JP6834840B2 - 包装袋の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を包装する袋を製造する方法に関する。
従来、包装される物品を保護するために、複数の空気室が設けられたエアクッションや発泡形成されたフォームクッションといったマット状の緩衝材で内装された包装袋が開発されている。
たとえば、内装のエアクッションを外装の袋に貼り付ける製袋方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004-26160号公報
ところで、マット状の緩衝材に限らず、シート状の緩衝材も知られている。具体的には、同方向に沿って複数の切れ込み部が千鳥状に配置されたシート状の緩衝材(「クッションペーパ」や「ハニーペーパ」などとも称される)が知られている。この緩衝材は、切れ込み部の延在方向に対して交差する方向に伸張されることで、切れ込み部周辺のシート片が立ち上がり、伸張前の厚み方向に緩衝代が形成される。
しかしながら、上述したような厚み方向の緩衝代が予め設けられたマット状の緩衝材を用いた製法は、緩衝代を形成するための緩衝材の伸張が考慮されていないため、シート状の緩衝材を用いた製袋にそのまま適用することはできない。
本件は、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、伸張されることで緩衝代が出現するシート状の緩衝材を用いた包装袋を製造できるようにすることを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
ここで開示する包装袋の製造方法は、開口をもつ袋状の外装体となる外装材を供給する第一供給工程と、所定方向に沿って延在する複数の切れ込み部が千鳥状に設けられ、前記外装体に内装される内装体となるシート状の内装材を前記所定方向と交差する方向に伸張する伸張工程を有し、前記内装材を供給する第二供給工程と、前記第一供給工程で供給された前記外装材と前記第二供給工程で供給された前記内装材とを貼り合わせる貼合工程とを含む。
本件の包装袋を製造する方法によれば、内装材の伸張が考慮され、シート状の内装材を予め伸張させてから外装材に貼り合わせることで、伸張されることで緩衝代が出現するシート状の内装材を用いた包装袋を製造することができる。
第一包装袋を示す斜視図である。 図1の縦断面図である。 緩衝シート材(内装材)の要部を拡大して示す平面図である。 伸張状態の緩衝シート材の要部を拡大して示す斜視図である。 図4のA−A断面を示す断面図である。 第二包装袋の斜視図である。 図7の縦断面図である。 包装袋の製造方法に関し、緩衝シート材のMD方向への伸張を説明する模式的な平面図である。 包装袋の製造方法に関し、緩衝シート材のCD方向への伸張を説明する模式的な平面図である。 包装袋の第一製法(製造方法)を説明する模式図である。 図10のX−X矢視断面図である。 第一製法の手順を説明するフローチャートである。 包装袋の第二製法(製造方法)を説明する模式図である。(A)には第一供給工程および第二供給工程ならびに端縁貼合工程を示し、(B)および(C)には複合製袋工程を示す。 第二製法の手順を説明するフローチャートである。
図面を参照して、包装袋の製造方法に関する実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
包装袋とは、物品を包装する袋である。本実施形態では、包装される物品を保護する緩衝部(内装体)が本体袋(外装体)に設けられた包装袋を説明する。この包装袋を構成する本体袋および緩衝部は、クラフト紙、上質紙、中質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、インクジェット記録紙、クルパック紙、ライナー、白板紙などの紙や板紙、これらの紙の片面あるいは両面にポリエチレン樹脂などの熱可塑性樹脂をラミネートしたラミネート紙、スパンボンドやスパンレースなどの不織布、合成紙やフィルムなどのプラスチックシートなどのシート材から形成でき、特にクラフト紙やクルパック紙を用いることが好ましい。ただし、本体袋および緩衝部のそれぞれを異なる材料から形成してもよい。
本実施形態では、はじめに製造対象の包装袋を説明する。その後に、包装袋の製造方法を説明する。
包装袋の説明では、開口が上向きに配置された状態の包装袋について述べる。なお、重力の作用方向を下方とし、下方の反対方向を上方とする。
[1.構成]
まず、包装袋の構成を述べる。
ここでは、第一包装袋および第二包装袋の二種を例に挙げて包装袋を説明する。第一包装袋および第二包装袋のそれぞれには、開口をもつ袋状の外装体として本体袋が設けられ、本体袋に内装される内装体として緩衝部が設けられる。
[1−1.第一包装袋]
以下、第一包装袋の構成について、本体袋を説明し、その後に緩衝部を説明する。
〈本体袋〉
