JPH0637134Y2 - 断熱材固定用の止着部材 - Google Patents

断熱材固定用の止着部材

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JPH0637134Y2
JPH0637134Y2 JP9808388U JP9808388U JPH0637134Y2 JP H0637134 Y2 JPH0637134 Y2 JP H0637134Y2 JP 9808388 U JP9808388 U JP 9808388U JP 9808388 U JP9808388 U JP 9808388U JP H0637134 Y2 JPH0637134 Y2 JP H0637134Y2
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JP
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insulating material
heat insulating
pedestal
shaft portion
fastening member
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JP9808388U
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重俊 長谷川
芳春 原田
浩士 小島
晃 斉藤
和彦 木瀬
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、断熱材固定用の止着部材に係り、さらに詳し
くは、作業性がよく、かつ、安全にその取り付け作業を
行なうことができる断熱材固定用の止着部材に関する。
[従来の技術] 近時、省エネルギー化を達成する一環として、建築物に
おける壁部や、床部、天井部などの部位に断熱材を配設
する例が多くなってきている。
第5図と第6図とは、壁面や床面等の相手部材に断熱材
を取り付けるために従来から用いられてきている断熱材
固定用の止着部材の構成例を示すものである。
このうち、第5図に示すものは、壁面等の相手部材に接
着固定される台座部31と、この台座部31にその基端部を
固着して立設されている軸部41とからなり、この軸部41
の先端部には、予め嵌合用の段部42を配設するなどし
て、軸部41を介して装着させた断熱材を固定するための
蓋材(図示せず)の嵌合係止を可能に形成されている。
また、第6図に示すものは、台座部31と、この台座部31
に対しピン状に立設させた軸部41とからなり、この軸部
41の先端部には、断熱材の挿通と、挿通後にこれを固定
させるために用いられる蓋材(図示せず)の挿通止着を
容易化するための先鋭部43が形成されている。
なお、台座部31に穿設されている小孔32は、接着剤の乾
燥を促進するための通気用孔を示す。
かくして、上記従来例によれば、そのいずれもが台座部
31と軸部41とが当初より一体的に形成されていることか
ら、その取付けは、まず、台座部31を接着剤を介して壁
面等の相手部材に接着固定し、しかる後、断熱材を軸部
41に挿通支持させた後、この軸部41の先端部に蓋材を装
着することで断熱材を保持させることで行なわれるもの
であった。
[考案の解決しようとする課題] しかし、現場で作業を行なうときは、台座部31を接着剤
を介して壁面等の相手部材に接着固定しなければならな
いため、接着剤を乾燥させて所定の強度を発現させるま
での間、これを放置しておく必要があった。
このため、その間は、断熱材の取付け作業を中断して待
たなければならず、作業性を低下させる一因となってい
た。また、接着剤を乾燥させるため放置している間は、
台座部31に立設させた軸部41が壁面等の相手部材から直
角方向へと突出することになり、例えば軸部41が第6図
のようなピン状のものであるときは、その先鋭部43に作
業者が誤って触れてしまい怪我をするなどの危険性もあ
った。
さらには、工場において相手部材に予め台座部31を接着
固定しておくことにより、接着剤の乾燥を待つという非
能率さを改善し、作業性の向上を図ろうとしても、台座
部31に一体となって固着されている軸部41の存在が余計
なスペースをとる結果となり、運搬時における運送効率
を低下させ、しかも、その際に突起物としての軸部41が
破損されやすいなどという不都合もあった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記従来技術にみられた課題に鑑みてなされ
たものであり、その構成上の特徴は、止め材による相手
部材への固定を可能にして形成された台座部と、この台
座部に対しその基端部を介しての着脱を可能にして形成
された軸部と、この軸部における先端部に対する着脱を
可能にして形成された蓋部とで形成したことにある。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は、本考案に係る断熱材固定用の止着部材を用い
て壁面等の相手部材22に対する断熱材21の止着状態の一
例を示したものである。
すなわち、グラスウールやロックウール等の無機質繊維
系の素材を用いて形成された断熱材21を壁面や床面、天
井面等の相手部材22に対し取着固定するために用いられ
る止着部材は、壁面等の相手部材22の側に位置させる台
座部1と、この台座部1に対しその一端部を介して着脱
可能に取り付けられる軸部11と、この軸部11の他端部に
着脱可能に取り付けられる蓋部15とで構成されており、
それぞれは、塩化ビニル、ABS、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の合成樹脂からなる成型品を用いるのが好ま
しいが、必ずしもこれらに限定されるものではなく、必
要により金属を用いて形成したものなどであってもよ
く、また、それぞれが同一の材質を用いて形成したもの
のみで構成する必要はなく、適宜組み合わせて構成した
ものを用いることもできる。
このような構成からなる止着部材の構成部片のうち、台
座部1は、その略中央部に前記軸部11の一端部の外径よ
りやや小さな内径を有して嵌合係止可能とした穴部2、
例えば第3図に示すようにその挿入は許し、抜脱は阻止
するように突出させた段部4をその内周壁面3に有する
穴部2を設けておくほか、壁面等の相手部材22に取着す
る際に用いられる釘や鋲などの止め材19を挿通するため
の通孔5を予め穿設しておくこともできる。また、形状
については、第2図のようにその平面形状が略十文字形
状を呈するもののほか、第4図に示すように円形形状を
呈するものや、四角形形状を呈するものなど、適宜の形
状のものを用いることができる。なお、平面形状が略十
文字形状を呈する台座部1を用いる場合は、それぞれの
部片の幅wをタッカーやステップルの内寸法よりやや狭
幅にして形成しておくならば、前記部片に架設するよう
にして止着することができ、その作業性の向上を図るう
えから好ましい。
一方、台座部1に設けた前記穴部2にその一端部が着脱
可能に嵌合係止される軸部11は、前記断熱材21に対し現
場にて下孔なしに貫通することができる程度の外径、例
えば、1〜10mm程度の外径を有して形成されている。ま
た、この軸部11は、既に述べたように台座部1に設けた
前記穴部2に嵌合係止可能に形成する必要があることか
ら、この穴部2に設けられている段部4との関係で挿入
は円滑に、抜脱は困難にすることができるように対応さ
