JP5406791B2 - 機能性被覆材固定金具 - Google Patents

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本発明は、壁面に貼り付け固定するための壁面取付用金属板を設け、前記壁面取付用金属板の板面から遠ざかる方向に先端側を突設させて機能性被覆材を突き刺し自在な金属ピンを、前記壁面取付用金属板に取り付けてある機能性被覆材固定金具に関する。
従来の前記機能性被覆材固定金具は、図5に示すように、前記金属ピンを前記壁面取付用金属板に垂直に立てた状態でその基端部を溶接により前記壁面取付用金属板に固定してあった(従来から広く使用されているものであるが、該当する適切な公知文献が見当たらない)。
上述した従来の機能性被覆材固定金具は、機能性被覆材を取り付けるまでに、壁面に前記壁面取付用金属板を接着剤で貼り付けておく、しかも、多数の機能性被覆材固定金具を取り付けておかなければならず、施工中において、壁面から多数の金属ピンが突設した状態では危険なために、一般的には、機能性被覆材を取り付ける前においては、多数本突設する金属ピンを、夫々折り曲げて倒しておき、機能性被覆材の取付時にその金属ピンを曲げ起こして立たせるという作業を行っている。
しかし、金属ピンの基端部は溶接により壁面取付板に固定されているために、その基端部は、溶接による高温の熱により材質劣化が発生しやすく、金属ピンの折り曲げ時や曲げ起こし操作時に、前記基端部が金属疲労により折れやすいという問題があった。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、壁面への取付施工を、手間を掛けずに安全性を確保して行えると共に、機能性被覆材の取付時においても、耐久性を発揮できる固定金具を提供するところにある。
本発明の第1の特徴構成は、壁面に貼り付け固定するための壁面取付用金属板を設け、前記壁面取付用金属板の板面から遠ざかる方向に先端側を突設させて機能性被覆材を突き刺し自在な金属ピンを、前記壁面取付用金属板に取り付けてある機能性被覆材固定金具であって、前記壁面取付用金属板の板面に前記金属ピンを沿わせた状態で係止する係止部を、前記壁面取付用金属板に設け、前記係止部に係止した金属ピンを外れ止め可能に保持する保持部を、前記係止部よりも前記金属ピンの基端側に設けてあるところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、壁面に壁面取付用金属板を貼り付け固定すると、係止部によって、金属ピンが壁面取付用金属板の板面に沿った状態で係止されているために、機能性被覆材を取り付けるまでは、金属ピンが壁面から突出した状態になることはなく、そのために、特に金属ピンを折り曲げるなどの操作をせずとも、施工者に対する安全性を、手間を掛けずに確保できる。
また、壁面取付用金属板と金属ピンとは、夫々の面及び延設方向が互いに沿っているために、運搬時に嵩張る事が無く、梱包容積の縮小化が可能になる。
その上、機能性被覆材の取付時には、金属ピンを壁面取付用金属板から突出状態にすべく、曲げ起こさなければならないけれども、金属ピンを抜けとめ可能に保持する保持部が、係止部よりも金属ピンの基端側に設けてあるために、例え、保持部が溶接により金属ピンを保持していたとしても、折り曲げられる箇所は、保持部から遠ざかった係止部よりも更に先端側になるために、材質劣化が無く強度を高く維持した状態の金属ピンにより、機能性被覆材を保持できる。
本発明の第2の特徴構成は、前記金属ピンの基端側を、前記壁面取付用金属板に溶接して前記保持部を構成してあるところにある。
本発明の第2の特徴構成によれば、保持部で溶接により金属ピンの基端側が保持されるために、金属ピンは強固に壁面取付用金属板に固定され、しかも、金属ピンを折り曲げて突設状態に起こすときには、その折り曲げ変形力は、保持部から遠ざかった係止部の近傍に作用する。
そのために、溶接による材質劣化の悪影響を受けずに強固に壁面取付用金属板と金属ピンとが一体となったものを提供できる。
本発明の第3の特徴構成は、前記金属ピンの基端側を、前記係止部に対する外れ方向と交差する方向に折り曲げた外れ阻止部を形成して前記保持部を構成してあるところにある。
本発明の第3の特徴構成によれば、係止部に対する外れ方向と交差する方向に折り曲げた外れ阻止部を金属ピンに形成するだけで、金属ピンは、保持部として壁面取付用金属板に保持されるので、輸送時には壁面取付用金属板と金属ピンを別々にした状態で梱包して更にコンパクトにでき、施工現場で金属ピンを係止部に係止させるだけで、壁面取付用金属板と金属ピンは一体に組付けでき、施工性を簡単に向上できる。
しかも、壁面取付用金属板と金属ピンは、溶接により一体化させなくとも保持できるために、高温加熱による品質の劣化の心配が無い。
施工状態の全体斜視図である。 施工状態の一部縦断面図である。 壁面への取付状態の斜視図を示し、(a)は取り付け直後の状態、(b)は金属ピンを曲げ起こした状態を表す。 別実施形態の壁面への取付状態の斜視図を示し、(a)は取り付け直後の状態、(b)は金属ピンを曲げ起こした状態を表す。 従来技術の全体斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