図1および図2に示すように、本体袋10は、フラップ19で開閉される開口9が上部に形成されたマチ無しの封筒型に設けられる。ここでは、本体袋10として角形封筒を例示するが、長形封筒や洋形封筒あるいは規格外の封筒を本体袋に用いてもよい。
この本体袋10には、互いに対向する第一面部11と第二面部12とが設けられる。
これらの面部11,12は、本体袋10において開口9の下方に設けられた底部13と、この底部13と開口9とを結ぶように立設された二つの側部14,15とにおいて互いに連設される。また、第一面部11の上端縁部が開口9の一側(図1では右上側)に配置され、第二面部12の上端縁部が開口9の他側(図1では左下側)に配置される。
さらに、第一面部11には、上方に突出して設けられたフラップ19が連設される。
上記した本体袋10には、つぎに説明する緩衝部20が貼り合わせられている。
〈緩衝部〉
緩衝部20は、複数の切れ込み部23aが千鳥状に設けられたシート状の緩衝材2(内装材,クッションペーパやハニーペーパなどとも称される,以下「緩衝シート材2」という)が伸長された状態で本体袋10の内部に設けられる。すなわち、緩衝部20は、未伸長状態の緩衝シート材2を伸長させることによって形成され、伸長状態の緩衝シート材2で構成される。
以下、緩衝シート材2を詳述する。
図3に示すように、緩衝シート材2には、多数の切れ込み部23aが所定方向に沿って延在している。ここでは、第一包装袋に物品が挿入される方向あるいは取り出される方向(これらの方向を「挿抜方向」という)に沿って延びる切れ込み部23aが設けられている。
この切れ込み部23aは、挿抜方向に沿って断続的に並んで設けられている。すなわち、挿抜方向に隣接する切れ込み部23aどうしの間には、切り込まれていない非切れ込み部23bが設けられている。
切れ込み部23aの挿抜方向寸法は、非切れ込み部23bの挿抜方向寸法よりも大きく設定されている。すなわち、切れ込み部23aの寸法を「L1」とし、非切れ込み部23bの寸法を「L2」とすれば、不等式1「L1>L2」が満たされる。
ここで、切れ込み部23aおよび非切れ込み部23bが挿抜方向に沿って交互に並んで設けられた一行の配置を第一パターンP1とする。また、第一パターンP1の切れ込み部23aおよび非切れ込み部23bとは半ピッチずらされて配置された切れ込み部230aおよび非切れ込み部230bが挿抜方向に沿って交互に並んで設けられた他行の配置を第二パターンP2とする。これらの第一パターンP1および第二パターンP2は、挿抜方向に直交する方向(以下「幅方向」という)に沿って交互に並んで設けられる。
詳細に言えば、第一パターンP1における切れ込み部23aの挿抜方向中心Caと第二パターンP2における非切れ込み部23bの挿抜方向中心Cb0とが幅方向に沿って並んで配置される。同様に、第一パターンP1における非切れ込み部23bの挿抜方向中心Cbと第二パターンP2における切れ込み部230aの挿抜方向中心Ca0とが幅方向に沿って並んで配置される。
このような切れ込み部23a,230aおよび非切れ込み部23b,230bが設けられた緩衝シート材2は、切れ込み部23a,230aに対応した形状の刃部(カッタ)が外周に設けられたロータリダイカッタによって、切れ込まれていないシート材を回転しながら切り込むことで製造される。または、切れ込み部23a,230aに対応した形状の刃部が設けられた平板ダイカッタによって、切り込まれていないシート材をプレスしながら切り込むことで、緩衝シート材2が製造される。
第一パターンP1の切れ込み部23aに対して幅方向のうち一方(図3では上方)のシート片は、第二パターンP2の切れ込み部230aおよび非切れ込み部230bに対する位置によって第一片部31,第二片部32および第三片部33に大別される。
第一片部31は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち挿抜方向一方(図3では左方)と第二パターンP2の切れ込み部230aのうち挿抜方向他方(図3では右方)とで挟まれる部位である。第二片部32は、第一パターンP1の切れ込み部23aの挿抜方向中央と第二パターンP2の非切れ込み部230bとで挟まれる部位である。第三片部33は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち挿抜方向他方と第二パターンP2の切れ込み部230aのうち挿抜方向一方とで挟まれる部位である。
また、第一パターンP1の切れ込み部23aに対して幅方向のうち他方のシート片は、上記の片部31,32,33と同様に、第四片部34,第五片部35および第六片部36に大別される。
第四片部34は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち挿抜方向一方と第二パターンP2の切れ込み部230aの挿抜方向他方とで挟まれる。第五片部35は、第一パターンP1の切れ込み部23aの挿抜方向中央と第二パターンP2の非切れ込み部230bとで挟まれる。第六片部36は、第一パターンP1の切れ込み部23aのうち挿抜方向他方と第二パターンP2の切れ込み部230aのうち挿抜方向一方とで挟まれる。