せた形状を有する段部12が少なくともその一端部に、好
ましくは両端部に形成してあるものを用いるのが望まし
い。なお、軸部11の長さについては、用いられる断熱材
21の厚さとの関係で適宜選定することができ、例えば、
固定しようとしている断熱材21の厚さとほぼ等しい長さ
を有するものを用いることが好ましい。
また、このようにして形成されている軸部11にあって、
前記台座部1と嵌合係止される側とは反対の側に位置す
る端部側において断熱材21の脱落を防止すべく配設され
る蓋材15は、断熱材21を壁面等の相手部材22方向に支持
することができる形状のものであれば適宜の形状のもの
を用いることができ、その大きさについても、例えば、
直径が約15mm以上の円形のものや、一辺が約15mm以上の
四角形のものなどを適宜使用することができる。このよ
うな規格形状で形成される蓋部15の略中央部には、軸部
11の他端部に対しこれを固定することができるように穴
部16を形成しておくことが好ましい。
なお、軸部11の両端部にそれぞれ同じ構造の嵌合用の段
部12,13を形成してあるときは、蓋部15における前記穴
部16の内周壁面17に台座部1の前記穴部2と同一の構造
の嵌合用の段部18を設けてあるものを用いるならば、作
業をより迅速に行なうことができる。また、この場合に
おいては、蓋部15に代えて前記台座部1を流用すること
もできる。
本考案は、このようにして構成されているので、壁面等
の相手部材22に断熱材21を取り付けようとするときは、
まず、台座部1のみを工場等において予め接着剤や釘等
の止め材19を用いて前記相手部材22に固定しておく。
ついで、現場にて、軸部11をその一端部を介して前記台
座部1の穴部2に圧入し、これを嵌着して固定支持させ
る。
しかる後、前記軸部11に対しその先端側から段断熱材21
を押し込み、この断熱材21の表出面から露出させた軸部
11の他端部に対し蓋材15を固定することで断熱材21を脱
落しないように壁面等の相手部材22に取り付けることが
できる。
この場合、台座部1は、接着剤を用いることなく、予め
設けてある通孔5を介することで釘等の止め材19を打ち
付けることで相手部材22に固定することもでき、例え
ば、接着剤の乾燥を待つなどの必要をなくして作業時間
の短縮を図ることができる。
また、別体として形成されている軸部11の台座部1への
固定は、予め設けてある穴部2に軸部11の一端部に設け
てある段部12を圧入することで、直ちに前記穴部2の内
周壁面3に設けてある段部4と嵌合係止させることがで
きる。したがって、工場において台座部1のみを相手部
材22に予め固定しておき、現場に搬入した後、比較的危
険で、かつ、破損しやすい軸部11をその取り付けが必要
な際に初めて固定することができ、運送時におけるスペ
ース的な無駄と、現場における危険性を極力少なくする
ことができる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、台座部の壁面等の相
手部材に対する固定は、接着剤により行なうほか、釘等
の止め材により行なうなど、必要に応じてそのいずれか
の方式を適宜選択することができるので、現場における
具体的な作業状況や作業環境に柔軟に対応させてその作
業を進めることを可能とすることでその作業性の向上を
図ることができ、しかも、台座部と軸部とを別体として
形成してあるので、台座部に対する軸部の固定は、断熱
材を相手部材に固定しようとする時点で行なえばよく、
したがって、作業時における危険要因を減少させる一助
とすることができるのみならず、工場から現場に搬送す
る際の運搬効率の向上に寄与させることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る断熱材固定用の止着部材を用い
た場合の相手部材に対する断熱材の止着構造の一例を示
す要部断面図、第2図は、本考案に係る断熱材取付用の
止着部材の構成例を示す分解斜視図、第3図は、第2図
の縦断面図、第4図は、前記止着部材における台座部の
他の実施例を示す斜視図、第5図と第6図とは、止着部
材の従来例を示す斜視図である。 1……台座部、2……穴部、 3……内周壁面、4……段部、 5……通孔、11……軸部、 12,13……段部、15……蓋部、 16……穴部、17……内周壁面、 18……段部、19……止め材、 21……断熱材、22……相手部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉藤 晃 東京都渋谷区代々木1―36―1 フクビ化 学工業株式会社東京支店内 (72)考案者 木瀬 和彦 東京都渋谷区代々木1―36―1 フクビ化 学工業株式会社東京支店内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】止め材による相手部材への固定を可能にし
    て形成された台座部と、この台座部に対しその基端部を
    介しての着脱を可能にして形成された軸部と、この軸部
    における先端部に対する着脱を可能にして形成された蓋
    部とで形成したことを特徴とする断熱材固定用の止着部
    材。
JP9808388U 1988-07-25 1988-07-25 断熱材固定用の止着部材 Expired - Lifetime JPH0637134Y2 (ja)

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JP9808388U JPH0637134Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 断熱材固定用の止着部材

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JP9808388U JPH0637134Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 断熱材固定用の止着部材

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JPH0218908U JPH0218908U (ja) 1990-02-08
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JP9808388U Expired - Lifetime JPH0637134Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 断熱材固定用の止着部材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989003262A1 (en) * 1987-10-12 1989-04-20 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Dies changing method for presses

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WO1989003262A1 (en) * 1987-10-12 1989-04-20 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Dies changing method for presses

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