一パターンP1および第二パターンP2は、懸架方向に沿って交互に並んで設けられる。
詳細に言えば、第一パターンP1における切れ込み部23aの幅方向中心Caと第二パターンP2における非切れ込み部23b′の幅方向中心Cb′とが懸架方向に沿って並んで配置される。同様に、第一パターンP1における非切れ込み部23bの幅方向中心Cbと第二パターンP2における切れ込み部23a′の幅方向中心Ca′とが懸架方向に沿って並んで配置される。
このような切れ込み部23a,23a′および非切れ込み部23b,23b′が設けられた本体部23を有する緩衝部20は、切れ込み部23a,23a′に対応した形状の刃部(カッタ)が外周に設けられたロータリダイカッタによって、切れ込まれていないシート材を回転しながら切り込むことで製造される。または、切れ込み部23a,23a′に対応した形状の刃部が設けられた平板ダイカッタによって、切り込まれていないシート材をプレスしながら切り込むことで、緩衝部20が製造される。
第一パターンP1の切れ込み部23aに対して懸架方向のうち一方(図3では上方)のシート片は、第二パターンP2の切れ込み部23a′および非切れ込み部23b′に対する位置によって第一片部31,第二片部32および第三片部33に大別される。
第一片部31は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち幅方向一方(図3では左方)と第二パターンP2の切れ込み部23a′のうち幅方向他方(図3では右方)とで挟まれる部位である。第二片部32は、第一パターンP1の切れ込み部23aの幅方向中央と第二パターンP2の非切れ込み部23b′とで挟まれる部位である。第三片部33は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち幅方向他方と第二パターンP2の切れ込み部23a′のうち幅方向一方とで挟まれる部位である。
また、第一パターンP1の切れ込み部23aに対して懸架方向のうち他方のシート片は、上記の片部31,32,33と同様に、第四片部34,第五片部35および第六片部36に大別される。
第四片部34は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち幅方向一方と第二パターンP2の切れ込み部23a′の幅方向他方とで挟まれる。第五片部35は、第一パターンP1の切れ込み部23aの幅方向中央と第二パターンP2の非切れ込み部23b′とで挟まれる。第六片部36は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち幅方向他方と第二パターンP2の切れ込み部23a′のうち幅方向一方とで挟まれる。
つづいて、図4,図5および図6を参照して、伸張状態の本体部23を説明する。
図4に示すように、伸張状態の本体部23は、非伸張状態の本体部23と比較して、懸架方向に伸びている。このときの本体部23では、懸架方向から面部11,12の厚み方向(非伸張状態における本体部23の厚み方向)へ片部31〜36(図5および図6参照)が立ち上がり、立ち上がった片部31〜36によって立体状の緩衝セル40が形成される。言い換えれば、一つの切れ込み部23aに対して周囲に配置された片部31〜36が立ち上がることで、一つの緩衝セル40が出現する。
詳細に言えば、図5に示すように、第一片部31に対応する第一壁部41,第二片部32に対応する第二壁部42,第三片部33に対応する第三壁部43,第四片部34に対応する第四壁部44,第五片部35に対応する第五壁部45および第六片部36に対応する第六壁部46が、六角筒の各側壁をなすように緩衝セル40において立設される。
なお、本体部23が破損しない範囲で幾何学的に最も伸張した状態(以下「最大伸張状態」という)では、第一壁部41および第四壁部44が同一平面に沿うとともに、第三壁部43および第六壁部46が他の同一平面に沿って第一壁部41および第四壁部44と対向する。そのため、最大伸張状態の緩衝セル40では、四角筒の各側壁をなすように壁部41〜46が立設される。
上記したように、伸張された後の本体部23は、伸長される前の本体部23がシート状をなすのに対し、このシート状よりも厚みを増した状態(以下「マット状」という)をなす。このように厚み方向の寸法が確保されたマット状の本体部23には、緩衝用の変形代、すなわち、緩衝代が形成される。このように、未伸張状態から伸張状態となった本体部23の形態は、伸張することでシート状からマット状に変化する。なお、基本的には、シート状からマット状に変化した本体部23が再びシート状となることはなく、復元力で僅かに復元するだけで不可逆的に本体部23の形態が変化する。
また、図4に示すように、伸張状態の緩衝部20は、本体袋10の底部13と非接触に設けられる。
具体的には、最大伸張状態の緩衝部20において最も下方に位置する折線部230と本体袋10の底部13とが接触しないように設けられる。言い換えれば、緩衝部20のうち貼付端部21,22の上端21a,22aと本体袋10の底部13との間の上下寸法を「M1」とし、上端21a,22aと最大伸張状態の緩衝部20における折線部230との間の上下寸法を「M2」とすれば、不等式2「M1>M2」が満たされる。
さらに、この不等式2を満たしたうえで「M2」をできるだけ大きく設定して「M1」に近づけることが好ましい。
逆に言えば、図2に示すように、最大伸張状態の緩衝部20が本体袋10の底部13と接触しないように、未伸張状態の緩衝部20における折線部230が本体袋10の底部13に対して予め所定寸法「M3」だけ上方に設けられている。すなわち、緩衝部20は、伸び代を見越して短く形成されている。
つづいて、図4を参照して、上記の非接触構造を実現するための緩衝部20の寸法の設定例を述べる。