つづいて、図4および図5を参照して、伸長状態の緩衝シート材2、すなわち、緩衝部20を説明する。
緩衝部20は、切れ込み部23aの延びる方向、すなわち、幅方向に緩衝シート材2を伸長させた状態で延在する。この緩衝部20は、面部11,12の厚み方向(緩衝シート材2の厚み方向)へ片部31〜36が立ち上がった状態であり、立ち上がった片部31〜36によって立体状の緩衝セル40が形成されている。言い換えれば、一つの切れ込み部23aに対して周囲に配置された片部31〜36が立ち上がることで、一つの緩衝セル40が予め出現させられている。
詳細に言えば、図4に示すように、第一片部31に対応する第一壁部41,第二片部32に対応する第二壁部42,第三片部33に対応する第三壁部43,第四片部34に対応する第四壁部44,第五片部35に対応する第五壁部45および第六片部36に対応する第六壁部46が、六角筒の各側壁をなすように緩衝セル40において立設している。
なお、緩衝シート材2が破損しない範囲で幾何学的に最も伸張した状態(以下「最大伸張状態」という)では、第一壁部41および第四壁部44が同一平面に沿うとともに、第三壁部43および第六壁部46が他の同一平面に沿って第一壁部41および第四壁部44と対向する。そのため、最大伸張状態の緩衝セル40では、四角筒の各側壁をなすように壁部41〜46が立設される。
上記したように、伸張された後の緩衝シート材2は、伸長される前の緩衝シート材2がシート状をなすのに対し、このシート状よりも厚みを増した状態(以下「マット状」という)をなす。このように厚み方向の寸法が確保されたマット状の緩衝シート材2には、緩衝用の変形代、すなわち、緩衝代が形成される。このように、未伸張状態から伸張状態となった緩衝シート材2の形態は、伸張することでシート状からマット状に変化する。なお、基本的には、シート状からマット状に変化した緩衝シート材2が再びシート状となることはなく、復元力で僅かに復元するだけで不可逆的に緩衝シート材2の形態が変化する。
[1−2.第二包装袋]
つぎに、図6および図7を参照して、第二包装袋の構成を説明する。
第二包装袋は、第一包装袋に対して、緩衝部20′となる緩衝シート材2′において切れ込み部23a′の配向が異なる。具体的には、幅方向に沿って延びる切れ込み部23a′の設けられた緩衝シート材2′が伸長させられた状態の緩衝部20′によって、本体袋10′が内装されている。
なお、ここで説明する点を除いては、第一包装袋と同様の構成になっている。これらの構成については、同様の符号を付し、各部の説明を省略する。
[2.方法]
つぎに、包装袋の製造方法を説明する。
本方法の製造対象である包装袋は、上述したように、伸長状態の緩衝シート材2,2′を緩衝部20,20′として用いている。
そのため、以下に詳述する製造方法では、緩衝部20,20′となる緩衝シート材2,2′を伸長させたうえで、この緩衝シート材2,2′を本体袋10,10′となる外装材に張り合わせている。
以下の説明では、本製法で実施される緩衝シート材2,2′の伸長手法について述べた後に、この伸長手法を用いた製造方法について、第一製法および第二製法の二つを例示して詳述する。
[2−1.伸長手法]
ここで説明する伸長手法では、伸長対象として帯状の連続体(以下「内装原反」という)を用いており、繰り出された内装原反を繰出方向に交差する裁断線(第二裁断線)において裁断することで枚葉状の緩衝シート材2,2′を得る手法を例示する。
内装原反は、繰り出すことが可能な状態であれば配置の状態は特に限定されるものではない。たとえば、内装原反が配置された状態としては、巻回された状態、Z字状に折り畳んだ状態などが挙げられる。ここでは、巻回された状態の内装原反を例示する。
なお、内装原反の繰出方向については、内装原反の長手方向(帯の延びる方向)と一致し、MD方向と呼ぶ。このMD方向に直交(交差)する方向については、内装原反の帯幅方向と一致し、CD方向と呼ぶ。
以下、第一伸張手法および第二伸長手法の二手法を例に挙げる。
〈第一伸長手法〉
図8に示すように、第一伸張手法で伸長される内装原反20Wには、CD方向に沿って延びる複数の切れ込み部23aが千鳥状に配置されている。この内装原反20Wは、MD方向に沿って伸長される。詳細に言えば、MD方向下流に向かうほど切れ込み部23aの目開きが大きくなるように、内装原反20Wが徐々に伸長される。
上記したようなMD方向への伸長手法としては、下記に例示する方式1,2などが挙げられる。
方式1:内装原反20Wを繰り出すロールに速度差を設定する連続延伸方式
方式2:内装原反20WをMD方向に伸長(延伸)するテンター方式
方式1の連続延伸方式としては、内装原反20Wが繰り出される繰出ロールの回転速度よりも繰り出された内装原反20Wの搬送を案内するガイドロールの回転速度を高く設定する方式が挙げられる。このガイドロールには、内装原反20Wに対する摩擦力(グリップ)を高める観点から、外周表面に摩擦係数を高める加工が施されることが好ましい。
