JP3611647B2 - バルコニーの防水パンの固定構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルコニーの防水パンの固定構造に係り、特に、取付作業の容易なバルコニーの防水パンの固定構造に関する。
【0002】
【背景技術】
一般に、住宅の外壁面にバルコニーをブラケットを用いて形成する場合には、図3に示すように、先ず、住宅の壁面22に複数のブラケット23を突設させ、このブラケット23上に、ブラケット23と直交するように、所定間隔を置いて複数の根太24を配置して固定し、これらの根太24の上に合板25を介して防水パン26を敷設すると共に、上記ブラケット23の先端部に、手摺パネル材27を、ブラケット23を略垂直に固定する。
【0003】
そして、図4及び図5に示すように、上記防水パン26の周縁部においてドリルにより複数の固定用の孔部28を開設し、防水パン26の住宅内方側においては住宅の躯体29へ、防水パン26の住宅外方側においては手摺パネル材27へ、スクリュー釘30を上記孔部28へネジ込み固定するように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成された従来のバルコニーの防水パンの固定構造にあっては、上述のように、根太24の上に合板25を介して防水パン26を敷設した後、防水パン26の周縁部にドリルにより複数の固定用の孔部28を開設し、スクリュー釘30により躯体29及び手摺パネル材27に固定するように構成されていたため、施工現場における防水パンの固定作業が煩雑である、という不具合が存していた。
【0005】
このような観点から、本件特許出願人は、以上のような課題を解決するための技術を、日本特許情報機構(JAPIO)の先行技術調査(パトリス)の利用により。以下の検索式で昭和55年以降の特許出願及び実用新案登録出願を調査した。
検索式 : E04B01/00.501N
その結果、特許出願28件、実用新案登録出願206件を抽出した。
【0006】
その結果、実公平7−38482号の従来技術において、関連する技術を発見したが、この技術はベランダのデッキを根太に固定するための技術であって、本件におけるような、防水パンを壁面に固定されたブラケットに固定するための技術ではない。
そこで、本発明の技術的課題は、住宅のバルコニーを形成する際に、防水パンのブラケットへの固定作業を容易かつ迅速に行うことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような技術的課題解決のため、本発明にあっては、住宅のバルコニー床部を形成する防水パン10を、住宅の壁面22に突設されたブラケット13に固定するバルコニーの防水パンの固定構造であって、防水パン10の裏面側には、ブラケット13側に連結部材18を介して固定するための係合部としての突部(支持突部11)が突出して設けられ、この突部11には、上記連結部材18の一端部が係止される孔部12が開設されると共に、ブラケット13の側面部には、上記突部11との間を上記連結部材18により固定されることにより、防水パン10をブラケット13へ固定する固定片14が設けられ、この固定片14には、上記連結部材18の他端部が係止される孔部17が開設されており、連結部材18は、全体略棒状に形成されたフック部材19と、ナット20とからなり、上記フック部材19は、一端部は折曲形成されて係止部21が形成されると共に他端部には上記スクリュー部31が形成され、上記フック部材19は、上記ブラケット13上に防水パン10が載置された場合における上記突部11と固定片14との間の間隔寸法よりも大きく形成されており、上記ブラケット13上に防水パン10が載置された場合において、上記突部11側の孔部12に上記フック部材19の係止部21を係止すると共に、固定片14側の孔部17内に上記スクリュー部31を挿通させてナット20により締め付け固定するように構成されていることを特徴とする。
【0008】
従って、本発明にあっては、以下のような作用を有する。
即ち、本発明によれば、バルコニーの防水パン10をブラケット13へ固定する場合には、防水パン10の係合部として裏面側に突出して設けた突部11に開設した孔部12に連結部材18の一端部を係止して、防水パン10をブラケット13上に載置し、上記連結部材18の他端部をブラケット13の側面部に設けた固定片14に開設した孔部17に固定することにより、防水パン10をブラケット13へ固定する。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
ここで、上記のようにフック部材19は、上記ブラケット13上に防水パン10が載置された場合における上記突部11と固定片14との間の間隔寸法よりも大きく形成されているから、上記ブラケット13上に防水パン10が載置した場合において、上記突部11側の孔部12に上記フック部材19の係止部21を係止すると共に、固定片14側の孔部17内に上記スクリュー部31を挿通させてナット20により締め付け固定することにより、防水パン10をブラケット13へ固定することができるのである。
【0013】
その結果、本発明にあっては、住宅のバルコニーを形成する際に、防水パン10のブラケット13への固定作業を容易かつ迅速に行うことができる、という効果を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本発明に係るバルコニーの防水パンの固定構造を詳細に説明する。なお、従来と同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
図1に示すように、本実施の形態に係るバルコニーの防水パンの固定構造にあっては、防水パン10の裏面側に、係合部として複数の支持突部11が設けられている。
【0015】
この支持突部11は、防水パン10の長さ方向に沿って設けられた突条として形成され、幅方向に所定間隔をおいて複数設けられ、防水パン10がブラケット13上に載置された場合には、ブラケット13に当接して支持部として機能するように構成されている。これらの支持突部11には長さ方向に沿って一定間隔をおいて複数の孔部12が開設されている。
【0016】