緩衝部20におけるパターンP1,P2の行数を「N」とし、貼付端部21,22の上下寸法を「M4」とすれば、近似式3「M2−M4≒(L1−L2)×(N/4)」が成立する。
この近似式3の左辺は、最大伸張状態における第一本体部231または第二本体部232の上下寸法を表している。
一方、近似式3の右辺のうち(L1−L2)は、最大伸張状態における緩衝セル40一つあたりの懸架方向寸法、即ち、第一壁部41および第四壁部44の懸架方向の寸法を表している。
また、本体部23において緩衝セル40が懸架方向に並ぶ数がパターンP1,P2の行数の半数(N/2)であることから、近似式3の右辺のうち(N/4)は、第一本体部231または第二本体部232において緩衝セル40が懸架方向に並ぶ数を表している。
ここで、幅方向に延びる第二壁部42および第五壁部45の懸架方向寸法を無視すれば、第一本体部231または第二本体部232において緩衝セル40が懸架方向に並ぶ数(N/4)を、最大伸張状態における緩衝セル40一つあたりの懸架方向寸法(L1−L2)に乗算した値(近似式3の右辺)は、第一本体部231または第二本体部232の最大伸張状態における上下寸法に近似するものと言える。
そのため、切れ込み部23aあるいは非切れ込み部23bの幅方向寸法L1,L2やパターンP1,P2の行数、貼付端部21,22の上下寸法M4といった近似式3における各項に対応するパラメータを適宜設定することで、上記の非接触構造を設計することができる。
[2.シート材の構成]
つぎに、図7を参照して、上述した包装袋に組み立てられるシート材を説明する。
このシート材は、本体袋10に組み立てられる本体シート材10Sと、緩衝部20に組み立てられる緩衝シート材20Sとの二部材から構成される。すなわち、包装袋は、第一面部11および第二面部12をもつ本体袋10と緩衝部20とが別部材であり、本体シート材10Sおよび緩衝シート材20Sの二部材どうしを貼り付けて組み立てられる。
以下、本体シート材10Sの構成を述べた後に、緩衝シート材20Sの構成を述べる。
〈本体シート材〉
図7(A)に示すように、本体シート材10Sには、X方向に延びる三本の横罫線RX1,RX2,RX3(折曲線)がY方向に並んで設けられ、Y方向に延びる二本の縦罫線RY1,RY2(折曲線)がX方向に並んで設けられている。横罫線RX1,RX2,RX3は、Y2方向に向かってこの順で配置されている。すなわち、第一横罫線RX1よりも第二横罫線RX2がY2方向側に配置され、第二横罫線RX2よりも第三横罫線RX3がY2方向側に配置されている。また、縦罫線RY1,RY2は、一方の第一縦罫線RY1が他方の第二縦罫線RY2よりもX1方向側に配置されている。
三本の横罫線RX1,RX2,RX3のうち、第一横罫線RX1は本体袋10を封緘するための折曲線であり、第二横罫線RX2は本体シート材10Sを袋状に組み立てるための折曲線である。一方、第三横罫線RX3は本体シート材10Sを緩衝シート材20Sと貼り合せやすくするための折曲線である。第三横罫線RX3は、本体シート材10Sの組立に必須の構成ではないものの、包装袋の製造を容易にする機能をもつ。
本体シート材10Sは、第二横罫線RX2と二本の縦罫線RY1,RY2とで折り曲げられることによって本体袋10に組み立てられ、第一横罫線RX1で折り曲げられることによって開口9が封鎖される。なお、第二横罫線RX2は、本体袋10の底部13(図1および図2参照,開口9に対向する部位)に対応する折曲線である。
第一横罫線RX1および第二横罫線RX2と二本の縦罫線RY1,RY2とは、第一面部11に対応する第一シート片11Sを区画する長方形の輪郭をなす。
この第一シート片11Sに対してY方向側には、第一横罫線RX1を介してY1方向側にフラップ19に対応するフラップシート片19Sが連設され、第二横罫線RX2を介してY2方向側に第二面部12に対応する第二シート片12Sが連設されている。
第二シート片12Sには、第三横罫線RX3に対してY1方向側に内側第二シート片121Sが設けられ、第三横罫線RX3に対してY2方向側に外側第二シート片122Sが設けられる。
また、第一シート片11Sに対してX1方向側およびX2方向側のそれぞれには、糊代シート片18Sが縦罫線RY1,RY2を介して連設されている。糊代シート片18Sは、本体シート材10Sが第二横罫線RX2で折り曲げられたときに対面する第二シート片12Sの表面(第二面部12の外面に対応)に貼り付けられる。
さらに、第一シート片11SのうちY1方向側の端縁には、緩衝シート材20Sの貼り付けられる第一本体貼付領域110Sが設定されている。同様に、第二シート片12SのうちY2方向側の端縁(すなわち、外側第二シート片122SのY2方向側の端縁)には、緩衝シート材20Sの貼り付けられる第二本体貼付領域120Sが設定される。本体貼付領域110S,120Sは、上述した面部11,12の上端縁部110,120の内面111,121に対応する領域である。すなわち、本体貼付領域110S,120Sは、第一シート片11Sおよび第二シート片12Sの表面のうち、本体袋10で内側となる表面に設けられる。
本体シート材10Sは、包装袋の製造過程において、第二横罫線RX2と第三横罫線RX3とで互いに逆方向に折り曲げられることにより、X方向から見てZ字状となるように折り畳まれる。図7(B)に示すように、Z字状に折り畳まれた状態の本体シート材10Sでは、第一シート片11S,内側第二シート片121Sおよび外側第二シート片122Sがこの順で重なって配置される。
また、このようにZ字状に折り畳まれた本体シート材10Sでは、Y方向に互いに離隔する本体貼付領域110S,120S間の略中間部に、第三横罫線RX3に対応する折部16が形成される。折部16は、第二シート片12Sの表面のうち、本体袋10で内側となるとなる面(第二面部12の内面)が山折りされた部分である。