ただし、伸長された内装原反20Wには上述した緩衝セル40(図4および図5参照)が厚み方向に立ち上がることから、ガイドロールで内装原反20Wが挟持されると、緩衝セル40が圧壊されるおそれがある。そのため、ガイドロールは、内装原反20Wを挟み込まず、厚み方向の一方または他方のみに配置されることが好ましい。
方式2のテンター方式としては、MD方向に伸長軸(延伸軸)の設定された一軸延伸方式が挙げられる。たとえば、内装原反20WのCD方向端部を挟持するクリップを繰出ロールからの繰出速度よりも高い速度でMD方向へ移動させることで、内装原反20WをMD方向へ伸長させることができる。
〈第二伸長手法〉
図9に示すように、第二伸張手法で伸長される内装原反20W′には、MD方向に沿って延びる複数の切れ込み部23a′が千鳥状に配置されている。この内装原反20W′は、CD方向に沿って伸長される。詳細に言えば、MD方向下流に向かうほど切れ込み部23a′の目開きが大きくなるように、内装原反20W′が徐々に伸長される。
上記したようなCD方向への伸長手法としては、下記に例示する方式3,4などが挙げられる。
方式3:ロールで内装原反20W′をCD方向に伸長するロール拡幅方式
方式4:内装原反20W′をCD方向に伸長(延伸)するテンター方式
方式3のロール拡幅方式としては、繰り出された内装原反20W′の搬送を案内するガイドロールにエキスパンダロールを用いる方式が挙げられる。エキスパンダロールとは、内装原反20W′のCD方向に沿って延びるうえに、外周面が内装原反20W′の厚み方向へ膨出するように湾曲して設けられた巾出ロールである。
あるいは、MD方向下流に向かうほどCD方向寸法が大きいガイドロールを設け、内装原反20W′のCD方向端部においてMD方向に沿って断続的に設けられた係合孔と係合する突起をガイドロールのそれぞれに設けてもよい。このように銀塩フィルムの送り出し機構と同様の搬送手法を内包する方式3としては、最も上流に配置されたガイドロールの突起と係合孔とが係合しつつ内装原反20W′が搬送された後に、最も上流のガイドロールよりもCD方向の寸法が大きい他のガイドロールの突起と係合孔とが係合しつつ内装原反20W′が搬送される。これにより、内装原反20W′がCD方向へ伸長される。
方式4のテンター方式としては、CD方向に伸長軸(延伸軸)の設定された一軸延伸方式が挙げられる。たとえば、内装原反20W′のCD方向端部を挟持するクリップを繰出ロールからの繰出速度よりもやや低速あるいは同等の速度でMD方向へ移動させつつCD方向外側へ移動させることにより、内装原反20W′をCD方向へ伸長させることができる。
[2−2.包装袋の製造方法]
つぎに、上述した伸長手法を用いた製造方法を述べる。
ここでは、第一製法および第二製法の二つを例示して詳述する。これらの第一製法および第二製法では、本体袋10,10′となる外装材として、包装袋の状態で内側となる表面に熱可塑性の層がラミネートされた本体シート材10S,10S′を用いている。
〈第一製法〉
以下、図10を参照して、第一製法について順を追って説明する。
ここでは、緩衝シート材2を用いた第一包装袋の製造を例示する。
第一製法では、第一面部11および第二面部12の何れか一方となる箇所に配置される第一外装材として第一外装原反11Wを用いるとともに、第一面部11および第二面部12の何れか他方となる箇所に配置される第二外装材として第二外装原反12Wを用いる。
また、面部11,12の何れか一方の内側に配置される第一内装材として第一内装原反21Wを用いるとともに、面部11,12の何れか他方の内側に配置される第二内装材として第二内装原反22Wを用いる。なお、内装原反21W,22Wは一枚もの(単層)である。
原反11W,21W,22W,12Wのそれぞれは、繰出ロールR1,R2,R3,R4から繰り出される。
この第一製法では、上述した方式1の連続延伸方式が採用されており、内装原反21W,22Wの繰出速度(繰出ロールR2,R3の回転速度)よりもガイドロール51,52の回転速度が高く設定されている。
さらに、繰り出された外装原反11W,12Wどうしの間には、伸長された内装原反21W,22Wが挟まれる。言い換えれば、外装原反11W,12Wの間に伸長状態の内装原反21W,22Wを挟んだ状態で、外装原反11W,12Wが繰り出される。
繰り出された原反11W,12W,21W,22Wは、重合ロール53,54で互いに重ね合わせられる。なお、伸長状態の内装原反21W,22Wには上述した緩衝セル40(図4および図5参照)が厚み方向に立ち上がることから、立ち上がった緩衝セル40を圧壊しないように、重合ロール53,54は互いに所定寸法だけ離隔して配置される。
重合ロール53,54によって重ね合わせられた原反11W,12W,21W,22Wは、図11に示すように、第一外装原反11Wの一部が幅方向一方(図11では左方)に突出するとともに、第二外装原反12Wの一部が幅方向他方(図11では右方)に突出した状態で重ね合わせられる。