〔第1実施形態〕
本発明の第1の機能性被覆材固定金具は、図1〜図3に示すように、低温タンクの壁面1や、風煙道をはじめとする高温の壁面1に、接着剤などで貼り付け固定するためのステンレス鋼(SUS304)からなる壁面取付用金属板2を設け、壁面取付用金属板2の板面から遠ざかる方向に先端側を突設させてグラスウール保温材からなる機能性被覆材3を突き刺し自在な金属ピン4を、壁面取付用金属板2に取り付けてある。
壁面取付用金属板2の板面に金属ピン4を沿わせた状態で係止する係止部5を、壁面取付用金属板2に設け、係止部5に係止した金属ピン4を抜け止め可能にスポット溶接により壁面取付用金属板2に溶着して保持する保持部6を、係止部5よりも金属ピン4の基端側に設けてある。
前記係止部5は、壁面取付用金属板2をプレス加工により板面から膨出させ、その膨出部に金属ピン4の基端部が挿通する孔7を形成して、金属ピン4が係止するように構成してある。
前記機能性被覆材固定金具の取り付け施工について説明する。
1. 低温タンク内槽の側板からなる壁面表面の汚れ、湿分等をウェスで拭き取り、壁面取付用金属板2の裏面にウレタン系接着剤8を塗布して、壁面1に貼り付ける。尚、このとき粘着テープで仮固定する(図2、図3(a))。
2. グラスウール保温材からなる機能性被覆材3を取り付ける前に、金属ピン4の先端側を折り曲げて起こし、壁面取付用金属板2から垂直に突出するようにする(図3(b))。
3. 機能性被覆材3を、壁面1に近接させて、その壁面1から突出した金属ピン4に突き刺す(図1、図2)。
4. 機能性被覆材3から貫通した金属ピン4の先端に、中央にH形の切欠き部分等を設けた円盤状の板状部材からなるスピードワッシャ9を押付け、切欠き部分を変形させながら挿通させる。このときの変形した切欠き部分が、スピードワッシャ9の抜け止め機能を発揮し、機能性被覆材3が固定される。
〔第2実施形態〕
本発明の第2の機能性被覆材固定金具は、図4に示すように、低温タンクの壁面1や、風煙道をはじめとする高温の壁面1に、接着剤などで貼り付け固定するためのステンレス鋼(SUS304)からなる壁面取付用金属板2を設け、壁面取付用金属板2の板面から遠ざかる方向に先端側を突設させてグラスウール保温材からなる機能性被覆材3を突き刺し自在な金属ピン4を、壁面取付用金属板2に取り付けてある。
壁面取付用金属板2の板面に金属ピン4を沿わせた状態で係止する係止部5を、壁面取付用金属板2に設け、係止部5よりも金属ピン4の基端側を、係止部5に対する抜け方向と交差する方向に折り曲げた外れ阻止部10を形成して、係止部5に係止した金属ピン4を抜け止め可能に保持する保持部6を構成してある。
従って、金属ピン4は、係止部5に対して挿脱自在になっており、施工現場で壁面取付用金属板2に取付できるように成っている。
尚、金属ピン4は、係止部5に対して挿脱自在にする必要が無ければ、外れ阻止部10を、壁面取付用金属板2に溶接により一体化しても良い。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 前記機能性被覆材3は、ロックウールやグラスウール等から成る断熱マットの例を示したが、その断熱マット以外に、遮音性や吸音性のある防音材であってもよい。
〈2〉 前記壁面取付用金属板2は、壁面1に対して接着剤で貼り付ける以外に、溶接で貼り付けるものであってもよい。
〈3〉 前記金属ピン4を壁面取付用金属板2に溶接により保持して保持部6を形成するのに、スポット溶接以外に、肉盛溶接により保持してあってもよい。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
1 壁面
2 壁面取付用金属板
3 機能性被覆材
4 金属ピン
5 係止部
6 保持部

Claims (3)

  1. 壁面に貼り付け固定するための壁面取付用金属板を設け、
    前記壁面取付用金属板の板面から遠ざかる方向に先端側を突設させて機能性被覆材を突き刺し自在な金属ピンを、前記壁面取付用金属板に取り付けてある機能性被覆材固定金具であって、
    前記壁面取付用金属板の板面に前記金属ピンを沿わせた状態で係止する係止部を、前記壁面取付用金属板に設け、
    前記係止部に係止した金属ピンを外れ止め可能に保持する保持部を、前記係止部よりも前記金属ピンの基端側に設けてある機能性被覆材固定金具。
  2. 前記金属ピンの基端側を、前記壁面取付用金属板に溶接して前記保持部を構成してある請求項1に記載の機能性被覆材固定金具。
  3. 前記金属ピンの基端側を、前記係止部に対する外れ方向と交差する方向に折り曲げた外れ阻止部を形成して前記保持部を構成してある請求項1に記載の機能性被覆材固定金具。
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