本体シート材10SがZ字状に折り畳まれた状態では、折り畳まれていない(展開された)状態と比べて、本体貼付領域110S,120S間の寸法L3が短くなる。
〈緩衝シート材〉
図7(C)に示すように、緩衝シート材20SのY1方向側およびY2方向側の各端部には、本体貼付領域110S,120S(外装端縁領域)に貼り付けられる緩衝貼付領域21S,22S(内装端縁領域)が設定される。緩衝貼付領域21S,22Sは、上述した緩衝部20の貼付端部21,22に対応する領域である。なお、緩衝貼付領域21S,22Sには、切れ込み部23aが設けられていない。
また、緩衝シート材20Sには、X方向(所定方向)に延びる第四横罫線RX4がY方向中央に設けられている。この第四横罫線RX4は、折線部230に対応する折曲線である。
この緩衝シート材20Sのうち緩衝貼付領域21S,22Sを除く領域には、本体部23に対応する本体シート片23Sが設けられている。この本体シート片23Sには、上述した切れ込み部23aが千鳥状に設けられている。各切れ込み部23aは、X方向に沿って延在する。
さらに、本体シート片23Sには、第四横罫線RX4に対してY1方向側に第一本体部231に対応する第一本体シート片231Sが設けられる。一方、第四横罫線RX4に対してY2方向側には、第二本体部232に対応する第二本体シート片232Sが設けられる。
図7(B),(C)に示すように、緩衝シート材20Sの緩衝貼付領域21S,22S間の寸法L4は、上述したようにZ字状に折り畳まれた状態の本体シート材10Sにおける本体貼付領域110S,120S間の寸法L3と等しくされる。言い換えると、本体シート材10Sにおける第三横罫線RX3(折部16)は、上記の寸法L3,L4が互いに等しくなるように、そのY方向の位置が設定される。
このような第三横罫線RX3の設定により、Z字状に折り畳まれた本体シート材10Sと緩衝シート材20Sとを重ねて配置した場合、第一本体貼付領域110Sと第一緩衝貼付領域21Sとが重なるとともに、第二体貼付領域120Sと第二緩衝貼付領域22Sとが重なる。このため、本体貼付領域110S,120Sと緩衝貼付領域21S,22Sとを貼り合せることが容易になる。なお、このように本体貼付領域110S,120Sと緩衝貼付領域21S,22Sとが重なって配置された状態では、折部16(第三横罫線RX3)および第四横罫線RX4も互いに重なる。
[3.包装袋の使用手順]
つぎに、包装袋の使用方法を説明する。
図1および図2に示すように、はじめにフラップ19を開いて開口9を開放し、本体袋10を開封する。
それから、包装袋に物品1を入れて、緩衝部20の本体部23に物品1を載置または挿入する。このとき、図4に示すように、緩衝部20の本体部23が懸架方向に伸びることで、面部11,12の厚み方向へ切れ込み部23a周辺の片部31〜36が立ち上がり、図5および図6に示すように、本体部23に緩衝セル40が出現する。
そして、本体袋10における第二面部12の上端縁部120にフラップ19を貼り付けて、包装袋を封緘する。このとき、物品1が緩衝セル40で囲まれる。
[4.包装袋の製造方法]
つぎに、包装袋の製造方法を説明する。
本方法の製造対象である包装袋は、上述したように、物品1によって緩衝部20が伸長させられることで、緩衝セル40が立ち上がって出現し、緩衝機能を発揮する状態に変化する。逆に言えば、未伸長状態の緩衝部20がシート状であることから、エアクッションやフォームクッションといった緩衝用の変形代の設けられた緩衝材が用いられた包装袋と比較して、未使用時における包装袋の嵩張りを抑えることができる。
そのため、以下に詳細を説明する製造方法では、緩衝部20となる内装材を伸長させることなく、この内装材を本体袋10となる外装材に貼り合わせている。
ここで例示する製造方法では、本体袋10となる外装材として、予め切り出された枚葉状の本体シート材10Sを用いている。一方、緩衝部20となる内装材としては、帯状の連続体(以下「内装原反」という)を用いており、繰り出された内装原反を裁断することで枚葉状の緩衝シート材20Sを得ている。
内装原反は、繰り出すことが可能な状態であれば配置の状態は特に限定されるものではない。たとえば、内装原反が配置された状態としては、巻回された状態、Z字状に折り畳んだ状態などが挙げられる。ここでは、巻回された状態の内装原反を例示する。
緩衝シート材20Sに裁断される内装原反には、そのMD方向(所定方向)に沿って延在する複数の切れ込み部23aが千鳥状に設けられている。
なお、ここで用いられる内装原反は、折り重ねられておらず、単層をなす状態である。
以下、図8を参照して、本実施形態に係る製造方法について順を追って説明する。
まず、図8(A)に示すように、本体シート材10Sを供給し、供給された本体シート材10SをZ字状に折り畳む。具体的には、本体シート材10Sを上記の第二横罫線RX2と第三横罫線RX3とで互いに逆方向に折り曲げる。これにより、第一シート片11S,内側第二シート片121Sおよび外側第二シート片122Sがこの順で重ねられるとともに、底部13と折部16とが形成される。折部16は、本体貼付領域110S,120Sの間に配置される。
つぎに、図8(B)に示すように、Z字状に折り畳まれた本体シート材10Sにおける本体貼付領域110S,120Sの夫々に接着剤を付与する。ここでは、本体貼付領域110S,120Sの夫々に対して同時に接着剤を塗布する。
なお、緩衝シート材20Sを本体シート材10Sに貼り合わせる際や本体シート材10Sを袋状にする糊付けには、公知の粘着剤や接着剤(以下「接着剤」と略称する)を用いることができる。接着剤の付与には、噴霧器や刷毛による塗布,印刷により塗布,テープ状の付与といった種々の付与形態が含まれる。