このような重合状態の原反11W,12W,21W,22Wは、図10に示すように、側部14,15(図1参照)に対応する箇所に配置された側縁14S,15Sと底領域13Sとにおいて、互いに貼り合わせられる。以下、側縁14S,15Sおよび底領域13Sをまとめて「接合領域」と呼ぶ。
接合領域は、外装原反11W,12Wが重ね合わせられた領域のうち開口9に対応する領域を除く輪郭に沿う周縁に対応する領域とも言える。
ここでは、CD方向外側に開放側が向く「コ」の字がCD方向に二つ並んだエリアに接合領域が設定されている。このようにCD方向を上下方向にして書かれた「H」字形の接合領域が熱圧処理されることで、原反11W,12W,21W,22Wを接合している。具体的には、外装原反11W,12Wで溶融または軟化したラミネート層によって、内装原反21W,22Wのうち目の開いた箇所で外装原反11W,12Wどうしを熱圧着し、目の開いていない箇所で第一外装原反11Wと第一内装原反21Wとを熱圧着するとともに第二外装原反12Wと第二内装原反22Wとを熱圧着(貼合)している。
このように熱圧着された原反11W,12W,21W,22W(帯状の複合体)は、その底領域13SがスリッタS1によってMD方向(供給方向)に沿う丁取裁断線Aで裁断される。このようにしてCD方向に分割された原反11W,12W,21W,22Wは、その側縁14S,15SがカッタS2によってCD方向に沿う裁断線B(第一裁断線,第二裁断線)で裁断される。
そのほか、図示省略するが、カッタS2によって裁断された原反11W,12W,21W,22Wは、フラップ19に対応する箇所の外形を整える化粧断ちが実施される。
上記した第一製法では、図12に示す各工程が順次実施される。
はじめに、本体袋10をなす外装原反11W,12Wのそれぞれを供給する第一供給工程(第一並行供給工程)が実施される(ステップA10)。この第一供給工程では、外装原反11W,12Wの間に内装原反21W,22Wを挟んだ状態で、外装原反11W,12Wを繰り出す第一繰出工程が実施される(ステップA12)。
また、緩衝部20をなす内装原反21W,22Wのそれぞれを供給する第二供給工程(第二並行供給工程)が実施される(ステップA20)。この第二供給工程では、CD方向に沿って延びる切れ込み部23aが設けられた内装原反21W,22Wのそれぞれを繰り出す第二繰出工程(単層繰出工程,第二配向繰出工程)が実施される(ステップA22)。
その後、第二繰出工程で繰り出された内装原反21W,22WのそれぞれをMD方向に沿って伸長する伸長工程(第二伸長工程,並行伸長工程)が実施される(ステップA24)。
それから、第一供給工程で供給された外装原反11W,12Wと第二供給工程で供給された内装原反21W,22Wとを重ね合わせたうえで、上記した接合領域で貼り合わせる多重貼合工程(貼合工程)が実施される(ステップA30)。
その後、多重貼合工程で貼り合わせられた原反11W,12W,21W,22Wを丁取裁断線Aで裁断する丁取工程が実施される(ステップA40)。
それから、丁取工程で切り分けられた原反11W,12W,21W,22WをCD方向に沿う裁断線で裁断する裁断工程(第一裁断工程,第二裁断工程)が実施される(ステップA50)。
そして、化粧断ちなどの他の製袋工程が実施される(ステップA60)。
〈第二製法〉
以下、図13を参照して、第二製法について順を追って説明する。
ここでは、予め枚葉状に切り出された本体シート材10S′および緩衝シート材2′を用いた第二包装袋の製造を例示する。ただし、緩衝シート材2′に替えて緩衝シート材2を用いることで、第二製法によって第一包装袋を製造することもできる。
まず、図13(A)に示すように、本体袋10′となる外装材として本体シート材10S′(外装材)を供給する。また、上述した手法で伸長された緩衝シート材2′を供給する。供給された本体シート材10S′には、供給された緩衝シート材2′が載置される。
その後、これらのシート材2′,10S′どうしを貼り合わせる。
この緩衝シート材2′は、第一包装袋において開口9′の一側に対応する箇所に配置される領域(以下「第一内装端縁領域」という)21S′と、第一包装袋において開口9′の他側に対応する箇所に配置される領域(以下「第二内装端縁領域」という)22S′とが本体シート材10S′と熱圧着させられる。
具体的には、第一包装袋の上端縁部110′に対応する第一外装端縁領域110S′と第一内装端縁領域21S′とが熱圧処理されて接合される。同様に、第一包装袋の上端縁部120′に対応する第二外装端縁領域120S′と第二内装端縁領域22S′とが熱圧処理されて接合される。
それから、図13(B)および(C)に示すように、緩衝シート材2S′と本体シート材10S′とが貼り合わせられた状態の複合体を袋状に製袋する。
詳細には、図13(B)に示すように、第一包装袋の底部13′(開口9′に対向する部位)に対応する底領域13S′の折線で本体シート材10S′を折って重ね合わせる。その後、図13(C)に示すように、側部14′,15′(図6参照)に対応する箇所に配置された側縁14S′,15S′を貼り合わせる。このとき、図13(C)に二点鎖線で示すように、底領域13S′を貼り合わせてもよい。