一方、ブラケット13の側面部には、側面L字状に形成された二つの固定片14が設けられている。本実施の形態にあっては、これらの一方の固定片14aは、防水パン10の幅方向一端部32と支持突部11aとの間の間隔寸法と同一の間隔寸法分ブラケット13の基端部34から離間した部位に設けられると共に、他方の固定片14bは、防水パン10の幅方向他端部33と、外方から内方に向かって2本目の支持突部11bとの間の間隔寸法分ブラケット13の先端部35から離間した部位に設けられている。
【0017】
これらの固定片14a,14bは、ブラケット13へ適宜手段により固定される取付片部15と、取付片部15に直角に連設された係止片部16とからなり、係止片部16には孔部17が開設されている。そして、上記防水パン10とブラケット13との間は、連結部材18により固定される。
【0018】
この連結部材18は、本実施の形態にあっては、全体略L字状に形成されたフック部材19とナット20とからなる。上記フック部材19の一端部は折曲形成されて係止部21が形成されると共に他端部にはスクリュー部31が形成されている。
そして、上記フック部材19は、上記ブラケット13上に防水パン10が載置された場合の、支持突部11と上記固定片14の係止片部16との間の間隔寸法よりも大きく形成され、上記ブラケット13上に防水パン10が載置された場合には、上記支持突部11の孔部12にフック部材19の係止部21を係止すると共に、固定片14の係止片部16に開設された孔部17内に上記スクリュー部31を挿通しうるように構成されている。
【0019】
以下、本実施の形態に係るバルコニーの防水パンの固定構造の作用を説明する。
本実施の形態に係るバルコニーの防水パンの固定構造を用いてバルコニーの防水パン10をブラケット13へ固定する場合には、防水パン10の支持突部11a,11bの孔部12に連結部材18を構成するフック部材19の係止部21を、夫々係止させた状態で、防水パン10をブラケット13上に載置する。
【0020】
そして、上記フック部材19,19のスクリュー部31を、上記係止突部11aに対応する固定片14a及び、上記係止突部11bに対応する固定片14bの孔部17,17に、夫々、挿通させる。その後、これらフック部材19のスクリュー部31に、夫々、ナット20をはめ込み、ナット20を締め込んでフック部材19を固定片14へ固定する。
【0021】
従って、フック部材19及びナット20からなる連結部材18により防水パン10はブラケット13へ固定されるものである。
従って、本実施の形態に係るバルコニーの防水パンの固定構造にあっては、防水パン10のブラケット13への載置と略同時に固定作業を行うことができ、従来のように、防水パン10をブラケット13へ載置した後、ドリルにより防水パン10の周縁部に固定孔を開設する必要がなく、防水パン10のブラケット13への固定作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【0022】
なお、本実施の形態にあっては、防水パン10の裏面に設けられた複数の係合部11が、防水パン10の裏面側へ突出して設けられた支持突部により形成されている場合を例に説明したが、上記実施の形態に限定されず、上記係合部11が支持突部とは別個に防水パン10に設けられていてもよい。
また、上記固定片14が取付片部15と係止片部16とを有し、ブラケット13の側面部に取り付けられている場合を例に説明したが、固定片の形状に関しては上記実施の形態に限定されない。
【0023】
更に、フック部材19の具体的形状に関しても上記実施の形態には限定されない。
【0024】
【発明の効果】
本発明にあっては、住宅のバルコニーを形成する際に、防水パンのブラケットへの固定作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバルコニーの防水パンの固定構造を示す断面図であって、防水パンをブラケットに固定する状態を示す図である。
【図2】本発明に係るバルコニーの防水パンの固定構造を示す断面図であって、防水パンをブラケットに固定した状態を示す図である。
【図3】従来のバルコニーの防水パンの固定構造を示す断面図である。
【図4】従来のバルコニーの防水パンの手摺パネル側における固定状態を示す斜視図である。
【図5】従来のバルコニーの防水パンの住宅躯体側における固定状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…防水パン、11…支持突部(係合部)、12…孔部、13…ブラケット、14…固定片、15…取付片部、16…係止片部、17…孔部、18…連結部材、19…フック部材、20…ナット、21…係止部、22…壁面、23…ブラケット、24…根太、25…合板、26…防水パン、27…手摺パネル材、28…孔部、29…躯体、30…スクリュー釘、31…スクリュー部、32…幅方向一端部、33…幅方向他端部、34…基端部、35…先端部。

Claims (1)

  1. 住宅のバルコニー床部を形成する防水パンを、住宅の壁面に突設されたブラケットに固定するバルコニーの防水パンの固定構造であって、
    前記防水パンの裏面側には、前記ブラケット側に連結部材を介して固定するための係合部としての突部が突出して設けられ、この突部には、上記連結部材の一端部が係止される孔部が開設されると共に、
    前記ブラケットの側面部には、上記突部との間を上記連結部材により固定されることにより、防水パンをブラケットへ固定する固定片が設けられ、この固定片には、上記連結部材の他端部が係止される孔部が開設されており、
    前記連結部材は、全体略棒状に形成されたフック部材と、ナットとからなり、
    上記フック部材は、一端部は折曲形成されて係止部が形成されると共に他端部には上記スクリュー部が形成され、
    上記フック部材は、上記ブラケット上に防水パンが載置された場合における上記突部と固定片との間の間隔寸法よりも大きく形成されており、
    上記ブラケット上に防水パンが載置された場合において、上記突部側の孔部に上記フック部材の係止部を係止すると共に、固定片側の孔部内に上記スクリュー部を挿通させてナットにより締め付け固定するように構成されていることを特徴とするバルコニーの防水パンの固定構造。
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