つづいて、図8(C)に示すように、内装原反20Wを繰り出すことで緩衝シート材20Sを供給する。このように供給される緩衝シート材20Sは、内装原反20WがCD方向(繰出方向に対して交差する方向)に沿う裁断線Aで裁断されることで、連続的に得られる。たとえば、内装原反20Wの繰出速度が「Z1[m/s]」であるとともに、緩衝シート材20Sに設定されるMD方向(幅方向)の寸法が「Z2[m]」である場合には、時間間隔「Z2/Z1[s]」ごとに内装原反20Wが裁断線Aで裁断される。
この内装原反20Wは、CD方向へ伸張されることなくMD方向に繰り出される。言い換えれば、内装原反20Wは、繰り出しによる送給時に未伸張状態が保持される。
そして、供給された緩衝シート材20SにおけるCD方向(所定方向に交差する方向)の両端縁(図8では左右の緩衝貼付領域21S,22S)と、接着剤の付与された本体貼付領域110S,120Sとをそれぞれ貼り合わせる。本実施形態では、第一緩衝貼付領域21Sと第一本体貼付領域110Sとを貼り合わせるのと同時に、第二緩衝貼付領域22Sと第二本体貼付領域110Sとを貼り合わせる。
それから、図8(D)に示すように、折部16を平面状に戻すとともに緩衝シート材20Sを第四横罫線RX4で折り曲げて、本体シート材10Sと緩衝シート材20Sとを何れも二つ折りの状態にする。すなわち、折部16でV字状に折り曲げられていた第二シート片12Sを平面状に戻すことで、本体シート材10SをZ字状からV字状に折り戻し、緩衝シート材20Sをこれと連動させてV字状に折り曲げる。
これにより、図8(E)に示すように、本体シート材10Sは底部13で二つ折りにされた状態となり、第一シート片11Sと第二シート片12Sとが互いに対向して配置される。また、このように二つ折りにされた本体シート材10Sの内側には、二つ折りにされた緩衝シート材20Sが配置される。したがって、互いに対向する第一シート片11Sと第二シート片12Sとの間に緩衝シート材20Sが介在した状態となる。本体シート材10Sは、このようにして緩衝シート材20Sを内装するのと同時に製袋される。
最後に、図8(F)に示すように、通常の製袋と同様に糊代シート片18Sを第二シート片12Sに折り重ねて糊付ける。
上記した製造方法では、図9に示す各工程が順次実施される。
はじめに、本体シート材10Sを供給する第一供給工程が実施される(ステップA10)。つづいて、第一供給工程で供給された本体シート材10Sを底部13に対応する第二横罫線RX2と折部16に対応する第三横罫線RX3との双方で折り曲げて、本体シート材10SをZ字状に折り畳む折曲工程(第一折曲工程,第二折曲工程)が実施される(ステップA20)。その後、折曲工程で折り曲げられた本体シート材10Sの本体貼付領域110S,120Sの夫々に接着剤を付与する付与工程(貼合工程)が実施される(ステップA30)。
また、緩衝シート材20Sを供給する第二供給工程が実施される(ステップA40)。この第二供給工程では、折り重ねられていない単層をなす状態の内装原反20Wを繰り出す繰出工程が実施され(ステップA42)、繰出工程で繰り出された内装原反20Wを裁断線Aで裁断する裁断工程が実施される(ステップA44)。
つづいて、付与工程で接着剤が付与された本体貼付領域110S,120Sと、第二供給工程で供給された緩衝シート材20Sの緩衝貼付領域21S,22Sとを接着(貼合)する接着工程(貼合工程)が実施される(ステップA50)。この接着工程では、第一本体貼付領域110Sと第一緩衝貼付領域21Sとが接着されるのと同時に第二本体貼付領域120Sと第二緩衝貼付領域22Sとが接着される。
それから、本体シート材10Sの折部16を平面状に戻すとともに緩衝シート材20Sを折線部230に対応する第四横罫線RX4で折り曲げて、本体シート材10Sの第一シート片11Sと第二シート片12Sとの間に二つ折り状態の緩衝シート材20Sを介在させる折戻工程が実施される(ステップA60)。
その後、通常の製袋工程と同様に、糊代シート片18Sを第二シート片12Sに折り重ねて糊付ける他の製袋工程が実施される(ステップA70)。
[5.作用および効果]
本実施形態に係る包装袋の製造方法によれば、以下のような作用および効果を得ることができる。
(1)第二供給工程において緩衝シート材20Sに裁断される内装原反20WがCD方向へ伸張されることなく供給される。すなわち、包装袋の緩衝部20がユーザによって伸張させられることを考慮して、製造時には、緩衝部20に対応する内装原反20Wや緩衝シート材20Sを伸張させないようにしている。このように未伸張状態の保持された緩衝シート材20Sと本体シート材10Sとが貼り合わせられることにより、伸張することで緩衝代が出現するシート状の緩衝材を用いた包装袋を製造することができる。
ところで、展開された状態の緩衝シート材20Sにおける緩衝貼付領域21S,22S間の寸法L4は、展開された状態の本体シート材10Sにおける本体貼付領域110S,120S間の寸法よりも短い。そのため、展開状態の本体シート材10Sに対しては、緩衝シート材20Sを伸張させずに緩衝貼付領域21S,22Sの双方を貼り合わせることができない。
これに対し、上述した製造方法では、本体シート材10Sの第二面部12となる第二シート片12Sを折部16に対応する第三横罫線RX3で折り曲げたうえで、緩衝シート材20Sを供給する。すなわち、本体シート材10Sが折部16で折り曲げられることで、展開された状態よりも本体貼付領域110S,120S間の寸法L3が短くされたうえで、緩衝シート材20Sが供給される。このため、緩衝シート材20Sを未伸長状態に保ちながら本体貼付領域110S,120Sと緩衝貼付領域21S,22Sとを貼り合わせやすくすることができる。よって、本体シート材10Sと緩衝シート材20Sとの貼合作業が容易になることから、包装袋の製造効率の向上に寄与することができる。