上記した第二製法では、図14に示す各工程が順次実施される。
はじめに、本体シート材10S′を供給する第一供給工程が実施される(ステップB10)。
また、緩衝シート材2S′を供給する第二供給工程が実施される(ステップB20)。この第二供給工程では、供給された緩衝シート材2S′を伸長させる伸長工程が実施される(ステップB22)。
その後、緩衝シート材2S′の内装端縁領域21S′,22S′と本体シート材10S′の外装端縁領域110S′,120S′とを熱圧着(貼合)する端縁貼合工程(貼合工程)が実施される(ステップB30)。
それから、底領域13S′の折線で本体シート材10S′を折って重ね合わせる複合製袋工程(製袋工程)が実施される(ステップB40)。
その後、通常の製袋工程と同様に、側縁14S′,15S′を貼り合わせる他の製袋工程が実施される(ステップB50)。
[3.作用および効果]
本実施形態は、上述のように構成されるため、以下のような作用および効果を得ることができる。
[3−1.包装袋]
まず、包装袋に関する作用および効果を述べる。
(1)予め伸張された緩衝部20,20′が本体袋10,10′の内側に配置されるため、伸長させることで緩衝代が出現するシート状の緩衝シート材2,2′に緩衝機能をもたせることができる。
(2)第一包装袋では、物品の挿抜方向に沿って延在する切れ込み部23aが設けられた緩衝シート材2が用いられるため、包装袋に出し入れされる物品の引っ掛かりが抑えられ、包装作業性やユーザビリティを向上させることができる。
(3)一方、第二包装袋では、物品の挿抜方向と交差する幅方向に沿って延在する切れ込み部23a′が設けられた緩衝シート材2′が用いられる。これにより、包装袋に出し入れされる物品が引っ掛かりやすいものの、第二包装袋に収容された物品の移動を規制することができる。これにより、物品の保護性を高めることができる。
(4)予め伸長させられた緩衝シート材2,2′が緩衝部20,20′として包装袋に設けられるため、平面状の材料シートを波打たせたり皺を寄せたりする収縮加工を施して製造される緩衝部が用いられる包装袋と比較して、材料の量を低減させてコストを抑えることができ、重量を抑えることもできる。
(5)そのほか、本体袋10,10′および緩衝部20,20′が何れも同種の材料から形成される場合には、使用後の包装袋の処理性を向上させることができる。たとえば、包装袋を再生利用(リサイクル)あるいは廃棄する際に、材料の種別ごとに分別する必要がなく、処理作業性を向上させることができる。本体袋10,10′および緩衝部20,20′が紙製(たとえばクラフト紙)であれば、古紙回収や可燃ごみに使用後の包装袋をそのまま出すことができる。
[3−2.製造方法]
つぎに、包装袋の製造方法に関する作用および効果を述べる。
ここで述べる作用および効果では、はじめに第一製法および第二製法に共通する概要を述べ、その後に各製法に特有の詳細を述べる。
〈概要〉
第二供給工程では、伸長工程で予め伸長させた内装原反20W,20W′や緩衝シート材2′を供給している。この第二供給工程で供給された内装原反20W,20W′や緩衝シート材2′は、第二供給工程で供給された外装原反11W,12Wや本体シート材10S′に対して貼合工程で貼り合わせられる。これにより、伸長させることで緩衝代が出現するシート状の内装原反20W,20W′や緩衝シート材2′を用いた包装袋を製造することができる。
〈第一製法の詳細〉
(1)第一製法では、第一繰出工程で繰り出された外装原反11W,12Wと第二繰出工程で繰り出された内装原反21W,22WとのそれぞれをCD方向に沿う裁断線Bで裁断することから、連続的に包装袋を製造することができ、製造効率を向上させることができる。
(2)この第一製法では、CD方向に沿って延びる切れ込み部23aの設けられた内装原反21W,22Wを繰り出し、内装原反21W,22WをMD方向に沿って伸長させるため、包装袋の連続的な製造に伸長工程を組み込むことができる。
(3)さらに、第一製法では、原反11W,12W,21W,22Wのそれぞれを並行して供給し、これらの原反11W,12W,21W,22Wを重ね合わせたうえで接合領域において貼り合わせる。そのため、部材を折り重ねる工程を省略することができ、包装袋の製造効率を高めることができる。
(4)そのうえ、第一製法では、原反11W,12W,21W,22Wが丁取裁断線Aで裁断されることにより、幅方向に並ぶ二丁の包装袋を同時に製造(二丁取り)することができる。この点からも、包装袋の製造効率を更に向上させることができる。
〈第二製法の詳細〉
(1)第二製法では、貼り合わせられたシート材2′,10S′を袋状に製袋するため、通常の製袋ラインに大幅な変更を加えることなく、緩衝シート材2S′の供給パートを増設するだけで、包装袋を製造することが可能となる。