また、本体シート材10Sと緩衝シート材20Sとを貼り合わせた後に、本体シート材10Sの折部16を平面状に戻すとともに緩衝シート材20Sを折線部230に対応する第四横罫線RX4で折り曲げることで、二つのシート片11S,12Sの間に緩衝シート材20Sを介在させることができる。言い換えると、緩衝シート材20Sを折り曲げる工程と、本体シート材10Sの内側に緩衝シート材20Sを配置する工程とを一つにまとめることができる。この点からも、包装袋の製造効率の向上に寄与することができる。
さらに、緩衝シート材20Sが展開された状態で供給され、本体シート材10Sに貼り付けられてから折線部230で折り曲げられるため、単層の内装原反20Wを用いることができる。よって、予め二層に折り重ねられた内装原反を用意しなくてもよく、資材コストの上昇を抑えることができる。
(2)また、上述した製造方法では、第一本体貼付領域110Sと第一緩衝貼付領域21Sとの貼合と、第二本体貼付領域120Sと第二緩衝貼付領域22Sとの貼合とを同時に実施するため、本体シート材10Sと緩衝シート材20Sとの貼合作業をより効率よく行うことができる。したがって、本体シート材10Sと緩衝シート材20Sとの貼合作業にかかる時間を短縮することができる。
(3)上述した折部16は、Z字状に折り畳まれた本体シート材10Sにおける本体貼付領域110S,120S間の寸法L3が展開された緩衝シート材20Sの緩衝貼付領域21S,22S間の寸法L4と等しくなるように、Y方向の位置が設定されている。このため、Z字状に折り畳まれた本体シート材10Sと展開された緩衝シート材20Sとを重ね合わせて配置した場合に、本体貼付領域110S,120Sと緩衝貼付領域21S,22Sとをぴったり合わせることができる。これにより、本体貼付領域110S,120Sと緩衝貼付領域21S,22Sとをより適切に貼り合わせることが容易となり、包装袋の品質向上に寄与することができる。
(4)上述した本体シート材10Sは、本体袋10で対向する面部11,12となるシート片11S,12Sどうしが底部13を介して連設されている。このような一枚物の本体シート材10Sを適用する場合、本体シート材10Sを折部16と底部13とで折り曲げてZ字状に折り畳むことで、緩衝シート材20Sを貼り合わせやすくすることができる。また、この場合、シート片11S,12Sどうしが底部13を介して連設されていることから、本体シート材10Sを第二横罫線RX2で折り曲げるだけで底部13を形成することができるとともに、シート片11S,12Sどうしの位置合わせが容易になる。よって、生産性の向上に寄与することができる。
(5)上述した製造方法では、接着剤によって本体シート材10Sと緩衝シート材20Sとを接着することから、さまざまな資材を内装原反20Wに用いることができる。また、接着剤による貼合(一般的な貼合方式)の採用により、製造設備の追加が抑えられ、製造コストの低減に寄与しうる。
(6)第二供給工程では、繰り出された内装原反20Wを裁断することで枚葉状の緩衝シート材20Sを得るため、連続的に緩衝シート材20Sを製造することができ、包装袋の製造効率を向上させることができる。
[6.変形例]
以下、本実施形態の変形例について述べる。
[6−1.一変形例]
まず、図10〜図12を参照して、一変形例に係る包装袋の製造方法について説明する。
本変形例に係る製造方法は、上述した実施形態に係る製造方法に対して、下記の点が主に相異する。
相違点1:本体シート材が二つのシート材(二部材)からなる点
相違点2:熱可塑性の層がラミネートされた本体シート材を用いる点
相違点1により、本変形例では包装袋を製造する際に本体シート材を構成する二つのシート材どうしを連結させる作業が必要となる。
一方で、相違点2により、本変形例では本体シート材のラミネート層を溶融または軟化(以下、単に「溶融」という)させて加熱および加圧することで熱圧着(接着作用)が得られる。このため、本変形例では、この熱圧着を利用して二つのシート材どうしを連結させるとともに、本体シート材と緩衝シート材とを貼り合わせる。したがって、上述したような接着剤の付与や付与された接着剤による接着の工程を省略することができる。
〈本体シート材〉
まず、図10を参照して、本変形例で用いられる本体シート材について説明する。以下の説明では、上述した実施形態で説明した要素と同一または対応する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図10(A)に示すように、本変形例に係る本体シート材10S′は、上述した第一シート片11Sおよびフラップシート片19Sを構成する第一シート材10S1と、上述した第二シート片12Sを構成する第二シート材10S2との二部材からなる。言い換えると、本変形例に係る本体シート材10S′は、上述した実施形態の本体シート材10Sを第二横罫線RX2で切断するとともに、糊代シート片18Sを省略して得られる二つのシート材10S1,10S2で構成されている。
第一シート材10S1および第二シート材10S2には、包装袋において内側となる表面にポリエチレン樹脂の層がラミネートされている。すなわち、第一シート材10S1および第二シート材10S2は何れも、ラミネート層が溶融されて加熱および加圧されると他部材に接着する接着シート材である。
第一シート材10S1のY2方向側の端部130S(第一面部11の下端縁部130に対応,図1参照)と、第二シート材10S2のY1方向側の端部140S(第二面部12の下端縁部140に対応,図1参照)とは、包装袋の製造過程で互いに貼り合わせられて本体袋10の底部13となる部分である。以下、第一シート材10S1のY2方向側の端部130Sを第一貼合端部130Sともいい、第二シート材10S2のY1方向側の端部140Sを第二貼合端部140Sともいう。