(2)この第二製法では、緩衝シート材2S′のうち内装端縁領域21S′,22S′を本体シート材10S′に貼り合わせている。このような端縁貼合工程を実施した後は、通常の製袋方法と同様にして包装袋を製造することができる。すなわち、通常の製袋方法に端縁貼合工程を追加するだけで、包装袋を製造することができる。
また、緩衝シート材を全面的に本体シート材に貼り合わせる製法と比較して、熱圧着エリアが小さいため、熱圧処理に必要とされるエネルギーを抑えることができ、製造コストの低減に寄与しうる。
(3)そのほか、予め枚葉状に切り出された緩衝シート材2S′を供給することにより、緩衝シート材の繰出工程や裁断工程を省略することができ、設備コストの上昇を抑えることができる。
[4.その他]
最後に、本実施形態のその他の変形例について述べる。
[4−1.包装袋]
まず、包装袋に関する変形例を述べる。
切れ込み部は、挿抜方向や幅方向に延びる配向に限らず、種々の方向の延びる配向を採用することができる。ただし、内装原反あるいは緩衝シート材を伸長させる方向は、切れ込み部の延在方向に対して少なくとも交差する方向である。
本体袋には、フラップが設けられたマチ無しの封筒型に限らず、たとえば角底袋,ガセット袋,ピロー袋、スタンディングパウチといったさまざまな型式の袋を用いることができ、マチ付きの袋やフラップ無しの袋を用いてもよい。この場合には、さまざまな型式の袋に対応して形状の本体シート材が用いられる。
本体袋や緩衝部に使用可能な資材は、使用時に破損しない程度の強度を有するシート状の材料であれば、特に限定されるものではない。たとえば、上述した紙や板紙、不織布、プラスチックシートなどをシート材に使用することができる。また、これらを積層したもの(上述したようなラミネート材のほか、積層紙や段ボール紙など)もシート材に使用可能である。なかでも、紙や板紙は古紙を再生することが容易であるため、シート材に用いるのが好適である。特に、クラフト紙,クルパック紙,板紙は、強度が優れるため、シート材に用いるのが好ましい。なお、シート材には、耐水性や印刷適性の付与、強度の向上といった目的で片面あるいは両面に塗工層が設けられていてもよい。
[4−2.製造方法]
つぎに、包装袋の製造方法に関する変形例を述べる。
部材の貼合には、ラミネート層の溶融または軟化による貼合のほか、公知の粘着剤や接着剤(以下「接着剤」と略称する)による貼合を用いてもよい。この場合の接着剤は、噴霧器や刷毛による付与,印刷により付与,テープ状の付与といった種々の形態で付与される。なお、熱可塑性のラミネート加工は、外装原反に限らず、内装原反に施されていてもよい。
第一製法において、第一伸張方式に替えて第二伸長方式を用いてもよい。すなわち、第二供給工程に、切れ込み部の延在方向がMD方向に沿って配向された内装原反を繰り出す工程(第一配向繰出工程)と、この内装原反をCD方向に伸長する工程(第一伸張工程)とが含まれてもよい。この場合には、第一製法によって第二包装袋を製造することができる。
第一製法において、一枚もの(単層)の内装原反を繰り出し、この内装原反を折り重ねる工程(折重供給工程)を追加してもよく、一枚ものの内装原反をMD方向に沿う裁断線で裁断(幅方向に分割するようにスリット)して用いてもよい。一方、第一製法において、予め二層(複層)に折り重ねられた内装原反を繰り出す工程(複層並行供給工程)を採用することもできる。外装原反についても同様に、MD方向に沿う裁断線での裁断や二層に折り重ねられた資材を採用することができる。
第二製法における予め枚葉状に切り出された本体シート材や緩衝シート材の供給に替えて、第一製法のように帯状の外装材や内装材を繰り出し、繰り出された外装材や内装材を裁断して本体シート材や緩衝シート材を供給してもよい。
この場合の第二供給工程では、内装原反が繰り出される繰出工程(第二繰出工程)が実施され、この繰出工程で繰り出された内装原反が第一伸張手法あるいは第二伸長手法によって伸長させる伸長工程が実施される。そして、繰出工程で繰り出された内装原反がCD方向に沿う裁断線で裁断する裁断工程(第二裁断工程)が実施される。あるいは、繰出工程で繰り出された内装原反が伸長させることなく、裁断工程で裁断された枚葉状の緩衝シート材を伸長させる伸長工程が実施される。このような製法によれば、連続的に本体シート材を製造することができ、包装袋の製造効率を更に向上させることができる。
そのほか、包装袋の製造方法において、両面テープをはじめとしたグラシンテープやアラビア糊などの封緘接着部をフラップシート片に付加してもよい。封緘接着部にテープを用いる場合には、このテープを内装原反と同時に裁断することで、製造効率の向上に寄与しうる。
2 緩衝シート材(内装材)
9 開口
10 本体袋(外装体)
10S 本体シート材(外装材)
11 第一面部
11W 第一外装原反(第一外装材)
12 第二面部
12W 第二外装原反(第二外装材)
13 底部
13S 底領域
14,15 側部
14S,15S 側縁
20 緩衝部(内装体)
20W 内装原反
21W 第一内装原反(第一内装材)