また、第一シート材10S1のX1方向側の端部151Sと、第二シート材10S2のX1方向側の端部152Sとは、包装袋の製造過程で互いに貼り合わせられて本体袋10の一方の側部15(図1参照)となる部分である。同様に、第一シート材10S1のX2方向側の端部141Sと、第二シート材10S2のX2方向側の端部142Sとは、包装袋の製造過程で互いに貼り合わせられて本体袋10の他方の側部14(図1参照)となる部分である。以下、Y方向に延びるこれらの端部141S,142S,151S,152Sをまとめて側部領域141S,142S,151S,152Sともいう。
本体シート材10S′は、貼合端部130S,140Sが貼り合わせられるとともに側部領域141S,142S,151S,152Sが貼り合わせられることによって本体袋10に組み立てられ、第一横罫線RX1で折り曲げられることによって開口9が封鎖される。
なお、本変形例で用いられる緩衝シート材20Sは、上述した実施形態のものと同一である。緩衝シート材20Sには、熱可塑性の層がラミネートされていない。
本変形例では、第二シート材10S2における折部16のY方向の位置が下記の条件1,2を共に満たすように設定されている。
条件1:第二シート材10S2を折部16で折り曲げた場合に、第二本体貼付領域120Sと第二貼合端部140Sとが重なる。
条件2:シート材10S1,10S2を、折部16が本体貼付領域110S,120S間に位置する状態で貼合端部130S,140Sどうしが重なるように配置した場合に、本体貼付領域110S,120S間の距離D(寸法)が展開された緩衝シート材20Sの緩衝貼付領域21S,22S間の寸法L4〔図7(C)参照〕と等しくなる。
したがって、図10(B)に示すように、本体貼付領域110S,120S間に折部16を位置させつつ貼合端部130S,140Sどうしが重なるようにシート材10S1,10S2を配置した状態では、本体貼付領域110S,120S間の距離Dが緩衝貼付領域21S,22S間の寸法L4と等しくなるとともに、第一貼合端部130S,第二貼合端部140Sおよび第二本体貼付領域120Sがこの順で重なって配置される。なお、このように二つのシート材10S1,10S2が位置決めされた状態の本体シート材10S′は、第一貼合端部130Sと第二貼合端部140Sとが繋がっていない点および糊代シート片18Sが省略されている点を除いて、上述した実施形態のZ字状に折り畳まれた本体シート材10Sと同一である。
〈包装袋の製造方法〉
以下、図11を参照して、本変形例に係る包装袋の製造方法について順を追って説明する。
まず、図11(A)に示すように、第一シート材10S1および第二シート材10S2を供給し、第二シート材10S2を第三横罫線RX3で折り曲げる。このとき、折部16が形成される。つぎに、折部16が本体貼付領域110S,120S間に位置するように、シート材10S1,10S2どうしを配置する。ここでは、第一貼合端部130Sと第二貼合端部140Sとが重なるように、シート材10S1,10S2を重ねて配置する。この結果、本体シート材10S′では、本体貼付領域110S,120S間の距離Dが緩衝貼付領域21S,22S間の寸法L4と等しくなるとともに、貼合端部130S,140Sおよび第二本体貼付領域120Sが重なって配置される。
つづいて、図11(B)に示すように、内装原反20Wを繰り出すことで緩衝シート材20Sを供給する。このように送給される内装原反20Wは、上述した実施形態と同様に、CD方向への未伸張状態が保持される。
その後、上述した実施形態と同様に、CD方向に沿う裁断線Aで内装原反20Wが裁断され、緩衝シート材20Sが連続的に得られる。
得られた緩衝シート材20Sの緩衝貼付領域21S,22Sは、供給された本体シート材10S′の本体貼付領域110S,120Sに対して載置される。これにより、第一本体貼付領域110Sと第一緩衝貼付領域21Sとが対面した状態となるとともに、貼合端部130S,140Sと重なって配置されている第二本体貼付領域120Sと、第二緩衝貼付領域22Sとも対面した状態となる。したがって、第二緩衝貼付領域22Sと第一貼合端部130Sとの間に、第二シート材10S2の第二本体貼付領域120Sと第二貼合端部140Sとが挟まれた状態で積層される。
つづいて、図11(C)に示すように、これらの貼付領域110S,120S,21S,22Sと貼合端部130S,140Sとを熱圧処理し、本体貼付領域110S,120Sおよび貼合端部130S,140Sのラミネート層を溶融させる。この溶融によって、第一本体貼付領域110Sと第一緩衝貼付領域21Sとが熱圧着されるとともに、第二本体貼付領域120Sと第二緩衝貼付領域22Sとが熱圧着され、更に第一貼合端部130Sと第二貼合端部140Sとも熱圧着される。このとき、底部13が形成される。
なお、第二シート材10S2の内側第二シート片121Sと外側第二シート片122Sとは互いに熱圧着されず、第二シート材10S2が折部16で折り曲げられた状態に固定されることはない。これは、第二シート材10S2のうち、包装袋において外側となる表面にはラミネート加工が施されていないためである。すなわち、折部16で折り曲げられた第二シート材10S2の内側第二シート片121Sと外側第二シート片122Sとの間には、互いを熱圧着させる部材が介在しないためである。
その後、図11(D)に示すように、折部16を平面状に戻すとともに緩衝シート材20Sを第四横罫線RX4で折り曲げる。これにより、上述した実施形態と同様に、第一シート片11Sと第二シート片12Sとが互いに対向して配置されるとともに、これらのシート片11S,12Sの間に二つ折りにされた緩衝シート材20Sが配置される。
それから、図11(E)に示すように、本体シート材10S′の側部領域141S,142S,151S,152Sを熱圧処理し、上述した貼合端部130S,140Sと同様に熱圧着させる。これにより、図11(F)に示すように、二つの側部14,15が形成される。
本変形例に係る製造方法では、図12に示す各工程が順次実施される。
はじめに、本体シート材10S′を供給する第一供給工程が実施される(ステップB10)。この第一供給工程では、上述した第一シート材10S1と第二シート材10S2との双方が供給される。つづいて、第一供給工程で供給された第二シート材10S2を折部16に対応する第三横罫線RX3で折り曲げる第一折曲工程が実施される(ステップB20)。それから、第一供給工程で供給された第一シート材10S1と第一折曲工程で折り曲げられた第二シート材10S2とを、本体貼付領域110S,120S間に折部16が位置するように重ねて配置する配置工程が実施される(ステップB30)。本変形例の配置工程では、貼合端部130S,140Sどうしが重なるように第一シート材10S1と第二シート材10S2とが位置決めされる。
また、緩衝シート材20Sを供給する第二供給工程が実施される(ステップB40)。この第二供給工程では、上述した実施形態と同様に繰出工程と裁断工程とが実施される(ステップB42,B44)。
つづいて、配置工程で位置調整されたシート材10S1,10S2の本体貼付領域110S、120Sに第二供給工程で供給された緩衝シート材20Sの緩衝貼付領域21S,22Sが載置された状態で、貼付領域110S,120S,21S,22Sおよび貼合端部130S,140Sに熱を印加し、本体貼付領域110S,120Sおよび貼合端部130S,140Sのラミネート層を溶融させる熱圧着工程(貼合工程)が実施される(ステップB50)。
その後、上述した実施形態と同様に、折部16を平面状に戻すとともに緩衝シート材20Sを第四横罫線RX4で折り曲げて、第一シート片11Sと第二シート片12Sとの間に二つ折り状態の緩衝シート材20Sを介在させる折戻工程が実施される(ステップB60)。そして、第一シート材10S1の側部領域141S,151Sと第二シート材10S2の側部領域142S,152Sとをそれぞれ貼り合わせることで、本体袋10の側部14,15を形成する他の製袋工程が実施される(ステップB70)。この製袋工程では、側部領域141S,142S,151S,152Sのラミネート層を上述した熱圧着工程と同様に溶融させることにより、側部14,15が形成される。
〈作用および効果〉
本変形例に係る包装袋の製造方法によれば、以下のような作用および効果を得ることができる。
(1)本変形例に係る本体シート材10S′は、本体袋10で対向する面部11,12となるシート片11S,12Sが互いに異なるシート材10S1,10S2で構成されている。このような二枚物の本体シート材10S′を適用する場合、第一シート材10S1と折部16で折り曲げられた第二シート材10S2とを、本体貼付領域110S,120Sの間に折部16が位置するように重ねて配置することで、本体シート材10S′と緩衝シート材20Sとを貼り合わせやすくすることができる。また、この場合、貼合端部130S,140Sどうしを貼り合わせることで底部13が形成されるため、上述したような一枚物の本体シート材10Sにおける第二横罫線RX2での折り曲げ作業を不要とすることができる。
(2)また、本変形例では、第二本体貼付領域120S,第二緩衝貼付領域22Sおよび貼合端部130S,140Sが重ねられた状態で本体シート材10S′のラミネート層を溶融させることにより、第二本体貼付領域120Sと第二緩衝貼付領域22Sとを熱圧着するとともに、貼合端部130S,140Sどうしを熱圧着する。そのため、第二本体貼付領域120Sと第二緩衝貼付領域22Sとを貼り合わせる作業と、貼合端部130S,140Sどうしを貼り合わせる作業とを一つにまとめることができる。よって、製造工数の低減に寄与することができる。また、付与工程や接着工程が省略されることによっても製造工数が低減されるとともに、設備コストの上昇を抑えることにも寄与する。
(3)さらに、本変形例によれば、上述した実施形態と同様の構成からは同様の作用および効果を得ることができる。
[6−2.その他]
以下、その他の変形例について述べる。
〈包装袋〉
まず、包装袋に関する変形例を述べる。
切れ込み部および非切れ込み部は、幅方向に延びる配向に限らず、少なくとも懸架方向に対して交差する方向に延びていればよい。このような配向により、緩衝部を懸架方向に伸張させることができる。この場合の内装原反における切れ込み部の配向は、MD方向に対して平行ではないものの、MD方向に沿う(CD方向に交差する)配向となる。
本体袋には、フラップが設けられたマチ無しの封筒型に限らず、たとえば角底袋,ガセット袋,ピロー袋、スタンディングパウチといったさまざまな型式の袋を用いることができ、マチ付きの袋やフラップ無しの袋を用いてもよい。この場合には、さまざまな型式の袋に対応して形状の本体シート材が用いられる。
本体袋や緩衝部に使用可能な資材は、使用時に破損しない程度の強度を有するシート状の材料であれば、特に限定されるものではない。たとえば、上述した紙や板紙、不織布、プラスチックシートなどをシート材に使用することができる。また、これらを積層したもの(上述したようなラミネート材のほか、積層紙や段ボール紙など)もシート材に使用可能である。なかでも、紙や板紙は古紙を再生することが容易であるため、シート材に用いるのが好適である。特に、クラフト紙,クルパック紙,板紙は、強度が優れるため、シート材に用いるのが好ましい。なお、シート材には、耐水性や印刷適性の付与、強度の向上といった目的で片面あるいは両面に塗工層が設けられていてもよい。