22W 第二内装原反(第二内装材)
23a 切れ込み部
40 緩衝セル
A 丁取裁断線
B 裁断線(第一裁断線,第二裁断線)
1 スリッタ
2 カッタ

Claims (11)

  1. 開口をもつ袋状の外装体となる外装材を供給する第一供給工程と、
    所定方向に沿って延在する複数の切れ込み部が千鳥状に設けられ、前記外装体に内装される内装体となるシート状の内装材を前記所定方向と交差する方向に伸張する伸張工程を有し、前記内装材を供給する第二供給工程と、
    前記第一供給工程で供給された前記外装材と前記第二供給工程で供給された前記内装材とを貼り合わせる貼合工程と
    を含むことを特徴とする包装袋の製造方法。
  2. 前記第一供給工程は、帯状の前記外装材を繰り出す第一繰出工程と、前記第一繰出工程の繰出方向に交差する第一裁断線において前記第一繰出工程で繰り出された前記外装材を裁断する第一裁断工程と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載された包装袋の製造方法。
  3. 前記第二供給工程は、帯状の前記内装材を繰り出す第二繰出工程と、前記第二繰出工程の繰出方向に交差する第二裁断線において前記第二繰出工程で繰り出された前記内装材を切断する第二裁断工程と
    を含むことを特徴とする請求項1または2に記載された包装袋の製造方法。
  4. 前記第二繰出工程は、前記所定方向が繰出方向に沿って配向された前記内装材を繰り出す第一配向繰出工程を含み、
    前記伸張工程は、前記第一繰出工程で繰り出された前記内装材を前記繰出方向に交差する方向に伸張する第一伸張工程を含む
    ことを特徴とする請求項3に記載された包装袋の製造方法。
  5. 前記第二繰出工程は、前記所定方向が繰出方向に交差して配向された前記内装材を繰り出す第二配向繰出工程を含み、
    前記伸張工程は、前記第二配向繰出工程で繰り出された前記内装材を前記繰出方向に沿う方向に前記内装材を伸張する第二伸張工程を含む
    ことを特徴とする請求項3に記載された包装袋の製造方法。
  6. 前記第二供給工程は、前記内装材の一部をなす帯状の第一内装材と前記内装材の他部をなす帯状の第二内装材とのそれぞれを供給する第二並行供給工程を有し、
    前記伸張工程は、前記第二並行供給工程で供給された前記第一内装材および前記第二内装材のそれぞれを伸張させる並行伸張工程を有し、
    前記第一供給工程は、前記外装材の一部をなす帯状の第一外装材と前記外装材の他部をなす帯状の第二外装材とで前記並行伸張工程で伸張された前記第一内装材および前記第二内装材を間に挟んだ状態で、前記第一外装材および前記第二外装材のそれぞれを供給する第一並行供給工程を有し、
    前記貼合工程は、前記第一並行供給工程で供給された前記第一外装材および前記第二外装材のそれぞれにおいて、前記外装体が重ね合わせられた領域のうち前記開口に対応する領域を除く輪郭に沿う周縁に対応する接合領域において前記第一内装材および前記第二内装材を間に挟み込んで前記第一外装材および前記第二外装材を互いに貼り合わせる多重貼合工程を有する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載された包装袋の製造方法。
  7. 前記多重貼合工程で貼り合わせた前記第一外装材および前記第二外装材ならびに前記第一内装材および前記第二内装材からなる帯状の複合体を前記第一並行供給工程および前記第二並行供給工程の供給方向に沿って延びる丁取裁断線で裁断する丁取工程を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載された包装袋の製造方法。
  8. 前記第二並行供給工程は、折り重ねられて複層をなす状態で前記内装材を繰り出す複層並行供給工程を含む
    ことを特徴とする請求項6または7に記載された包装袋の製造方法。
  9. 前記第二並行供給工程は、単層をなす状態で前記内装材を繰り出す単層繰出工程と、前記単層繰出工程で繰り出された前記内装材を折り重ねる折重供給工程と
    を含むことを特徴とする請求項6または7に記載された包装袋の製造方法。
  10. 前記貼合工程で前記内装材と前記外装材とを貼り合わせた枚葉状の複合体を袋状に製袋する複合製袋工程を含む
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載された包装袋の製造方法。
  11. 前記貼合工程は、前記複合製袋工程で前記複合体が製袋される前に、前記第一供給工程で供給された前記外装材において前記開口の一側および他側のそれぞれに配置される外装端縁領域と前記第二供給工程で供給された前記内装材において前記開口の一側および他側のそれぞれに配置される内装端縁領域とを貼り合わせる端縁貼合工程を有する
    ことを特徴とする請求項10に記載された包装袋の製造方法。
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