〈製造方法〉
つぎに、包装袋の製造方法に関する変形例を述べる。
第一本体貼付領域と第一緩衝貼付領域との貼合と、第二本体貼付領域と第二緩衝貼付領域と貼合とは、同時に実施されなくてもよい。同様に、接着剤は、第一本体貼付領域と第二本体貼付領域とに対して同時に付与されなくてもよい。なお、接着剤の付与領域は、本体貼付領域に加えてまたは替えて、緩衝貼付領域であってもよい。
緩衝シート材には複数の折線部が設けられてもよい。たとえば、緩衝シート材を三つ以上の折線部で蛇腹状に折り畳めば、緩衝部が四つ以上に折られた状態で懸下された包装袋が製造される。
また、繰り出される内装原反には、CD方向(所定方向)に沿って複数の切れ込み部が千鳥状に設けられていてもよい。この場合には、内装原反をCD方向に沿って裁断してからCD方向に沿う折曲線で折り曲げる。このようにして得られた緩衝シート材の緩衝貼付領域と、本体シート材の本体貼付領域とを貼り合わせる。たとえば、内装原反から裁断された二つ折りの緩衝シート材と、上述した本体シート材をその延在平面において90°回転させた配向の本体シート材とが貼り合わせられる。
予め枚葉状に切り出された本体シート材の供給に替えて、帯状の外装材を繰り出し、繰り出された外装材を裁断して本体シート材を供給してもよい。この場合には、連続的に本体シート材を製造することができ、包装袋の製造効率を更に向上させることができる。一方、予め枚葉状に切り出された緩衝シート材を供給し、この緩衝シート材を本体シート材に貼合してもよい。この場合には、緩衝シート材の繰出工程や裁断工程を省略することができ、設備コストの上昇を抑えることができる。
そのほか、包装袋の製造方法において、両面テープをはじめとしたグラシンテープやアラビア糊などの封緘接着部をフラップシート片に付加してもよい。封緘接着部にテープを用いる場合には、このテープを内装原反と同時に裁断することで、製造効率の向上に寄与しうる。
上述した一変形例において、熱可塑性の層がラミネートされた緩衝シート材を用いてもよい。この場合には、本体シート材に対向する側の表面にラミネート加工されるとともに、この反対面にはラミネート加工されていない緩衝シート材が用いられる。
また、本体シート材を構成する二つのシート材のうち、折部が設けられない第一シート材のラミネート加工を省略してもよい。この場合には、第一本体貼付領域と第一緩衝貼付領域との貼合に、接着剤を用いてもよいし、ラミネート加工した緩衝シート材を適用することで、第一緩衝貼付領域の熱可塑性の層を溶融させて得られる熱圧着を用いてもよい。
なお、貼付領域や貼合端部や側部領域の貼合に、上述した熱圧着と接着剤による接着とを併用してもよい。この場合、貼付領域や貼合端部や側部領域をより強固に結合させることができる。
9 開口
10 本体袋(外装体)
10S,10S′ 本体シート材(外装材)
10S1 第一シート材(シート材,接着シート材)
10S2 第二シート材(シート材,接着シート材)
11 第一面部(面部)
12 第二面部(面部)
13 底部
16 折部
20 緩衝部(内装体)
20S 緩衝シート材(内装材)
20W 内装原反(内装材)
21S 第一緩衝貼付領域(内装端縁領域)
22S 第二緩衝貼付領域(内装端縁領域)
23a,23a′ 切れ込み部
110,120 上端縁部(一端縁部)
110S 第一本体貼付領域(外装端縁領域)
120S 第二本体貼付領域(外装端縁領域)
130,140 下端縁部(他端縁部)

Claims (5)

  1. 互いに対向する二つの面部と前記面部の縦方向の各一端縁部で形成される開口と前記面部の前記縦方向の各他端縁部で形成される底部とをもつ袋状の外装体と、
    所定方向に沿って延在する複数の切れ込み部が千鳥状に設けられ、前記外装体に内装される内装体と、を備え、
    前記外装体の一方の前記面部は、横方向に延びる罫線を有し、
    前記外装体となるシート状の外装材の前記罫線で折り曲げられた前記面部と他方の前記面部とが重ねられるとともに二つの前記面部の前記一端縁部の間に前記罫線に対応する折部が配置された状態で、前記一端縁部の夫々に設定された外装端縁領域と、前記内装体となるシート状の内装材の前記所定方向に交差する方向の両端縁部に設定された内装端縁領域と、を貼り合わせた後、前記折部を平面状に戻すとともに前記内装材を前記所定方向に沿う折線部で折り曲げて、二つの前記面部の間に前記内装材を介在させた
    ことを特徴とする包装袋
  2. 前記罫線は、当該罫線で折り曲げられた前記面部と他方の前記面部とが重ねられるとともに二つの前記面部の前記一端縁部の間に前記折部が配置された状態で前記外装端縁領域間の寸法が前記内装端縁領域間の寸法と等しくなるように、前記縦方向の位置が設定されている
    ことを特徴とする請求項に記載された包装袋。
  3. 前記外装体は、二つの前記面部の前記他端縁部どうしが前記底部を介して連設された
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載された包装袋。
  4. 前記外装体は、二つの前記面部が互いに異なるシート材で構成された
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載された包装袋。
  5. 少なくとも一方の前記シート材は、当該シート材が構成する前記面部の前記外装端縁領域と前記他端縁部とを少なくとも含む領域に熱可塑性の層がラミネートされた接着シート材である
    ことを特徴とする請求項に記載された包装袋。
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